JP4136760B2 - モータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタ - Google Patents

モータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタ Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等の座席に着座した乗員の身体を長尺帯状のウエビングベルトで拘束するためのシートベルト装置を構成するモータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等の車両には、シートベルト装置が取り付けられている。このシートベルト装置は、車両の座席に着座した乗員に装着された状態でこの乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングベルトと、このウエビングベルトの長手方向基端側が係止され、回転することでこのウエビングベルトを基端側から巻き取る巻取軸と、巻取軸をこのウエビングベルトの巻取方向へ付勢する渦巻きばね等の付勢部材と、を備えている。ウエビングベルトを乗員が装着している際には、付勢部材によって巻取軸がこのウエビングベルトの巻取方向へ付勢され、この巻取軸がウエビングベルトの弛み等を取り除いて乗員の身体を拘束する構成である。
【0003】
このようなシートベルト装置では、ウエビングベルトを格納する際に、巻取軸によって巻き取られたこのウエビングベルトの巻取量が増加するに伴いこの巻取軸によってこのウエビングベルトを巻き取る巻取力が次第に低下する。このような巻取力の変化量を考慮して、このウエビングベルトを全格納できる巻取力を維持できる程度の付勢力が付勢部材によって巻取軸に付勢されている。このため、ウエビングベルトを格納する際にはこの付勢力に起因した巻取力でウエビングベルトを全格納することができるが、ウエビングベルトを装着している際にはこのウエビングベルトを装着した乗員に圧迫感を与えてしまう欠点があった。
【0004】
この場合、単にウエビングベルト装着時の圧迫感を低減させるために、付勢力の弱いばね式の付勢部材をシートベルト装置に適用してウエビングベルトの巻取力を弱くすることが考えられる。しかしながら、付勢力の弱いばね式の付勢部材が適用されているシートベルト装置では、ウエビングベルトを全格納した後において、ウエビングベルトに取り付けられたタングプレートの自重や車両の振動等によって一旦格納されたウエビングベルトが引き出されてしまうおそれがある。この結果、格納時におけるウエビングベルトの巻取動作が終了した後には、このウエビングベルトが車室内で弛んだままとなってしまってウエビングベルトの見栄えが悪くなるおそれがある。さらには、ウエビングベルトに弛みが生じた状態で乗員が車両のドアを開閉して乗り降りすると、このウエビングベルトの弛んだ部分がドアに挟まれること(以下、ドア挟みという。)がある。
【0005】
一方、車両が急減速した状態等にウエビングベルトの巻取軸をモータによって回転させるモータリトラクタがある(特許文献1)。このモータリトラクタは、巻取軸に連結され、駆動力でこの巻取軸をウエビングベルトの巻取方向へ回転させるモータと、ウエビングベルトのタングプレートがバックルから解除されたことを検知して信号を出力するバックルスイッチと、このバックルスイッチから出力された信号に基づいてモータの駆動を制御するECU等の制御手段と、を備えている。ウエビングベルトのタングプレートがバックルから解除されたことがバックルスイッチによって検知されると、制御手段によってモータが駆動し、巻取軸がこのウエビングベルトの巻取方向へ回転してウエビングベルトを巻き取る構成である。
【0006】
しかしながら、このような従来のモータリトラクタでは、モータの駆動と巻取軸の回転とが常に連動しているため、乗員がウエビングベルトを装着する際には巻取軸からウエビングベルトを引き出すためにモータを駆動させる必要が生じてしまう。この結果、付勢力の弱いばね式の付勢部材で巻取軸を付勢してウエビングベルトの引出しを容易にした利点が損なわれてしまう欠点があった。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−227567号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑み、ウエビングベルトの装着時には乗員の身体を圧迫せず、かつ、ウエビングベルトの格納後にはこのウエビングベルトの車室内の見栄えを向上させることができるモータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、車両の座席に着座した乗員に装着された状態で前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングベルトと、前記ウエビングベルトの長手方向基端側が係止され、回転することで前記ウエビングベルトを前記基端側から巻き取る巻取軸と、前記巻取軸に連結され、前記巻取軸によって巻き取られる前記ウエビングベルトの巻取量が増加するに従って前記ウエビングベルトの巻取力が次第に低下するような付勢力で前記巻取軸を付勢する付勢部材と、前記巻取軸にクラッチを介して連結され、駆動力で前記巻取軸を前記ウエビングベルトの巻取方向へ回転させるモータと、を備えたモータリトラクタの駆動制御方法であって、乗員降車時に前記乗員からウエビングベルトが取り外された時点で前記モータを回転させて前記ウエビングベルトを巻き取り、前記ウエビングベルトを全格納した時点で前記モータを前記クラッチを介して前記巻取軸に連結させた状態のままで停止し、乗員乗車時に前記乗員に前記ウエビングベルトが装着される際には、前記モータを所定量だけ逆転させて前記クラッチを解除状態とする、ことを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、車両の座席に着座した乗員がモータリトラクタからウエビングベルトを引き出すことでこのウエビングベルトが装着される。この状態では、ウエビングベルトを基端側から巻き取る巻取軸は、付勢部材によってウエビングベルトの巻取方向に付勢されるので、乗員に装着されたウエビングベルトに弛みが生じた場合であっても、付勢部材の付勢力に起因するウエビングベルトの巻取力でこの弛みは取り除かれる。
【0011】
一方、ウエビングベルトを格納する際には、乗員降車時に乗員からウエビングベルトが取り外された時点でモータを回転させることで、ウエビングベルトが巻き取られる。このウエビングベルトを全格納した時点では、モータはクラッチを介して巻取軸に連結した状態のままで停止する。この結果、巻取軸の回転が阻止されて、巻き取られたウエビングベルトが巻取軸から引き出されることが阻止される。このため、このウエビングベルトに弛みが生じることがない。すなわち、巻き取られたウエビングベルトは、全格納の状態のままに保たれる。このため、例えばウエビングベルトのタングプレートが車室内で不安定に宙吊りになることがなくなり、このウエビングベルトの車室内の見栄えを向上させることができる。
【0012】
このような格納状態のウエビングベルトを乗員乗車時に乗員が装着する際には、モータを所定量だけ逆転させて、クラッチが解除状態とされる。この結果、巻取軸は回転可能な状態になるため、この巻取軸からウエビングベルトを引き出すことが可能になる。この場合において、付勢部材のみが巻取軸をウエビングベルトの巻取方向に付勢する。したがって、車両の座席に着座した乗員がウエビングベルトを装着する際には、容易にウエビングベルトをモータリトラクタから引き出してこの乗員の身体に装着することができる。
【0013】
以上説明したように、本発明のモータリトラクタの駆動制御方法は、ウエビングベルトの格納後にはこのウエビングベルトの車室内の見栄えを向上させることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記付勢部材の付勢力は、前記ウエビングベルトの装着状態における乗員非圧迫性に対応して設定される、ことを特徴とする。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、付勢部材の付勢力は乗員非圧迫性に対応した付勢力となっているため、この付勢力の強さは比較的弱く設定されている。このため、乗員がウエビングベルトを装着した際には、乗員の身体をウエビングベルトで圧迫することがない。
【0016】
請求項3に記載の発明は、車両の座席に着座した乗員に装着された状態で前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングベルトと、前記ウエビングベルトの長手方向基端側が係止され、回転することで前記ウエビングベルトを前記基端側から巻き取る巻取軸と、前記巻取軸に連結され、前記巻取軸によって巻き取られる前記ウエビングベルトの巻取量が増加するに従って前記ウエビングベルトの巻取力が次第に低下するような付勢力で前記巻取軸を付勢する付勢部材と、前記巻取軸にクラッチを介して連結され、駆動力で前記巻取軸を前記ウエビングベルトの巻取方向へ回転させるモータと、前記巻取軸による前記ウエビングベルトの巻取量を検出する巻取量検出手段と、前記乗員が前記ウエビングベルトを装着しようとする装着準備状態を検出する装着準備状態検出手段と、前記ウエビングベルトが乗員から装着解除された状態であるか否かを検出するベルト解除検出手段と、前記乗員からウエビングベルトが取り外されたことを前記ベルト解除検出手段が検出した時点で前記巻取軸が前記ウエビングベルトを巻き取るように前記モータを回転させ、前記ウエビングベルトが全格納されたことを前記巻取量検出手段が検出した時点で前記モータを前記クラッチを介して前記巻取軸に連結させた状態のままで停止させ、前記装着準備状態を前記装着準備状態検出手段が検出した際には、前記モータを所定量だけ逆転させて前記クラッチを解除状態にする制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、車両の座席に着座した乗員がモータリトラクタからウエビングベルトを引き出すことでこのウエビングベルトが装着される。この状態では、ウエビングベルトを基端側から巻き取る巻取軸は、付勢部材によってウエビングベルトの巻取方向に付勢されるので、乗員に装着されたウエビングベルトに弛みが生じた場合であっても、付勢部材の付勢力に起因するウエビングベルトの巻取力でこの弛みは取り除かれる。
【0018】
一方、このようなウエビングベルトを格納する際には、ウエビングベルトが乗員の身体から取り外されたことがベルト解除検出手段によって検出されると、制御手段がモータを駆動させて巻取軸をウエビングベルトの巻取方向に回転させる。このため、ウエビングベルトは強制的に巻き取られる。
【0019】
巻き取られたウエビングベルトを全格納したことが巻取量検出手段によって検出された時点では、制御手段はモータを停止させ、このモータはクラッチを介して巻取軸に連結した状態のままになる。この結果、巻取軸の回転が阻止されて、巻き取られたウエビングベルトが巻取軸から引き出されることが阻止される。このため、タングプレートの自重や車両の振動等が生じても、ウエビングベルトがモータリトラクタから引き出されてこのウエビングベルトに弛みが生じることを阻止できる。すなわち、巻き取られたウエビングベルトは、全格納の状態のままに保たれる。このため、例えばウエビングベルトのタングプレートが車室内で不安定に宙吊りになることがなくなり、このウエビングベルトの車室内の見栄えを向上させることができる。
【0020】
ここで、モータがクラッチを介して巻取軸に常に連結しているモータリトラクタでは、ウエビングベルトを巻取軸から容易に引き出すことができない。この点、本発明のモータリトラクタでは、乗員がウエビングベルトを装着しようとする装着準備状態が装着準備状態検出手段によって検出された時点で、制御手段がモータを逆転させてクラッチが解除状態とされる。この装着準備状態には、乗員が着座した状態や、ウエビングベルトを全格納した後に車両のドアが所定回数開閉(例えば、ウエビングベルトを全格納した後の「乗員降車時のドア開閉」とこのドア開閉の次に行われる「乗員乗車時のドア開閉」との計2回の開閉)した状態等が含まれる。このようにしてクラッチを解除状態にした結果、巻取軸は回転可能な状態になるため、この巻取軸からウエビングベルトを引き出すことが可能になる。この場合において、付勢部材のみが巻取軸をウエビングベルトの巻取方向に付勢する。したがって、車両の座席に着座した乗員がウエビングベルトを装着する際には、容易にウエビングベルトをモータリトラクタから引き出してこの乗員の身体に装着することができる。
【0021】
以上説明したように、本発明のモータリトラクタは、ウエビングベルトの格納後にはこのウエビングベルトの車室内の見栄えを向上させることができる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記付勢部材は、前記ウエビングベルトの装着状態における乗員非圧迫性に対応した付勢力で付勢する、ことを特徴とする。
【0023】
請求項4に記載の発明によれば、付勢部材の付勢力は乗員非圧迫性に対応した付勢力となっているため、この付勢力の強さは比較的弱く設定されている。このため、乗員の身体をウエビングベルトで圧迫することがない。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記巻取量検出手段によるウエビングベルトの巻取量の検出は、前記巻取軸の回転数に基づいて行われる、ことを特徴とする。
【0025】
請求項5に記載の発明によれば、巻取量検出手段によるウエビングベルトの巻取量の検出は、このウエビングベルトの巻取軸の回転数に基づいて行われる。したがって、このウエビングベルトの巻取量を直接に検出する複雑な装置を必要とせず、簡単な装置構成で容易にウエビングベルトの巻取量を検出することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の実施の形態に係るモータリトラクタとしてのウエビングベルト巻取装置10の全体構成の概略が正面断面図によって示されている。
【0027】
この図に示されるように、ウエビングベルト巻取装置10はフレーム12を備えている。フレーム12は略板状の背板14を備えており、この背板14がボルト等の図示しない締結手段によって車体に固定されることで、本ウエビングベルト巻取装置10が車体に取り付けられる構成となっている。背板14の幅方向両端からは一対の脚板16、18が互いに平行に延出されており、これらの脚板16、18間にダイカスト等によって製作された巻取軸としてのスプール20が回転可能に配置されている。
【0028】
スプール20は略円筒形状のスプール本体22と、このスプール本体22の両端部に略円盤形状にそれぞれ形成された一対のフランジ部24、26とによって構成されており、全体としては鼓形状をなしている。
【0029】
スプール本体22はフランジ部24、26間には、長尺帯状に形成されたウエビングベルト28の基端部が固定されており、スプール20をその軸周り一方へ回転させると、ウエビングベルト28がその基端側からスプール本体22の外周部に層状に巻き取られる。また、ウエビングベルト28をその先端側から引っ張れば、スプール本体22の外周部に巻き取られたウエビングベルト28が引き出され、これに伴い、ウエビングベルト28を巻き取る際の回転方向(以下、この方向を便宜上「巻取方向」と称する)とは反対にスプール20が回転する(以下、ウエビングベルト28を引き出す際のスプール20の回転方向を便宜上「引出方向」と称する)。
【0030】
フランジ部24のフランジ部26とは反対側でスプール20の一端側は、脚板16に形成された円孔30を略同軸的に貫通してフレーム12の外部に突出している。脚板16側のフレーム12の外側には、ケース32が配置されている。ケース32は、スプール20の軸方向に沿って脚板16と対向して配置されて脚板16に固定されている。また、ケース32は全体的に脚板16側へ向けて開口しており、円孔30を貫通したスプール20の一端側はケース32の内側に入り込み、ケース32によって回転自在に軸支されている。
【0031】
さらに、ケース32の内部には渦巻きばね34が配置されている。渦巻きばね34は渦巻き方向外側の端部がケース32に係止されており、渦巻き方向内側の端部がスプール20に係止されている。渦巻きばね34は特別に負荷をかけない中立状態からスプール20を引出方向へ回転させると、巻取方向の付勢力が生じてスプール20を巻取方向へ付勢する。この場合に、渦巻きばね34は、スプール20によって巻き取られたウエビングベルト28の巻取量が増加するに従ってスプール20によってウエビングベルト28を巻き取る巻取力が次第に低下するような付勢力でスプール20を巻取方向へ付勢する。したがって、基本的には、スプール20から引き出すためにウエビングベルト28に付与した引っ張り力を解除すると、渦巻きばね34の付勢力がスプール20を巻取方向へ回転させ、スプール20にウエビングベルト28を巻き取らせる構造になっている。さらに、このような渦巻きばね34の巻取方向の付勢力に起因したウエビングベルト28の巻取力は、ウエビングベルト28の装着状態で乗員非圧迫性に対応した強さとなるように設定されている。
【0032】
一方、フランジ部26のフランジ部24とは反対側でスプール20の他端側は、脚板18に形成された内歯のラチェット孔36を略同軸的に貫通してフレーム12の外部に突出している。脚板18側のフレーム12の外側には、ロック機構38が配置されている。ロック機構38はケース40を備えている。ケース40はスプール20の軸方向に沿って脚板18と対向して配置されて脚板18に固定されている。
【0033】
ケース40の内側には、ロック機構38を構成するラチェットギヤ42がスプール20に対して同軸的で且つ相対回転可能に収容されている。ラチェットギヤ42は、軸方向脚板18とは反対側が開口した浅底円筒状とされており、その外周部にはラチェット歯が形成されている。
【0034】
ラチェットギヤ42の内側には、ロックベース44が収容されている。ロックベース44はスプール20に対して同軸的で且つ一体的に設けられており、したがって、スプール20の回転によりスプール20と一体的に回転する。ロックベース44には図示しない圧縮コイルスプリング等の付勢手段が設けられている。この付勢手段は、一部が上述したラチェットギヤ42に係合しており、ロックベース44が回転すると、ロックベース44と共に回転して、その回転方向に沿った付勢力をラチェットギヤ42に付与する。このため、ラチェットギヤ42は、本来スプール20に対して相対回転可能であるが、スプール20と一体にロックベース44が回転することで付勢手段から付与される付勢力により、ラチェットギヤ42がスプール20の回転に追従して回転する構成となっている。
【0035】
一方、上述したラチェット孔36の内側では、ロックベース44にロックプレート46が支持されている。ロックプレート46は、ロックベース44に支持された状態でラチェット孔36の内歯に対し接離移動可能とされている。また、ロックプレート46は、上述したラチェットギヤ42に係合しており、ラチェットギヤ42がロックベース44に対して上述した巻取方向へ相対回転した場合に、この回転に連動してラチェット孔36の内歯に接近してラチェット孔36の内歯に噛み合う構成となっている。
【0036】
また、ラチェットギヤ42の半径方向下方には、センサフレーム48が配置されている。センサフレーム48は、所定の曲率で湾曲して上方へ向けて開口した図示しない載置部を有しており、この載置部にセンサボール50が載置されている。さらに、センサボール50の上方には係合板52が設けられている。係合板52は、上下に回動可能にセンサフレーム48に取り付けられており、センサボール50が上述した載置部上を転動して上方へ変位した際には、センサボール50に上方から押圧されて回動する。また、係合板52には係合爪54が形成されている。係合爪54は、その先端がラチェットギヤ42のラチェット歯に対向しており、係合板52が上方へ回動すると係合爪54がラチェットギヤ42のラチェット歯に噛み合い、ラチェットギヤ42の回転を規制する構成となっている。
【0037】
一方、スプール20の下方で脚板16と脚板18との間には、モータ60が配置されている。モータ60の出力軸62にはギヤ64が同軸的且つ一体的に設けられている。
【0038】
ギヤ64の半径方向上方には、ギヤ64よりも大径のギヤ66が配置されている。ギヤ66は脚板16、18間に設けられた支持板68と脚板16とによりスプール20と平行な軸周りに回転自在に軸支された状態で、ギヤ64に噛み合っている。また、ギヤ66の軸方向側方にはギヤ66よりも小径のギヤ70がギヤ66に対して同軸的且つ一体的に設けられている。
【0039】
さらに、ギヤ70の半径方向上側側方には、クラッチ72が設けられている。クラッチ72は、リング状に形成された外歯のギヤ74を備えている。ギヤ74はスプール20に対して同軸的で且つ相対回転可能に設けられており、その軸方向両端は図示しない円盤状部材により閉止されている。また、ギヤ74の内側には、筒状のアダプタ76がスプール20に対して同軸的に設けられている。アダプタ76は、スプール20に同軸的且つ一体的に設けられていると共に、ギヤ74の両端を閉止する円盤状部材を貫通した状態で、円盤状部材、ひいてはギヤ74をスプール20周りに回転可能に軸支している。
【0040】
ギヤ74の内側には、例えば、遠心力で揺動するパウル等の連結部材が収容されている。連結部材は、例えば、上記の円盤状部材に支持されており、ギヤ74と共に回転可能であると共に、遠心力で揺動することで、アダプタ76の外周部に係合してギヤ74とアダプタ76とを機械的に連結し、巻取方向と対応する方向に回転するギヤ74の回転力をアダプタ76、ひいてはスプール20に伝えることができる構造となっている。
【0041】
すなわち、上記のクラッチ72は、ギヤ74側(モータ60の出力軸62側)の回転をスプール20に伝えることはできるが、スプール20の回転をギヤ74へ伝えることはできない構造となっている。
【0042】
また、ギヤ74の内側の連結部材がギヤ74と共に巻取方向と対応する方向に対して反対方向に回転すると、この連結部材とアダプタ76の外周部との係合が解除され、クラッチ72は解除状態になる。
【0043】
一方、制御手段はドライバ82とECU86とから構成されている。図1に示されるように、上述したモータ60は、ドライバ82を介して車両に搭載されたバッテリー84に電気的に接続されており、バッテリー84からの電流がドライバ82を介してモータ60に流れることで、モータ60は駆動力で出力軸62を正方向(巻取方向と対応する方向)へ回転(正転)又は逆方向へ回転(逆転)させる構成となっている。ドライバ82は、マイコン等で構成されてECU86に接続されており、更に、ECU86は回転角センサ(本実施の形態では、磁気センサ)88に接続されている。
【0044】
このECU86は、回転角センサ88及び磁石90と共に巻取力検出手段をも構成している。回転角センサ88は、スプール20のフランジ部26近傍に配置されている。このフランジ部26では、磁石90が、フランジ部26の回転軸位置から偏心させてこのフランジ部26に設けられている。すなわち、スプール20が巻取方向に回転した場合に、スプール本体22と一体的にフランジ部26も回転し、フランジ部26の回転に伴って磁石90が回転角センサ88の近傍を繰り返し通過する。この磁石90が回転角センサ88の近傍を通過すると、磁石90によって生じる磁気を回転角センサ88が検知して電気的な信号(以下、この信号を便宜上「検知信号」と称する)をECU86に出力する。
【0045】
ECU86では、回転角センサ88から出力されたこの検知信号に基づいてスプール20の回転数が検出され、さらにこの回転数からウエビングベルト28の巻取量が検出される。このウエビングベルト28の巻取量に基づいて、ECU86からは、ドライバ82へモータ60の駆動を制御するための制御信号が出力され、この制御信号に基づいてドライバ82が作動してモータ60の駆動が制御される。
【0046】
以上説明したようなECU86には、ウエビングベルト28の図示しないタングプレートがバックルと連結しているか否かを検知するバックルスイッチ92が接続されている。このバックルスイッチ92は、ECU86と共にベルト解除検出手段を構成しており、ウエビングベルト28が乗員から装着解除された状態であるか否かを検出する。バックルスイッチ92は、ウエビングベルト28のタングプレートがバックルと連結している際にはスイッチのオン状態を示すHレベルの信号をECU86に出力し、このタングプレートがバックルから解除されている際にはスイッチのオフ状態を示すLレベルの信号をECU86に出力する。ECU86は、バックルスイッチ92から出力された信号がLレベルの信号である時をウエビングベルト28の格納時であると判断する。
【0047】
このようなECU86は、ウエビングベルトを格納する際であって、ウエビングベルト28のタングプレートがバックルから解除されたこと(乗員降車時に乗員からウエビングベルト28が取り外されたこと)が検出された時点でモータ60を正方向へ回転(正転)させ、ウエビングベルト28が全格納されたことが検出された時点でこのモータ60の回転(正転)を停止するようにドライバ82に制御信号を出力する。このウエビングベルト28が全格納された状態は、例えば、スプール20の回転数がウエビングベルト28を全格納した際の巻取量に対応して予め設定された所定回数になったことを検出したり、スプール20の回転速度が0になったことを検出したり、あるいはモータ60においてロック電流を検出すること等でECU86により判断される。
【0048】
また、このようなECU86には、ドア開閉センサ94と着座センサ96とがそれぞれ接続されている。ECU86とドア開閉センサ94と着座センサ96とは、共に装着準備状態検出手段を構成しており、乗員乗車時に乗員がウエビングベルト28を装着しようとする装着準備状態を検出する。この装着準備状態には、乗員が着座した状態や、ウエビングベルト28を全格納した後に車両のドアが所定回数開閉(例えば、ウエビングベルトを全格納した後の「乗員降車時のドア開閉」とこのドア開閉の次に行われる「乗員乗車時のドア開閉」との計2回の開閉)した状態が含まれる。
【0049】
ドア開閉センサ94は、ECU86と共に、ウエビングベルト28が全格納された後に車両のドアが所定回数開閉された状態を検出する。また、着座センサ96は、ECU86と共に、乗員が着座した状態を検出する。これらのような装着準備状態が検出された際には、ECU86及びドライバ82は、クラッチ72を解除状態にしてスプール20が回転可能な状態となるように、モータ60を所定量だけ逆転させるようになっている。
【0050】
以下に、本発明の実施の形態に係るウエビングベルト巻取装置10の作用について説明する。
【0051】
図2には、本実施の形態に係るウエビングベルト巻取装置10において、ウエビングベルト28を格納する際から装着準備状態直後までにおけるモータ60の動作を表すフローチャートが示されている。
【0052】
ウエビングベルト28のタングプレートがバックルから解除され、バックルスイッチ92がオフ状態になる(ステップ100)と、ECU86はウエビングベルト28が乗員降車時に乗員の身体から取り外されたと判断し、ステップ102へ移行する。
【0053】
ステップ102では、モータ60を正転させてウエビングベルト28の巻取りが行われる。このステップ102では、ECU86及びドライバ82がモータ60を駆動させてスプール20をウエビングベルト28の巻取方向に回転させる。このため、ウエビングベルト28は強制的に巻き取られる。ウエビングベルト28の巻取りが開始されると、次のステップ104へ移行する。
【0054】
ステップ104では、回転角センサ88からの検知信号に基づいてスプール20の回転数がウエビングベルト28を全格納した際の巻取量に対応して予め設定された所定回転数となったか否かがECU86で判断される。ここで、ECU86は、検出されたスプール20の回転数に基づいてウエビングベルト28の巻取量を検出し、このウエビングベルト28の巻取量がウエビングベルト28を全格納した際の巻取量であるか否かを判断する。すなわち、スプール20の回転数が増加することはウエビングベルト28の巻取量が増加することであるため、スプール20の回転数が予め設定された所定回転数に達したか否かにより、ウエビングベルト28の巻取量がウエビングベルト28を全格納した際の巻取量に達したか否かが判断される。このようにスプール20の回転数を検出することでウエビングベルト28の巻取量を検出できるので、ウエビングベルト28の巻取量を検出する場合であっても、ウエビングベルト28の巻取量を直接に検出する複雑な装置を必要とせず、簡単な装置構成で容易にウエビングベルト28の巻取量を検出することができる。
【0055】
このステップ104での判断が肯定された場合には、ウエビングベルト28の巻取数がウエビングベルト28を全格納した際の巻取量に達したと判断され、ステップ106に進む。一方、このステップ104の判断が否定された場合には、ウエビングベルト28の巻取量がウエビングベルト28の全格納した際の巻取量に達していないと判断され、ステップ102に戻って上述した処理を繰り返す。
【0056】
ステップ104での判断が肯定されてステップ106に進んだ場合、このステップ106では、ウエビングベルト28の巻取量がウエビングベルト28を全格納した際の巻取量に達したため、このウエビングベルト28を全格納した時点で、ECU86及びドライバ82はモータ60を停止させ、ウエビングベルト28の格納時におけるウエビングベルト28の巻取動作が終了する。このステップ106において、モータ60はクラッチ72を介してスプール20に連結した状態のままになる。この結果、巻取軸の回転が阻止されて、巻き取られたウエビングベルト28がスプール20から引き出されることが阻止される。このため、タングプレートの自重や車両の振動等が生じても、ウエビングベルト28がウエビングベルト巻取装置10から引き出されることがない。したがって、ウエビングベルト28の格納後には、ウエビングベルト巻取装置10からウエビングベルト28が引き出されてこのウエビングベルト28に弛みが生じることを阻止できる。すなわち、巻き取られたウエビングベルト28は、全格納の状態のままに保たれる。このため、例えばウエビングベルト28のタングプレートが車室内で不安定に宙吊りになることがなくなり、このウエビングベルト28の車室内の見栄えを向上させることができる。このステップ106の処理が終了すると、モータ60がクラッチ72を介してスプール20に連結した状態のままで次のステップ108に移行する。
【0057】
ステップ108では、乗員乗車時に乗員がウエビングベルト28を装着しようとする装着準備状態であるか否かが判断される。この判断が肯定された場合にのみ次のステップ110に進む。
【0058】
ステップ110では、ECU86、ドア開閉センサ94、及び着座センサ96によって装着準備状態が検出されたため、ECU86及びドライバ82は、モータ60を所定量だけ逆転させる。
【0059】
ここで、モータがクラッチを介してスプールに常に連結しているウエビングベルト巻取装置では、ウエビングベルトをスプールから容易に引き出すことができない。この点、本実施の形態におけるウエビングベルト巻取装置10では、乗員がウエビングベルト28を装着しようとする装着準備状態がECU86、ドア開閉センサ94、及び着座センサ96によって検出されると、ECU86及びドライバ82がモータ60を逆転させてクラッチ72が解除状態とされる。このようにしてクラッチ72を解除状態にした結果、スプール20は回転可能な状態になるため、このスプール20からウエビングベルト28を引き出すことが可能になる。この場合において、渦巻きばね34のみがスプール20をウエビングベルト28の巻取方向に付勢する。この渦巻きばね34の付勢力は乗員非圧迫性に対応した付勢力となっているため、この付勢力の強さは比較的弱く設定されている。したがって、車両の座席に着座した乗員がウエビングベルト28を装着する際には、容易にウエビングベルト28をウエビングベルト巻取装置10から引き出してこの乗員の身体に装着することができる。
【0060】
ウエビングベルト28を装着する際には、ウエビングベルト巻取装置10からウエビングベルト28を引き出して、車両の座席に着座した乗員にこのウエビングベルト28が装着される。この状態では、ウエビングベルト28を基端側から巻き取るスプール20は、渦巻きばね34によってウエビングベルト28の巻取方向に付勢されるので、乗員に装着されたウエビングベルト28に弛みが生じた場合であっても、渦巻きばね34の付勢力に起因するウエビングベルト28の巻取力でこの弛みは取り除かれる。またここで、ウエビングベルト28の巻取力は乗員非圧迫性に対応した強さとなっているので、乗員の身体をウエビングベルト28で圧迫することがない。
【0061】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るウエビングベルト巻取装置10は、ウエビングベルト28の装着時には乗員の身体を圧迫せず、かつ、ウエビングベルト28の格納後にはこのウエビングベルト28の車室内の見栄えを向上させることができる。。
【0062】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係るモータリトラクタの駆動制御方法及びモータリトラクタは、ウエビングベルトの装着時には乗員の身体を圧迫せず、かつ、ウエビングベルトの格納後にはこのウエビングベルトの車室内の見栄えを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウエビングベルト巻取装置の全体構成の概略を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るウエビングベルト巻取装置において、ウエビングベルトを格納する際から装着準備状態直後までにおけるモータの動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ウエビングベルト巻取装置(モータリトラクタ)
20 スプール(巻取軸)
28 ウエビングベルト
34 渦巻きばね(付勢部材)
60 モータ
72 クラッチ
82 ドライバ(制御手段)
86 ECU(制御手段、巻取量検出手段、ベルト解除検出手段)
88 回転角センサ(巻取量検出手段)
90 磁石(巻取量検出手段)
92 バックルスイッチ(ベルト解除検出手段)
94 ドア閉センサ(装着準備状態検出手段)
96 着座センサ(装着準備状態検出手段)

Claims (5)

  1. 車両の座席に着座した乗員に装着された状態で前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングベルトと、
    前記ウエビングベルトの長手方向基端側が係止され、回転することで前記ウエビングベルトを前記基端側から巻き取る巻取軸と、
    前記巻取軸に連結され、前記巻取軸によって巻き取られる前記ウエビングベルトの巻取量が増加するに従って前記ウエビングベルトの巻取力が次第に低下するような付勢力で前記巻取軸を付勢する付勢部材と、
    前記巻取軸にクラッチを介して連結され、駆動力で前記巻取軸を前記ウエビングベルトの巻取方向へ回転させるモータと、
    を備えたモータリトラクタの駆動制御方法であって、
    乗員降車時に前記乗員からウエビングベルトが取り外された時点で前記モータを回転させて前記ウエビングベルトを巻き取り、前記ウエビングベルトを全格納した時点で前記モータを前記クラッチを介して前記巻取軸に連結させた状態のままで停止し、
    乗員乗車時に前記乗員に前記ウエビングベルトが装着される際には、前記モータを所定量だけ逆転させて前記クラッチを解除状態とする、
    ことを特徴とするモータリトラクタの駆動制御方法。
  2. 前記付勢部材の付勢力は、前記ウエビングベルトの装着状態における乗員非圧迫性に対応して設定される、
    ことを特徴とする請求項1記載のモータリトラクタの駆動制御方法。
  3. 車両の座席に着座した乗員に装着された状態で前記乗員の身体を拘束する長尺帯状のウエビングベルトと、
    前記ウエビングベルトの長手方向基端側が係止され、回転することで前記ウエビングベルトを前記基端側から巻き取る巻取軸と、
    前記巻取軸に連結され、前記巻取軸によって巻き取られる前記ウエビングベルトの巻取量が増加するに従って前記ウエビングベルトの巻取力が次第に低下するような付勢力で前記巻取軸を付勢する付勢部材と、
    前記巻取軸にクラッチを介して連結され、駆動力で前記巻取軸を前記ウエビングベルトの巻取方向へ回転させるモータと、
    前記巻取軸による前記ウエビングベルトの巻取量を検出する巻取量検出手段と、
    前記乗員が前記ウエビングベルトを装着しようとする装着準備状態を検出する装着準備状態検出手段と、
    前記ウエビングベルトが乗員から装着解除された状態であるか否かを検出するベルト解除検出手段と、
    前記乗員からウエビングベルトが取り外されたことを前記ベルト解除検出手段が検出した時点で前記巻取軸が前記ウエビングベルトを巻き取るように前記モータを回転させ、前記ウエビングベルトが全格納されたことを前記巻取量検出手段が検出した時点で前記モータを前記クラッチを介して前記巻取軸に連結させた状態のままで停止させ、前記装着準備状態を前記装着準備状態検出手段が検出した際には、前記モータを所定量だけ逆転させて前記クラッチを解除状態にする制御手段と、
    を備えたことを特徴とするモータリトラクタ。
  4. 前記付勢部材は、前記ウエビングベルトの装着状態における乗員非圧迫性に対応した付勢力で付勢する、
    ことを特徴とする請求項3記載のモータリトラクタ。
  5. 前記巻取量検出手段によるウエビングベルトの巻取量の検出は、前記巻取軸の回転数に基づいて行われる、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載のモータリトラクタ。
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