JP3964401B2 - アンテナ用コア、コイルアンテナ、時計、携帯電話機、電子装置 - Google Patents

アンテナ用コア、コイルアンテナ、時計、携帯電話機、電子装置 Download PDF

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    • H01Q7/08Ferrite rod or like elongated core

Description

本発明は、低中波帯の送信、及び受信に使用するコイルアンテナに関し、特にコイルアンテナに使用されるアンテナ用コアに関する。
近年、通信端末の小型化、多用途化が進み、低中波帯の電波を利用した端末が、多く見られる。例えば、特許文献1に開示された受信アンテナ付き時計などがある。又、低中波領域のコイルアンテナとして、フェライト材料から成るコア(以下、「焼結フェライトコア」と呼ぶ)を使用したコイルアンテナが多く普及している。
特開平7−318668号公報
この種のコイルアンテナは、耐衝撃性、形状の多様化が市場から要求されている。耐衝撃性とは、コア割れ等の不具合が生じ難いことをいう。また、形状の多様化とは、異形状、指向性の多軸化、軽薄短小、大型化のことをいう。
しかしながら、アンテナ用コアとして焼結フェライトコアを使用したコイルアンテナは、上記耐衝撃性、製作性が悪いなどの問題が起きている。例えば、腕時計などの身につける物は、落下衝撃に耐えるものでなければならないが、焼結フェライトコアにおけるコア破損は、致命的な故障となる。
一方、コアとして、アモルファスコアの様なメタル系コアを積層して得られる積層コアも試みられている。しかしながら、このような積層コアは、高価で、製作性に於いても、硬度が高く加工が難しい。そのため、このような積層コアをアンテナ用コアとして使用したコイルアンテナはコストが高くなると言う問題がある。
また、コアとして、フェライト粉末と樹脂と複合して製造されるプラスチックフェライトコアも知られている。このようなプラスチックフェライトコアは、衝撃性、製作性については、ある程度改善はされる。しかしながら、アンテナとしての特性を追求すると、プラスチップフェライトコアをそのアンテナ用コアとして使用した場合、樹脂中のフェライトの充填率を上げる必要がある。その結果、プラスチックフェライトコアは、アンテナ用コアとしては焼結フェライトコアと同じ問題が発生している。
さらに、焼結フェライトコアは、アンテナとしての感度を確保するためには、長い形状や大きくする必要がある。その為、焼結フェライトコアを製造するためには、焼結フェライトコアの大きさに比例した大きなプレス機が必要となる。
それ故に、本発明の解決課題は、耐衝撃性、製作性に優れた安価な、アンテナ用コアおよびコイルアンテナを提供することにある。
本発明の他の解決課題は、大きなプレス機を必要とせず、大型のものを製造することが可能なアンテナ用コアおよびコイルアンテナを提供することにある。
そこで、これらの問題を解決するため、本発明は、軟磁性体粉末と、エラストマーやブラストマーの有機結合材と有するアンテナ用コアを提供する。このようなアンテナ用コアは、硬質層と軟質層とからなるので、柔軟性とゴム弾性に富み、耐衝撃性が向上され、製作性が良好である。そのため、このようなアンテナ用コアを使用したコイルアンテナは、多用途化(異形状、指向性の多軸化、軽薄短小、大型化)が進むアンテナ市場に対応が可能となる。
本発明によるアンテナ用コアは、フレキシブルプリント回路基板(FPC)の様な薄い物から、数センチの物までの製作が可能である。そのため、本発明によるアンテナ用コアは、刃型、プレス金型、カッターの様な刃物等で切断が出来、有機結合剤の選定により成型も可能である。
又、積層する事により更に複雑な形状にも対応が可能である。
本発明の第1の態様によれば、コイルアンテナに用いられるアンテナ用コアであって、軟磁性体粉末と有機結合剤とを有する絶縁性軟磁性体から構成されており、前記絶縁性軟磁性体は、複素透磁率の実部μ’の値が10MHz以下の周波数において20以上で、虚部μ”の値が10MHz以上の周波数において10以上である透磁率周波数特性を持つことを特徴とするアンテナ用コアが得られる。
上記本発明の第1の態様によるアンテナ用コアにおいて、前記軟磁性体粉末は、例えば、高周波透磁率の大きな、鉄アルミ珪素合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジューム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト系アモルファス合金、鉄系アモルファス合金、酸化物磁性粉末(フェライト)、カーボニル鉄、モリブデンパーマロイ、純鉄圧粉の軟磁性材料のいずれ一つかまたはそれらの組み合わせからなって良い。また、前記有機結合剤は、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルプチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、ニトリルーブタジエン系ゴム、スチレンーブタジエン系ゴム等の熱可塑性樹脂或いはそれらの共重合体、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは有機系難燃剤であるハロゲン化物、臭素化ポリマーのいずれか一つまたはそれらの組み合わせからなって良い。前記軟磁性体粉末は、偏平状および/または針状の粉末であることが好ましい。また、前記軟磁性体粉末は、酸化被膜、有機結合剤等により絶縁コーティングされた粉末または、導電性のある粉末であって良い。
本発明の第2の態様によれば、コイルアンテナに用いられるアンテナ用コアであって、絶縁性軟磁性体層と、前記絶縁性軟磁性体層の少なくとも一面に設けられた誘電体層とを有し、前記絶縁性軟磁性体層は軟磁性体粉末と有機結合剤とを有し、前記誘電体層は誘電体粉末と有機結合剤とを有し、前記絶縁性軟磁性体層は、複素透磁率の実部μ’の値が10MHz以下の周波数において20以上で、虚部μ”の値が10MHz以上の周波数において10以上である透磁率周波数特性を持つことを特徴とするアンテナ用コアが得られる。
本発明の第3の態様によれば、コイルアンテナに用いられるアンテナ用コアであって、絶縁性軟磁性体層を有し、前記絶縁性軟磁性体層は、軟磁性体粉末、誘電体粉末、及び有機結合剤を有し、前記絶縁性軟磁性体層は、複素透磁率の実部μ’の値が10MHz以下の周波数において20以上で、虚部μ”の値が10MHz以上の周波数において10以上である透磁率周波数特性を持つことを特徴とするアンテナ用コアが得られる。
本発明の第4の態様によれば、上記本発明の第1〜第3の態様のいずれか1つに記載のアンテナ用コアと、前記アンテナ用コアの外周面に巻回されたコイルとを有するコイルアンテナであって、可撓性を有することを特徴とするコイルアンテナが得られる。
本発明の第5の態様によれば、上記本発明の第4の態様によるコイルアンテナが時計バンドに装着されてなる時計が得られる。
本発明の第6の態様によれば、上記本発明の第4の態様によるコイルアンテナが時計のケースにリング状に装着されてなる時計が得られる。
本発明の第7の態様によれば、上記本発明の第4の態様によるコイルアンテナが時計の文字盤に装着されてなる時計が得られる。
本発明の第8の態様によれば、上記本発明の第4の態様によるコイルアンテナが携帯電話機のストラップに装着されてなる携帯電話機が得られる。
本発明の第9の態様によれば、上記本発明の第1〜第3の態様のいずれか1つに記載のアンテナ用コアと、前記アンテナ用コアの外周面に巻回されたコイルとを有するコイルアンテナを含む電子装置であって、前記アンテナ用コアは、その複素透磁率の実部μ’がアンテナ同調特性、磁気シールド及び磁気回路のヨークとして機能し、その複素透磁率の虚部μ”が前記電子装置内のノイズ抑制体として機能することを特徴とする電子装置が得られる。
上記本発明の第9の態様による電子装置において、前記電子装置は、電波時計もしくは電波時計とRFID(Radio Frequency Identification System)の複合機であって、前記アンテナ用コアは、前記電波時計のメタルケースと前記コイルアンテナと前記電波時計内の基板パターンもしくは電子部品間との電磁干渉を抑制するものであることが望ましい。
上記本発明の第9の態様による電子装置において、前記電子装置は、車載用のキーレスエントリーシステムもしくはスマートキーシステムであって、前記アンテナ用コアは、前記電子装置内の基板パターン及び電子部品間及び前記電子装置が取り付けられる近傍の金属部分との電磁干渉を抑制する機能を有するものであることが望ましい。
本発明の第9の態様による電子装置において、前記電子装置は、携帯電話機もしくは携帯電話機とRFID(Radio Frequency Identification System)との複合機であって、前記アンテナ用コアは前記携帯電話機内の基板パターンもしくは電子部品間及び前記電子装置が使用される近傍の金属部分との電磁干渉を抑制する機能を有するものであることが望ましい。
本発明の第4の態様によるコイルアンテナ、本発明の第5〜第7の態様による時計、本発明の第8の態様による携帯電話機、および本発明の第9の態様による電子装置において、前記コイルアンテナが可撓性エストラマまたはシリコン系樹脂、ゴム系樹脂、ポリアミド、ポリエステル樹脂のいずれか一つからなる外装ケースに装着し、防水性をもたせたものであることが好ましい。
本発明によるアンテナ用コアは、軟磁性体粉末と有機結合剤とを有する絶縁性軟磁性体から構成されており、絶縁性軟磁性体は、複素透磁率の実部μ’の値が10MHz以下の周波数において20以上で、虚部μ”の値が10MHz以上の周波数において10以上である透磁率周波数特性を持つので、それを使用したコイルアンテナは、従来のコイルアンテナ以上の特性が得られ、耐衝撃性、加工性、実装性に優れている。
また、本発明によるアンテナ用コアは、硬質層と軟質層とからなるので、柔軟性とゴム弾性に富み、耐衝撃性が向上され、製作性が良好である。そのため、このようなアンテナ用コアを使用したコイルアンテナは、多用途化(異形状、指向性の多軸化、軽薄短小、大型化)が進むアンテナ市場に対応が可能となる。
更に、本発明によるアンテナ用コアは、フレキシブルプリント回路基板(FPC)の様な薄い物から、数センチの物までの製作が可能である。そのため、本発明によるアンテナ用コアは、刃型、プレス金型、カッターの様な刃物等で切断が出来、有機結合剤の選定により成型も可能である。又、積層する事により更に複雑な形状にも対応が可能である。
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ用コアを使用したコイルアンテナについて説明する。
図1に図示したコイルアンテナは、送信用コイルアンテナの一例を示したものである。送信用コイルアンテナは、絶縁性軟磁性体で作られた8×8×60mmのコア(以下「絶縁性軟磁性体コア」と呼ぶこともある)1と、そのコア1の外周面に10T巻回された巻き線(コイル)2とを有する。コア1は、軟磁性体粉末と有機絶縁剤と硬化剤と有する。図示の例では、軟磁性体微粉末としてFe−Al−Si合金粉末を使用し、有機結合剤としてポリウレタン樹脂を使用した。このようなコア1は、1mmの厚みを有するシート状のコア素材即ちシートを8枚重ね合わせることによって作られる。巻き線(コイル)2としては、ポリウレタン線を用いた。Fe-Al-Si合金粉末は、反磁場係数をおさえるため、粉末粒径を偏平形状にしてもよく、また渦電流損をおさえるため、その粉末粒子に酸化膜等の絶縁を施してもよい。
図2に、こうして得られたコア1の透磁率周波数特性を示す。図2において、横軸は周波数(MHz)を表し、縦軸は透磁率μ’、μ”を表す。コア1の材料透磁率は、周波数1KHz〜1MHzにおいて例えば30≦μ’≦1000であった。
尚、この技術分野において周知のように、磁性材料は、μ=μ’−jμ”で表される複素透磁率μを持つ。ここで、jは虚数単位(√−1)を表す。μ’は実数部透磁率(実部)と呼ばれ、μ”は虚数部透磁率(虚部)と呼ばれる。尚、虚数部透磁率μ”は、透磁率の損失項に相当する。また、複素透磁率μと真空の透磁率μとの比μ=μ/μは比透磁率と呼ばれる。但し、比透磁率と透磁率とは比例関係にあるので、本明細書中では、比透磁率と透磁率とを区別せずに、比透磁率のことを透磁率と呼ぶこともある。
図2から明らかなように、絶縁性軟磁性体コア1は、複素透磁率μの実部μ’の値が10MHz以下の周波数において20以上で、虚部μ”の値が10MHz以上〜2000MHz以下の周波数範囲において10以上である透磁率周波数特性を持つことが分かる。
図3は、図1の送信用コイルアンテナにより送信し、そこから1.5m離れた所で測定した電界強度の結果を電界強度特性3として示す。図3は、周波数135KHzでC同調するときの状態を示している。
比較のために、図4に従来のコイルアンテナを示す。図4のコイルアンテナは、図1のコイルアンテナのコア1と同形状の代表的な焼結フェライトコア4を使用した送信用コイルアンテナである。この焼結フェライトコア4には同じ条件で巻き線(コイル)5が施されている。
図5は、図4のコイルアンテナにより送信し、そこから1.5m離れた所で測定した電界強度の結果を電界強度特性6として示す。図5は、周波数135KHzでC同調するときの状態を示している。
図3と図5とを比較すると、図1のコイルアンテナの方が図4のコイルアンテナに比べて、送信特性が2dB以上優れていることがわかる。
図6を参照して、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ用コアを使用したコイルアンテナについて説明する。
図6に図示したコイルアンテナは、受信用コイルアンテナの一例を示したものである。受信用コイルアンテナは、絶縁性軟磁性体で作られた2×10×60のコア(以下、「絶縁性軟磁性体コア」と呼ぶこともある)7と、そのコア7の外周面に100T巻回された巻き線(コイル)8とを有する。コア7は、軟磁性体粉末と有機絶縁剤と硬化剤とを有する。図示の例では、軟磁性体微粉末としてFe−Al−Si合金粉末を使用し、有機結合剤としてポリウレタン樹脂を使用した。このようなコア7は、1mmの厚みを有するシート状のコア素材即ちシートを2枚重ね合わせることによって作られる。巻き線(コイル)8としては、ポリウレタン線を用いた。
図7は、一定出力の送信アンテナ(入力21dBm)から1.5m離れた所に図6のコイルアンテナを置き、受信状態を測定した結果を電界強度特性9として示す。図7は、周波数135KHzでC同調させたときの状態を示している。
比較のために、図8に従来のアンテナを示す。図8のコイルアンテナは、図6のコイルアンテナのコア7と同形状の焼結フェライトコア10を使用した受信用コイルアンテナである。この焼結フェライトコア10には同じ条件で巻き線11が施されている。
図9は、一定出力の送信アンテナ(入力21dBm)から1.5m離れたところに図8のコイルアンテナを置き、受信状態を測定した結果を電界強度特性12として示す。図9は、周波数135KHzでC同調させたときの状態を示している。
図7と図9とを比較すると、図6のコイルアンテナの方が図8の従来のコイルアンテナに比べて、受信特性が6dB以上優れていることがわかる。
上述したように、図1及び図6のコイルアンテナは、従来の焼結フェライトコアを使用したコイルアンテナと同等以上の特性が得られる。さらに、絶縁性軟磁性体コア1、7はいずれも、カッターで切断し製作した物である。このことからも、絶縁性軟磁性体コア1、7は製作性及び加工性に富むことがわかる。
また、図1及び図6のコイルアンテナと図4及び図8のコイルアンテナとを1.8mの高さからコンクリート床に落下させたところ、図4及び図8のコイルアンテナに使用したコアには割れが発生したが、図1及び図6のコイルアンテナに使用したコアは割れることがなかった。
図1及び図6のコイルアンテナに使用したような絶縁性軟磁性体コアは、フレキシブル性及び屈曲性に富むので、棒状のコアを屈曲させてコアをループ状に丸めることも可能である。あるいは携帯電話機の内部のようにスペースの限られたところには、上述したコアを構成する薄いシート(例えば厚さ10〜50ミクロン)を平面コイルの上下から挟みこみ、偏平コイルアンテナ(シートアンテナ)とすることで、プリント基板の裏や筐体の裏、外側、或いは隙間に張り付けて使用することもできる。
図10に防水性をもたせたコイルアンテナを示す。図10に示されるように、図1又は図6に図示されたコイルアンテナが、外装ケースに装着されている。外装ケースは、可撓性エストラマまたはシリコン系樹脂、ゴム系樹脂、ポリアミド、ポリエステル樹脂のいずれか一つからなる。
図11は、図10に図示したコイルアンテナを屈曲させた様子を示している。図11に示されるように、コイルアンテナは指によって容易に屈曲させることが可能である。
図12に本発明のコイルアンテナを使用した電波腕時計を示す。
ここで、電波時計について説明する。日本の場合、福島の周波数60kHzと佐賀の周波数40kHzという2つの局から電波が出力されており、電波時計(RCC)は、この電波を受信して時刻を合わせている。もちろん、電波時計内にもクオーツは入っているが、局から発信されている電波は原子時計に合わせているので、非常に正確であり、日本国標準時間を示している。したがって、電波時計は、電池さえ入れておけば、時刻合わせが一切不要である。
従来のコイルアンテナは、フェライトコアやアモルファスコアに巻き線した柔軟性のないコイルアンテナである。そのため、従来のコイルアンテナは、腕に柔軟に締め付けられる時計バンドに取り付けることができず、時計のケースの中に挿入していた。しかるに、腕時計は女性用や子供用の時計は、ケース自体が小さいため、従来のコイルアンテナは小型化しなければならない。そのため、アンテナの必要なゲインが得られなかった。
これに対して、本発明のコイルアンテナは、時計バンドと同様に腕に取り付けるのに必要な柔軟性を有しているため、図12に示されるように、時計の時計バンドに装着することができる。このように時計バンドに本発明のコイルアンテナを装着しても、時計ケースの大きさに影響を受けずに、アンテナとして必要な利得特性を確保できる。
図13は、本発明のコイルアンテナと従来のコイルアンテナについて利得で比較したものである。利得は10cm法にて測定した。図13において、白丸は本発明のコイルアンテナを示し、黒丸は従来のコイルアンテナを示す。図13から、従来のコイルアンテナに比較して、本発明のコイルアンテナの方が、5〜15dB利得が優れていることが分かる。
図14は、本発明によるコイルアンテナを含む電波腕時計を示す。図示の電波腕時計は、コイルアンテナ13の少なくとも一面に軟磁性体シート14を添えている。この軟磁性体シート14によって電磁干渉を抑制することができる。尚、図示の軟磁性体シートは、絶縁性軟磁性体層を有する。絶縁性軟磁性体層は、軟磁性体粉末、誘電体粉末、及び有機結合剤を有する。
本発明に係るコイルアンテナは、時計のケースにリング状に装着されても良いし、時計の文字盤に装着されても良い。また、本発明によるコイルアンテナは、携帯電話機のストラップに装着されても良い。
また、本発明に係るコイルアンテナを電子装置に含ませても良い。この場合、アンテナ用コアは、その複素透磁率の実部μ’がアンテナ同調特性、磁気シールド及び磁気回路のヨークとして機能し、その複素透磁率の虚部μ”が電子装置内のノイズ抑制体として機能する。
そのような電子装置は、例えば、電波時計もしくは電波時計とRFID(Radio Frequency Identification System)の複合機であって良い。その場合、アンテナ用コアは、電波時計のメタルケースとコイルアンテナと電波時計内の基板パターンもしくは電子部品間との電磁干渉を抑制する。
また、上記電子装置は、車載用のキーレスエントリーシステムもしくはスマートキーシステムであっても良い。その場合、アンテナ用コアは、電子装置内の基板パターン及び電子部品間及びその電子装置が取り付けられる近傍の金属部分との電磁干渉を抑制する機能を有する。
さらに、上記電子装置は、携帯電話機もしくは携帯電話機とRFID(Radio Frequency Identification System)の複合機であっても良い。その場合、アンテナ用コアは、携帯電話機内の基板パターンもしくは電子部品間及び電子装置が使用される近傍の金属部分との電磁干渉を抑制する機能を有する。
上述したように、本発明によるアンテナ用コア1,7は、軟磁性体粉末と有機結合剤とを有する絶縁性軟磁性体から構成されている。その軟磁性体粉末は、高周波透磁率の大きな、鉄アルミ珪素合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジューム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト系アモルファス合金、鉄系アモルファス合金、酸化物磁性粉末(フェライト)、カーボニル鉄、モリブデンパーマロイ、純鉄圧粉の軟磁性材料のいずれか一つまたはそれらの組み合わせからなるとよい。
軟磁性体粉末は、偏平状および/または針状の粉末であることが好ましい。軟磁性体粉末は、酸化被膜、有機結合剤等により絶縁コーティングされた粉末または、導電性のある粉末であってよい。
また、有機結合剤は、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルプチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、ニトリルーブタジエン系ゴム、スチレンーブタジエン系ゴム等の熱可塑性樹脂或いはそれらの共重合体、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは有機系難燃剤であるハロゲン化物、臭素化ポリマーのいずれか一つまたはそれらの組み合わせからなるとよい。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る送信用コイルアンテナの外観を表わす写真である。 図1の送信用コイルアンテナに使用したコアの透磁率μ’,μ”の周波数特性を示すグラフである。 図1の送信用コイルアンテナの送信特性の一つである電界強度特性の例を示すグラフである。 従来の送信用コイルアンテナの一例を示す外観を表わす写真である。 図4の送信用コイルアンテナの送信特性の一つである電界強度特性の例を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る受信用コイルアンテナの外観を表わす写真である。 図6の受信用コイルアンテナの受信特性の一つである電界強度特性の例を示すグラフである。 従来の受信用コイルアンテナの一例の外観を表わす写真である。 図8の従来の受信用コイルアンテナの受信特性の一つである電界強度特性の例を示すグラフである。 本発明に係るコイルアンテナの防水モールドの一実施例を示す外観を表わす写真である。 図10に示したコイルアンテナの屈曲の使用の一実施例を示す外観を表わす写真である。 本発明に係るコイルアンテナを含む腕時計の使用例のモデル図である。 従来のコイルアンテナと本発明のコイルアンテナの利得特性を示すグラフである。 本発明に係るコイルアンテナと電磁抑制体シートとを備えた電波腕時計の一実施例を示すモデル図である。
符号の説明
1 本発明のコア
2 コイル
3 電界強度特性
4 フェライトコア
5 コイル
6 電界強度特性
7 本発明のコア
8 コイル
9 電界強度特性
10 従来のフェライトコア
11 コイル
12 電界強度特性
13 コイルアンテナ
14 電磁抑制体シート

Claims (19)

  1. コアと、当該コアに巻回されたコイルとを備えたコイルアンテナであって、
    前記コアは、
    軟磁性体粉末と、有機結合剤と、を有する絶縁性軟磁性体によって形成され、厚さが10μm〜1mmのシートを複数枚重ね合わせた構造を有し、
    前記軟磁性体粉末は、鉄アルミ珪素合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジューム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト系アモルファス合金、鉄系アモルファス合金、酸化物磁性粉末(フェライト)、カーボニル鉄、モリブデンパーマロイ、純鉄圧粉の軟磁性材料のいずれか一つまたはそれらの組み合わせからなる偏平状および/または針状の粉末であり、
    前記有機結合剤は、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、ニトリルーブタジエン系ゴム、スチレンーブタジエン系ゴム等の熱可塑性樹脂或いはそれらの共重合体、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは有機系難燃剤であるハロゲン化物、臭素化ポリマーのいずれか一つまたはそれらの組み合わせからなり、
    前記コアを形成する前記絶縁性軟磁性体は、複素透磁率の実部μ’の値が10MHz以下の周波数において20以上で、虚部μ”の値が10MHz以上の周波数において10以上である透磁率周波数特性を持つように前記軟磁性体粉末と前記有機結合剤が混合されており、前記コアは可撓性を示す程度に前記シートを積層した構造を有していることを特徴とするコイルアンテナ。
  2. 前記軟磁性体粉末が、酸化被膜、有機結合剤等により絶縁コーティングされた粉末または、導電性のある粉末である、請求項1記載のコイルアンテナ。
  3. コアと、当該コアに巻回されたコイルとを備えたコイルアンテナであって、前記コアは、絶縁性軟磁性体層と、前記絶縁性軟磁性体層の少なくとも一面に設けられた誘電体層とを有する、厚さが10μm〜1mmのシートを複数枚重ね合わせた構造を有し、前記絶縁性軟磁性体層は軟磁性体粉末と有機結合剤とを有し、前記誘電体層は誘電体粉末と有機結合剤とを有し、
    前記軟磁性体粉末は、鉄アルミ珪素合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジューム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト系アモルファス合金、鉄系アモルファス合金、酸化物磁性粉末(フェライト)、カーボニル鉄、モリブデンパーマロイ、純鉄圧粉の軟磁性材料のいずれか一つまたはそれらの組み合わせからなる偏平状および/または針状の粉末であり、
    前記有機結合剤は、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、ニトリルーブタジエン系ゴム、スチレンーブタジエン系ゴム等の熱可塑性樹脂或いはそれらの共重合体、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは有機系難燃剤であるハロゲン化物、臭素化ポリマーのいずれか一つまたはそれらの組み合わせからなり、
    前記絶縁性軟磁性体層は、複素透磁率の実部μ’の値が10MHz以下の周波数において20以上で、虚部μ”の値が10MHz以上の周波数において10以上である透磁率周波数特性を持つように前記軟磁性体粉末と前記有機結合剤が混合されており、前記コアは可撓性を示す程度に前記シートを積層した構造を備えていることを特徴とするコイルアンテナ。
  4. コアと、当該コアに巻回されたコイルとを備えたコイルアンテナであって、前記コアは、絶縁性軟磁性体層からなり、厚さが10μm〜1mmのシートを複数枚重ね合わせた構造を有し、前記絶縁性軟磁性体層は、軟磁性体粉末、誘電体粉末、及び有機結合剤を有し、
    前記軟磁性体粉末は、鉄アルミ珪素合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジューム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト系アモルファス合金、鉄系アモルファス合金、酸化物磁性粉末(フェライト)、カーボニル鉄、モリブデンパーマロイ、純鉄圧粉の軟磁性材料のいずれか一つまたはそれらの組み合わせからなる偏平状および/または針状の粉末であり、
    前記有機結合剤は、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、ニトリルーブタジエン系ゴム、スチレンーブタジエン系ゴム等の熱可塑性樹脂或いはそれらの共重合体、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは有機系難燃剤であるハロゲン化物、臭素化ポリマーのいずれか一つまたはそれらの組み合わせからなり、
    且つ、前記絶縁性軟磁性体層は、複素透磁率の実部μ’の値が10MHz以下の周波数において20以上で、虚部μ”の値が10MHz以上の周波数において10以上である透磁率周波数特性を持つように前記軟磁性体粉末と前記有機結合剤が混合されており、前記コアは可撓性を示す程度に前記シートを積層した構造を備えていることを特徴とするコイルアンテナ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のコイルアンテナが時計バンドに装着されてなる時計。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のコイルアンテナが時計のケースにリング状に装着されてなる時計。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載のコイルアンテナが時計の文字盤に装着されてなる時計。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載のコイルアンテナが携帯電話機のストラップに装着されてなる携帯電話機。
  9. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のコイルアンテナを含む電子装置であって、前記コアは、その複素透磁率の実部μ’がアンテナ同調特性、磁気シールド及び磁気回路のヨークとして機能し、その複素透磁率の虚部μ”が前記電子装置内のノイズ抑制体として機能することを特徴とする電子装置。
  10. 前記電子装置は、電波時計もしくは電波時計とRFID(Radio Frequency Identification System)の複合機であって、前記コアは、前記電波時計のメタルケースと前記コイルアンテナと前記電波時計内の基板パターンもしくは電子部品間との電磁干渉を抑制することを特徴とする請求項9に記載の電子装置。
  11. 前記電子装置は、車載用のキーレスエントリーシステムもしくはスマートキーシステムであって、前記アンテナ用コアは前記電子装置内の基板パターン及び電子部品間及び該電子装置が取り付けられる近傍の金属部分との電磁干渉を抑制する機能を有することを特徴とする請求項9に記載の電子装置。
  12. 前記電子装置は、携帯電話機もしくは携帯電話機とRFID(Radio Frequency Identification System)の複合機であって、前記アンテナ用コアは前記携帯電話機内の基板パターンもしくは電子部品間及び前記電子装置が使用される近傍の金属部分との電磁干渉を抑制する機能を有することを特徴とする請求項9に記載の電子装置。
  13. 前記コイルアンテナが可撓性エストラマまたはシリコン系樹脂、ゴム系樹脂、ポリアミド、ポリエステル樹脂のいずれか一つからなる外装ケースに装着され、防水性をもたせたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコイルアンテナ。
  14. 前記コイルアンテナが可撓性エストラマまたはシリコン系樹脂、ゴム系樹脂、ポリアミド、ポリエステル樹脂のいずれか一つからなる外装ケースに装着され、防水性をもたせたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の時計。
  15. 前記コイルアンテナが可撓性エストラマまたはシリコン系樹脂、ゴム系樹脂、ポリアミド、ポリエステル樹脂のいずれか一つからなる外装ケースに装着され、防水性をもたせたことを特徴とする請求項8に記載の携帯電話機。
  16. 前記コイルアンテナが可撓性エストラマまたはシリコン系樹脂、ゴム系樹脂、ポリアミド、ポリエステル樹脂のいずれか一つからなる外装ケースに装着され、防水性をもたせたことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1つに記載の電子装置。
  17. 前記コイルアンテナの少なくとも一面に絶縁性軟磁性体層を有する軟磁性体シートであって、前記絶縁性軟磁性体層は、軟磁性体粉末、誘電体粉末、及び有機結合剤を有する前記軟磁性体シートを添えることで電磁干渉を抑制する機能を有することを特徴とする、請求項5〜7のいずれか1つに記載の時計。
  18. 前記コイルアンテナの少なくとも一面に絶縁性軟磁性体層を有する軟磁性体シートであって、前記絶縁性軟磁性体層は、軟磁性体粉末、誘電体粉末、及び有機結合剤を有する前記軟磁性体シートを添えることで電磁干渉を抑制する機能を有することを特徴とする、請求項8に記載の携帯電話機。
  19. 前記コイルアンテナの少なくとも一面に絶縁性軟磁性体層を有する軟磁性体シートであって、前記絶縁性軟磁性体層は、軟磁性体粉末、誘電体粉末、及び有機結合剤を有する前記軟磁性体シートを添えることで電磁干渉を抑制する機能を有することを特徴とする、請求項9〜12のいずれか1つに記載の電子装置。
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