JP6093993B1 - 救急手配システム及び救急手配プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】センサを活用して救急出動の要請を行うことが可能な救急手配システム及び救急手配プログラムを提供する。【解決手段】救急手配サーバ1は、ユーザの生体情報を取得する1以上のセンサ5の検出信号に基づいて通信装置6から発信された救急情報を受信する救急情報受信部11と、救急情報からユーザを特定するユーザ特定部12と、救急情報に基づいて位置情報を取得する位置情報取得部13と、救急情報に基づいて救急ランクを決定するランク決定部16と、判定した救急ランクとユーザの位置情報とに基づいて出動対象を決定する出動対象決定部18と、決定した出動対象に対して出動要請の連絡をする出動要請部19とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、救急手配システム及び救急手配プログラムに関する。
車両事故が発生し運転者が重篤な状態に陥った場合に、運転者は、緊急通報をすることができない。そのため、車両の事故発生時に、エアバックシステムの作動によって緊急通報センタ等の外部装置に緊急通報を行うものが開示されている(例えば、特許文献1)。
近年、孤独死する独居老人が社会問題になっている。このように、救急が必要な状態に陥った場合等、連絡をすることが難しい状態は、生活の様々なシーンで発生し得る。
他方、ユーザの身近には、各種のセンサが搭載された装置が設置されている。
他方、ユーザの身近には、各種のセンサが搭載された装置が設置されている。
本発明は、センサを活用して救急出動の要請を行うことが可能な救急手配システム及び救急手配プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、ユーザの身体に関する情報を取得する1以上のセンサの検出信号に基づいて通信装置が発信した救急情報を受信する救急情報受信手段と、受信した前記救急情報から前記ユーザを特定するユーザ特定手段と、受信した前記救急情報に基づいて前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、受信した前記救急情報に基づいて救急の度合いを示す救急ランクを決定するランク決定手段と、前記救急ランクと、出動対象と、前記出動対象の対象地域情報と、連絡情報とを対応付けた出動連絡先記憶部と、前記出動連絡先記憶部を参照して、前記ランク決定手段が決定した救急ランクに対応する出動対象のうち、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づく位置の出動対象を、出動する出動対象に決定する出動対象決定手段と、前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対応する前記連絡情報を用いて、前記出動対象に対して出動要請の連絡をする出動要請手段と、を備える救急出動要請システムである。
第2の発明は、第1の発明の救急出動要請システムにおいて、ユーザの医療情報を記憶した医療情報記憶部と、前記医療情報記憶部を参照して、前記ユーザ特定手段により特定したユーザの医療情報を取得する医療情報取得手段と、を備え、前記ランク決定手段は、さらに前記医療情報取得手段が取得した前記医療情報に基づいて、前記救急ランクを決定すること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第3の発明は、第2の発明の救急出動要請システムにおいて、前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対して、前記医療情報取得手段が取得したユーザの医療情報を提供する医療情報提供手段を備えること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの救急出動要請システムにおいて、前記通信装置又は前記通信装置とは異なる他の通信装置が発信した、ユーザの行動に関する異常検知情報を受信する異常検知受信手段を備え、前記ランク決定手段は、さらに前記異常検知受信手段が受信した前記異常検知情報に基づいて、前記救急ランクを決定すること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの救急出動要請システムにおいて、前記救急情報は、ユーザの生体情報を含み、前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対して、前記生体情報を提供する生体情報提供手段を備えること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの救急出動要請システムにおいて、前記ランク決定手段は、受信した前記救急情報に基づく救急ランクを出力し、前記ユーザ特定手段により特定したユーザに対する前記救急ランクに関する確認結果情報を反映させて、前記救急ランクを決定すること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの救急出動要請システムにおいて、前記ランク決定手段による決定に関する評価情報を受け付ける評価受付手段と、前記評価受付手段が受け付けた評価情報と、前記ランク決定手段での決定に用いた前記救急情報と、前記ランク決定手段で決定した救急ランクとを対応付けて、ユーザ履歴記憶部に記憶させる評価登録手段と、を備え、前記ランク決定手段は、さらに前記ユーザ履歴記憶部に基づいて前記救急ランクを決定すること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの救急出動要請システムとしてコンピュータを機能させるための救急手配プログラムである。
第1の発明は、ユーザの身体に関する情報を取得する1以上のセンサの検出信号に基づいて通信装置が発信した救急情報を受信する救急情報受信手段と、受信した前記救急情報から前記ユーザを特定するユーザ特定手段と、受信した前記救急情報に基づいて前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、受信した前記救急情報に基づいて救急の度合いを示す救急ランクを決定するランク決定手段と、前記救急ランクと、出動対象と、前記出動対象の対象地域情報と、連絡情報とを対応付けた出動連絡先記憶部と、前記出動連絡先記憶部を参照して、前記ランク決定手段が決定した救急ランクに対応する出動対象のうち、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づく位置の出動対象を、出動する出動対象に決定する出動対象決定手段と、前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対応する前記連絡情報を用いて、前記出動対象に対して出動要請の連絡をする出動要請手段と、を備える救急出動要請システムである。
第2の発明は、第1の発明の救急出動要請システムにおいて、ユーザの医療情報を記憶した医療情報記憶部と、前記医療情報記憶部を参照して、前記ユーザ特定手段により特定したユーザの医療情報を取得する医療情報取得手段と、を備え、前記ランク決定手段は、さらに前記医療情報取得手段が取得した前記医療情報に基づいて、前記救急ランクを決定すること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第3の発明は、第2の発明の救急出動要請システムにおいて、前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対して、前記医療情報取得手段が取得したユーザの医療情報を提供する医療情報提供手段を備えること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの救急出動要請システムにおいて、前記通信装置又は前記通信装置とは異なる他の通信装置が発信した、ユーザの行動に関する異常検知情報を受信する異常検知受信手段を備え、前記ランク決定手段は、さらに前記異常検知受信手段が受信した前記異常検知情報に基づいて、前記救急ランクを決定すること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの救急出動要請システムにおいて、前記救急情報は、ユーザの生体情報を含み、前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対して、前記生体情報を提供する生体情報提供手段を備えること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの救急出動要請システムにおいて、前記ランク決定手段は、受信した前記救急情報に基づく救急ランクを出力し、前記ユーザ特定手段により特定したユーザに対する前記救急ランクに関する確認結果情報を反映させて、前記救急ランクを決定すること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの救急出動要請システムにおいて、前記ランク決定手段による決定に関する評価情報を受け付ける評価受付手段と、前記評価受付手段が受け付けた評価情報と、前記ランク決定手段での決定に用いた前記救急情報と、前記ランク決定手段で決定した救急ランクとを対応付けて、ユーザ履歴記憶部に記憶させる評価登録手段と、を備え、前記ランク決定手段は、さらに前記ユーザ履歴記憶部に基づいて前記救急ランクを決定すること、を特徴とする救急出動要請システムである。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの救急出動要請システムとしてコンピュータを機能させるための救急手配プログラムである。
本発明によれば、センサを活用して救急出動の要請を行うことが可能な救急手配システム及び救急手配プログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(第1実施形態)
<救急手配システム100の全体構成>
図1は、第1実施形態に係る救急手配システム100の全体構成を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る救急手配サーバ1の機能ブロックを示す図である。
図3は、第1実施形態に係る救急手配サーバ1の記憶部30の例を示す図である。
(第1実施形態)
<救急手配システム100の全体構成>
図1は、第1実施形態に係る救急手配システム100の全体構成を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る救急手配サーバ1の機能ブロックを示す図である。
図3は、第1実施形態に係る救急手配サーバ1の記憶部30の例を示す図である。
図1に示す救急手配システム100は、各種のセンサ5からの検出信号を受けた通信装置6が救急情報を送信し、救急手配サーバ1が救急情報を受信することで、センサ5を装着したユーザに代わって救急手配サーバ1が、その救急情報に対応した出動要請を、端末8及び電話機9に対して行うシステムである。
救急手配システム100は、救急手配サーバ1と、DB(データベース)3と、PC(パーソナルコンピュータ)4と、センサ5と、通信装置6と、端末8と、電話機9とを備える。
救急手配サーバ1と、DB3と、PC4とは、救急手配センタに設けられる。
センサ5は、ユーザに装着され、通信装置6は、ユーザが所有するものである。
端末8及び電話機9は、例えば、消防署等の出動対象に設けられる。
そして、救急手配システム100は、データ通信網N1と、音声通信網N2とによって、通信装置6と救急手配サーバ1との間、救急手配サーバ1とPC4との間並びに救急手配サーバ1と端末8及び電話機9との間で、データ通信及び音声通信を行う。
救急手配サーバ1と、DB3と、PC4とは、救急手配センタに設けられる。
センサ5は、ユーザに装着され、通信装置6は、ユーザが所有するものである。
端末8及び電話機9は、例えば、消防署等の出動対象に設けられる。
そして、救急手配システム100は、データ通信網N1と、音声通信網N2とによって、通信装置6と救急手配サーバ1との間、救急手配サーバ1とPC4との間並びに救急手配サーバ1と端末8及び電話機9との間で、データ通信及び音声通信を行う。
<救急手配サーバ1>
図2に示すように、救急手配サーバ1は、制御部10と、記憶部30と、音声通信インタフェース部38と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部10は、救急手配サーバ1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、救急情報受信部11(救急情報受信手段)と、ユーザ特定部12(ユーザ特定手段)と、位置情報取得部13(位置情報取得手段)と、医療情報取得部14(医療情報取得手段)と、ランク決定部16(ランク決定手段)と、出動対象決定部18(出動対象決定手段)と、出動要請部19(出動要請手段)と、情報提供部20(医療情報提供手段、生体情報提供手段)と、評価処理部21(評価受付手段、評価登録手段)とを備える。
図2に示すように、救急手配サーバ1は、制御部10と、記憶部30と、音声通信インタフェース部38と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部10は、救急手配サーバ1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、救急情報受信部11(救急情報受信手段)と、ユーザ特定部12(ユーザ特定手段)と、位置情報取得部13(位置情報取得手段)と、医療情報取得部14(医療情報取得手段)と、ランク決定部16(ランク決定手段)と、出動対象決定部18(出動対象決定手段)と、出動要請部19(出動要請手段)と、情報提供部20(医療情報提供手段、生体情報提供手段)と、評価処理部21(評価受付手段、評価登録手段)とを備える。
救急情報受信部11は、通信装置6から救急情報を受信する。
ユーザ特定部12は、受信した救急情報から、救急情報の発信元であるユーザを特定する。
位置情報取得部13は、受信した救急情報に基づいてユーザの位置情報を取得する。
医療情報取得部14は、医療情報DB3Aを参照して、特定したユーザの医療情報を取得する。
ランク決定部16は、受信した救急情報から救急ランクを決定する。救急ランクは、救急の度合いを示す指標である。その際、ランク決定部16は、取得した医療情報を用いて救急ランクを決定してもよい。また、ランク決定部16は、ユーザ履歴記憶部35のデータを用いて救急ランクを決定してもよい。
さらに、ランク決定部16は、決定した救急ランクが正当であるか否かを確認するために、PC4に対して救急ランクを出力してもよい。そして、ランク決定部16は、救急ランクをPC4から受け付けた確認結果を反映させたものに決定してもよい。
ユーザ特定部12は、受信した救急情報から、救急情報の発信元であるユーザを特定する。
位置情報取得部13は、受信した救急情報に基づいてユーザの位置情報を取得する。
医療情報取得部14は、医療情報DB3Aを参照して、特定したユーザの医療情報を取得する。
ランク決定部16は、受信した救急情報から救急ランクを決定する。救急ランクは、救急の度合いを示す指標である。その際、ランク決定部16は、取得した医療情報を用いて救急ランクを決定してもよい。また、ランク決定部16は、ユーザ履歴記憶部35のデータを用いて救急ランクを決定してもよい。
さらに、ランク決定部16は、決定した救急ランクが正当であるか否かを確認するために、PC4に対して救急ランクを出力してもよい。そして、ランク決定部16は、救急ランクをPC4から受け付けた確認結果を反映させたものに決定してもよい。
出動対象決定部18は、決定した救急ランクに対する出動対象を特定し、特定した出動対象のうち、位置情報取得部13が取得した位置情報に近い位置の出動対象を、出動する出動対象に決定する。
出動要請部19は、出動対象決定部18が決定した出動対象に対して出動要請の連絡をする。
情報提供部20は、受信した救急情報に基づく生体情報を、出動要請の連絡をした出動対象の端末8に対して送信する。また、情報提供部20は、医療情報取得部14が取得した医療情報を、出動要請をした出動対象の端末8に対して送信する。
評価処理部21は、ランク決定部16による決定に関する評価情報を受け付けて、ユーザ履歴記憶部35に記憶させる。
出動要請部19は、出動対象決定部18が決定した出動対象に対して出動要請の連絡をする。
情報提供部20は、受信した救急情報に基づく生体情報を、出動要請の連絡をした出動対象の端末8に対して送信する。また、情報提供部20は、医療情報取得部14が取得した医療情報を、出動要請をした出動対象の端末8に対して送信する。
評価処理部21は、ランク決定部16による決定に関する評価情報を受け付けて、ユーザ履歴記憶部35に記憶させる。
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、ランク記憶部32と、出動連絡先記憶部33と、提供情報記憶部34と、ユーザ履歴記憶部35とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、救急手配プログラム31aを記憶している。救急手配プログラム31aは、上述した制御部10が行う各種機能を実行するためのアプリケーションプログラムである。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、ランク記憶部32と、出動連絡先記憶部33と、提供情報記憶部34と、ユーザ履歴記憶部35とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、救急手配プログラム31aを記憶している。救急手配プログラム31aは、上述した制御部10が行う各種機能を実行するためのアプリケーションプログラムである。
ランク記憶部32は、図3(A)に示すように、救急ランクを記憶する。ランク記憶部32の救急ランクは、この例では、救急車の手配をする「A」から、警備会社(ユーザの近所に住む知人や、ボランティア等の見守り部隊のようなものであってもよい。)の手配をする「C」までの3段階に、「なし」を含む4段階になっている。
出動連絡先記憶部33は、図3(B)に示すように、救急ランクと、出動対象と、管轄(位置情報)と、連絡手段情報とを対応付けて記憶する。出動連絡先記憶部33を参照すると、例えば、救急ランクが「A」、出動対象が「消防署」かつ管轄が「港区」であれば、連絡手段情報は、港区の救急本部の電話番号及び電子メールアドレス等である。ここで、救急車の手配は、通常「119」番に電話をかければ、最寄りの位置の救急本部に電話がつながる。しかし、ここでは、電話連絡を、救急手配センタが代行して行う。そのため、オペレータは、単に「119」を指定した電話をかけるのではなく、ユーザの位置情報を含む管轄の「119」番の番号に、直接電話をかけることになる。よって、出動連絡先記憶部33に記憶する連絡手段情報の電話番号は、短縮電話番号(例えば、「119」番等)のいわゆる裏番号である。
出動連絡先記憶部33は、図3(B)に示すように、救急ランクと、出動対象と、管轄(位置情報)と、連絡手段情報とを対応付けて記憶する。出動連絡先記憶部33を参照すると、例えば、救急ランクが「A」、出動対象が「消防署」かつ管轄が「港区」であれば、連絡手段情報は、港区の救急本部の電話番号及び電子メールアドレス等である。ここで、救急車の手配は、通常「119」番に電話をかければ、最寄りの位置の救急本部に電話がつながる。しかし、ここでは、電話連絡を、救急手配センタが代行して行う。そのため、オペレータは、単に「119」を指定した電話をかけるのではなく、ユーザの位置情報を含む管轄の「119」番の番号に、直接電話をかけることになる。よって、出動連絡先記憶部33に記憶する連絡手段情報の電話番号は、短縮電話番号(例えば、「119」番等)のいわゆる裏番号である。
図2に戻り、提供情報記憶部34は、受信した救急情報と、特定したユーザとを対応付けて、一時記憶する記憶領域である。
ユーザ履歴記憶部35は、ユーザを識別する識別情報であるユーザID(IDentification)に、処理日付と、評価処理部21が受け付けた評価情報と、救急ランクの決定に用いた救急情報と、決定した救急ランクとを対応付けて記憶する。
音声通信インタフェース部38は、音声通信網N2との間のインタフェースである。
通信インタフェース部39は、データ通信網N1との間のインタフェースである。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、救急手配サーバ1は、制御部10、記憶部30等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
ユーザ履歴記憶部35は、ユーザを識別する識別情報であるユーザID(IDentification)に、処理日付と、評価処理部21が受け付けた評価情報と、救急ランクの決定に用いた救急情報と、決定した救急ランクとを対応付けて記憶する。
音声通信インタフェース部38は、音声通信網N2との間のインタフェースである。
通信インタフェース部39は、データ通信網N1との間のインタフェースである。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、救急手配サーバ1は、制御部10、記憶部30等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
<DB3>
DB3は、データベースサーバであり、医療情報DB3Aと、ユーザDB3Bとを備える。
医療情報DB3Aは、ユーザごとに医療情報を記憶するデータベースである。医療情報とは、例えば、病歴や、薬剤服用歴等である。
ユーザDB3Bは、この救急手配システム100のサービスを利用するユーザの個人情報を記憶するデータベースである。個人情報とは、例えば、氏名、性別、住所、生年月日、緊急連絡先等である。
なお、DB3は、救急手配サーバ1の記憶部30に有してもよい。また、DB3は、データ通信網N1に接続され、救急手配サーバ1が、データ通信網N1を介してDB3に対して接続してもよい。
DB3は、データベースサーバであり、医療情報DB3Aと、ユーザDB3Bとを備える。
医療情報DB3Aは、ユーザごとに医療情報を記憶するデータベースである。医療情報とは、例えば、病歴や、薬剤服用歴等である。
ユーザDB3Bは、この救急手配システム100のサービスを利用するユーザの個人情報を記憶するデータベースである。個人情報とは、例えば、氏名、性別、住所、生年月日、緊急連絡先等である。
なお、DB3は、救急手配サーバ1の記憶部30に有してもよい。また、DB3は、データ通信網N1に接続され、救急手配サーバ1が、データ通信網N1を介してDB3に対して接続してもよい。
<PC4>
PC4は、救急手配センタのオペレータが操作をする端末である。PC4は、救急手配サーバ1に対して接続されており、出力部41及び入力部42を備える。
出力部41は、ディスプレイ等の表示装置や、スピーカである。
入力部42は、マウス、キーボード等の入力装置や、マイクである。
PC4は、救急手配センタのオペレータが操作をする端末である。PC4は、救急手配サーバ1に対して接続されており、出力部41及び入力部42を備える。
出力部41は、ディスプレイ等の表示装置や、スピーカである。
入力部42は、マウス、キーボード等の入力装置や、マイクである。
<センサ5>
センサ5は、例えば、ユーザが身に着ける装着物に設けられ、ユーザの生体情報(身体に関する情報)を取得する各種のセンサ機器が該当する。センサ5は、例えば、心拍センサ、脈拍センサ、体温センサ、呼吸センサ等である。センサ5は、例えば、ユーザの正常範囲のデータを予め記憶しており、正常範囲を超えた場合に、通信装置6に対して検出信号を送信するものであってもよい。また、センサ5は、正常範囲であるか否かにかかわらず、常に通信装置6に対して検出信号を送信してもよい。
センサ5は、例えば、ユーザが身に着ける装着物に設けられ、ユーザの生体情報(身体に関する情報)を取得する各種のセンサ機器が該当する。センサ5は、例えば、心拍センサ、脈拍センサ、体温センサ、呼吸センサ等である。センサ5は、例えば、ユーザの正常範囲のデータを予め記憶しており、正常範囲を超えた場合に、通信装置6に対して検出信号を送信するものであってもよい。また、センサ5は、正常範囲であるか否かにかかわらず、常に通信装置6に対して検出信号を送信してもよい。
<通信装置6>
通信装置6は、例えば、センサ5の近傍に設けられて、センサ5から検出信号を受信する装置である。通信装置6は、センサ5から受信した検出信号に基づいて、救急情報を、救急手配サーバ1に対して送信する。
通信装置6は、例えば、ユーザが所持するスマートフォンに代表される携帯型の端末である。通信装置6は、図示していないが、センサ5からの検出信号を受信するための近距離無線アンテナと、救急手配サーバ1に対して救急情報を送信するための、例えば、3Gアンテナ等の中継アンテナとを備える。また、通信装置6は、位置情報を取得するためのGPS(Global Positioning System)受信部等を備える。
なお、通信装置6は、センサ5と一体になった、例えば、ウェアラブル端末であってもよい。
通信装置6は、例えば、センサ5の近傍に設けられて、センサ5から検出信号を受信する装置である。通信装置6は、センサ5から受信した検出信号に基づいて、救急情報を、救急手配サーバ1に対して送信する。
通信装置6は、例えば、ユーザが所持するスマートフォンに代表される携帯型の端末である。通信装置6は、図示していないが、センサ5からの検出信号を受信するための近距離無線アンテナと、救急手配サーバ1に対して救急情報を送信するための、例えば、3Gアンテナ等の中継アンテナとを備える。また、通信装置6は、位置情報を取得するためのGPS(Global Positioning System)受信部等を備える。
なお、通信装置6は、センサ5と一体になった、例えば、ウェアラブル端末であってもよい。
<端末8、電話機9>
端末8及び電話機9は、出動対象に設けられた装置である。
端末8は、例えば、一般的なパーソナルコンピュータや、タブレットであってもよいし、スマートフォン等の携帯電話機であってもよい。
また、端末8と電話機9とが一体になった装置であってもよい。
端末8及び電話機9は、出動対象に設けられた装置である。
端末8は、例えば、一般的なパーソナルコンピュータや、タブレットであってもよいし、スマートフォン等の携帯電話機であってもよい。
また、端末8と電話機9とが一体になった装置であってもよい。
次に、救急手配サーバ1での処理について説明する。
<救急手配処理>
図4は、第1実施形態に係る救急手配サーバ1での救急手配処理を示すフローチャートである。
ステップS(以下、単に「S」という。)10において、救急手配サーバ1の制御部10(救急情報受信部11)は、通信装置6から救急情報を受信する。ここで、救急情報は、救急手配サーバ1を宛先とし、通信装置6の端末ID、通信装置6の位置情報、センサ5から受け付けた生体情報の種類及び異常を検出したときの値を含むデータである。
<救急手配処理>
図4は、第1実施形態に係る救急手配サーバ1での救急手配処理を示すフローチャートである。
ステップS(以下、単に「S」という。)10において、救急手配サーバ1の制御部10(救急情報受信部11)は、通信装置6から救急情報を受信する。ここで、救急情報は、救急手配サーバ1を宛先とし、通信装置6の端末ID、通信装置6の位置情報、センサ5から受け付けた生体情報の種類及び異常を検出したときの値を含むデータである。
S11において、制御部10(ユーザ特定部12)は、救急情報に含まれる端末IDから、ユーザを特定する。例えば、制御部10は、ユーザDB3Bを参照して、端末IDからユーザを特定することができる。
S12において、制御部10(医療情報取得部14)は、医療情報DB3Aを参照して、特定したユーザの医療情報を取得する。
S13において、制御部10は、ユーザ履歴記憶部35を参照して、特定したユーザの履歴情報を取得する。
S12において、制御部10(医療情報取得部14)は、医療情報DB3Aを参照して、特定したユーザの医療情報を取得する。
S13において、制御部10は、ユーザ履歴記憶部35を参照して、特定したユーザの履歴情報を取得する。
S14において、制御部10(ランク決定部16)は、救急ランクを決定する。ここで、制御部10は、通信装置6から受信した救急情報に含まれる生体情報の種類及びその値と、取得した医療情報と、ユーザ履歴記憶部35に記憶された該当のユーザの履歴情報とを用いて、まず救急ランク(「A」から「C」までのいずれか)を決定する。
例えば、生体情報の種類が、心拍数や呼吸数であり、その数値が0に近い値である場合には、制御部10は、救急ランクを、最高のランクである「A」と判定してもよい。
また、例えば、生体情報の種類が、心拍数や呼吸数であり、その数値が正常範囲を少し超えているような場合には、制御部10は、ユーザの医療情報が取得できていれば、その医療情報を考慮して救急ランクを決定してもよい。
さらに、ユーザの履歴情報が取得できた場合には、制御部10は、過去の履歴情報が示す救急情報との関連性の有無に基づいて救急ランクを決定してもよい。
例えば、生体情報の種類が、心拍数や呼吸数であり、その数値が0に近い値である場合には、制御部10は、救急ランクを、最高のランクである「A」と判定してもよい。
また、例えば、生体情報の種類が、心拍数や呼吸数であり、その数値が正常範囲を少し超えているような場合には、制御部10は、ユーザの医療情報が取得できていれば、その医療情報を考慮して救急ランクを決定してもよい。
さらに、ユーザの履歴情報が取得できた場合には、制御部10は、過去の履歴情報が示す救急情報との関連性の有無に基づいて救急ランクを決定してもよい。
次に、制御部10は、例えば、ユーザDB3Bから取得したユーザの電話番号をPC4に対して出力して、PC4の出力部41にユーザの電話番号を表示させる。
この処理によって、PC4を操作するオペレータが、通信装置6に対して電話をかけることで、通信装置6のユーザに対して、救急状態を確認する。
なお、制御部10は、通信装置6に対して画像取得要求をすることで、通信装置6において、カメラを起動させて、画像を取得させるようにしてもよい。
そして、例えば、PC4を操作するオペレータが確認した救急状態を、オペレータが入力部42から入力することで、制御部10は、救急ランクを、確認結果を反映させたものに決定する。例えば、間違い又は電話対応で解決した場合には、オペレータが救急ランクを「なし」と入力することで、制御部10は、救急ランクを「なし」に決定する。
この処理によって、PC4を操作するオペレータが、通信装置6に対して電話をかけることで、通信装置6のユーザに対して、救急状態を確認する。
なお、制御部10は、通信装置6に対して画像取得要求をすることで、通信装置6において、カメラを起動させて、画像を取得させるようにしてもよい。
そして、例えば、PC4を操作するオペレータが確認した救急状態を、オペレータが入力部42から入力することで、制御部10は、救急ランクを、確認結果を反映させたものに決定する。例えば、間違い又は電話対応で解決した場合には、オペレータが救急ランクを「なし」と入力することで、制御部10は、救急ランクを「なし」に決定する。
S15において、制御部10(評価処理部21)は、決定した救急ランクと、救急ランクの決定に用いた各種情報とを、ユーザ識別情報及び本日日付である処理日付に対応付けて、ユーザ履歴記憶部35に記憶させる。
S16において、救急ランクに基づいて、要請が必要であるか否かを判断する。ここで、要請が必要であると判断するのは、救急ランクが「A」から「C」までのいずれかに該当する場合である。要請が必要であると判断した場合(S16:YES)には、制御部10は、処理をS17に移す。他方、要請が必要ではないと判断した場合(S16:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。要請が必要ではないと判断した場合とは、例えば、オペレータ4による確認の結果、通信装置6の誤作動であった場合や、ユーザの応答によって、要請が不要であると判断した場合をいう。
なお、要請が不要であると判断した場合には、オペレータがその情報を入力することで、制御部10(評価処理部21)は、入力された情報に対する結果を、ユーザ履歴記憶部35に記憶させる。
S17において、制御部10(位置情報取得部13)は、救急情報に基づいて位置情報を取得する。
S16において、救急ランクに基づいて、要請が必要であるか否かを判断する。ここで、要請が必要であると判断するのは、救急ランクが「A」から「C」までのいずれかに該当する場合である。要請が必要であると判断した場合(S16:YES)には、制御部10は、処理をS17に移す。他方、要請が必要ではないと判断した場合(S16:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。要請が必要ではないと判断した場合とは、例えば、オペレータ4による確認の結果、通信装置6の誤作動であった場合や、ユーザの応答によって、要請が不要であると判断した場合をいう。
なお、要請が不要であると判断した場合には、オペレータがその情報を入力することで、制御部10(評価処理部21)は、入力された情報に対する結果を、ユーザ履歴記憶部35に記憶させる。
S17において、制御部10(位置情報取得部13)は、救急情報に基づいて位置情報を取得する。
S18において、制御部10(出動対象決定部18)は、決定した救急ランクと、ユーザの位置情報とから、出動連絡先記憶部33を参照して、出動対象を決定する。
その際、ユーザの位置情報が、ユーザDB3Bに記憶されているユーザの住所とほぼ一致する場合、つまり、ユーザが自宅又はその周辺において、救急状態になっている場合には、制御部10は、その位置情報にあった出動対象を特定して、出動対象を決定する。
他方、ユーザの位置情報が、ユーザDB3Bに記憶されているユーザの住所と不一致の場合、つまり、ユーザが外出先で救急状態になっているような場合には、制御部10は、取得した位置情報に基づいて出動対象を特定して決定する。つまり、ユーザが外出先で救急状態になっているような場合には、ご近所の見守り部隊では対応できないため、制御部10は、それとは異なる出動対象を特定することになる。
S19において、制御部10(出動要請部19)は、決定した出動対象の連絡手段を出力部41に出力させる。そのようにすることで、オペレータは、出動対象の電話機9に電話をかけることで、出動対象に対して出動要請の連絡をすることができる。
その際、ユーザの位置情報が、ユーザDB3Bに記憶されているユーザの住所とほぼ一致する場合、つまり、ユーザが自宅又はその周辺において、救急状態になっている場合には、制御部10は、その位置情報にあった出動対象を特定して、出動対象を決定する。
他方、ユーザの位置情報が、ユーザDB3Bに記憶されているユーザの住所と不一致の場合、つまり、ユーザが外出先で救急状態になっているような場合には、制御部10は、取得した位置情報に基づいて出動対象を特定して決定する。つまり、ユーザが外出先で救急状態になっているような場合には、ご近所の見守り部隊では対応できないため、制御部10は、それとは異なる出動対象を特定することになる。
S19において、制御部10(出動要請部19)は、決定した出動対象の連絡手段を出力部41に出力させる。そのようにすることで、オペレータは、出動対象の電話機9に電話をかけることで、出動対象に対して出動要請の連絡をすることができる。
S20において、制御部10(情報提供部20)は、救急要請情報を、提供情報記憶部34に記憶させる。ここで、救急要請情報とは、通信装置6から受信した救急情報の他、医療情報DB3Aから取得したユーザの医療情報と、ユーザDB3Bから取得したユーザの個人情報を含む情報とを含むものをいう。そして、制御部10は、決定した出動対象の電子メールアドレスに対して、例えば、救急要請情報の格納先を示すURLを含んだ電子メールを送信する。このようにすることで、出動対象では、電話連絡によって、ユーザの元に出動をすることができると共に、救急要請情報として、そのユーザの詳細の情報を、電子メールのURLを選択することによって得ることができる。その後、制御部10は、本処理を終了する。
<評価処理>
次に、評価処理について説明する。
出動要請先の端末8では、後日に、出動要請に対する評価情報を入力して、救急手配サーバ1に対して送信する。
そうすることで、制御部10(評価処理部21)は、出動要請先の端末8や、出動要請をしなかった場合にはオペレータが操作するPC4から、救急ランクが適切なものであったか否かの情報である評価情報を受け付ける。そして、制御部10(評価処理部21)は、受け付けた評価情報を、ユーザ履歴記憶部35の該当のレコードに対して更新することで記憶させる。
次に、評価処理について説明する。
出動要請先の端末8では、後日に、出動要請に対する評価情報を入力して、救急手配サーバ1に対して送信する。
そうすることで、制御部10(評価処理部21)は、出動要請先の端末8や、出動要請をしなかった場合にはオペレータが操作するPC4から、救急ランクが適切なものであったか否かの情報である評価情報を受け付ける。そして、制御部10(評価処理部21)は、受け付けた評価情報を、ユーザ履歴記憶部35の該当のレコードに対して更新することで記憶させる。
このようにすることで、救急手配サーバ1は、救急ランクの決定に対する評価情報を蓄積できる。そして、その情報は、各ユーザの特殊な事情をも加味されたものである。よって、このユーザ履歴記憶部35の情報を、次回以降の救急ランクの決定時に用いることで、より正確な救急ランクの決定を行うことができる。
このように、第1実施形態の救急手配システム100によれば、以下のような効果がある。
(1)センサ5からの検出信号に基づいて通信装置6が送信した救急情報により、救急手配サーバ1が救急出動の要請を、出動対象である関係機関に対して行うことができる。よって、例えば、独居老人が倒れた場合や、車両事故により運転者等が重篤な状態に陥った場合等のユーザが連絡をできない状態に陥った場合であっても、出動対象に対して出動を要請でき、出動対象を出動させることができる。
(2)救急ランクを、救急情報とそのユーザの医療情報とに基づいて判定するので、個々のユーザの病歴等を考慮することができる。よって、救急ランクの決定を、ユーザの日常の健康状態を反映したものにできる。
(3)救急ランクを、さらに過去のユーザ履歴に基づいて判定するので、そのユーザに固有の事情をも加味することができる。
(1)センサ5からの検出信号に基づいて通信装置6が送信した救急情報により、救急手配サーバ1が救急出動の要請を、出動対象である関係機関に対して行うことができる。よって、例えば、独居老人が倒れた場合や、車両事故により運転者等が重篤な状態に陥った場合等のユーザが連絡をできない状態に陥った場合であっても、出動対象に対して出動を要請でき、出動対象を出動させることができる。
(2)救急ランクを、救急情報とそのユーザの医療情報とに基づいて判定するので、個々のユーザの病歴等を考慮することができる。よって、救急ランクの決定を、ユーザの日常の健康状態を反映したものにできる。
(3)救急ランクを、さらに過去のユーザ履歴に基づいて判定するので、そのユーザに固有の事情をも加味することができる。
(4)救急ランクに応じた出動対象に救急要請をするので、例えば、消防署等の公的な機関への救急要請を適切なものに制限できる。また、公的な機関以外の他の救急要請を行うことで、ユーザの不安を解消できる。
(5)位置情報を取得して、最寄りの出動対象に対して出動を要請するので、出動にかかる時間を短くできる。
(6)医療情報を出動対象に提供するので、出動対象では、駆けつける際に予めどのような病歴や薬剤服用をしているかを把握でき、医療情報に対応した準備を整えることができる。また、救急情報に含まれる生体情報を出動対象に提供するので、出動対象では、ユーザの救急状態を予め数値として得ることができる。さらに、ユーザ情報を出動対象に提供するので、出動対象では、ユーザについて予め把握できる。
(6)医療情報を出動対象に提供するので、出動対象では、駆けつける際に予めどのような病歴や薬剤服用をしているかを把握でき、医療情報に対応した準備を整えることができる。また、救急情報に含まれる生体情報を出動対象に提供するので、出動対象では、ユーザの救急状態を予め数値として得ることができる。さらに、ユーザ情報を出動対象に提供するので、出動対象では、ユーザについて予め把握できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、生体情報に加えて他の情報をも用いるものについて説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
<救急手配システム200の全体構成>
図5は、第2実施形態に係る救急手配システム200の全体構成を示す図である。
図6は、第2実施形態に係る救急手配サーバ201の機能ブロックを示す図である。
図7は、第2実施形態に係る救急手配サーバ201の記憶部230の例を示す図である。
第2実施形態では、生体情報に加えて他の情報をも用いるものについて説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
<救急手配システム200の全体構成>
図5は、第2実施形態に係る救急手配システム200の全体構成を示す図である。
図6は、第2実施形態に係る救急手配サーバ201の機能ブロックを示す図である。
図7は、第2実施形態に係る救急手配サーバ201の記憶部230の例を示す図である。
図5に示す救急手配システム200は、各種のセンサ5からの検出信号に基づき通信装置6から送信された救急情報と、自動車等の車両の車載装置207から送信された異常検知情報とに基づいて、救急手配サーバ201が、救急情報に対応した出動を要請するシステムである。
救急手配システム200は、救急手配サーバ201と、DB203と、PC4と、センサ5と、通信装置6と、車載装置207と、端末8と、電話機9とを備える。
そして、救急手配システム200は、データ通信網N1と、音声通信網N2とによって、通信装置6と救急手配サーバ201との間、救急手配サーバ201とPC4との間並びに救急手配サーバ201と端末8及び電話機9との間で、データ通信及び音声通信を行う。また、救急手配システム200は、データ通信網N1によって、車載装置207と救急手配サーバ201との間でデータ通信を行う。
救急手配システム200は、救急手配サーバ201と、DB203と、PC4と、センサ5と、通信装置6と、車載装置207と、端末8と、電話機9とを備える。
そして、救急手配システム200は、データ通信網N1と、音声通信網N2とによって、通信装置6と救急手配サーバ201との間、救急手配サーバ201とPC4との間並びに救急手配サーバ201と端末8及び電話機9との間で、データ通信及び音声通信を行う。また、救急手配システム200は、データ通信網N1によって、車載装置207と救急手配サーバ201との間でデータ通信を行う。
<救急手配サーバ201>
図6に示すように、救急手配サーバ201は、制御部210と、記憶部230と、音声通信インタフェース部38と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部210は、救急情報受信部11と、ユーザ特定部12と、位置情報取得部13と、医療情報取得部14と、ランク決定部216と、出動対象決定部18と、出動要請部19と、情報提供部220と、評価処理部21と、異常検知情報受信部(異常検知受信手段)223と、ユーザ照合部224とを備える。
ランク決定部216は、さらに、異常検知情報受信部223が受信した異常検知情報に基づいて、救急ランクを決定する。
情報提供部220は、さらに、車両情報DB203Cに含まれる車両情報を提供する。
異常検知情報受信部223は、車載装置207が送信した異常検知情報を受信する。
ユーザ照合部224は、異常検知情報に基づいて特定したユーザを、受信した救急情報に含むか否かを照合する。
図6に示すように、救急手配サーバ201は、制御部210と、記憶部230と、音声通信インタフェース部38と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部210は、救急情報受信部11と、ユーザ特定部12と、位置情報取得部13と、医療情報取得部14と、ランク決定部216と、出動対象決定部18と、出動要請部19と、情報提供部220と、評価処理部21と、異常検知情報受信部(異常検知受信手段)223と、ユーザ照合部224とを備える。
ランク決定部216は、さらに、異常検知情報受信部223が受信した異常検知情報に基づいて、救急ランクを決定する。
情報提供部220は、さらに、車両情報DB203Cに含まれる車両情報を提供する。
異常検知情報受信部223は、車載装置207が送信した異常検知情報を受信する。
ユーザ照合部224は、異常検知情報に基づいて特定したユーザを、受信した救急情報に含むか否かを照合する。
記憶部230は、プログラム記憶部31と、ランク記憶部32と、出動連絡先記憶部233と、提供情報記憶部34と、ユーザ履歴記憶部35と、行動情報記憶部237とを備える。
出動連絡先記憶部233は、さらに、救急ランクに、異常検知情報に関する情報を対応付けて記憶する。図7に、出動連絡先記憶部233の一例を示す。出動連絡先記憶部233は、異常検知情報として加速度異常を検知した場合には、警察署を出動対象にすることを示す。
行動情報記憶部237は、車載装置207から受信した異常検知情報を、異常検知情報から特定したユーザ及び異常検知情報を受信した日時情報に対応付けて記憶する。
出動連絡先記憶部233は、さらに、救急ランクに、異常検知情報に関する情報を対応付けて記憶する。図7に、出動連絡先記憶部233の一例を示す。出動連絡先記憶部233は、異常検知情報として加速度異常を検知した場合には、警察署を出動対象にすることを示す。
行動情報記憶部237は、車載装置207から受信した異常検知情報を、異常検知情報から特定したユーザ及び異常検知情報を受信した日時情報に対応付けて記憶する。
<DB203>
DB203は、医療情報DB3Aと、ユーザDB3Bと、車両情報DB203Cとを備える。
車両情報DB203Cは、この救急手配システム200のサービスを利用するユーザが所有する自動車等の車両情報を記憶するデータベースである。車両情報とは、例えば、ナンバープレートの番号や、車両の型名等である。
DB203は、医療情報DB3Aと、ユーザDB3Bと、車両情報DB203Cとを備える。
車両情報DB203Cは、この救急手配システム200のサービスを利用するユーザが所有する自動車等の車両情報を記憶するデータベースである。車両情報とは、例えば、ナンバープレートの番号や、車両の型名等である。
<車載装置207>
図5に戻り、車載装置207は、例えば、自動車等の車両内に設けられて、車両の異常を検知した場合に、異常検知情報を、救急手配サーバ201に対して送信する。
車載装置207は、図示していないが、車両内に設けられた車両センサからの検出信号を受信するための近距離無線アンテナと、救急手配サーバ201に対して異常検知情報を送信するための3Gアンテナとを備える。
図5に戻り、車載装置207は、例えば、自動車等の車両内に設けられて、車両の異常を検知した場合に、異常検知情報を、救急手配サーバ201に対して送信する。
車載装置207は、図示していないが、車両内に設けられた車両センサからの検出信号を受信するための近距離無線アンテナと、救急手配サーバ201に対して異常検知情報を送信するための3Gアンテナとを備える。
次に、救急手配サーバ201での処理について説明する。
<異常検知処理>
最初に、異常検知情報に関する処理を説明する。
図8は、第2実施形態に係る救急手配サーバ201での異常検知処理を示すフローチャートである。
S201において、救急手配サーバ201の制御部210(異常検知情報受信部223)は、車載装置207から送信された異常検知情報を受信する。ここで、異常検知情報は、救急手配サーバ201を宛先としたデータである。そして、異常検知情報は、車載装置207を識別する装置ID、車載装置207の位置データ、車両に設けられた各種の車両センサから受け付けた車両データの種類及び異常を検出したときの値を含むデータである。
S202において、制御部210は、異常検知情報に基づいてユーザを特定する。例えば、制御部210は、ユーザDB3Bと、車両情報DB203Cとを参照して、車載装置207の装置IDからユーザを特定することができる。
S203において、制御部210は、異常検知情報を、特定したユーザ及び異常検知情報を受信した日時に対応付けて、行動情報記憶部237に記憶させる。その後、制御部210は、本処理を終了する。
<異常検知処理>
最初に、異常検知情報に関する処理を説明する。
図8は、第2実施形態に係る救急手配サーバ201での異常検知処理を示すフローチャートである。
S201において、救急手配サーバ201の制御部210(異常検知情報受信部223)は、車載装置207から送信された異常検知情報を受信する。ここで、異常検知情報は、救急手配サーバ201を宛先としたデータである。そして、異常検知情報は、車載装置207を識別する装置ID、車載装置207の位置データ、車両に設けられた各種の車両センサから受け付けた車両データの種類及び異常を検出したときの値を含むデータである。
S202において、制御部210は、異常検知情報に基づいてユーザを特定する。例えば、制御部210は、ユーザDB3Bと、車両情報DB203Cとを参照して、車載装置207の装置IDからユーザを特定することができる。
S203において、制御部210は、異常検知情報を、特定したユーザ及び異常検知情報を受信した日時に対応付けて、行動情報記憶部237に記憶させる。その後、制御部210は、本処理を終了する。
<救急手配処理>
次に、救急情報に関する処理について説明する。
図9は、第2実施形態に係る救急手配サーバ201での救急手配処理を示すフローチャートである。
S210からS213までの処理は、第1実施形態(図4)のS10からS13までの処理と同様である。
S214において、制御部210(ユーザ照合部224)は、行動情報記憶部237を参照して、S211で特定したユーザを含むか否かを照合する。ユーザを含む場合(S214:YES)には、制御部210は、処理をS215aに移す。他方、ユーザを含まない場合(S214:NO)には、制御部210は、処理をS215に移す。
S215の処理は、第1実施形態(図4)のS14の処理と同様である。
次に、救急情報に関する処理について説明する。
図9は、第2実施形態に係る救急手配サーバ201での救急手配処理を示すフローチャートである。
S210からS213までの処理は、第1実施形態(図4)のS10からS13までの処理と同様である。
S214において、制御部210(ユーザ照合部224)は、行動情報記憶部237を参照して、S211で特定したユーザを含むか否かを照合する。ユーザを含む場合(S214:YES)には、制御部210は、処理をS215aに移す。他方、ユーザを含まない場合(S214:NO)には、制御部210は、処理をS215に移す。
S215の処理は、第1実施形態(図4)のS14の処理と同様である。
他方、S215aにおいて、制御部210(ランク決定部216)は、異常検知情報を反映して救急ランクを決定する。ここで、制御部210は、車載装置207から受信した異常検知情報と、通信装置6から受信した救急情報の生体データの種類及びその値と、取得した医療情報とを用いて救急ランクを判定する。例えば、車両事故を起こした場合には、車載装置207と、通信装置6との両方から情報を受信するので、両者の情報から車両事故を起こした可能性が高いと判断できる。そのため、制御部210は、車両事故に伴う生体データの変化として、救急ランクを判定できる。
S216からS220までの処理は、第1実施形態(図4)のS15からS19までの処理と同様である。
S221において、制御部210(情報提供部220)は、救急要請情報を、提供情報記憶部34に記憶させる。ここで、救急要請情報とは、通信装置6から受信した救急情報と、医療情報DB3Aから取得したユーザの医療情報と、ユーザDB3Bから取得したユーザの個人情報を含む情報との他に、車両情報DB203Cから取得した車両情報をも含むものをいう。以降の処理は、第1実施形態(図4)と同様である。
なお、評価処理についても、第1実施形態と同様である。
S216からS220までの処理は、第1実施形態(図4)のS15からS19までの処理と同様である。
S221において、制御部210(情報提供部220)は、救急要請情報を、提供情報記憶部34に記憶させる。ここで、救急要請情報とは、通信装置6から受信した救急情報と、医療情報DB3Aから取得したユーザの医療情報と、ユーザDB3Bから取得したユーザの個人情報を含む情報との他に、車両情報DB203Cから取得した車両情報をも含むものをいう。以降の処理は、第1実施形態(図4)と同様である。
なお、評価処理についても、第1実施形態と同様である。
このように、第2実施形態の救急手配システム200によれば、以下のような効果がある。
(1)救急ランクを、救急情報の他に、車載装置207から受信した異常検知情報を用いるので、外部要因との関係を用いて救急ランクを判定できる。よって、車両事故によるユーザの救急状態を、より正確に反映できる。
(2)出動対象に対して、車両情報DB203Cに含まれる車両情報をもあわせて提供するので、出動対象は、現場位置付近に到着した際に、事故を起こした車両を特定しやすくできる。
(1)救急ランクを、救急情報の他に、車載装置207から受信した異常検知情報を用いるので、外部要因との関係を用いて救急ランクを判定できる。よって、車両事故によるユーザの救急状態を、より正確に反映できる。
(2)出動対象に対して、車両情報DB203Cに含まれる車両情報をもあわせて提供するので、出動対象は、現場位置付近に到着した際に、事故を起こした車両を特定しやすくできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)各実施形態では、救急ランクに対応して出動対象を1つにしているが、これに限定されない。例えば、救急ランクが同じであっても、ユーザの位置情報によって異なる出動対象になるように細分化されていてもよい。その場合、ユーザごとに出動対象連絡先を記憶しておき、例えば、ユーザが地方居住者である場合には、警備会社に代わって、ご近所の有志による見守り部隊に連絡をするようにしてもよい。
(2)第2実施形態では、車載装置から異常検知情報を受信するものとして説明したが、これに限定されない。ユーザの行動に関する異常を検知して情報を送信するものであれば、例えば、杖、カート等のユーザの所持品が、異常検知情報を送信するものであってもよい。また、所持品から異常検知情報を直接送信するのではなく、所持品から異常検知情報を受信した携帯端末等の通信装置が、救急情報と共に異常検知情報を送信するようにしてもよい。
(3)各実施形態では、オペレータによる電話によって安否を確認する者を説明したが、これに限定されない。救急情報を受信したことに応じて、救急情報を送信した通信装置6に対して、例えば、カメラを起動させる信号を送信して、通信装置6が有するカメラを起動させることで、カメラから取得した画像データを用いて安否確認を行ってもよい。
(4)各実施形態では、提供情報記憶部に記憶された対象の救急要請情報の格納先を示すURLを含む電子メールを、出動対象に対して送信するものとして説明したが、これに限定されない。例えば、提供情報記憶部には、各救急要請情報に識別情報として救急要請IDを対応付けて記憶させておき、さらに、情報提供用のWebサーバの機能を、救急手配サーバに予め用意しておくことによっても実現できる。その場合には、出動対象に対して出動要請の連絡をする時に、救急要請IDをあわせて伝えることで、出動対象では、対象の救急要請情報を参照できる。このような仕組みを用いることで、例えば、出動対象による搬送先の病院においても、出動対象が病院のスタッフに救急要請IDを伝えることによって、病院でも対象の救急要請情報を見ることができる。
(1)各実施形態では、救急ランクに対応して出動対象を1つにしているが、これに限定されない。例えば、救急ランクが同じであっても、ユーザの位置情報によって異なる出動対象になるように細分化されていてもよい。その場合、ユーザごとに出動対象連絡先を記憶しておき、例えば、ユーザが地方居住者である場合には、警備会社に代わって、ご近所の有志による見守り部隊に連絡をするようにしてもよい。
(2)第2実施形態では、車載装置から異常検知情報を受信するものとして説明したが、これに限定されない。ユーザの行動に関する異常を検知して情報を送信するものであれば、例えば、杖、カート等のユーザの所持品が、異常検知情報を送信するものであってもよい。また、所持品から異常検知情報を直接送信するのではなく、所持品から異常検知情報を受信した携帯端末等の通信装置が、救急情報と共に異常検知情報を送信するようにしてもよい。
(3)各実施形態では、オペレータによる電話によって安否を確認する者を説明したが、これに限定されない。救急情報を受信したことに応じて、救急情報を送信した通信装置6に対して、例えば、カメラを起動させる信号を送信して、通信装置6が有するカメラを起動させることで、カメラから取得した画像データを用いて安否確認を行ってもよい。
(4)各実施形態では、提供情報記憶部に記憶された対象の救急要請情報の格納先を示すURLを含む電子メールを、出動対象に対して送信するものとして説明したが、これに限定されない。例えば、提供情報記憶部には、各救急要請情報に識別情報として救急要請IDを対応付けて記憶させておき、さらに、情報提供用のWebサーバの機能を、救急手配サーバに予め用意しておくことによっても実現できる。その場合には、出動対象に対して出動要請の連絡をする時に、救急要請IDをあわせて伝えることで、出動対象では、対象の救急要請情報を参照できる。このような仕組みを用いることで、例えば、出動対象による搬送先の病院においても、出動対象が病院のスタッフに救急要請IDを伝えることによって、病院でも対象の救急要請情報を見ることができる。
1,201 救急手配サーバ
3 DB
5 センサ
6 通信装置
8 端末
10,210 制御部
11 救急情報受信部
12 ユーザ特定部
13 位置情報取得部
14 医療情報取得部
16,216 ランク決定部
18 出動対象決定部
19 出動要請部
20,220 情報提供部
21 評価処理部
30,230 記憶部
31a,231a 救急手配プログラム
33,233 出動連絡先記憶部
34 提供情報記憶部
35 ユーザ履歴記憶部
100,200 救急手配システム
207 車載装置
223 異常検知情報受信部
224 ユーザ照合部
237 行動情報記憶部
3 DB
5 センサ
6 通信装置
8 端末
10,210 制御部
11 救急情報受信部
12 ユーザ特定部
13 位置情報取得部
14 医療情報取得部
16,216 ランク決定部
18 出動対象決定部
19 出動要請部
20,220 情報提供部
21 評価処理部
30,230 記憶部
31a,231a 救急手配プログラム
33,233 出動連絡先記憶部
34 提供情報記憶部
35 ユーザ履歴記憶部
100,200 救急手配システム
207 車載装置
223 異常検知情報受信部
224 ユーザ照合部
237 行動情報記憶部
Claims (11)
- ユーザの身体に関する情報を取得する1以上のセンサの検出信号に基づいて通信装置が発信した救急情報を受信する救急情報受信手段と、
受信した前記救急情報から前記ユーザを特定するユーザ特定手段と、
受信した前記救急情報に基づいて前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
受信した前記救急情報に基づいて救急の度合いを示す救急ランクを決定するランク決定手段と、
前記救急ランクと、出動対象と、前記出動対象の対象地域情報と、連絡手段情報とを対応付けた出動連絡先記憶部と、
前記出動連絡先記憶部を参照して、前記ランク決定手段が決定した救急ランクに対応する出動対象のうち、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づく位置の出動対象を、出動する出動対象に決定する出動対象決定手段と、
前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対応する前記連絡手段情報を用いて、前記出動対象に対して出動要請の連絡をする出動要請手段と、
前記ランク決定手段による決定に関する評価情報を受け付ける評価受付手段と、
前記評価受付手段が受け付けた評価情報と、前記ランク決定手段での決定に用いた前記救急情報と、前記ランク決定手段で決定した救急ランクとを対応付けて、ユーザ履歴記憶部に記憶させる評価登録手段と、
を備え、
前記ランク決定手段は、さらに前記ユーザ履歴記憶部に基づいて前記救急ランクを決定すること、
を特徴とする救急出動要請システム。 - 請求項1に記載の救急出動要請システムにおいて、
ユーザの医療情報を記憶した医療情報記憶部と、
前記医療情報記憶部を参照して、前記ユーザ特定手段により特定したユーザの医療情報を取得する医療情報取得手段と、
を備え、
前記ランク決定手段は、さらに前記医療情報取得手段が取得した前記医療情報に基づいて、前記救急ランクを決定すること、
を特徴とする救急出動要請システム。 - 請求項2に記載の救急出動要請システムにおいて、
前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対して、前記医療情報取得手段が取得したユーザの医療情報を提供する医療情報提供手段を備えること、
を特徴とする救急出動要請システム。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の救急出動要請システムにおいて、
前記通信装置又は前記通信装置とは異なる他の通信装置が発信した、ユーザの行動に関する異常検知情報を受信する異常検知受信手段を備え、
前記ランク決定手段は、さらに前記異常検知受信手段が受信した前記異常検知情報に基づいて、前記救急ランクを決定すること、
を特徴とする救急出動要請システム。 - 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の救急出動要請システムにおいて、
前記救急情報は、ユーザの生体情報を含み、
前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対して、前記生体情報を提供する生体情報提供手段を備えること、
を特徴とする救急出動要請システム。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の救急出動要請システムにおいて、
前記ランク決定手段は、受信した前記救急情報に基づく救急ランクを出力し、前記ユーザ特定手段により特定したユーザに対する前記救急ランクに関する確認結果情報を反映させて、前記救急ランクを決定すること、
を特徴とする救急出動要請システム。 - ユーザの身体に関する情報を取得する1以上のセンサの検出信号に基づいて通信装置が発信した救急情報を受信する救急情報受信手段と、
受信した前記救急情報から前記ユーザを特定するユーザ特定手段と、
受信した前記救急情報に基づいて前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記通信装置とは異なる他の通信装置が発信した、ユーザの行動に関する異常検知情報を受信する異常検知受信手段と、
前記異常検知受信手段により受信した前記異常検知情報に基づいてユーザを特定し、前記救急情報から特定したユーザであるか否かを照合する照合手段と、
前記照合手段により照合がされた場合に、受信した前記救急情報と、前記異常検知受信手段が受信した前記異常検知情報とに基づいて救急の度合いを示す救急ランクを決定するランク決定手段と、
前記救急ランクと、出動対象と、前記出動対象の対象地域情報と、連絡手段情報とを対応付けた出動連絡先記憶部と、
前記出動連絡先記憶部を参照して、前記ランク決定手段が決定した救急ランクに対応する出動対象のうち、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づく位置の出動対象を、出動する出動対象に決定する出動対象決定手段と、
前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対応する前記連絡手段情報を用いて、前記出動対象に対して出動要請の連絡をする出動要請手段と、
を備える救急出動要請システム。 - 請求項7に記載の救急出動要請システムにおいて、
前記他の通信装置は、車両に備える車載装置であり、
前記車両に関する車両情報を記憶した車両情報記憶部と、
前記車両情報記憶部を参照して、前記異常検知受信手段により受信した前記異常検知情報に基づいて特定したユーザの車両情報を取得する車両情報取得手段と、
前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対して、前記車両情報取得手段が取得したユーザの車両情報を提供する車両情報提供手段と、
を備えること、
を特徴とする救急出動要請システム。 - ユーザの身体に関する情報を取得する1以上のセンサの検出信号に基づいて通信装置が発信した救急情報を受信する救急情報受信手段と、
受信した前記救急情報から前記ユーザを特定するユーザ特定手段と、
受信した前記救急情報に基づいて前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記ユーザ特定手段により特定したユーザの連絡先情報を出力し、前記ユーザに対する確認結果として救急状態に関する情報の入力を受け付けることで、受信した前記救急情報と、受け付けた前記救急状態に関する情報とに基づいて救急の度合いを示す救急ランクを決定するランク決定手段と、
前記救急ランクと、出動対象と、前記出動対象の対象地域情報と、連絡手段情報とを対応付けた出動連絡先記憶部と、
前記出動連絡先記憶部を参照して、前記ランク決定手段が決定した救急ランクに対応する出動対象のうち、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づく位置の出動対象を、出動する出動対象に決定する出動対象決定手段と、
前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対応する前記連絡手段情報を用いて、前記出動対象に対して出動要請の連絡をする出動要請手段と、
を備える救急出動要請システム。 - ユーザの身体に関する情報を取得する1以上のセンサの検出信号に基づいて通信装置が発信した救急情報を受信する救急情報受信手段と、
受信した前記救急情報から前記ユーザを特定するユーザ特定手段と、
受信した前記救急情報に基づいて前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
受信した前記救急情報に基づいて救急の度合いを示す救急ランクを決定するランク決定手段と、
前記救急ランクと、出動対象と、前記出動対象の対象地域情報と、連絡手段情報とを対応付けた出動連絡先記憶部と、
前記ランク決定手段により決定した救急ランクに基づき、出動対象を出動させるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により出動対象を出動させると判断された場合に、前記出動連絡先記憶部を参照して、前記ランク決定手段が決定した救急ランクに対応する出動対象のうち、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報に基づく位置の出動対象を、出動する出動対象に決定する出動対象決定手段と、
前記出動対象決定手段により決定した出動対象に対応する前記連絡手段情報を用いて、前記出動対象に対して出動要請の連絡をする出動要請手段と、
を備える救急出動要請システム。 - 請求項1から請求項10までのいずれかの救急出動要請システムとしてコンピュータを機能させるための救急手配プログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021072642A (ja) * | 2021-01-15 | 2021-05-06 | Necプラットフォームズ株式会社 | プログラム |
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