JP2003294868A - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP2003294868A
JP2003294868A JP2002093152A JP2002093152A JP2003294868A JP 2003294868 A JP2003294868 A JP 2003294868A JP 2002093152 A JP2002093152 A JP 2002093152A JP 2002093152 A JP2002093152 A JP 2002093152A JP 2003294868 A JP2003294868 A JP 2003294868A
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reception
antenna
receiving antenna
timepiece
operation member
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JP2002093152A
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English (en)
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Noriaki Ozawa
範明 小澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信状態が比較的悪い場所であっても受信を
可能にし得る時計を提供する。 【解決手段】 時計100においては、外装ケース10
1の前面側に時間表示部102が設けられている。時間
表示部102の周囲には、回転自在に構成された環状の
枠体等で構成される外部操作部材103が設けられてい
る。この外部操作部材103には、受信アンテナ104
が取り付けられている。受信アンテナ104は、外装ケ
ース101の内部に配置されている。上記外部操作部材
103を回転させることにより、受信アンテナ104の
姿勢を変えることができ、良好な受信状態であるか否か
を表示体106で確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時計に係り、特に、
電波を受信して時刻を修正する機能を有する電波時計と
して好適な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、所定の送信局から送信された電
波を受信して、自動的に日付や時刻を修正する機能を有
するいわゆる電波時計が知られている。この電波時計
は、上記電波に含まれる日付情報や時刻情報に従って、
内部に格納された時計ムーブメントに含まれる時計回路
の日付情報及び時刻情報を修正する。
【0003】上記従来の電波時計においては、電波を受
信するためのアンテナが設けられている。このアンテナ
としては、例えば、フェライト等の磁性体で構成される
磁芯の周りにコイルを巻回させてなるバーアンテナが用
いられる。
【0004】従来から市販されている腕時計としては、
裏側に開口部を有する外装ケースと、この外装ケースの
開口部を閉鎖する裏蓋とによってケース体が構成され、
このケース体の内部に時計ムーブメントが配置されたも
のが一般的である。この外装ケースの表側には文字板及
び指針、或いは、液晶パネル等の各種表示体が配置され
た時刻表示部が設けられる。
【0005】電波時計としては、定期的に電波を受信し
て時刻修正を自動的に行うことができるとともに、スイ
ッチなどを押圧することによって電波を受信し、時刻修
正を行うことができるように構成されたものがある。ま
た、電波を正常に受信し、時刻修正が完了した場合には
緑色に点灯し、電波の受信状態が悪く、時刻修正を行う
ことができない場合には赤色に点灯する受信状態表示灯
を備えたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電波時計においては、電波の受信状態が悪い場合に
は時刻修正が不可能であり、上記受信状態表示灯を有す
る電波時計であっても、単に時刻修正ができていないこ
とが表示されるだけであるため、受信状態が良好になる
場所まで時計を移動させる必要があることから、時計の
設置場所が制限されるとともに、任意の時点で時刻修正
を行うことができないという問題点があった。また、設
置姿勢によって受信状態が変わることがあるため、設置
姿勢によってはその場所で十分に受信可能であるにも拘
わらず、部屋構造に適した設置姿勢を採ると、受信状態
が悪化してしまうといった問題点もあった。
【0007】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、受信状態が比較的悪い場所であっ
ても受信を可能にし得る時計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の時計は、受信アンテナと、時間情報を表示す
るための時間情報表示手段と、前記受信アンテナにて受
信された受信信号を処理する受信信号処理手段とが設け
られた時計であって、前記受信アンテナはその姿勢が変
更可能に配置され、操作により前記受信アンテナの姿勢
を変化させることの可能な外部操作部材が設けられてい
ることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、外部操作部材を操作す
ることによって受信アンテナの姿勢を変化させることが
できるため、受信アンテナによる受信状態が悪い場所で
あっても、外部操作部材を操作することによって受信状
態を改善することが可能になる。
【0010】ここで、外部操作部材としては、受信アン
テナの姿勢を操作するための専用部材であってもよい
が、他の操作用途に用いることのできる兼用部材である
ことが好ましい。外部操作部材としては、例えば、リュ
ウズ、回転ベゼル、押しボタンなどが挙げられる。
【0011】また、受信アンテナとしては、磁芯の周り
にコイルが巻回されてなるバーアンテナであることが望
ましい。バーアンテナは比較的指向性が強いため、その
姿勢(或いは磁芯の伸びる方向の方位)を変化させるこ
とにより、高い受信感度の向上効果が得られる。
【0012】本発明において、前記外部操作部材に連動
して前記受信アンテナが回転するように構成されている
ことが好ましい。
【0013】この発明によれば、外部操作部材を操作す
ることによって受信アンテナが回転するため、確実に姿
勢を変えることが可能になる。また、受信アンテナを回
転可能に構成すればよいので、比較的小さなスペースで
受信アンテナの姿勢を変化させることが可能になる。
【0014】本発明において、前記受信信号処理手段
は、前記受信信号に基づいて前記時間情報を修正する時
間情報修正手段であることが好ましい。
【0015】この発明によれば、受信アンテナが受信し
た受信信号に基づいて時間情報を修正することが可能に
なり、時間情報表示手段において、より正確な時間情報
を表示することが可能になる。
【0016】本発明において、前記受信アンテナによる
受信状態を表示する受信状態表示手段が設けられている
ことが好ましい。
【0017】この発明によれば、受信状態表示手段によ
り、外部操作部材を操作しながら受信状態を確認するこ
とができるので、受信状態が最も良好と表示される位置
に外部操作部材をあわせることによって、受信アンテナ
により確実な受信を行うことが可能になる。
【0018】ここで、受信アンテナによる受信状態を表
示する受信状態表示手段としては、単に受信状態が良好
であるか不良であるかを示すものであっても構わない。
ただし、受信状態の程度をより詳細に知るためには、単
なる受信状態の良否だけではなく、受信状態の程度を少
なくとも3段階以上で表示できるものであることが望ま
しい。
【0019】この場合に、前記外部操作部材が操作され
たときに自動的に前記受信状態表示手段が動作するよう
に構成されていることが望ましい。
【0020】この発明によれば、外部操作部材を操作す
るだけで自動的に受信状態表示手段が動作するので、他
の操作を行う必要なしに受信状態を確認できる。
【0021】本発明において、前記外部操作部材が操作
されたときに自動的に前記受信信号処理手段が動作する
ように構成されていることが好ましい。
【0022】この発明によれば、外部操作部材が操作さ
れたときに受信信号処理手段が自動的に動作することに
よって、他の操作を行う必要なしに受信信号を処理する
ことが可能になる。例えば、受信信号処理手段が時間情
報修正手段である場合には、外部操作手段を操作するだ
けで自動的に時間情報が修正される。より具体的には、
外部操作手段が操作された後に一定時間外部操作部材が
操作されていないとき(すなわち、外部操作手段の操作
が終了した場合や中断した場合など)に、受信信号処理
手段が動作を開始するように構成することが望ましい。
【0023】本発明において、前記受信アンテナと前記
時間情報表示手段との間に磁性体が配置されていること
が好ましい。
【0024】この発明によれば、受信アンテナと時間情
報表示手段との間に磁性体が配置されていることによ
り、少なくとも部分的に両者間に磁気遮蔽が施されるた
め、両者間の磁気的影響を低減できる。例えば、時間情
報表示手段に時刻表示用駆動モータが配置されている場
合には、当該モータの誤動作等を防止することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る時計の実施形態について詳細に説明する。
【0026】[第1実施形態]図1(a)は、本発明に
係る第1実施形態の時計100の外観を示す斜視図であ
り、図1(b)は、時計100の外部操作部材及び受信
アンテナの詳細な構成を示す概略構成図である。
【0027】図1(a)に示すように、本実施形態の時
計100は、図示例では置き時計である。時計100
は、外装ケース101の前面側に時間表示部102が設
けられている。時間表示部102には、例えば、文字板
及び指針が設けられる。時間表示部は液晶パネル等の各
種表示体で構成されていてもよい。時間表示部102の
周囲には、回転自在に構成された環状の枠体等で構成さ
れる外部操作部材103が設けられている。この外部操
作部材103には、受信アンテナ104が取り付けられ
ている。受信アンテナ104は、外装ケース101の内
部に配置されている。
【0028】外装ケース101の表面には、操作スイッ
チ105が設けられている。この操作スイッチ105
は、後述する受信信号処理手段を動作させるためのもの
である。また、外装ケース101の表面には表示体10
6が設けられている。この表示体106は、上記受信ア
ンテナ104による受信状態を、例えば棒グラフ状に棒
状の点灯領域の長さにて示すようになっている。すなわ
ち、表示体106は、受信アンテナの受信状態の強弱を
実質的にアナログ量で示すようになっている。
【0029】図1(b)に示すように、受信アンテナ1
04は、磁芯104Aと、この磁芯104の周りに巻回
されたコイル104Bとを有するバーアンテナである。
受信アンテナ104(すなわち上記コイル104B)の
両端からは、出力ライン104a,104bが導出さ
れ、これらの出力ライン104a,104bは、上記外
部操作部材103と同芯形状に構成された環状導体部を
有する接続部品104c,104dに摺接している。出
力ラインと接続部品とは外部操作部材103が如何なる
回転位置にあるときにも常に導電接触するように構成さ
れている。接続部品104c,104dは、後述する受
信信号処理手段(すなわち受信回路)に接続されてい
る。
【0030】図4は、本実施形態の時計100の内部構
成を示す概略構成ブロック図である。上記アンテナ10
4(すなわち、受信アンテナ104の磁芯104Aに巻
回されたコイル104B)は、例えば上記出力ライン1
04a,104b及び接続部品104c,104dを介
して、受信回路121に接続される。この受信回路12
1では、アンテナ104で検出された電波を復調して受
信データを取り出し、データ記憶回路122に送出する
ようになっている。データ記憶回路122では、受信デ
ータに対して適宜のコード等でデータ変換を行い、その
結果を時間情報として制御回路123に送出する。制御
回路123は、上記受信回路121及びデータ記憶回路
122の動作状態を適宜に制御するとともに、時計ムー
ブメント内に構成された駆動回路124を制御する。駆
動回路124は、表示用のモータを駆動するモータ、或
いは、液晶パネル等の表示体等で構成される時間表示手
段125を駆動する。この時間表示手段125がモータ
とこのモータによって駆動される指針等で構成される場
合には、指針の位置などを検出する表示状態検出回路1
26によって表示状態が検出され、その検出データを制
御回路123に送るようになっている。なお、上記各回
路は電源(例えば電池、キャパシタ等)127から電力
供給を受けるようになっている。
【0031】本実施形態では、図示しない送信局から所
定の電波が送信され、これをアンテナ104で検出する
と、受信回路121は上記のように受信データをデータ
記憶回路122へ出力し、データ記憶回路122から制
御回路123に時間情報が送られる。制御回路123で
は、時計の現在の時刻設定状態を制御回路123の内部
レジスタや表示状態検出回路126などから取り入れ、
現在の時刻設定状態と、電波から得られた時間情報とを
比較し、両者が整合していない場合には、状況に応じた
制御信号を駆動回路124へ送り、現在の時刻設定を修
正する。なお、制御回路123は、データ記憶回路12
2等のデータに基づいて、時刻修正を行う条件が満たさ
れたり、タイミングが到来したりした場合に、受信回路
122及びデータ記憶回路123を制御して上記時間情
報を取得させる。また、時計100に装備された上記の
操作スイッチ105を操作した場合にも、操作信号出力
回路128が操作信号を制御回路123に送出し、これ
によって制御回路123が時間情報を取得し、時刻設定
を修正するように構成される。
【0032】また、上記制御回路123は、上記表示体
106に受信状態表示信号を送出し、表示体106に表
示するようになっている。この受信状態表示信号は、上
記操作信号出力回路128から操作信号が送出される
と、制御回路123から出力される。
【0033】さらに、本実施形態においては、上記外部
操作部材103が回転すると、上記操作信号出力回路1
28がこれを検知して、上記と同様の操作信号を制御回
路123に送るようになっている。したがって、外部操
作部材103を操作すると、制御回路123は、自動的
に受信状態を表示体106に表示させるとともに、受信
状態が良好である場合には、外部操作部材103の操作
が行われた後に一定時間(例えば1秒)停止(或るいは
中断)した時点で、自動的に上述の如く時間情報を取得
し、時刻設定を修正する。
【0034】本実施形態においては、外部操作部材10
3を回転させることによって受信アンテナ104も回転
するため、受信アンテナ104の姿勢(受信感度に関し
て特異性を呈する方向、例えば、本実施形態の場合、磁
芯104Aの延長方向(最大感度方向)の方位)が変化
する。受信アンテナ104の姿勢が変化することによっ
て、受信アンテナ104の受信感度もまた変化し、それ
は、表示体106にて表示される。したがって、外部操
作部材103を回転させながら、表示体106にて十分
な感度を有する状態になるように、或いは、最も高い感
度を有する状態になるように、外部操作部材103の回
転位置を調整することができる。そして、上記のように
外部操作部材103の調整が完了すると、受信アンテナ
104にて受信された電波により時間情報が取得され、
時刻修正が行われる。
【0035】したがって、本実施形態によれば、時計1
00を或る場所に設置したときに、受信状態が良好でな
くても、外部操作部材103を操作することによって受
信状態を良好にすることが可能になる。また、外部操作
部材103を操作する際に表示体106により受信状態
が表示されるので、適切な外部操作部材103の操作位
置を知ることができる。さらに、外部操作部材103の
操作が完了すれば、そのまま自動的に受信信号の処理が
行われるので、操作が簡単になる。すなわち、きわめて
簡単に時刻修正を行うことができ、しかも、受信状態が
良好になった時点で迅速に(つまり受信状態が変化しな
いうちに)時刻修正を行うことが可能になる。
【0036】[第2実施形態]次に、図2を参照して本
発明に係る第2実施形態について説明する。図2(a)
は本実施形態の時計200の外観を示す斜視図であり、
図2(b)は時計200の拡大部分断面図である。
【0037】図2(a)に示すように、時計200は腕
時計である。時計200には、外装ケース201の前面
側に時間表示部202が設けられている。時間表示部2
02には指針と文字板とが配置されている。時間表示部
は液晶パネル等の各種表示体で構成されていてもよい。
この時間表示部202には、表示領域206が形成され
ている。この表示領域206には複数(好ましくは3つ
以上の、図示例では5つの)表示体(LEDなど)が配
列されている。
【0038】外装ケース201の前面側の時間表示部2
02の周囲には、環状の回転ベゼル203が回転自在に
取り付けられている。この回転ベゼル203の内部には
受信アンテナ204が配置されている。本実施形態で
は、受信アンテナ204は複数(図示例では2つ)設け
られている。また、外装ケース201の側部にはリュウ
ズ205が設けられている。
【0039】図2(b)に示すように、外装ケース20
1には環状の凹部201aが形成されている。上記回転
ベゼル203は凹部201aに案内されて回転可能に構
成されている。なお、回転ベゼル203の回転方向に軽
い回転抵抗或いはクリック感を与えるための構造につい
ては図示を省略してある。回転ベゼル203の内部には
上記受信アンテナ204が配置されている。受信アンテ
ナ204は、磁芯204Aとコイル204Bとを有す
る。受信アンテナ204からは出力ライン204a,2
04bが引き出され、回転ベゼル203の底面に固定さ
れた接点ばね204c,204dに導電接続されてい
る。
【0040】一方、上記凹部201aには環状の入力端
子201c,201dが形成されている。そして、上記
接点ばね204c,204dは、回転ベゼル203の回
転位置に寄らず、これらの入力端子201c,201d
に常時導電接触するように構成されている。
【0041】本実施形態の内部構成は、基本的に図4に
示す構成と全く同様の構成を備え、上記入力端子201
c,201dは、図4に示す受信回路121に接続され
ている。ここで、上記第1実施形態の操作スイッチ10
5の代りにリュウズ205を用いることができ、第1実
施形態の表示体106の代りに表示領域206が設けら
れている点以外は、全く同様である。したがって、受信
アンテナ204にて受信された信号は受信回路121に
入力されるが、その他の構成及び動作については説明を
省略する。表示領域206は、その点灯数によって受信
状態の良否の程度を示すように構成されている。すなわ
ち、表示領域206は、受信状態をデジタル量として表
示する。
【0042】本実施形態では、回転ベゼル203を回転
させることにより、内部に配置された受信アンテナ20
4の姿勢が変化するため、受信状態を変えることができ
る。また、第1実施形態の操作スイッチ105の代りに
リュウズ205を操作することによって上記第1実施形
態と同様の受信動作が行われる。また、受信動作時には
上記第1実施形態と同様に表示領域206において受信
状態が表示される。さらに、回転ベゼル203を回転操
作することによって自動的に表示領域206に受信状態
が表示され、回転ベゼル203の回転操作後に一定時間
操作が停止(中断)すると、上記と同様に受信動作が自
動的に行われる。
【0043】本実施形態においては、操作スイッチの機
能をリュウズ205が備えているため、専用のスイッチ
などを別途設ける必要がなく、通常のリュウズ205の
機能と受信動作を開始させるための手段としての機能と
を同一の操作部材(兼用部材)で実現できる。したがっ
て、部品点数の増加を抑制し、製造コストの上昇を抑制
できるとともに、操作性も向上することができる。
【0044】[第3実施形態]次に、図3を参照して本
発明に係る第3実施形態について説明する。図3(a)
は、本実施形態の時計300の平面図であり、図3
(b)は時計300の概略断面図である。なお、本実施
形態の時計300は、バンドを取り付けることによって
腕時計になり、また、懐中時計にもなる構造を有する。
すなわち、本実施形態は、携帯時計の一般的な構成を示
すためのものであり、携帯方法に応じて必要な図示しな
い適宜の携帯手段(バンド、鎖など)があればこれを設
けてもよい。
【0045】時計300には外装ケース301が設けら
れ、この前面側に時間表示部302が形成されている。
外装ケース301の側部にはリュウズ303が設けら
れ、このリュウズ303は外装ケース301の内部に配
置された時計ムーブメント308に接続されている。時
計ムーブメント308としては、例えば、ステッピング
モータ等で構成される駆動モータ308Aを内蔵する構
成が挙げられる。外装ケース301の裏面側には裏蓋3
05が取り付けられている。
【0046】本実施形態では、リュウズ303に接続さ
れた巻芯308Bに歯車等の回転伝達手段307Aが取
り付けられ、この回転伝達手段307Aは裏蓋305に
対して回転自在に軸支された歯車等の回転体307Bに
噛合している。回転体307B上には受信アンテナ30
4が固定されている。なお、回転体307B上には受信
回路等のように、受信アンテナ304に接続される回路
構成部品を適宜に実装してもよい。回転体307B上の
受信アンテナ304或いは上記回路構成部品は、図示し
ない配線経路を介して上記時計ムーブメント308内の
回路部分に接続される。この接続は、第1実施形態と同
様の摺接する接点構造などを用いることによって容易に
構成できる。
【0047】本実施形態においても、上記第1実施形態
と同様に、図4に示す内部構成と同じ構成を有する。こ
こで、第1実施形態の操作スイッチ105の代りにリュ
ウズ303を例えば所定段数引き出すことによって受信
動作が開始される。また、受信状態は、第1実施形態の
表示体106の代りに時間表示部302に設けられた表
示領域306によって表示される。また、図4に関して
その他の構成は第1実施形態と全く同様であるので、説
明を省略する。
【0048】なお、上記の図4に示す構成のうち、時間
情報表示手段125以外の構成については、すべて回転
体307B上に構成してもよい。また、回転体307B
上には受信アンテナ304以外を配置することなく、全
てを時計ムーブメント308内に構成してもよい。もち
ろん、図4に示す時間表示手段125以外の構成の一部
分を回転体307B上に構成し、残りの部分を時計ムー
ブメント308内に構成しても構わない。
【0049】本実施形態では、時計ムーブメント308
と、上記受信アンテナ304との間に磁気遮蔽板309
が配置されている。磁気遮蔽板309は公知のように透
磁率の低い磁性体で構成される。磁気遮蔽板309は、
例えば、時計ムーブメント308の底部に固定された
り、或いは、外装ケース301に固定されたりする。
【0050】本実施形態において、リュウズ303を回
転させることによって回転伝達手段307Aが回転し、
これにより回転体307Bも回転するため、回転体30
7B上に固定された受信アンテナ304も回転する。こ
れによって受信アンテナ304の姿勢を変えることが可
能になる。
【0051】また、本実施形態では、磁気遮蔽板309
によって受信アンテナ304と時計ムーブメント308
とが完全ではなくても磁気的に隔絶されるため、例え
ば、受信アンテナ304にて生ずる磁界によって駆動モ
ータ308Aが誤動作し、時間表示に狂いが生ずること
などを防止できる。
【0052】なお、上記各実施形態の時計において、内
部に配置された受信アンテナにより支障なく電波等の放
射線を受信できるようにするためには、ケース体、外装
ケース、裏蓋、文字板などの部材の少なくとも一部を、
合成樹脂、ガラス、セラミックス等の絶縁体で構成する
ことが好ましい。
【0053】尚、本発明の時計は、上述の図示例にのみ
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
受信アンテナの受信感度をその場で改善することが可能
になる。また、より良好な受信状態で信号を受信するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る時計の第1実施形態の外観を示
す斜視図(a)、及び、外部操作部材と受信アンテナの
構造を示す概略斜視図(b)である。
【図2】 本発明に係る時計の第2実施形態の外観を示
す斜視図(a)、及び、拡大部分断面図(b)である。
【図3】 本発明に係る時計の第3実施形態の外観を示
す平面図(a)、及び、概略断面図(b)である。
【図4】 第1実施形態の時計の内部構成を示す概略構
成ブロック図である。
【符号の説明】
100,200,300・・・時計、101,201,
301・・・外装ケース、102,202,302・・
・時間表示部、103・・・外部操作部材、104,2
04,304・・・受信アンテナ、105・・・操作ス
イッチ、106・・・表示体、121・・・受信回路、
122・・・データ記憶回路、123・・・制御回路、
124・・・駆動回路、125・・・時間表示手段、1
27・・・電源、203・・・回転ベゼル、303・・
・リュウズ、307B・・・回転体、308・・・時計
ムーブメント、308A・・・駆動モータ、308B・
・・巻芯、309・・・磁気遮蔽板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 7/08 H01Q 7/08 Fターム(参考) 2F002 AA00 AB02 AB03 AB04 AB06 AC01 BB04 2F083 AA00 JJ12 5J046 AA01 AA02 AA04 AA09 AA12 AB11 QA01 5J047 AA01 AA02 AA04 AA09 AA12 AB11 BF10 EF02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信アンテナと、時間情報を表示するた
    めの時間情報表示手段と、前記受信アンテナにて受信さ
    れた受信信号を処理する受信信号処理手段とが設けられ
    た時計であって、 前記受信アンテナはその姿勢を変更可能に配置され、操
    作により前記受信アンテナの姿勢を変化させることの可
    能な外部操作部材が設けられていることを特徴とする時
    計。
  2. 【請求項2】 前記外部操作部材に連動して前記受信ア
    ンテナが回転するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の時計。
  3. 【請求項3】 前記受信信号処理手段は、前記受信信号
    に基づいて前記時間情報を修正する時間情報修正手段で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の時
    計。
  4. 【請求項4】 前記受信アンテナによる受信状態を表示
    する受信状態表示手段が設けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の時計。
  5. 【請求項5】 前記外部操作部材が操作されたときに自
    動的に前記受信状態表示手段が動作するように構成され
    ていることを特徴とする請求項4に記載の時計。
  6. 【請求項6】 前記外部操作部材が操作されたときに自
    動的に前記受信信号処理手段が動作するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    か1項に記載の時計。
  7. 【請求項7】 前記受信アンテナと前記時間情報表示手
    段との間に磁性体が配置されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の時計。
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