JP3957000B1 - 基板実装用アンテナコイル及びアンテナ装置 - Google Patents

基板実装用アンテナコイル及びアンテナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】設置が容易で、かつ設置方法によるアンテナ感度のばらつきが生じない基板実装用アンテナコイルを提供する。
【解決手段】第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとフレキシブル基板5とを備えるアンテナコイル2において、フレキシブル基板5の表面にはコイル導体が形成されており、フレキシブル基板5が第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bの周囲に巻装されることによって、第1の磁性体コア4aの周囲に第1のコイル部2aが、第2の磁性体コア4bの周囲に第1のコイル部2aと巻回方向が逆である第2のコイル部2bが形成される。第1のコイル部2aと第2のコイル部2bは接続されており、全体として1つのコイルを構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部機器と電磁界信号を介して通信するRFID(Radio Frequency Identification)システムに用いられる基板実装用アンテナコイル及び該アンテナコイルを備えるアンテナ装置に関する。
近年、利用が拡大しているRFIDシステムにおいては、携帯電話等の携帯電子機器とリーダ・ライタの各々に情報通信用のアンテナを搭載し、互いにデータを交信している。このうち携帯電子機器に搭載されるアンテナには特に、高性能、低価格、小型化の要請が強く、これらを実現するものとしてアンテナコイルが用いられている。
例えば特許文献1においては、携帯電子機器に搭載されるアンテナが開示されている。図17は特許文献1に記載されるアンテナ装置の構造を示す斜視図である。基板101に実装された情報通信用アンテナ102を構成するコイルが、複数のセグメント102a,102bから構成されている。各セグメントは磁性体コアとその周囲に巻かれたコイルからなる。第1のセグメント102aのコイルの巻回方向は左巻き、第2のセグメント102bのコイルの巻回方向は右巻きであり、第1のセグメント102aのコイルと第2のセグメント102bのコイルとは接続されている。各セグメント102a,102bの間にはコイル導体が形成されない部分(以下、非巻回部という)が設けられている。このようにアンテナコイル102を実装した場合、基板に対して垂直な磁束は非巻回部に侵入した後ほぼ90°曲げられて、第1のセグメント102aと第2のセグメント102bへと導かれる。そして、磁束が各セグメント102a,102bのコイルのコイル軸を通ることによってコイルに電圧が誘起され、通信が可能となる。
特開平11−122146号公報
上記アンテナコイル102は、コイル導体の非巻回部に侵入した磁束が各セグメント102a,102bに導かれることによってアンテナとして機能する構造である。非巻回部が小さい場合には十分な磁束を捕らえることができず、大きすぎる場合には磁束が各セグメント102a,102bに導かれないため、いずれの場合でも各セグメント102a,102bのコイルのコイル軸に磁束が通らず電磁誘導が起こらない。したがって、各セグメント102a,102bは一定の間隔を設けて設置される必要がある。
ところが、特許文献1に記載される構造によると、アンテナ102を携帯電子機器の基板101に実装する際、アンテナ102を構成する各セグメント102a,102bは個別に固定される。そのため、セグメント間の距離を一定にしようとすると固定場所の微細な調整が必要であり、多段階の工程を要した。また、固定する場所によってセグメント間の距離が異なって、アンテナが設置される携帯電子機器の構造によっては期待されるアンテナ感度が実現されない、という問題があった。
そこで、本発明の目的は、設置が容易で、かつ設置場所によるアンテナ感度のばらつきが生じない基板実装用アンテナコイルを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、外部からの磁束に対して高感度なアンテナ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の基板実装用アンテナコイルは、平板状の第1の磁性体コアと、第1の磁性体コアと間隙を設けて並置された平板状の第2の磁性体コアと、前記2つの磁性体コアに巻装され、表面に導体が形成された1枚のフレキシブル基板と、前記導体によって第1の磁性体コアの周囲に形成された第1のコイル部と、前記導体によって第2の磁性体コアの周囲に形成され、前記第1のコイル部とコイル軸方向が一致しており、第1のコイル部とは巻回方向が逆である第2のコイル部と、前記導体によって形成され、第1のコイル部と第2のコイル部とを接続する接続導体と、を備えるものである。
また、アンテナコイルは、前記アンテナコイルのコイル軸方向の長さをA、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの距離をBとしたとき、0.6A≧B≧0.4Aを満たすことが効果的である。
また、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとは、同一形状であることが好ましい。
また、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとは、主面が同一方向を向くように並置されていることが好ましい。
また、前記コイル軸方向の両外側に位置する、前記第1の磁性体コアおよび前記第2の磁性体コアの端部の少なくとも一方に、磁性体コアが連設されていることが望ましい。
そして、第1のコイル部と第2のコイル部とは、コイルの巻回数が互いに等しくても、互いに異なっていても良い。
また、第1のコイル部と第2のコイル部とを接続する接続導体を2つ以上形成することもできる。
また、アンテナコイルの主面のうち一方に電極を形成することもできる。
さらに、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとを接続し、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとが並ぶ方向と直交する方向の断面積が第1の磁性体コアと第2の磁性体コアよりも小さい第3の磁性体コアを備えていても良い。
また、上記のように構成される基板実装用アンテナコイルが実装される回路基板は、前記基板実装用アンテナコイルのコイル軸方向の長さをX、前記コイル軸方向の前記基板実装用アンテナコイルの中心線を前記回路基板上に投影した仮想線と前記回路基板の外周との2つの交点間の距離をYとしたとき、Y≧X≧0.8Yを満たすことが好ましい。
また、前記仮想線と前記基板実装用アンテナコイルのコイル軸方向の端面との2つの交点をそれぞれx1、x2、前記仮想線と前記回路基板の外周との2つの交点のうちx1に近い交点をy1、x2に近い交点をy2とし、x1とy1の距離をD1、x2とy2の距離をD2としたとき、D1=D2であると良い。
さらに、基板実装用アンテナコイルは回路基板と間隙を有して前記回路基板に実装され、前記アンテナコイルが前記回路基板と対向する面に前記電極が形成されていることが望ましい。
以上のような構成によって、本発明は以下のような効果を奏する。
第1の磁性体コアと第2の磁性体コアにフレキシブル基板を巻装して第1のコイル部と第2のコイル部を有する基盤実装用アンテナコイルを構成することにより、第1のコイル部と第2のコイル部との間に形成される非巻回部の面積が一定に保たれるため、基板への実装方法に左右されず、一定のアンテナ感度を有するアンテナコイルを実現することができる。
また、アンテナコイルが実装されたアンテナ装置に関して、アンテナコイルのコイル軸方向の長さをX、コイル軸方向の磁性体コアの中心線を回路基板上に投影した仮想線と回路基板の外周との2つの交点間の距離をYとしたとき、Y≧X≧0.8Yを満たすようにアンテナコイルを実装することにより、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとが並ぶ方向にあるアンテナコイルの端部において磁気抵抗が小さくなるため、アンテナコイルの集磁効果が向上し、高い通信感度を有するアンテナ装置が構成できる。
《第1の実施形態》
第1の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルの構造を、図1および図2を参照しながら説明する。図1は第1の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルの構造を示す斜視図および平面図である。図2は磁性体コアへの巻装前のフレキシブル基板の構造を示す平面図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係るアンテナコイル2は、第1の磁性体コア4aと、第2の磁性体コア4bと、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bの周囲に巻装される1枚のフレキシブル基板5を備える。なお、フレキシブル基板5は単線で図示しているが、実際には数10μm程度の厚さを有する。
第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bにはそれぞれ、例えば主面の横方向が8mm、縦方向が10mmの矩形で厚さが1.5mmのフェライトが用いられる。第1、第2の磁性体コア4a,4bにおける主面の横方向の辺は同一直線上にあり、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとの間の距離を24mmとした。このように配置することによって形成された第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとの間隙を非巻回部と称する。
さらに、フレキシブル基板5の表面には導体が形成されており、この導体によって第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bの周囲にそれぞれ第1のコイル部2aと第2のコイル部2bが構成されている。第1のコイル部2aは、第1の磁性体コア4aにおける横方向の端部のうち、アンテナコイルの外側に位置する端部には磁性体コアが1mm露出し、内側に位置する端部には2mm露出するように1mmピッチで6ターン巻回されている。第2のコイル部2bも同様である。このように構成される第1のコイル部2aと第2のコイル部2bのコイル軸は、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bの横方向と平行である。また、第1のコイル部2aと第2のコイル部2bとはコイルの巻回方向が逆である。さらに、第1のコイル部2aと第2のコイル部2bとは接続導体6によって直列に接続されており、全体として一つのコイルを形成している。
ここで、図2において磁性体コアの周囲に巻装される前のフレキシブル基板の構造を示す。フレキシブル基板5の平面視した形状は開口部8を有するコの字状である。開口部8を設けることによって、後述するようにフレキシブル基板を折り曲げると、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bの形状に沿って、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとが並ぶ方向のアンテナコイル2の中央部がくびれた形状となる。また、フレキシブル基板5の開口部8が形成される側面と対向する側面には入出力端子に接続するための突出部9が形成されている。材質はポリイミドフィルムである。その他ガラスエポキシフィルムといった樹脂フィルムなどの折り曲げ可能な電気絶縁フィルムを用いることもできる。フレキシブル基板5の表面には、開口部8を介して短手方向の左右両端に6本ずつ導体が形成されている。導体は、単線で図示しているが、実際は幅0.5mm〜1mmで、厚みは0.05mm〜0.1mmで形成されている。各導体は、図2平面図において、フレキシブル基板5の下端とは接するが上端とは接しない。また、左右各6本の導体のうち開口部8に隣接する2つの導体は、開口部8の上部において接続導体7により接続されている。また、フレキシブル基板の両端に位置する2つの導体は、突出部9の端部まで形成されている。なお、導体はスクリーン印刷方式などにより形成することができる。以上のように形成されるフレキシブル基板5は、導体の上端部と導体の下端部とが重なり合うように、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとを挟み、導体が形成される面が内側になるように折り曲げられ、重なり合った点同士、例えば点11と点12とが半田付けによって電気的に接続される。これによって導体が一連のコイルとして形成される。
以上のように構成したアンテナコイル2において、RFIDシステム用のリーダ・ライタと通信する場合、アンテナコイル2の非巻回部にリーダ・ライタからの磁束は侵入する。したがって、導体が形成されない非巻回部は十分な大きさに設けられる必要がある。しかしながら、非巻回部に侵入した磁束は第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bを通過しなければならないため、非巻回部が大きすぎることにより磁性体コアに磁束が導かれにくい構造であってもならない。第1の実施形態においては、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとを並置し、これらを1枚のフレキシブル基板5で巻装しているため、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとの位置関係が一定に保たれる。すなわち、アンテナコイルを回路基板に実装する際、回路基板の構造に応じてアンテナコイルの設置場所が変更されることによりアンテナコイルのアンテナ感度が悪化する可能性がなく、一定の感度を有するアンテナコイルが実現される。したがって、回路基板への実装方法に左右されず、所望のアンテナ感度を有するアンテナコイルを形成することができる。
また、実装は一体のアンテナコイル2を設置することで足りるため、非常に容易に実装することができる。
ここで、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの間に設けられる非巻回部の大きさに関して、後述する実験例に示された発明者らの研究により以下のことが明らかにされている。すなわち、図1(B)を参照しながら、アンテナコイル2のコイル軸方向の長さをA、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの間の距離をBとしたとき、0.6A≧Bを満たす場合には、アンテナコイルはアンテナコイルのコイル軸方向と直交する向きの磁束であるリーダ・ライタからの磁束に対して良好に鎖交し、高感度な通信が可能となる。
第1の実施形態においては、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとの間の距離Bが24mmとなるよう第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bの間にコイル導体の非巻回部が設けられている。第1の実施形態を上記の不等式に当てはめると、不等式を満たしていることがわかる。したがって、アンテナコイル2はリーダ・ライタからの磁束に対して良好に鎖交して高感度な通信を行うことができる。
また、本実施形態においては、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bにおける横方向の端部のうち、アンテナコイル2の外側に位置する端部よりも内側に位置する端部において磁性体コア4a,4bが多く露出するように第1のコイル部2aと第2のコイル部2bが形成されている。このように構成することによって、磁束が集中するアンテナコイル2の端部にコイルを形成することができるため、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bに侵入した磁束によって、より電圧が誘起されやすい構造となる。
また、平面視した場合、フレキシブル基板5は非巻回部の全面を覆うものではなく、アンテナコイル2はコイル軸方向の中央部においてくびれた構造をしている。これによってアンテナコイル2と、アンテナコイル2が設置される回路基板とが接する面積が減少するため、アンテナコイル2の設置場所を回路基板上に設けやすい。また、アンテナコイル2の中央部のくびれた部分には、回路基板に設置される他の物品が突出していてもよいため、アンテナコイル2を実装する回路基板の設計上の自由度が増す。
さらに、アンテナコイル2においては、アンテナコイル2を構成する第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとが別体となっているため、一体の磁性体コアで形成されアンテナコイル2の全長と同程度の長さを有するアンテナコイルと比較したとき、外部からの衝撃によっても割れにくい構造となっている。
また、アンテナコイル2を形成する際、フレキシブル基板5は導体が形成されている面を内側にして折り曲げられるため、アンテナコイル2の表面には導体は形成されない。したがって、導体が剥離しにくい構造となっている。なお、フレキシブル基板5は導体が形成されている面を表側にして折り曲げることも可能である。その際にも、フレキシブル基板は非常に薄い構造であるため、フレキシブル基板が折り曲げられて重なり合った点同士が接着されていなくても、フレキシブル基板を介してこれらを半田付けすることによって電気的に接続することができる。

本実施形態のアンテナコイル2は、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとが同一形状、同一寸法であるため、各磁性体コアに侵入する磁束を等しくすることができる。また、第1のコイル部2aと第2のコイル部2bのコイルの巻き数とコイル軸が一致しているため、各コイル部に誘起される電圧を等しくすることができる。
なお、第1の実施形態においては、第1の磁性体コア4aと第2の磁性体コア4bとは直方体とされたが、本発明はこの実施形態に限られるものではなく、三角柱や円柱であっても良い。さらに、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとは異なる大きさであっても構わない。第1の磁性体コアと第1の磁性体コアよりも面積が大きい第2の磁性体コアを用いた場合、第2のコイル部に誘起される電圧は第1のコイル部に誘起される電圧よりも大きくなる。このように構成することにより、アンテナコイルのコイル軸方向と直交する方向の磁束だけではなく、アンテナコイルのコイル軸方向と平行方向の磁束とも鎖交することができる。すなわち、アンテナコイルに対してコイル軸方向と平行方向の磁束が通る場合、第1のコイル部と第2のコイル部には逆方向の電圧が誘起されるが、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアは大きさが異なっているため、各々の電圧は大きさが異なり、完全にキャンセルされることはない。従って、アンテナコイルのコイル軸方向と平行方向の磁束が侵入したとしても、それによって通信することが可能となる。
この効果は、第1のコイル部と第2のコイル部をコイルの巻き数が異なるように構成した場合にも得ることができる。すなわち、第1のコイル部と第2のコイル部の巻き数が異なるため、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアに同量の磁束が通ったとしても誘起される電圧の大きさが異なり、逆方向の電圧が互いにキャンセルされることはない。
なお、第1の実施形態においては、第1のコイル部2aと第2のコイル部2bのコイル軸を一致させたが、コイル軸が完全に一致していなくてもアンテナコイルのコイル軸方向と直交する磁束を各コイル部に導くことができる。また、第1の実施形態においてはフレキシブル基板5に入出力端子に接続するための突出部9を設けたが、第1のコイル部、第2のコイル部から入出力端子への接続はこの実施形態に限られるものではない。さらに、第1のコイル部2aと第2のコイル部2bとの接続は直列接続に限られるものではない。接続箇所と接続方法を変更することによって、第1のコイル部2aと第2のコイル部2bとを並列に接続することも可能である。
《第2の実施形態》
第2の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルが回路基板に実装されたアンテナ装置の構造を、図3および図4を参照しながら説明する。図3は第2の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルが実装されたアンテナ装置の構造を示す図である。(A)は斜視図、(B)は平面図である。図4は図3に示したアンテナ装置をRFIDシステム用のリーダ・ライタにかざした状態の磁束経路を示す模式図である。
図3(A)に示すように、第2の実施形態におけるアンテナ装置23においては回路基板21にアンテナコイル22が実装されている。回路基板21には、例えば長手方向の長さを90mm、短手方向の長さを40mmの矩形の主面を有する。アンテナコイル22の横方向の長さと回路基板21の短手方向の長さは一致しており、アンテナコイル22の横方向の端部と回路基板21の短手方向の端部が重なり合うようにアンテナコイル22が実装されている。アンテナコイル22は接着剤を用いて回路基板21に固定されている。
アンテナコイル22は第1の実施形態と同様に形成するため、ここでは説明を省略するが、第2の実施形態においては入出力端子に接続するための突出部は設けず、フレキシブル基板に形成された導体の端部と回路基板に形成された導体の端部とが半田付けによって接続されている。回路基板21には、回路基板21の主面と第1、第2の磁性体コア24a,24bの主面が対向し、第1、第2の磁性体コア24a,24bにおける横方向の辺が同一直線上にあり、かつ第1、第2の磁性体コア24a,24bの横方向と回路基板21の短手方向とが平行になるように設置される。
また、アンテナコイル22を回路基板21に実装することにより得られる効果を以下に説明する。
図4において、図中のφはリーダ・ライタからの磁束を示している。通常アンテナ装置が携帯端末に搭載される場合、携帯端末の主面とアンテナ装置の回路基板とが平行になるようにアンテナ装置が設置される。また、携帯端末のユーザーは携帯端末の主面をリーダ・ライタの主面に対して平行になるようにかざす。図4はこのような使用形態を採った場合におけるリーダ・ライタ20からの磁束経路と、アンテナ装置の断面構造を示している。図4から明らかなように、リーダ・ライタ20からの磁束φは、アンテナコイル22の第1の磁性体コア24aと第2の磁性体コア24bの間に設けられたコイル導体の非巻回部に侵入する。侵入した磁束はアンテナコイル22の背後に存在する回路基板21に進路を遮られて、進行方向をほぼ90°曲げられる。そして、第1の磁性体コア24aと第2の磁性体コア24bを通過する。リーダ・ライタからの磁束φはこのような進路を採るため、アンテナコイル22のコイル軸とリーダ・ライタ20からの磁束φが直交していてもアンテナコイル22がリーダ・ライタ20からの磁束φを捕らえて鎖交し、電磁誘導を引き起こすことができる。特に本実施形態においては、第1のコイル部22aと第2のコイル部22bはそれぞれ第1の磁性体コア24aと第2の磁性体コア24bを中心に形成されるため、各コイル部のコイル軸に磁束が通る構成となっている。したがって、第1の磁性体コア24aと第2の磁性体コア24bを磁束が通過することによって電圧が誘起されやすい。
ここで、リーダ・ライタからの磁束φが第1の磁性体コア24aと第2の磁性体コア24bを通過することによって第1のコイル部22aと第2のコイル部22bのコイル軸に磁束が通り、各コイル部に電圧が生じる。第1のコイル部22aと第2のコイル部22bとの間に磁束が侵入するため、各コイル部のコイル軸には逆方向の磁束が通ることとなる。しかしながら、第1のコイル部22aと第2のコイル部22bはコイルの巻回方向が逆であるため、同一方向に電圧が生じることとなり、第1のコイル部22aと第2のコイル部22bが接続導体27によって接続されていても、電圧がキャンセルされることはない。
なお、第1のコイル部22aと第2のコイル部22bのコイルの巻回数を互いに等しくすることによって、このアンテナコイルを左右対称形にすることができ、リーダ・ライタ20の中央にアンテナコイル22の中央を一致させた状態で最も高い感度が得られるという条件を容易に構成できる。
本実施形態のアンテナ装置23は、図3(B)に示すように回路基板21の主面における短手方向の長さをX、アンテナコイル22のコイル軸方向の長さをYとしたとき、X=Yとなるようアンテナコイル22が実装されている。発明者らの知見によると、X≧Y≧0.8Xを満たすようにアンテナコイル22を回路基板21に設置することにより、アンテナコイル22のコイル軸方向の端部が回路基板21の端部に近づき、回路基板上の導体による影響を受けにくくなり、アンテナコイル22のコイル軸方向の端部における磁気抵抗を小さくすることができるため、アンテナコイルの集磁力が向上し、高い通信感度を有するアンテナ装置とすることができる。第2の実施形態は上記不等式を満たしている。そのためリーダ・ライタからの磁束と良好に鎖交することができる。
また、本実施形態においてはアンテナコイル22のコイル軸方向の端部と回路基板21の短手方向の端部とが重なり合うようにアンテナコイル22が設置されている。すなわち、コイル軸方向のアンテナコイル22の中心線を回路基板21上に投影した仮想線と、アンテナコイル22のコイル軸方向の端面との2つの交点をそれぞれx1,x2、前記仮想線と回路基板21の外周との2つの交点のうちx1に近い交点をy1、x2に近い交点をy2としたとき、x1とy2との距離D1がx2とy2との距離D2と等しくなっている。この例ではD1=D2=0であるが、D1,D2は必ずしも0でなくてもよい。これによりアンテナコイル22のコイル軸方向の端部における磁気抵抗を等しくすることができ、第1の磁性体コア24aと第2の磁性体コア24bを通過する磁束を等しくすることができる。
なお、第2の実施形態におけるアンテナ装置23は、アンテナコイル22と回路基板21とを接着剤により固定しているが、アンテナコイルの回路基板への実装方法はこれに限られるものではない。
《第3の実施形態》
第3の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルにおいては、コイル軸方向の両外側に位置する、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアの端部に磁性体コアが連設されている。以下の実施例に記載されないアンテナコイルの構成については第1の実施形態に則して構成するものとする。ただし、入出力端子に接続するための突出部は設けない。
(実施例1)
図5には、アンテナコイル82のコイル軸方向と直交する方向に延びる磁性体コア88a,88bが、第1の磁性体コア84aと第2の磁性体コア84bの両端に形成された、アンテナコイル82の構成が示されている。連設される磁性体コア88a,88bは、縦方向の長さが10mm、横方向の長さが1.5mm、厚さ方向の長さが2.3mmである。磁性体コア88aは第1の磁性体コア84aのコイル軸方向にある端面に接着されている。また、磁性体コア88aの縦方向の辺は第1の磁性体コア84aの縦方向の辺と重なり合い、磁性体コア88bの横方向の辺は第1の磁性体コア84aの横方向の辺と同一直線上に並ぶよう配置されている。同様に第2の磁性体コア84bの端面にも磁性体コア88bが接着されている。
このように構成することによって、実施例1に係るアンテナコイル82を直方体状の回路基板に実装する場合、回路基板の形状に沿ってアンテナコイルを形成することができるため、アンテナコイルと回路基板とからなるアンテナ装置を小型化することができる。
(実施例2)
図6には、アンテナコイル92のコイル軸方向の端面に円弧状の磁性体コア98a,98bが連設された、アンテナコイル92の構成が示されている。第1の磁性体コア94aに連設される磁性体コア98aの端面は、第1の磁性体コアのコイル軸方向の端面と同一の大きさと形状を有し、両者は完全に重なり合うように接着されている。同様に第2の磁性体コア94bの端面にも磁性体コア98bが接着されている。
このように構成することによって、磁束が放射される面の面積をさらに大きくすることができるため、アンテナ感度をさらに向上させることができる。
以上の第1、第2の実施例に示したように基板実装用アンテナコイルを構成することにより得られる効果を以下に説明する。第1の磁性体コアと第2の磁性体コアの内側側面に侵入した磁束は第1のコイル部と第2のコイル部を通過する。さらに、第1の磁性体コアおよび第2の磁性体コアに連設された磁性体コアを通って、側面から空間へと放射される。本実施形態においては、アンテナコイルの端部に磁性体コアが形成され、また磁束が空間へと放射される磁性体コアの側面が広く形成されているため、アンテナコイルの端部において磁気抵抗が小さくなる。これによって、アンテナコイルに侵入し第1のコイル部と第2のコイル部を通過して電磁誘導を引き起こす磁束が増加し、より高感度な通信が可能となる。
以上の効果は上記第1、第2の実施例に限られるものではなく、アンテナコイルのコイル軸方向の両外側に位置する、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアの端部に磁性体コアが連設されていれば良い。なお、連設とは、第1の磁性体コア、第2の磁性体コアの端部に磁性体コアが付加される構造のみならず、第1の磁性体コア、第2の磁性体コアと一体的に形成される構造や、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアを折り曲げることによる構造も含むものである。
なお、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアの端部に連設される磁性体コアの端面が、平面視で回路基板の外部に位置するように配置すると、回路基板上の導体による影響を受けにくくなり、磁気抵抗を小さくすることができるため、アンテナコイルの集磁力が向上し、高い通信感度を有するアンテナ装置とすることができる。
《第4の実施形態》
第4の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルが実装されたアンテナ装置においては、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとが第3の磁性体コアによって接続されている。第3の磁性体コアを設ける場合には、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアの縦方向と平行な方向の断面積について、第3の磁性体コアが第1の磁性体コアと第2の磁性体コアよりも小さいことが必要である。なお、以下の実施例において記載されないアンテナコイルおよび回路基板の構成については第1の実施形態および第2の実施形態に則して構成するものとする。したがって、本実施形態に係るアンテナコイルは、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアにフレキシブル基板を巻装して構成されるため、第1のコイル部と第2のコイル部との間に形成される非巻回部の面積が一定に保たれる。そのため、回路基板への実装方法に左右されず一定のアンテナ感度を有するアンテナ感度を実現することができる。また、本実施形態に係るアンテナ装置は、アンテナコイルのコイル軸方向の長さをX、コイル軸方向の磁性体コアの中心線を回路基板に投影した仮想線と回路基板の外周との2つの交点間の距離をYとしたとき、Y≧X≧0.8Yを満たすようにアンテナコイルを回路基板に実装したものであるから、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとが並ぶ方向にあるアンテナコイルの端部において磁気抵抗が小さくなり、アンテナコイルの集磁効果が向上して、高い通信感度を有するアンテナ装置として機能する。
(実施例1)
図7には、第3の磁性体コア34cの厚みが第1の磁性体コア34aと第2の磁性体コア34bの厚みよりも薄いアンテナコイル32を用いた、アンテナ装置33の構造が示されている。図7において、回路基板31と対向する各磁性体コア34a,34b,34cの主面を第1主面、第1主面の反対主面を第2主面としたとき、第1、第2、第3の磁性体コア34a,34b,34cの第2主面は、同一面上に位置している。一方、第1、第2の磁性体コア34a,34bの第1主面は同一面上に位置するが、第3の磁性体コア34cの第1主面は異なる面上に位置しており、第3の磁性体コア34cの厚みが薄く形成されることによって第3の磁性体コア34cと回路基板31との間に間隙が生じている。このように構成することによって、第3の磁性体コア34cと回路基板31との間に間隙が形成され、これによって生じた空間を有効に利用することが可能となる。
(実施例2)
図8には、第3の磁性体コア44cにおける縦方向の長さが第1の磁性体コア44aと第2の磁性体コア44bにおける縦方向の長さよりも短いアンテナコイル42を用いた、アンテナ装置43の構造が示されている。図8において、第1、第2、第3の磁性体コア44a,44b,44cは、横方向の側面のうち一方がすべて同一面上に位置している。第1、第2の磁性体コア44a,44bの他方側面は同一面上に位置するが、第3の磁性体コア44cの他方側面は異なる面に位置している。第3の磁性体コア44cの縦方向の長さを、第1、第2の磁性体コア44a,44bの縦方向の長さよりも短くすることによって、アンテナコイル42の横方向の中央部がくびれた構造となる。これによってアンテナコイル42と回路基板41とが接する面積が減少するため、アンテナコイル42の設置場所を回路基板41上に設けやすい。また、アンテナコイル42の中央部のくびれた部分には、回路基板41に設置される他の部品が突出していてもよいため、アンテナコイル42を実装する回路基板41の設計上の自由度が増す。
(実施例3)
図9には、第3の磁性体コア54cにおける縦方向の長さが第1の磁性体コア54aと第2の磁性体コア54bにおける縦方向の長さよりも短いアンテナコイル52を用いた、アンテナ装置53の構造が示されている。第3の磁性体コア54cが横方向の両側面において、第1の磁性体コア54aと第2の磁性体コア54bの側面とは異なる面に位置している。第3の磁性体コア54cの縦方向の長さを、第1、第2の磁性体コア54a,54bの縦方向の長さよりも短くすることによって、アンテナコイル52の横方向の中央部がくびれた構造となる。これによってアンテナコイル52と回路基板51とが接する面積が減少するため、アンテナコイル52の設置場所を回路基板51上に設けやすい。また、アンテナコイル52の中央部のくびれた部分には、回路基板51に設置される他の部品が突出していてもよいため、アンテナコイル52を実装する回路基板51の設計上の自由度が増す。
(実施例4)
図10には、第1の磁性体コア64aと第2の磁性体コア64bよりも、厚みが薄く、かつ横方向の長さも短い第3の磁性体コア64cを備えるアンテナコイル62の構造が示されている。このように構成することによって、第3の磁性体コア64cと回路基板61との間に間隙が形成され、生じた空間を有効に利用することが可能となる。また、アンテナコイル62の横方向の中央部がくびれた構造となる。これによってアンテナコイル62と回路基板61とが接する面積が減少するため、アンテナコイル62の設置場所を回路基板61上に設けやすく、また、アンテナコイル62の中央部のくびれた部分には、回路基板61に設置される他の部品が突出していてもよいため、アンテナコイル62を実装する回路基板61の設計上の自由度が増す。
以上実施例1から4のように構成することによって、第3の磁性体コアが形成され非巻回部に磁性体コアが設けられるため、アンテナコイルの集磁効果が高まる。したがって、アンテナ感度が高まる。また、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアの縦方向と平行な方向の断面積について、第3の磁性体コアは第1の磁性体コアと第2の磁性体コアよりも小さいため、第3の磁性体コアが回路基板と接する面積は小さくすることができ、アンテナコイルを回路基板に実装しやすい構造となっている。なお、以上の実施形態においては第1の磁性体コアと第3の磁性体コア、第2の磁性体コアと第3の磁性体コアとは接着される構成としたが、これらは接着されていなくても磁気的に接続されていれば、アンテナコイルの集磁効果を高めることができる。さらに、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアと第3の磁性体コアは一体的に成形することもできる。
(実験例)
図11および図12は、非巻回部の長さを変化させたときのアンテナ装置とリーダ・ライタからの磁束との結合係数の変化を示す図である。図11は第1の実験による結果を、図12は第2の実験による結果を表している。図11および図12においてhとは、アンテナコイルのコイル軸方向の長さに対する第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの間の距離の割合を示している。
第1の実験においては、横方向40mm、縦方向90mmの主面を有する回路基板と、横方向40mm、縦方向10mm、厚さ1mmのアンテナコイルを用いる。長さ寸法を除くアンテナコイルの構成は、第1の実施形態と同様とする。アンテナコイルは両端に1mmずつ磁性体コアが露出するように第1のコイル部と第2のコイル部が構成され、各コイル部におけるコイル導体はそれぞれ0.2mm間隔で7ターン形成されている。各磁性体コアには、μ:70,tanδ:0.01のフェライトが用いられている。このような条件の下で、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの間の距離を変化させた。第1の実験は、第3の磁性体コアを備えないアンテナコイルを用いる場合、2.第1、第2の磁性体コアの厚みの1/4の厚みである第3の磁性体コアを備えるアンテナコイルを用いる場合、3.第1、第2の磁性体コアの縦方向の長さの1/4の縦方向の長さである第3の磁性体コアを備えるアンテナコイルを用いる場合、の3つのパターンにおいて、アンテナコイルとリーダ・ライタとの間の距離を100mmに設定して、どの程度の結合係数が得られるかを測定した。図11に、それぞれのパターンにおける実験結果を示す。
第2の実験においては、横方向45mm、縦方向90mmの主面を有する回路基板と、横方向45mm、縦方向10mm、厚さ1mmのアンテナコイルを用いる。長さ寸法を除くアンテナコイルの構成は第1の実施形態と同様とする。アンテナコイルは両端に1mmずつ磁性体コアが露出するように第1のコイル部と第2のコイル部が構成され、各コイル部におけるコイル導体はそれぞれ0.22mm間隔で7ターン形成されている。各磁性体コアには、第1の実験と同様のフェライトが用いられる。また、第1の実験と同様、3つのパターンにおいて、アンテナコイルとリーダ・ライタとの距離を100mmに設定して、どの程度の結合係数が得られるかを測定した。図12に、それぞれのパターンにおける実験結果を示す。
図11より、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの距離を長くすることによって、1.第3の磁性体コアを備えないアンテナコイルを用いる場合には、他の2つのパターンよりも結合係数が大きく低下するが、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの距離がアンテナコイルの長さの60%である場合でも結合係数0.22%が実現され、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアの間に間隙を設けない場合に得られる結合係数の80%を超える結合係数を得られることが分かる。したがって、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの間の磁束が侵入する部分に磁性体コアが存在しなくてもリーダ・ライタからの磁束を捕らえることができ、通信を確立するのに十分な大きさの結合係数が得られることが明らかとなった。
図12より、第2の実験においては第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの距離がアンテナコイルの長さの60%であるとき、1.第3の磁性体コアを備えないアンテナコイルを用いる場合でも結合係数0.29%が実現され、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアの間に間隙を設けない場合に得られる結合係数の80%を超える高い結合係数が得られることが明らかとなった。
以上、第1の実験と第2の実験の結果から、アンテナコイルのコイル軸方向の長さをA、第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの距離をBとしたとき、0.6A≧Bを満たせば、アンテナコイルのコイル軸方向と直交する方向の磁束に対して良好に鎖交し、高いアンテナ感度が実現されると言うことができる。
さらに、B≧0.4Aを満たしていれば、アンテナコイルの体積を大幅に小さくすることができる。
《第5の実施形態》
第5の実施形態に係るアンテナコイルの構造を図13を参照しながら説明する。図13は接続導体77を5つ形成したアンテナコイル72の構成を示す斜視図である。第1のコイル部72aと第2のコイル部72bは、フレキシブル基板75に形成された5つの接続導体77a,77b,77c,77d,77eによって接続され、各接続導体は等間隔で形成されている。接続導体を除くアンテナコイルの構造は第1の実施形態に則って構成されている。5つの接続導体のうち1つを除く接続導体をリュータやレーザ等により切断すると、第1のコイル部または第2のコイル部から来る電流のパスは1つに決定される。パスによってアンテナコイルの各コイル部を構成する導体の長さは変更され、接続導体77b,77c,77d,77eを切断して電流のパスを接続導体77aとした場合には前記導体の長さが最も短くなり、逆に接続導体77a,77b,77c,77dを切断して電流のパスを接続導体77eとした場合には最も長くなる。
(実験例)
表1は、第5の実施形態に係るアンテナコイル72において、パスとインダクタンス値との関係およびパスとして接続導体77aを選択した場合のインダクタンス値を基準として各パスのインダクタンス値の変化率を示す図である。表1から明らかなように、パスを接続導体77aから77eへと変化させ、各コイル部を構成する導体の長さが長くなるに従ってインダクタンス値が大きくなり、パス77aを選択した場合に比してパス77eを選択した場合には11.41%のインダクタンス値を得ることができる。すなわち、5つの接続導体77a,77b,77c,77d,77eのうちどの接続導体をパスとして選択するかによって、11%程度の範囲でインダクタンス値を変更することが可能である。
Figure 0003957000
アンテナコイルのインダクタンス値を変更すると、アンテナコイルと容量で構成される共振回路の共振周波数を調整することができる。そもそもアンテナコイルにおいては、共振周波数に関わらずコイル部を通る磁束の変化によって電力が誘起されるが、共振周波数と侵入する磁束の周波数とが一致した場合には特に大きな電圧が誘起される。したがって、共振回路の共振周波数を所望の値に調整することによって生じる電圧が大きくなり、アンテナの通信感度が向上する。図13のようにアンテナコイル72を形成すると、アンテナコイルの製作後にインダクタンスを選択することができるため、非常に容易にアンテナの通信感度を向上させることができる。
なお、図13に記載されるアンテナコイル72においてはリーダ・ライタからの磁束が侵入する非巻回部に接続導体77a,77b,77c,77d,77eが形成されている。これら接続導体は磁束の侵入を妨げ得るが、接続導体が形成される部分の、非巻回部の面積に対する割合は非常に小さいため、磁束はスムーズに侵入するものと考えられる。
(変形例)
第5の実施形態に係るアンテナコイルの変形例を、図14を参照しながら説明する。図14は第5の実施形態に係るアンテナコイルの変形例を示す平面図である。図14における接続導体は、日の字状の接続導体が2つ連なった形状を成している。ここでは、接続導体177a,177b,77cにより構成される日の字を第1の接続部、接続導体177d,177e,177fにより構成される日の字を第2の接続部と称す。接続導体177a,177b,177c,177d,177e,177fのうち、第1の接続部を構成する接続導体、第2の接続部を構成する接続導体をそれぞれ一つずつ残して他の接続導体を切断すると、一つのパスが決定される。パスによってアンテナコイルの各コイル部を構成する導体の長さが決定される。
接続導体177a,177b,177c,177d,177e,177fにより形成される第1の接続部、第2の接続部の形状は次の4パターンある。
第1の形状は、図14(B)のように、各接続部を構成する3つの接続導体が等間隔で形成され、且つ第1の接続部と第2の接続部の形状および大きさが等しい。このような形状においては、例えば接続導体177bおよび接続導体177eがパスとなる場合と、接続導体177aおよび接続導体177fがパスとなる場合と、接続導体177cおよび接続導体177dがパスとなる場合とで、アンテナコイルを構成する導体の長さがそれぞれ等しくなる。そのため導体の長さは(パス177a−177d),(パス177a−177e,177b−177d),(パス177a−177f,177b−177e,177c−177d),(パス177b−177f,177c−177e),(パス177c−177f)の計5通りとなる。
第2の形状は、図14(A)のように、各接続部を構成する3つの接続導体が異なる間隔を隔てて形成され、且つ第1・第2の接続部が同一形状である。例えば(接続導体177aと接続導体177bとの間の距離):(接続導体177bと接続導体177cとの間の距離)=1:2、(接続導体177dと接続導体177eとの間の距離):(接続導体177eと接続導体177fとの間の距離)=1:2となるように接続導体177a,177b,177c,177d,177e,177fを形成した場合、(パス177a−177d),(パス177a−177e,177b−177d),(パス177a−177f,177c−177d),(パス177b−177e),(パス177b−177f,177c−177e),(パス177c−177f)の計6通りとなる。
第3の形状は、図14(C)のように、各接続部を構成する3つの接続導体が異なる間隔を隔てて形成され、第1・第2の接続部が異なる形状であるが、第1の接続部における接続導体177aと接続導体177cとの間の距離と、第2の接続部における接続導体177dと接続導体177fとの間の距離とが等しい。例えば(接続導体177aと接続導体177bとの間の距離):(接続導体177bと接続導体177cとの間の距離)=1:2、(接続導体177dと接続導体177eとの間の距離):(接続導体177eと接続導体177fとの間の距離)=2:1となるように接続導体177a,177b,177c,177d,177e,177fを形成した場合、(パス177a−177d),(パス177a−177e),(パス177a−177f,177b−177e,177c−177d),(パス177b−177d),(パス177b−177f),(パス177c−177e),(パス177c−177f)の計7通りとなる。
このような形状を採ることによって、接続導体の本数は等しいにも関わらず、導体の長さのパターンを増やすことができ、アンテナコイルのインダクタンス値をさらに細かく調整することが可能となる。
第4の形状は、各接続導体間の距離が全て異なる。このような形状を採った場合には、アンテナコイルの各コイル部を構成する導体の長さは9通り形成される。したがってインダクタンス値の調整幅がさらに広がる。
上記の通り、日の字状に接続導体を形成することにより、導体の長さのバリエーションがさらに増え、インダクタンス値の微調整が可能となる。また、日の字状を2つ形成し、両者の間に問隙を設けることによって、アンテナコイルの中央部に接続導体が形成されないため、接続導体が磁束の侵入を妨げず、図13に記載のアンテナコイルよりも磁束が非巻回部に侵入しやすくなる。なお、接続導体の形状は、本実施形態に記載のものに限られるものではない。
《第6の実施形態》
第6の実施形態に係るアンテナ装置は、基板実装用アンテナコイルが回路基板に間隙を有して実装されることによって構成される。また、基板実装用アンテナコイルの回路基板と対向する面には電極が形成されていることも、本実施形態に特有である。その他の構成で、以下の実施例に記載されない構成は、第1の実施形態に則するものとする。ただし、入出力端子に接続するための突出部は形成されない。
(実施例1)
実施例1に係るアンテナ装置の構造を、図15を参照しながら説明する。図15は実施例1に係るアンテナ装置の構造を示す図である。(A)は平面図である。(B)は(A)におけるA−A部分の断面図である。
図15に示すように、アンテナコイル102が間隙を有して回路基板101に実装されている。アンテナコイル102において、第1の磁性体コア104aと第2の磁性体コア104bの回路基板101と対向する面には電極109が形成されている。電極109の主面と第1、第2の磁性体コア104a,104bの主面とは、同一形状、同一寸法で形成されており、電極109の主面と第1、第2の磁性体コア104a,104bの主面とは完全に重なり合っている。
回路基板101は、例えば長手方向の長さを90mm、短手方向の長さを50mmの矩形の主面を有する。アンテナコイル102の横方向と回路基板101の長手方向とが平行になるように、アンテナコイル102を配置する。また、回路基板101とアンテナコイル102との間の間隙は1mmとする。
このように構成することによって、得られる効果を以下に説明する。第2の実施形態において説明した通り、アンテナコイル102の第1の磁性体コア104aと第2の磁性体コア104bの間に設けられたコイル導体の非巻回部に侵入した磁束は、アンテナコイル102の背後に存在し導電性を有する回路基板101に進路を遮られて進行方向を変え、第1の磁性体コア104aと第2の磁性体コア104bに侵入する。回路基板101とアンテナコイル102との間に間隙が設けられている場合には、第1の磁性体コア104aと第2の磁性体コア104bに侵入した磁束が、第1、第2の磁性体コア104a,104bの、回路基板101と対向する面から放射される可能性がある。このように回路基板101と対向する面から放射されると、第1のコイル部102aと第2のコイル部102bを通過することができないため、電磁誘導を引き起こすことができない、もしくは誘起される電圧が非常に小さいという問題がある。しかしながら、本実施形態は第1の磁性体コア104aと第2の磁性体コア104bの回路基板101と対向する面に電極109を形成しているため、磁束の放射を防ぐことができる。したがって、アンテナコイル102の主面に対して垂直な方向からの磁束と鎖交し、第1のコイル部102aと第2のコイル部102bとからなるコイルに電圧を生じさせることができる。
(実施例2)
実施例2に係るアンテナ装置の構造を、図16を参照しながら説明する。図16は実施例2に係るアンテナ装置の構造を示す図である。(A)は平面図である。(B)は(A)におけるB−B部分の断面図である。
図16に示すように、アンテナコイル112が間隙を有して回路基板111に実装されている。アンテナコイル112は、コイル軸方向の両外側に位置する、第1の磁性体コア114aと第2の磁性体コア114bの両端面に、コイル軸方向と直交する方向に延びる磁性体コア118a,118bが連設された構造である。第1、第2の磁性体コア及びフレキシブル基板の形成方法は第1の実施形態に則するものとし、第1の磁性体コアの外側端部と第2の磁性体コアの外側端部との間の距離は45mmとなっている。ただし、入出力端子に接続するための突出部は形成しない。磁性体コア118a,118bは、縦方向の長さが10mm、横方向の長さが1mm、厚さ方向の長さが3.5mmである。磁性体コア118aは第1の磁性体コア114aのコイル軸方向にある端面に接着されている。また、磁性体コア118aの縦方向の辺は第1の磁性体コア114aの縦方向の辺と重なり合い、磁性体コア118bの横方向の辺は第1の磁性体コア114aの横方向の辺と同一直線上に並ぶよう配置されている。同様に第2の磁性体コア114bの端面にも磁性体コア118bが接着されている。電極119は、第1の磁性体コア114a、第2の磁性体コア114bの回路基板111と対向する面に形成され、各磁性体コア114a,114bの面全体を覆うものとする。
回路基板111は、長手方向90mm、短手方向45mm、厚さ1mmの銅製とする。アンテナコイル112の横方向と回路基板111の長手方向とが平行になるように、アンテナコイル112を配置する。また、回路基板111とアンテナコイル112との間の間隙は1mmとする。このようにアンテナコイル112を回路基板111に実装すると、アンテナコイル112の端部に連設される磁性体コア118a,118bとが回路基板111の側面に沿う形状となる。
このように構成することによって、アンテナコイル112の非巻回部に侵入した磁束は第1のコイル部112aと第2のコイル部112bを通過する。第1の磁性体コア114aと第2の磁性体コア114bには電極が形成されているので、アンテナコイル112と回路基板111との間に間隙が設けられていても、第1のコイル部112aと第2のコイル部112bを通過することなく放射されることはない。第1、第2のコイル部112a,112bを通過した磁束は連設された磁性体コア118a,118bに侵入し、磁性体コア118a,118bの側面から放射される。
本実施例においてはアンテナコイル112の端部に磁性体コアが形成されるため、端部における磁気抵抗が低下する。そのため、第1のコイル部112aと第2のコイル部112bを通過する磁束が増加し、これによって誘起される電圧が増加する。したがって、さらに高感度な通信が可能となる。
本実施形態においては、上述した通り、アンテナコイルの回路基板と対向する面に電極を形成することによって、アンテナコイルと回路基板との間に間隙が設けられていてもリーダ・ライタと高感度な通信を実現することができる。したがって、アンテナコイルと回路基板とからなるアンテナ装置を携帯端末に搭載する場合、アンテナコイルを携帯端末の筐体に接着させて、回路基板との間に間隙を設けることも可能となる。その他、主筐体と副筐体を備える二つ折りの携帯端末に上記アンテナ装置を搭載する場合、主筐体に回路基板を、副筐体にアンテナコイルを設置し、携帯端末を折りたたんだ状態でリーダ・ライタ側から見てアンテナコイルの背後に回路基板が存在するよう形成することもできる。このように、電極を形成したアンテナコイルを間隙を有して回路基板に実装することによって、アンテナ装置の携帯端末への設置場所に関して、設計上の自由度が増す。
第1の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルの構造を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 磁性体コアへの巻装前のフレキシブル基板の構造を示す平面図である。 第2の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルが実装されたアンテナ装置の構造を示す図である。(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。図1に示したアンテナ装置をRFIDシステム用のリーダ・ライタにかざした状態の磁束経路を示す模式図である。 図3に示したアンテナ装置をRFIDシステム用のリーダ・ライタにかざした状態の磁束経路を示す模式図である。 第3の実施形態に係るアンテナコイルの構造を示す斜視図である。 第3の実施形態に係るアンテナコイルの構造を示す斜視図である。 第4の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 第4の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 第4の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 第4の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 第1の実験における第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの距離と磁束の結合係数の関係を示す図である。 第1の実験における第1の磁性体コアと第2の磁性体コアとの距離と磁束の結合係数の関係を示す図である。 第5の実施形態に係る基板実装用アンテナコイルの構造を示す斜視図である。 第5の実施形態に係る別の基板実装用アンテナコイルの構造を示す斜視図である。 第6の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 第6の実施形態に係るアンテナ装置の構造を示す斜視図である。 従来例に示したアンテナ装置の構造を示す斜視図である。
符号の説明
21,31,81…回路基板
2,22,32,42,52,62,72,82…アンテナコイル
2a,22a,32a,72a…第1のコイル部
2b,22b,32b,72b…第2のコイル部
3,23,33,43,53,63…アンテナ装置
4a,24a,34a,44a,54a,64a…第1の磁性体コア
4b,24b,34b,44b,54b,64b…第2の磁性体コア
34c,44c,54c,64c…第3の磁性体コア
5,75…フレキシブル基板
7,27,77a,77b,77c,77d,77e,177a,177b,177c,177d,177e,177f…接続導体

Claims (14)

  1. 平板状の第1の磁性体コアと、
    前記第1の磁性体コアと間隙を設けて並置された平板状の第2の磁性体コアと、
    前記2つの磁性体コアに巻装され、表面に導体が形成された1枚のフレキシブル基板と、
    前記導体によって前記第1の磁性体コアの周囲に形成された第1のコイル部と、
    前記導体によって前記第2の磁性体コアの周囲に形成され、前記第1のコイル部とコイル軸方向が一致しており、前記第1のコイル部とは巻回方向が逆である第2のコイル部と、
    前記導体によって形成され、前記第1のコイル部と前記第2のコイル部とを接続する接続導体と、を備える、基板実装用アンテナコイル。
  2. 前記アンテナコイルのコイル軸方向の長さをA、前記第1の磁性体コアと前記第2の磁性体コアとの距離をBとしたとき、0.6A≧B≧0.4Aを満たすことを特徴とする請求項1に記載の基板実装用アンテナコイル。
  3. 前記第1の磁性体コアと前記第2の磁性体コアとは、同一形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板実装用アンテナコイル。
  4. 前記第1の磁性体コアと前記第2の磁性体コアとは、主面が同一方向を向くように並置されていることを特徴とする請求項3に記載の基板実装用アンテナコイル。
  5. 前記コイル軸方向の両外側に位置する、前記第1の磁性体コアおよび前記第2の磁性体コアの端部の少なくとも一方に、磁性体コアが連設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の基板実装用アンテナコイル。
  6. 前記第1のコイル部と前記第2のコイル部とは、コイルの巻回数が互いに等しいことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の基板実装用アンテナコイル。
  7. 前記第1のコイル部と前記第2のコイル部とは、コイルの巻回数が互いに異なっていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の基板実装用アンテナコイル。
  8. 前記接続導体が2つ以上形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の基板実装用アンテナコイル。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の基板実装用アンテナコイルにおいて、前記基板実装用アンテナコイルの主面のうち一方に電極が形成されていることを特徴とするアンテナコイル。
  10. 前記第1の磁性体コアと前記第2の磁性体コアとを接続し、前記第1の磁性体コアと前記第2の磁性体コアとが並ぶ方向と直交する方向の断面積が前記第1の磁性体コアと前記第2の磁性体コアよりも小さい第3の磁性体コアを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の基板実装用アンテナコイル。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の基板実装用アンテナコイルと、前記基板実装用アンテナコイルが実装される回路基板と、を備え、
    前記基板実装用アンテナコイルのコイル軸方向の長さをX、前記コイル軸方向の前記基板実装用アンテナコイルの中心線を前記回路基板上に投影した仮想線と前記回路基板の外周との2つの交点間の距離をYとしたとき、Y≧X≧0.8Yを満たすことを特徴とするアンテナ装置。
  12. 前記仮想線と前記基板実装用アンテナコイルのコイル軸方向の端面との2つの交点をそれぞれx1、x2、前記仮想線と前記回路基板の外周との2つの交点のうちx1に近い交点をy1、x2に近い交点をy2とし、x1とy1の距離をD1、x2とy2の距離をD2としたとき、D1=D2であることを特徴とする請求項11に記載のアンテナ装置。
  13. 請求項5に記載の基板実装用アンテナコイルと、前記基板実装用アンテナコイルが実装される回路基板と、を備え、
    前記第1の磁性体コアと第2の磁性体コアの端部に連設される第3の磁性体コアの端面が、平面視して前記回路基板の外部に位置していることを特徴とするアンテナ装置。
  14. 請求項9に記載の基板実装用アンテナコイルと、回路基板と、を備え、
    前記基板実装用アンテナコイルは前記回路基板と間隙を有して前記回路基板に実装され、前記基板実装用アンテナコイルが前記回路基板と対向する面に前記電極が形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
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