JP2012005611A - ナースコールシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】医療従事者に持たせた医療従事者認識装置を認識する範囲を正確に設定することなく、医療従事者が看護を行った場合に、看護の対象となった患者と看護を行った時間とをできるだけ正確に記録できるようにする。
【解決手段】ベッド近傍の人を検出するセンサー1と医療従事者認識装置を読み取る読取装置2とを設置し、センサー1が人を検出し、読取装置2が医療従事者認識装置を読み取った場合に、タイマーにより所定時間の計測を開始させ、タイマーによる所定時間の計測が終了しても、センサー1が人を検出し、かつ、読取装置2が同じ医療従事者認識装置を読み取っている場合には、タイマーに所定時間の計測を再び開始させる。そして、センサー1が人を検出しなくなり、タイマーの計測が終了すると、タイマーが計測した時間の合計を看護時間情報として記録するとともに、センサー1が出力した呼出信号によりセンサー1を特定するようにしている。
【選択図】図1
【解決手段】ベッド近傍の人を検出するセンサー1と医療従事者認識装置を読み取る読取装置2とを設置し、センサー1が人を検出し、読取装置2が医療従事者認識装置を読み取った場合に、タイマーにより所定時間の計測を開始させ、タイマーによる所定時間の計測が終了しても、センサー1が人を検出し、かつ、読取装置2が同じ医療従事者認識装置を読み取っている場合には、タイマーに所定時間の計測を再び開始させる。そして、センサー1が人を検出しなくなり、タイマーの計測が終了すると、タイマーが計測した時間の合計を看護時間情報として記録するとともに、センサー1が出力した呼出信号によりセンサー1を特定するようにしている。
【選択図】図1
Description
本発明は、患者がベッドを離床したことや、患者がベッドから転倒/転落したことをセンサーにより検出して医療従事者を呼び出すナースコールシステムに関し、特に看護師などの医療従事者が誤ってセンサーにより検出されてしまっても誤報の発生を防止するナースコールシステムに関する。
一般に、病院や介護施設などでは、ナースコールシステムが用いられている。ナースコールシステムは、病院の患者が看護師のサポートを必要とする際、または介護施設の被介護者が介護師のサポートを必要とする際に、患者や被介護者(以下、患者と記載する)がナースコール子機を操作することによって看護師や介護師(以下、医療従事者と記載する)を呼び出すことができるように成されたシステムである。
多くのナースコールシステムは、病室のベッド近傍やトイレ、浴室などに設置されるナースコール子機と、ナースセンターに設置されるナースコール親機と、病室や介護室等の各部屋の入口付近に設置される廊下灯と、通話やデータの送受信に関する制御を行う制御機とを備えて構成されている。また、上述した構成に加えて、医療従事者が携行する携帯端末(例えば、PHS(Personal Handy phone System)端末など)とPBX(Private Branch Exchange:電話交換機)とを備えたナースコールシステムも提供されている。ここで、ナースコール子機としては、呼出ボタンなどの呼出操作部を有するものがある。そして、このようなナースコールシステムは、患者がナースコール子機の呼出ボタンを操作した場合に、ナースコール子機からナースコール親機へ呼出信号を出力し、呼出信号を入力したナースコール親機にて呼び出しの報知を行うように構成されている。
ナースコール親機には、LED(light-emitting diode)などのランプと患者の名前などを表示する表示欄とを備えた選局部を患者の数に応じて組み合わせたボード形のものが知られている。ボード形のナースコール親機は、ナースセンターの壁面などに取り付けられ、ナースセンター内の医療従事者がボード形親機に表示された情報を閲覧することが可能である。ここで、ナースコール子機から出力された呼出信号を入力したナースコール親機では、呼出信号に含まれ、ナースコール子機を識別するための子機識別情報により呼び出しを行った患者(実際にはナースコール子機)を特定する。そして、特定されたナースコール子機を使用している患者の表示欄に対応する選局部のランプを点灯または点滅させることで呼び出しの報知を行っている。また、呼び出しの報知は、選局部のランプの点灯/点滅だけではなく、スピーカから出力される音声によっても行われる。また、ナースコール親機としては、上述したボード形のものだけではなく、卓上に設置される卓上形のものや、報知や各種情報をディスプレイ上に表示するPC(personal computer)形のものも知られている。
このように、ナースコール親機にて呼び出しの報知が行われると、これに気付いた医療従事者が応答する必要がある。そのため、ナースコール親機には、医療従事者が呼び出しの報知に応答するためのハンドセットが設けられている。呼び出しの報知が行われている場合に、医療従事者がハンドセットをオフフックすると、呼び出しの報知が停止し、ナースコール親機とナースコール子機(またはナースコール子機が設置された病室)との間で通話路が形成される。ここで、ナースコール子機(または病室)には、通話用のスピーカやマイクが設けられているため、患者と医療従事者との間で通話が可能となる。また、携帯端末が使用可能である場合には、医療従事者は、携帯端末を操作して呼び出しに応答することができる。
ところで、ナースコール子機には、上述した呼出ボタンを備えたものだけではなく、荷重を検出するセンサーを備えたマットによって構成されるものも存在する。このマットをベッド近傍の床に敷き、患者が乗ったことをセンサーが検出することにより、患者の離床やベッドからの転倒/転落を示す呼出信号をナースコール親機へ出力するようにしたナースコールシステムも知られている(例えば、特許文献1など)。また、荷重を検出するセンサーの代わりに赤外線センサーを用いて、赤外線が遮断されたときに呼出信号をナースコール親機へ出力するようにしたナースコールシステムも知られている。
しかしながら、上述した各種センサーによって構成されるナースコール子機の場合、医療従事者が看護や介護(以下、まとめて看護と記載する)を行う際にマットに乗ったり赤外線を遮断したりしてセンサーを動作させてしまった場合でも、患者の離床やベッドからの転倒/転落としてナースコール親機にて誤って報知が行われてしまうという問題があった。このような問題を解決するための技術として、医療従事者などの非管理対象者に非管理対象者認識デバイスを持たせ、人体通過認識手段が人体を認識し、管理対象者認識手段の受信部が非管理対象者認識デバイスを認識した場合、人体通過認識手段が認識した人体が非管理対象者であると判断し、人体通過認識手段が人体を認識し、管理対象者認識手段の受信部が非管理対象者認識デバイスを認識しなかった場合、人体通過認識手段が認識した人体が管理対象者であると判断する技術が知られている(例えば、特許文献2など)。
上述した特許文献2に記載の技術を上述した特許文献1に記載の技術に適用すると、下記の通りとなる。医療従事者に非管理対象者認識デバイスとしてICタグなどを持たせ、荷重を検出するセンサーを備えたマットが設置されたベッド近傍にICタグから情報を読み取る読取装置を設置する。そして、センサーが荷重を検出した場合に、読取装置がICタグを読み取ったときには、ナースコール親機は、センサーに医療従事者が乗ったものと判断して報知を行わず、センサーが荷重を検出した場合に、読取装置がICタグを読み取らなかったときには、ナースコール親機は、センサーに患者が乗ったものと判断して報知を行うようにする。これにより、センサーに乗った医療従事者と患者とを区別することができる。
ところで、病院や介護施設では、医療従事者が患者に対して看護を行った時間を記録することが行われている。そのため、医療従事者に医療従事者認識装置としてICタグを持たせ、ベッド近傍に設置した読取装置がICタグを読み取った時間を記録して、医療従事者が患者に対して看護を行った時間として記録することが考えられる。これは、ベッドの傍に居る医療従事者が、そのベッドに居る患者の看護を行ったものと判断して行われるものである。
しかしながら、上述した従来技術では、読取装置がICタグを読み取った時間を、看護を行った時間として記録するようにしているが、その場合、読取装置がICタグを読み取る範囲を正確に設定しないと、医療従事者が読取装置の設置されたベッドに居る患者の近くに居るかどうかがわからなくなってしまうという問題があった。すなわち、医療従事者があるベッドの隣のベッドに居る患者の看護を行っているにも関わらず、読取装置がICタグを読み取ってしまうと、医療従事者があるベッドに居る患者の看護を行ったと誤って記録されてしまうことがある。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、医療従事者に持たせた医療従事者認識装置を認識する範囲を正確に設定することなく、医療従事者が看護を行った場合に、看護の対象となった患者と看護を行った時間とをできるだけ正確に記録できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、ベッドに近付いた人を検出するセンサーと医療従事者が携行する医療従事者認識装置を読み取る読取装置とを設置し、センサーが人を検出し、かつ、読取装置が医療従事者認識装置を読み取った場合に、タイマーにより所定時間の計測を開始させ、タイマーによる所定時間の計測が終了しても、センサーが人を検出し、かつ、読取装置が同じ医療従事者認識装置を読み取っている場合には、タイマーに所定時間の計測を再び開始させて、タイマーの計測が終了すると、タイマーが計測した時間の合計を看護時間情報として記録するとともに、人を検出したセンサーを特定するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、センサーが人を検出し、かつ、読取装置が医療従事者認識装置を読み取った場合に、医療従事者が看護を行ったと判断されるので、読取装置の読取範囲を正確に設定することなく、医療従事者がベッドに近付いていることを確実に記録することができる。また、人を検出したセンサーが特定されるので、センサーの設置位置を調べることにより、看護の対象となる患者を正確に特定して記録することができる。また、タイマーによる所定時間の計測が終了しても、センサーが人を検出している場合には、所定時間の計測が繰り返し行われ、計測された時間の合計が看護時間情報として記録されるので、医療従事者がベッドの近傍を離れて看護を行っていても、その時間を含めて看護時間情報の記録を行うことができる。従って、看護を行った時間をできるだけ正確に記録することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。また、図2および図3は、本実施形態によるナースコールシステム全体のセンサーおよび読取装置の設置例と動作例とを示す図である。図1および図2において、1はセンサーであり、患者のベッドの近傍に設置され、ベッドから降りた患者やベッドに近付いた医療従事者を検出する。
ここで、センサー1は、マット状の荷重を検出ものであり、患者や医療従事者によって踏まれた際の荷重や患者がベッドから転落した際の荷重を検出して呼出信号を出力する。また、センサー1は、センサー1が荷重を検出している間は呼出信号を出力し続ける。また、本実施形態では、ベッドのセンサー1が設置されている側以外の部分が柵などにより覆われているため、センサー1がベッドの一つの側にだけ設置されていれば良い。また、呼出信号には、センサー1が接続されている近傍のベッドを他のベッドと識別するためのベッド識別情報(または、センサー1を他のセンサー1と識別するためのセンサー識別情報)を含む。また、センサー1は、ナースコール親機3に有線にて接続されている。なお、本実施形態では、荷重を検出するマット状のセンサー1を用いているが、これに限定されない。例えば、赤外線を利用したセンサー1を用いて、赤外線が遮断されたときに呼出信号を出力するようにしても良い。
10は医療従事者認識装置であり、医療従事者により携行され、RFID(Radio Frequency IDentification)タグなどにより構成されている。医療従事者認識装置10は、自装置を他の医療従事者認識装置10と識別するための識別情報を内部に記憶しており、この識別情報を送信可能である。2は読取装置であり、各病室の天井などに設置されており、医療従事者認識装置10から送信された識別情報を受信する。ここで、読取装置2は、少なくとも病室内に設置されたセンサー1上を読取範囲としている。また、読取装置2は、ナースコール親機3に有線にて接続されている。なお、本実施形態では、一つの読取装置2で病室内の全てのセンサー1上を読取範囲としているが、これに限定されない。例えば、読取装置2をセンサー1と同じ数だけ設置して、各読取装置2が各センサー1上を読取範囲とするようにしても良い。
3はナースコール親機であり、医療従事者が常駐するナースセンターなどに設置され、医療従事者によって使用される。ここで、ナースコール親機3は、制御部4、インターフェース5、記憶部6、報知部7、タイマー8を備えて構成されている。そして、病室内の各センサー1とナースコール親機3との間には、廊下灯が接続されている。廊下灯は、病室内の患者の氏名を表示するとともに、病室内の患者が呼び出しを行った場合に呼び出しが行われたことを表示する。
制御部4は、ナースコール親機3の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。また、制御部4は、ナースコール親機3に接続された各病室のセンサー1、読取装置2を制御する。インターフェース5は、ナースコール親機3とセンサー1、読取装置2とを接続して通信を行うためのものである。ここで、インターフェース4は、センサー1から出力された呼出信号を入力するとともに、読取装置が受信した識別情報を入力する。
記憶部6は、センサー1のベッド識別情報(または、センサー識別情報)と、ベッド識別情報によって特定されるベッド(または、センサー識別情報によって特定されるセンサー1)を使用する患者を他の患者と識別するための患者識別情報(例えば、患者氏名など)とを関連付けて記憶している。また、記憶部6は、医療従事者が携行する医療従事者認識装置10の識別情報と、その医療従事者を他の医療従事者と識別する医療従事者識別情報(例えば、医療従事者の氏名など)とを関連付けて記憶している。
報知部7は、スピーカや表示ディスプレイ、ランプなどにより構成されており、患者がベッドから降りたことを報知する。8はタイマーであり、所定時間を計測するためのものである。ここで、タイマー8が計測する所定時間は、医療従事者が看護を行う際の最小単位を示す時間であり、例えば1分程度が考えられる。
このように構成されたナースコールシステムにおいて、センサー1が荷重を検出すると、センサー1は呼出信号を出力する。ナースコール親機3のインターフェース5は呼出信号を入力する。すると、制御部4は、呼出信号に含まれるベッド識別情報(または、センサー識別情報)を抽出し、記憶部6を参照して、ベッド識別情報(または、センサー識別情報)に関連付けて記憶されている患者識別情報を取得する。また、制御部4は、読取装置2を制御して、読取範囲に存在する医療従事者認識装置10に対して電源を供給する。読取範囲に医療従事者認識装置10が存在する場合には、医療従事者認識装置10に電源が供給され、医療従事者認識装置10は識別情報を送信する。医療従事者認識装置10から識別情報が送信されると、読取装置2は、識別情報を受信してナースコール親機3のインターフェース5に出力する。
インターフェース5が識別情報を入力すると、制御部4は、タイマー8を動作させるとともに、記憶部6を参照して、識別情報に関連付けて記憶されている医療従事者識別情報を取得する。そして、タイマー8が所定時間の計測を終了する時点で、インターフェース5が呼出信号を入力しているか否か(換言すると、センサー1が荷重を検出しているか否か)を制御部4にて判定する。インターフェース5が呼出信号を入力していると制御部4にて判断した場合には、制御部4はタイマー8による所定時間の計測を再度開始させる。
一方、インターフェース5が呼出信号を入力していないと制御部4にて判断した場合には、制御部4は、タイマー8によって計測された時間の合計を演算して、合計時間を看護時間情報として記憶部6に記憶させる。このとき、制御部4は、先に取得した医療従事者識別情報と患者識別とを看護時間情報に関連付けて記憶する。なお、本実施形態では、看護を開始した時刻や看護を終了した時刻を記憶するようにはしていないが、これに限定されない。例えば、図示しない時計などをナースコール親機3に設けて、看護を開始した時刻や看護を終了した時刻などを記憶部6に記憶させるようにしても良い。
また、センサー1が荷重を検出したものの、読取装置2の読取範囲に医療従事者認識装置10が存在しない場合には、インターフェース5は識別情報を入力しない。この場合、制御部4は、呼出信号に含まれるベッド識別情報(または、センサー識別情報)を抽出し、記憶部6を参照して、ベッド識別情報(または、センサー識別情報)に関連付けて記憶されている患者識別情報を取得する。そして、制御部4は、報知部7を動作させる。このとき、制御部4が取得した患者識別情報を報知部7に出力することで、報知部7は患者識別情報を含む報知を行うことができる。
例えば、図2(A)に示すように、医療従事者がセンサー1を踏んだ場合、センサー1は呼出信号を出力する。すると、制御部4は、読取装置2を制御して、読取範囲に存在する医療従事者認識装置10に対して電源を供給する。読取範囲に医療従事者が居るため、その医療従事者が携行している医療従事者認識装置10に電源が供給され、医療従事者認識装置10は識別情報を送信する。医療従事者認識装置10から識別情報が送信されると、読取装置2は、識別情報を受信してナースコール親機3に出力する。
ナースコール親機3が識別情報を入力すると、制御部4は、タイマー8を動作させるとともに、記憶部6を参照して、識別情報に関連付けて記憶されている医療従事者識別情報を取得する。図2(B)に示すように、タイマー8が所定時間を計測している間に、医療従事者がセンサー1を踏まなくなっても、タイマー8による所定時間の計測は継続している。この状態のままタイマー8による所定時間の計測が終了すると、ナースコール親機3が呼出信号を入力していないと制御部4にて判断するため、制御部4は、タイマー8によって計測された時間の合計(この場合、所定時間のみ)を演算して、合計時間を看護時間情報として記憶部6に記憶させる。
一方、タイマー8が所定時間を計測している間に、図2(B)に示すように、医療従事者がセンサー1を踏まなくなって、タイマー8が所定時間の計測を終了する時点で、図2(A)に示すように、医療従事者がセンサー1を再び踏んだ場合には、制御部4は、タイマー8による所定時間の計測を再度開始させる。そして、センサー1が踏まれなくなるまで、制御部4はタイマー8の動作を繰り返す。センサー1が踏まれなくなると、制御部4は、タイマー8によって計測された時間の合計を演算して、合計時間を看護時間情報として記憶部6に記憶させる。
また、図3に示すように、患者がベッドから降りてセンサー1を踏んだ場合、センサー1は呼出信号を出力する。すると、制御部4は、読取装置2を制御して、読取範囲に存在する医療従事者認識装置10に対して電源を供給する。読取範囲に医療従事者が居ないため、ナースコール親機3は識別情報を入力しない。この場合、制御部4は、呼出信号に含まれるベッド識別情報(または、センサー識別情報)を抽出し、記憶部6を参照して、ベッド識別情報(または、センサー識別情報)に関連付けて記憶されている患者識別情報を取得する。そして、制御部4は報知部7を動作させ、報知部7は報知を行う。そのため、患者がベッドから降りたことが報知される。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、ベッド近傍の人の荷重を検出するセンサー1と医療従事者が携行する医療従事者認識装置10を読み取る読取装置2とを設置し、センサー1が人を検出し、かつ、読取装置2が医療従事者認識装置10を読み取った場合に、制御部4は、タイマー8により所定時間の計測を開始させ、タイマー8による所定時間の計測が終了しても、センサー1が人を検出し、かつ、読取装置2が同じ医療従事者認識装置10を読み取っている場合には、制御部4は、タイマー8に所定時間の計測を再び開始させる。そして、センサー1が人を検出しなくなり、タイマー8の計測が終了すると、制御部4は、タイマー8が計測した時間の合計を看護時間情報として記憶部6に記録させるとともに、センサー1が出力した呼出信号により人を検出したセンサー1を特定するようにしている。
これにより、センサー1が人を検出し、かつ、読取装置2が医療従事者認識装置10を読み取った場合に、医療従事者が看護を行ったと判断されるので、読取装置2の読取範囲を正確に設定することなく、医療従事者がベッドに近付いていることを確実に記録することができる。また、人を検出したセンサー1が呼出信号により特定されるので、記憶部6を参照して関連付けて記憶されている患者識別情報を取得することで、看護の対象となる患者を正確に特定して記録することができる。また、タイマー8による所定時間の計測が終了しても、センサー1が人を検出している場合には、所定時間の計測が繰り返し行われ、計測された時間の合計が看護時間情報として記憶部6に記録されるので、医療従事者がベッドの近傍を離れて看護を行っていても、その時間を含めて看護時間情報の記録を行うことができる。従って、看護を行った時間をできるだけ正確に記録することができる。
なお、前述した実施形態では、タイマー8が所定時間の計測を終了する時点で、インターフェース5が呼出信号を入力しているか否かを制御部4にて判定し、インターフェース5が呼出信号を入力していると制御部4にて判断した場合に制御部4がタイマー8による所定時間の計測を再度開始させることで、所定時間の計測を継続させるようにしているが、これに限定されない。例えば、インターフェース5が呼出信号を入力している時間を計測し、インターフェース5が呼出信号を入力しなくなった時点で所定時間の計測を開始するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、センサー1が荷重を検出している間は呼出信号を継続して出力し、タイマー8が所定時間の計測を終了する時点で、インターフェース5が呼出信号を入力しているか否かを制御部4にて判定して、インターフェース5が呼出信号を入力していると制御部4にて判断した場合に制御部4がタイマー8による所定時間の計測を再度開始させることで、所定時間の計測を継続させるようにしているが、これに限定されない。例えば、センサー1が荷重を検出する度にワンショットの呼出信号を出力し、制御部4が呼出信号を入力する度にタイマー8を動作させるようにしても良い。この場合、タイマー8が所定時間の計測中に新たに所定時間の計測を開始することになる。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 センサー
2 読取装置
3 ナースコール親機
4 制御部
5 インターフェース
6 記憶部
7 報知部
8 タイマー
10 医療従事者認識装置
2 読取装置
3 ナースコール親機
4 制御部
5 インターフェース
6 記憶部
7 報知部
8 タイマー
10 医療従事者認識装置
Claims (1)
- 患者のベッドの近傍に設置され、前記ベッド近傍に居る人を検出するセンサーと、
医療従事者によって携帯され、識別情報を送信可能な医療従事者認識装置と、
少なくとも前記ベッドに近付いた医療従事者認識装置から識別情報を読み取る読取装置と、
所定時間の計測を行うタイマーと、
前記センサーを他のセンサーと識別するセンサー識別情報と前記センサーが近傍に設置されたベッドを使用する患者を他の患者と識別する患者識別情報を予め記憶するとともに、看護を行った時間を示す看護時間情報および前記看護が行われた患者の患者識別情報を関連付けて記憶する記憶部と、患者がベッドから離床したことを報知する報知部と、前記センサーが人を検出し、かつ、前記読取装置が前記医療従事者認識装置から識別情報を読み取らなかった場合に、前記報知部を動作させるとともに、前記センサーが人を検出し、かつ、前記読取装置が前記医療従事者認識装置から識別情報を読み取った場合に、前記タイマーを動作させ、前記タイマーによる所定時間の計測が終了しても前記センサーが人を検出し、かつ、前記読取装置が同じ医療従事者認識装置から識別情報を読み取っている場合には、前記タイマーを再び動作させて、前記タイマーが計測した時間の合計を演算して看護時間情報を求め、前記記憶部を参照して前記人を検出したセンサーのセンサー識別情報に関連付けて記憶されている患者識別情報と関連付けて前記記憶部に記録する制御部とを備えたナースコール親機と、
を備えたナースコールシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010143290A JP2012005611A (ja) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | ナースコールシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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2010
- 2010-06-24 JP JP2010143290A patent/JP2012005611A/ja active Pending
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