JP2000224321A - ナースコール装置 - Google Patents

ナースコール装置

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JP2000224321A
JP2000224321A JP11020465A JP2046599A JP2000224321A JP 2000224321 A JP2000224321 A JP 2000224321A JP 11020465 A JP11020465 A JP 11020465A JP 2046599 A JP2046599 A JP 2046599A JP 2000224321 A JP2000224321 A JP 2000224321A
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nurse
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room
terminal
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JP11020465A
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Naoto Sakakibara
直人 榊原
Norikichi Ando
範吉 安藤
Kenji Tachikawa
賢二 立川
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Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優先度の高い緊急時の患者からの呼び出しを受
け持ちか否かに拘わらず全ての看護婦に報知させる。 【解決手段】病室内の患者により看護婦に対して通常の
呼び出し、または緊急の呼び出しが必要とされる場合に
ナースコール子機3a、3b、・・・の呼出ボタン30、
緊急呼出ボタン31がそれぞれ押下されると、アダプタ
4a、4b、・・・から部屋番号情報とともに通常呼び出
し、緊急呼び出しを判別する呼出判別情報が含有された
呼出信号(通常呼出信号、緊急呼出信号)が出力され、
この呼出信号をなす呼出判別情報と制御機5の記憶装置
52に格納された各種テーブルとを照合させ、通常呼出
時には受け持ちの看護チームに該当した端末番号が割り
当てられた携帯端末を呼び出すための部屋番号データを
読み出し、緊急呼出時には受け持ちか否かに拘わらず全
ての携帯端末2a、2b、・・・を呼び出すための部屋番
号データを読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナースコール装置に
係わり、優先度の高い緊急時の患者から呼び出しを受け
持ちか否かに拘わらず全ての看護婦に報知させ、迅速な
看護業務の遂行を図るナースコール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のナースコール装置と
して、図4のブロック図に示す構成のナースコール装置
が提案されている。同図に示すナースコール装置は、デ
ータ受信回路110、呼出音発生回路111、拡声スピ
ーカ112、複数の病室にそれぞれ割り当てられた呼出
表示灯113a、113b、・・・を制御(点灯、消灯)
する表示回路113、通話回路114、レシーバおよび
マイクからなるハンドセット115が備えられナースス
テーションに設置されるナースコール親機101と、デ
ータ送受信回路120、呼出識別回路121、呼出音発
生回路122、拡声スピーカ123、表示回路124、
通話回路125、端末スピーカ126、端末マイク12
7が備えられ巡回時等に看護婦が携行する(複数の)携
帯端末102a、102b、・・・と、呼出ボタン13
0、緊急呼出ボタン131、呼出検出回路132、緊急
呼出検出回路133、通話回路134、子機スピーカ1
35、子機マイク136が備えられ病室内の病床にそれ
ぞれ設置される(複数の)ナースコール子機103a、
103b、・・・と、データ送信回路140、部屋番号設
定回路141、通話制御回路142が備えられ病室の出
入口近傍にそれぞれ設置される(複数の)アダプタ10
4a、104b、・・・と、データ受信回路150、部屋
番号判別回路151、部屋番号メモリ152、呼出デー
タ生成回路153、端末番号判別回路154、チーム設
定メモリ155、データ送信回路156、データ送受信
回路157、通話制御回路158が備えられた制御機1
05とで構成されている。
【0003】尚、ナースコール子機103a、103
b、・・・、およびアダプタ104a、104b、・・・がそ
れぞれ設置された病室の部屋番号は、部屋番号設定回路
141の適宜な操作により「101」号室、「102」
号室、・・・に予め設定され、各病室「101」、「10
2」号室、・・・の患者をそれぞれ受け持つ看護婦毎の看
護チーム番号は「2」、「1」、・・・(「1」〜
「3」)が割り当てられ、各看護チーム番号に該当した
看護婦が携行する携帯端末は102a、102b、・・・
とし、その端末番号は「01」、「02」、・・・(「0
1」〜「98」)が割り当てられ、呼出識別回路121
に予め格納されているものとする。
【0004】このように構成されたナースコール装置に
おいて、「101」号室の患者により看護婦に対して通
常の呼び出しが必要とされ、ナースコール子機103a
の呼出ボタン130が押下されると、呼出検出回路13
2がこの操作を検出しアダプタ104aのデータ送信回
路140から「101」号室の部屋番号情報が含有され
た呼出信号S101が出力される。この呼出信号S101は制
御機105のデータ受信回路150を介して部屋番号判
別回路151に入力され、部屋番号判別回路151は入
力された呼出信号S101をなす部屋番号情報と、部屋番
号メモリ152をなす図5(a)の模式図に示す表示位
置テーブル152a、部屋番号テーブル152b、およ
びチーム番号テーブル152cとをそれぞれ照合し、呼
び出した「101」号室の患者を看護する看護婦(受け
持ち看護婦)に予め割り当てられた看護チーム番号
「2」を含む部屋番号データを読み出して呼出データ生
成回路153に出力する。
【0005】呼出データ生成回路153に入力された部
屋番号データは、図6(a)の模式図に示す信号形式に
処理された呼出制御信号S102として端末番号判別回路
154と、データ送信回路156を介してナースコール
親機101にそれぞれ伝送される。ナースコール親機1
01に伝送された呼出制御信号S102は、データ受信回
路110を介して呼出音発生回路111、表示回路11
3にてそれぞれ入力検出される。これにより、拡声スピ
ーカ112から呼出音が放音されるとともに呼出表示灯
113aが点灯され、ナースステーション内の看護婦に
「101」号室の患者からの呼び出しが報知される。
【0006】また、端末番号判別回路154は入力され
た呼出制御信号S102をなす看護チーム番号「2」と、
チーム設定メモリ155をなす図5(b)の模式図に示
すチーム番号テーブル155a、端末番号テーブル15
5bとをそれぞれ照合し、図6(b)の模式図に示す看
護チーム番号「2」に該当した端末番号「01」が割り
当てられた携帯端末102aの表示回路124にて、部
屋番号である「101」を文字表示させるための端末呼
出制御信号S103を読み出して出力する。この端末呼出
制御信号S103はデータ送受信回路157にて信号変換
された赤外線等のワイヤレス信号S103aとして携帯端末
102a、102b、・・・にそれぞれ無線伝送され、デ
ータ送受信回路120にて電気信号に信号変換された端
末呼出制御信号S103bとして呼出識別回路121に入力
される。呼出識別回路121は入力された端末呼出制御
信号S103bをなす端末番号データ「01」と、当該携帯
端末に予め割り当てられた端末番号とを照合し、一致し
た場合のみ呼出音発生回路122、表示回路124をそ
れぞれ能動にする。ここでは、携帯端末120aのみ呼
出識別回路121にて当該端末番号が一致されることに
より、拡声スピーカ123から呼出音が放音されるとと
もに表示回路124にて部屋番号である「101」が文
字表示される。これにより、携帯端末102aを携行し
た看護婦に、受け持ちの患者である「101」号室の患
者からの呼び出しが報知される。
【0007】上述の呼出報知手段により、「101」号
室の患者からの呼び出しを確認したナースステーション
内の看護婦が、携帯端末102aを携行した看護婦の呼
出応答前においてナースコール親機101のハンドセッ
ト115を取り上げ呼出応答すると、通話回路114、
制御機105の通話制御回路158、アダプタ104a
の通話制御回路142、ナースコール子機103aの通
話回路134を介して子機スピーカ135および子機マ
イク136間の通話路が形成され通話が成立する。
【0008】一方、「101」号室の患者からの呼び出
しを確認した携帯端末102aを携行した看護婦が、ナ
ースステーション内の看護婦の呼出応答前において適宜
に呼出応答すると、端末スピーカ126および端末マイ
ク127から通話回路125、データ送受信回路12
0、制御機105のデータ送受信回路157、通話制御
回路158、アダプタ104aの通話制御回路142、
ナースコール子機103aの通話回路134を介して子
機スピーカ135および子機マイク136間の通話路が
形成され通話が成立する。
【0009】次に、「101」号室の患者により看護婦
に対して緊急の呼び出しが必要とされ、ナースコール子
機103aの緊急呼出ボタン131が押下された場合に
おいて、アダプタ104aを介して制御機105に伝送
される呼出信号は、上述の通常呼出時に伝送される呼出
信号S101と同様に「101」号室の部屋番号情報のみ
が含有された呼出信号として制御機105内の各部を介
して適宜に信号処理される。これにより、「101」号
室の患者からの緊急呼出時には、ナースステーション内
の看護婦およびチーム設定された携帯端末である携帯端
末102aを携行した看護婦のみに緊急呼出報知される
(詳述せず)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、看護婦による看
護業務の遂行手段として、チームナーシング、プライマ
リーナーシングといった手段が用いられ、これを実行さ
せるために携帯端末の使用が普及されてきている。ま
た、携帯端末に備えられた呼出報知機能、通話機能を利
用して看護業務の能率性の向上を図る看護婦において、
従来例に示す病室内の患者による緊急呼び出し、または
通常呼び出しのように、呼び出しの優先度の高い、低い
に拘わらず、携帯端末の呼出報知機能が受け持ちの患者
からの呼び出しにのみ対応し能動にされることから、緊
急の呼び出しへの対応が遅れる可能性があり、迅速な看
護業務の遂行が困難になる難点があった。
【0011】本発明は上述の難点を解消するためになさ
れたもので、病室内の患者からの緊急呼出時には、自分
の受け持ちか否かに拘わらず全ての携帯端末に呼び出し
をかけるるとともに、通常呼出時には受け持ちの看護婦
が携行する携帯端末に呼び出しをかけることにより、全
ての看護婦が緊急呼び出しを必要とする病室内の患者に
即時に対応することができ、迅速な看護業務の遂行が図
れるナースコール装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明によるナースコール装置は、病室内の各
病床に設けられ患者によって操作される呼出ボタンおよ
び緊急呼出ボタンと、呼出ボタン、緊急呼出ボタンの呼
び出しを検出し、制御機を介してナースコール親機に呼
び出しを通報するアダプタと、看護婦が携行し呼び出し
を受信できる携帯端末とを備えたナースコール装置であ
って、制御機は、呼出ボタンからの呼出時には患者を受
け持つ携帯端末に呼び出しをかける設定情報を有し、緊
急呼出ボタンからの緊急呼出時にはすべての携帯端末に
呼び出しをかけるための記憶装置を備えたものである。
【0013】このように構成されたナースコール装置に
よれば、病室内の患者により看護婦に対して通常の呼び
出し、または緊急の呼び出しが必要とされる場合にナー
スコール子機の呼出ボタン、緊急呼出ボタンがそれぞれ
押下されると、アダプタから部屋番号情報とともに通常
呼び出し、緊急呼び出しを判別させる呼出判別情報が含
有された呼出信号(通常呼出信号、緊急呼出信号)が出
力され、この呼出信号をなす呼出判別情報と制御機の記
憶装置に格納された各種テーブルとを照合させ、通常呼
出時には受け持ちの看護チームに該当した端末番号が割
り当てられた携帯端末を呼び出すための部屋番号データ
を読み出し、緊急呼出時には受け持ちか否かに拘わらず
全ての携帯端末を呼び出すための部屋番号データを読み
出すことにより、全ての看護婦が緊急呼び出しを必要と
する病室内の患者に即時に対応することができ、迅速な
看護業務の遂行が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるナースコール
装置を適用した好ましい形態の一実施例について、図面
を参照して説明する。図1は本発明によるナースコール
装置の一実施例の構成を示すブロック図であり、呼出報
知機能および通話機能が備えられナースステーションに
設置されるナースコール親機1と、呼出報知機能および
通話機能が備えられ巡回時等の看護婦が携行する(複数
の)携帯端末2a、2b、・・・と、呼出(通常呼び出
し、緊急呼び出し)機能および通話機能が備えられ病室
内の病床にそれぞれ設置される(複数の)ナースコール
子機3a、3b、・・・と、病室の部屋番号の設定機能、
およびナースコール子機3a、3b、・・・と後述する制
御機5間で送受信される諸信号の信号処理機能が備えら
れ病室の出入口近傍にそれぞれ設置される(複数の)ア
ダプタ4a、4b、・・・と、ナースコール親機1および
携帯端末2a、2b、・・・とアダプタ4a、4b、・・・間
で送受信される諸信号の信号処理機能が備えられた制御
機5とで構成されている。また、ナースコール親機1と
制御機5は、制御伝送ラインL1a、音声伝送ラインL1b
からなる幹線L1を介して接続されている。更に、ナー
スコール子機3a、3b、・・・とアダプタ4a、4b、・
・・は、制御伝送ラインL2aおよびL2b、L12aおよびL1
2b、・・・、音声伝送ラインL2c、L12c、・・・からなる幹
線L2、L12、・・・をそれぞれ介して接続されており、ア
ダプタ4a、4b、・・・と制御機5は、制御伝送ライン
L3a、音声伝送ラインL3bからなる幹線L3を介して接
続されている。
【0015】ナースコール親機1には、幹線L1をなす
制御伝送ラインL1aを伝送された呼出制御信号を受信す
るデータ受信回路10と、拡声スピーカ12から呼出音
を放音させる呼出音発生回路11と、病室内の患者から
の呼び出しを病室に該当した呼出表示灯13a、13
b、・・・を点灯させることにより報知する表示回路13
と、ナースステーション内の看護婦が呼び出した病室内
の患者との通話を成立させるために用いるレシーバおよ
びマイクからなるハンドセット15が接続され幹線L1
をなす音声伝送ラインL1bとの通話路を形成する通話回
路14とが備えられている。
【0016】携帯端末2a、2b、・・・はそれぞれ同様
な構成であり、後述する制御機5のデータ送受信回路5
7とで無線伝送される諸信号(端末呼出制御信号、音声
信号)を送受信するデータ送受信回路20と、当該携帯
端末の端末番号が予め格納され、病室内の患者からの通
常呼び出し、または緊急呼び出しを識別する呼出識別回
路21と、拡声スピーカ23から呼出音を放音させる呼
出音発生回路22と、病室内の患者からの通常呼び出
し、または緊急呼び出しを病室の部屋番号を文字表示す
ることによりそれぞれ報知する表示回路24と、当該携
帯端末を携行した看護婦が呼び出した病室内の患者との
通話を成立させるために用いる端末スピーカ26および
端末マイク27が接続されデータ送受信回路20を介し
た制御機5間の通話路を形成する通話回路25とが備え
られている。
【0017】ナースコール子機3a、3b、・・・はそれ
ぞれ同様な構成であり、病室内の患者が看護婦に対して
通常の呼び出しが必要とされる場合に押下する呼出ボタ
ン30と、病室内の患者が看護婦に対して緊急の呼び出
しが必要とされる場合に押下する緊急呼出ボタン31
と、呼出ボタン30、緊急呼出ボタン31の押下による
通常呼び出し、緊急呼び出しをそれぞれ検出する呼出検
出回路32、緊急呼出検出回路33と、病室内の患者が
呼び出した看護婦との通話を成立させるために用いる子
機スピーカ35および子機マイク36が接続され幹線L
2、L12、・・・をなす音声伝送ラインL2c、L12c、・・・を
介したアダプタ4a、4b、・・・間の通話路をそれぞれ
形成する通話回路34とが備えられている。
【0018】アダプタ4a、4b、・・・はそれぞれ同様
な構成であり、ナースコール子機3a、3b、・・・の呼
出検出回路32または緊急呼出検出回路33からの出力
(呼出起動信号、緊急呼出起動信号)をそれぞれ受け
て、呼び出した病室の部屋番号情報と、通常呼び出し、
または緊急呼び出しを判別させる呼出判別情報からなる
呼出信号を幹線L3をなす制御伝送ラインL3aを介して
制御機5に出力するデータ送信回路40と、病室の部屋
番号を設定するために操作される部屋番号設定回路41
と、幹線L3をなす音声伝送ラインL3bと幹線L2、L1
2、・・・をなす音声伝送ラインL2c、L12c、・・・との通話
路をそれぞれ形成する通話制御回路42とが備えられて
いる。
【0019】制御機5には、幹線L3をなす制御伝送ラ
インL3aを伝送された呼出信号を受信するデータ受信回
路50と、データ受信回路50を介した呼出信号をなす
部屋番号情報および呼出判別情報と、図2(a)の模式
図に示す(部屋番号用)記憶装置52に予め格納された
表示位置テーブル52a、部屋番号テーブル52b、チ
ーム番号テーブル52c、および呼出種類データテーブ
ル53dとをそれぞれ照合し、通常呼出時には呼び出し
た病室内の患者を看護する看護婦(受け持ち看護婦)毎
にチーム設定された携帯端末に呼出報知させ、緊急呼出
時には全ての携帯端末に呼出報知させるための部屋番号
データをそれぞれ読み出す部屋番号判別回路51と、部
屋番号判別回路51からの出力(部屋番号データ)を信
号処理させた呼出制御信号として出力する呼出データ生
成回路53と、呼出データ生成回路53から出力される
呼出制御信号をなす看護チーム番号および呼出種類デー
タと、図2(b)の模式図に示す(チーム設定用)記憶
装置55に予め格納されたチーム番号テーブル55a、
端末番号テーブル55bとをそれぞれ照合し、通常呼出
時には呼び出した患者を看護する看護婦(受け持ち看護
婦)毎にチーム設定された携帯端末に呼出報知させるた
めの端末呼出制御信号を出力し、緊急呼出時には全ての
携帯端末に呼出報知させるための端末呼出制御信号を出
力する端末番号判別回路54と、呼出データ生成回路5
3から出力された呼出制御信号を幹線L1をなす制御伝
送ラインL1aを介してナースコール親機1に送信するデ
ータ送信回路56と、携帯端末2a、2b、・・・のデー
タ送受信回路20とで無線伝送される諸信号(端末呼出
制御信号、音声信号)を送受信するデータ送受信回路5
7と、幹線L1をなす音声伝送ラインL1bまたはデータ
送受信回路57を介した携帯端末2a、2b、・・・と、
幹線L3をなす音声伝送ラインL3bとの通話路をそれぞ
れ形成する通話制御回路58とが備えられている。
【0020】尚、ナースコール子機3a、3b、・・・、
およびアダプタ4a、4b、・・・がそれぞれ設置された
病室の部屋番号は、部屋番号設定回路41の適宜な操作
により「101」号室、「102」号室、・・・に予め設
定され、各病室「101」、「102」号室、・・・の患
者をそれぞれ受け持つ看護婦毎の看護チーム番号は
「2」、「1」、・・・(「1」〜「3」、ここでは
「9」を緊急呼出時の当該看護チーム番号とする)が割
り当てられ、各看護チーム番号に該当した看護婦が携行
する携帯端末は2a、2b、・・・とし、その端末番号は
「01」、「02」、・・・(「01」〜「98」、ここ
では「99」を緊急呼出時の当該端末番号とする)が割
り当てられ、呼出識別回路21に予め格納されているも
のとする。
【0021】このように構成されたナースコール装置に
おいて、以下、その動作について説明する。「101」
号室の患者により看護婦に対して通常の呼び出しが必要
とされ、ナースコール子機3aの呼出ボタン30が押下
されると、呼出検出回路32がこの操作を検出し呼出起
動信号S1を出力する。この呼出起動信号S1は幹線L2
をなす制御伝送ラインL2aを介してアダプタ4aのデー
タ送信回路40に入力され、「101」号室の部屋番号
情報および通常呼び出しの呼出判別情報「01」が含有
された呼出信号S2として、幹線L3をなす制御伝送ライ
ンL3aを介して制御機5に伝送される。制御機5のデー
タ受信回路50にて受信された呼出信号S2は部屋番号
判別回路51に入力され、部屋番号判別回路51は入力
された呼出信号S2をなす部屋番号情報、呼出判別情報
と、記憶装置52をなす図2(a)の模式図に示す表示
位置テーブル52a、部屋番号テーブル52b、チーム
番号テーブル52b、および呼出種類データテーブル5
2dとをそれぞれ照合し、呼び出した「101」号室の
患者を看護する受け持ち看護婦に予め割り当てられた看
護チーム番号「2」および通常呼び出しを示す呼出種類
データ「01」を含む部屋番号データを読み出して呼出
データ生成回路53に出力する。
【0022】呼出データ生成回路53に入力された部屋
番号データは、図3(a)の模式図に示す信号形式に処
理された呼出制御信号S3として、端末番号判別回路5
4と、データ送信回路56、幹線L1をなす制御伝送ラ
インL1aを介してナースコール親機1にそれぞれ伝送さ
れる。ナースコール親機1に伝送された呼出制御信号S
3は、データ受信回路10を介して呼出音発生回路1
1、表示回路13にてそれぞれ入力検出される。これに
より、拡声スピーカ12から呼出音が放音されるととも
に呼出表示灯13aが点灯され、ナースステーション内
の看護婦に「101」号室の患者からの呼び出しが報知
される。
【0023】また、端末番号判別回路54は入力された
呼出制御信号S3をなす看護チーム番号「2」および通
常呼び出しを示す呼出種類データ「01」と、記憶装置
55をなす図2(b)の模式図に示すチーム番号テーブ
ル55a、端末番号テーブル55bとをそれぞれ照合
し、図3(b)の模式図に示す看護チーム番号「2」に
該当した端末番号「01」が割り当てられた携帯端末2
aの表示回路24にて、部屋番号である「101」を文
字表示させるための端末呼出制御信号S4を読み出して
出力する。この端末呼出制御信号S4はデータ送受信回
路57にて信号変換された赤外線等のワイヤレス信号S
4aとして携帯端末2a、2b、・・・にそれぞれ無線伝送
され、データ送受信回路20にて電気信号に信号変換さ
れた端末呼出制御信号S4bとして呼出識別回路21に入
力される。呼出識別回路21は入力された呼出制御信号
S4bをなす端末番号データ「01」と、当該携帯端末に
予め割り当てられた端末番号とを照合し、一致した場合
のみ呼出音発生回路21、表示回路24をそれぞれ能動
にする。ここでは、携帯端末2aのみ呼出識別回路21
にて当該端末番号が一致されることにより、拡声スピー
カ23から呼出音が放音されるとともに表示回路24に
て部屋番号である「101」が文字表示される。これに
より、携帯端末2aを携行した看護婦に、受け持ちの患
者である「101」号室からの呼び出しが報知される。
【0024】上述の呼出報知手段により、「101」号
室の患者からの呼び出しを確認したナースステーション
内の看護婦が、携帯端末2aを携行した看護婦の呼出応
答前においてナースコール親機1のハンドセット15を
取り上げ呼出応答すると、通話回路14、幹線L1をな
す音声伝送ラインL1b、制御機5の通話制御回路58、
幹線L3をなす音声伝送ラインL3b、アダプタ4aの通
話制御回路42、幹線L2をなす音声伝送ラインL2c、
ナースコール子機3aの通話回路34を介して子機スピ
ーカ35および子機マイク36間の通話路が形成され通
話が成立する。
【0025】一方、「101」号室の患者からの呼び出
しを確認した携帯端末2aを携行した看護婦が、ナース
ステーション内の看護婦の呼出応答前において適宜に呼
出応答すると、端末スピーカ26および端末マイク27
から通話回路25、データ送受信回路20、制御機5の
データ送受信回路57、通話制御回路58、幹線L3を
なす音声伝送ラインL3b、アダプタ4aの通話制御回路
42、幹線L2をなす音声伝送ラインL2c、ナースコー
ル子機3aの通話回路34を介して子機スピーカ35お
よび子機マイク36間の通話路が形成され通話が成立す
る。
【0026】次に、「102」号室の患者により看護婦
に対して緊急の呼び出しが必要とされ、ナースコール子
機3bの緊急呼出ボタン31が押下されると、緊急呼出
検出回路33がこの操作を検出し緊急呼出起動信号S11
を出力する。この緊急呼出起動信号S11は幹線L12をな
す制御伝送ラインL12bを介してアダプタ4bのデータ
送信回路40に入力され、「102」号室の部屋番号情
報および緊急呼び出しの呼出判別情報「10」が含有さ
れた呼出信号S12として、幹線L3をなす制御伝送ライ
ンL3aを介して制御機5に伝送される。制御機5のデー
タ受信回路50にて受信された呼出信号S12は部屋番号
判別回路51に入力され、部屋番号判別回路51は入力
された呼出信号S12をなす部屋番号情報、呼出判別情報
と、記憶装置52をなす図2(a)の模式図に示す表示
位置テーブル52a、部屋番号テーブル52b、チーム
番号テーブル52c、および呼出種類データテーブル5
2dとをそれぞれ照合し、全ての看護婦に該当する看護
チーム番号「9」および緊急呼び出しを示す呼出種類デ
ータ「10」を含む部屋番号データを読み出して呼出デ
ータ生成回路53に出力する。
【0027】呼出データ生成回路53に入力された部屋
番号データは、図3(c)の模式図に示す信号形式に処
理された呼出制御信号S13として端末番号判別回路54
と、データ送信回路56、幹線L1をなす制御伝送ライ
ンL1aを介してナースコール親機1にそれぞれ伝送され
る。ナースコール親機1に伝送された呼出制御信号S13
は、データ受信回路10を介して呼出音発生回路11、
表示回路13にてそれぞれ入力検出される。これによ
り、拡声スピーカ12から呼出音が放音されるとともに
呼出表示灯13bが点灯され、ナースステーション内の
看護婦に「102」号室の患者からの呼び出しが報知さ
れる。
【0028】また、端末番号判別回路54は入力された
呼出制御信号S13をなす看護チーム番号「9」および緊
急呼び出しを示す呼出種類データ「10」と、記憶装置
55をなす図2(b)の模式図に示すチーム番号テーブ
ル55a、端末番号テーブル55bとをそれぞれ照合
し、図3(d)の模式図に示す看護チーム番号「9」に
該当した端末番号「99」が割り当てられた全ての携帯
端末の表示回路24にて、部屋番号である「102」を
文字表示させるための端末呼出制御信号S14を読み出し
て出力する。この端末呼出制御信号S14は上述の端末呼
出制御信号S4と同様な経路を介して信号処理された端
末呼出制御信号S14bとして携帯端末2a、2b、・・・の
呼出識別回路21に入力される。呼出識別回路21は入
力された呼出制御信号S14bをなす端末番号データと、
予め当該携帯端末に割り当てられた端末番号とを照合
し、一致した場合のみ呼出音発生回路21、表示回路2
4をそれぞれ能動にする。ここでは、全ての携帯端末2
a、2b、・・・の呼出識別回路21にて端末番号「9
9」が一致されることにより、拡声スピーカ23から呼
出音が放音されるとともに表示回路24にて部屋番号で
ある「102」が文字表示される。これにより、全ての
携帯端末を携行した看護婦に、「102」号室の患者か
らの呼び出しが報知される。
【0029】また、上述の呼出報知手段により、「10
2」号室の患者からの緊急呼び出しを確認したナースス
テーション内の看護婦、または全ての看護婦が、通常呼
出時と同様に呼出応答すると、適宜な通話路が形成され
「102」号室の患者との通話が成立する(詳述せ
ず)。尚、上記実施例では、巡回時等の看護婦が携行す
る端末を携帯端末として説明したが、これに限定され
ず、一般的に汎用されたポケットベルやハンディホンの
ように呼出報知機能および通話機能を備えた端末で代用
させてよい。また、上記実施例では、同一病室内に備え
られるベッドを単一とし、ベッドサイドに設置される単
一のナースコール子機として説明したが、同一病室内に
複数のベッドが備えられる病室に適用させても上記実施
例と同様な効果を奏する。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のナースコール装置によれば、病室内の患者からの緊急
呼出時には、自分の受け持ちか否かに拘わらず全ての携
帯端末に呼び出しをかけるるとともに、通常呼出時には
受け持ちの看護婦が携行する携帯端末に呼び出しをかけ
ることにより、全ての看護婦が緊急呼び出しを必要とす
る病室内の患者に即時に対応することができ、迅速な看
護業務の遂行が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるナースコール装置の一実施例の構
成を示すブロック図。
【図2】(a)は図1の(部屋番号用)記憶装置の構成
を示す模式図。(b)は図1の(チーム設定用)記憶装
置の構成を示す模式図。
【図3】(a)、(c)は図1の呼出データ生成回路か
ら出力される呼出制御信号のデータ構成を示す模式図。
(b)、(d)は図1の端末番号識別回路から出力され
る端末呼出制御信号のデータ構成を示す模式図。
【図4】従来のインターホン装置の構成を示すブロック
図。
【図5】(a)は図4の部屋番号メモリの構成を示す模
式図。(b)は図4のチーム設定メモリの構成を示す模
式図。
【図6】(a)は図4の呼出データ生成回路から出力さ
れる呼出制御信号のデータ構成を示す模式図。(b)は
図4の端末番号識別回路から出力される端末呼出制御信
号のデータ構成を示す模式図。
【符号の説明】
1・・・・・ナースコール親機 2a、2b、・・・ ・・・・・携帯端末 4a、4b、・・・ ・・・・・アダプタ 5・・・・・制御機 30・・・・・呼出ボタン 31・・・・・緊急呼出ボタン 52・・・・・記憶装置
フロントページの続き (72)発明者 立川 賢二 愛知県名古屋市熱田区神野町2丁目18番地 アイホン株式会社内 Fターム(参考) 5K038 AA05 BB01 CC00 DD13 DD14 DD16 EE02 EE05 FF01 5K067 AA21 BB01 CC14 DD13 EE02 EE10 FF02 GG01 HH23 KK15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】病室内の各病床に設けられ患者によって操
    作される呼出ボタン(30)および緊急呼出ボタン(3
    1)と、前記呼出ボタン、前記緊急呼出ボタンの呼び出
    しを検出し、制御機(5)を介してナースコール親機
    (1)に呼び出しを通報するアダプタ(4a、4b、・・
    ・)と、看護婦が携行し前記呼び出しを受信できる携帯
    端末(2a、2b、・・・)とを備えたナースコール装置
    であって、 前記制御機は、前記呼出ボタンからの呼出時には前記患
    者を受け持つ前記携帯端末に呼び出しをかける設定情報
    を有し、前記緊急呼出ボタンからの緊急呼出時にはすべ
    ての携帯端末に呼び出しをかけるための記憶装置(5
    2)を備えたことを特徴とするナースコール装置。
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