JP2000016247A - 車両用乗員拘束保護装置 - Google Patents

車両用乗員拘束保護装置

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JP2000016247A
JP2000016247A JP10202873A JP20287398A JP2000016247A JP 2000016247 A JP2000016247 A JP 2000016247A JP 10202873 A JP10202873 A JP 10202873A JP 20287398 A JP20287398 A JP 20287398A JP 2000016247 A JP2000016247 A JP 2000016247A
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vehicle
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mpu
occupant
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幸則 緑川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員を適切に拘束し、保護することができる
車両用乗員拘束保護装置を提供する。 【解決手段】 車速検出部17より入力された車速vに
応じた信号から車速vが所定値v1(例えば10km/
h)より大きいか否かを判別し(ステップS16)、車
速vが所定値v1以下の場合には、シートベルトを巻き
取り限界まで巻き取り、その後乗員に所定の弛みを与え
るシートベルト弛み付与制御を行わなず、車速vが所定
値v1より大きい場合に、シートベルト弛み付与制御を
行う(ステップS13、ステップS131〜ステップS
134)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
装備される車両用乗員拘束保護装置に関し、特に、乗員
を保護するためのシートベルトの巻き取り及び引き出し
を行う電動リトラクタを用いた車両用乗員拘束保護装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】乗員を保護するためのシートベルトの巻
き取り及び引き出しを行う電動リトラクタを用いた車両
用乗員拘束保護装置として、シートベルト装着中に乗員
によりシートベルトが引き出され、該引き出しの完了後
にシートベルトを巻き取り限界まで巻き取らせ、その後
乗員に所定の弛みを与えるため、所定時間シートベルト
の引き出し側にモータを駆動させるように構成した車両
用乗員拘束保護装置は、従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用乗員拘束保護装置では、例えば駐車のために
乗員が後方を見渡した時に体が動き、シートベルトが引
き出された時にも、この引き出しの完了後にシートベル
トが巻き取り限界まで巻き取られるため、乗員に違和感
が生じることがあった。
【0004】さらに、上記乗員の体が運転する正規の状
態にないとき、即ち、正面を向いている状態にないとき
にシートベルトが巻き取り限界まで巻き取られ、これを
基点にして乗員に所定の弛みが与えられるため、好まし
くない弛みを与えるおそれがあった。
【0005】本発明は、上記点に着目してなされたもの
であり、乗員を適切に拘束し、保護することができる車
両用乗員拘束保護装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の車両用乗員拘束保護装置は、モータの駆
動力によりリールシャフトを正転させシートベルトの巻
き取りを行うとともに前記リールシャフトを反転させシ
ートベルトの引き出しを行う電動リトラクタと、前記シ
ートベルトの装着を検出するシートベルト装着検出手段
と、前記シートベルトの引き出しの完了を検出する引き
出し完了検出手段と、自車両の速度を検出する車速検出
手段とを備えた車両用乗員拘束保護装置において、前記
シートベルト装着検出手段により前記シートベルトの装
着が検出された後、前記シートベルトが引き出され、前
記引き出し完了検出手段により当該シートベルトの引き
出しの完了が検出されたときに、前記車速検出手段によ
り検出された自車両の速度に応じて、前記モータの駆動
を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
【0007】本発明の構成によれば、シートベルト装着
検出手段によりシートベルトの装着が検出された後、前
記シートベルトが引き出され、前記引き出し完了検出手
段により当該シートベルトの引き出しの完了が検出され
たときに、車速検出手段により検出された自車両の速度
に応じて、モータの駆動が制御されるので、モータの駆
動の制御を介してシートベルトの巻き取り又は引き出し
が制御され、乗員を適切に拘束し、保護することができ
る。
【0008】前記制御手段は、前記車速検出手段により
検出された自車両の速度が所定値より遅い場合には、前
記リールシャフトを正転させないように前記モータの駆
動を制御してもよい。
【0009】この構成によれば、例えば駐車のために車
両をゆっくりバックさせている時にリールシャフトが正
転しないので、乗員が後方を見渡している最中にシート
ベルトが巻き取り限界まで巻き取られることがなくな
り、乗員を適切に拘束し、保護することができる。
【0010】前記制御手段は、前記車速検出手段により
検出された自車両の速度が所定値より速い場合には、前
記リールシャフトを正転させるように前記モータの駆動
を制御してもよい。
【0011】この構成によれば、自車両の速度が所定値
より速い場合には、リールシャフトが正転し、シートベ
ルトが巻き取られるため、乗員を適切に拘束し、保護す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態に係る車両用
乗員拘束保護装置が備えている電動リトラクタ100の
構成を示す図である。
【0014】電動リトラクタ100はフレーム1を備え
ている。このフレーム1にはシートベルトを巻き取るリ
ールシャフト3が回転自在に設置され、車両に所定の減
速度が作用したとき又はシートベルトが所定の加速度で
引き出されたときにシートベルトの引き出しをロックす
る公知のシートベルトロック機構2が固定されている。
【0015】次いで、リールシャフト3の中心軸3aは
リールシャフト用プーリ5の中心軸に連結されており、
このリールシャフト用プーリ5は動力伝達ベルト7を介
して直流モータ用プーリ6に連結している。
【0016】リールシャフト用プーリ5及び直流モータ
用プーリ6の外周にはそれぞれ所定数の外歯が形成さ
れ、また動力伝達ベルト7の内周にも所定数の内歯が形
成されており、リールシャフト用プーリ5及び直流モー
タ用プーリ6の外歯と動力伝達ベルト7の内歯とは過不
足なくかみ合っている。
【0017】直流モータ用プーリ6の中心軸は直流モー
タ10に連結されている。従って、直流モータ10の回
転は直流モーター用プーリ6を介してリールシャフト3
に伝達される。
【0018】直流モータ10は、フレーム1に少なくと
も2点以上で固定されており、また直流モータ駆動部1
1を介してMPU(Micro Processing Unit)14に接
続されている。直流モータ駆動部11はMPU14から
のPWM(パルス幅変調)信号に基づいて直流モータ1
0の回転を制御する。
【0019】図2は直流モータ駆動部11の回路図であ
る。図2中の端子P1及び端子P2はMPU14から出
力されるPWM(パルス幅変調)信号の入力端子であ
り、端子P1及び端子P2には、例えば、20kHzの
PWM信号が入力される。端子P3及び端子P4は電流
検出用の出力端子であり、端子P5及び端子P6は電圧
検出用の出力端子であり、端子P1〜端子P6はそれぞ
れMPU14に接続されている。また、図2中の電圧V
bは直流モータ10に供給され、図2中の複数のトラン
ジスタ及びFET等は、MPU14からのPWM信号に
より直流モータ10の回転を正転又は反転駆動させるた
めのものである。
【0020】図2中の回路C1は、抵抗r1に流れる電
流から直流モータ10に流れる電流iを検出する電流検
出回路であり、PWM信号の影響による電流の変動を取
り除くためのインターフェイス回路(以下、IFとい
う)1及びIF2を備えている。MPU14は、IF1
及びIF2からそれぞれ電圧信号を受信し、この電圧信
号に基づいて直流モータ10に流れる電流iを検出す
る。
【0021】回路C2は直流モータ10にかかる端子間
電圧を測定する電圧測定回路であり、PWM信号の影響
による端子間電圧の変動を取り除くため、IF3及びI
F4を備えている。MPU14は、IF3及びIF4か
らそれぞれ電圧信号を受信し、この電圧信号に基づいて
直流モータ10にかかる端子間電圧を測定する。
【0022】IF1〜IF4は、例えば抵抗r2、抵抗
r2より小さい抵抗値の抵抗r3及びコンデンサc3か
らなるローパスフィルタ構成となっており、カットオフ
周波数を、例えば、20Hzに設定している。これによ
り、電流検出回路C1及び電圧測定回路C2でMPU1
4に出力されるPWM信号の影響は、−60dBに低減
され、本来電流検出回路C1で検出しようとしている電
流や電圧測定回路C2で測定しようとしている端子間電
圧にほとんど影響を与えなくなる。
【0023】図1に戻り、MPU14は、時間を計測す
るタイマ12,13,15を備え、シートベルトのタン
グがバックルに装着されたか否かを検出する及びシート
ベルトのタングがバックルから解除されたか否かを検出
するバックル接続有無検出部16と、自車両の速度を検
出する車速検出部17と、衝突の危険性があるか否か及
び衝突不可避であるか否かを検出する衝突予知検出部1
8とにそれぞれ接続されている。また、MPU14は、
制御プログラムを格納するメモリ(図示せず)を備えて
おり、該プログラム中にシートベルトの巻き取り及び引
き出しを交互に行わせることにより、シートベルトを振
動させる振動フラグを備えている。
【0024】バックル接続有無検出部16はシートベル
トのタングがバックルに装着されたか否かを検出し又は
シートベルトのタングがバックルから解除されたか否か
を検出し、それに対応した制御信号をMPU14に出力
する。車速検出部17は自車両の速度を検出し、それに
対応した制御信号をMPU14に出力する。衝突予知検
出部18は衝突の危険性があるか否か及び衝突不可避で
あるか否かを検出し、それに対応した制御信号をMPU
14に出力する。
【0025】図3はMPU14が実行する制御プログラ
ムの一例を示す図であり、この制御プログラムはMPU
14が備えているメモリ(図示せず)に格納されてい
る。
【0026】まず、本制御プログラムで使用されるカウ
ンタnに0をセットする(n←0)と共にシートベルト
格納フラグをリセットし(ステップS10)、シートベ
ルトのタングがバックルに装着されたことをバックル接
続有無検出部16により検出されたか否かを判別する
(ステップS11)。
【0027】バックル接続有無検出部16によりシート
ベルトのタングがバックルに装着されたことが検出され
ていない場合には、タイマ15をスタートし(ステップ
S17)、直流モータ10の端子間電圧によりシートベ
ルトが引き出されたか否かを判別し(ステップS1
8)、シートベルトが引き出された場合には、タイマ1
5をストップ及びクリアし(ステップS19)、シート
ベルト格納フラグをセットして(ステップS20)、ス
テップS11に戻る。一方、シートベルトが引き出され
ていない場合には、タイマ15により所定時間t1(例
えば、4秒)経過したか否かを判別し(ステップS2
1)、所定時間t1経過していない場合には、ステップ
S18に戻る一方、所定時間t1経過している場合に
は、タイマ15をストップ及びクリアし(ステップS2
2)、シートベルト格納フラグをセットしているか否か
を判別する(ステップS23)。
【0028】シートベルト格納フラグをセットしている
場合には、該シートベルト格納フラグをリセットし(ス
テップS24)、シートベルト格納制御を行い(ステッ
プS25)、ステップS11に戻る。
【0029】図4はシートベルト格納制御の一例を示す
フローチャートである。
【0030】シートベルト格納制御では、MPU14か
らPWM信号を直流モータ駆動部11に入力することに
より、直流モータ10をシートベルトの巻き取り側に回
転させ(ステップS251)、直流モータ10に流れる
電流よりシートベルトが巻き取り限界であるか否かを判
別し(ステップS252)、シートベルトが巻き取り限
界でない場合には、ステップS251に戻る一方、シー
トベルトが巻き取り限界である場合には、本制御を終了
する。ここで、シートベルトの巻き取り限界とは、直流
モータ10がシートベルトの巻き取り側に回転しなくな
ることをいう。
【0031】図3に戻り、ステップS23で、シートベ
ルト格納フラグをセットしていない場合には、カウンタ
nの値が5以上であるか否かを判別し(ステップS2
6)、カウンタnの値が5以上である場合にはステップ
S11に戻る一方、カウンタnの値が5未満の場合に
は、ステップS25と同様にシートベルト格納制御を行
い(ステップS27)、シートベルト格納制御終了後、
カウンタnの値を1インクリメントし(ステップS2
8)、ステップS11に戻る。
【0032】上記ステップS11で、バックル接続有無
検出部16によりシートベルトのタングがバックルに装
着されたことが検出された場合には、タイマ12により
計時されるタイマ割り込みが有効になる(ステップS1
2)。このタイマ割り込みによる割り込みにより、例え
ば0.1s毎に後述するタイマ割り込み処理が行われ
る。
【0033】次に、乗員に圧迫感を与えず、かつ適正な
弛みを与えるため、シートベルト弛み付与制御を行う
(ステップS13)。
【0034】図5はシートベルト弛み付与制御の一例を
示すフローチャートである。
【0035】まず、MPU14からPWM信号を直流モ
ータ駆動部11に入力することにより、直流モータ10
をシートベルトの巻き取り側に回転させ(ステップS1
31)、直流モータ10に流れる電流よりシートベルト
が巻き取り限界であるか否かを判別する(ステップS1
32)。これにより、シートベルトの不適正な弛みを一
旦完全に除去する。
【0036】ステップS132で、シートベルトが巻き
取り限界でない場合には、ステップS131に戻る一
方、シートベルトが巻き取り限界である場合には、MP
U14からPWM信号を直流モータ駆動部11に入力す
ることにより、直流モータ10をシートベルトの引き出
し側に回転させ(ステップS133)、直流モータ10
をシートベルトの引き出し側に回転させてからタイマ1
5により所定時間t2(例えば1s)経過したか否かを
判別する(ステップS134)。これにより、シートベ
ルトの適切な弛みが乗員に与えられる。
【0037】ステップS134で、所定時間t2経過し
ていない場合には、ステップS133に戻る一方、所定
時間t2経過した場合には、直流モータ10によるシー
トベルトの引き出しを停止させ(ステップS135)、
本制御を終了する。
【0038】図1に戻り、次に、直流モータ10の端子
間電圧によりシートベルトが引き出されたか否かを判別
し(ステップS14)、シートベルトが引き出されてい
ない場合には、該判別を繰り返す一方、シートベルトが
引き出された場合には、直流モータ10の端子間電圧が
所定値(例えば0.3V)以下であるか否かによりシー
トベルトの引き出しが完了したか否かを判別する(ステ
ップS15)。シートベルトの引き出しが完了していな
い場合には、該判別を繰り返す一方、シートベルトの引
き出しが完了した場合には、車速検出部17より入力さ
れた車速vに応じた信号から車速vが所定値v1(例え
ば10km/h)より大きいか否かを判別する(ステッ
プS16)。
【0039】車速vが所定値v1以下の場合には、該判
別を繰り返す一方、車速vが所定値v1より大きい場合
には、ステップS13のシートベルト弛み付与制御に戻
る。これにより、例えば駐車のために車両をゆっくりバ
ックさせている時にリールシャフトが正転しないので、
乗員が後方を見渡している最中にシートベルトが巻き取
り限界まで巻き取られることがなくなる。
【0040】図6はタイマ割り込み処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【0041】まず、タイマ割り込み処理では、タイマ割
り込みが無効にされる(ステップS141)。次に、シ
ートベルトのタングがバックルに装着されたことをバッ
クル接続有無検出部16により検出されたか否かを判別
し(ステップS142)、バックル接続有無検出部16
によりシートベルトのタングがバックルに装着されたこ
とを検出されない場合には、カウンタnに0をセットす
る(n←0)と共にシートベルト格納フラグをリセット
し(ステップS143)、ステップS25のシートベル
ト格納制御にジャンプする(ステップS144)。
【0042】次いで、ステップS142で、バックル接
続有無検出部16によりシートベルトのタングがバック
ルに装着されたことを検出された場合には、衝突予知検
出部18より衝突不可避であることを示す信号が入力さ
れたか否かを判別し(ステップS145)、衝突不可避
であることを示す信号が入力された場合には、タイマ1
3により計時される所定時間t3(例えば4s)、PW
M信号を直流モータ駆動部11に入力することにより、
直流モータ10をシートベルトの巻き取り側に回転させ
る(ステップS146)。これにより、乗員は衝突時に
適切に保護される。その後、タイマ割り込みを有効にし
(ステップS147)、ステップS13に進む(ステッ
プS148)。
【0043】上記ステップS145で、衝突不可避であ
ることを示す信号が入力されていない場合には、衝突予
知検出部18より衝突危険であることを示す信号が入力
されたか否かを判別し(ステップS149)、衝突危険
であることを示す信号が入力された場合には、PWM信
号を直流モータ駆動部11に入力することにより、直流
モータ10をシートベルトの引き出し側及び巻き取り側
に交互に回転させ、シートベルトを振動させて、MPU
14の振動フラグをセットする(ステップS150)。
この時の振動周波数は、1Hz〜10kHzとし、乗員
に警報として感じられやすい振動を与える。その後、振
動を与え続けたままステップS145に戻る。
【0044】上記ステップS149で、衝突危険である
ことを示す信号が入力されていない場合には、シートベ
ルトが振動状態にあったか否かをMPU14の振動フラ
グにより判別し(ステップS151)、シートベルトが
振動状態にあった場合には、振動フラグをリセットする
と共に振動を停止させ(ステップS152)、ステップ
S147に進む。一方、シートベルトが振動状態にない
場合には、タイマ割り込みを有効にし(ステップS14
7)、タイマ割り込みが行われたところに戻る。
【0045】上述したように、本実施の形態によれば、
車速検出部17より入力された車速vに応じた信号から
車速vが所定値v1(例えば10km/h)より大きい
か否かを判別し(ステップS16)、車速vが所定値v
1以下の場合には、シートベルトを巻き取り限界まで巻
き取り、その後乗員に所定の弛みを与えるシートベルト
弛み付与制御を行わなず、車速vが所定値v1より大き
い場合に、シートベルト弛み付与制御を行うので(ステ
ップS13、ステップS131〜ステップS134)、
例えば、乗員が後方を見渡している最中にシートベルト
が巻き取り限界まで巻き取られることがなくなり、乗員
に所定の弛みが与えられ、乗員を適切に拘束し、保護す
ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
車両用乗員拘束保護装置によれば、シートベルト装着検
出手段によりシートベルトの装着が検出された後、引き
出し完了検出手段によりシートベルトの引き出しの完了
が検出された時に、車速検出手段により検出された自車
両の速度に応じて、モータの駆動が制御されるので、モ
ータの駆動の制御を介してシートベルトの巻き取り又は
引き出しが制御され、乗員を適切に拘束し、保護するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用乗員拘束保護
装置が備えている電動リトラクタ100の構成を示す図
である。
【図2】直流モータ駆動部11の回路図である。
【図3】MPU14が実行する制御プログラムの一例を
示す図である。
【図4】シートベルト格納制御の一例を示すフローチャ
ートである。
【図5】シートベルト弛み付与制御の一例を示すフロー
チャートである。
【図6】タイマ割り込み処理の一例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 フレーム 2 シートベルトロック機構 3 リールシャフト 5 リールシャフト用プーリ 6 直流モータ用プーリ 7 動力伝達ベルト 10 直流モータ 11 直流モータ駆動部(引き出し完了検出手段) 14 MPU(引き出し完了検出手段、制御手段) 16 バックル接続有無検出部(シートベルト装着検出
手段) 17 車速検出部(車速検出手段) 100 電動リトラクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動力によりリールシャフトを
    正転させシートベルトの巻き取りを行うとともに前記リ
    ールシャフトを反転させシートベルトの引き出しを行う
    電動リトラクタと、前記シートベルトの装着を検出する
    シートベルト装着検出手段と、前記シートベルトの引き
    出しの完了を検出する引き出し完了検出手段と、自車両
    の速度を検出する車速検出手段とを備えた車両用乗員拘
    束保護装置において、 前記シートベルト装着検出手段により前記シートベルト
    の装着が検出された後、前記シートベルトが引き出さ
    れ、前記引き出し完了検出手段により当該シートベルト
    の引き出しの完了が検出されたときに、前記車速検出手
    段により検出された自車両の速度に応じて、前記モータ
    の駆動を制御する制御手段を備えることを特徴とする車
    両用乗員拘束保護装置。
JP10202873A 1997-12-16 1998-07-03 車両用乗員拘束保護装置 Pending JP2000016247A (ja)

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