JP4893631B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体通信用のアンテナコイル備えたアンテナ装置に関する。
近年、電磁誘導を利用した非接触型通信の利用が拡大している。この非接触型通信においては、携帯端末等の携帯電子機器とリーダ・ライタの各々にアンテナを搭載し、互いにデータを交信している。このうち携帯電子機器に搭載されるアンテナには特に、高性能、低価格、小型化の要請が強く、これらを実現するものとしてアンテナコイルが広く用いられている。
特許文献1には磁性体コアにコイル導体が形成されたフレキシブル基板を実装することによって構成されたアンテナコイルが開示されている。図11は特許文献1に記載された発明の構造を示す斜視図である。磁性体コア502にコイル導体が形成された1枚のフレキシブル基板503が実装されている。そして、図12は特許文献1に記載された発明における実装前のフレキシブル基板503の主面を示す平面図である。特許文献1においてはフレキシブル基板503が折り曲げられ、これによって形成された各面が磁性体コア502の主面と側面に接着される。このようにフレキシブル基板503を実装することによって、磁性体コア502には第1のコイル部504aと第2のコイル部504bが形成される。ここで、コイル導体とはフレキシブル基板に形成された線路を指し、コイル部とは渦巻き形状を形成するコイル導体の集合体を意味する。
特開2003−22912号公報
特許文献1に記載されるアンテナコイルを回路基板に実装する場合、通常アンテナコイルの主面は回路基板の主面に接するように実装される。こうして構成されるアンテナ装置を特に携帯端末に搭載する場合、携帯端末のユーザーは回路基板に対して平行に設計される携帯端末の主面とリーダ・ライタの主面とが平面視して重なり合うようにかざすのが通常である。
しかしながら、特許文献1に記載されるアンテナコイルを用いた携帯端末によると、このような使用形態を採った場合にはリーダ・ライタと通信できなかったり通信距離が短かかったりという問題があった。すなわち、特許文献1に記載されるアンテナコイル501は、アンテナコイル501の主面と平行な磁束とは鎖交することができるが、アンテナコイル501の主面に対して垂直な方向の磁束とは鎖交することができなかった。
その理由として第1に、コイル導体がアンテナコイル501の主面略全面に形成されていることがある。そのため、アンテナコイル501が捕えることができる磁束が限られる。第2に、同一のコイル軸に対して第1のコイル部504aと第2のコイル部504bの巻回方向が同じであることが挙げられる。そのため、アンテナコイル501の主面に磁束が進入したとしても第1のコイル部504aと第2のコイル部504bのコイル軸を通過する際には、各コイル部504a,504bには反対方向の磁束が通り、それによって誘起される電圧は反対方向に生じることとなる。したがって、誘起された電圧がキャンセルされ、最適な通信状態を確保し難かった。
上記問題点を踏まえて、本発明はアンテナコイルの主面に対して垂直な方向の磁束と鎖交し、高感度の通信を可能とするアンテナ装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、本願発明は以下のように構成する。
本発明のアンテナ装置は、平板状の磁性体コアと、磁性体コアの周囲に巻装され、表面に導体が形成されたフレキシブル基板と、導体によって形成され、磁性体コアの主面と平行なコイル軸を有する第1のコイル部と、導体によって形成され、磁性体コアの主面と平行なコイル軸を有し、前記第1のコイル部と接続され、前記第1のコイル部とは巻回方向が逆である第2のコイル部と、磁性体コアの主面における第1のコイル部と第2のコイル部の間に設けられ、導体が形成されない非巻回部と、を備えるアンテナコイルを有し
前記アンテナコイルは、前記磁性体コアの主面が平板状の回路基板の主面に対向するように、且つ前記第1・第2のコイル部における前記非巻回部とは逆側の端部前記回路基板の互いに対向する二つの端部または互いに対向する二つの端部近傍内側にそれぞれ位置するように配置されたことを特徴とする。
上記アンテナコイルは、磁性体コアの主面において少なくとも中央部は導体の非巻回部となっていることが好ましい。
また、第1のコイル部と第2のコイル部とが並ぶ方向にある磁性体コアの側面に導体が形成されていないことが好ましい。
また、第1のコイル部と第2のコイル部とが並ぶ方向にある磁性体コアの側面に磁性体コアが連設されていても良い。
また、第1のコイル部と第2のコイル部のコイル軸が一致していることが好ましい。
また、非巻回部が前記磁性体コアの2つの主面に設けられており、非巻回部のうち1つに遮蔽電極が形成されていても良い。
また、導体によって形成された接続導体が、第1のコイル部と前記第2のコイル部とを接続していても良い。
また、接続導体が2つ以上形成されていても良い。接続導体には切欠部が設けられていると好ましい。
また、磁性体コアに少なくとも1つの切欠部を設けることもできる。
また、回路基板の主面の各辺を二等分する中心線のうち少なくとも1つの中心線上に、アンテナコイルの非巻回部が設けられていることが好ましい。
さらに、回路基板の主面には導体が形成されていても良い。
本発明のアンテナコイルによると、次のような効果を得ることができる。
フレキシブル基板を磁性体コアに巻装することによって、アンテナコイルが容易に製作できる。また、磁性体コアの主面における第1のコイル部と第2のコイル部との間に導体の非巻回部を設け、第1のコイル部と第2のコイル部の巻回方向を逆にすることによって、アンテナコイルの主面に対して垂直な方向の磁束と鎖交し、通信感度を高めることができる。
第1の実施形態に係るアンテナコイルの構造を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るフレキシブル基板の構造を示す平面図である。 第2の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 図3に示したアンテナ装置をRFIDシステム用のリーダ・ライタにかざした状態の磁束経路を示す模式図である。 第3の実施形態に係るアンテナコイルの構造を示す斜視図である。 第4の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 第4の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 第5の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す透視図である。 第5の実施形態に係るフレキシブル基板の構造を示す平面図である。 第5の実施形態に係る回路基板の構造を示す平面図である。 従来例に示したアンテナコイルの構造を示す斜視図である。 従来例に示したフレキシブル基板の構造を示す平面図である。
符号の説明
1 アンテナコイル
2 磁性体コア
3 フレキシブル基板
4a 第1のコイル部
4b 第2のコイル部
5 非巻回部
《第1の実施形態》
第1の実施形態に係るアンテナコイルの構造を、図1および図2を参照しながら説明する。図1は第1の実施形態に係るアンテナコイルの構造を示す斜視図である。図2は磁性体コアへの巻装前のフレキシブル基板の構造を示す平面図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係るアンテナコイル1は、平板状の磁性体コア2と、磁性体コア2の周囲に巻装される1枚のフレキシブル基板3を備える。アンテナコイル1の両端には第1のコイル部4aと第2のコイル部4bが形成されている。アンテナコイル1の主面における第1のコイル部4aと第2のコイル部4bの間は導体が形成されない非巻回部5となっており、アンテナコイル1の主面は長手方向を二等分する中心線に関して線対称な形状となっている。したがって、非巻回部5は前記中心線を含む主面の中央部に設けられている。また、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bとが並ぶ方向にある磁性体コア2の側面にはコイル導体が形成されていない。
磁性体コア2には、例えば主面の長手方向が40mm、短手方向が10mmの矩形で厚さが1.5mmのフェライトが用いられる。
また、フレキシブル基板3の表面には導体4が形成されており、この導体4によって磁性体コアの長手方向の中央部を除く両側に、それぞれ第1のコイル部4aと第2のコイル部4bが構成されている。第1のコイル部4aと第2のコイル部4bは、磁性体コア2の長手方向の両側にそれぞれ磁性体コア2が1mmずつ露出するように6ターンずつ巻回されている。このように構成される第1のコイル部4aと第2のコイル部4bは巻回方向が互いに逆であるが、両者のコイル軸は一致しており、かつ前記コイル軸は磁性体コア1の長手方向と平行である。また、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bは接続導体6によって直列に接続されており、全体として1つのコイルを形成している。
ここで、図2において磁性体コア2の周囲に巻装される前のフレキシブル基板3の構造を示す。フレキシブル基板3の平面視した形状は長方形である。フレキシブル基板3の上端側面には入出力端子に接続するための突出部7が形成されている。フレキシブル基板3の材質はポリイミドフィルムである。その他ガラスエポキシフィルムといった樹脂フィルムなどの折り曲げ可能な電気絶縁フィルムを用いることもできる。フレキシブル基板3の表面には、中央部を除く両側に6本ずつ導体4が形成されている。各導体4はその中央部に屈曲部を有し、フレキシブル基板3の下端とは接するが上端とは接しない。また、左右各6本の導体4のうちそれぞれ最も内側に位置する2つの導体は、フレキシブル基板3の上端付近において接続導体6によって接続されている。さらに、導体4の上端部とフレキシブル基板3の上端との間にも導体が形成され、突出部7の端部まで形成されている。なお、導体4はスクリーン印刷やエッチングなどにより形成することができる。以上のように形成されるフレキシブル基板3は、隣り合う導体4の上端部と下端部とが順次重なり合うように、磁性体コア2に巻装される。その際、磁性体コア2を挟んで、導体4が形成された面が内側になるように折り返され、重なり合った点同士(点8と点9)が半田付けによって電気的に接続される。これによって導体4が一連のコイルとして形成される。導体4の端部同士を接続する半田によってフレキシブル基板3は磁性体コア2の周囲に固定され得るが、フレキシブル基板3と磁性体コア2の間を接着剤等で張り合わせることによって安定して製作することが可能である。
このようにして構成される第1の実施形態に係るアンテナコイル1は、図2に示されるように、中央部を除く両側に導体が形成されたフレキシブル基板が磁性体コアに巻装されてアンテナコイルが構成されるため、アンテナコイルの主面と反対主面の両方に、コイル導体が形成されない非巻回部が形成されている。そのため、外部からの磁束を磁性体コア2の主面で捕えることができる。特に、アンテナコイルを携帯端末に搭載する場合、アンテナコイルの主面は携帯端末の基板の主面に対して平行に設置される。外部のリーダ・ライタとの間で非接触通信を行う際、携帯端末のユーザーは通常、基板の主面に対して平行に設計されている携帯端末の主面をリーダ・ライタにかざす。そのため、アンテナコイルの主面においてリーダ・ライタと通信できることが要求される。図1に示されるアンテナコイル1は、磁性体コア2の主面に非巻回部5が設けられており、上述の要請に応えている。
磁性体コア2の主面における第1のコイル部4aと第2のコイル部4bの間の非巻回部5に進入した磁束は磁性体コア2の形状に沿って進行方向を曲げられ、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bのコイル軸を通過する。第1のコイル部4aと第2のコイル部4bのコイル軸には反対方向の磁束が通ることとなるが、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bは巻回方向が逆であるため同一方向の電圧が誘起される。本実施形態においては、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bのコイル軸が一致しているため、第1のコイル部4aと第2のコイル部504bには等しい大きさの電圧が誘起される。また、本実施形態においては、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bとが並ぶ方向にある磁性体コア2の側面には、コイル導体が形成されていない。そのため、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bを通過した磁束は前記側面から放射される。このように主面から側面へ磁束の進路が形成されることによってアンテナコイル1の放射効率が向上する。
一方、外部からの磁束はアンテナコイル1の側面からも進入する。進入した磁束は第1のコイル部4aと第2のコイル部4bを通過した後、アンテナコイル1の主面に設けられた非巻回部5から放射される。側面から進入する磁束は、主面から進入する磁束とは進行方向が異なるため、磁束同士がベクトルの足し算により打ち消し合うが、通常主面から進入する磁束が側面から進入する磁束よりも非常に多くなるため、アンテナコイル1に進入し電磁誘導を引き起こす磁束は相対的に多くなる。したがって、高感度な通信が可能となる。
本実施形態においては磁性体コア2にフレキシブル基板3を巻装することによってアンテナコイル1が構成されているため、容易に製作することができる。
以上の説明においては、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bの導体の巻き数や巻き間隔を等しくしたが、巻き数や巻き間隔は異なっていても良い。また、各コイル部4a,4bは単一のループであっても2巻き以上のループから構成されていても良い。さらに、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bのコイル軸が完全に一致している構造に限られず、磁性体コア2の形状や導体4の形成方法等によってコイル軸がずれても構わない。また、本実施形態においては、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bとを直列に接続したが、接続箇所と接続方法を変更することによって、第1のコイル部4aと第2のコイル部4bとを並列に接続することも可能である。
《第2の実施形態》
第2の実施形態に係るアンテナ装置の構造を図3を参照しながら説明する。図3は第2の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。
図3に示すように、第2の実施形態におけるアンテナ装置10においては回路基板17にアンテナコイル11が実装されている。回路基板17は、例えば長手方向の長さを90mm、短手方向の長さを40mmの矩形の主面を有する。アンテナコイル11の長手方向の長さと回路基板17の短手方向の長さは一致しており、アンテナコイル11の長手方向の端部と回路基板17の短手方向の端部が重なり合うようにアンテナコイル11が実装されている。アンテナコイル11は例えば接着剤を用いて回路基板17に固定されている。
アンテナコイル11は第1の実施形態のものを用いているため、ここでは説明を省略するが、入出力端子に接続するための突出部は設けない。この場合、例えばアンテナコイル11に形成された導体と回路基板17に形成された導体とを接続し、回路基板17に形成された導体を介して入出力端子に接続することも可能である。回路基板17には、回路基板17の主面と磁性体コア12の主面が対向し、かつ磁性体コア12の長手方向の辺と回路基板17の短手方向の辺とが平行になるようにアンテナコイル11が設置される。
以上のようにアンテナ装置10を構成することにより得られる動作を以下に説明する。
図4において、φはリーダ・ライタ20からの磁束を示している。通常アンテナ装置が携帯端末に搭載される場合、携帯端末の主面とアンテナ装置の回路基板とが平行になるようにアンテナ装置が設置される。また、携帯端末のユーザーは携帯端末の主面をリーダ・ライタの主面に対して平行になるようにかざす。図4はこのような使用形態を採った場合におけるリーダ・ライタ20からの磁束経路と、アンテナ装置の断面構造を示している。図4から明らかなように、リーダ・ライタ20からの磁束φは、アンテナコイル11の第1のコイル部14aと第2のコイル部14bの間に設けられたコイル導体の非巻回部15に進入する。進入した磁束は磁性体コア12の形状に沿うだけでなくアンテナコイル11の背後に存在する回路基板17に進路を遮られて、進行方向をほぼ90°曲げられる。そして、第1のコイル部14aと第2のコイル部14bを通過する。リーダ・ライタからの磁束φはこのような進路を採るため、アンテナコイル11のコイル軸とリーダ・ライタ20からの磁束φが直交していてもアンテナコイル11がリーダ・ライタ20からの磁束φを捕らえて鎖交し、電磁誘導を引き起こすことができる。特に本実施形態においては、第1のコイル部14aと第2のコイル部14bはそれぞれ磁性体コア12の周囲に形成されるため、各コイル部14a,14bのコイル軸に磁束が通る構成となっている。したがって、電圧が誘起されやすい。
本実施形態のアンテナ装置10は、回路基板17の主面における短手方向の長さをX、アンテナコイル11のコイル軸方向の長さをYとしたとき、X=Yとなるようアンテナコイル11が実装されている。発明者らの知見によると、X≧Y≧0.8Xを満たすようにアンテナコイルを回路基板に設置することにより、アンテナコイルのコイル軸方向の端部が回路基板の端部に近づき、アンテナコイルのコイル軸方向の端部における磁気抵抗を小さくすることができるため、アンテナコイルの集磁効果が向上し、高い通信感度を有するアンテナ装置とすることができる。第2の実施形態は上記不等式を満たしている。
また、本実施形態においてアンテナコイル11の主面は長手方向を二等分する中心線に関して線対称な形状となっており、非巻回部15は前記中心線を含む主面の中央部に設けられている。また、回路基板17の短手方向の端部とアンテナコイル11の長手方向の端部とが重なり合うように設置されているため、平面視すると回路基板17の短手方向を二等分する中心線上にアンテナコイル11の非巻回部5が位置することとなる。このように構成することによって、アンテナ装置10を搭載した携帯端末のユーザーが携帯端末の主面の中央部をリーダ・ライタにかざした時、最も磁束を捕え易い構造となる。
なお、第2の実施形態におけるアンテナ装置10は、アンテナコイル11と回路基板17とを接着剤により固定しているが、アンテナコイルの回路基板への実装方法はこれに限られるものではない。また、回路基板17の長手方向を二等分する中心線上にアンテナコイル11の非巻回部5が位置する構成としても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
《第3の実施形態》
第3の実施形態に係るアンテナコイルの構造を、図5を参照しながら説明する。図5は接続導体36を5つ形成したアンテナコイル31の構成を示す斜視図である。
フレキシブル基板33に形成された5つの接続導体36a,36b,36c,36d,36eによって第1のコイル部34aと第2のコイル部34bの最も内側に位置する導体同士が接続され、各接続導体は等間隔で形成されている。接続導体を除くアンテナコイル31の構造は第1の実施形態に則って構成されている。ただし、入出力端子に接続するための突出部は設けない。
フレキシブル基板33に形成された5つの接続導体36a,36b,36c,36d,36eのうち1つを除く接続導体をリュータやレーザ等により切断すると、第1のコイル部34aまたは第2のコイル部34bから来る電流のパスは1つに決定される。パスによって各コイル部を構成する導体34の長さは変更され、接続導体36b,36c,36d,36eを切断して電流のパスを接続導体36aとした場合には各コイル部を構成する導体34の長さが最も短くなり、逆に接続導体36a,36b,36c,36dを切断して電流のパスを接続導体36eとした場合には最も長くなる。各コイル部34a,34bを構成する導体34の長さが変化すると、アンテナコイル31のインダクタンス値も変化する。そして、アンテナコイル31のインダクタンス値を変更すると、アンテナコイル31と容量で構成される共振回路の共振周波数を調整することができる。そもそもアンテナコイル31においては、共振周波数に関わらずコイル部を通る磁束の変化によって電圧が誘起されるが、共振周波数と進入する磁束の周波数とが一致した場合には特に大きな電圧が誘起される。したがって、共振回路の共振周波数を所望の値に調整することによって生じる電圧が大きくなり、アンテナの通信感度が向上する。図5のようにアンテナコイル31を形成すると、アンテナコイル31の製作後にインダクタンスを選択することができるため、非常に容易にアンテナの通信感度を向上させることができる。
なお、図5に記載されるアンテナコイル31においてはリーダ・ライタからの磁束が進入する非巻回部に接続導体36a,36b,36c,36d,36eが形成されている。これら接続導体36a,36b,36c,36d,36eは磁束の進入を妨げ得るが、接続導体36a,36b,36c,36d,36eが形成される部分の、非巻回部の面積に対する割合は非常に小さいため、磁束はスムーズに進入するものと考えられる。
本実施形態においては接続導体36を切断することによってアンテナコイル31と容量で構成される共振回路の共振周波数を調整したが、共振周波数の調整は磁性体コアを切り欠くことによっても可能である。アンテナコイルに進入した磁束は磁性体コアの形状に沿って曲げられ、第1のコイル部と第2のコイル部の方向へと向かう。その際、磁束の通路となる磁性体コアの形状を変化させると、アンテナコイルのインダクタンス値が変更される。上述した通り、アンテナコイルの共振周波数はインダクタンス値によって決定されるため、磁性体トリミングによって共振周波数を調整することができる。さらに、接続導体と磁性体コアとを同時にトリミングすることも可能である。
《第4の実施形態》
第4の実施形態に係るアンテナ装置は、以下の各実施例に示すように、アンテナコイルが回路基板に間隙を有して実装されることによって構成される。また、アンテナコイルの回路基板と対向する面には遮蔽電極が形成されていることも、本実施形態に特有である。その他の構成で、以下の実施例に記載されない構成は、第1の実施形態に則するものとする。ただし、入出力端子に接続するための突出部は設けない。
(実施例1)
実施例1に係るアンテナ装置の構造を、図6を参照しながら説明する。図6は実施例1に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。
図6に示すように、実施例1に係るアンテナ装置40においては、アンテナコイル41と回路基板47との間に間隙が形成されている。間隙は、例えばアンテナコイル41を図示されない携帯端末等の筐体に固定することによって、アンテナコイル41と回路基板47との間に形成することができる。アンテナコイル41において、磁性体コア42の回路基板47と対向する面には遮蔽電極48が形成されている。遮蔽電極48は磁性体コアの回路基板47と対向する面における非巻回部(図示しない)と、第1、第2のコイル部44a,44bが形成されている部分を完全に覆うように形成されている。なお、遮蔽電極48は第1、第2のコイル部44a,44bと導通しないように、第1、第2のコイル部44a,44bに非導電性接着剤等を塗布した後に形成される。
回路基板47は、例えば長手方向の長さを90mm、短手方向の長さを40mmの矩形の主面を有する。アンテナコイル41の短手方向の辺と回路基板47の長手方向の辺とが平行になるように、アンテナコイル41を配置する。また、回路基板47とアンテナコイル41との間の間隙は1mmとする。
このように構成することによって、得られる動作を以下に説明する。回路基板47とアンテナコイル41との間に間隙が設けられている場合には、磁性体コアの回路基板47と対向しない主面における非巻回部45に進入した磁束が進行方向を変えずに直進したり、進行方向を変えて第1のコイル部44aと第2のコイル部44bに進入した磁束が第1、第2のコイル部44a,44bの、回路基板47と対向する面から放射される可能性がある。このように回路基板47と対向する面から磁束が放射されると、第1のコイル部44aと第2のコイル部44bを通過することができないため、電磁誘導を引き起こすことができない、もしくは誘起される電圧が非常に小さいという問題がある。しかしながら、本実施形態においては、磁性体コア42の回路基板47と対向する面に遮蔽電極48が形成されているため、遮蔽電極が形成されていない、回路基板47と対向しない主面における非巻回部45に進入した磁束が直進して磁性体コア42を貫通することや回路基板47と対向する面から磁束が放射されることを防ぐことができる。したがって、アンテナコイル41の主面に対して垂直な方向からの磁束と鎖交し、第1のコイル部44aと第2のコイル部44bとからなるコイルに十分な電圧を生じさせることができる。
(実施例2)
実施例2に係るアンテナ装置の構造を、図7を参照しながら説明する。図7は実施例2に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。
図7に示すように、実施例2に係るアンテナ装置50においては、アンテナコイル51が間隙を有して回路基板57に実装されている。アンテナコイル51は、磁性体コア52a(以下、第1の磁性体コアと称する)のコイル軸方向の両端面に、コイル軸方向と直交する方向に延びる磁性体コア52b,52c(以下、第2の磁性体コア、第3の磁性体コアと称する)が連設された構造である。第1の磁性体コア52aの長手方向の長さは45mmであるが、その他第1の磁性体コア52a及びフレキシブル基板の構成は第1の実施形態に則するものとする。ただし、入出力端子に接続するための突出部は形成しない。第2の磁性体コア、第3の磁性体コア52b,52cはそれぞれ、長手方向の長さが10mm、短手方向の長さが1mmの矩形の主面と3.5mmの厚さを有する。第2の磁性体コア、第3の磁性体コア52b,52cは第1の磁性体コア52aのコイル軸方向にある端面に接着されている。また、第2の磁性体コア52bの長手方向の辺は磁性体コア52aの短手方向の辺と重なり合い、第2の磁性体コア52bの短手方向の辺は第1の磁性体コア52aの長手方向の辺と同一直線上に並ぶよう配置されている。遮蔽電極58は、第1の磁性体コア52aの回路基板57と対向する面に形成され、第1の磁性体コア52aの面全体を覆うものとする。
回路基板57は、長手方向90mm、短手方向45mmの主面を有する。アンテナコイル51の長手方向の辺と回路基板57の短手方向の辺とが平行になるように、アンテナコイル51を配置する。また、回路基板57とアンテナコイル51との間の間隙は1mmとする。このようにアンテナコイル51を回路基板57に実装すると、アンテナコイル51の端部に連設される磁性体コア52b,52cが回路基板57の側面に沿う形状となる。
以上のようにアンテナ装置50を構成することによって、アンテナコイル51の非巻回部に進入した磁束は第1のコイル部54aと第2のコイル部54bを通過する。第1の磁性体コア52aには遮蔽電極58が形成されているので、アンテナコイル51と回路基板57との間に間隙が設けられていても、第1のコイル部54aと第2のコイル部54bを通過することなく放射されることはない。第1、第2のコイル部54a,54bを通過した磁束は連設された第2、第3の磁性体コア52b,52cに進入し、第2、第3の磁性体コア52b,52cの側面もしくは端面から放射される。
本実施例においてはアンテナコイル51の端部に第2の磁性体コアと第3の磁性体コア52b,52cが形成されるため、端部における磁気抵抗が低下する。そのため、第1のコイル部54aと第2のコイル部54bを通過する磁束が増加し、これによって誘起される電圧が増加する。したがって、さらに高感度な通信が可能となる。なお、本実施例においては、連設される第2、第3の磁性体コア52b,52cを直方体としたが、側面が湾曲しているなど他の形状であっても同様の効果を得ることができる。また、第2の磁性体コア52b、第3の磁性体コア52cが連設される構造のみならず、3つの磁性体コア52a,52b,52cが一体的に形成されていても良い。さらに、連設される第2の磁性体コア52b、第3の磁性体コア52cの回路基板57と対向する面にも遮蔽電極が形成されていても良い。
本実施形態においては、アンテナコイル41,51と回路基板47,57との間に間隙を形成しているが、このような構成により回路基板47,57の設計上の自由度が増す。また、上述した通り、アンテナコイル41,51の回路基板47,57と対向する面に遮蔽電極48,58を形成することによって、アンテナコイル41,51と回路基板47,57との間に間隙が設けられていてもリーダ・ライタと高感度な通信を実現することができる。したがって、アンテナコイル41,51と回路基板47,57とからなるアンテナ装置40,50を携帯端末に搭載する場合、アンテナコイル41,51を携帯端末の筐体に接着させて、回路基板との間に間隙を設けることも可能となる。その他、主筐体と副筐体を備える二つ折りの携帯端末に上記アンテナ装置40,50を搭載する場合、主筐体に回路基板47,57を、副筐体にアンテナコイル41,51を設置し、携帯端末を折りたたんだ状態でリーダ・ライタ側から見てアンテナコイル41,51の背後に回路基板47,57が存在するよう形成することもできる。このように、遮蔽電極48,58を形成したアンテナコイル41,51を間隙を有して回路基板47,57に実装することによって、アンテナ装置40,50の携帯端末への設置場所に関して、設計上の自由度が増す。なお、本実施形態においては、第1の磁性体コア42a,52aの回路基板47,57と対向する面において、非巻回部45,55と第1、第2のコイル部44a,44b,54a,54bを覆うように遮蔽電極48,58を形成したが、遮蔽電極48,58が非巻回部45,55のみ、あるいはコイル部44a,44b,54a,54bのみを覆う構造であっても構わない。
《第5の実施形態》
第5の実施形態に係るアンテナ装置の構造について、図8から図10を参照しながら説明する。図8は第5の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す透視図である。図9は第5の実施形態に用いられるフレキシブル基板の構造を示す平面図である。図10は第5の実施形態に用いられる回路基板の構造を示す平面図である。本実施形態ではフレキシブル基板と回路基板に形成された導体によってコイル部を構成している。
図8に示すように、第6の実施形態に係るアンテナ装置60は回路基板67の主面とアンテナコイル61の主面が対向するように、回路基板67にアンテナコイル61が接着されることによって構成されている。アンテナコイル61には第1のコイル部64aと第2のコイル部64bが形成され、アンテナコイル61の主面における両者の間は導体が形成されない非巻回部65となっている。また、アンテナコイル61の第1のコイル部64aと第2のコイル部64bのコイル軸方向の側面には導体が形成されていない。
図9には磁性体コアに巻装される前のフレキシブル基板63の構造が示されている。フレキシブル基板63には、左右に6本ずつ導体64が形成されている。フレキシブル基板63の両端近くに位置する2本の導体を除く導体64は、それぞれフレキシブル基板63の上端、下端と接している。左右に6本ずつ形成された導体64のうち、フレキシブル基板63の両端近くに位置する2本の導体には入出力端子に接続するための端子69a,69bが形成されている。このように形成されるフレキシブル基板63が、磁性体コア62の主面と2側面および反対主面の一部を覆い、導体64が形成される面が外側になるように磁性体コア62に巻装される。
図10にはアンテナコイルが実装される前の回路基板67の構造が示されている。回路基板67にも、左右に6本ずつ導体74が形成されている。このうち最も内側に位置する2本は、同じく回路基板67上に形成された接続導体66によって接続されている。このように構成される回路基板67には、回路基板67上に形成された導体74の端部、例えば点71と、上述したフレキシブル基板上に形成された導体64の端部、例えば点70と、が重なり合うようにアンテナコイル61が接着される。これによって導体が、第1のコイル部64aと第2のコイル部64bを有する一連のコイルとして形成される。
以上のようにアンテナ装置60を構成しても、第1のコイル部64aと第2のコイル部64bとその間に形成された非巻回部65を有するアンテナコイル61を製作することができるため、アンテナコイル61の主面に対して垂直な方向の磁束と良好に鎖交し、高感度な通信を実現することができる。
また、回路基板67に形成した導体74とフレキシブル基板63に形成した導体64とを接続して第1のコイル部64aと第2のコイル部64bを形成する方法を採ることによって、フレキシブル基板63上に形成された導体の端部同士を半田付け等によって電気的に接続する必要がないため、工程数が削減され、製作がより容易になる。

Claims (13)

  1. 平板状の磁性体コアと、
    前記磁性体コアの周囲に巻装され、表面に導体が形成されたフレキシブル基板と、
    前記導体によって形成され、前記磁性体コアの主面と平行なコイル軸を有する第1のコイル部と、
    前記導体によって形成され、前記磁性体コアの主面と平行なコイル軸を有し、前記第1のコイル部と接続され、前記第1のコイル部とは巻回方向が逆である第2のコイル部と、
    前記磁性体コアの主面における前記第1のコイル部と前記第2のコイル部の間に設けられ、前記導体が形成されない非巻回部と、
    を備えるアンテナコイルを有し
    前記アンテナコイルは、前記磁性体コアの主面が平板状の回路基板の主面に対向するように、且つ前記第1・第2のコイル部における前記非巻回部とは逆側の端部前記回路基板の互いに対向する二つの端部または互いに対向する二つの端部近傍内側にそれぞれ位置するように配置された、アンテナ装置。
  2. 前記磁性体コアの主面において少なくとも中央部は前記導体の非巻回部となっていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1のコイル部と前記第2のコイル部とが並ぶ方向にある前記磁性体コアの側面に前記導体が形成されていないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1のコイル部と前記第2のコイル部とが並ぶ方向にある前記磁性体コアの側面の少なくとも一方に、磁性体コアが連設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1のコイル部と前記第2のコイル部の前記コイル軸が一致していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記磁性体コアの1つの主面において、少なくとも一部に遮蔽電極が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記導体によって形成された接続導体が、前記第1のコイル部と前記第2のコイル部とを接続していることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記接続導体が2つ以上形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記2つ以上形成された接続導体の少なくとも一つを除き、切欠部により接続が遮断されたことを特徴とする請求項8に記載のアンテナ装置。
  10. 前記磁性体コアが少なくとも1つの切欠部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  11. 前記アンテナコイルの第1のコイル部と第2のコイル部とが並ぶ方向の長さをX、前記回路基板の前記方向の長さをYとしたとき、Y≧X≧0.8Yを満たすことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  12. 前記回路基板の主面の各辺を二等分する中心線のうち少なくとも1つの中心線上に、前記アンテナコイルの非巻回部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  13. 前記回路基板の主面に導体が形成され、該導体が前記第1のコイル部と前記第2のコイル部とのうち少なくとも一方の一部を構成することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
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