JP5027480B2 - ナースコールシステム - Google Patents
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この構成によれば、最初に患者の状態をよく知っている担当看護師が呼び出され、応答がない場合に近くに居る看護師を呼び出すため、患者の状況をよく知っている担当看護師が応答できなくても近くにいる看護師が応答するのでスムーズに応対できる。
この構成によれば、入室時と退室時に看護師IDを受信するID受信装置が異なるので、看護師は入室操作と退室操作を間違えることがない。
この構成によれば、看護師が必ず携行する携帯端末をID受信装置に翳す等の操作をすればID情報を送信でき、簡易な操作でID送信操作ができる。そして、ID発信装置を別途携行する必要がないので、看護師の負担を少なくできる。
この構成によれば、個々の基地局設置場所を把握することで、個々の看護師の現在位置を基地局の設置場所単位で把握できる。よって、ナースコール子機からの呼び出しに対して、呼出操作が行われたナースコール子機の病室に最も近い場所に居る看護師の携帯端末に対して呼出通知を行うことができ、呼び出しに対する素速い対応が可能となる。
尚、患者情報は、名前、性別、年齢、救護区分、感染症情報、外泊/在室/外出情報、病室ベッド番号等の情報であり、看護師情報は看護師ID情報、チーム情報、勤務時間情報等の情報である。
ID受信部14が受信した看護師ID情報は、入室/退室情報と共に廊下灯2から制御機5を介してナースコール親機3に伝送され、看護師位置記憶部26に記憶される。このように記憶された看護師位置記憶部26の情報から、看護師が現在居る病室或いは直前まで居た病室を把握できる。
携帯端末4の呼び出し操作は、ナースコール親機3からPBX交換機6に担当看護師に関連付けられた携帯端末番号が選択されて送信される。この番号を受けてPBX交換機6が呼出操作を行い、選択された携帯端末に呼出通知がなされる(呼び出される)。呼出通知を受けて、担当看護師が応答操作すれば、患者のナースコール子機1と応答操作した携帯端末4との間で通話路が形成され、患者との間で通話がなされる。
尚、最も近い病室に居る看護師が複数の場合は、担当看護師と同一チームの看護師を更に選択する等優先順位が設定されて1人を呼び出すよう設定されているが、複数の看護師を同時に呼び出すよう設定しても良い。
また、最初に患者の状態をよく知っている担当看護師が呼び出され、応答がない場合に近くに居る看護師を呼び出すため、患者の状況をよく知っている担当看護師が応答できなくても近くにいる看護師を応答するのでスムーズに応対できる。
更に、看護師が常時携行する携帯端末にID発信装置を取り付けることで、携帯端末をID受信部に翳す等の操作をすればID情報を送信でき、簡易な操作でID送信操作ができるし、ID発信装置を別途携行する必要がないので、看護師の負担を少なくできる。
この場合、廊下灯2は図5に示すように構成されている。第2ID受信部14bと通信する廊下灯第3IF18cを備え、壁を隔てて病室内に設置された第2ID受信部14bに信号線により接続されている。
このように、入室時と退室時にID送信操作するID受信部が異なるので、IDカードを翳す度に入室/退室の何れの情報入力か確認する必要が無くなり、看護師の負担を軽減できるし、入室操作と退室操作を間違えることがない。
但し、マップ情報記憶部25には、廊下灯2(ID受信部)の設置場所情報ではなくPHS基地局7の設置場所情報が記憶され、例えば表2に示すような情報が記憶されている。
例えば、104号室の患者から呼び出しがあった時に、101号室と107号室に看護師が居たとすると、104号室に対応したPHS基地局7である第2アンテナに対して、親機CPU27は第4アンテナより第1アンテナの方が近いと判断し、101号室に居る看護師の携帯端末4に呼出報知が成される。但し、このPHS基地局7の場所で判断する場合、看護師が病室内に居なくても居場所を判断でき、104号室近くの廊下に看護師が居る場合は、その存在を把握して最初にこの看護師に呼出通知を行うことができる。
また、患者・看護師情報記憶部23に記憶する担当看護師、担当チーム、また看護師の携行する携帯端末の呼び出し順序等は自由に設定することができる。
Claims (5)
- 患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機と、前記ナースコール子機からの呼び出しを廊下にて報知する廊下灯と、ナースステーションに設置されて患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、患者からの呼び出しに応答するために看護師が携行する携帯端末と、システムを制御する制御機とを備えたナースコールシステムであって、
前記携帯端末と看護師を関連付けた携帯・看護師情報記憶部と、看護師が携行して看護師ID情報を発信するID発信装置と、少なくとも前記廊下灯或いはその近傍に設置され、前記ID発信装置から発信されたID情報を受信するID受信装置と、前記ID受信装置の設置場所と個々の病室までの距離を記憶したマップ情報記憶部と、看護師の現在位置を記憶する看護師位置記憶部と、前記ナースコール子機から呼び出しが成されたら、呼出先の看護師を選択して呼出制御する呼出制御手段と、を備え、
前記呼出制御手段は、ID情報を受信したID受信装置の場所情報を基に個々の看護師の現在位置を前記看護師位置記憶部に記憶し、前記ナースコール子機から呼び出しが成されたら、呼出操作した患者に最も近くに居る少なくとも1人の看護師を前記看護師位置記憶部及び前記マップ情報記憶部の情報から特定し、当該看護師が携行する携帯端末を呼出制御することを特徴とするナースコールシステム。 - 個々の患者の担当看護師を記憶する担当看護師情報記憶部を有し、前記呼出制御手段は、前記ナースコール子機から呼び出しが成されたら、担当看護師の携行する携帯端末を呼び出した後、所定時間が経過しても応答が無かった場合に、呼出操作した患者に最も近い看護師を前記看護師位置記憶部の情報から特定し、その看護師の携帯端末を呼出制御することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
- 前記廊下灯に第1ID受信装置、病室内に第2ID受信装置と、1病室に対して2箇所にID受信装置が設置され、前記呼出制御手段は前記第1ID受信装置がID情報を受信したら入室と判断し、前記第2ID受信装置がID情報を受信したら退室と判断することを特徴とする請求項1又は2記載のナースコールシステム。
- ID発信装置は携帯端末に組み付けられて成ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のナースコールシステム。
- 患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機と、前記ナースコール子機からの呼び出しを廊下にて報知する廊下灯と、ナースステーションに設置されて患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、患者からの呼び出しに応答するために看護師が携行するPHS型の携帯端末と、システムを制御する制御機とを備えたナースコールシステムであって、
前記携帯端末と看護師を関連付けた携帯・看護師情報記憶部と、前記携帯端末と通信するために廊下等に設置された複数の基地局と、個々の前記基地局に対して近い病室の関係を記憶したマップ情報記憶部と、看護師の現在位置を記憶する看護師位置記憶部と、前記ナースコール子機から呼び出しが成されたら、呼出先の看護師を選択して呼出制御する呼出制御手段とを備え、
前記呼出制御手段は、前記携帯端末が発信するID情報を受信する基地局から個々の看護師の現在位置を前記看護師位置記憶部に記憶し、前記ナースコール子機から呼び出しが成されたら、呼出操作した患者に最も近くに居る少なくとも1の看護師を前記看護師位置記憶部及び前記マップ情報記憶部の情報から特定し、当該看護師が携行する携帯端末を呼出制御することを特徴とするナースコールシステム。
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