JP4772692B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルト装置に関し、より詳細には、ウェビング装着中に座席が移動した際のウェビングの弛みを除去したシートベルト装置に関する。
従来のシートベルト装置として、必要時に電動モータを作動させることによりスピンドルを回転させてウェビングを巻き取り、乗員を座席に拘束するようにしたシートベルト装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、従来のシートベルト装置では、リトラクタ内にクラッチが設けられており、乗員の乗車時にウェビングを引き出して装着する際にクラッチを解除しておき、通常は、ウェビング引き出し抵抗が低減された状態としている。
さらに、巻き取りばねによりウェビングを巻き取るリトラクタを備えたシートベルト装置では、以前はある程度強く設定していた巻き取りばねの巻き取り力を、予め非常に小さく設定しておき、これによりウェビングの引き出しを容易にし、装着中はウェビングからの圧迫感を低減できるようにしている。
しかし、このようなシートベルト装置では、巻き取りばねの巻き取り力が弱いため、Dリングとウェビングの摩擦やタングの重さなどにより、ウェビングの格納が完全にはでき難い。そこで、このようなシートベルト装置においても、格納時にモータを使って巻き取りアシストを行うようにすることが考案されている。これは、モータが巻き取り方向に回転駆動すると、クラッチが動力伝達可能状態になり、巻き取りアシストが可能になるものである。そして格納が完了すると、モータは巻き取りアシストをやめ、巻き取り側とは反対方向に回転駆動し、この回転により、クラッチが動力伝達不可能状態になって元の状態にもどり、ウェビングは巻き取りばねによる弱い巻き取り力だけしか受けないようになる。
特開2001−163185号公報
ところで、このようなシートベルト装置では、巻き取りばねの巻き取り力が弱いために、シートベルト装着中にシートを後方に移動した場合あるいはシートバックを後方に傾けた場合に、乗員とウェビング間に発生した弛みを除去できない虞があった。ちなみに、以前のシートベルト装置では、装着中のウェビングの巻き取り力は2N以上あり、上記のような弛みを除去できるが、弱い巻き取り力の巻き取りばねを使ったシートベルト装置では、装着中の巻き取り力が0.5N〜2N程度に設定されているために、上記のような弛みを除去することができない。
また、シートベルト装置では、ウェビングを通すウェビングガイドであるDリングの位置を調整するため、ウェビングの中間部分を支持して車体に対して上下に移動可能なガイド位置調整手段であるアジャストスルーが設けられている。アジャストスルーが下降すると、ウェビングが弛み無く格納されていても、アジャストスルーが下降することによりウェビングに弛みが発生する。巻き取り力がある程度強くなっているシートベルト装置であれば、タングの質量(70g程度)とウェビングとDリングとの摩擦が存在しても、タングごと上方に引き上げることができ、弛みなくウェビングを巻き取ることが出来る。しかし、上述したシートベルト装置のように、弱い巻き取り力(0.5〜2N程度)の巻き取りばねを使用している場合は、Dリングから巻き取り装置までのウェビングの弛みは巻き取ることができるが、Dリングからウェビング上でタングを係止させるためのラップアンカまでのウェビングの弛みは、タングの重さとDリングとウェビングとの摩擦のため、持ち上げることが出来ず、ウェビングの弛みとして残ってしまう。その結果、格納状態のウェビングがルーズな状態になり、少しの振動でタングが車両の内装品にぶつかり音を発生し不快感を与えたり、あるいは内装品に傷をつけたりする虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ウェビングの弛みを除去することができるシートベルト装置を提供することにある。特に、その主要な第1の目的は、ウェビング装着中にウェビングが弛むようなシートの状態変化があった場合に乗員とウェビング間の弛みを除去することができるシートベルト装置を提供することにある。また、第2の目的は、アジャストスルーが下降したときにおいてもウェビングに弛みを生ずることがなくルーズな格納状態とならないようにしたシートベルト装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
(1) ウェビングを巻回するスピンドルと、
前記スピンドルに常時連結され、乗員が前記ウェビング装着中、乗員の胸部での前記ウェビングの弛みが巻き取れる程度に設定された巻き取り力を前記ウェビングに付与するワインディングスプリングと、
前記スピンドルを所望の方向に回転させる動力を発生する動力発生手段と、
該動力発生手段が前記スピンドルを前記ウェビングの巻き取り方向に回転させる前記動力を発生した時に、前記動力発生手段の動力を前記スピンドルに伝達可能な動力伝達可能状態とし、前記動力発生手段が前記スピンドルを前記巻き取り方向に回転させる前記動力と逆方向の動力を発生した時に、前記動力発生手段の前記動力を前記スピンドルに伝達不可能にする動力伝達不可能状態とする動力伝達手段と、
前記動力発生手段を駆動制御する制御手段と、
乗員が前記ウェビング装着中、前記ウェビングが弛むような変化があったとき、前記ウェビングに弛みが生じたことを検出する弛み検知手段と、
を備え、
記弛み検知手段が該弛みを検知したとき、前記制御手段は、前記動力発生手段を前記ウェビングの巻取り方向に回転させ、前記弛みを除去するように駆動させた後、前記動力発生手段に逆方向の動力を発生させ、前記動力伝達手段を動力伝達不可能状態とし、前記スピンドルには前記ワインディングスプリングによって巻き取り力が作用するように、駆動制御することを特徴とするシートベルト装置。
(2) 前記弛み検知手段は、前記スピンドルの回転量を検知するロータリーセンサであることを特徴とする(1)に記載のシートベルト装置。
) 前記ウェビングを通すウェビングガイドの位置を調整するガイド位置調整手段をさらに備え、
前記弛み検知手段は、前記ガイド位置調整手段が下降したことを検知するガイド位置変化検知手段であり、
前記制御手段は、前記ガイド位置調整手段が下降したことを検知したとき、前記動力発生手段を前記ウェビングの巻き取り方向に回転させるように駆動制御した後、前記動力伝達手段を動力伝達不可能状態にすべく、前記動力発生手段が前記巻取り方向と逆方向に回転させるように駆動制御することを特徴とする(1)または(2)に記載のシートベルト装置。
) 前記弛み検知手段は、シートの状態変化を検知するシート状態検知手段であり、
前記制御手段は、前記ウェビング装着中に前記ウェビングが弛むような前記シートの状態変化を検知した場合に、前記動力発生手段を前記ウェビングの巻き取り方向に回転させるように駆動制御した後、前記動力伝達手段を動力伝達不可能状態にすべく、前記動力発生手段が前記巻取り方向と逆方向に回転させるように駆動制御することを特徴とする(1)または(2)に記載のシートベルト装置。
) ウェビングを巻回するスピンドルと、
前記スピンドルに常時連結され、乗員が前記ウェビング装着中、乗員の胸部での前記ウェビングの弛みが巻き取れる程度に設定された巻き取り力を前記ウェビングに付与するワインディングスプリングと、
前記スピンドルを所望の方向に回転させる動力を発生する動力発生手段と、
該動力発生手段が前記スピンドルを前記ウェビングの巻き取り方向に回転させる前記動力を発生した時に、前記動力発生手段の動力を前記スピンドルに伝達可能な動力伝達可能状態とし、前記動力発生手段が前記スピンドルを前記巻き取り方向に回転させる前記動力と逆方向の動力を発生した時に、前記動力発生手段の前記動力を前記スピンドルに伝達不可能にする動力伝達不可能状態とする動力伝達手段と、
前記動力発生手段を駆動制御する制御手段と、
乗員が前記ウェビング装着中、前記ウェビングが弛むようなシートの状態変化があったとき、シートの状態変化を検知するシート状態検知手段と、
を備えたシートベルト装置であって、
記ウェビング装着中に前記ウェビングが弛むような前記シートの状態変化を検知した場合に、前記制御手段は、前記動力発生手段を前記ウェビングの巻き取り方向に回転させ、前記弛みを除去するように駆動させた後、前記動力発生手段に逆方向の動力を発生させ、前記動力伝達手段を動力伝達不可能状態とし、前記スピンドルには前記ワインディングスプリングによって巻き取り力が作用するように、駆動制御することを特徴とするシートベルト装置。
) 前記シート状態検知手段は、前記スピンドルの回転量を検知するロータリーセンサであることを特徴とする(5)に記載のシートベルト装置。
) 前記シート状態検知手段は、前記シートが前後に移動されたことを検知するシート移動検知手段と、シートバックが傾いたことを検知するシートバック移動検知手段の少なくとも一方であることを特徴とする(5)に記載のシートベルト装置。
本発明のシートベルト装置によれば、ウェビングに弛みが生じたことを検出すると、動力発生手段をウェビングの巻取り方向に回転させるように駆動制御するので、ウェビングの弛みを除去することができる。
また、本発明のシートベルト装置によれば、ウェビング装着中にウェビングが弛むようなシートの状態変化を検知すると、動力発生手段をウェビングの巻き取り方向に回転させるように駆動制御するので、動力発生手段を巻き取り駆動させてウェビングを巻き取ることによりウェビングの乗員に対する弛みを除去することができ、より確実なウェビングの装着を与える。
さらに、本発明のシートベルト装置によれば、ウェビング装着中にウェビングが弛むようなシートの状態変化を検知した際に動力発生手段をウェビングの巻き取り方向に回転させるように駆動制御した後、動力伝達手段を動力伝達不可能状態にすべく、動力発生手段を巻取り方向と逆方向に回転させるように駆動制御するため、スピンドルには弱い巻き取り力だけしか作用しない状態となるので、使用時にウェビングを容易に引き出すことができる。
本発明に係る第1実施形態のシートベルト装置のブロック図である。 図1に示したシートベルト装置に用いられるクラッチの断面図である。 図2に示したクラッチの動作説明図である。 図2に示したクラッチの動作説明図である。 図2に示したクラッチの動作説明図である。 図2に示したクラッチの動作説明図である。 図1に示したシートベルト装置の制御動作の第1例を説明するフローチャートである。 図1に示したシートベルト装置の制御動作の第2例を説明するフローチャートである。 装着原点を設定する方法を説明するフローチャートである。 装着限定を設定する他の方法を説明するフローチャートである。 (a)はロータリーセンサの構成を示す概略図であり、(b)及び(c)は、その検出方法を説明するための図である。 図1に示したシートベルト装置の車体搭載状態の概略図である。 本発明に係る第2実施形態のシートベルト装置のブロック図である。 図13に示したシートベルト装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 シートベルト装置
11 ウェビング
12 スピンドル
15 モータ(動力発生手段)
16 ギアアッセンブリ(動力伝達手段)
17 クラッチ(動力伝達手段)
18 ダンパスプリング(動力伝達手段)
19 ロータリーセンサ(弛み検知手段、シート状態検知手段、或いはガイド位置変化検知手段)
20 コントローラ(制御手段)
23 シート移動検知手段(弛み検知手段、或いはシート状態検知手段)
24 シートバック移動検知手段(弛み検知手段、或いはシート状態検知手段)
25 バックルスイッチ
52 アジャストスルー(ガイド位置調整手段)
53 Dリング(ウェビングガイド)
以下、本発明の第1実施形態に係るシートベルト装置を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るシートベルト装置のブロック図、図2は図1に示すシートベルト装置に用いられるクラッチの断面図、図3〜図6は図2に示すクラッチの動作説明図、図7は、図1に示すシートベルト装置の制御動作の第1例を説明するフローチャート、図8は図1に示すシートベルト装置の制御動作の第2例を説明するフローチャート、図9は装着原点を設定する方法を説明するフローチャート、図10は装着限定を設定する他の方法を説明するフローチャートである。また、図11は、ロータリーセンサを説明するための図であり、図12は、図1に示したシートベルト装置の車体搭載状態の概略図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態であるシートベルト装置10は、ウェビング11、スピンドル12、リトラクタ13、ワインディングスプリング14、モータ15、ギアアッセンブリ16、クラッチ17、ダンパスプリング18、ロータリーセンサ19、及び、コントローラ20、から主として構成されている。なお、本実施形態では、モータ15が動力発生手段を、ギアアッセンブリ16、クラッチ17、及び、ダンパスプリング18が動力伝達手段を、コントローラ20が制御手段を構成する。
リトラクタ13には、ウェビング11を巻回するスピンドル12が回転自在に収納されている。ワインディングスプリング14は、常時スピンドル12に連結され、ウェビング11に巻き取り力を付与している。ワインディングスプリング14の巻き取り力は、非常に弱く設定されており、使用者がウェビング11を装着している状態で、使用者の胸部でのウェビング11の弛みが巻き取れる程度に設定されている。本実施形態では、胸部でのウェビング巻き取り力は0.5N以上2N以下に設定される。
また、スピンドル12は、必要時に、モータ15によって動力伝達手段を介して巻き取り方向に回転駆動される。モータ15は、コントローラ20から供給される正方向または逆方向の電流に応じて正転あるいは逆転駆動され、その動力をギアアッセンブリ16に伝達する。ここで、正転駆動は、スピンドル12をウェビング11の巻き取り方向に回転させる動力を発生する方向であり、逆転駆動は、上記動力と逆方向の動力を発生する方向である。
ギアアッセンブリ16は、モータ15のモータ軸22と接続されており、モータ軸22が正転・逆転するのに伴って回転し、モータ軸22の回転動力を減速(トルク増幅)してクラッチ17に伝達する。
クラッチ17は、モータ15が正転したときに、ダンパスプリング18を介してモータ15からの動力をスピンドル12に伝達する(動力伝達可能状態)一方、モータ15が反転したときに、モータ15からの動力を伝達しない(動力伝達不可能状態)。
ダンパスプリング18は、モータ15の巻き取り駆動時に、駆動力のウェビング11への急激な伝達を防ぎ、使用者への衝撃を軽減して違和感を防止する。なお、動力伝達手段の構成は、以下で詳細に説明する。
ロータリーセンサ19は、例えばスピンドル12の回転を検出してパルス信号等の電気信号を発生する回転センサである。図11(a)に示すように、ロータリーセンサ19は、N極とS極が交互に着磁され、スピンドル12と同期回転する環状の磁気発生部19aと、磁気発生部19aの周囲に設けられた2つの磁気センサ19b、19cとを備えている。そして、例えば図11(b)及び(c)に示すように、磁気センサ19bの出力がN極からS極に立ち下がる時の磁気センサ19cの出力から、Nに相当する出力の場合には、磁気発生部19aが図11(a)の右に移動し、Sに相当する出力の場合には、図11(a)の左に移動していると判断する。そして、コントローラ20は、スピンドル12が巻き取り方向に正回転される際にパルス数を加算するとともに、スピンドル12が引き出し方向に逆回転される際にパルス数を減算することにより、それらパルス数をウェビング11の巻き取り/引き出し量(長さ)に変換する。パルス数の加算・減算は逆でも良い。
この方法により、ロータリーセンサ19は、スピンドル12の回転量と回転方向を検出する。
コントローラ20は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース(I/F)、タイマ、モータドライバを内蔵しており、これらの回路を用いてモータ15を駆動制御する。ここで、コントローラ20には、シート移動検知手段23、シートバック移動検知手段24、バックルスイッチ25が電気的に接続されている。
シート移動検知手段23は、シートの前後へのスライド移動を検知する従来公知のシート移動検知センサにより検知することが可能であり、例えば、電動シート装置のシートが基準位置から前方・後方に移動したストローク量を、例えばパルス信号等に変換して出力するセンサである。具体的には、シートスライドモータがシート前方移動側に回転したときの回転数をパルス信号に変換して出力するとともに、シートスライドモータがシート後方移動側に回転したときの回転数をパルス信号に変換して出力する。そのため、コントローラ20は、シートの前方移動時にシート移動検知手段23から与えられたパルス信号数(n1)を予め格納している基準値(0)に加算し、シートの後方移動時にシート移動検知手段23から与えられたパルス信号数(n2)を、前方移動時に得られた加算値から減算してシートの現在位置を算出して認識する。
シートバック移動検知手段24も、従来公知のシートバック角度検知センサにより検知することが可能であり、例えば、電動シート装置のシートバックが基準位置から傾動したストローク量を、例えばパルス信号等に変換して出力するセンサである。具体的には、リクライニングモータがシートバック傾動側に回転したときの回転数をパルス信号に変換して出力する。そのため、コントローラ20は、シートバックの傾動時にシートバック移動検知手段24から与えられたパルス信号数(n1)を予め格納している基準値(0)に加算し、シートバック戻り傾動時にはシートバック移動検知手段24から与えられたパルス信号数(n2)を、傾動時に得られた加算値から減算してシートバックの現在位置を算出して認識する。ここで、シート移動検知手段23及びシートバック移動検知手段24はロータリーセンサ19によってウェビング11の移動量を検知することにより代用できるために、ロータリーセンサ19を用いた場合には、これらの検知手段23,24は不要である。
バックルスイッチ25は、タング50がバックル51に差し込まれているとき(図12参照。)をオン状態とし、タング50がバックル51に差し込まれていないときをオフ状態とする。そのため、コントローラ20は、バックルスイッチ25がオンしている際の通電電流を検出することによってシートベルト使用中のフラグを立て、バックルスイッチ25がオフしている際に通電電流を検出しないことによってシートベルト未使用のフラグを立てる。このようなスイッチは従来公知のものであり、それらの詳細な説明については割愛する。
図12に示すように、シートベルト装置10は、リトラクタ13が車体の中央部に配置されたBピラーを構成する車体パネル内に取り付けられており、ウェビング11の基端部はリトラクタ13内のスピンドル12に結束されている。ウェビング11は、Bピラーにおいて上下に移動自在に取り付けられたアジャストスルー52に固定されているDリング53内を挿通して車室内に引き出されている。そして、ウェビング11は、タング50を挿通した先端部側にタングストッパ54が取り付けられており、先端部がラップアンカ55に結束固定されている。タング50は、ウェビング11に沿ってDリング53とタングストッパ54間で移動可能に配置されており、未使用時にウェビング11がリトラクタ13内に巻き取り格納されることにより、タングストッパ54に係止してBピラー上のDリング53に接近した位置で落下しないように保持される。バックル51は、リトラクタ13に対してシート56を挟んだ車室内側に設置されており、タング50が挿入装着されることによりシート56に着座した乗員を拘束する。
次に、図2及び図3を参照して、動力伝達手段の構成について説明する。ギアアッセンブリ16のファイナルギア38、クラッチ17、及び、ダンパスプリング18は、リトラクタ13のフレーム側方に設けられたクラッチハウジング27内に収納されている。クラッチ17は、ジョイント28、フリクションスプリング29、クラッチホイール30、ラッチプレート31、リング32、ポール33、リターンスプリング34、及び、ロータカム35を備える。
ジョイント28は、スピンドル12と同芯に結合されており、スピンドル12と一体的に回転する。フリクションスプリング29は、リング状に形成され、終端部をクラッチハウジング27に係止して、リング32の内周部に配置されたクラッチホイール30を摺動自在に支持している。
ラッチプレート31は、歯部39を外周部に形成しており、ダンパスプリング18を介してジョイント28に結合されている。即ち、ジョイント28とラッチプレート31との間に組み込まれたねじりコイルばねであるダンパスプリング15は、コイル部分をジョイント28内に収納し、一端部をジョイント28に、他端部をラッチプレート30に係止することで、モータ15の巻き取り駆動時にラッチプレート31が回転した際、駆動力のウェビング11への急激な伝達を防止している。
ポール33は、ファイナルギア38の内周部で一体回転可能に設けられたリング32の一部に揺動自在に支持されると共に、一端部がポール33の端部に、他端部がリング32の一部に係止されたリターンスプリング34によってラッチプレート31から解除される方向に常時付勢されている。そして、ポール33は、モータ15の正転によりファイナルギア38が回転した際に、ロータカム35のカム面35aに沿ってラッチプレート31側に揺動してラッチプレート31の歯部39と係止するので、ファイナルギア38は、ラッチプレート31を介してスピンドル12に連結される。
ロータカム35は、通常時は剪断ピン40(図3に示す)によって揺動固定されており、ファイナルギア38とともにポール33が回動した際に、ポール33と当接するカム面35aを備える。また、プリテンショナ作動時には、ロータカム35は、剪断ピン40の破断により、軸41回りに揺動して、ポール33をラッチプレート31から退避させ、クラッチ17が作動しないようにする。
次に、図3〜図6を参照して、クラッチ17の動作について説明する。図3に示すように、モータ15により巻き取りが行われていない場合には、ポール33はラッチプレート31の歯部39に係止されていないため、スピンドル12はいずれの方向にも回転可能な状態にある。図4に示すように、コントローラ20により電流が供給されることによってモータ15が正転し始めると、モータ軸22とギア結合されたファイナルギア38が図4の反時計回転方向に回転される。すると、リング32と共にポール33が反時計方向に移動し、リターンスプリング34の付勢力に抗してポール33がロータカム35のカム面35aに沿ってラッチプレート31に向けて揺動し始める。
図5に示すように、モータ15の動力によりファイナルギア38がさらに回転を続けると、ポール33がラッチプレート31の歯部39に係止されるためにクラッチ17が係合し、モータ15の動力をスピンドル12に伝達可能な動力伝達可能状態になる。ラッチプレート31の回転動力は、ダンパスプリング18を介してスピンドル12に伝わるためにウェビング11が巻き取られる。このとき、ロータカム35とクラッチホイール30とは、フリクションスプリング29に抗して摺動回転する。そして、モータ15は、ウェビング11が巻き取り終わると駆動を停止する。
図6に示すように、コントローラ20より電流が供給されることによってモータ15が反転されると、ポール33がファイナルギア38とともに、図6の時計回転方向へ回転される。しかし、ロータカム35及びクラッチホイール30はフリクションスプリング29に付勢されたまま回転しない。そして、ポール33がロータカム35から離れ、リターンスプリング34によってラッチプレート31から離れる方向に揺動されるために、ポール33がラッチプレート31の歯部39から外れ、クラッチ17が解除され、モータ15の動力をスピンドル12に伝達不可能にする動力伝達不可能状態となる。
なお、図2に示すように、クラッチハウジング27の外側には、ロータリーセンサ19及びマグネチックプレート36を収納したセンサハウジング37が取付けられている。マグネチックプレート36は、ジョイント28の先端部に結合されており、外周部に、例えばN極とS極とが円周方向に交互に着磁されている。マグネチックプレート36の外周部には、ロータリーセンサ19が非接触で組み付けられており、マグネチックプレート36がジョイント28とともに回転することにより、ジョイント28の回転数に比例したパルス信号をロータリーセンサ19が出力する。
このようなシートベルト装置10では、シートが後方に移動したことを検知するシート移動検知手段23と、シートバックが傾動したことを検知するシートバック移動検知手段24と、のうちの少なくともいずれか一方が移動を検知した場合に、モータ15を巻き取り駆動して、ウェビング11を巻き取り、弛みを除去する動作(以後、弛み除去駆動という)を行う。
また、スピンドル12の回転量を検知することにより、ウェビング11の移動を検知するためのロータリーセンサ19により、装着中の装着原点に対するウェビング巻き取り有無(弱いワインディングスプリング14を介した巻き取りの有無)を検知し、これに基づいて、シートの後方移動あるいはシートバックの後方傾動を検知するようにしてもよい。
ここで言う装着原点とは、次の場合を装着原点として設定される。
(a)シートベルト装着時駆動終了時点
(b)弛み除去駆動終了時点
(c)装着中、かつウェビング停止状態で所定時間経過した時点
(a)で、シートベルト装着時駆動とは、バックルスイッチ25により、非装着状態からタング50がバックル51に装着されたことが検知されると、所定の電力でモータ15をウェビング11の巻き取り方向に駆動してウェビング11を巻き取り、やがて弛みが除去されると、所定の電力で駆動されているモータ15では巻き取れなくなるために巻き取りは停止するが、これをロータリーセンサ19で巻き取りが停止したことを検知し、これが検知されることにより、モータ15をウェビング11の巻き取り方向とは逆方向に回転駆動してクラッチ17の解除を行い、これによりウェビング11には弱いワインディングスプリング14による弱い巻き取り力のみが働くようにする。これら一連の駆動をシートベルト装着時駆動とする。この駆動が終了した時点で、そのときのウェビング11の巻き取り量(あるいは引き出し量)を装着原点として、コントローラ20内のメモリRAMに記憶する。
また、(b)で、弛み除去駆動とは、装着原点からウェビング11が弱いワインディングスプリング14により巻き取られたことがロータリーセンサ19で検知されたときに行われる駆動で、所定の電力でモータ15をウェビング11の巻き取り方向に駆動してウェビング11を巻き取り、やがて弛みが除去されると所定の電力で駆動されているモータ15では巻き取れなくなるために巻き取りは停止するが、これをロータリーセンサ19で巻き取りが停止したことを検知し、これが検知されると、モータ15をウェビング11の巻き取り方向とは逆方向に回転駆動してクラッチ17の解除を行い、これによりウェビング11には弱いワインディングスプリング14による弱い巻き取り力のみが働くようにする。これら一連の駆動を弛み除去駆動とする。この駆動が終了した時点で、そのときのウェビング11の巻き取り量(あるいは引き出し量)を装着原点として、コントローラ20内のメモリRAMに記憶する。
(c)では、バックルスイッチ25によりシートベルトの装着が検知され、かつ、乗員がウェビング11の引き出しあるいは巻き取り操作を行ってないことがロータリーセンサ19により検知され、そして、この状態が所定時間継続した場合に、そのときのウェビング11の巻き取り量(あるいは引き出し量)を装着原点として、コントローラ20内のメモリRAMに記憶する。
次に、図7を参照して、シートベルト装置10の制御動作の第1例について説明する。
図7に示すように、制御動作の第1例では、シートベルトが装着されている状態にあり、シートが後方へスライド移動後、移動が停止されたか、あるいはシートバックが後方へ傾動後、傾動が停止された(S101)場合に、ウェビング11の弛みを除去すべく、モータ15を所定の電力、即ち、所定の駆動力(本実施形態では、5N〜20Nの巻き取り力に設定される)で巻き取り駆動させる(S102)。即ち、第1例では、シートの状態変化を検知するシート状態検知手段は、シート移動検知手段23とシートバック移動検出手段24の少なくとも一方によって構成され、ウェビングの弛みを検知する弛み検知手段として作用する。なお、シートベルトが装着されていない場合や、シートが後方へスライド移動後停止されたか、あるいはシートバックが後方へ傾動後停止された場合には、モータ駆動は行われずそのままリターンされる。
やがて弛みが除去されると、所定の電力では巻き取りできないためにモータ15が停止する(S103)。この停止したことを、スピンドル12の回転量を検知するロータリーセンサ19にて検知し、停止検知された場合は、クラッチ17の解除駆動を行う(S104)。クラッチ解除は、モータ15を巻き取り方向とは逆方向に回転駆動することにより行われ、クラッチ解除後は、モータ15の駆動が停止し(S105)、スピンドル12には弱いワインディングスプリング14による巻き取り力だけしか作用しなくなるために、乗員はウェビング11からの圧迫感をあまり受けず、ウェビング11の引き出しも軽い力で容易に引き出すことができる。ここで、装着原点セットの処理(S106)は、図8に示す制御動作の第2例で説明する。
次に、図8を参照して、シートベルト装置10の制御動作の第2例について説明する。 制御動作の第2例の第1例との違いは、シートあるいはシートバックの後方移動検知あるいは傾動検知を、ウェビング11を巻回するスピンドル12の回転量を検知するロータリーセンサ12で行うことである。
図8に示すように、シートベルトが装着されている状態にあり、シートが後方へ移動された場合あるいはシートバックが後方へ傾動された場合に、装着原点よりもウェビング11が巻き取り側に移動していることをロータリーセンサ19で検知し、これが検知された(S201)場合に、ウェビング11の弛みを除去すべく、モータ15を所定の電力、即ち、所定の駆動力(5N〜20Nの巻き取り力)で巻き取り駆動させる(S202)。即ち、シートの状態変化を検知するシート状態検知手段は、ロータリーセンサ19によって構成され、弛み検知手段として作用する。なお、装着原点よりもウェビング11が巻き取り側に移動していない場合には、モータ駆動は行われずそのままリターンされる。
やがて弛みが除去されると、所定の電力では巻き取りできないためにモータ15が停止する。この停止したことを、スピンドル12の回転量を検知するロータリーセンサ19にて検知し、停止検知された場合は、クラッチ17の解除駆動を行う(S204)。クラッチ解除は、モータ15をウェビング11の巻き取り方向とは逆方向に回転駆動することにより行われ、クラッチ解除後にモータ15が停止する(S205)。これにより、スピンドル12には弱いワインディングスプリング14による巻き取り力だけしか作用しなくなるために、乗員はウェビング11からの圧迫感をあまり受けず、ウェビング11の引き出しも軽い力で容易に引き出すことができる。また、クラッチ解除とともに、乗員あるいは乗員の衣服等による弾性力で、ウェビング11は引き出し方向にある程度移動するが、その移動の後に、装着原点をセットする(S206)。
また、図9,10は、上記弛み除去駆動後に行われる装着原点の設定方法以外の、シートベルト装着時駆動終了時と、装着中、且つウェビング停止状態で所定時間経過した時点の装着原点の設定方法のフローチャートを示している。
図9に示すように、装着原点を設定する方法では、シートベルトをこれから装着しようとしている乗員がシートベルトを装着して、その直後に行われる駆動の直後に行うものである。すなわち、まずはバックルスイッチ25により装着状態が検知(S211)され、非装着の状態だったものが装着状態になった場合、装着直後の余計なウェビング11の弛みを除去すべくモータ15を所定の電力、即ち、所定の駆動力(5N〜20Nの巻き取り力)で巻き取り駆動させる(S212)。
やがて弛みが除去されると、所定の電力では巻き取りできないためにモータ15が停止する(S213)。この停止したことを、スピンドル12の回転量を検知するロータリーセンサ19にて検知し、停止検知された場合は、クラッチ17の解除駆動を行(S214)い、モータ15が停止(S215)する。クラッチ解除は、モータ15を巻き取り方向とは逆方向に回転駆動することにより行われ、クラッチ解除後は、スピンドル12には弱いワインディングスプリング14による巻き取り力だけしか作用しなくなるために、乗員はウェビング11からの圧迫感をあまり受けず、ウェビング11の引き出しも軽い力で容易に引き出すことができる。このとき、クラッチ解除とともに、乗員あるいは乗員の衣服などによる弾性力で、ウェビング11は引き出し方向にある程度移動するが、この移動の後に、装着原点をセットする(S216)。
図10に示すように、装着原点を設定する他の方法は、シートベルトを装着中の乗員がシートあるいはシートバックを基準位置よりも例えば200mm前方に移動あるいは、乗員自身の着座位置を基準位置よりも例えば200mm前方に移動した状態にし、その状態でしばらく運転あるいは乗車し、次に、シートまたはシートバックを例えば100mm後方に移動または傾動あるいは、乗員自身の着座位置を例えば100mm後方に移動した場合を考えると、後方移動(傾動)によりウェビング11には余分な弛みが発生するが、スピンドル12は装着原点よりも巻き取り側に巻き取られていないので、弛み除去は行われないという現象が起こることを防ぐための方法である。即ち、シートベルト装着中であり、かつ、所定時間(例えば3秒)の間、ウェビング11の移動が停止状態にある(S221)場合には、その位置を新たな装着原点としてセット(更新)するものである(S222)。
上述したように、シートベルト装置10によれば、ウェビング11の装着中にウェビング11が弛むようなシートの状態変化を検知すると、モータ15をウェビング11の巻き取り方向に回転させるように駆動制御するので、モータ15を巻き取り駆動させてウェビング11を巻き取ることによりウェビング11の乗員に対する弛みを除去することができ、より確実なウェビングの装着を与える。
また、シートベルト装置10によれば、ウェビング11の装着中にウェビング11が弛むようなシートの状態変化を検知した際にモータ15をウェビング11の巻き取り方向に回転させるように駆動制御した後、モータ15がスピンドル12を巻取り方向に回転させる動力と逆方向の動力を発生させてクラッチ17を動力伝達不可能状態にするために、スピンドル12には弱い巻き取り力だけしか作用しなくなり、使用の際、ウェビング11を容易に引き出すことができる。
また、シートベルト装置10によれば、弛み検知手段であるシート状態検知手段が、シートが前後に移動されたことを検知するシート移動検知手段23とシートバックが傾いたことを検知するシートバック移動検知手段24の少なくとも一方、或いは、スピンドル12の回転量を検知するロータリーセンサ19であるために、シート状態検知手段を別途設ける必要がなく、既存の構成にてウェビング11の弛みを防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るシートベルト装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、第1実施形態と同等部分については、同一符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
図13は本発明の第2実施形態に係るシートベルト装置のブロック図、図14は図13に示すシートベルト装置の制御動作を説明するフローチャートである。
図13示すように、本発明の第2実施形態であるシートベルト装置10Aは、ウェビング11、スピンドル12、リトラクタ13、ワインディングスプリング14、モータ15、ギアアッセンブリ16、クラッチ17、ダンパスプリング18、ロータリーセンサ19、及び、コントローラ20、から主として構成されている。なお、本実施形態では、モータ15が動力発生手段を、ギアアッセンブリ16、クラッチ17、及び、ダンパスプリング18が動力伝達手段を、ロータリーセンサ19がガイド位置変化検知手段を、コントローラ20が制御手段を構成する。また、第1実施形態の図12に示されたアジャストスルー52が位置調整手段を、Dリング53がウェビングガイドを構成する。なお、本実施形態のロータリセンサ19は、本発明のウェビングの弛みを検知する弛み検知手段を構成するものでもある。
次に、図14を参照して、シートベルト装置10Aの動作について説明する。なお、このプログラムは周期的に実行される。
図14に示すように、まず、シートベルトが未使用の状態にあるか否かが検知される(S301)。これは、コントローラ20によってバックルスイッチ23の状態を検知することにより行われる。シートベルトが使用状態にあると検知されると、そのままリターンされる一方、シートベルトが未装着の格納状態、つまりはウェビング11が使用されていないときに、アジャストスルー52が下降されると、Dリング53とリトラクタ13間のウェビング11に弛みが生じ、そのウェビング11の弛みは、弱いワインディングスプリング14により巻き取られるために、スピンドル12が回転する(S302)。
アジャストスルー52の下降は、スピンドル12が回転することによって、ロータリーセンサ19で検知される。即ち、Dリング53とリトラクタ14間のウェビングの弛みは、Dリング53とランプアンカ55間の弛みと異なり、巻き取りを阻害するDリング53とウェビング11間の摩擦やタング50の重量による負荷がないため、巻き取ることができる。これにより、スピンドル12は巻き取り側に回転し、ロータリーセンサ19により巻き取りがあったことが検知でき、アジャストスルー52が下降したことが検知される。
アジャストスルー52の下降が検知されると、Dリング27とラップアンカ29間のウェビング11の弛みを除去すべく、コントローラ20よりモータ15を所定の電力、即ち、所定の駆動力(本実施形態では5N〜20Nの巻き取り力)で巻き取り駆動させてクラッチ17を係合状態とする(S303)。即ち、コントローラ20がモータ15をウェビング11の巻き取り方向に回転させるように駆動制御するため、アジャストスルー52が下降したことにより弛んでいるウェビング11を巻き取る。従って、アジャストスルー52が下降したときにウェビング11に弛みを生ずることがなくウェビング11がルーズな格納状態とならない。
やがて、モータ15の回転動力によってウェビング11の弛みが除去されると、所定の電力では巻き取りできないためにモータ15が停止する。このモータ15が停止したことを、スピンドル12の回転量からロータリーセンサ19で検知(S304)し、停止が検知された場合は、クラッチ17の解除駆動を行う(S305)。クラッチ解除は、モータ15を巻き取り側とは反対側に回転駆動することにより行われ、モータ15が停止する(S306)。これにより、クラッチ解除後は、スピンドル12に対して弱いワインディングスプリング14による巻き取り力だけしか作用しないので、使用時にウェビング11を軽い力で容易に引き出すことができる。
上述したように、シートベルト装置10Aによれば、アジャストスルー52が下降していると、コントローラ20がモータ15をウェビング11の巻き取り方向に回転させるように駆動制御するために、アジャストスルー52が下降したことにより弛んでいるウェビング11を巻き取る。それにより、アジャストスルー52が下降したときにおいてもウェビング11に弛みを生ずることがなくルーズな格納状態とならずに品質の向上を図ることができる。
また、シートベルト装置10Aによれば、アジャストスルー52が下降したことを検知することによりコントローラ20がモータ15をウェビング11の巻き取り方向に回転させるように駆動制御した後に、モータ15を動力伝達不可能状態にすべく、モータ15に巻取り方向に回転させる動力と逆方向の動力を発生させるために、スピンドル12に対して弱い巻き取り力だけしか作用しない状態となるので、使用時にウェビング11を軽い力で容易に引き出すことができる。
また、シートベルト装置10Aによれば、アジャストスルー52の下降がスピンドルの回転量を検知するロータリーセンサによって行われるため、アジャストスルー52の下降を検知する手段を別途設ける必要がなく、既存の構成にてウェビング11の弛みを防止することができる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本実施形態のクラッチの構造は一例であり、それを構成する部品等は何ら限定されるものではない。
本出願は、2004年10月29日出願の日本特許出願(特願2004−316205)、2004年10月29日出願の日本特許出願(特願2004−316215)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

Claims (7)

  1. ウェビングを巻回するスピンドルと、
    前記スピンドルに常時連結され、乗員が前記ウェビング装着中、乗員の胸部での前記ウェビングの弛みが巻き取れる程度に設定された巻き取り力を前記ウェビングに付与するワインディングスプリングと、
    前記スピンドルを所望の方向に回転させる動力を発生する動力発生手段と、
    該動力発生手段が前記スピンドルを前記ウェビングの巻き取り方向に回転させる前記動力を発生した時に、前記動力発生手段の動力を前記スピンドルに伝達可能な動力伝達可能状態とし、前記動力発生手段が前記スピンドルを前記巻き取り方向に回転させる前記動力と逆方向の動力を発生した時に、前記動力発生手段の前記動力を前記スピンドルに伝達不可能にする動力伝達不可能状態とする動力伝達手段と、
    前記動力発生手段を駆動制御する制御手段と、
    乗員が前記ウェビング装着中、前記ウェビングが弛むような変化があったとき、前記ウェビングに弛みが生じたことを検出する弛み検知手段と、
    を備え、
    記弛み検知手段が該弛みを検知したとき、前記制御手段は、前記動力発生手段を前記ウェビングの巻取り方向に回転させ、前記弛みを除去するように駆動させた後、前記動力発生手段に逆方向の動力を発生させ、前記動力伝達手段を動力伝達不可能状態とし、前記スピンドルには前記ワインディングスプリングによって巻き取り力が作用するように、駆動制御することを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記弛み検知手段は、前記スピンドルの回転量を検知するロータリーセンサであることを特徴とする請求項に記載のシートベルト装置。
  3. 前記ウェビングを通すウェビングガイドの位置を調整するガイド位置調整手段をさらに備え、
    前記弛み検知手段は、前記ガイド位置調整手段が下降したことを検知するガイド位置変化検知手段であり、
    前記制御手段は、前記ガイド位置調整手段が下降したことを検知したとき、前記動力発生手段を前記ウェビングの巻き取り方向に回転させるように駆動制御した後、前記動力伝達手段を動力伝達不可能状態にすべく、前記動力発生手段が前記巻取り方向と逆方向に回転させるように駆動制御することを特徴とする請求項1または2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記弛み検知手段は、シートの状態変化を検知するシート状態検知手段であり、
    前記制御手段は、前記ウェビング装着中に前記ウェビングが弛むような前記シートの状態変化を検知した場合に、前記動力発生手段を前記ウェビングの巻き取り方向に回転させるように駆動制御した後、前記動力伝達手段を動力伝達不可能状態にすべく、前記動力発生手段が前記巻取り方向と逆方向に回転させるように駆動制御することを特徴とする請求項1または2に記載のシートベルト装置。
  5. ウェビングを巻回するスピンドルと、
    前記スピンドルに常時連結され、乗員が前記ウェビング装着中、乗員の胸部での前記ウェビングの弛みが巻き取れる程度に設定された巻き取り力を前記ウェビングに付与するワインディングスプリングと、
    前記スピンドルを所望の方向に回転させる動力を発生する動力発生手段と、
    該動力発生手段が前記スピンドルを前記ウェビングの巻き取り方向に回転させる前記動力を発生した時に、前記動力発生手段の動力を前記スピンドルに伝達可能な動力伝達可能状態とし、前記動力発生手段が前記スピンドルを前記巻き取り方向に回転させる前記動力と逆方向の動力を発生した時に、前記動力発生手段の前記動力を前記スピンドルに伝達不可能にする動力伝達不可能状態とする動力伝達手段と、
    前記動力発生手段を駆動制御する制御手段と、
    乗員が前記ウェビング装着中、前記ウェビングが弛むようなシートの状態変化があったとき、シートの状態変化を検知するシート状態検知手段と、
    を備えたシートベルト装置であって、
    記ウェビング装着中に前記ウェビングが弛むような前記シートの状態変化を検知した場合に、前記制御手段は、前記動力発生手段を前記ウェビングの巻き取り方向に回転させ、前記弛みを除去するように駆動させた後、前記動力発生手段に逆方向の動力を発生させ、前記動力伝達手段を動力伝達不可能状態とし、前記スピンドルには前記ワインディングスプリングによって巻き取り力が作用するように、駆動制御することを特徴とするシートベルト装置。
  6. 前記シート状態検知手段は、前記スピンドルの回転量を検知するロータリーセンサであることを特徴とする請求項に記載のシートベルト装置。
  7. 前記シート状態検知手段は、前記シートが前後に移動されたことを検知するシート移動検知手段と、シートバックが傾いたことを検知するシートバック移動検知手段の少なくとも一方であることを特徴とする請求項に記載のシートベルト装置。
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