JP2009212813A - ナースコールシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線LAN通信機能を備えた携帯型情報端末を看護師に携行させて、患者からの呼び出しを個々の看護師に対して通知可能とする。
【解決手段】 患者情報を表示するモニタ36、無線LAN送受信を実施するRF送受信回路37を備えた複数の携帯情報端末5と、この携帯情報端末5と通信するための複数のアクセスポイント6と備え、ナースコール子機1及びナースコールサーバ4に、アクセスポイント6を介して携帯情報端末5と通信するためのRF送受信回路14,31を設けた。ナースコール子機1は、呼出ボタン9aが操作されたら呼出信号を携帯情報端末5に送信し、ナースコール子機1からの呼出信号を入手したナースコールサーバ4は、ナースコール子機1に関連付けられている患者情報を記憶部28から取り出して携帯情報端末5に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】 患者情報を表示するモニタ36、無線LAN送受信を実施するRF送受信回路37を備えた複数の携帯情報端末5と、この携帯情報端末5と通信するための複数のアクセスポイント6と備え、ナースコール子機1及びナースコールサーバ4に、アクセスポイント6を介して携帯情報端末5と通信するためのRF送受信回路14,31を設けた。ナースコール子機1は、呼出ボタン9aが操作されたら呼出信号を携帯情報端末5に送信し、ナースコール子機1からの呼出信号を入手したナースコールサーバ4は、ナースコール子機1に関連付けられている患者情報を記憶部28から取り出して携帯情報端末5に送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は病院内で入院患者が看護師を呼び出すためのナースコールシステムに関し、特に個々の看護師に呼び出しを通知することができるナースコールシステムに関する。
従来のナースコールシステムは、患者からの呼び出しを個々の看護師にも通知する場合、PBXや無線基地局等を設置して、PHSからなる携帯端末を看護師に携行させることで実施していた(例えば、特許文献1参照)。
一方で、このようなナースコールシステムは、患者に関連する情報を入手するためにオーダリングシステムにLAN接続され、患者の看護履歴等の詳しい患者情報をオーダリングシステムから入手していた。
特開2002−247218号公報
一方で、このようなナースコールシステムは、患者に関連する情報を入手するためにオーダリングシステムにLAN接続され、患者の看護履歴等の詳しい患者情報をオーダリングシステムから入手していた。
このように従来のナースコールシステムは、オーダリングシステムとは比較的低コストで敷設できるLAN回線により接続されて情報を入手しているが、看護師が携行する携帯端末とは携帯電話の通信様式であるPHSが使用されているため、システムの設置に大きなコストが掛かっていた。また、携帯電話では、呼び出しを通知した際に患者氏名が携帯電話に表示される程度で、呼出操作した患者の詳しい情報を表示させることはできなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、無線LAN通信機能を備えた携帯型情報端末を看護師に携行させて、患者からの呼び出しを個々の看護師に対して通知可能とし、更に呼び出しの通知に合わせて携帯型情報端末に詳しい患者情報を表示できるナースコールシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタンを有し、ベッド毎に設置されたナースコール子機と、呼び出しを表示する廊下灯と、看護師がナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、患者情報が蓄積されたナースコールサーバとを有するナースコールシステムであって、無線LAN送受信手段を備えると共に呼出報知部及び患者情報表示部を備えて看護師が携行できる複数の携帯情報端末と、当該携帯情報端末と通信するための複数のアクセスポイントとを備える一方、ナースコール子機及びナースコールサーバは、アクセスポイントを介して携帯情報端末と通信するための無線LAN送受信手段を備え、更に、ナースコール子機は、呼出ボタンが操作されたら呼出信号を携帯情報端末に送信する呼出制御部を有すると共に、ナースコールサーバは、ナースコール子機からの呼出信号を入手して、当該ナースコール子機に関連付けられている患者情報を取り出して、携帯情報端末に送信する患者情報送信制御部を有し、呼出信号を受信した携帯情報端末は、呼出報知に合わせて受信した患者情報を表示することを特徴とする。
この構成によれば、看護師が携行する携帯情報端末に対してナースコール子機からの呼び出しを通知するので、直接看護師を呼び出しでき速やかな対応が可能となる。しかも無線LANを使用して看護師を呼び出しするので、携帯電話を使用する構成に比べて安価に構成できる。そして、携帯情報端末には呼出動作に合わせて関連する患者情報が表示されるので、看護師は、適切にかつスムーズに対処することが可能となる。
この構成によれば、看護師が携行する携帯情報端末に対してナースコール子機からの呼び出しを通知するので、直接看護師を呼び出しでき速やかな対応が可能となる。しかも無線LANを使用して看護師を呼び出しするので、携帯電話を使用する構成に比べて安価に構成できる。そして、携帯情報端末には呼出動作に合わせて関連する患者情報が表示されるので、看護師は、適切にかつスムーズに対処することが可能となる。
尚、アクセスポイントとは、無線LANアクセスポイントとも言い、ノートパソコン等の無線LANクライアントを、LAN回線に接続するための無線中継機器を言う。
請求項2の発明は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタンを有し、ベッド毎に設置されたナースコール子機と、呼び出しを表示する廊下灯と、看護師がナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、患者情報が蓄積されたナースコールサーバとを有するナースコールシステムであって、無線LAN送受信手段を備えると共に呼出報知部及び患者情報表示部を備えて看護師が携行できる複数の携帯情報端末と、当該携帯情報端末と通信するための複数のアクセスポイントとを備える一方、ナースコール子機は、アクセスポイントに無線接続するための無線LAN送受信手段と、呼出ボタンが操作されたら呼出信号をナースコールサーバ及び携帯情報端末に送信する呼出制御部を有すると共に、ナースコールサーバは、呼出信号を受けて当該ナースコール子機に関連付けられている患者情報を取り出して返送する患者情報送信制御部を有し、呼出制御部は、ナースコールサーバから入手した患者情報を呼出信号と共に携帯情報端末に送信し、呼出信号を受信した携帯情報端末は、呼出報知に合わせて受信した患者情報を表示することを特徴とする。
この構成によれば、看護師が携行する携帯情報端末に対してナースコール子機からの呼び出しを通知するので、直接看護師を呼び出しでき速やかな対応が可能となる。しかも無線LANを使用して看護師を呼び出しするので、携帯電話を使用する構成に比べて安価に構成できる。そして、携帯情報端末には呼出動作に合わせて関連する患者情報が表示されるので、看護師は、適切にかつスムーズに対処することが可能となる。
この構成によれば、看護師が携行する携帯情報端末に対してナースコール子機からの呼び出しを通知するので、直接看護師を呼び出しでき速やかな対応が可能となる。しかも無線LANを使用して看護師を呼び出しするので、携帯電話を使用する構成に比べて安価に構成できる。そして、携帯情報端末には呼出動作に合わせて関連する患者情報が表示されるので、看護師は、適切にかつスムーズに対処することが可能となる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、アクセスポイントは全てのアクセスポイントの位置情報を記憶する位置情報記憶部を有し、ナースコール子機から呼出信号を受信したら、アクセスポイントの位置情報、及びアクセスポイントと通信する携帯情報端末情報から、自身に最も近い携帯情報端末を特定し、特定した携帯情報端末に対して呼出信号及び患者情報を送信する送信制御手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、呼出操作されたナースコール子機に最も近い携帯情報端末が呼び出されるので、近くに看護師が居る場合には遠くに居る看護師が駆けつけるようなことをなくすことができる。よって、看護師の負担を軽減できるし、患者の待ち時間も削減できる。
この構成によれば、呼出操作されたナースコール子機に最も近い携帯情報端末が呼び出されるので、近くに看護師が居る場合には遠くに居る看護師が駆けつけるようなことをなくすことができる。よって、看護師の負担を軽減できるし、患者の待ち時間も削減できる。
請求項4の発明は、請求項1又は2記載の発明において、ナースコール子機は、特定の携帯情報端末を呼び出すための携帯情報端末ID記憶部を有し、呼出制御部は、呼出ボタンが操作されたら特定の携帯情報端末に呼出信号及び患者情報を送信することを特徴とする。
この構成によれば、担当看護師に直接呼び出しが掛かるので患者は安心できる。
この構成によれば、担当看護師に直接呼び出しが掛かるので患者は安心できる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、アクセスポイントは、ナースコール子機からの呼び出しを他の通信より優先させる優先制御手段を備え、アクセスポイントの通信チャンネルが他の通信により塞がっている場合にはその通信を切断し、ナースコール子機からの呼出信号の送信を優先させることを特徴とする。
この構成によれば、他の通信よりも患者からの呼び出しが優先されるので、呼出操作した患者が待たされたり放置されたりすることがない。
この構成によれば、他の通信よりも患者からの呼び出しが優先されるので、呼出操作した患者が待たされたり放置されたりすることがない。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、ナースコール子機は、呼出操作するための握りボタンと、壁面に設置されて無線LAN送受信手段及び呼出制御部を内蔵した子機プレートとから成ることを特徴とする。
この構成によれば、無線LAN送受信手段、呼出制御部等は壁面に設置されるので、患者が操作する握りボタンが扱い難くなることがない。
この構成によれば、無線LAN送受信手段、呼出制御部等は壁面に設置されるので、患者が操作する握りボタンが扱い難くなることがない。
本発明によれば、看護師が携行する携帯情報端末に対してナースコール子機からの呼び出しを通知するので、直接看護師を呼び出しでき速やかな対応が可能となる。しかも無線LANを使用して看護師を呼び出しするので、携帯電話を使用する構成に比べて安価に構成できる。そして、携帯情報端末には呼出動作に合わせて関連する患者情報が表示されるので、看護師は、適切にかつスムーズに対処することができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図であり、1は患者が看護師を呼び出すために個々のベッドに設置されたナースコール子機、2は病室毎に設置されてナースコール子機による呼び出しを表示する廊下灯、3は看護師がナースコール子機1からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機、4は患者情報が蓄積されたナースコールサーバ、5は無線LAN回路が内蔵されて看護師に携行され、呼出操作した患者と通話する機能を備えた携帯情報端末、6は携帯情報端末5をLAN接続するためのアクセスポイントである。
ナースコール子機1は病室内のベッド毎に設置され、病室毎に病室前に設置された廊下灯2に伝送線L1により接続され、1台の廊下灯2には1〜6台のナースコール子機1が接続されている。また廊下灯2は、廊下灯幹線L2によりナースコール親機3に接続され、ナースコール親機3とナースコールサーバ4とは伝送線L3により接続されている。そして、アクセスポイント6は病院内の複数箇所に設置され、無線LAN接続機能を備えたナースコール子機1、携帯情報端末5、更にはナースコールサーバ4をLANに接続可能としている。
尚、ナースコールサーバ4は図示しないオーダリングシステムとLAN接続され、LANを介してナースコールサーバ4に記憶される看護履歴等の患者情報が逐次更新されるよう構成されている。また、矢印A,Bは機器間の無線LAN通信を示し、Aはデータ信号、Bは通話信号を示している。
ナースコール子機1は、患者がベッドに横になった状態で呼出操作を可能とする握りボタン9と、ベッド近傍の壁面に設置されたプレート子機10とで構成されている。握りボタン9は看護師を呼び出す際に押下する呼出ボタン9aを有し、接続端子9bからプレート子機10に接続される伝送線L4が延びている。
また、プレート子機10は、マイク及びスピーカを備えた通話回路11、握りボタン9から延びた伝送線L4を接続する握りボタン接続端子12、ナースコール親機3及び廊下灯2と通信するための子機送受信回路13、アクセスポイント6と通信するための無線LAN送受信手段としてのRF送受信回路14、携帯情報端末のIDを記憶する端末ID記憶部15、ナースコール子機1全体を制御する子機制御部16を備えている。
また、プレート子機10は、マイク及びスピーカを備えた通話回路11、握りボタン9から延びた伝送線L4を接続する握りボタン接続端子12、ナースコール親機3及び廊下灯2と通信するための子機送受信回路13、アクセスポイント6と通信するための無線LAN送受信手段としてのRF送受信回路14、携帯情報端末のIDを記憶する端末ID記憶部15、ナースコール子機1全体を制御する子機制御部16を備えている。
廊下灯2は、ナースコール子機1とナースコール親機2との間の通信を管理する廊下灯送受信回路18、ナースコール子機1からの呼び出しを報知する報知部19、廊下灯2全体を制御する廊下灯制御部20を備えている。
ナースコール親機3は、ナースコール子機1及び廊下灯2と通信するための呼出信号送受信回路22、ナースコールサーバ4とデータ通信するためのデータ送受信回路23、患者と通話するための通話回路24、患者情報等を表示するためのモニタ25、ナースコール親機3全体を制御する親機制御部26を備えている。
また、ナースコールサーバ4は患者情報等を蓄積した記憶部28、患者情報等を表示するためのモニタ29、ナースコール親機3と通信するためのデータ送受信回路30、アクセスポイント6と無線通信するための無線LAN送受信手段としてのRF送受信回路31、ナースコールサーバ4全体を制御するサーバ制御部32等を備えている。
また、ナースコールサーバ4は患者情報等を蓄積した記憶部28、患者情報等を表示するためのモニタ29、ナースコール親機3と通信するためのデータ送受信回路30、アクセスポイント6と無線通信するための無線LAN送受信手段としてのRF送受信回路31、ナースコールサーバ4全体を制御するサーバ制御部32等を備えている。
携帯情報端末5は、患者と通話するためのマイク及びスピーカを備えた通話回路35、患者情報等を表示するためのモニタ36、アクセスポイント6と通信するための無線LANを構成するRF送受信回路37、携帯情報端末5全体を制御する携帯情報端末制御部38を備えている。
そして、アクセスポイント6は、ナースコールサーバ4及びナースコール子機1と通信するための無線LAN回路を構成する第1RF送受信回路40、携帯情報端末5と通信するための無線LAN回路を構成する第2RF送受信回路41、全てのアクセスポイント6の位置情報を記憶する位置情報記憶部42、アクセスポイント6全体を制御するアクセスポイント制御部43を備えている。
以下、ナースコール子機1が呼出操作された場合の携帯情報端末5の動作を説明する。
最初に、ナースコール子機1の呼出ボタン9aが押下されると、子機プレート10の子機制御部16はそれを検出して廊下灯2にナースコール子機1のID情報を含む呼出信号を送信する。廊下灯2の廊下灯制御部20は、この呼出信号を受けて自身の報知部19を報知動作させると共に、ナースコール親機3に対して呼出信号を送信する。
この呼出信号を受信したナースコール親機3は、親機制御部26により呼び出しが成されたことを図示しない報音部が報音し、モニタ25に呼出元の患者に関連する患者名やベッド番号が表示される。
最初に、ナースコール子機1の呼出ボタン9aが押下されると、子機プレート10の子機制御部16はそれを検出して廊下灯2にナースコール子機1のID情報を含む呼出信号を送信する。廊下灯2の廊下灯制御部20は、この呼出信号を受けて自身の報知部19を報知動作させると共に、ナースコール親機3に対して呼出信号を送信する。
この呼出信号を受信したナースコール親機3は、親機制御部26により呼び出しが成されたことを図示しない報音部が報音し、モニタ25に呼出元の患者に関連する患者名やベッド番号が表示される。
一方、子機制御部16はRF送受信回路14から呼出信号を携帯情報端末5に対して送信する。この呼出信号はナースコール子機1毎に予め特定されたアクセスポイント6の第1RF送受信回路40で受信され、第2RF送受信回路41から携帯情報端末5に対して発信される。こうして、RF送受信回路37により呼出信号を受信した携帯情報端末5は、携帯情報端末制御部38の制御により呼び出しが成されたことを図示しない報知部やモニタ36の表示動作により携行している看護師に通知する。尚、呼出報音されたナースコール親機3において、応答操作が成されたら、この携帯情報端末5の呼出表示は終了する。
ここで、携帯情報端末5への通知形態は2通りあり、最初に、患者に最寄りの看護師に対して呼び出しが通知される第1の通知形態を説明する。子機プレート10からの呼出信号を受信したアクセスポイント6は、最も近い携帯情報端末5を探し、該当する携帯情報端末5へ呼出信号を送信する。
看護師に携行されて移動する携帯情報端末5は、常に最寄りのアクセスポイント6と通信を実施し、アクセスポイント6は携帯情報端末5との通信情報から個々の携帯情報端末5の位置を把握することができる。そこで、呼出信号を受信したアクセスポイント6のアクセスポイント制御部43は、位置情報記憶部42が記憶している全てのアクセスポイント6の位置情報と、個々の携帯情報端末5がその時点で通信しているアクセスポイント6の通信状態から、自身に最も近い(即ち、呼出操作した患者に最も近い)携帯情報端末5を選択し、その携帯情報端末5に呼出信号を送信する。
看護師に携行されて移動する携帯情報端末5は、常に最寄りのアクセスポイント6と通信を実施し、アクセスポイント6は携帯情報端末5との通信情報から個々の携帯情報端末5の位置を把握することができる。そこで、呼出信号を受信したアクセスポイント6のアクセスポイント制御部43は、位置情報記憶部42が記憶している全てのアクセスポイント6の位置情報と、個々の携帯情報端末5がその時点で通信しているアクセスポイント6の通信状態から、自身に最も近い(即ち、呼出操作した患者に最も近い)携帯情報端末5を選択し、その携帯情報端末5に呼出信号を送信する。
さらに、呼出信号を受信したナースコール親機3は、ナースコールサーバ4へ呼出信号を送信する。ナースコールサーバ4は、呼出信号に含まれる呼出元子機情報から呼出元の患者に関連する看護履歴等の患者情報を記憶部28から読み取り、RF送受信回路31から携帯情報端末5へ患者情報を送信する。この情報は呼出元子機情報を含み、この情報を基にアクセスポイント6は、呼出信号を送信した携帯情報端末5に受信した患者情報を送信する。
こうして呼出信号及び患者情報を受信した携帯情報端末5は、携帯情報端末制御部38により、呼び出しの表示に続き患者情報をモニタ6に表示し、携帯情報端末5を携行している看護師は、患者からの呼び出しを認識でき、モニタ36に表示された患者情報を見ながら所定の操作で患者と通話することができる。
こうして呼出信号及び患者情報を受信した携帯情報端末5は、携帯情報端末制御部38により、呼び出しの表示に続き患者情報をモニタ6に表示し、携帯情報端末5を携行している看護師は、患者からの呼び出しを認識でき、モニタ36に表示された患者情報を見ながら所定の操作で患者と通話することができる。
このように、看護師が携行する携帯情報端末に対してナースコール子機からの呼び出しを通知するので、直接看護師を呼び出しでき速やかな対応が可能となる。しかも無線LANを使用して看護師を呼び出しするので、携帯電話を使用する構成に比べて安価に構成できる。そして、携帯情報端末には呼出動作に合わせて関連する患者情報が表示されるので、看護師は、適切にかつスムーズに対処することができる。
また、呼出操作されたナースコール子機に最も近い携帯情報端末が呼び出されるので、近くに看護師が居る場合には遠くに居る看護師が駆けつけるようなことをなくすことができ、看護師の負担を軽減できるし、患者の待ち時間も削減できる。
更に、ナースコール子機の無線LAN送回路、その制御部等は壁面に設置されるので、患者が操作する握りボタンが扱い難くなることがない。
また、呼出操作されたナースコール子機に最も近い携帯情報端末が呼び出されるので、近くに看護師が居る場合には遠くに居る看護師が駆けつけるようなことをなくすことができ、看護師の負担を軽減できるし、患者の待ち時間も削減できる。
更に、ナースコール子機の無線LAN送回路、その制御部等は壁面に設置されるので、患者が操作する握りボタンが扱い難くなることがない。
次に第2の通知形態を説明する。この通知形態では、ナースコール子機1毎に呼出信号を通知する携帯情報端末5が指定されている。プレート子機10に設けられた端末ID記憶部15には、呼出先の1台或いは複数台の携帯情報端末5のIDが記憶され、呼出ボタン9aが操作されたらその携帯情報端末5に呼出信号が送信される。この場合、呼出信号の送信経路、そしてナースコールサーバ4からの患者情報の伝送及びその経路は、上記通知形態と同様であるため説明を省略する。
この通知形態の場合、常に担当看護師だけに直接呼び出しが掛かるので患者は安心できる。
この通知形態の場合、常に担当看護師だけに直接呼び出しが掛かるので患者は安心できる。
尚。この2つの通知形態の選択は、ナースコール親機3の所定の設定操作により実施される。また、アクセスポイント制御部43は、携帯情報端末5同士の通信や、無線LAN回路を備えた他の機器による通信に対して、ナースコール子機1からの呼出信号の通信を優先する機能を備えている。そのため、他の通信で無線LAN回線が塞がっている場合は、その通信(のうちの1ライン)が自動的に切断されて、呼出信号の送信を実施する。こうして、他の通信よりも患者からの呼び出しが優先されることで、呼出操作した患者が待たされたり放置されたりすることがない。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。上記実施形態は、ナースコールサーバ4がRF送受信回路(無線LAN送受信手段)31を備えている場合を説明したが、ナースコールサーバ4にRF送受信回路が無い場合は、以下のように動作させることで、携帯情報端末5に同様に患者情報を送信することができる。
ナースコール親機3から呼出信号を受信したナースコールサーバ4は、ナースコール親機3に対して呼出操作した患者の看護履歴等の患者情報を返信する。ナースコール親機3は入手した患者情報を廊下灯2を介して子機プレート10に伝送する。こうして患者情報の伝送を受けた子機プレート10が、RF送受信回路14からアクセスポイント6を介して携帯情報端末5へ患者情報を送信する。
このように動作させても良く、呼び出しを報知している携帯情報端末5で、患者情報を表示できる。
ナースコール親機3から呼出信号を受信したナースコールサーバ4は、ナースコール親機3に対して呼出操作した患者の看護履歴等の患者情報を返信する。ナースコール親機3は入手した患者情報を廊下灯2を介して子機プレート10に伝送する。こうして患者情報の伝送を受けた子機プレート10が、RF送受信回路14からアクセスポイント6を介して携帯情報端末5へ患者情報を送信する。
このように動作させても良く、呼び出しを報知している携帯情報端末5で、患者情報を表示できる。
尚、廊下灯2とナースコール親機3とを直接廊下灯幹線L2で接続しているが、機器間の通信を制御するための制御機を独立させて廊下灯2とナースコール親機3との間に設置させても良く、廊下灯2の設置数が多いシステムであっても良好な通信を実施できる。
1・・ナースコール子機、2・・廊下灯、3・・ナースコール親機、4・・ナースコールサーバ、5・・携帯情報端末、6・・アクセスポイント、9・・握りボタン、10・・プレート子機、11・・通話回路、14・・RF送受信回路(無線LAN送受信手段)、15・端末ID記憶部(携帯情報端末ID記憶部)、16・・子機制御部(呼出制御部)、28・・記憶部、31・・RF送受信回路(無線LAN送受信手段)、32・・サーバ制御部(患者情報送信制御部)、35・・通話回路、36・・モニタ(表示部)、37・・RF送受信回路、38・・携帯情報端末制御部、40・・第1RF送受信回路、41・・第2RF送受信回路、42・・位置情報記憶部、43・・アクセスポイント制御部(優先制御手段)。
Claims (6)
- 患者が看護師を呼び出すための呼出ボタンを有し、ベッド毎に設置されたナースコール子機と、呼び出しを表示する廊下灯と、看護師が前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、患者情報が蓄積されたナースコールサーバとを有するナースコールシステムであって、
無線LAN送受信手段を備えると共に呼出報知部及び患者情報表示部を備えて看護師が携行できる複数の携帯情報端末と、当該携帯情報端末と通信するための複数のアクセスポイントとを備える一方、
前記ナースコール子機及び前記ナースコールサーバは、前記アクセスポイントを介して前記携帯情報端末と通信するための無線LAN送受信手段を備え、
更に、前記ナースコール子機は、前記呼出ボタンが操作されたら呼出信号を前記携帯情報端末に送信する呼出制御部を有すると共に、前記ナースコールサーバは、前記ナースコール子機からの呼出信号を入手して、当該ナースコール子機に関連付けられている患者情報を取り出して、前記携帯情報端末に送信する患者情報送信制御部を有し、
呼出信号を受信した前記携帯情報端末は、呼出報知に合わせて受信した患者情報を表示することを特徴とするナースコールシステム。 - 患者が看護師を呼び出すための呼出ボタンを有し、ベッド毎に設置されたナースコール子機と、呼び出しを表示する廊下灯と、看護師が前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、患者情報が蓄積されたナースコールサーバとを有するナースコールシステムであって、
無線LAN送受信手段を備えると共に呼出報知部及び患者情報表示部を備えて看護師が携行できる複数の携帯情報端末と、当該携帯情報端末と通信するための複数のアクセスポイントとを備える一方、
前記ナースコール子機は、前記アクセスポイントに無線接続するための無線LAN送受信手段と、前記呼出ボタンが操作されたら呼出信号を前記ナースコールサーバ及び前記携帯情報端末に送信する呼出制御部を有すると共に、前記ナースコールサーバは、前記呼出信号を受けて当該ナースコール子機に関連付けられている患者情報を取り出して返送する患者情報送信制御部を有し、
前記呼出制御部は、前記ナースコールサーバから入手した患者情報を呼出信号と共に前記携帯情報端末に送信し、呼出信号を受信した前記携帯情報端末は、呼出報知に合わせて受信した患者情報を表示することを特徴とするナースコールシステム。 - 前記アクセスポイントは全てのアクセスポイントの位置情報を記憶する位置情報記憶部を有し、
前記ナースコール子機から呼出信号を受信したら、前記アクセスポイントの位置情報、及び前記アクセスポイントと通信する前記携帯情報端末情報から、自身に最も近い前記携帯情報端末を特定し、特定した前記携帯情報端末に対して呼出信号及び患者情報を送信する送信制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のナースコールシステム。 - 前記ナースコール子機は、特定の前記携帯情報端末を呼び出すための携帯情報端末ID記憶部を有し、
前記呼出制御部は、前記呼出ボタンが操作されたら特定の前記携帯情報端末に呼出信号及び患者情報を送信することを特徴とする請求項1又は2記載のナースコールシステム。 - 前記アクセスポイントは、前記ナースコール子機からの呼び出しを他の通信より優先させる優先制御手段を備え、前記アクセスポイントの通信チャンネルが他の通信により塞がっている場合にはその通信を切断し、ナースコール子機からの呼出信号の送信を優先させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のナースコールシステム。
- 前記ナースコール子機は、呼出操作するための握りボタンと、壁面に設置されて前記無線LAN送受信手段及び呼出制御部を内蔵した子機プレートとから成ることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のナースコールシステム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012227789A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Carecom Co Ltd | 携帯用ナースコール親機への呼出画像表示制御システム |
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2008
- 2008-03-04 JP JP2008053655A patent/JP2009212813A/ja active Pending
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