JP2004199573A - 医師緊急連絡システム,方法,およびプログラム - Google Patents

医師緊急連絡システム,方法,およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医師に負担をかけずにその行先情報をリアルタイムに収集し、さらに医師のプライバシ保護にも配慮する。
【解決手段】病院内の各室に設置され医師が入退室することを検知して送信する入退室センサ12と、病院外で医師が所持しその居場所を検知して送信するGPS対応携帯電話21と、前記入退室センサおよび前記GPS対応携帯電話がそれぞれ送信する信号を医師の行先情報として蓄積する行先情報データベース13と、前記行先情報を前記入退室センサおよび前記GPS対応携帯電話から取込みそれを前記行先情報データベースへ格納させ,任意に指示されて前記行先情報データベースを検索して任意の医師の行先を抽出する行先情報サーバ10と、前記行先情報サーバに接続され,不在の医師が直近に立ち寄った行先の検索を指示し,前記検索の結果を受信して表示する行先表示対応電話11とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は医師緊急連絡システム,方法,およびプログラムに関し、特に病院組織における看護師などが所在不明の医師を探索して迅速な電話連絡を行うことができる医師緊急連絡システム,方法,およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
病棟の入院患者の様態が急変し、早急に医師の指示が必要な場合、看護師は担当医が持つポケベル,PHS,携帯電話等の電話番号を調べ、その電話番号に電話をかけることで、医師と連絡をとる。
【0003】
このとき、あらかじめ、レントゲン室やMRI等の電波の届かない部屋にいることが判っている場合は、内線電話や院内放送において呼び出すことが可能であるが、ポケベル,PHS,携帯電話がつながらない、また、どこにいるかも判らない状況においては、チーム医療を実施している同一グループの医師を対象にして同様の検索を実施する。
【0004】
あるいは、担当医師の居場所がわかったとしても、手術で執刀中であるような場合には、呼び出すことは不可能であるため、別の医師を検索する必要がある。
【0005】
従来、行先(あるいは居場所)を明示するために電光表示装置などを利用することがある(たとえば、特許文献1参照。)。この場合、医師は、外出先などでネットワークにつながった端末から最新の行先とその電話番号を入力することにより、行先掲示板に入力時刻と行先が表示される。看護師は、行先掲示板に表示されている行先に電話をかけ医師へ連絡をとる。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−177708号公報(第3〜4頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の連絡方法には、次の課題がある。
【0008】
第一の課題は、医師が外出した際、自ら外出先から意識的に行先情報を入力する必要があることである。たとえば、医師が行先情報を入力していなかった場合、看護師は医師の現在の行先を知ることが出来ず、行先表示板に表示されている行先の電話番号に電話しても連絡がつかない場合があることである。
【0009】
第二の課題は、医師が外出先から入力した行先情報の入力時刻が古くなってしまうと、その行先情報の信頼性が低くなってしまうことである。この場合、その行先に連絡をとっても、すでに医師は移動してしまってその場にいないということが起り得ることである。
【0010】
第三の課題は、医師が外出先で行先情報を入力する場合、端末がないと入力できず、行先情報を入力するために、ネットワークにつながったパソコンなどの端末を探す必要があることである。
【0011】
第四の課題は、医師の行先が自宅となっていた場合、電話番号を隠さず表示していると、医師のプライバシが守れないことがある。
【0012】
第五の課題は、医師を呼び出したい場合に、医師が遠方に居たり、手術等で手が離せなかったりした場合は、チーム医療で同じチームに所属している代わりの医師を別途に探す必要があることである。
【0013】
すなわち、患者の生命にかかわる緊急の場合には、医師を検索するために費やされる時間は非常に無駄であり、この時間を極力短縮し、結果として患者のリスクを低減することが要請される。
【0014】
本発明の目的は、上記のような諸課題を改善するために、医師に負担をかけずにその行先情報をリアルタイムに収集し、さらに医師のプライバシ保護にも配慮した医師緊急連絡システム,方法,およびプログラムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の医師緊急連絡システムは、病院内の各室に設置され医師が入退室することを検知して送信する入退室センサと、病院外で医師が所持しその居場所を検知して送信するGPS対応携帯電話と、前記入退室センサおよび前記GPS対応携帯電話がそれぞれ送信する信号を医師の行先情報として蓄積する行先情報データベースと、前記入退室センサ,前記GPS対応携帯電話,および前記行先情報データベースにそれぞれ接続され,前記行先情報を前記入退室センサおよび前記GPS対応携帯電話から取込みそれを前記行先情報データベースへ格納させ,任意に指示されて前記行先情報データベースを検索して任意の医師の行先を抽出する行先情報サーバと、前記行先情報サーバに接続され,不在の医師が直近に立ち寄った行先の検索を指示し,前記検索の結果を受信して表示する行先表示対応電話とを有することを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報データベースは、病院組織に関る医師について、病院内の各部屋の入退室時刻を示す入退室表,移動した経路を順次に示す行先時系列履歴表,戻り予定表,行先表,各医師の所属やチームを示す医師基本表,各部屋の電話番号を示す部屋情報表,および各医師の電話番号の表示の可否を示す電話番号表を保持していることを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報サーバは、看護師が前記行先表示対応電話を介して特定の医師の所在を問い合わせてきたとき、前記行先情報データベースを検索して該当の医師の行先および電話番号を抽出し、前記医師の行先および電話番号を前記行先表示対応電話の表示部に表示させることを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報サーバは、前記行先表示対応電話の表示部に電話番号を表示させるとき、その電話番号が前記医師のプライバシに係るものである場合には、その電話番号をマスクして表示させることを特徴とする。
【0019】
さらに、本発明の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報サーバは、チーム医療を実施しているグループ単位に複数の医師の行先情報を前記行先表示対応電話に表示させることにより、該当の担当医へ連絡不可の場合には、同一グループの他の医師へ優先して連絡し得ることを特徴とする。
【0020】
さらに、本発明の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報サーバは、医師の行先情報を前記行先表示対応電話に表示させるとき、前記医師の立ち寄り先の電話番号を時系列に表示させ、前記医師が所持する携帯電話へ通信不可の場合にも、前記立ち寄り先の電話を介して前記医師へ連絡し得ることを特徴とする。
【0021】
また、本発明の医師緊急連絡方法は、病院組織に関る医師について、病院内の各部屋の入退室時刻を示す入退室表,移動した経路を順次に示す行先時系列履歴表,戻り予定表,行先表,各医師の所属やチームを示す医師基本表,各部屋の電話番号を示す部屋情報表,および各医師の電話番号の表示の可否を示す電話番号表を保持している行先情報データベースを参照して特定の医師の所在を探索する場合に、前記入退室表を参照し該当の医師が院内に居るときには、さらに前記部屋情報表を参照して行先およびその電話番号を取得し、前記行先およびその電話番号を要求元に通知し、前記入退室表を参照し該当の医師が院内に不在のときには、前記行先時系列履歴表を参照して緯度・経度を取得し、前記緯度・経度に対応する行先が存在するときには前記行先表を参照して行先およびその電話番号を取得し、さらにその電話番号について前記電話番号表を参照して番号表示の可否をチェックし、番号表示が可のときには前記行先およびその電話番号を要求元に通知し、番号表示が不可のときには前記行先およびマスクした電話番号を前記要求元に通知し、前記緯度・経度に対応する行先が存在しないときには行先の時系列による電話番号および前記医師が所持している携帯電話の電話番号を前記要求元に通知することを特徴とする。
【0022】
また、本発明の医師緊急連絡プログラムは、病院組織に関る医師について、病院内の各部屋の入退室時刻を示す入退室表,移動した経路を順次に示す行先時系列履歴表,戻り予定表,行先表,各医師の所属やチームを示す医師基本表,各部屋の電話番号を示す部屋情報表,および各医師の電話番号の表示の可否を示す電話番号表を保持している行先情報データベースを参照して特定の医師の所在を探索する行先情報サーバにあって、前記入退室表を参照し該当の医師が院内に居るときには、さらに前記部屋情報表を参照して行先およびその電話番号を取得し、前記行先およびその電話番号を要求元に通知し、前記入退室表を参照し該当の医師が院内に不在のときには、前記行先時系列履歴表を参照して緯度・経度を取得し、前記緯度・経度に対応する行先が存在するときには前記行先表を参照して行先およびその電話番号を取得し、さらにその電話番号について前記電話番号表を参照して番号表示の可否をチェックし、番号表示が可のときには前記行先およびその電話番号を要求元に通知し、番号表示が不可のときには前記行先およびマスクした電話番号を前記要求元に通知し、前記緯度・経度に対応する行先が存在しないときには行先の時系列による電話番号および前記医師が所持している携帯電話の電話番号を前記要求元に通知する動作を実行させることを特徴とする。
【0023】
すなわち、本発明によれば、看護師が特定の医師に緊急に連絡をとる必要がある場合、連絡のとれる確率が最も高い行先を自動検索し、その行先と電話番号を液晶ディスプレイ付きの電話(行先表示対応電話)の液晶部分にGUIとして表示し、目的の医師の行先あるいは電話番号を選択することにより、そのまま電話することができる。したがって、患者の命にかかわる事態において、最短時間で医師に連絡することが可能になる。
【0024】
また、上記の行先表示対応電話で医師の氏名と行先と電話番号と戻り予定を一覧表示するGUIにおいて、医師の現在の行先を、手術室やレントゲン室あるいは自宅といったような認識しやすい形式で、その行先に連動した電話番号と共に、リアルタイムで表示することができる。
【0025】
さらに、医師が自宅にいる場合、その電話番号をアスタリスク(*)等で表示することで、病棟のような第三者の目に触れやすい場所においても、医師のプライバシを守ることができる。
【0026】
さらに、チーム医療を実施しているグループ単位に医師の氏名と行先と電話番号と戻り予定を一覧することで、担当医が明らかに連絡が取れない場所にいる場合、同一グループの医師へ連絡を優先することで、患者のリスクを低くすることができる。
【0027】
さらに、医師が移動中で行先が不明の場合、医師が所持する携帯電話(GPS対応携帯電話)の電話番号と医師が移動した経路の(立ち寄り先の)固定電話の電話番号を時系列で表示し、その携帯電話に電話がつながらないケースでも、医師が立ち寄った直近の行先へ電話をかけることにより、間接的に医師への連絡がとれる確率を高くすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照しながら説明する。
【0029】
図1は本発明の実施の一形態を示す説明図である。同図において、本発明による医師緊急連絡システムは、病院内の各室に設置され医師が入退室することを検知して送信する入退室センサ12と、病院外で医師が所持しその居場所を検知して送信するGPS対応携帯電話21と、前記入退室センサおよび前記GPS対応携帯電話がそれぞれ送信する信号を医師の行先情報として蓄積する行先情報データベース13と、前記入退室センサ,前記GPS対応携帯電話,および前記行先情報データベースにそれぞれ接続され,前記行先情報を前記入退室センサおよび前記GPS対応携帯電話から取込みそれを前記行先情報データベースへ格納させ,任意に指示されて前記行先情報データベースを検索して任意の医師の行先を抽出する行先情報サーバ10と、前記行先情報サーバに接続され,不在の医師が直近に立ち寄った行先の検索を指示し,前記検索の結果を受信して表示する行先表示対応電話11とを有する。
【0030】
なお、通信ネットワーク100は、行先情報サーバおよびGPS対応携帯電話の間に介在し、通話やメールの送受信を実現する。
【0031】
また、入退室センサ12は、たとえば、磁気IDカードを磁気カードリーダに通すことによって医師の入退室を管理するが、非接触型のICカードや、バッチ型の赤外線発信機と受信装置による入退室管理としても構成できる。
【0032】
また、GPS対応携帯電話21は、GPS受信手段およびメール送信手段を備え、公知の携帯電話と同様の機能を有している。
【0033】
また、図1を参照すると、医師が病院内にいる場合には、病院内の各部屋に設置した入退室センサによって医師の所在は検出され、センサが検出した医師を示す医師IDと部屋IDと入室時刻あるいは退出時刻が、病院内に設置した行先情報サーバに送信され、さらにそのサーバによって行先情報データベースの入退出表D1(後述する。)に蓄積される。
【0034】
医師は医師IDカードを所持し、入退室センサによって医師IDカードも検知される。なお、医師IDカードを所持しないときには、入退室ゲートを通過できないようにすれば、医師の居場所管理の精度を向上させることができる。
【0035】
さらに、医師が病院外にいる場合には、医師が保持するGPS対応携帯電話によって、現在地を示す緯度と経度と医師IDと現在時刻が、定期的にサーバ宛にメールで送信される。サーバは、メール受信手段によってメールを受信し、メールに記述されている現在地を示す緯度と経度と医師IDと現在時刻を解析し、行先情報データベースの行先時系列履歴表D2(後述する。)に蓄積する。
【0036】
また、医師が自発的に戻り予定を送信する場合には、戻り予定情報に現在地を示す緯度と経度と医師IDと現在時刻が自動的に添付され、行先情報サーバ宛にメールで送信される。サーバは、メール受信手段によってメールを受信し、メールに記述されている現在地を示す緯度と経度と医師IDと現在時刻と戻り予定情報を解析し、行先情報データベースの行先時系列履歴表D2と戻り予定表D3(後述する。)に蓄積する。
【0037】
病院内の各病棟に設置した液晶ディスプレイ付きの行先表示対応電話は、定期的に行先情報サーバにアクセスし、医師ごとの行先と電話番号と戻り予定を取得し、液晶部分にGUIとして一覧表示する。
【0038】
図2は行先表示対応電話の例を示す説明図である。図2において、一般的な電話を構成する要素のほかに液晶ディスプレイがあり、医師ごとに氏名(C1)と行先(C2)と電話番号(C3)と戻り予定(C4)とを液晶部分にGUIとして一覧表示する。
【0039】
図3(a)は行先情報データベースの入退室表D1の例を示す説明図である。同図において、入退室表D1は、医師ID(I1)と部屋ID(I2)と入室時刻(I3)と退出時刻(I4)とから構成され、医師が病院内の部屋に入室した段階で退室時刻がNULLのレコードを追加し、医師が当該部屋から退出した時点で、退室時刻を更新する。
【0040】
図3(b)は行先情報データベースの行先時系列履歴表D2の例を示す説明図である。同図において、行先時系列履歴表D2は、医師ID(L1)と時刻(L2)と緯度(L3)と経度(L4)とから構成され、医師が病院外にいる場合に医師の所持するGPS対応携帯電話から送信されてくる医師IDと時刻と緯度と経度の情報から該当レコードを作成し、追加する。
【0041】
図4(a)は行先情報データベースの戻り予定表D3の例を示す説明図である。同図において、戻り予定表D3は、医師ID(E1)と戻り予定(E2)とから構成され、医師が病院外にいる場合に医師の所持するGPS対応携帯電話から送信されてくる医師IDと戻り予定の情報から該当レコードを作成し、追加する。
【0042】
図4(b)は行先情報データベースの行先表D4の例を示す説明図である。同図において、行先表D4は、緯度(H1)と経度(H2)と半径(H3)と表示行先(H4)と電話番号(H5)とから構成され、医師の現在の緯度と経度が、表の緯度(H1)と経度(H2)から半径(H3)以内に存在する場合、表示する行先と電話番号を管理するために使用し、予め作成しておく。
【0043】
図5(a)は行先情報データベースの医師基本表D5の例を示す説明図である。同図において、医師基本表D5は、医師ID(J1)と医師名(J2)と当該医師の所属(J3)と当該医師のチーム医療グループを示すチーム(J4)とから構成され、病院に勤務する全ての医師の医師IDと医師名と各病棟の電話に表示するための当該医師の所属と、チーム毎にまとめて表示するために使用するチームを管理するために使用し、予め作成しておく。
【0044】
図5(b)は行先情報データベースの部屋情報表D6の例を示す説明図である。同図において、部屋情報表D6は、部屋ID(J5)と部屋名(J6)と電話番号(J7)とから構成され、病院内の各部屋の部屋IDと部屋名を管理するために使用し、予め作成しておく。
【0045】
図5(c)は行先情報データベースの電話番号表(D7)の例を示す説明図である。同図において、電話番号表D7は、電話番号(K1)と非表示フラグ(K2)とから構成され、その電話番号を表示するかどうかの判断に使用し、予め作成しておく。
【0046】
再び、図2を参照すると、一覧表示する順番については、行先情報データベースの医師基本表D5を参照することにより、病棟に関係する医師を優先し、さらに、チーム医療を実施している場合には、チーム単位でソートして一覧表示する。
【0047】
医師の行先については、入退出表D1と行先時系列履歴表D2を参照することにより、病院内にいるか病院外にいるかを判断できる。該当医師が病院内に存在すれば部屋情報表D6を参照し部屋名を表示し、病院外に存在する場合は行先表D4を参照し行先を表示する。
【0048】
電話番号については、行先表D4を参照し、電話番号を表示するが、このとき、電話番号表(D7)の非表示フラグがONの場合には、アスタリスク文字列を表示する。
【0049】
医師が院外にいて行先時系列履歴表D2に存在しない場合は、携帯電話の電話番号と、行先時系列履歴表D2を参照し、医師が移動した経路の行先と電話番号を時系列で表示する。
【0050】
戻り予定については、戻り予定表D3を参照し、戻り予定を表示する。
【0051】
図6は上記の医師緊急連絡システムの動作を示す流れ図である。同図のステップに従って、順に説明する。
【0052】
(S101)処理を開始すると、まず、入退室表から医師の行先を取得し、病院内に医師が存在する場合はステップS102へ進む。そうでない場合はステップS104に進む。
【0053】
(S102)入退室表から医師のいる部屋を取得し、部屋情報表から電話番号を取得する。
【0054】
(S103)行先と電話番号を電話のGUI画面上に表示し、表示処理の動作を終了する。
【0055】
(S104)医師の緯度と経度情報を行先時系列履歴表から取得する。
【0056】
(S105)行先表から緯度と経度に対応する行先があるかないかをチェックし、ある場合はステップS106へ進む。ない場合はステップS109へ進む。
【0057】
(S106)行先表から行先と電話番号を取得する。
【0058】
(S107)取得した電話番号の非表示フラグがONであるかどうかを電話番号表でチェックし、そうである場合はステップS108へ進む。そうでない場合はステップS103へ進む。
【0059】
(S108)取得した行先とアスタリスク(*)表示される電話番号を電話のGUI画面上に表示し、表示処理動作を終了する。
【0060】
(S109)携帯電話番号と行先の時系列による電話番号を表示する。
【0061】
図7は医師が病院外に存在する場合の行先情報の取得の動作を示す流れ図である。同図において、
(S201)医師が保持するGPS対応携帯電話で、医師の現在の緯度・経度情報を取得する。
【0062】
(S202)医師の緯度・経度情報と医師IDと現在時刻とをメール受信手段を備えた行先情報サーバへ送信する。
【0063】
(S203)サーバはメール受信手段で受信した医師の緯度・経度と医師IDと現在時刻とを解析し、行先時系列履歴表に蓄積する。
【0064】
(S204)一定時間、間隔をおいた後、ステップS201へ進む。
【0065】
図8は医師が病院内に存在する場合の行先情報の取得の動作を示す流れ図である。同図において、
(S301)医師がある部屋に入室する。
【0066】
(S302)各部屋に設置されたセンサは、医師ID,部屋ID,入室時刻を取得し、退室時刻をNULLとする。
【0067】
(S303)各部屋に設置されたセンサは、医師ID,部屋ID,入室時刻,退出時刻をサーバへ送信する。
【0068】
(S304)サーバは、医師ID,部屋ID,入室時刻,退室時刻を入退室表へ蓄積する。
【0069】
(S305)医師が部屋から退室する。
【0070】
(S306)各部屋に設置されたセンサは、医師ID,部屋ID,退室時刻を取得する。
【0071】
(S307)各部屋に設置されたセンサは、医師ID,部屋ID,退室時刻をサーバへ送信する。
【0072】
(S308)サーバは、医師ID,部屋ID,退室時刻を入退室表へ蓄積し、行先情報の取得動作を終了する。
【0073】
なお、上記の医師緊急連絡システムによれば、看護師が特定の医師に緊急に連絡をとる必要がある場合、連絡のとれる確率が最も高い行先を検索し、その行先に連動して電話番号が行先表示対応電話に表示され、行先を選択することで、そのまま電話がかけられる。したがって、患者の命にかかわる事態において、最短時間で医師と連絡がとれる。
【0074】
また、医師の氏名と行先と電話番号と戻り予定を一覧表示するGUIにおいて、医師の現在の行先を、手術室やレントゲン室あるいは自宅といったような認識しやすい形式で、その行先に連動した電話番号と共に、リアルタイムで表示しているので、看護師にとって、連絡がつきそうかどうかが容易に判断可能になる。
【0075】
また、リアルタイムで医師の行先情報が得られなかった場合でも、電話番号はそれまでに立ち寄った行先の時系列で表示されるので、医師が立ち寄った直近の行先に電話をかけ、医師のその後の予定を聞くことができる。したがって、医師との連絡を取れる可能性が高まる。
【0076】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
【0077】
第一の効果は、病院内で医師IDカードと入退室センサによって居場所を検知し、病院外ではGPS対応携帯電話を医師が所持することによって居場所を検知することができるので、医師は行先や移動経路をあらかじめ入力する必要がない。したがって、居場所を明示するための医師の負担を大幅に軽減できるという効果がある。
【0078】
第二の効果は、移動した行先情報を時系列に収集するデータベースを備えているので、最新の行先情報を利用して迅速に緊急連絡を行うことができる。したがって、連絡先に該当の医師が居るという精度(確度)が向上するという効果がある。
【0079】
第三の効果は、医師のプライバシにかかわる情報を(医師の自宅の電話番号など)をマスクして表示するようにしたので、行先表示対応電話に表示されず、他人に見られることがない。したがって、医師のプライバシを守ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す説明図。
【図2】行先表示対応電話の例を示す説明図。
【図3】(a)入退室表および(b)行先時系列履歴表の例を示す説明図。
【図4】(a)戻り予定表および(b)行先表の例を示す説明図。
【図5】(a)医師基本表,(b)部屋情報表,および(c)電話番号表の例を示す説明図。
【図6】本発明の動作例を示す流れ図。
【図7】GPS対応携帯電話から行先情報を取得する動作例を示す流れ図。
【図8】入退室センサから行先情報を取得する動作例を示す流れ図。
【符号の説明】
10 行先情報サーバ
11 行先表示対応電話
12 入退室センサ
13 行先情報データベース
21 GPS対応携帯電話
100 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 病院内の各室に設置され医師が入退室することを検知して送信する入退室センサと、病院外で医師が所持しその居場所を検知して送信するGPS対応携帯電話と、前記入退室センサおよび前記GPS対応携帯電話がそれぞれ送信する信号を医師の行先情報として蓄積する行先情報データベースと、前記入退室センサ,前記GPS対応携帯電話,および前記行先情報データベースにそれぞれ接続され,前記行先情報を前記入退室センサおよび前記GPS対応携帯電話から取込みそれを前記行先情報データベースへ格納させ,任意に指示されて前記行先情報データベースを検索して任意の医師の行先を抽出する行先情報サーバと、前記行先情報サーバに接続され,不在の医師が直近に立ち寄った行先の検索を指示し,前記検索の結果を受信して表示する行先表示対応電話とを有することを特徴とする医師緊急連絡システム。
  2. 請求項1記載の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報データベースは、病院組織に関る医師について、病院内の各部屋の入退室時刻を示す入退室表,移動した経路を順次に示す行先時系列履歴表,戻り予定表,行先表,各医師の所属やチームを示す医師基本表,各部屋の電話番号を示す部屋情報表,および各医師の電話番号の表示の可否を示す電話番号表を保持していることを特徴とする医師緊急連絡システム。
  3. 請求項1,または2記載の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報サーバは、看護師が前記行先表示対応電話を介して特定の医師の所在を問い合わせてきたとき、前記行先情報データベースを検索して該当の医師の行先および電話番号を抽出し、前記医師の行先および電話番号を前記行先表示対応電話の表示部に表示させることを特徴とする医師緊急連絡システム。
  4. 請求項1,2,または3記載の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報サーバは、前記行先表示対応電話の表示部に電話番号を表示させるとき、その電話番号が前記医師のプライバシに係るものである場合には、その電話番号をマスクして表示させることを特徴とする医師緊急連絡システム。
  5. 請求項1,2,3,または4記載の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報サーバは、チーム医療を実施しているグループ単位に複数の医師の行先情報を前記行先表示対応電話に表示させることにより、該当の担当医へ連絡不可の場合には、同一グループの他の医師へ優先して連絡し得ることを特徴とする医師緊急連絡システム。
  6. 請求項1,2,3,4,または5記載の医師緊急連絡システムにおいて、前記行先情報サーバは、医師の行先情報を前記行先表示対応電話に表示させるとき、前記医師の立ち寄り先の電話番号を時系列に表示させ、前記医師が所持する携帯電話へ通信不可の場合にも、前記立ち寄り先の電話を介して前記医師へ連絡し得ることを特徴とする医師緊急連絡システム。
  7. 病院組織に関る医師について、病院内の各部屋の入退室時刻を示す入退室表,移動した経路を順次に示す行先時系列履歴表,戻り予定表,行先表,各医師の所属やチームを示す医師基本表,各部屋の電話番号を示す部屋情報表,および各医師の電話番号の表示の可否を示す電話番号表を保持している行先情報データベースを参照して特定の医師の所在を探索する場合に、
    前記入退室表を参照し該当の医師が院内に居るときには、さらに前記部屋情報表を参照して行先およびその電話番号を取得し、前記行先およびその電話番号を要求元に通知し、
    前記入退室表を参照し該当の医師が院内に不在のときには、前記行先時系列履歴表を参照して緯度・経度を取得し、前記緯度・経度に対応する行先が存在するときには前記行先表を参照して行先およびその電話番号を取得し、さらにその電話番号について前記電話番号表を参照して番号表示の可否をチェックし、番号表示が可のときには前記行先およびその電話番号を要求元に通知し、番号表示が不可のときには前記行先およびマスクした電話番号を前記要求元に通知し、
    前記緯度・経度に対応する行先が存在しないときには行先の時系列による電話番号および前記医師が所持している携帯電話の電話番号を前記要求元に通知することを特徴とする医師緊急連絡方法。
  8. 病院組織に関る医師について、病院内の各部屋の入退室時刻を示す入退室表,移動した経路を順次に示す行先時系列履歴表,戻り予定表,行先表,各医師の所属やチームを示す医師基本表,各部屋の電話番号を示す部屋情報表,および各医師の電話番号の表示の可否を示す電話番号表を保持している行先情報データベースを参照して特定の医師の所在を探索する行先情報サーバにあって、
    前記入退室表を参照し該当の医師が院内に居るときには、さらに前記部屋情報表を参照して行先およびその電話番号を取得し、前記行先およびその電話番号を要求元に通知し、
    前記入退室表を参照し該当の医師が院内に不在のときには、前記行先時系列履歴表を参照して緯度・経度を取得し、前記緯度・経度に対応する行先が存在するときには前記行先表を参照して行先およびその電話番号を取得し、さらにその電話番号について前記電話番号表を参照して番号表示の可否をチェックし、番号表示が可のときには前記行先およびその電話番号を要求元に通知し、番号表示が不可のときには前記行先およびマスクした電話番号を前記要求元に通知し、
    前記緯度・経度に対応する行先が存在しないときには行先の時系列による電話番号および前記医師が所持している携帯電話の電話番号を前記要求元に通知する動作を実行させることを特徴とする医師緊急連絡プログラム。
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