JP5059659B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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本発明は、入院患者からの呼び出しに対してナースステーションに居ない看護師が応答できるナースコールシステムに関する。
個々のベッドに設置されたナースコール子機から呼び出しが成されたら、ナースステーションに設置されたナースコール親機に加えて看護師が携行している携帯端末にそれを通知するシステムが普及している(例えば、特許文献1参照)。この場合、呼び出された携帯端末では、呼出元のベッド番号や患者氏名が表示部に表示され、看護師はその表示により呼出元を認識して応答することができる。
一方で、特許文献2に示すように、ナースコール子機側に献立等を表示する患者用情報端末(ベッドサイドモニタ)を設けて、患者自身により献立を選択可能としたシステムがあった。
特開2002−247218号公報 特開2002−95707号公報
しかしながら、携帯端末を使用するシステムは、携帯端末として通常PHSから成る携帯電話を使用するため交換機や基地局を必要とし、大がかりなシステムとなりコスト高となっていた。そのため全ての看護師が携帯端末を持つ運用形態はまれであり、個々の看護師に対して呼び出しを通知できる訳ではなかった。また、携帯端末のディスプレイは小さいため、表示可能な情報量は限られ、患者の画像はもとより、患者の感染症等の基本的な情報も表示できなかった。
また、患者用情報端末を設けたシステムは、患者に対して有益な情報を提供できるが、看護師が活用できるよう構成されてはいなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、ベッドサイドモニタを活用することで、携帯端末を看護師に携行させることなく、病室にて処置業務中の看護師に対して患者からの呼び出しを通知でき、更に呼出操作をした患者の患者情報を呼び出しを受けた看護師が入手することができるナースコールシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、入院患者が看護師を呼ぶ為に病室のベッド毎に備えられたナースコール子機と、ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機とを備えたナースコールシステムであって、看護師が携帯するRFID等のID情報発信装置と、病室のベッド毎に備えられ、ID情報発信装置と通信するためのID認識装置と、同様に病室のベッド毎に備えられて患者関連情報を表示可能なベッドサイドモニタと、ナースコール子機、ナースコール親機、ベッドサイドモニタ間の通信を制御する制御装置とを備え、制御装置は、個々のID認識装置の配置情報を記憶する位置情報記憶部を有すると共に、ID認識装置から入手した看護師情報から看護師の居場所を把握し、ナースコール子機から呼び出しが成されたら、そのナースコール子機に近い場所にいる看護師、及びその看護師に近いベッドサイドモニタを特定し、当該ベッドサイドモニタにナースコール子機からの呼出信号を伝送して呼び出しを表示制御する呼出通知制御部を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ナースコール子機から呼び出しがあったら、ベッドサイドモニタを使用して、呼出操作をした患者に近い場所にいる看護師に対して呼び出しが通知されるので、看護師は携帯端末等を携行することなく、任意の病室で患者からの呼び出しを認識できる。また、呼出操作した患者に近い看護師に通知されるので、看護師は遠くの患者からの呼び出しに応答するようなことがなく、負担が軽減されるしスムーズな対応が可能となる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、制御装置は、ナースコール子機毎に特定の看護師を関連付けた患者・看護師テーブルを記憶する担当看護師情報記憶部を有し、呼出通知制御部は、ナースコール子機から呼び出しが成されたら、当該ナースコール子機に関連する看護師情報を患者・看護師テーブルから読み出し、読み出した看護師のうち呼出操作されたナースコール子機に最も近い場所にいる看護師、及びその看護師に近いベッドサイドモニタを特定し、当該ベッドサイドモニタにナースコール子機からの呼び出しを表示することを特徴とする。
この構成によれば、呼出操作した患者に近い看護師のうち、患者を担当する看護師に通知して呼び出すため、看護師は担当していない患者からの呼び出しに応答する場合が無くなり、落ち着いて対応できる。一方、患者側にとっても特定の看護師に応対してもらう安心感を得ることができる。
請求項3の発明は、入院患者が看護師を呼ぶ為に病室のベッド毎に備えられたナースコール子機と、ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機とを備えたナースコールシステムであって、看護師が携帯するRFID等のID情報発信装置と、病室のベッド毎に備えられ、ID情報発信装置と通信するためのID認識装置と、同様に病室のベッド毎に備えられて患者関連情報を表示可能なベッドサイドモニタと、ナースコール子機、ナースコール親機、ベッドサイドモニタ間の通信を制御する制御装置とを備え、制御装置は、ID認識装置により看護師の居場所を認識し、ナースコール子機から呼び出しが成されたら、居場所を把握している全ての看護師の近傍のベッドサイドモニタにナースコール子機からの呼び出しを表示制御する呼出通知制御部を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、それぞれの病室において処置中の全ての看護師を呼び出すので、生命に関わるような緊急事態に迅速に対応することが可能となり、緊急呼び出しに有効である。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、患者氏名や救護区分等の患者情報を蓄積したナースコールサーバを備え、呼出通知制御部は、呼出操作されたナースコール子機に対応する患者情報をナースコールサーバから入手して、呼出信号を送信したベッドサイドモニタに送信し、ベッドサイドモニタは、所定の表示操作が成されたら受信した患者情報を表示することを特徴とする。
この構成によれば、患者からの呼び出しを認識した看護師は、呼出操作した患者に関連する患者情報をベッドサイドモニタに表示させて、患者に関するデータを見ながら応答することができ、その後の処置をスムーズに進めることができる。また、表示操作が成されるまでベッドサイドモニタに患者情報は表示されないので、処置中の患者等に呼出操作した患者の情報が見られるようなことがなく、プライバシー保護を図ることができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の発明において、所定の表示操作が、呼び出しを表示したベッドサイドモニタに関連付けられているナースコール子機による特定の操作であることを特徴とする。
この構成によれば、患者情報の表示させるのに、専用の操作部を設けることなく表示させることができる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、病室毎に患者を撮像するためのカメラを備え、呼出通知制御部は、呼出操作されたナースコール子機の病室のカメラ撮像映像を、呼出信号を送信したベッドサイドモニタに送信して出画させることを特徴とする。
この構成によれば、呼出操作した患者の画像がベッドサイドモニタに表示されるので、看護師は患者の状態を見ながら応答でき、患者の状態を把握し易い。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の発明において、ナースコール子機は、呼出操作されたナースコール子機との間で通話路を形成するための応答操作部を備え、呼出通知制御部は、呼出信号を送信したベッドサイドモニタに関連付けられているナースコール子機に対しても呼出信号を送信して呼出音を鳴動させ、その後当該呼出信号を受信したナースコール子機の応答操作部が操作されたら、呼出操作されたナースコール子機との間で通話路を形成して通話が可能となることを特徴とする。
この構成によれば、呼び出しを通知しているベッドサイドモニタ近傍のナースコール子機が呼出音を鳴動し、ナースコール子機の通話部を使用して、呼出操作した患者と通話できるので、看護師は携帯端末を持つことなく任意の病室で呼出操作した患者と通話することができる。また、新たな報音手段や通話手段をベッドサイドモニタに設ける必要がない。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の発明において、呼出通知制御部は、ナースコール子機が呼出操作されたら、ナースコール親機を呼出制御し、その後一定時間経過しても応答が無い場合にベッドサイドモニタに呼出信号を送信することを特徴とする。
この構成によれば、病室で処置中の看護師への呼び出しは、ナースコール親機で応答されない場合に限られるため、病室で処置中の看護師の負担が軽減される。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の発明において、制御装置とベッドサイドモニタの間は、LANを介して接続されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、ベッドサイドモニタの配線はLAN回線が使用されるので、ナースコール子機や廊下灯の配線とは独立して構成でき、容易にネットワーク化できるし低コストで設置できる
本発明によれば、ナースコール子機から呼び出しがあったら、ベッドサイドモニタを使用して、呼出操作をした患者に近い場所にいる看護師に対して呼び出しが通知されるので、看護師は携帯端末等を携行することなく、任意の病室で患者からの呼び出しを認識できる。また、呼出操作した患者に近い看護師に通知されるので、看護師は遠くの患者からの呼び出しに応答するようなことがなく、負担が軽減されるしスムーズな対応が可能となる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図であり、1は入院患者が看護師を呼ぶ為に病室のベッド毎に備えられたナースコール子機、2はナースコール子機1からの呼出を病室前で表示する廊下灯、3はナースコール子機1からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機、4は機器間の通信を制御する制御装置、5は患者氏名等の患者管理データや患者の救護区分などの医療・看護データ等の患者情報を記憶しているナースコールサーバ、6は例えばRFIDカードから成り、個々の看護師が携行して患者IDを発信するためのID情報発信装置、7は病室のベッド毎に備えられてID情報発信装置6と通信してID情報を読み取るID認識装置、8は同様に病室のベッド毎に備えられて患者が見るための患者関連情報を表示する画面8aを備えたベッドサイドモニタ、9は患者を撮像するために病室毎に設置されたWEBカメラである。
尚、ベッドサイドモニタ8が表示する患者関連情報とは、患者に関連する食事メニュー、医療、会計、入浴等の患者にとって興味のある情報を言い、通常は患者がベッド12上で横になった状態で見ることができるよう配置され、状況に応じて看護師が見ることができるよう位置や角度を変更可能に構成されている。また、上述したように、ナースコール子機1と、ID認識装置7と、ベッドサイドモニタ8とは組を成して配置されている。そのため、ID認識装置7とベッドサイドモニタ8、或いはID認識装置7とナースコール子機1とは一体に構成しても良い。
ナースコール子機1は病室毎に子機伝送線L1により廊下灯2に接続され、廊下灯2は廊下灯幹線L2により制御装置4に接続されている。また、制御装置4はナースコール幹線L3によりナースコール親機3に接続され、ID認識装置7は伝送線L4によりアダプタ10を介して廊下灯幹線L2に接続されている。そして、ナースコールサーバ5、ベッドサイドモニタ8、WEBカメラ9は、病院内LAN回線L5を介して制御装置4に接続されている。尚、11は機器をLAN接続するためのHUB、12は病室内に配置されたベッドを示している。
図2は制御装置4の要部を示す回路ブロック図であり、この図2に示すように個々のID認識装置7の配置情報を記憶した位置情報記憶部15と、各患者の担当看護師情報を記憶した担当看護師情報記憶部16と、ID情報発信装置6の発信するIDと看護師の関係を記憶した看護師ID記憶部17と、制御装置4全体を制御する制御装置制御部18と、廊下灯2やナースコール親機3と通信するための第1インターフェース(第1IF)19と、LAN回線L5によりナースコールサーバ5やベッドサイドモニタ8等と通信するための第2インターフェース(第2IF)20と、病室とカメラアドレスを関連付けたカメラアドレステーブル21を備えている。
このように構成されたナースコールシステムの動作は次のようである。但し、ナースコール子機1の呼出操作を受けて廊下灯2が表示動作を行い、ナースコール親機3で呼出報音し、看護師が応答操作して患者と通話する動作は従来と同様であるため説明を省略し、ここではナースコール子機1が呼出操作された場合のベッドサイドモニタ8の動作を中心に説明する。
まず、呼び出しの有無に関わらず、ID認識装置7は常にID情報発信装置6と通信を実施可能な状態にあり、近づいてきた看護師が携行するID情報発信装置6の情報を読み取り、LANを介して制御装置4に読み取ったID情報を送信している。
この状態でナースコール子機1で呼出操作が行われると、制御装置4の制御装置制御部18はナースコール親機3で呼出音を鳴動させる。そして、例えば10秒の一定時間が経過しても応答がないと、ベッドサイドモニタ8に呼び出しを通知する個別呼出モードに移行する。尚、一定時間の経過を待たずに、ナースコール親機3への呼出通知と同時にベッドサイドモニタ8へ呼び出しを通知しても良い。
個別呼出モードに入ると、制御装置制御部18はID認識装置7から入手している看護師のID情報と位置情報記憶部15のID認識装置7の位置情報から、呼出操作されたナースコール子機1、すなわち呼出操作した患者に対して近くにいる看護師を選択する。このとき、担当看護師情報記憶部16の情報を元に、近くにいる看護師の中に呼出操作した患者を担当している看護師がいる場合はその看護師が選択される(該当看護師に担当看護師が居ない場合は、最も近い看護師が選択される)。
看護師が選択されたら、その看護師の近くのベッドサイドモニタ8、即ちその看護師の携行するID情報発信装置6を読み取ったID認識装置7があるベッドサイドモニタ8に対してLANを介して呼出信号を送信する。ベッドサイドモニタ8は、この呼出信号を受信して患者から呼び出しが成されたことを画面8aに表示する。画面8aには、呼出通知の文字情報及びベッド番号が表示される。
また制御装置制御部18は、廊下灯2を経由して呼出信号を送信したベッドサイドモニタ8と組を構成しているナースコール子機1に対しても呼出信号を送信する。この呼出信号を受信したナースコール子機1は、患者と通話するために設けられている通話部(図示せず)を使用して呼出音を報音する。
更に制御装置制御部18は、呼出信号の送信に平行してLANを介してナースコールサーバ5から呼出操作した患者に関する患者情報(患者氏名等の患者管理データ、患者の救護区分などの医療・看護データ等)を入手し、呼出信号を送信したベッドサイドモニタ8にその情報を送信する。但し、この情報を受けたベッドサイドモニタ8は、受信した患者情報を直ぐに表示することはなく、所定の表示操作を待つ。
この一連の呼出動作により、呼び出しに気づいた看護師がベッドサイドモニタ8を近くの患者から見えない角度に移動した後、同じ組を構成する近くのナースコール子機1の応答操作部としての復旧ボタン1aを操作すると患者情報が画面8aに表示される。尚、この復旧ボタン1aは従来よりあるボタンで、呼出操作を復旧させる際に使用される。こうして、表示待ち状態にある患者情報がベッドサイドモニタ8に表示される。
そして、復旧ボタン1aの操作により、ナースコール子機1から応答信号が制御装置4に送信される。制御機装置制御部18は、この応答信号を受けて呼出操作されたナースコール子機1と看護師が操作したナースコール子機1との間の通話路を形成し、呼出操作した患者と応答操作した看護師との間で通話が可能となる。
尚、患者情報の表示操作と応答操作は分離し、ベッドサイドモニタ8に専用の情報表示ボタンを設けても良いし、応答操作部は復旧ボタン1aに限定するものではい。
更に制御装置制御部18は、応答信号を受けて呼出操作した患者の居る病室にあるWEBカメラ9を、カメラアドレステーブル21の情報を基に選択して起動し、呼出操作されたベッドを撮像させる。そして、WEBカメラ9のデジタル映像信号をベッドサイドモニタ8に出画可能なフォーマットに変換して、患者情報を表示しているベッドサイドモニタ8に送信する。ベッドサイドモニタ8は、受信した映像を画面8aにPOPUP等で見やすく表示する。こうして応答操作した看護師は、患者情報に加えて、患者の表情、病室内の様子を確認して応答できる。
このように、ナースコール子機から呼び出しがあったら、ベッドサイドモニタを使用して、呼出操作をした患者に近い場所にいる看護師に対して呼び出しが通知されるので、看護師は携帯端末等を持つことなく、任意の病室で患者からの呼び出しを認識できる。また、呼出操作した患者に近い看護師に通知されるので、看護師は遠くの患者からの呼び出しに応答するようなことがなく、負担が軽減されるしスムーズな対応が可能となる。
然も、呼出操作した患者に近い看護師のうち、患者を担当する看護師に通知して呼び出すため、看護師は担当していない患者からの呼び出しに応答する場合が無くなり、落ち着いて対応できる。一方、患者側にとってもいつもの変わらない看護師に応対してもらう安心感を得ることができる。
そして、患者からの呼び出しを認識した看護師は、関連する患者情報をベッドサイドモニタに表示させて見ることができ、患者に関するデータを見ながら応答でき、その後の処置をスムーズに進めることができる。
また、復旧ボタン等を使用して表示させるので、患者情報の表示操作に新たな操作部を設けることなく表示させることができるし、表示操作が成されるまでベッドサイドモニタに患者情報は表示されないので、処置中の患者等に呼出操作した患者の情報が見られるようなことがなく、プライバシー保護を図ることができる。
更に、呼出操作した患者の映像がベッドサイドモニタに表示されるので、看護師は患者の状態を見ながら応答でき、患者の状態を把握し易い。
また、呼び出しを通知動作しているベッドサイドモニタ近傍のナースコール子機が呼出音を鳴動させるし、ナースコール子機の通話部を使用して呼出操作した患者と通話が可能となるので、新たな報音手段や通話手段をベッドサイドモニタに設けること無く、看護師は任意の病室で呼出操作した患者と通話することができる。
そして、病室で処置中の看護師への呼び出しは、ナースコール親機で応答されない場合に限られるため、病室で処置中の看護師の負担が軽減されるし、ベッドサイドモニタの配線はLAN回線が使用されるので、ナースコール子機や廊下灯の配線とは独立して構成でき、容易にネットワーク化できるし低コストで設置できる。
尚、上記実施形態では、ナースコール子機1から呼び出しを受けた場合に患者関連情報を表示させるベッドサイドモニタ8にそれを表示させているが、このようなベッドサイドモニタ8は高価であるため、患者が娯楽等のために視聴するテレビジョン受像機をベッドサイドモニタとすることでコストダウンを図ることも可能である。
図3はこの場合の構成を示し、22はテレビジョン受像機、23はテレビ放送を受信するためのアンテナ、24は混合機、25は患者情報を映像信号化する映像信号生成部を示している。テレビジョン受像機22をアンテナ23に接続するための同軸ケーブルL6に混合器24を介在させ、制御装置4の映像信号生成部25において映像情報化した患者情報をこの混合器24で混合させている。
患者から呼び出しがあると、患者情報、WEBカメラ9からのデジタル映像信号は、映像信号生成部25でNTSC等のテレビジョン受像機22で受像可能な信号に変換され、テレビ放送の空きチャンネル周波数を用いて混合器24を経由してテレビジョン受像機22に送出される。テレビジョン受像機22では、リモコン操作等により制御装置4から送出された映像が表示される。勿論、上記実施形態のように、看護師からの表示操作がなければ呼び出し情報のみを表示させるのは言うまでもない。
また、上記実施形態では、近くの担当看護師に呼び出しを通知しているが、ID認識装置7が把握している全ての看護師に対して一斉に呼び出しを通知しても良い。特に緊急時には全ての看護師に通知する動作とすると良く、個々の病室において患者の処置等を行っている全ての看護師を呼び出すので、生命に関わるような緊急事態に迅速に対応することが可能となり、緊急呼び出しに有効である。
更に、呼出通知を認識した看護師が応答操作することで、患者と通話を行うことができる構成となっているが、通話機能が無くても良く、呼出通知は患者に近い看護師に成されるので、看護師はそれほど負担無く患者のところまで赴くことができ対処できる。
本発明に係るナースコールシステムの実施形態の一例を示す構成図である。 図1の制御装置の回路ブロック図である。 本発明の他の例を示すナースコールシステムの構成図である。
符号の説明
1・・ナースコール子機、1a・・復旧ボタン(応答操作部)、2・・廊下灯、3・・ナースコール親機、4・・制御装置、5・・ナースコールサーバ、6・・ID情報発信装置、7・・ID認識装置、8・・ベッドサイドモニタ、8a・・画面、9・・WEBカメラ、15・・位置情報記憶部、16・・担当看護師情報記憶部、18・・制御装置制御部(呼出通知制御部)、22・・テレビジョン受像機(ベッドサイドモニタ)。

Claims (9)

  1. 入院患者が看護師を呼ぶ為に病室のベッド毎に備えられたナースコール子機と、前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機間の通信を制御する制御装置とを備えたナースコールシステムであって、
    看護師が携帯するRFID等のID情報発信装置と、
    病室のベッド毎に備えられ、前記ID情報発信装置と通信するためのID認識装置と、
    同様に病室のベッド毎に備えられて患者関連情報を表示可能なベッドサイドモニタとを備え、
    前記制御装置は、個々の前記ID認識装置の配置情報を記憶する位置情報記憶部を有すると共に、前記ID認識装置から入手した看護師情報から看護師の居場所を把握し、前記ナースコール子機から呼び出しが成されたら、そのナースコール子機に近い場所にいる看護師、及びその看護師に近いベッドサイドモニタを特定し、当該ベッドサイドモニタに前記ナースコール子機からの呼出信号を伝送して呼び出しを表示制御する呼出通知制御部を備えたことを特徴とするナースコールシステム。
  2. 前記制御装置は、前記ナースコール子機毎に特定の看護師を関連付けた患者・看護師テーブルを記憶する担当看護師情報記憶部を有し、
    前記呼出通知制御部は、前記ナースコール子機から呼び出しが成されたら、当該ナースコール子機に関連する看護師情報を前記患者・看護師テーブルから読み出し、読み出した看護師のうち呼出操作された前記ナースコール子機に最も近い場所にいる看護師、及びその看護師に近いベッドサイドモニタを特定し、当該ベッドサイドモニタに前記ナースコール子機からの呼び出しを表示することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
  3. 入院患者が看護師を呼ぶ為に病室のベッド毎に備えられたナースコール子機と、前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機間の通信を制御する制御装置とを備えたナースコールシステムであって、
    看護師が携帯するRFID等のID情報発信装置と、
    病室のベッド毎に備えられ、前記ID情報発信装置と通信するためのID認識装置と、
    同様に病室のベッド毎に備えられて患者関連情報を表示可能なベッドサイドモニタと、を備え、
    前記制御装置は、前記ID認識装置により看護師の居場所を認識し、前記ナースコール子機から呼び出しが成されたら、居場所を把握している全ての看護師の近傍のベッドサイドモニタに前記ナースコール子機からの呼び出しを表示制御する呼出通知制御部を備えたことを特徴とするナースコールシステム。
  4. 患者氏名や救護区分等の患者情報を蓄積したナースコールサーバを備え、前記呼出通知制御部は、呼出操作されたナースコール子機に対応する患者情報を前記ナースコールサーバから入手して、前記呼出信号を送信したベッドサイドモニタに送信し、
    前記ベッドサイドモニタは、所定の表示操作が成されたら受信した前記患者情報を表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のナースコールシステム。
  5. 前記所定の表示操作が、呼び出しを表示したベッドサイドモニタに関連付けられているナースコール子機による特定の操作であることを特徴とする請求項4記載のナースコールシステム。
  6. 病室毎に患者を撮像するためのカメラを備え、前記呼出通知制御部は、呼出操作されたナースコール子機の病室のカメラ撮像映像を、呼出信号を送信した前記ベッドサイドモニタに送信して出画させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のナースコールシステム。
  7. 前記ナースコール子機は、呼出操作されたナースコール子機との間で通話路を形成するための応答操作部を備え、
    前記呼出通知制御部は、呼出信号を送信した前記ベッドサイドモニタに関連付けられている前記ナースコール子機に対しても呼出信号を送信して呼出音を鳴動させ、その後当該呼出信号を受信したナースコール子機の前記応答操作部が操作されたら、呼出操作された前記ナースコール子機との間で通話路を形成して通話が可能となることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のナースコールシステム。
  8. 前記呼出通知制御部は、前記ナースコール子機が呼出操作されたら、前記ナースコール親機を呼出制御し、その後一定時間経過しても応答が無い場合に前記ベッドサイドモニタに呼出信号を送信することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のナースコールシステム。
  9. 前記制御装置と前記ベッドサイドモニタの間は、LANを介して接続されて成ることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のナースコールシステム。
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