JP2006069334A - モータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタ - Google Patents

モータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタ Download PDF

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Teruhiko Koide
輝彦 小出
Masayoshi Nojiri
雅義 野尻
Masayuki Muto
公志 武藤
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Abstract

【課題】 ウエビングの格納途中で再装着動作が行われたときのクラッチ解除性が向上すると共に、ウエビング装着状態における乗員非圧迫性も確保できるモータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタを得る。
【解決手段】 モータリトラクタ10では、モータ60の正転によるウエビング28の巻き取り途中で、乗員がウエビング28を再装着しようとして当該ウエビング28を引き出した際には、モータ60が逆転されてギヤ74がクラッチ解除方向へ回転される。しかもこのとき、挟持機構100によってウエビング28の引出しが阻止されるので、スプール20が回転することが防止される。したがって、ギヤ74はスプール20に対して迅速に所定量相対回転して直ちにクラッチ72が解除される。クラッチ72が解除されると、挟持機構100によるウエビング28の引出阻止が解除されるので、乗員はウエビング28を円滑に引き出すことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウエビング巻取装置に係り、特に、モータによって巻取軸を回転させることでウエビングを巻き取ることができるモータリトラクタに関する。
乗用車等の車両には、長尺帯状のウエビングによって座席に着座した乗員を拘束するシートベルト装置が取り付けられており、このうち所謂3点式のシートベルト装置には、ウエビングを引き出し可能に巻き取った状態で格納するリトラクタ(ウエビング巻取装置)が設けられている。
リトラクタは、上記ウエビングの長手方向基端側が係止され、回転することで該ウエビングを基端側から巻き取る巻取軸と、該巻取軸をウエビングの巻取方向へ付勢する渦巻きばね等の付勢部材とを備えている。そして、このリトラクタを備えたシートベルト装置では、乗員がウエビングを装着しているときには、付勢部材の付勢力によって巻取軸がウエビングの巻取方向に付勢され、これにより、弛みを取り除かれたウエビングが乗員を拘束する。また、乗員がウエビングの装着状態を解除すると、ウエビングは付勢部材の付勢力によって巻取軸に巻き取られる。
ここで、付勢部材の付勢力が小さいと、ウエビングが最後まで巻き取られずに弛んだ状態となり、ウエビング不使用時の見栄え悪化の原因となる。一方、付勢部材の付勢力が大きいと、ウエビングを装着している乗員に圧迫感を与える原因となる。
このため、付勢部材の付勢力を低減して乗員に与える圧迫感を緩和(抑制)すると共に、この付勢力低減による巻取軸へのウエビング巻取力の低下を補うために、モータの駆動力により巻取軸を駆動する機構(所謂「格納アシスト機構」)を備えたモータリトラクタが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
このような格納アシスト機構を備えたモータリトラクタでは、一般的に、モータと巻取軸との間にはクラッチが設けられており、モータの出力軸側からの回転のみを巻取軸に伝達する構成とされている。
具体的には、乗員がウエビングの装着状態を解除したときにモータが回転されることで、クラッチがモータの出力軸と巻取軸とを連結し、これにより、モータの回転が巻取軸に伝達されて、巻取軸がウエビング巻取方向へ回転される。これにより、付勢部材の付勢力低減が補われて、ウエビングは巻取軸に巻き取られて格納される。
ところで、このようなモータリトラクタでは、ウエビングの巻き取り途中において、乗員がウエビングを再装着しようとして当該ウエビングを引き出した場合、クラッチによるモータの出力軸と巻取軸との連結状態が維持されるので、ウエビングの引き出しフィーリングが悪くなるという問題があったり、回転中のモータの駆動力に抗してウエビングを引き出すことができるような何らかの対策が必要であった。
特開2001−163186号公報
本発明は上記事実を考慮し、ウエビングの格納途中で再装着動作が行われたときのクラッチ解除性が向上し、乗員に不快感や違和感を与えることを抑制できると共に、ウエビング装着状態における乗員非圧迫性も確保できるモータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタを得ることを目的とする。
請求項1に係る発明のモータリトラクタの駆動制御方法は、車両の座席に着座した乗員に装着された状態で前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングと、前記ウエビングの長手方向基端側が係止され、前記ウエビングが巻取り引出し可能に巻き回される巻取軸と、前記巻取軸に連結され、前記ウエビングの装着状態における乗員非圧迫性に対応する付勢力で前記巻取軸を前記ウエビング巻取方向へ付勢する付勢部材と、モータと、前記巻取軸と前記モータの出力軸との間に介在し、前記モータの正転を前記巻取軸に伝達して前記巻取軸を前記ウエビング巻取方向へ回転させると共に、前記モータの逆転による前記出力軸と前記巻取軸との所定量の相対回転で解除状態となるクラッチと、を備えたモータリトラクタの駆動制御方法であって、前記モータの正転による前記ウエビングの巻き取り途中で前記ウエビングの巻き取りに抗する外力が作用した際には前記モータを逆転させると共に前記ウエビングの引出しを阻止し、かつその後に、前記出力軸が前記巻取軸に対して少なくとも前記所定量相対回転して前記クラッチが解除してから前記ウエビングの引出しを可能とする、ことを特徴としている。
請求項1記載のモータリトラクタでは、車両の座席に着座した乗員がこのモータリトラクタに格納されたウエビングを引張ると、巻取軸が回転しつつウエビングが引き出される。これにより、乗員は引き出されたウエビングを身体に掛けまわし、例えば、ウエビングに設けられたタングプレートをバックル装置に係合させることで、ウエビングを身体に装着することができる。
この状態では、巻取軸は付勢部材の付勢力によってウエビング巻取方向に付勢されているので、乗員に装着されたウエビングに弛みが生じた場合であっても、この弛みは付勢部材の付勢力に応じた巻取力で取り除かれる。しかも、付勢部材の付勢力は、ウエビングの装着状態における乗員非圧迫性に対応しているため、ウエビングを装着している乗員に圧迫感を与えることがない。
一方、乗員がウエビングを取り外すと(例えば、上述したタングプレートとバックル装置との係合を解除すると)、モータの出力軸が正転する。このモータの正転は、クラッチを介して巻取軸に伝達され、巻取軸がウエビング巻取方向へ回転される。これにより、ウエビングが巻取軸に巻き取られる。
ここで、請求項1記載のモータリトラクタの駆動制御方法では、上述の如くモータの正転によりウエビングが巻取軸に巻き取られている途中でウエビングの巻き取りに抗する外力が作用した際には、モータが逆転されると共にウエビングの引出しが阻止され、かつその後には、出力軸が巻取軸に対して少なくとも所定量相対回転してクラッチが解除してからウエビングの引出しが可能とされる。
例えば、モータの正転によるウエビングの巻き取り途中で、乗員がウエビングを再装着しようとして当該ウエビングを引き出した場合(乗員がウエビングを掴んだだけの場合や、乗員の腕等がウエビングに巻き込まれた場合等も含む)には、ウエビングの巻き取りに抗する外力が作用するので、直ちにモータが逆転される(出力軸がウエビング引出方向に対応する回転方向でかつクラッチ解除方向へ回転される)。しかもこのとき、ウエビングの引出しが阻止されるので、巻取軸がウエビング引出方向へ回転することが防止される。したがって、モータの出力軸は、巻取軸に対して迅速に所定量相対回転して直ちにクラッチが解除される。クラッチが解除されると、ウエビングの引出しが可能とされるため、乗員はウエビングを円滑に引き出すことができる。なお、ウエビングの引出しが阻止される時間は、例えば、0.2秒程度(クラッチ解除に必要な時間)と短時間であるため、その間に乗員に不快感や違和感を与えることを抑制できる。
このように、請求項1記載のモータリトラクタの駆動制御方法では、ウエビングの格納途中で再装着動作が行われたときのクラッチ解除性が向上し、乗員に不快感や違和感を与えることを抑制できると共に、ウエビング装着状態における乗員非圧迫性も確保できる。
請求項2に係る発明のモータリトラクタは、車両の座席に着座した乗員に装着された状態で前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングと、前記ウエビングの長手方向基端側が係止され、前記ウエビングが巻取り引出し可能に巻き回される巻取軸と、前記巻取軸に連結され、前記ウエビングの装着状態における乗員非圧迫性に対応する付勢力で前記巻取軸を前記ウエビング巻取方向へ付勢する付勢部材と、モータと、前記巻取軸と前記モータの出力軸との間に介在し、前記モータの正転を前記巻取軸に伝達して前記巻取軸を前記ウエビング巻取方向へ回転させると共に、前記モータの逆転による前記出力軸と前記巻取軸との所定量の相対回転で解除状態となるクラッチと、前記ウエビングの引出しを阻止する引出阻止手段と、前記モータの正転による前記ウエビングの巻き取り途中で前記ウエビングの巻き取りに抗する外力が作用した際には前記モータを逆転させると共に前記引出阻止手段によって前記ウエビングの引出しを阻止し、かつその後に、前記出力軸が前記巻取軸に対して少なくとも前記所定量相対回転して前記クラッチが解除してから前記引出阻止手段による前記ウエビングの前記引出阻止を解除させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2記載のモータリトラクタでは、車両の座席に着座した乗員がこのモータリトラクタに格納されたウエビングを引張ると、巻取軸が回転しつつウエビングが引き出される。これにより、乗員は引き出されたウエビングを身体に掛けまわし、例えば、ウエビングに設けられたタングプレートをバックル装置に係合させることで、ウエビングを身体に装着することができる。
この状態では、巻取軸は付勢部材の付勢力によってウエビング巻取方向に付勢されているので、乗員に装着されたウエビングに弛みが生じた場合であっても、この弛みは付勢部材の付勢力に応じた巻取力で取り除かれる。しかも、付勢部材の付勢力は、ウエビングの装着状態における乗員非圧迫性に対応しているため、ウエビングを装着している乗員に圧迫感を与えることがない。
一方、乗員がウエビングを取り外すと(例えば、上述したタングプレートとバックル装置との係合を解除すると)、モータの出力軸が正転する。このモータの正転は、クラッチを介して巻取軸に伝達され、巻取軸がウエビング巻取方向へ回転される。これにより、ウエビングが巻取軸に巻き取られる。
ここで、請求項2記載のモータリトラクタでは、制御手段は、上述の如くモータの正転によりウエビングが巻取軸に巻き取られている途中でウエビングの巻き取りに抗する外力が作用した際には、モータを逆転させると共に引出阻止手段によってウエビングの引出しを阻止させ、かつその後には、出力軸が巻取軸に対して少なくとも所定量相対回転してクラッチが解除してから引出阻止手段によるウエビングの前記引出阻止を解除させる。
例えば、モータの正転によるウエビングの巻き取り途中で、乗員がウエビングを再装着しようとして当該ウエビングを引き出した場合(乗員がウエビングを掴んだだけの場合や、乗員の腕等がウエビングに巻き込まれた場合等も含む)には、ウエビングの巻き取りに抗する外力が作用するので、制御手段は、直ちにモータを逆転させる(出力軸をウエビング引出方向に対応する回転方向でかつクラッチ解除方向へ回転させる)。しかもこのとき、制御手段は、引出阻止手段によってウエビングの引出しを阻止させるので、巻取軸がウエビング引出方向へ回転することが防止される。したがって、モータの出力軸は、巻取軸に対して迅速に所定量相対回転して直ちにクラッチが解除される。クラッチが解除されると、制御手段は、引出阻止手段によるウエビングの引出阻止を解除させるので、乗員はウエビングを円滑に引き出すことができる。なお、制御手段が引出阻止手段によってウエビングの引出しを阻止させる時間は、例えば、0.2秒程度(クラッチ解除に必要な時間)と短時間であるため、その間に乗員に不快感や違和感を与えることを抑制できる。
このように、請求項2記載のモータリトラクタでは、ウエビングの格納途中で再装着動作が行われたときのクラッチ解除性が向上し、乗員に不快感や違和感を与えることを抑制できると共に、ウエビング装着状態における乗員非圧迫性も確保できる。
請求項3に係る発明のモータリトラクタは、請求項2記載のモータリトラクタにおいて、前記引出阻止手段は、前記ウエビングの前記巻取軸に巻き回された部分よりも前記乗員側であってかつ前記乗員に至る途中の前記ウエビング中間部に対応して設けられ、前記ウエビング中間部を挟持して保持可能な挟持機構とされる、ことを特徴としている。
請求項3記載のモータリトラクタでは、ウエビングの巻取軸に巻き回された部分よりも乗員側であってかつ乗員に至る途中のウエビング中間部に対応して設けられた挟持機構によって、ウエビングの中間部が挟持して保持されることで、ウエビングの引出しが阻止される。
請求項4に係る発明のモータリトラクタは、請求項3記載のモータリトラクタにおいて、前記挟持機構は、前記ウエビングが挿通する固定側挿通孔を有する固定側ガイドと、前記固定側ガイドに対して移動可能に設けられ、前記ウエビングが挿通する移動側挿通孔を有する移動側シャッターと、前記移動側シャッターにプランジャが連結され、前記プランジャを駆動して前記移動側シャッターを前記固定側ガイドに対して移動させることで前記固定側挿通孔の孔縁部と前記移動側挿通孔の孔縁部との間で前記ウエビングを挟持させるソレノイドと、を備えたことを特徴としている。
請求項4記載のモータリトラクタでは、ソレノイドのプランジャが駆動されると、このプランジャに連結された移動側シャッターが、固定側ガイドに対して移動される。このため、固定側ガイドの固定側挿通孔と移動側シャッターの移動側挿通孔とを共に挿通したウエビング(中間部)は、固定側挿通孔の孔縁部と移動側挿通孔の孔縁部との間で挟持されて保持される。一方、ソレノイドのプランジャの駆動が解除されると、固定側ガイドの固定側挿通孔と移動側ガイドの移動側挿通孔によるウエビングの挟持が解除される。
請求項5に係る発明のモータリトラクタは、請求項3記載のモータリトラクタにおいて、前記挟持機構は、前記ウエビングの両面にそれぞれ対向して設けられると共に、支軸周りに回動することで前記ウエビングに対して接離移動可能とされ、前記ウエビングに接近した状態では前記ウエビングを挟持して保持すると共に、前記ウエビングから離間した状態では前記ウエビングの前記保持を解除する一対のクランプと、前記一対のクランプに連結されたプランジャを往復移動させて前記一対のクランプを前記ウエビングに対して接離移動させるソレノイドと、を備えたことを特徴としている。
請求項5記載のモータリトラクタでは、ソレノイドのプランジャが往復移動すると、一対のクランプがウエビング(中間部)に対して接離移動する。この場合、一対のクランプがウエビングに接近した状態では、ウエビングは一対のクランプにより挟持されて保持される。また、一対のクランプがウエビングから離間した状態では、ウエビングは一対のクランプによる保持を解除される。
請求項6に係る発明のモータリトラクタは、請求項2記載のモータリトラクタにおいて、前記引出阻止手段は、前記巻取軸の回転を阻止する回転阻止機構とされる、ことを特徴としている。
請求項6記載のモータリトラクタでは、回転阻止機構によって巻取軸の回転が阻止されることで、ウエビングの引出しが阻止される。
請求項7に係る発明のモータリトラクタは、請求項6記載のモータリトラクタにおいて、前記回転阻止機構は、前記巻取軸の外周部に対向して設けられたブレーキプレートと、前記ブレーキプレートにプランジャが連結され、前記プランジャを駆動して前記ブレーキプレートを前記巻取軸の外周部に係合させるソレノイドと、を備えたことを特徴としている。
請求項7記載のモータリトラクタでは、ソレノイドのプランジャが駆動されると、このプランジャに連結されたブレーキプレートが、巻取軸の外周部に係合する。これにより、巻取軸の回転が阻止され、ウエビングの引出しが阻止される。
以上説明した如く、本発明に係るモータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタでは、ウエビングの格納途中で再装着動作が行われたときのクラッチ解除性が向上し、乗員に不快感や違和感を与えることを抑制できると共に、ウエビング装着状態における乗員非圧迫性も確保できる。
<第1の実施の形態>
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るモータリトラクタ10の全体構成が正面断面図にて示されている。
図1に示すように、モータリトラクタ10は、フレーム12を備えている。フレーム12は略板状の背板14を備えており、この背板14がボルト等の図示しない締結手段によって車体に固定されることで、本モータリトラクタ10が車体に取り付けられる構成となっている。背板14の幅方向両端からは一対の脚板16、18が互いに平行に延出されており、これらの脚板16、18間にダイカスト等によって製作された巻取軸としてのスプール20が回転可能に配置されている。
スプール20は略円筒形状のスプール本体22と、このスプール本体22の両端部にそれぞれ略円盤形状に形成された一対のフランジ部24、26とによって構成されており、全体としては鼓形状をなしている。
スプール本体22には、長尺帯状に形成されたウエビング28の基端部が係止(連結固定)されており、スプール20をその軸周り一方(以下、この方向を「巻取方向」と称する)へ回転させると、ウエビング28がその基端側からスプール本体22の外周部に層状に巻き取られる。一方、ウエビング28をその先端側から引っ張れば、これに伴いスプール20が回転しながらウエビング28が引き出される(以下、ウエビング28を引き出す際のスプール20の回転方向を「引出方向」と称する)。
フランジ部24のフランジ部26とは反対側でスプール20の一端側は、脚板16に形成された円孔30を略同軸的に貫通してフレーム12の外部に突出している。脚板16側のフレーム12の外側には、ケース32が配置されている。ケース32は、スプール20の軸方向に沿って脚板16と対向して配置されて脚板16に固定されている。また、ケース32は全体的に脚板16側へ向けて開口しており、円孔30を貫通したスプール20の一端側はケース32の内側に入り込み、ケース32によって回転自在に軸支されている。
さらに、ケース32の内部には渦巻きばね34が配置されている。渦巻きばね34は渦巻き方向外側の端部がケース32に係止されており、渦巻き方向内側の端部がスプール20に係止されている。この渦巻きばね34は、スプール20を巻取方向へ付勢している。
この渦巻きばね34の付勢力(に基づくウエビング28の巻取力)は、乗員が装着したウエビング28の弛みを解消する程度に、比較的弱く設定されている。換言すれば、渦巻きばね34の付勢力は、ウエビング28の装着状態で乗員非圧迫性に対応した強さとなるように設定され、スプール20から引き出されたウエビング28を摩擦力等に抗して最後まで巻き取る強さは要求されていない。
一方、スプール20は、フランジ部26側の端部から同軸的に突出した図示しない支軸部を備えている。この支軸部は、脚板18に形成された内歯のラチェット孔36を略同軸的に貫通してフレーム12の外部に突出しており、脚片18の外面に開口端を突き当てた状態で固定されロック機構38を構成する略カップ状のケース40によって回転自在に軸支されている。
ロック機構38は、通常はスプール20の巻取方向、引出方向の自由な回転を許容し、車両急減速時にスプール20の引出方向の回転を阻止するものである。本第1の実施の形態では、加速度センサ41がラチェットギヤ42の引出方向の回転を阻止すると、該ラチェットギヤ42とスプール20との相対回転によってロックプレート46がロックベース44から突出して脚片18におけるラチェット孔36の内歯に噛み合い、スプール20の引出方向の回転を阻止する構成とされている。なお、ロックベース44とスプール20との間にトーションバーを連結して、上記ロック後にトーションバーを捩りつつスプール20の引出方向の回転を許容してエネルギ吸収を果たす(フォースリミッタ機能を果たす)構成としても良い。
一方、スプール20の下方で脚板16と脚板18との間には、モータ60が配置されている。モータ60の出力軸62にはギヤ64が同軸的且つ一体的に設けられている。
ギヤ64の半径方向上方には、ギヤ64よりも大径のギヤ66が配置されている。ギヤ66は脚板16、18間に設けられた支持板68と脚板16とによりスプール20と平行な軸周りに回転自在に軸支された状態で、ギヤ64に噛み合っている。また、ギヤ66の軸方向側方にはギヤ66よりも小径のギヤ70がギヤ66に対して同軸的且つ一体的に設けられている。
さらに、ギヤ70の半径方向上側には、クラッチ72が設けられている。クラッチ72は、リング状に形成された外歯のギヤ74を備えている。ギヤ74は、ギヤ70に噛み合った状態でスプール20に対して同軸的で且つ相対回転可能に設けられており、その軸方向両端は図示しない円盤状部材により閉止されている。また、ギヤ74の内側には、筒状のアダプタ76がスプール20に対して同軸的に設けられている。アダプタ76は、スプール20に一体的に連結されており、ギヤ74の両端を閉止する円盤状部材を貫通した状態で、円盤状部材、ひいてはギヤ74をスプール20周りに回転可能に軸支している。
ギヤ74の内側には、例えば、遠心力で揺動するパウル等の図示しない連結部材が収容されている。この連結部材は、例えば、上記円盤状部材に支持されており、ギヤ74と一体的に回転するようになっている。
ここで、このクラッチ72では、モータ60の出力軸62の回転力が、ギヤ64、ギヤ66、ギヤ70を介してギヤ74に伝達される構成(出力軸62とギヤ74は常に同期して回転する構成)となっており、モータ60の出力軸62が正方向へ回転(正転)すると、ギヤ74は巻取方向へ回転する。ギヤ74が巻取方向へ回転すると、前記連結部材がアダプタ76の外周面に機械的に結合し、ギヤ74とアダプタ76とを一体的に連結するようになっている。これにより、ギヤ74の巻取方向への回転(モータ60の正転)がアダプタ76を介してスプール20に伝達される構成である。
これに対し、モータ60の出力軸62が逆方向へ回転(逆転)すると、ギヤ74は引出方向へ回転する構成である。この場合、ギヤ74がアダプタ76に対して引出方向へ所定量だけ相対回転すると(モータ60の逆転により出力軸62がスプール20に対して所定量だけ相対回転すると)、前記連結部材のアダプタ76に対する機械的結合が解除され、クラッチ72は解除状態になる。
一方、フレーム12には、背板14の長手方向一端側(図1では上側)において、背板14と一対の脚片16、18とに連続する上板19が設けられている。この上板19には、スプール20の軸線方向(ウエビング28の幅方向)に沿って長尺に形成された挿通孔21が形成されており、この挿通孔21にはウエビング28の長手方向中間部が挿通している。
また、上板19を介してスプール20とは反対側(ウエビング28の本モータリトラクタ10からの出口部分)には、挟持機構100が設けられている。挟持機構100は、板状に形成されて上板19に一体的に固定された固定側ガイド101を備えている。この固定側ガイド101には、上板19の挿通孔21に対応して長尺に形成された固定側挿通孔102が形成されており、この固定側挿通孔102には、挿通孔21を挿通したウエビング28の長手方向中間部が挿通している。
さらに、固定側ガイド101を介して上板19とは反対側には、移動側シャッター104が設けられている。この移動側シャッター104は、板状に形成されており、固定側ガイド101の板厚方向に重ねて配置されている。この移動側シャッター104には、上板19の挿通孔21及び固定側ガイド101の固定側挿通孔102に対応して長尺に形成された移動側挿通孔106が形成されており、この移動側挿通孔106には、挿通孔21及び固定側挿通孔102を挿通したウエビング28の長手方向中間部が挿通している。また、図2に示す如く、この移動側シャッター104には、上板19に本体部108が固定されたソレノイド110のプランジャ112が連結されている。
このソレノイド110は、所謂「プル方式」のものであり、通電されていないときは、プランジャ112は本体部108から所定量引き出されている。この状態では、図3(A)に示す如く、移動側シャッター104の移動側挿通孔106は、固定側ガイド101の固定側挿通孔102及び上板19の挿通孔21に対応しており、ウエビング28は、その長手方向に沿って、挿通孔21、固定側挿通孔102、及び移動側挿通孔106の孔内を自在に移動できる(ウエビング28のスプール20に対する巻取り引出しが自在となる)ようになっている。
これに対し、ソレノイド110に通電されているときは、プランジャ112が本体部108側へ所定量引き込まれることで、図3(B)に示す如く、移動側シャッター104は、固定側ガイド101(フレーム12)に対して本体部108側(図3(B)では右側)へ所定量相対移動するようになっている。この状態では、固定側ガイド101の固定側挿通孔102の孔縁部と、移動側シャッター104の移動側挿通孔106の孔縁部との間で、ウエビング28の長手方向中間部が挟持されて保持されるようになっている(ウエビング28の長手方向中間部が本モータリトラクタ10からの出口部分で挟持されて保持される)。
また一方、本モータリトラクタ10では、制御手段を構成するドライバ82及びECU86を備えている。このECU86には、本発明の第1の実施の形態に係るモータリトラクタの駆動制御方法を適用した駆動制御プログラムが記憶されている。また、モータ60は、ドライバ82を介して車両に搭載されたバッテリー84に電気的に接続されており、バッテリー84からの電流がドライバ82を介してモータ60に流れることで、モータ60は駆動力で出力軸62を正転又は逆転させる構成となっている。ドライバ82は、ECU86に接続されており、このドライバ82を介したモータ60への給電の有無、供給電流の方向、及び大きさがECU86によって制御される構成である。しかもこの場合、ECU86は、モータ60への通電時間(特に、モータ60逆転時の通電時間)を記憶できるようになっている。
また、ドライバ82には、ソレノイド110が電気的に接続されており、このドライバ82を介したソレノイド110への給電の有無がECU86によって制御される構成である。
また、ECU86には、制御手段を構成するスプール回転検知センサ88(本実施の形態では、磁気センサ)が接続されている。このスプール回転検知センサ88は、フランジ部26の外周部に設けられた磁石90に対応しており、フランジ部26(スプール20)の回転によって、磁石90がスプール回転検知センサ88の近傍を繰り返し通過すると、磁石90によって生じる磁気を検知して所定の電気信号(以下、この信号を「検知信号」と称する)をECU86に出力するようになっている。
この場合、ECU86は、スプール回転検知センサ88から出力された検知信号に基づいてスプール20の回転数を検出すると共に、検出した回転数からウエビング28の巻取量を検出する。このウエビング28の巻取量に基づいて、ECU86からは、ドライバ82へモータ60の駆動を制御するための制御信号が出力され、この制御信号に基づいてドライバ82が作動してモータ60の駆動が制御される。
さらに、ECU86には、ウエビング28に設けられたタングプレートがバックル装置(共に図示省略)と連結しているか否かを検出する制御手段としてのバックルスイッチ92が接続されている。このバックルスイッチ92は、タングプレートがバックル装置と連結しているときには、スイッチのオン状態を示すHレベルの信号をECU86に出力し、タングプレートがバックル装置から解除されているときには、スイッチのオフ状態を示すLレベルの信号をECU86に出力する。ECU86は、バックルスイッチ92から出力された信号がLレベルの信号である時をウエビング28の格納時であると判断する。
この場合、ECU86は、ウエビング28に設けられたタングプレートがバックル装置から解除されたこと(乗員降車時に乗員からウエビング28が取り外されたこと)が検出された時点でモータ60を正転させ、ウエビング28が全格納されたことが検出された時点でこのモータ60の正転を停止するようにドライバ82に制御信号を出力する。このウエビング28が全格納された状態は、例えば、スプール20の回転数がウエビング28を全格納した際の巻取量に対応して予め設定された所定回数になったことを検出したり、スプール20の回転速度が0になったことを検出したり、あるいはモータ60において拘束電流を検出すること等でECU86により判断される。
また、ECU86には、ドア開閉センサ94と着座センサ96とがそれぞれ接続されている。ECU86とドア開閉センサ94と着座センサ96とは、乗員乗車時に乗員がウエビング28を装着しようとする装着準備状態を検出する。この装着準備状態には、乗員が着座した状態や、ウエビング28を全格納した後に車両のドアが所定回数開閉(例えば、ウエビングを全格納した後の「乗員降車時のドア開閉」とこのドア開閉の次に行われる「乗員乗車時のドア開閉」との計2回の開閉)した状態が含まれる。
ドア開閉センサ94は、ECU86と共に、ウエビング28が全格納された後に車両のドアが所定回数開閉された状態を検出する。また、着座センサ96は、ECU86と共に、乗員が着座した状態を検出する。これらのような装着準備状態が検出された際には、ECU86及びドライバ82は、クラッチ72を解除状態にしてスプール20が回転可能な状態となるように、モータ60を所定量だけ逆転させるようになっている。
またさらに、ECU86には、制御手段を構成する拘束電流検出回路98が接続されている。この拘束電流検出回路98は、ドライバ82を介してモータ60に接続されており、モータ60の出力軸62がロックしてモータ60(ドライバ82)に拘束電流が流れると、所定の電気信号(以下、この信号を「ロック検知信号」と称する)をECU86に出力するようになっている。
ここで、このモータリトラクタ10では、モータ60の正転によるウエビング28の巻き取り途中(バックルスイッチ92オフ状態でかつウエビング28の全格納未検出状態)において、ウエビング28の巻き取りに抗する外力が作用した際(例えば、乗員がウエビング28を再装着しようとして当該ウエビング28を引き出した際)には、モータ60の出力軸62がロックすることでモータ60には拘束電流が流れ、ECU86には拘束電流検出回路98からロック検知信号が出力される。この場合、ECU86及びドライバ82は、モータ60を逆転させてクラッチ72のギヤ74を引出方向へ回転させ、かつ、これと同時にソレノイド110への給電を開始するようになっている。
そして、ECU86及びドライバ82が上記モータ60の逆転を停止させるタイミングは、モータ60の逆転を開始してから、ギヤ74がスプール20に対して引出方向へ所定量相対回転してクラッチ72が解除するのに必要な所定の時間(例えば、0.2秒)が経過した時点とされている。しかも、ECU86及びドライバ82は、モータ60の逆転を停止させるのと同時にソレノイド110への給電を遮断するようになっている。
次に、本第1の実施の形態の作用を図4に示す駆動制御プログラムの流れ図に従って説明する。
ウエビング28に設けられたタングプレートがバックル装置から解除され、バックルスイッチ92がオフ状態になると(ステップ120)、ECU86はウエビング28が乗員降車時に乗員の身体から取り外されたと判断し、ステップ122へ移行する。
ステップ122では、ECU86及びドライバ82が、モータ60の出力軸62を正転させる。モータ60の正転は、ギヤ64、ギヤ66、ギヤ70を介してクラッチ72のギヤ74に伝達され、ギヤ74が巻取方向へ回転される。これにより、クラッチ72が連結状態となり、当該クラッチ72を介してモータ60の駆動力がスプール20に伝達され、スプール20が巻取方向に回転される。このため、ウエビング28は強制的にスプール20に巻き取られる。ウエビング28の巻き取りが開始されると、次のステップ124へ移行する。
ステップ124では、スプール回転検知センサ88からの検知信号に基づいてスプール20の回転数がウエビング28を全格納した際の巻取量に対応して予め設定された所定回転数となったか否かがECU86で判断される。ここで、ECU86は、検出されたスプール20の回転数に基づいてウエビング28の巻取量を検出し、このウエビング28の巻取量がウエビング28を全格納した際の巻取量であるか否かを判断する。
このステップ124での判断が肯定された場合には、ウエビング28の巻取数がウエビング28を全格納した際の巻取量に達したと判断され、ステップ126に進む。一方、このステップ124の判断が否定された場合には、ウエビング28の巻取量がウエビング28の全格納した際の巻取量に達していないと判断され、ステップ134に移行する。
ステップ124での判断が肯定されてステップ126に進んだ場合、このステップ126では、ウエビング28の巻取量がウエビング28を全格納した際の巻取量に達したため、このウエビング28を全格納した時点で、ECU86及びドライバ82はモータ60を停止させ、ウエビング28の格納時におけるウエビング28の巻取動作が終了する。このステップ126において、モータ60はクラッチ72を介してスプール20に連結された状態のままになる。この結果、スプール20の回転が阻止されて、巻き取られたウエビング28がスプール20から引き出されることが阻止される。これにより、タングプレートの自重や車両の振動等によって、ウエビング28がモータリトラクタ10から引き出されることが防止され、ウエビング28不使用時の見栄えが悪化することを防止できる。
ステップ126での処理が終了すると、モータ60がクラッチ72を介してスプール20に連結された状態のままで次のステップ128に移行する。
ステップ128では、乗員乗車時に乗員がウエビング28を装着しようとする装着準備状態であるか否かが判断される。この判断が肯定された場合にのみ次のステップ130に進む。
ステップ130では、ECU86、ドア開閉センサ94、及び着座センサ96によって装着準備状態が検出されたため、ECU86及びドライバ82は、モータ60を所定量だけ逆転させる。これにより、クラッチ72が解除され、スプール20の自在な回転が可能となる。この場合、渦巻きばね34のみがスプール20をウエビング28の巻取方向に付勢しており、この渦巻きばね34の付勢力は乗員非圧迫性に対応した比較的弱い付勢力に設定されているため、乗員はウエビング28をモータリトラクタ10から容易に引き出して装着することができる。
また、乗員がウエビング28を装着した状態では、スプール20は、渦巻きばね34によってウエビング28の巻取方向に付勢されるので、乗員に装着されたウエビング28に弛みが生じた場合であっても、渦巻きばね34の付勢力に対応するウエビング28の巻取力でこの弛みは取り除かれる。またここで、渦巻きばね34の付勢力(に基づくウエビング28の巻取力)は乗員非圧迫性に対応した強さとなっているので、ウエビング28を装着している乗員に圧迫感を与えることがない。
ステップ130での処理が終了すると、次のステップ132に移行して駆動制御プログラムが終了される。
一方、前述したステップ124での判断が否定されてステップ134に進んだ場合、このステップ134では、拘束電流検出回路98からロック検知信号が出力されたか否かがECU86で判断される。
このステップ134での判断が肯定された場合には、ウエビング28の巻き取り途中(格納途中)で、乗員がウエビング28を再装着しようとして当該ウエビング28を引き出したと判断され、次のステップ136に進む。一方、ステップ134での判断が否定された場合には、ステップ124に戻って上述した処理を繰り返す。
ステップ134での判断が肯定されてステップ136に進んだ場合、このステップ136では、ECU86及びドライバ82は、モータ60の出力軸62を逆転させ、かつ、ソレノイド110への給電を開始する。モータ60の逆転は、ギヤ64、ギヤ66、ギヤ70を介してクラッチ72のギヤ74に伝達され、ギヤ74が引出方向へ回転される。一方、給電を開始されたソレノイド110は、プランジャ112を本体部108側へ所定量引き込む。このため、プランジャ112に連結された移動側シャッター104は、固定側ガイド101に対して本体部108側へ所定量相対移動される。これにより、ウエビング28の中間部は、本モータリトラクタ10からの出口部分において、固定側ガイド101の固定側挿通孔102の孔縁部と、移動側シャッター104の移動側挿通孔106の孔縁部との間で挟持されて保持され、ウエビング28の引出しが阻止される(図3(B)図示状態)。このステップ136での処理が終了すると、次のステップ138へ移行する。
ステップ138では、モータ60を逆転させるために該モータ60へ通電を開始してから、所定時間(例えば、0.2秒)が経過したか否かがECU86で判断される。すなわち、このステップ118では、アダプタ76(スプール20)に対してギヤ74(モータ60の出力軸62)が所定量相対回転してクラッチ72が解除されたか否かが判断される。このステップ138での判断が肯定された場合にのみ次のステップ140に進む。
ステップ140では、クラッチ72が解除されたことが検出されたため、ECU86及びドライバ82によって、モータ60の逆転が停止される。またこのとき、ECU86及びドライバ82によって、ソレノイド110への給電が遮断される。このため、ソレノイド110のプランジャ112は、本体部108から所定量引き出され、プランジャ112に連結された移動側シャッター104は、固定側ガイド101に対して本体部108とは反対側へ所定量相対移動される。これにより、移動側シャッター104の移動側挿通孔106は、固定側ガイド101の固定側挿通孔102及び上板19の挿通孔21に対応し、ウエビング28の自由な引出しが可能となる(図3(A)図示状態)。このステップ140での処理が終了すると、次のステップ142へ移行する。
ステップ142では、ウエビング28に設けられたタングプレートがバックル装置に連結され、バックルスイッチ92がオン状態になったか否かがECU86で判断される。すなわち、このステップ142では、乗員がウエビング28を再装着したか否かが判断される。
このステップ142での判断が肯定された場合には、ステップ144において、駆動制御プログラムが終了される。一方、ステップ142での判断が否定された場合には、ステップ122に戻って上述した処理を繰り返す。
ここで、本発明の第1の実施の形態に係るモータリトラクタ10では、上述の如く、モータ60の正転によるウエビング28の巻き取り途中で、乗員がウエビング28を再装着しようとして当該ウエビング28を引き出した場合(乗員がウエビング28を掴んだだけの場合や、乗員の腕等がウエビング28に巻き込まれた場合等も含む)には、拘束電流検出回路98によってモータ60に流れる拘束電流が検出されるので(ステップ134)、ステップ136において、モータ60が逆転されてギヤ74が引出方向(クラッチ解除方向)へ回転される。しかもこのとき、挟持機構100によってウエビング28の長手方向中間部が挟持されて保持され、ウエビング28の引出しが阻止されるので、スプール20が引出方向へ回転することが防止される。したがって、ギヤ74(モータ60の出力軸62)は、アダプタ76(スプール20)に対して迅速に所定量相対回転して直ちにクラッチ72が解除される。これにより、スプール20の自在な回転が可能となる。そして、クラッチ72が解除されると、挟持機構100によるウエビング28の引出阻止が解除されるので、乗員はウエビング28を円滑に引き出すことができる。なお、挟持機構100によってウエビング28の引出しが阻止される時間は、上述の如く、0.2秒と短時間であるため、その間に乗員に不快感や違和感を与えることを抑制できる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係るモータリトラクタ10では、ウエビング28の格納途中で再装着動作が行われたときのクラッチ72の解除性が向上し、乗員に不快感や違和感を与えることを抑制できると共に、ウエビング28装着状態における乗員非圧迫性も確保できる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の構成・作用については前記第1の実施の形態と同符号を付してその説明を省略する。
図5には、本発明の第2の実施の形態に係るモータリトラクタ150の全体構成が正面断面図にて示されている。
図5に示す如く、本発明の第2の実施の形態に係るモータリトラクタ150は、前記第1の実施の形態に係るモータリトラクタ10と基本的に同様の構成であるが、前記第1の実施の形態に係る挟持機構100の代わりに挟持機構152を備えている。なお、このモータリトラクタ150では、フレーム154は、前記第1の実施の形態に係る上板19が省略された構成となっている。
挟持機構152は、断面楕円形の円柱状に形成された一対のクランプ47、48を備えている(図6参照)。これら一対のクランプ47、48は、ウエビング28の本モータリトラクタ150からの出口部分(図5ではフレーム154の上端部側でかつ側壁16と側壁18の間)において、スプール20に対して平行に配置されており、ウエビング28の両面それぞれに対向している。
クランプ47のスプール20側の端部(図5及び図6では下側の端部)には、円柱状の支軸49がクランプ47をその軸線方向(図5では左右方向、図6では紙面に垂直な方向)に沿って貫通しており、クランプ48のスプール20側の端部(図5及び図6では下側の端部)には、同様に円柱状の支軸50がクランプ48をその軸線方向に沿って貫通している。各支軸49、50の各軸線方向一端部(図5では右側の端部)は、フレーム154の側壁18に回転自在に軸支されており、各支軸49、50の各軸線方向他端部(図5では左側の端部)は、フレーム154の側壁16に回転自在に軸支されている。これにより、各クランプ47、48は、それぞれ支軸49、50周りに回動可能とされており、支軸49、50周りに回動することで、ウエビング28に対して接離移動可能とされている。
また、クランプ47の軸線方向一端部(図5では右側の端部)には、板状の連結片51がクランプ47の径方向に沿って一体的に突設されており、クランプ48の軸線方向一端部(図5では右側の端部)には、同様に板状の連結片52がクランプ48の径方向に沿って一体的に突設されている。連結片51と連結片52とは、各クランプ47、48の軸線方向においてオフセットして配置されており、互いに板厚方向に重なっている。
連結片51には、板厚方向に貫通する長孔53が形成されており、連結片52には、同様に板厚方向に貫通する長孔54が形成されている。これらの長孔53、54は、フレーム154の側壁18に本体部57が固定されたソレノイド55のプランジャ56に対応している。ソレノイド55は、所謂「プル方式」のものであり、図7に示す如く、プランジャ56の長手方向中間部が直角に屈曲している。このプランジャ56は、その先端部が連結片51、52の長孔53、54に摺動可能に挿入されている。
ここで、このモータリトラクタ150では、ソレノイド55への給電の有無によりプランジャ56が往復移動することで、連結片51、52を介して一対のクランプ47、48が、ウエビング28に対して接離移動するようになっている。すなわち、ソレノイド55に通電されていないときは、プランジャ56はソレノイド55の本体部57から所定量引き出されており、この状態では、図8(A)に示す如く、一対のクランプ47、48は、ウエビング28に対して離間するようになっている。一方、ソレノイド55に通電されているときは、プランジャ56がソレノイド55の本体部57側(図5及び図6では下側)へ所定量引き込まれることで、図8(B)に示す如く、一対のクランプ47、48は、ウエビング28に対して接近するようになっている。しかも、このように一対のクランプ47、48がウエビング28に接近した状態では、一対のクランプ47、48は、ウエビング28を挟持して保持するようになっている。なお、図8(A)及び図8(B)では、説明の都合上、プランジャ56の先端部を除くソレノイド55の図示を省略してある。
一方、ドライバ82には、上述したソレノイド55が電気的に接続されており、このドライバ82を介したソレノイド55への給電の有無がECU86によって制御される構成である。
上記構成のモータリトラクタ150においても、前記第1の実施の形態に係るモータリトラクタ10と基本的に同様の作用効果を奏する。
なお、前述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、挟持機構100及び挟持機構152を、ウエビング28のモータリトラクタ10又はモータリトラクタ150からの出口部分に設ける構成としたが、これに限らず、挟持機構は、ウエビング28のスプール20に巻き回された部分よりも乗員側であってかつ乗員に至る途中のウエビング28中間部に対応して設けられていればよい。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態と基本的に同一の構成・作用については前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同符号を付してその説明を省略する。
図9には、本発明の第3の実施の形態に係るモータリトラクタ160の全体構成が正面断面図にて示されている。
図9に示す如く、本発明の第3の実施の形態に係るモータリトラクタ160は、前記第1の実施の形態に係るモータリトラクタ10と基本的に同様の構成であるが、前記第1の実施の形態に係る挟持機構100の代わりに回転阻止機構162を備えている。
回転阻止機構162は、スプール20のフランジ部26の外周部に対向して配置されたブレーキプレート164を備えている。このブレーキプレート164には、側壁18に本体部166が固定されたソレノイド168のプランジャ170が連結されている。このソレノイド168は、所謂「プッシュ方式」のものであり、通電されていないときは、プランジャ170は本体部166側に所定量引き込まれている。この状態では、図10(A)に示す如く、プランジャ170に連結されたブレーキプレート164は、フランジ部26の外周部から離間するようになっている。
これに対し、ソレノイド168に通電されているときは、プランジャ170が本体部166から所定量引き出されることで、図10(B)に示す如く、プランジャ170に連結されたブレーキプレート164は、フランジ部26の外周部に係合するようになっている。このように、ブレーキプレート164が、フランジ部26の外周部に係合すると、スプール20の回転が阻止され、これにより、ウエビング28の引出しが阻止される構成である。
一方、ドライバ82には、上述したソレノイド168が電気的に接続されており、このドライバ82を介したソレノイド168への給電の有無がECU86によって制御される構成である。
上記構成のモータリトラクタ160においても、前記第1の実施の形態に係るモータリトラクタ10と基本的に同様の作用効果を奏する。
なお、上述した第3の実施の形態では、回転阻止機構162は、ソレノイド168に連結されたブレーキプレート164をスプール20のフランジ部26に係合させてスプール20の回転を阻止する構成としたが、これに限らず、回転阻止機構としては、例えば、ロック機構38を流用して構成することもできる。すなわち、ソレノイド等により加速度センサ41を駆動してラチェットギヤ42の引出方向の回転を阻止する構成とすれば、スプール20の引出方向の回転を任意に阻止できる。またこの場合、ソレノイドのプランジャ等を、直接ラチェットギヤ42に係合させて、ラチェットギヤ42の回転を阻止する構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るモータリトラクタの全体構成の概略を示す正面断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るモータリトラクタの全体構成を背面側から見た状態で示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るモータリトラクタの挟持機構を含む周辺部材の構成を示し、(A)は挟持機構によるウエビングの保持が解除された状態を示す断面図であり、(B)は挟持機構によりウエビングが保持された状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るモータリトラクタの制御手段の制御手順を示す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態に係るモータリトラクタの全体構成の概略を示す正面断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るモータリトラクタの挟持機構を含む周辺部材の概略を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るモータリトラクタの挟持機構の構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るモータリトラクタの挟持機構の構成を示し、(A)は挟持機構によるウエビングの保持が解除された状態を示す断面図であり、(B)は挟持機構によりウエビングが保持された状態を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るモータリトラクタの全体構成の概略を示す正面断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るモータリトラクタの回転阻止機構を含む周辺部材の構成を示し、(A)は回転阻止機構による巻取軸の回転阻止が解除された状態を示す断面図であり、(B)は回転阻止機構により巻取軸の回転が阻止された状態を示す断面図である。
符号の説明
10 モータリトラクタ
20 巻取軸
28 ウエビング
34 渦巻きばね(付勢部材)
47、48 一対のクランプ
49、50 支軸
55 ソレノイド
56 プランジャ
60 モータ
62 出力軸
72 クラッチ
82 ドライバ(制御手段)
86 ECU(制御手段)
88 スプール回転検出センサ(制御手段)
92 バックルスイッチ(制御手段)
98 拘束電流検出回路(制御手段)
100 挟持機構
101 固定側ガイド
102 固定側挿通孔
104 移動側シャッター
106 移動側挿通孔
110 ソレノイド
112 プランジャ
150 モータリトラクタ
152 挟持機構
160 モータリトラクタ
162 回転阻止機構
164 ブレーキプレート
168 ソレノイド
170 プランジャ

Claims (7)

  1. 車両の座席に着座した乗員に装着された状態で前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングと、
    前記ウエビングの長手方向基端側が係止され、前記ウエビングが巻取り引出し可能に巻き回される巻取軸と、
    前記巻取軸に連結され、前記ウエビングの装着状態における乗員非圧迫性に対応する付勢力で前記巻取軸を前記ウエビング巻取方向へ付勢する付勢部材と、
    モータと、
    前記巻取軸と前記モータの出力軸との間に介在し、前記モータの正転を前記巻取軸に伝達して前記巻取軸を前記ウエビング巻取方向へ回転させると共に、前記モータの逆転による前記出力軸と前記巻取軸との所定量の相対回転で解除状態となるクラッチと、
    を備えたモータリトラクタの駆動制御方法であって、
    前記モータの正転による前記ウエビングの巻き取り途中で前記ウエビングの巻き取りに抗する外力が作用した際には前記モータを逆転させると共に前記ウエビングの引出しを阻止し、かつその後に、前記出力軸が前記巻取軸に対して少なくとも前記所定量相対回転して前記クラッチが解除してから前記ウエビングの引出しを可能とする、
    ことを特徴とするモータリトラクタの駆動制御方法。
  2. 車両の座席に着座した乗員に装着された状態で前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングと、
    前記ウエビングの長手方向基端側が係止され、前記ウエビングが巻取り引出し可能に巻き回される巻取軸と、
    前記巻取軸に連結され、前記ウエビングの装着状態における乗員非圧迫性に対応する付勢力で前記巻取軸を前記ウエビング巻取方向へ付勢する付勢部材と、
    モータと、
    前記巻取軸と前記モータの出力軸との間に介在し、前記モータの正転を前記巻取軸に伝達して前記巻取軸を前記ウエビング巻取方向へ回転させると共に、前記モータの逆転による前記出力軸と前記巻取軸との所定量の相対回転で解除状態となるクラッチと、
    前記ウエビングの引出しを阻止する引出阻止手段と、
    前記モータの正転による前記ウエビングの巻き取り途中で前記ウエビングの巻き取りに抗する外力が作用した際には前記モータを逆転させると共に前記引出阻止手段によって前記ウエビングの引出しを阻止させ、かつその後に、前記出力軸が前記巻取軸に対して少なくとも前記所定量相対回転して前記クラッチが解除してから前記引出阻止手段による前記ウエビングの前記引出阻止を解除させる制御手段と、
    を備えたモータリトラクタ。
  3. 前記引出阻止手段は、前記ウエビングの前記巻取軸に巻き回された部分よりも前記乗員側であってかつ前記乗員に至る途中の前記ウエビング中間部に対応して設けられ、前記ウエビング中間部を挟持して保持可能な挟持機構とされる、
    ことを特徴とする請求項2記載のモータリトラクタ。
  4. 前記挟持機構は、
    前記ウエビングが挿通する固定側挿通孔を有する固定側ガイドと、
    前記固定側ガイドに対して移動可能に設けられ、前記ウエビングが挿通する移動側挿通孔を有する移動側シャッターと、
    前記移動側シャッターにプランジャが連結され、前記プランジャを駆動して前記移動側シャッターを前記固定側ガイドに対して移動させることで前記固定側挿通孔の孔縁部と前記移動側挿通孔の孔縁部との間で前記ウエビングを挟持させるソレノイドと、
    を備えたことを特徴とする請求項3記載のモータリトラクタ。
  5. 前記挟持機構は、
    前記ウエビングの両面にそれぞれ対向して設けられると共に、支軸周りに回動することで前記ウエビングに対して接離移動可能とされ、前記ウエビングに接近した状態では前記ウエビングを挟持して保持すると共に、前記ウエビングから離間した状態では前記ウエビングの前記保持を解除する一対のクランプと、
    前記一対のクランプに連結されたプランジャを往復移動させて前記一対のクランプを前記ウエビングに対して接離移動させるソレノイドと、
    を備えたことを特徴とする請求項3記載のモータリトラクタ。
  6. 前記引出阻止手段は、前記巻取軸の回転を阻止する回転阻止機構とされる、
    ことを特徴とする請求項2記載のモータリトラクタ。
  7. 前記回転阻止機構は、
    前記巻取軸の外周部に対向して設けられたブレーキプレートと、
    前記ブレーキプレートにプランジャが連結され、前記プランジャを駆動して前記ブレーキプレートを前記巻取軸の外周部に係合させるソレノイドと、
    を備えたことを特徴とする請求項6記載のモータリトラクタ。
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