JP2011156921A - ウエビング制御装置 - Google Patents

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秀和 土本
Fumikazu Komeno
史一 米野
Toshishige Nakai
利成 中居
Shigeru Kigami
滋 樹神
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Abstract

【課題】腕を外そうとしたときなどのウエビングが引き出された時間や長さに基づいてウエビングの格納動作の条件を変更することができるウエビング制御装置を提供する。
【解決手段】ウエビング制御装置1は、ウエビング10を巻き取るスプール124と、
スプール124を駆動するモータ125と、スプール124が停止した状態からウエビング10が引き出される時間及び巻き取られる時間を測定する時間測定部129と、時間測定部129により測定された引き出される時間を第1のしきい値と比較してモータ125の駆動条件を変更する変更部100bと、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、ウエビング制御装置に関する。
従来の技術として、電流検出装置で検出された電流値が所定の電流値を超えるとシートベルトが腕などに当ってシートベルトの格納動作が停止したと判断し、シートベルトを所定量だけ引き出してたるみを作ってから再びシートベルトの巻取りを行うシートベルト制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このシートベルト制御装置は、たるみを作ることで、シートベルトの引っかかりを取り除いて確実にシートベルトを格納することができる。
特開2005−231594号公報
しかし、従来のシートベルト制御装置は、例えば、腕などの引っかかりで巻取が停止した後、再度巻取動作して、確実にシートベルトを格納しようとすると、腕を外す前に再度格納動作すると、また腕に引っかかって停止してしまうため、わずらわしさが生じる。
本発明の目的は、腕を外そうとしたときなどのウエビングが引き出された時間や長さに基づいてウエビングの格納動作の条件を変更することができるウエビング制御装置を提供することにある。
本発明の一態様は、ウエビングを巻き取る巻取部と、前記巻取部を駆動する駆動部と、前記ウエビングが前記巻取部に巻き取られた状態から引き出される時間を測定する測定部と、前記測定部により測定された前記引き出される時間を第1のしきい値と比較して前記駆動部の駆動条件を変更する変更部と、を備えるウエビング制御装置を提供する。
本発明の他の一態様は、ウエビングを巻き取る巻取部と、前記巻取部を駆動する駆動部と、前記巻取部から引き出された前記ウエビングの引出量を測定する引出量測定部と、前記引出量測定部により測定された前記引出量を引出量しきい値と比較した結果に基づいて前記駆動部の駆動条件を変更する変更部と、を備えるウエビング制御装置を提供する。
本発明によれば、腕を外そうとしたときなどのウエビングが引き出された時間や長さに基づいてウエビングの格納動作の条件を変更することができることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るウエビング制御装置の概略図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係るリトラクタの概略図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係るウエビング制御装置に関する機能ブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係るフローチャートである。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係るフローチャートである。 図8は、本発明の第3の実施の形態に係るウエビング制御装置に関する機能ブロック図である。 図9は、本発明の第3の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。 図10は、本発明の第3の実施の形態に係るフローチャートである。 図11は、本発明の第4の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。 図12は、本発明の第4の実施の形態に係るフローチャートである。 図13は、本発明の第5の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。 図14は、本発明の第5の実施の形態に係るフローチャートである。
[第1の実施の形態]
(ウエビング制御装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るウエビング制御装置の概略図である。ウエビング制御装置1は、図1に示すように、長尺帯状に形成されたウエビング10と、このウエビング10を巻き取り又は引き出すリトラクタ12と、ウエビング10の端部が固定されるアンカ14と、車両3のセンターピラー30に設けられ、ウエビング10の巻き取り又は引き出しを案内するスリップジョイント16と、開口にウエビング10が挿入されたタング18と、タング18と接続するバックル20と、を備えて概略構成されている。
ウエビング10は、例えば、引っ張り強度に優れたポリエステル繊維を帯状に編んで形成される。
車両3に乗車する際、乗員は、シート32に着座した後、ウエビング10をリトラクタ12から引き出し、タング18をバックル20に差し込み、タング18とバックル20を接続させることによって、ウエビング10が乗員に装着された状態となり、乗員はシート32に拘束される。ウエビング制御装置1は、例えば、タング18とバックル20の接続が解除されたとき、後述するモータを用いたウエビング10の格納動作を行う。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るリトラクタの概略図である。リトラクタ12は、図1及び図2に示すように、筒形状を有する本体120を備え、本体120の上方には、開口121が設けられている。ウエビング10は、この開口121を通って巻き取り又は引き出しされる。また、リトラクタ12は、例えば、車両3又はシート32に、ボルトを介して固定されるように構成されている。なお、このリトラクタ12には、車両3の衝突を感知した際にウエビング10を巻き取ることで乗員の拘束開始を早めるプリテンショナ(図示せず)が設けられている。
また、本体120は、図2において本体120の左側の側面である側部122と、側部122と対向する右側の側面である側部123を備え、側部122と側部123の間には、円筒形を有し、ウエビング10を巻き取り又は引き出す巻取部としてのスプール124が設けられている。
このスプール124には、ウエビング10の端部が固定され、駆動部としてのモータ125、又はスプリング部126が、駆動力伝達部127を介して接続されている。
モータ125は、その出力軸125aが側部122を介して駆動力伝達部127に接続されている。またモータ125は、正方向又は正方向とは逆方向に回転することによって駆動力伝達部127を介してスプール124をウエビング10の巻き取り又は引き出し方向に回転させる。
スプリング部126は、例えば、駆動力伝達部127を介して、ウエビング10を巻き取る方向にスプール124を回転させる弾性力を付加するスプリングを含んで概略構成されている。
駆動力伝達部127は、例えば、複数のギアやクラッチから構成され、モータ125及びスプリング部126が発生する駆動力をスプール124に伝達する。具体的には、駆動力伝達部127は、モータ125及びスプリング部126の駆動力を変速してスプール124に伝達する。また、駆動力伝達部127は、モータ125及びスプリング部126による駆動力が発生していない間、スプール124からのウエビング10の引き出しを可能にするため、クラッチによってモータ125及びスプリング部126との接続を解除するように構成されている。
本体120の側部123には、例えば、巻取量測定部128及び時間測定部129が設けられている。この巻取量測定部128は、例えば、MR(Magnetic Resonance)センサやホールセンサ等から構成され、スプール124の回転角度及び回転方向に基づいてスプール124によるウエビング10の巻取量を測定して巻取量信号として出力する。
時間測定部129は、例えば、スプール124が回転している時間を測定し、ウエビング10がスプール124に巻き取られる時間及び/又はスプール124から引き出しされる時間を時間信号として出力する。なお、時間測定部129は、例えば、スプール124の回転方向によって巻き取られる時間であるのか、引出しされる時間であるのかを識別可能な形式で時間信号として出力しても良く、また、巻取量測定部128の測定結果と合わせて後述するECU(Electronic Control Unit)によって巻き取られる時間であるのか、引出しされる時間であるのかを判定しても良く、またこれらに限定されない。また、時間測定部129は、上記の例に限定されず、ECU100に設けられ、後述する電流センサ103から出力される測定信号に基づいて巻き取られる時間及び/又は引き出しされる時間を測定するように構成されても良く、また、周知の方法が用いられても良い。
アンカ14は、例えば、車両3又はシート32に、ボルトを介して固定されるように構成されている。
タング18は、バックル20と接続する端部を有し、バックル20は、タング18との接続、及び接続解除に基づいて着脱信号を出力する着脱検出部22を有する。
バックル20は、例えば、車両3又はシート32に、ボルトを介して固定されるように構成されている。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るウエビング制御装置に関する機能ブロック図である。ウエビング制御装置1は、図3に示すように、さらに、ECU100と、通信部102と、電流センサ103と、記憶部104と、を備えて概略構成されている。また、ウエビング制御装置1は、図3に示すように、必要な電力は車両3に搭載された電源部40から供給される。
ECU100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から概略構成され、さらに、判定部100aと、変更部100bと、を備えている。
判定部100aは、例えば、ウエビング10の巻き取りが停止したか否かの判定を、電流センサ103によって測定される電流値から判定する。このウエビング10の巻き取りの停止は、例えば、乗員がウエビング10を掴んでいたり、乗員の腕が巻き込まれて引っかかったりするような場合に発生する。
変更部100bは、時間測定部129により測定されたウエビング10が引き出される時間を第1のしきい値と比較してモータ125の駆動条件を変更する。この第1のしきい値は、時間に関するしきい値であり、後述する記憶部104に記憶されるしきい値105に格納されている。第1のしきい値は、例えば、1秒である。
変更部100bは、引き出し時間が第1のしきい値と比較して短いとき、モータ125の駆動を開始する時間を第2のしきい値よりも長くするように駆動条件を変更する。モータ125の駆動を開始する時間は、ウエビング10の引き出しが停止された時間からモータ125によるウエビング10の格納動作を開始するまでの時間を示している。この第2のしきい値は、時間に関するしきい値であり、しきい値105に格納されている。第2のしきい値は、例えば、2秒である。
ECU100は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)方式でモータ125を制御する。ECU100は、所定のデューティー比を有するPWM信号を生成し、このPWM信号と、モータ125の回転方向とに基づいて電源部40から供給される電圧を調整した駆動電圧をモータ125に印加する。
通信部102は、例えば、車両3の通信部42と接続され、車両3側から着座信号、開閉信号及び始動停止信号を受信し、ECU100に出力する。
電流センサ103は、例えば、ECU100とモータ125間に設けられ、モータ125に流れる電流の電流値を測定し、測定した測定結果を測定信号としてECU100に出力する。ECU100は、測定信号に基づいて所定の電流値を超える、すなわち、腕の巻き込み等でモータ125に過負荷が生じた場合、モータ125への駆動電圧の印加を停止する。
記憶部104は、時間に関する第1及び第2のしきい値を含むしきい値105と、ウエビング10を巻き取った巻取量、及び引き出した引出量の情報である巻取情報106とを記憶する。この巻取情報106は、例えば、巻取量測定部128によって測定されるスプール124の回転角度とスプール124に巻きついたウエビング10の厚みを考慮したスプール124の外周の長さから、ECU100によって算出され、生成される。なお、巻取情報106は、スプール124に巻き取られる、又は引き出されるウエビング10を光学的に測定して画像処理等を行うことによって算出する方法等の周知の方法が用いられても良い。
(車両の構成)
続いて、車両3の構成について説明する。車両3は、図3に示すように、着座検出部34と、ドア開閉検出部36と、エンジン検出部38と、電源部40と、通信部42と、これらを制御する車両ECU300を備えて概略構成されている。
着座検出部34は、例えば、図1に示すように、シート32に設けられ、シート32に乗員が着座しているか否かを着座信号として出力する。
ドア開閉検出部36は、例えば、車両3のドアのそれぞれに設けられ、ドアが開けられたか否かを開閉信号として出力する。
エンジン検出部38は、例えば、車両3のエンジンが始動状態にあるか否かを始動停止信号として出力する。
電源部40は、例えば、車両3に搭載されたバッテリーであり、車両3、及びウエビング制御装置1に電力を供給する。
車両ECU300は、例えば、CPU、RAM及びROM等から概略構成されている。車両ECU300は、着座検出部34、ドア開閉検出部36、エンジン検出部38、電源部40及び通信部42を制御する。
ここで、ウエビング制御装置1のECU100は、例えば、着脱検出部22から取得する着脱信号をトリガとしてウエビング10の格納動作を行う。またECU100は、その格納動作が停止した後、着座信号、開閉信号又は始動停止信号のうち少なくとも1つの信号が得られると、ウエビング10の再格納動作を行う。
(ウエビング制御装置の動作)
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。図4は、リトラクタ12からウエビング10を引き出す時間が異なる巻取曲線4及び5を示している。
以下に、本実施の形態に係るウエビング制御装置1の動作について、図5のフローチャートに従って説明する。具体的には、例えば、乗員が、タング18とバックル20の接続を解除し、ウエビング10をリトラクタ12に格納する際、例えば、腕がウエビング10に引っかかり、一度ウエビング10を引き出し、引っ掛かりを解除してから再度ウエビング10を格納させる動作について説明する。図4に示す時間tは、格納動作を開始した時点を示している。
なお、図4における時間tからtまでと、時間t以降は、巻取曲線4及び5は重なり合っているものとする。
乗員は、タング18とバックル20の接続を解除する。ウエビング制御装置1のスプール124は、スプリング部126によって付加された弾性力によって、時間tからウエビング10の格納動作を開始する。
時間tにおいて、例えば、腕がウエビング10に引っかかることで、ウエビング10の格納動作が停止する。
ウエビング制御装置1の判定部100aは、例えば、電流センサ103から測定信号を取得し、取得した測定信号に基づいてウエビング10の格納動作が停止したか否かを判定する。
判定部100aは、格納動作が停止したと判定したとき(S1;Yes)、変更部100bは、この判定結果に基づいて時間測定部129により測定されたウエビング10が引き出される時間からステップ2におけるYesが成立し、時間tcから時間tまで、ウエビング10の引き出しが行われた(巻取曲線4の場合)と判定すると、引き出しが行われた時間tcから時間tまでの時間Tをしきい値105の第1のしきい値と比較する。
ここで、判定部100aは、格納動作が停止しないとき(S1;No)、ステップ6に格納動作を進める。
変更部100bは、比較の結果、ウエビング10が引き出される時間が短いとき(S3;Yes)、図4に示す巻取曲線4に示すように、モータ125の駆動による格納動作の開始までの駆動条件である時間Tをしきい値105の第2のしきい値よりも長く設定する(S4)。なお、時間Tは、例えば、第2のしきい値に、予め設定された時間α(>0)を加算した時間となる。時間Tの設定方法は、これに限定されず、定数を乗算する方法等の周知の方法でも良い。
次に、ECU100は、変更部100bによって設定された駆動条件に基づいて引き出しが停止された時間tdから時間T経過した時間tgにおいて、モータ125の駆動を行い、ウエビング10の再格納動作を行う(S5)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S6;Yes)、モータ125の駆動を時間tにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S6;No)、ステップ1から格納動作を継続する。
ここで、変更部100bは、時間測定部129から取得した時間信号に基づいて時間tcから時間tまで、ウエビング10の引き出しが行われた(巻取曲線5の場合)と判定すると、引き出しが行われた時間tcから時間tまでの時間Tをしきい値105の第1のしきい値と比較する。
変更部100bは、比較の結果、ウエビング10が引き出される時間が長いとき(S3;No)、図4に示す巻取曲線5に示すように、モータ125の駆動による格納動作の開始までの駆動条件である時間Tをしきい値105の第2のしきい値よりも短く設定する(S7)。なお、時間Tは、例えば、第2のしきい値から、予め設定された時間α(>0)を減算した時間となる。時間Tの設定方法は、これに限定されず、α以外の数を減算する方法や定数を乗算する方法等の周知の方法でも良い。
次に、ECU100は、変更部100bによって設定された駆動条件に基づいて引き出しが停止された時間tから時間T経過した時間tにおいて、モータ125の駆動を行い、ウエビング10の再格納動作を開始する(S5)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S6;Yes)、モータ125の駆動を時間tにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S6;No)、ステップ1から格納動作を継続する。
(第1の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係るウエビング制御装置1によれば、乗員が、ウエビング10を格納するとき、乗員の腕等の巻き込みによって格納動作が停止した後に格納が再開するまでの時間に基づいてモータ125の駆動条件が変更されるので、駆動条件を変更せずにモータ125を駆動する場合に比べて、乗員が予期できないモータ125の駆動を防ぐことができる。
例えば、ウエビング10の引き出し量が短いとき、モータ125の駆動開始までの時間を長くすることで、腕からウエビング10を外す前に、モータ125が駆動されることを防ぐことができる。
また、例えば、ウエビング10の引き出し量が長いとき、モータ125の駆動開始までの時間を短くすることで、長く引き出されたウエビング10を素早く格納することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、ウエビング10が引き出された時間と巻き取られたウエビング10の長さに基づいて再格納動作の駆動条件を変更する点で第1の実施の形態と異なっている。なお、以下の各実施の形態において、第1の実施の形態と同様の機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は、省略するものとする。
(ウエビング制御装置の構成)
本実施の形態に係るウエビング制御装置1の記憶部104は、第1のしきい値と、後述する第3のしきい値とを含むしきい値105を記憶している。
本実施の形態に係る変更部100bは、引き出し時間がしきい値105の第1のしきい値と比較して短く、かつ、巻取量測定部128により測定された巻取量が、しきい値105の第3のしきい値以上であるとき、モータ125を駆動するように駆動条件を変更するように構成されている。ここで第3のしきい値は、例えば、50mmである。
(ウエビング制御装置の動作)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。図6は、リトラクタ12からウエビング10を引き出す時間が異なる巻取曲線4a及び5aを示している。
以下に、本実施の形態に係るウエビング制御装置1の動作について、図7のフローチャートに従って説明する。具体的には、例えば、乗員が、タング18とバックル20の接続を解除し、ウエビング10をリトラクタ12に格納する際、例えば、腕がウエビング10に引っかかり、一度ウエビング10を引き出し、引っ掛かりを解除してから再度ウエビング10を格納させる動作について説明する。
乗員は、タング18とバックル20の接続を解除する。ウエビング制御装置1のスプール124は、スプリング部126によって付加された弾性力によって、時間tからウエビング10の格納動作を開始する。
時間tにおいて、例えば、腕がウエビング10に引っかかることで、ウエビング10の格納動作が停止する。
ウエビング制御装置1の判定部100aは、例えば、電流センサ103から測定信号を取得し、取得した測定信号に基づいてウエビング10の格納動作が停止したか否かを判定する。
判定部100aは、格納動作が停止したと判定したとき(S10;Yes)、ECU100は、格納動作が停止したウエビング10の位置を巻取情報として記憶部104に記憶させる(S11)。
ここで、判定部100aは、格納動作が停止しないとき(S10;No)、ステップ16に格納動作を進める。
変更部100bは、時間測定部129により測定されたウエビング10が引き出される時間からステップ12におけるYesが成立し、時間tから時間tまでウエビング10の引き出しが行われた(巻取曲線4aの場合)と判定すると、時間tから時間tまでの時間Tをしきい値105の第1のしきい値と比較する。
変更部100bは、比較の結果、ウエビング10が引き出される時間が短いとき(S13;Yes)、さらに、例えば、スプリング部126の巻き取りによるウエビング10の巻取量(R)が第3のしきい値以上となるか否かを判定する。
変更部100bは、時間tにおいて、ウエビング10の格納動作が停止した位置からの巻取量Wが第3のしきい値以上となり、ステップ14におけるYesが成立すると駆動を開始するように駆動条件を変更する。時間tにおいてスプリング部126による巻き取りが開始され、ECU100は、駆動条件が成立する時間tからモータ125の駆動を行い、ウエビング10の再格納動作を開始する(S15)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S16;Yes)、モータ125の駆動を時間tにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S16;No)、ステップ10から格納動作を継続する。
ここで、変更部100bは、時間測定部129により測定されたウエビング10が引き出される時間からステップ12におけるYesが成立し、時間tから時間tまでウエビング10の引出しが行われた(巻取曲線5aの場合)と判定すると、引き出しが行われた時間tから時間tまでの時間Tをしきい値105の第1のしきい値と比較する。
変更部100bは、比較の結果、ウエビング10が引き出される時間が長いとき(S13;No)、ECU100は、ウエビング10が引き出された最大位置を巻取情報106として記憶させる(S17)。
この引き出された最大位置は、例えば、図6に示すように、複数回に渡ってウエビング10が引き出されているとき、つまり、時間tから時間tの間で引き出され、時間tから時間tの間の停止期間を経て再び時間tから時間tの間で引き出されたとき、時間tにおけるウエビング10が引き出された位置となり、巻取量測定部128が測定した巻取量に基づいてECU100によって算出される。
次に、変更部100bは、例えば、スプリング部126による巻き取りによるウエビング10の巻取量(R)が第3のしきい値以上となるか否かを判定する。
変更部100bは、最大位置からの巻取量Wが第3のしきい値以上となり、ステップ18におけるYesが成立すると駆動を開始するように駆動条件を変更する。時間tから時間tまでの停止期間を経て時間tにおいてスプリング部126による巻き取りが開始され、ECU100は、駆動条件が成立する時間tからモータ125の駆動を行い、ウエビング10の再格納動作を開始する(S15)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S16;Yes)、モータ125の駆動を時間tにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S16;No)、ステップ10から格納動作を継続する。
(第2の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係るウエビング制御装置1によれば、ウエビング10が引き出される時間の長短に加え、ウエビング10が再格納される長さに基づいて駆動条件を変更するので、ウエビング10が再格納される長さを考慮しない場合に比べて、より、乗員が予期できないモータ125の駆動を防ぐことができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、ウエビング10の引き出される時間とウエビング10が再格納される際の巻取速度に基づいて格納動作の駆動条件を変更する点で、上記の各実施の形態と異なっている。
(ウエビング制御装置の構成)
図8は、本発明の第3の実施の形態に係るウエビング制御装置に関する機能ブロック図である。
本実施の形態に係るウエビング制御装置1は、例えば、ECU100に算出部100cをさらに備えている。
この算出部100cは、巻取量測定部128が測定するウエビング10の巻取量に基づいて巻取速度を算出する。具体的には、算出部100cは、例えば、測定された巻取量と時間測定部129によって測定されたウエビング10の巻き取られる時間に基づいて巻取速度を算出する。
また本実施の形態に係る記憶部104は、第1のしきい値と、後述する第4及び第5のしきい値とを含むしきい値105を記憶している。
(ウエビング制御装置の動作)
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。図9は、リトラクタ12からウエビング10を引き出す時間が異なる巻取曲線4b及び5bを示している。
以下に、本実施の形態に係るウエビング制御装置1の動作について、図10のフローチャートに従って説明する。具体的には、例えば、乗員が、タング18とバックル20の接続を解除し、ウエビング10をリトラクタ12に格納する際、例えば、腕がウエビング10に引っかかり、一度ウエビング10を引き出し、引っ掛かりを解除してから再度ウエビング10を格納させる動作について説明する。図9に示す時間tは、格納動作を開始した時点を示している。
ウエビング制御装置1の判定部100aは、例えば、電流センサ103から測定信号を取得し、取得した測定信号に基づいてウエビング10の格納動作が停止したか否かを判定する。
判定部100aは、格納動作が停止したと判定したとき(S20;Yes)、変更部100bは、この判定結果に基づいて時間測定部129により測定されたウエビング10が引き出される時間からステップ21におけるYesが成立し、時間tから時間tまでウエビング10の引き出しが行われた(巻取曲線4bの場合)と判定すると、時間tから時間tまでの時間Tをしきい値105の第1のしきい値と比較する。
ここで、判定部100aは、格納動作が停止しないとき(S20;No)、ステップ25に格納動作を進める。
変更部100bは、比較の結果、ウエビング10が引き出される時間が短いとき(S22;Yes)、算出部100cによって算出された巻取速度(V)が第4のしきい値であるX(m/s)以上となる巻取速度である場合にモータ125を駆動する。ここで、第4のしきい値Xは、例えば、1m/sである。
ECU100は、時間tから時間tまでの格納動作が停止した期間を経て、ステップ23におけるYesが成立する、すなわち、算出された巻取速度(V)がしきい値X(m/s)以上となる時間tにおいてモータ125を駆動し、ウエビング10の再格納動作を開始する(S24)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S25;Yes)、モータ125の駆動を時間tにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S25;No)、ステップ1から格納動作を継続する。
ここで、変更部100bは、時間測定部129から取得した時間信号に基づいてウエビング10の引き出しが、時間tから時間tまで行われた(巻取曲線5bの場合)と判定すると、時間tから時間tまでの時間Tをしきい値105の第1のしきい値と比較する。
変更部100bは、比較の結果、ウエビング10が引き出される時間が長いとき(S22;No)、算出部100cによって算出された巻取速度(V)が、しきい値X(m/s)よりも大きい第5のしきい値であるY(m/s)以上である場合に、モータ125を駆動する。ここで、第5のしきい値Yは、例えば、1.5m/sである。
ECU100は、時間tから時間tまでの格納動作が停止した期間を経て、ステップ26におけるYesが成立する、すなわち、算出された巻取速度(V)がしきい値Y(m/s)以上となる時間tにおいてモータ125を駆動し、ウエビング10の再格納動作を開始する(S24)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S25;Yes)、モータ125の駆動を時間tにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S25;No)、ステップ1から格納動作を継続する。
(第3の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係るウエビング制御装置1によれば、引き出される時間の長短に加え、ウエビング10が再格納され際の巻取速度に基づいて駆動条件を変更するので、巻取速度を考慮しない場合に比べて、より、乗員が予期できないモータ125の駆動を防ぐことができる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、ウエビング10が引き出された時間と引き出された量に基づいて再格納動作の駆動条件を変更する点で上記の各実施の形態と異なっている。
(ウエビング制御装置の構成)
本実施の形態に係るウエビング制御装置1の巻取量測定部128は、巻取量から引出量を算出して巻取情報として出力する、引出量測定部として機能するように構成されている。また、しきい値105は、第1のしきい値と、後述する第6及び第7のしきい値を格納する。
図11は、本発明の第4の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。本実施の形態では、巻き取りが停止してから、ウエビング10が引き出される時間は同じTであるものとする。以下に、本実施の形態に係るウエビング制御装置1の動作について、図12のフローチャートに従って説明する。具体的には、例えば、乗員が、タング18とバックル20の接続を解除し、ウエビング10をリトラクタ12に格納する際、例えば、腕がウエビング10に引っかかり、一度ウエビング10を引き出し、引っ掛かりを解除してから再度ウエビング10を格納させる動作について説明する。
乗員は、タング18とバックル20の接続を解除する。ウエビング制御装置1のスプール124は、スプリング部126によって付加された弾性力によって、時間tからウエビング10の格納動作を開始する。
時間tにおいて、例えば、腕がウエビング10に引っかかることで、ウエビング10の格納動作が停止する。
ウエビング制御装置1の判定部100aは、例えば、電流センサ103から測定信号を取得し、取得した測定信号に基づいてウエビング10の格納動作が停止したか否かを判定する。
判定部100aは、格納動作が停止したと判定したとき(S30;Yes)、変更部100bは、時間測定部129により測定されたウエビング10が引き出される時間からステップ31におけるYesが成立し、時間tから時間tまでウエビング10の引き出しが行われたと判定すると、時間tから時間tまでの時間Tをしきい値105の第1のしきい値と比較する。
ここで、判定部100aは、格納動作が停止しないとき(S30;No)、ステップ36に格納動作を進める。
変更部100bは、比較の結果、ウエビング10が引き出される時間が短く(S32;Yes)、さらに、巻取量測定部128が測定した、時間tから時間tの間に引き出された引出量(巻取曲線4cの場合)が、しきい値105に含まれる第6のしきい値以下であるとき(S33;Yes)、図11に示す巻取曲線4cに示すように、モータ125の駆動による格納動作の開始までの駆動条件である時間Tをしきい値105の第7のしきい値よりも長く設定する(S34)。ここで、第6のしきい値は、例えば、50mmであり、第7のしきい値は、例えば、2秒である。
次に、ECU100は、変更部100bによって設定された駆動条件に基づいて引き出しが停止された時間tから時間T経過した時間tにおいて、モータ125の駆動を行い、ウエビング10の再格納動作を開始する(S35)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S36;Yes)、モータ125の駆動を時間tにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S36;No)、ステップ1から格納動作を継続する。
ここで、ステップ32において、ウエビング10の引出しされている時間が長いとき(S32;No)、又はステップ33において、ウエビング10の引出量が多量(巻取曲線5cの場合)のとき(S33;No)は、ステップ37に処理を進める。
ステップ37において、変更部100bは、図11に示す巻取曲線5cに示すように、モータ125の駆動による格納動作の開始までの駆動条件である時間Tをしきい値105の第7のしきい値よりも短く設定する(S37)。
次に、ECU100は、変更部100bによって設定された駆動条件に基づいて引き出しが停止された時間tから時間T経過した時間tにおいて、モータ125の駆動を行い、ウエビング10の再格納動作を開始する(S35)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S36;Yes)、モータ125の駆動を時間tにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S36;No)、ステップ1から格納動作を継続する。
(第4の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係るウエビング制御装置1によれば、引き出される時間の長短に加え、ウエビング10の引出量に基づいて駆動条件を変更するので、引出量を考慮しない場合に比べて、より、乗員が予期できないモータ125の駆動を防ぐことができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態は、ウエビング10の引き出しが停止してからの引出量に基づいて再格納動作の駆動条件を変更する点で上記の各実施の形態と異なっている。
(ウエビング制御装置の構成)
本実施の形態に係るウエビング制御装置1の巻取量測定部128は、巻取量から引出量を算出して巻取情報として出力する、引出量測定部として機能するように構成されている。また、しきい値105は、引出量しきい値を格納するものとする。
本実施の形態に係る変更部100bは、ウエビング10の引き出しが停止してからの引出量に基づいてモータ125を駆動するか否かを決定するように構成されている。ここで引出量しきい値は、例えば、500mmである。
(ウエビング制御装置の動作)
図13は、本発明の第5の実施の形態に係る巻取量(R)と時間(t)のグラフである。図13は、ウエビング10の引き出しが停止してからの引出量W、Wが異なる巻取曲線4d及び5dを示している。
以下に、本実施の形態に係るウエビング制御装置1の動作について、図14のフローチャートに従って説明する。具体的には、例えば、乗員が、タング18とバックル20の接続を解除し、ウエビング10をリトラクタ12に格納する際、例えば、腕がウエビング10に引っかかり、一度ウエビング10を引き出し、引っ掛かりを解除してから再度ウエビング10を格納させる動作について説明する。
乗員は、タング18とバックル20の接続を解除する。ウエビング制御装置1のスプール124は、スプリング部126によって付加された弾性力によって、時間taaからウエビング10の格納動作を開始する。
時間tabにおいて、例えば、腕がウエビング10に引っかかることで、ウエビング10の格納動作が停止する。
ウエビング制御装置1の判定部100aは、例えば、電流センサ103から測定信号を取得し、取得した測定信号に基づいてウエビング10の格納動作が停止したか否かを判定する。
判定部100aは、格納動作が停止したと判定したとき(S40;Yes)、ECU100は、格納動作が停止したウエビング10の位置を巻取情報として記憶部104に記憶させる(S41)。
ここで、判定部100aは、格納動作が停止しないとき(S40;No)、ステップ45に格納動作を進める。
続いて、時間tacにおいて、乗員は、例えば、腕に引っ掛かったウエビング10を取り外すため、ウエビング10をリトラクタ12から引き出す。
巻取量測定部128は、格納動作が停止したウエビング10の位置から引き出しが開始され(時間tac)、引き出しが停止する(時間tad)までのウエビング10の引出量を巻取量信号としてECU100に出力する。
変更部100Bは、取得したウエビング10の引出量(巻取曲線4dにおけるWの場合。)が所定の量(例えば、500mm。)未満であるとき(S42;Yes)、時間tahにおいて開始されるスプリング部126による巻取量が、例えば、ステップ43の成立するW(例えば、50mm。)以上となる時間taiから、モータ125を駆動する(S44)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S45;Yes)、モータ125の駆動を時間tajにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S45;No)、ステップ40から格納動作を継続する。
ここで、ステップ42において、変更部100Bは、取得したウエビング10の引出量(巻取曲線5dにおけるWの場合。)が所定の量(例えば、500mm。)以上となるとき(S42;No)、ウエビング10が引き出された最大位置を巻取情報106として随時記憶部104に記憶させる(S46)。
巻取量測定部128は、引き出された最大位置から引き出しが開始され(時間tac)、引き出しが停止する(時間tad)までのウエビング10の引出量を巻取量信号としてECU100に出力する。
続いて、変更部100Bは、取得したウエビング10の引出量(巻取曲線5dにおけるWの場合。)が所定の量(例えば、500mm。)以上であるとき(S42;No)、時間taeにおいて開始されるスプリング部126による巻取量が、例えば、ステップ47の成立するW(例えば、50mm。)以上となる時間tafから、モータ125を駆動する(S44)。
次に、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されたとき(S45;Yes)、モータ125の駆動を時間tagにおいて停止し、格納動作を終了する。
また、ECU100は、巻取情報106に基づいてウエビング10が全てリトラクタ12に格納されていないとき(S45;No)、ステップ40から格納動作を継続する。
(第5の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係るウエビング制御装置1によれば、ウエビング10が引き出された長さに基づいてモータ125を駆動するか否かを決めるので、ウエビング10が引き出された長さを考慮しない場合に比べて、より、乗員が予期できないモータ125の駆動を防ぐことができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形および組み合わせが可能である。
例えば、上記の実施の形態では、巻き取りが停止した後に、スプリング部126の駆動が先に行われ、その駆動をアシストするようにモータ125が駆動するが、これに限定されず、まずモータ125が格納動作時に駆動され、上記の駆動を開始する条件を満たすとき、モータ125の駆動力をあげるようにしても良い。
1…ウエビング制御装置、3…車両、4、5…曲線、10…ウエビング、12…リトラクタ、14…アンカ、16…スリップジョイント、18…タング、20…バックル、22…着脱検出部、30…センターピラー、32…シート、34…着座検出部、36…ドア開閉検出部、38…エンジン検出部、40…電源部、42…通信部、100…ECU、100a…判定部、100b…変更部、100c…算出部、102…通信部、103…電流センサ、104…記憶部、105…しきい値、106…巻取情報、120…本体、121…開口、122…側部、123…側部、124…スプール、125…モータ、125a…出力軸、126…スプリング部、127…駆動力伝達部、128…測定部、129…時間測定部

Claims (10)

  1. ウエビングを巻き取る巻取部と、
    前記巻取部を駆動する駆動部と、
    前記巻取部が停止した状態から前記ウエビングが引き出される時間を測定する測定部と、
    前記測定部により測定された前記引き出される時間を第1のしきい値と比較した結果に基づいて前記駆動部の駆動条件を変更する変更部と、
    を備えるウエビング制御装置。
  2. 前記変更部は、前記引き出し時間が前記第1のしきい値と比較して短いとき、前記駆動部の駆動を開始する時間を第2のしきい値よりも長くするように前記駆動条件を変更する請求項1に記載のウエビング制御装置。
  3. 前記変更部は、前記引き出し時間が前記第1のしきい値と比較して長いとき、前記駆動部の駆動を開始する時間を前記第2のしきい値よりも短くするように前記駆動条件を変更する請求項2に記載のウエビング制御装置。
  4. 前記巻取部に巻き取られた前記ウエビングの巻取量を測定する巻取量測定部を有し、
    前記変更部は、前記引き出し時間が前記第1のしきい値と比較して短く、かつ、前記巻取量測定部により測定された前記巻取量が第3のしきい値以上であるとき、前記駆動部を駆動するように前記駆動条件を変更する請求項3に記載のウエビング制御装置。
  5. 前記変更部は、前記引き出し時間が前記第1のしきい値と比較して長く、かつ、前記巻取量測定部により測定された前記巻取量に基づいて算出された前記ウエビングが引き出された最大の位置からの巻取量が第3のしきい値以上であるとき、前記駆動部を駆動するように前記駆動条件を変更する請求項4に記載のウエビング制御装置。
  6. 前記測定部は、前記ウエビングが巻き取られる時間を測定し、
    前記巻取部に巻き取られた前記ウエビングの巻取量を測定する巻取量測定部と、前記測定部が測定する前記巻き取られる時間、及び前記巻取量測定部が測定する前記巻取量に基づいて巻取速度を算出する算出部と、を有し、
    前記変更部は、前記引き出し時間が前記第1のしきい値と比較して短く、かつ、前記算出部によって算出される前記巻取速度が第4のしきい値以上であるとき、前記駆動部を駆動するように前記駆動条件を変更する請求項1に記載のウエビング制御装置。
  7. 前記変更部は、前記引き出し時間が前記第1のしきい値と比較して長く、かつ、前記算出部によって算出される前記巻取速度が前記第4のしきい値よりも大きい第5のしきい値以上であるとき、前記駆動部を駆動するように前記駆動条件を変更する請求項6に記載のウエビング制御装置。
  8. 前記巻取部から引き出された前記ウエビングの引出量を測定する引出量測定部を有し、
    前記変更部は、前記引き出し時間が前記第1のしきい値と比較して短く、かつ、前記引出量が第6のしきい値以下であるとき、前記駆動部の駆動を開始する時間を第7のしきい値よりも長くするように前記駆動条件を変更する請求項1に記載のウエビング制御装置。
  9. 前記変更部は、前記引き出し時間が前記第1のしきい値と比較して短く、かつ、前記引出量が前記第6のしきい値より大きいとき、前記駆動部の駆動を開始する時間を前記第7のしきい値よりも短くするように前記駆動条件を変更する請求項8に記載のウエビング制御装置。
  10. ウエビングを巻き取る巻取部と、
    前記巻取部を駆動する駆動部と、
    前記巻取部から引き出された前記ウエビングの引出量を測定する引出量測定部と、
    前記引出量測定部により測定された前記引出量を引出量しきい値と比較した結果に基づいて前記駆動部の駆動条件を変更する変更部と、
    を備えるウエビング制御装置。
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