JP5024366B2 - アンテナコイルおよびアンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、外部機器と電磁界信号を介して通信するRFID(Radio Frequency Identification)システムに用いられるアンテナコイルおよびそのアンテナコイルを備えるアンテナ装置に関する。
近年、利用が拡大しているRFIDシステムにおいては、携帯電話等の携帯電子機器とリーダ・ライタの各々に情報通信用のアンテナを搭載し、互いにデータを交信している。
RFID技術を利用したタグに用いられるアンテナコイルとして特許文献1が開示されている。図1は特許文献1に記載のアンテナコイルの構成例を示す図である。このアンテナコイル11は、表面に導体14,16を形成した電気絶縁フィルム13を、平板状の磁芯部材12を間に挟んだ状態で折り曲げ、端部を接続することによってコイルを形成している。このように電気絶縁フィルムを用いることによって、導体を磁芯部材に巻線する構造よりも薄型化可能としている。
特開2002−252518号公報
ところが、特許文献1に記載のアンテナコイルを携帯電話に組み込む際、アンテナコイルの主面が携帯電話の主面と平行になるように配置すると、コイルのコイル軸が携帯電話の主面と平行であり、且つアンテナコイルの主面に磁束が侵入する箇所が形成されていないため、アンテナコイルの側面側からの磁束しかアンテナコイルのコイル軸を通過することができない。そのため現実には通信できない。特許文献1に記載のアンテナコイルを携帯電話で利用するには、そのアンテナコイルを携帯電話の主面に対して垂直方向に配置する必要があり、そのような構造では回路基板へ実装するアンテナコイルとして用いることができず、組み込み構造およびその作業が煩雑となる。
そこで、この発明の目的は、アンテナコイルの主面に対して磁束が垂直方向から侵入する状態で通信を行えるようにし、電子機器への組み込みが容易なアンテナコイルおよびそれを備えた高感度なアンテナ装置を提供することにある。
(1)この発明のアンテナコイルは、
平板状の磁性体コアと、
前記磁性体コアの周囲に巻装され導体と、
前記導体によって形成され、前記磁性体コアの主面と平行なコイル軸を有する第1のコイル部と、
前記導体によって形成され、前記磁性体コアの主面と平行なコイル軸を有し、前記第1のコイル部と対を成す第2のコイル部と、
前記導体によって形成され、前記第1のコイル部の一部をなすとともに、外部の配線パターンに接続される第1のコイル接続部と、
前記導体によって形成され、前記第2のコイル部の一部をなすとともに、外部の配線パターンに接続される第2のコイル接続部と、
を備え
前記第1のコイル部と前記第2のコイル部との間に前記導体が形成されない導体非形成部が設けられていて、
前記磁性体コアは第1のコア片と第2のコア片とからなり、前記第1のコイル部は前記第1のコア片の周囲に配置され、前記第2のコイル部は前記第2のコア片の周囲に配置されている
(2)前記第1のコイル部は第1のコイルと第3のコイルとで構成し、前記第2のコイル部は前記第1のコイルと対を成す第2のコイルと、前記第3のコイルと対を成す第4のコイルとで構成することによって、2組のコイルを設けてもよい。
(3)前記フレキシブル基板には前記導体によって前記第1・第2のコイルの内側の端部同士または前記第3・第4のコイルの内側の端部同士を予め接続する接続導体を形成してもよい。
(4)前記第1・第3のコイルを構成する導体と、前記第2・第4のコイルを構成する導体とはそれぞれが交互に配置されるよう前記フレキシブル基板上に形成されたものとすることが好ましい。
(5)前記導体はフレキシブル基板に形成されていることが好ましい。
)前記フレキシブル基板は突出部を有し、前記第1・第2の各コイル接続部が前記突出部に形成されたものとすることが好ましい。
(7)前記磁性体コアは前記第1のコイル部と前記第2のコイル部とが並ぶ方向の端部で屈曲していてもよい。
(8)また、この発明のアンテナ装置は、前記アンテナコイルと、前記第1のコイル部および前記第2のコイル部の各コイル接続部が接続される配線パターンが形成された回路基板とを備え、前記アンテナコイルの主面と前記回路基板の主面とが平行になるように前記回路基板に前記アンテナコイルが配置されたものとする。
この発明によれば次のような効果を奏する。
(1)フレキシブル基板を用いてコイルを形成することによって、薄型のアンテナコイルを構成できる。また、第1のコイル部と第2のコイル部との間の導体非形成部に磁束を侵入させる構造とすることによって、アンテナコイルの主面に対して磁束が垂直方向から侵入する状態で通信を行えるようになる。
また、第1のコイル部と第2のコイル部とをフレキシブル基板上では接続せずに、第1・第2のコイル部の接続部が接続される回路基板上の配線によって、例えば第1のコイル部と第2のコイル部とを並列接続することも直列接続することも可能となり、回路設計に応じてアンテナコイルの特性を変更できるようになる。仮に、フレキシブル基板上の導体配線によって第1・第2のコイルを並列接続しようとすれば、パターンが非常に複雑になるが、実装先である回路基板上で接続すれば単純なパターンを形成することで足りる。
(2)第1のコイル部を第1のコイルと第3のコイルとで構成し、第2のコイル部を第1のコイルと対を成す第2のコイルと、第3のコイルと対を成す第4のコイルとで構成して2組のコイルを設けることにより、1組のコイルを受信用コイルと送信用コイルとに切り替える必要がなく、また、送信用と受信用とにそれぞれ最適なアンテナコイルを構成でき、高感度化を図ることができる。
(3)フレキシブル基板に第1・第2のコイルの内側の端部同士または第3・第4のコイルの内側の端部同士を接続する接続導体を形成することにより、第1・第2のコイルまたは第3・第4のコイルを直列接続できるとともに、実装先の回路基板への接続端子数を削減できる。また、上記接続導体をトリミング調整することによって、第1・第2のコイルまたは第3・第4のコイルによるアンテナコイルのインダクタンス調整が可能となる。
(4)第1・第2のコイルと第3・第4のコイルを構成するそれぞれの導体を交互に配置することにより、第1・第2のコイルと第3・第4のコイルの一方を受信用コイル、他方を送信用コイルとして用いたときに、リーダ・ライタへかざした際の最も高い感度が得られる位置を送受共に一致させることができる。
(5)フレキシブル基板に突出部を形成することによって、第1・第2のコイル部の各コイルを回路基板上に形成された配線パターンに容易に接続できるようになる。
(6)発明者らの実験によると、第1のコイル部と第2のコイル部との間の導体非形成部に磁性体コアが存在しなくてもアンテナ感度(通信距離)に影響を与えないことが明らかとなっている。そのため、磁性体コアを第1のコア片と第2のコア片に分割することによってアンテナコイルの体積が減り、アンテナ感度を維持したままアンテナコイルの小型・軽量化を実現することができる。
(7)磁性体コアは第1のコイル部と第2のコイル部とが並ぶ方向の端部で屈曲した構造とすることによってアンテナコイルのコイル軸方向にある端部の断面積が大きくなり、磁束が放射する際の磁気抵抗が小さくなるため、アンテナ感度が向上する。
(8)回路基板へ基板実装用アンテナコイルを実装するだけで、アンテナコイルと回路基板上の回路との接続および各コイル間の接続が容易に行える。
特許文献1に示されているアンテナコイルの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルの構成を示す図である。 第2の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る別の基板実装用アンテナコイルの構成を示す図である。 第3の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す図である。 第4の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルの構成を示す図である。 第5の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルの構成を示す図である。 アンテナコイルのインダクタンス値Lの±1%に対応する磁性体コアの比透磁率μのレンジを表した図である。
符号の説明
2a−第1のコイル部
2b−第2のコイル部
4−磁性体コア
4a−第1のコア片
4b−第2のコア片
4ac,4bc−屈曲部
5−フレキシブル基板
6−突出部
8−導通非形成部
9−回路基板
10,101−アンテナ装置
20,202,203,204,205−基板実装用アンテナコイル
21−第1のコイル
21a,21b−第1のコイル接続部
22−第2のコイル
22a,22b−第2のコイル接続部
23−第3のコイル
24−第4のコイル
25−接続導体
26,27−インダクタンス調整用導体
《第1の実施形態》
第1の実施形態に係る基板実装用アンテナコイル(以下、単にアンテナコイルという。)の構造を、図2および図8を参照して説明する。
図2は第1の実施形態に係るアンテナコイル20の構造を示す図であり、図2(A)は斜視図、図2(B)は磁性体コアへの巻装前のフレキシブル基板の構造を示す展開平面図である。
図2に示すように、第1の実施形態に係るアンテナコイル20は、磁性体コア4と、磁性体コア4の周囲に巻装する1枚のフレキシブル基板5を備える。
磁性体コア4には、例えば主面の横方向が30mm、縦方向が10mmの矩形で厚さが1.5mmのフェライトを用いる。
フレキシブル基板5としてはポリイミドフィルムが好適である。その他にガラスエポキシフィルムといった樹脂フィルムなどの折り曲げ可能な電気絶縁フィルムを用いることもできる。このフレキシブル基板5の表面には導体を形成していて、この導体によって磁性体コア4の周囲に第1のコイル部2aと第2のコイル部2bを構成している。具体的には第1のコイル部2aは、磁性体コア4の左端部に磁性体コアの左端より1mm内側の位置から1mmピッチで6ターンの第1のコイル21を巻回して構成している。第2のコイル部2bについても同様に、磁性体コア4の右端部に磁性体コアの右端より1mm内側の位置から1mmピッチで6ターンの第2のコイル22を巻回して構成している。第1のコイル21と第2のコイル22とはコイル軸に対するコイルの巻回方向が逆である。
フレキシブル基板5の一方の長辺の中間位置には突出部6を形成していて、この突出部6に、第1のコイル21の両端を第1のコイル接続部21a,21bとして、同様に第2のコイル22の両端を第2のコイル接続部22a,22bとしてそれぞれ引き出している。
フレキシブル基板5の第1のコイル部2aと第2のコイル部2bとの間には導体非形成部8を設けている。
図2(B)において、フレキシブル基板5の表面には、左右両端に6本ずつ導体を形成している。ここでは導体を単線で描いているが、実際には幅0.5mm〜1mmであり、厚みは0.01mm〜0.05mmである。各導体は、図2(B)において、フレキシブル基板5の下端とは接するが上端とは接しない。これらの導体はスクリーン印刷法などにより形成する。
図2(B)に示したフレキシブル基板5は、導体の上端部と導体の下端部とが重なり合うように、磁性体コア4を挟み、導体を形成した面が外側になるように折り曲げ、重なり合った点同士、例えば図2(B)中に丸印で示す点P1と点P2とを半田付け等によって電気的に接続する。これによって導体を一連のコイルとして構成する。なお、フレキシブル基板5は非常に薄い構造であるため、重なり合った点同士が直接接着されていなくても、フレキシブル基板5を介して、これらを電気的に接続することができる。
図2に示したアンテナコイル20を回路基板に実装するとともに、フレキシブル基板5の突出部6の第1・第2のコイル接続部21a,21b,22a,22bを回路基板上の配線パターンに接続する。回路基板では、その配線パターンによって第1のコイル21と第2のコイル22とを、誘起電圧が加算される方向に直列接続または並列接続する。本実施形態においては、第1のコイル21と第2のコイル22のコイル軸に対する巻回方向が逆であるから、直列接続する場合には第1のコイル21と第2のコイル22の内側端部同士、すなわち第1のコイル接続部21bと第2のコイル接続部22bを接続する。並列接続する場合には第1のコイル21の内側端部と第2のコイル22の外側端部および第1のコイル21の外側端部と第2のコイル22の内側端部、すなわち第1のコイル接続部21bと第2のコイル接続部22a、および第1のコイル接続部21aと第2のコイル接続部22bとを接続する。このように接続することによって、第1のコイル21と第2のコイル22に生じる誘起電圧を加算させることができる。
以上のように構成したアンテナコイル20を用いてRFIDシステム用のリーダ・ライタと通信する場合、アンテナコイル20の導体非形成部8にリーダ・ライタからの磁束が侵入する。したがって、この導体非形成部8は十分な大きさに設けておく。しかしながら、導体非形成部8に侵入した磁束は磁性体コア4の両端方向へ通過しなければならないため、導体非形成部8が大きすぎることにより磁性体コア4の両端部へ磁束が導かれにくい構造であってもならない。この実施形態においては、磁束が集中する磁性体コア4の両端部を第1・第2のコイル部2a,2bとすることによって、導体非形成部8から磁性体コア4に侵入した磁束によって、第1・第2のコイル21,22により電圧が誘起されやすい構造となる。
また、第1のコイル21と第2のコイル22とはフレキシブル基板5上で接続されていないので、アンテナコイル20製作後でも接続方法によって特性を変化させることが可能である。特に、第1のコイル21と第2のコイル22を並列接続した場合には、直列接続の場合よりも直列抵抗が減り、Q値が上がる。フレキシブル基板5上で第1のコイル21と第2のコイル22を並列接続しようとすれば、パターンが複雑になるが、回路基板上で接続することによって、このような問題も生じない。
第1の実施形態では磁性体コア4に対して第1のコイル21と第2のコイル22を対称形に配置しているため、それぞれに侵入する磁束を等しくすることができる。また、第1のコイル21と第2のコイル22のコイルの巻き数とコイル軸が一致しているため、第1・第2のコイル21,22に誘起される電圧を等しくすることができる。
なお、第1の実施形態においては、磁性体コア4を直方体としたが、本発明はこの実施形態に限るものではなく、多角柱や円柱等であっても良い。
第1のコイル21と第2のコイル22とは大きさや巻回数が異なっていてもよい。第2のコイル22の巻回数が第1のコイル21の巻回数よりも多い場合、第2のコイル22に誘起される電圧は第1のコイル21に誘起される電圧よりも大きくなる。このように構成することにより、アンテナコイルのコイル軸方向と直交する方向の磁束だけではなく、アンテナコイルのコイル軸方向と平行方向の磁束とも鎖交することができる。すなわち、アンテナコイルに対してコイル軸方向と平行方向の磁束が通る場合、第1のコイル21と第2のコイル22には逆方向の電圧が誘起されるが、各々の誘起電圧は大きさが異なるので完全にはキャンセルされない。そのため、アンテナコイルのコイル軸方向と平行方向の磁束が侵入したとしても、それによって通信することが可能となる。
また、この実施形態においては、第1のコイル21と第2のコイル22のコイル軸を一致させたが、コイル軸が完全に一致していなくてもアンテナコイルのコイル軸方向と直交する磁束を各コイル部に導くことができる。
また、この実施形態においてはアンテナコイル20を形成する際、フレキシブル基板5は導体が形成されている面を内側にして折り曲げられることも可能である。この場合、アンテナコイル20の表面には導体が露出せず、導体が剥離しにくい構造となる。
また、この実施形態においては、フレキシブル基板5に第1・第2のコイル接続部を引き出すための突出部6を設けたが、コイル接続部から回路基板の配線パターンへの接続はこの実施形態に限られるものではない。さらに、この実施形態においては、第1のコイル21と第2のコイル22のコイル軸に対する巻回方向を逆としたが、巻回方向が同じであっても、アンテナコイル20が実装される回路基板の配線パターンによって、誘起電圧が加算されるように接続されていればよい。
また、前記アンテナコイルを通信用のアンテナ装置に用いる場合、アンテナコイルのインダクタンス値と、別部品としてのコンデンサのキャパシタンス値とにより定まる共振回路の共振周波数を、通信信号の周波数に合せることが好ましい。しかし、磁性体コアの透磁率のばらつきに応じて共振周波数がばらつくので、一般的にはアンテナコイルのインダクタンス値の調整(トリミング)が必要となる。しかし、以下に述べるように比透磁率が100以上である磁性体コアを用いることによって、調整せずとも良好な通信特性を得ることができる。
磁性体コアの透磁率は高ければ高いほどアンテナコイルのL値は高くなるが、100を超えるとL値の変化率が低下し、飽和状態となる。そのため、100を超える比透磁率を目標値として製造し、実際に製造された磁性体コアの比透磁率が100から広い範囲でばらついても、L値は一定の範囲内に収まる。具体的には、アンテナコイルの通信特性を安定させるためにはL値のばらつきを±1%程度に抑える必要があるが、比透磁率100を目標値として製造された磁性体コアの比透磁率が±10%の範囲でばらつきを有していても、L値ばらつきを±1%の範囲に抑えることができる。
ここで、40×10×1[mm]の磁性体コアの両端にそれぞれ5ターンの第1・第2のコイルを配置したアンテナコイルの、磁性体コアの比透磁率μに対するアンテナコイルのインダクタンス値Lとそのばらつきの関係を調べた結果を次の表に示す。
__________________________________
μ Lの中央値 L値-1%に対応するμ L値+1%に対応するμ
__________________________________
60 1.166 56.5(-3.5) 64.0(+4.0)
80 1.215 74.2(-5.8) 86.5(+6.5)
100 1.246 90.7(-9.3) 111.8(+11.8)
__________________________________
図8は上記インダクタンス値Lの±1%に対応する比透磁率μのレンジを図示したものである。このように磁性体コアの比透磁率が100以上であれば、μは21.1のレンジを持つことになり、透磁率のばらつきがレンジ20%程度の磁性体コアを用いるだけで、インダクタンス値のばらつきを±1%以下の変動に抑えることが可能となり、インダクタンス値のトリミングが不要となる。
《第2の実施形態》
第2の実施形態に係るアンテナ装置の構造を、図3・図4を参照して説明する。
図3は第2の実施形態に係るアンテナ装置10の構造を示す斜視図であり、図4は、そのアンテナ装置の一部であるアンテナコイルの磁性体コアへの巻装前のフレキシブル基板の構造を示す展開平面図である。
図3に示すアンテナ装置10は、回路基板9にアンテナコイル202を実装してなる。
アンテナコイル202は、磁性体コア4と、磁性体コア4の周囲に巻装する1枚のフレキシブル基板5を備える。
フレキシブル基板5の表面には導体を形成していて、この導体によって磁性体コア4の周囲に第1のコイル部2aと第2のコイル部2bを構成している。具体的には第1のコイル部2aは、磁性体コア4の左端より1mm内側の位置から2mmピッチで4ターンの第3のコイル23、および3ターンの第1のコイル21を巻回して構成している。第2のコイル部2bについても同様に、磁性体コア4の右端より1mm内側の位置から2mmピッチで4ターンの第4のコイル24、および3ターンの第2のコイル22を巻回して構成している。
第1のコイル21と第2のコイル22とはコイル軸に対するコイルの巻回方向が逆であり、第3のコイル23と第4のコイル24とはコイル軸に対するコイルの巻回方向が逆である。
フレキシブル基板5の一方の長辺の中間位置には突出部6を形成していて、この突出部6に、第1のコイル21の両端を第1のコイル接続部21a,21bとして、同様に第2のコイル22の両端を第2のコイル接続部22a,22bとしてそれぞれ引き出している。また、第3のコイル23の両端を第3のコイル接続部23a,23bとして、同様に第4のコイル24の両端を第4のコイル接続部24a,24bとしてそれぞれ引き出している。
フレキシブル基板5の第1のコイル部2aと第2のコイル部2bとの間には導体非形成部8を設けている。
図4に示したフレキシブル基板5は、導体の上端部と導体の下端部とが重なり合うように、磁性体コア4を挟み、導体を形成した面が外側になるように折り曲げ、重なり合った点同士を半田付け等によって電気的に接続する。これによって導体を一連のコイルとして構成する。
その他の各部の構成は第1の実施形態の場合と同様である。
図3に示したアンテナコイル202を回路基板9に実装するとともに、フレキシブル基板5の突出部6の第1のコイル接続部21a,21b、第2のコイル接続部22a,22b、第3のコイル接続部23a,23b、第4のコイル接続部24a,24bを回路基板上の配線パターンにそれぞれ接続する。この第1・第2のコイルによる組を受信アンテナ、第3・第4のコイルによる組を送信アンテナとしてそれぞれ用いる。
以上のように構成したアンテナ装置10を用いてRFIDシステム用のリーダ・ライタと通信する場合、アンテナコイル202の導体非形成部8にリーダ・ライタからの磁束が侵入し、磁性体コア4に沿って磁束が通るだけでなく回路基板上の導体に遮られて進路を変え、第1〜第4のコイル21〜24のコイル軸を通過する。
上記突出部6の各接続部を回路基板に接続することによって、回路基板上の配線パターンで第1のコイル21と第2のコイル22とを誘起電圧が加算される方向に直列接続または並列接続する。同様に、第3のコイル23と第4のコイル24とを誘起電圧が加算される方向に直列接続または並列接続する。この第1・第2のコイルによる組を受信アンテナ、第3・第4のコイルによる組を送信アンテナとしてそれぞれ用いる。
受信アンテナおよび送信アンテナを別個に設けることによって、アンテナコイルを受信用として機能させる場合と送信用として機能させる場合とで制御回路によって切り替える必要がなくなる。
この実施形態では、第1のコイル部2aは第1のコイル21と第3のコイル23とを交互に配置して構成し、第2のコイル部2bは第2のコイル22と第4のコイル24とを交互に配置して構成したので、送受それぞれ2つのコイル、計4つのコイル全てをフレキシブル基板の片面に形成できる。そのためフレキシブル基板5を低コスト化できる。また、交互に形成することによって送信用のコイルと受信用のコイルをほぼ同領域に構成することができるので、リーダ・ライタへかざした際の最も高い感度が得られる位置を送受で一致させることができる。勿論、送信用の2つのコイルと受信用の2つのコイルをフレキシブル基板の別々の面に形成してもよい。その場合、フレキシブル基板5の製造コストが嵩むが第1・第2のコイル部2a,2bの領域を小さく形成できる。
《第3の実施形態》
第3の実施形態に係るアンテナ装置の構造を、図5を参照して説明する。
図5は第3の実施形態に係るアンテナ装置101の構造を示す斜視図である。
図5に示すように、第3の実施形態に係るアンテナ装置101は、回路基板9にアンテナコイル203を実装してなる。
アンテナコイル203は、第1のコア片4aと、第2のコア片4bと、第1のコア片4aと第2のコア片4bの周囲に巻装される1枚のフレキシブル基板5を備える。
第1のコア片4aと第2のコア片4bにはそれぞれ、例えば主面の横方向が8mm、縦方向が10mmの矩形で厚さが1.5mmのフェライト板を用いる。第1・第2のコア片4a,4bにおける主面の横方向の辺は同一直線上にあり、第1のコア片4aと第2のコア片4bとの間の距離は24mmとした。このように配置することによって形成した第1のコア片4aと第2のコア片4bとの間に導体非形成部8を設けている。
フレキシブル基板5の表面には導体によって第1のコア片4aと第2のコア片4bの周囲にそれぞれ第1のコイル部2aと第2のコイル部2bを構成している。具体的には第1のコイル部2aは、第1のコア片4aにその左端より1mm内側の位置から2mmピッチで4ターンの第3のコイル23、および3ターンの第1のコイル21を巻回して構成している。第2のコイル部2bについても同様に、第2のコア片4bにその右端より1mm内側の位置から2mmピッチで4ターンの第4のコイル24、および3ターンの第2のコイル22を巻回して構成している。
第1のコイル21と第2のコイル22とはコイル軸に対するコイルの巻回方向が逆である。同様に、第のコイル23と第のコイル24とはコイル軸に対するコイルの巻回方向が逆である。
第1のコイル部2aと第2のコイル部2bの各コイルのコイル軸は、第1のコア片4aと第2のコア片4bの横方向と平行である。
また、フレキシブル基板5の表面には、第3のコイル23の内側の端部と第4のコイル24の内側の端部とを接続導体25で接続している。さらに、この接続導体25には2つのインダクタンス調整用導体26,27を形成している。
フレキシブル基板5の一方の長辺の中間位置には突出部6を形成していて、この突出部6に、第1のコイル21の両端を第1のコイル接続部21a,21bとして、同様に第2のコイル22の両端を第2のコイル接続部22a,22bとしてそれぞれ引き出している。また、第3のコイル23の片端を第3のコイル接続部23aとして、同様に第4のコイル24の片端を第4のコイル接続部24aとしてそれぞれ引き出している。
その他の各部の構成は第1・第2の実施形態の場合と同様である。
前記インダクタンス調整用導体26は、3つの電流経路26a,26b,26cを備えていて、このうち1つの経路を残し、他の2つの経路をトリミング(切断)することによって3通りの電流経路を選択可能としている。同様にインダクタンス調整用導体27は、3つの電流経路27a,27b,27cを備えていて、このうち1つの経路を残し、他の2つの経路をトリミング(切断)することによって3通りの電流経路を選択可能としている。これらの電流経路の組み合わせの選択によって第3・第4のコイルを組とするアンテナコイルのインダクタンスを調整可能としている。
第1のコア片4aの外側の端部にはコイルの軸方向に直交する方向に延びる、磁性体コアの屈曲部4acを備えている。同様に、第2のコア片4bの外側の端部に屈曲部4bcを備えている。これらの屈曲部4ac,4bcは第1、第2のコア片4a,4bと同じくフェライトからなり、第1、第2のコア片4a,4bの端部に接着している。屈曲部4ac,4bcを設けることによって、第1、第2のコア片の端部において、回路基板9と垂直な方向の断面積が大きくなり、アンテナコイル203のコイル軸方向の端部における磁気抵抗を小さくすることができる。
アンテナコイル203を回路基板9に実装する際、磁性体コアの屈曲部4ac,4bcは回路基板9の両側部より外側に配置する。このように構成することによって、磁性体コアの屈曲部4ac,4bcは回路基板9に形成されている導体の影響を受けることがなく、アンテナコイル203のコイル軸方向の端部における磁気抵抗をさらに小さくすることができるため、アンテナコイルの集磁力が向上し、高い通信感度を有するアンテナ装置とすることができる。また、回路基板9の形状に沿ってアンテナコイル203を形成することができるため、アンテナコイル203と回路基板9とからなるアンテナ装置101を小型化することができる。
なお、この効果は、本実施形態のように端部に屈曲部4ac,4bcを接着した場合だけではなく、屈曲部4ac,4bcを第1、第2の磁性体コア片4a,4bと一体成型した場合にも得ることができる。また、屈曲部4ac,4bcの形状は直方体に限られない。
また、この実施形態においては磁性体コアを第1のコア片4aと第2のコア片4bに分割して用いた。発明者らの知見によると、磁束が侵入する導体非形成部8に磁性体コアが存在しなくてもアンテナ感度が低下しない。そのため磁性体コアを分割することによって、アンテナコイルの体積が減り、アンテナ感度を維持したままアンテナコイルの小型・軽量化を実現することができる。
《第4の実施形態》
第4の実施形態に係るアンテナ装置の構造を、図6を参照して説明する。
図6は第4の実施形態に係るアンテナコイル204の構造を示す図であり、磁性体コアへの巻装前のフレキシブル基板の構造を示す展開平面図および実装先の回路基板上の導体パターンの一部を示す図である。但し、磁性体コアについては第1・第2の実施形態の場合と同様であり、ここでは図示を省略している。
図6に示すように、第4の実施形態に係るアンテナコイル204は、磁性体コアの周囲に巻装される1枚のフレキシブル基板5を備える。フレキシブル基板5の表面には導体を形成していて、この導体によって磁性体コアの周囲に第1のコイル部2aと第2のコイル部2bを構成している。具体的には、第1のコイル部2aは2ターンの第1のコイル21および8ターンの第3のコイル23を巻回して構成している。第2のコイル部2bについても同様に、2ターンの第2のコイル22、および8ターンの第4のコイル24を巻回して構成している。
第1のコイル21と第2のコイル22とはコイル軸に対するコイルの巻回方向が逆であり、第3のコイル23と第4のコイル24とはコイル軸に対するコイルの巻回方向が逆である。
また、フレキシブル基板5の表面には、第3のコイル23の内側の端部と第4のコイル24の内側の端部とにそれぞれ導通するインダクタンス調整用導体26,27を形成している。
フレキシブル基板5の一方の長辺の中間位置には突出部6を形成していて、この突出部6に、第1のコイル21の両端および第2のコイル22の両端をそれぞれ引き出している。また、第3のコイル23および第4のコイル24の外側の片端、インダクタンス調整用導体26,27の内側の片端をそれぞれ引き出している。
前記インダクタンス調整用導体26、27はそれぞれ3つの電流経路を備えていて、これらのトリミングにより電流経路の組み合わせが生じ、その選択によって第3・第4のコイル23,24を組とするアンテナコイルのインダクタンスを調整可能としている。
その他の各部の構成は第1〜第3の実施形態の場合と同様である。
図6において、フレキシブル基板5の外部に表している配線パターンは、アンテナコイル204を実装する回路基板に形成した配線パターンである。この回路基板上の配線パターンによって、第1のコイル21と第2のコイル22のそれぞれの内側の端部同士を接続している。すなわち第1・第2のコイル同士を直列接続している。また、インダクタンス調整用導体27の内側の端部を第3のコイル23の外側の端部に接続し、インダクタンス調整用導体26の内側の端部を第4のコイル24の外側の端部に接続している。すなわち第3・第4のコイル同士を並列接続している。このようにして、アンテナコイル204のコイル接続部の端子数8端子を回路基板上で4端子に変換する。例えば、第1・第2のコイルによる組は送信アンテナ、第3・第4のコイルによる組は受信アンテナとしてそれぞれ用いる。
このようにして実装先の回路基板上の配線パターンによって、受信用のアンテナコイルと送信用のアンテナコイルを任意に構成できる。なお、回路基板には多層配線基板が用いられることが一般的であり、回路基板上の配線パターンによって第3のコイルと第4のコイルとを接続することは非常に容易である。
《第5の実施形態》
第5の実施形態に係るアンテナ装置の構造を、図7を参照して説明する。
図7は第5の実施形態に係るアンテナコイル205の構造を示す図であり、磁性体コアへの巻装前のフレキシブル基板の構造を示す展開平面図および実装先の回路基板上の導体パターンの一部を示す図である。但し、磁性体コアについては第1・第2・第4の実施形態の場合と同様であり、ここでは図示を省略している。
図7に示すように、第5の実施形態に係るアンテナコイル205は、磁性体コアの周囲に巻装される1枚のフレキシブル基板5を備える。フレキシブル基板5の表面には導体を形成していて、この導体によって磁性体コアの周囲に第1のコイル部2aと第2のコイル部2bを構成している。具体的には、第1のコイル部2aは2.5ターンの第1のコイル21および8ターンの第3のコイル23を巻回して構成している。第2のコイル部2bについても同様に、2.5ターンの第2のコイル22および8ターンの第4のコイル24を巻回して構成している。
第1のコイル21と第2のコイル22とはコイル軸に対するコイルの巻回方向が逆であり、第3のコイル23と第4のコイル24とはコイル軸に対するコイルの巻回方向が逆である。
第1のコイル21と第2のコイル22のそれぞれの内側の端部同士は接続導体25によって導通させている。
また、フレキシブル基板5の表面には、第3のコイル23の内側の端部と第4のコイル24の内側の端部とにそれぞれ導通するインダクタンス調整用導体26,27を形成している。
フレキシブル基板5の一方の長辺の中間位置には突出部6を形成していて、この突出部6に、第1のコイル21の外側の片端および第2のコイル22の外側の片端をそれぞれ引き出している。また、第3のコイル23および第4のコイル24の外側の片端、インダクタンス調整用導体26,27の内側の片端をそれぞれ引き出している。
その他の各部の構成は第1〜第4の実施形態の場合と同様である。
図7において、フレキシブル基板5の外部に表している配線パターンは、アンテナコイル205を実装する回路基板に形成した配線パターンである。この回路基板上の配線パターンによって、インダクタンス調整用導体27の内側の端部を第3のコイル23の外側の端部に接続し、インダクタンス調整用導体26の内側の端部を第4のコイル24の外側の端部に接続している。すなわち第3・第4のコイル同士を並列接続している。このようにして、アンテナコイル205のコイル接続部の端子数6端子を回路基板上で4端子に変換する。例えば、第1・第2のコイルによる組は送信アンテナ、第3・第4のコイルによる組は受信アンテナとしてそれぞれ用いる。
このようにして実装先の回路基板上の配線パターンによって、受信用のアンテナコイルと送信用のアンテナコイルを任意に構成できる。

Claims (8)

  1. 平板状の磁性体コアと、
    前記磁性体コアの周囲に巻装され導体と、
    前記導体によって形成され、前記磁性体コアの主面と平行なコイル軸を有する第1のコイル部と、
    前記導体によって形成され、前記磁性体コアの主面と平行なコイル軸を有し、前記第1のコイル部と対を成す第2のコイル部と、
    前記導体によって形成され、前記第1のコイル部の一部をなすとともに、外部の配線パターンに接続される第1のコイル接続部と、
    前記導体によって形成され、前記第2のコイル部の一部をなすとともに、外部の配線パターンに接続される第2のコイル接続部と、
    を備え
    前記第1のコイル部と前記第2のコイル部との間には、前記導体が形成されない導体非形成部が設けられていて、
    前記磁性体コアは第1のコア片と第2のコア片とからなり、前記第1のコイル部は前記第1のコア片の周囲に配置され、前記第2のコイル部は前記第2のコア片の周囲に配置されている、アンテナコイル。
  2. 前記第1のコイル部は第1のコイルと第3のコイルとからなり、前記第2のコイル部は前記第1のコイルと対を成す第2のコイルと、前記第3のコイルと対を成す第4のコイルとからなる請求項1に記載のアンテナコイル。
  3. 前記導体によって前記第1・第2のコイルの内側の端部同士または前記第3・第4のコイルの内側の端部同士を接続する接続導体を形成した請求項2に記載のアンテナコイル。
  4. 前記第1のコイル部は前記第1のコイルと第3のコイルとを交互に配置してなり、前記第2のコイル部は前記第2のコイルと第4のコイルとを交互に配置してなる請求項2または3に記載のアンテナコイル。
  5. 前記導体はフレキシブル基板に形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナコイル。
  6. 前記フレキシブル基板は突出部を有し、前記第1・第2の各コイル接続部が前記突出部に形成されている請求項に記載のアンテナコイル。
  7. 前記磁性体コアは前記第1のコイル部と前記第2のコイル部とが並ぶ方向の端部で屈曲している請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナコイル。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナコイルと、前記第1のコイル部および前記第2のコイル部の各コイル接続部が接続される配線パターンが形成された回路基板とを備え、前記アンテナコイルの主面と前記回路基板の主面とが平行になるように前記回路基板に前記アンテナコイルが配置されてなるアンテナ装置。
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