JP5019014B2 - 反射防止膜及び反射防止膜の形成方法並びに反射防止ガラス - Google Patents

反射防止膜及び反射防止膜の形成方法並びに反射防止ガラス Download PDF

Info

Publication number
JP5019014B2
JP5019014B2 JP2000369438A JP2000369438A JP5019014B2 JP 5019014 B2 JP5019014 B2 JP 5019014B2 JP 2000369438 A JP2000369438 A JP 2000369438A JP 2000369438 A JP2000369438 A JP 2000369438A JP 5019014 B2 JP5019014 B2 JP 5019014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon compound
mol
general formula
solution
antireflection film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000369438A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001235604A (ja
Inventor
孝和 中田
賢一 元山
里枝 軍司
誠 若林
均 古性
裕善 袋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP2000369438A priority Critical patent/JP5019014B2/ja
Publication of JP2001235604A publication Critical patent/JP2001235604A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5019014B2 publication Critical patent/JP5019014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/02Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with glass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/28Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
    • C03C17/30Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material with silicon-containing compounds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31551Of polyamidoester [polyurethane, polyisocyanate, polycarbamate, etc.]
    • Y10T428/31609Particulate metal or metal compound-containing
    • Y10T428/31612As silicone, silane or siloxane
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31652Of asbestos
    • Y10T428/31663As siloxane, silicone or silane
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31652Of asbestos
    • Y10T428/31667Next to addition polymer from unsaturated monomers, or aldehyde or ketone condensation product

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、CRT、EL、タッチパネルなどの画像表示装置、眼鏡レンズ等のガラス製光学物品の透明性向上に有効な反射防止膜及びその反射防止ガラスに関する。特に、量産性に優れた反射防止ガラスの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
LCD、PDP、CRT、EL、タッチパネルに代表される画像表示装置に用いられる透明電極付きガラス基板などの透明性基材は、その片面でおよそ4%程度の反射光を発生しており、視認性や透過率低下の要因となっている。そこで、基材からの反射光量を低減し、視認性や透過率を向上させる目的で、基材表面に低屈折率薄膜や屈折率の異なる薄膜を積層した多層膜等の、いわゆる反射防止膜を形成する方法が用いられている。
【0003】
一般的に、多層構造による反射防止膜では、広い波長域で有効な反射防止が実現されるが、各層の膜厚を高精度に制御する技術が要求されるため、量産性に劣るものであった。そこで、簡便に反射防止膜を形成する方法として、塗布法により形成される低屈折率薄膜がいくつか提案されている。
【0004】
特開平6−157076号公報には、異なる分子量を有するアルコキシシランの加水分解縮合物の混合物を塗布液に用いることにより、被膜表面に微細な凹凸を形成し、低屈折率の反射防止膜とすることが提案されているが、被膜形成時の相対湿度制御による被膜表面凹凸のコントロールや、異なる分子量を有する縮合物の製造が煩雑である等の問題があった。
【0005】
特開平5−105424号公報には、MgF2 微粒子を含有する塗布液を用いる方法が開示されているが、形成された被膜は機械的強度、基材との密着性に乏しく、さらに反射防止性能に劣るという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、フルオロアルキルシランを用いたポリシロキサン溶液から得られる被膜を、80〜450℃で熱処理することにより、低屈折率かつ大きな水接触角を有する被膜が形成されることを見出した(特開平9−208898号公報)。この場合、表示装置表面に該被膜が形成された時は、大きな水接触角は付加機能として有用な特性であるが、高透明基材として装置内部に用いる場合には、被膜表面にさらに成膜が行われることが必須となり、大きな水接触角は、該被膜上への成膜において不都合なものであった。
【0007】
そこで、さらに鋭意検討した結果、熱処理温度を適正化することにより、水接触角が小さく、かつ低屈折率な被膜が得られることを見いだした。
【0008】
すなわち、本発明は、水接触角が小さく、反射防止性能に優れた反射防止膜を低コストで、大量かつ大面積に処理可能な方法で提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第一発明は、ガラス表面に密着して形成される反射防止膜の形成方法において、下記一般式(1)
【0010】
【化9】
Figure 0005019014
【0011】
(式中、Rは1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)で示される珪素化合物(A)と、下記一般式(2)
【0012】
【化10】
Figure 0005019014
【0013】
(式中、R1 は炭素数1〜18の有機基を表し、R2 は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)で示される珪素化合物(B)と、下記一般式(3)
【0014】
【化11】
Figure 0005019014
【0015】
(式中、R3 は、水素原子または1〜12個の炭素原子を有する非置換のもしくは置換基を有するアルキル基を表す。)で示されるアルコール(C)と、蓚酸(D)とを、珪素化合物(A)1モルに対して珪素化合物(B)0.05〜4.5モルの比率に、珪素化合物(A)と珪素化合物(B)に含まれる全アルコキシ基1モルに対してアルコール(C)0.5〜100モルの比率に、そして珪素化合物(A)と珪素化合物(B)に含まれる全アルコキシ基1モルに対して蓚酸(D)0.2〜2モルの比率に含有する反応混合物を形成させ、そしてこの反応混合物を、その中の珪素原子から換算された0.5〜10重量%のSiO2 濃度に維持すると共に水の不存在を維持しながら、当該反応混合物中の珪素化合物(A)及び珪素化合物(B)の全残存量が5モル%以下となるまで、50〜180℃で加熱して得られたポリシロキサン溶液をガラス表面に塗布し、この塗布により得られた塗膜を480〜520℃の温度で熱硬化させることを特徴とする反射防止膜の形成方法である。
【0016】
次に、第二発明は、第一発明記載の一般式(2)において、R1 で表される有機基がフッ素原子を含む珪素化合物(B)であることを特徴とする、反射防止膜の形成方法である。
【0017】
第三発明は、第一発明記載の一般式(2)が、下記一般式(4)
【0018】
【化12】
Figure 0005019014
【0019】
(式中、nは0〜12の整数を表し、R4 は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)で示される珪素化合物(B)であることを特徴とする反射防止膜の形成方法である。
【0020】
第四発明は、ガラス表面に密着して形成される反射防止膜において、下記一般式(1)
【0021】
【化13】
Figure 0005019014
【0022】
(式中、Rは1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)で示される珪素化合物(A)と、下記一般式(2)
【0023】
【化14】
Figure 0005019014
【0024】
(式中、R1 は炭素数1〜18の有機基を表し、R2 は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を示す。)で示される珪素化合物(B)と、下記一般式(3)
【0025】
【化15】
Figure 0005019014
【0026】
(式中、R3 は、水素原子または1〜12個の炭素原子を有する非置換のもしくは置換基を有するアルキル基を表す。)で示されるアルコール(C)と、蓚酸(D)とを、珪素化合物(A)1モルに対して珪素化合物(B)0.05〜4.5モルの比率に、珪素化合物(A)と(B)に含まれる全アルコキシ基1モルに対して蓚酸(D)0.2〜2モルの比率に含有する反応混合物を形成させ、そしてこの反応混合物を、その中の珪素原子から換算された0.5〜10重量%のSiO2 濃度に維持すると共に水の不存在を維持しながら、当該反応混合物中の珪素化合物(A)及び珪素化合物(B)の全残存量が5モル%以下となるまで、50〜180℃で加熱して得られたポリシロキサン溶液をガラス表面に塗布し、この塗布により得られた塗膜を480〜520℃の温度で熱硬化して得られる、1.33〜1.38の屈折率及び40°以下の水接触角を示すことを特徴とする反射防止膜である。
【0027】
第五発明は、第四発明記載の一般式(2)において、R1 で表される有機基がフッ素原子を含んでいることを特徴とする反射防止膜である。
【0028】
第六発明は、第四発明記載の一般式(2)が、下記一般式(4)
【0029】
【化16】
Figure 0005019014
【0030】
(式中、nは0〜12の整数を表し、R4 は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)で示される珪素化合物(B)であることを特徴とする反射防止膜である。
【0031】
第七発明は、ガラスの片面もしくは両面に第四〜第六発明記載の反射防止膜が形成されてなることを特徴とする反射防止ガラスである。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、実施の形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
【0033】
前記一般式(1)に含まれるアルキル基Rの例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルなどが挙げられ、好ましい珪素化合物(A)の例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシランなどが挙げられる。これらの中でもテトラメトキシシラン、テトラエトキシシランなどが特に好ましい。
【0034】
前記一般式(2)に含まれるアルキル基R2 の例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルなどが挙げられ、好ましい珪素化合物(B)の例としては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、ペンチルトリメトキシシラン、ペンチルトリエトキシシラン、ヘプチルトリメトキシシラン、ヘプチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、ヘキサデシルトリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、トリフルオロプロピルトリエトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシランなどが挙げられる。これらは、単独でまたは二種以上組み合わせて用いることができる。
【0035】
この好ましい珪素化合物(B)のうち、下記一般式(4)
【0036】
【化17】
Figure 0005019014
【0037】
(式中、nは0〜12の整数を表し、R4 は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)で示される、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン(n=0)、トリフルオロプロピルトリエトキシシラン(n=0)、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン(n=5)、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン(n=5)、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン(n=7)、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシラン(n=7)などの含フッ素シランが特に好ましい。
【0038】
前記一般式(3)に含まれる非置換のアルキル基R3 の例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、へプチル、オクチルなどが挙げられ、置換基を有するアルキル基R3 の例としては、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、エトキシエチルなどが挙げられる。
【0039】
好ましいアルコール(C)の例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、n-ブタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルなどが挙げられ、これらは単独でまたは二種以上組み合わせて用いることができる。これらの中でも特にエタノールが好ましい。
【0040】
珪素化合物(B)の含有量は、珪素化合物(A)1モルに対して、0.05〜4.5モルが好ましい。含有量を0.05モル以下とした場合、1.40以下の屈折率を有する被膜が形成されず、4.5モル以上とした使用した場合には、均一な溶液が得られない。
【0041】
アルコール(C)の含有量は、珪素化合物(A)と珪素化合物(B)に含まれる全アルコキシ基の1モルに対して、0.05〜100モル、特に好ましくは1〜50モルであり、0.5モルより少ない場合、ポリシロキサンを生成させるのに長時間を要し、そして得られたポリシロキサン含有液からは、硬度の高い被膜が生成しない。100モルより多い場合は、得られたポリシロキサン含有液のSiO2濃度が不足し、塗布前に濃縮を必要とし効率的でない。
【0042】
蓚酸(D)の含有量は、珪素化合物(A)と珪素化合物(B)に含まれる全アルコキシ基の1モルに対して、0.2〜2モル、特に好ましくは0.25〜1モルであり、0.2モルより少ない場合は、得られた溶液からは硬度の高い被膜が形成されず、2モルより多い場合は、相対的に多量の蓚酸(D)を含有し、目的とする性能の被膜が得られない。
【0043】
上記珪素化合物(A)、珪素化合物(B)、アルコール(C)及び蓚酸(D)を含有する反応混合物は、これらを混合することにより形成させることができる。この反応混合物は、溶液状の反応混合物として加熱するのが好ましく、例えば、あらかじめアルコール(C)に蓚酸(D)を加えて蓚酸のアルコール溶液とした後、当該溶液と珪素化合物(A)、珪素化合物(B)を混合することにより得られる溶液状の反応混合物として加熱するのが好ましい。この加熱は、液温50〜180℃で行うことができ、好ましくは、液の蒸発、揮散などが起こらないように、例えば、密閉容器中または還流下で行われる。
【0044】
ポリシロキサン溶液を形成する際の液温が50℃以下であると、溶液に濁りを生じたり、不溶解物を含有したりするなど、不均一な溶液となりやすいため、液温は50℃以上が望ましく、高温であるほど短時間に終了させることができる。
【0045】
しかしながら、180℃より高温での加熱は、付加的利益をもたらさず非効率的である。加熱時間には特に制限はなく、例えば50℃では約8時間、78℃の還流下では約3時間で十分であり、通常、珪素化合物(A)及び珪素化合物(B)の全量に対して、これら珪素化合物の残存量が5モル%以下となった時点で加熱は停止される。残存量が5モル%よりも多い場合、この溶液を基材表面に塗布し、さらに熱硬化させたとき、得られた被膜にピンホールが生じたり、あるいは十分な硬度を有する被膜が得られない。
【0046】
上記加熱により得られたポリシロキサン溶液は、所望に応じ、濃縮または希釈して使用することができる。この時のポリシロキサン溶液中のSiO2 固形分換算濃度は、0.5〜15重量%が好ましく、SiO2 濃度が0.5重量%より低いと、一回の塗布で所望の膜厚を得ることが難しく、15重量%より高いと、溶液のポットライフが不足し易い。
【0047】
調製された溶液は、通常用いられる塗布法により、塗布、熱硬化することで所望の被膜を得ることができる。この際、基材(ガラス)上に形成された塗膜は、そのまま熱硬化させても良いが、これに先立ち室温〜120℃、好ましくは50〜100℃で乾燥させた後、480〜520℃の温度で加熱される。加熱温度が480℃以下になると水接触角が40°を越えて大きくなり、好ましくない。一方、520℃より高くなると屈折率が1.38を越えて大きくなる傾向にあり、反射防止性能に劣る被膜となる。従って、水接触角が40°以下と小さく、かつ屈折率が1.33〜1.38であり反射防止性能に優れた被膜を形成するためには、上記温度が適正である。
【0048】
この加熱の時間としては、特に限定されないが、5〜60分で十分である。加熱は、通常公知の方法、例えば、ホットプレート、オーブン、ベルト炉などを用いることができる。
【0049】
前記塗布法としては、通常公知の方法、例えば、スピンコート法、ディップコート法、ロールコート法、フレキソ印刷法などを用いることができる。
【0050】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0051】
実施例1
還流管を備え付けた四つ口反応フラスコにエタノール70.8gを投入し、攪拌下に蓚酸12.0gを少量づつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。
【0052】
次いで、この溶液をその還流温度まで加熱し、還流下にテトラエトキシシラン11.0gとトリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン6.2gの混合液を滴下した。
【0053】
滴下終了後、還流下に加熱を5時間行った後、冷却することによりSiO2 固形分換算濃度で4重量%のポリシロキサン溶液(L1)を調製した。
【0054】
この溶液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルコキシドモノマーは検出されなかった。
【0055】
実施例2
還流管を備え付けた四つ口反応フラスコにエタノール72.4gを投入し、攪拌下に蓚酸12.0gを少量づつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。
【0056】
次いで、この溶液をその還流温度まで加熱し、還流下にテトラエトキシシラン12.5gとトリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン3.1gの混合液を滴下した。
【0057】
滴下終了後、還流下に加熱を5時間行った後、冷却することによりりSiO2 固形分換算濃度で4重量%のポリシロキサン溶液(L2)を調製した。
【0058】
この溶液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルコキシドモノマーは検出されなかった。
【0059】
実施例3
還流管を備え付けた四つ口反応フラスコにエタノール70.6gを投入し、攪拌下に蓚酸12.0gを少量づつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。
【0060】
次いで、この溶液をその還流温度まで加熱し、還流下にテトラエトキシシラン9.4gとトリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン6.2gとγ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.2gとγ-アミノプロピルトリエトキシシラン0.6gの混合液を滴下した。滴下終了後、還流下に加熱を5時間行った後、冷却することによりSiO2 固形分換算濃度で4重量%のポリシロキサン溶液(L3)を調製した。
【0061】
この溶液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルコキシドモノマーは検出されなかった。
【0062】
実施例4
還流管を備え付けた四つ口反応フラスコにエタノール73.9gを投入し、攪拌下に蓚酸12.0gを少量づつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。
【0063】
次いで、この溶液をその還流温度まで加熱し、還流下にテトラエトキシシラン9.4gとトリフルオロプロピルトリメトキシシラン2.9gとγ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.2gとγ-アミノプロピルトリエトキシシラン0.6gの混合液を滴下した。滴下終了後、還流下に加熱を5時間行った後、冷却することによりりSiO2 固形分換算濃度で4重量%のポリシロキサン溶液(L4)を調製した。
【0064】
この溶液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルコキシドモノマーは検出されなかった。
【0065】
実施例5
還流管を備え付けた四つ口反応フラスコにエタノール52.7gを投入し、攪拌下に蓚酸20.5gを少量づつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。
【0066】
次いで、この溶液をその還流温度まで加熱し、還流下にテトラエトキシシラン21.9gとオクタデシルトリエトキシシラン4.9gの混合液を滴下した。滴下終了後、還流下に加熱を5時間行った後、冷却することによりりSiO2 固形分換算濃度で7重量%のポリシロキサン溶液(L5)を調製した。
【0067】
この溶液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルコキシドモノマーは検出されなかった。
【0068】
実施例6
還流管を備え付けた四つ口反応フラスコにエタノール50.7gを投入し、攪拌下に蓚酸21.6gを少量づつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。
【0069】
次いで、この溶液をその還流温度まで加熱し、還流下にテトラエトキシシラン6.3gとメチルトリエトキシシラン21.4gの混合液を滴下した。滴下終了後、還流下に加熱を5時間行った後、冷却することによりりSiO2 固形分換算濃度で9重量%のポリシロキサン溶液(L6)を調製した。
【0070】
この溶液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルコキシドモノマーは検出されなかった。
【0071】
実施例7
還流管を備え付けた四つ口反応フラスコにエタノール64.9gを投入し、攪拌下に蓚酸15.8gを少量づつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。
【0072】
次いで、この溶液をその還流温度まで加熱し、還流下にテトラエトキシシラン10.4gとメチルトリエトキシシラン8.9gの混合液を滴下した。滴下終了後、還流下に加熱を5時間行った後、冷却することによりSiO2 固形分換算濃度で6重量%のポリシロキサン溶液(L7)を調製した。
【0073】
この溶液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルコキシドモノマーは検出されなかった。
【0074】
比較例1
還流管を備え付けた四つ口反応フラスコにエタノール43.7gとテトラエトキシシラン16.6gとトリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン9.3gを投入して混合することによりエタノール溶液を調製した。次いでこの溶液をその還流温度まで加熱し、還流下にエタノール24.9gと水5.4gと硝酸0.1gの混合液を滴下した。
【0075】
滴下終了後、還流下に加熱を5時間行った後、冷却することによりSiO2 固形分換算濃度で4重量%のポリシロキサン溶液(L8)を調製した。
【0076】
比較例2
還流管を備え付けた四つ口反応フラスコにエタノール70.8gを投入し、攪拌下に蓚酸12.0gを少量づつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。
【0077】
次いで、この溶液をその還流温度まで加熱し、還流下にテトラエトキシシラン13.9gを滴下した。滴下終了後、還流下に加熱を5時間行った後、冷却することによりSiO2 固形分換算濃度で4重量%のポリシロキサン溶液(L9)を調製した。
【0078】
この溶液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルコキシドモノマーは検出されなかった。
【0079】
上記(L1)〜(L9)の溶液をSiO2 固形分換算で1重量%となるようにエタノールにて希釈した溶液を塗布液として、それぞれガラス上にディップコートして塗膜を形成させた後、この塗膜をオーブン中、100℃で10分乾燥し、次いで焼成炉中にて表1に示す温度(硬化温度)で加熱することにより、反射防止ガラスを得た。次いで得られた被膜(反射防止膜)について、下記に示す方法により、鉛筆硬度、屈折率、透過率、水接触角及び膜厚を測定した。
【0080】
尚、屈折率測定にはシリコン基板上に同一条件にて成膜したものを用いた。
【0081】
鉛筆硬度:JIS規格K5400に従い測定した。
【0082】
屈折率:溝尻化学(株)製のエリプソメーターDVA−36Lを使用して、波長633nmでの屈折率を測定した。
【0083】
透過率:(株)島津製作所製の分光光度計UV3100PCを用い、400〜800nmでの分光透過率を測定した。
【0084】
水接触角:協和界面科学(株)製の自動接触角計CA−Z型を用い、純水3マイクロリットルを滴下したときの接触角を測定した。(但し、本測定装置では、水接触角が10°未満では正確な計測値を得ることができなかった。)
膜厚:乾燥膜にカッターで傷を付け、硬化後にランクテイラーホブソン社製タリステップを用い、段差を測定することで膜厚とした。
【0085】
これらの評価結果を表1に示す。
【0086】
【表1】
Figure 0005019014
【0087】
【発明の効果】
本発明により、反射防止性能に優れた反射防止膜を生産性に優れた方法で提供することができる。これにより得られる反射防止ガラスは、LCD、PDP、タッチパネルなどの各種ディスプレイの高透明化に有用なものである。

Claims (3)

  1. ガラス表面に密着して形成される反射防止膜の形成方法において、下記一般式(1)
    Figure 0005019014
    (式中、Rは1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)で示される珪素化合物(A)と、下記一般式(2)
    Figure 0005019014
    (式中、R は炭素数1〜18の有機基を表し、R は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)で示される珪素化合物(B)と、下記一般式(3)
    Figure 0005019014
    (式中、R は、水素原子または1〜12個の炭素原子を有する非置換のもしくは置換基を有するアルキル基を表す。)で示されるアルコール(C)と、蓚酸(D)とを、珪素化合物(A)1モルに対して珪素化合物(B)0.05〜4.5モルの比率に、珪素化合物(A)と珪素化合物(B)に含まれる全アルコキシ基1モルに対してアルコール(C)0.5〜100モルの比率に、そして珪素化合物(A)と珪素化合物(B)に含まれる全アルコキシ基1モルに対して蓚酸(D)0.2〜2モルの比率に含有する反応混合物を形成させ、そしてこの反応混合物を、その中の珪素原子から換算された0.5〜10重量%のSiO 濃度に維持すると共に水の不存在を維持しながら、当該反応混合物中の珪素化合物(A)及び珪素化合物(B)の全残存量が5モル%以下となるまで、50〜180℃で加熱して得られたポリシロキサン溶液をガラス表面に塗布し、この塗布により得られた塗膜を480〜520℃で熱硬化させることを特徴とする反射防止膜の形成方法。
  2. 前記一般式(2)において、R で表される有機基がフッ素原子を含む珪素化合物(B)であることを特徴とする請求項1に記載の反射防止膜の形成方法。
  3. 前記一般式(2)が、下記一般式(4)
    Figure 0005019014
    (式中、nは0〜12の整数を表し、R は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)で表される珪素化合物(B)であることを特徴とする請求項1に記載の反射防止膜の形成方法。
JP2000369438A 1999-12-14 2000-12-05 反射防止膜及び反射防止膜の形成方法並びに反射防止ガラス Expired - Lifetime JP5019014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000369438A JP5019014B2 (ja) 1999-12-14 2000-12-05 反射防止膜及び反射防止膜の形成方法並びに反射防止ガラス

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-353870 1999-12-14
JP1999353870 1999-12-14
JP35387099 1999-12-14
JP2000369438A JP5019014B2 (ja) 1999-12-14 2000-12-05 反射防止膜及び反射防止膜の形成方法並びに反射防止ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001235604A JP2001235604A (ja) 2001-08-31
JP5019014B2 true JP5019014B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=18433784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000369438A Expired - Lifetime JP5019014B2 (ja) 1999-12-14 2000-12-05 反射防止膜及び反射防止膜の形成方法並びに反射防止ガラス

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6472012B2 (ja)
EP (1) EP1108692B1 (ja)
JP (1) JP5019014B2 (ja)
KR (1) KR100653585B1 (ja)
DE (1) DE60012865T2 (ja)
TW (1) TW468053B (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2374944A1 (en) 1999-06-10 2000-12-21 Nigel Hacker Spin-on-glass anti-reflective coatings for photolithography
US6268457B1 (en) 1999-06-10 2001-07-31 Allied Signal, Inc. Spin-on glass anti-reflective coatings for photolithography
US6824879B2 (en) 1999-06-10 2004-11-30 Honeywell International Inc. Spin-on-glass anti-reflective coatings for photolithography
EP1391491B1 (en) * 2001-04-24 2008-04-09 Nissan Chemical Industries, Limited Method of forming thick silica-based film
WO2003044600A1 (en) 2001-11-15 2003-05-30 Honeywell International Inc. Spin-on anti-reflective coatings for photolithography
CN101257980A (zh) * 2002-09-19 2008-09-03 力特光电科技股份有限公司 表面活性纳米颗粒的防眩和抗反射涂层
JP3879657B2 (ja) * 2002-11-20 2007-02-14 日東電工株式会社 反射防止層用硬化性樹脂組成物、反射防止層、反射防止フィルム、光学素子および画像表示装置
US8053159B2 (en) 2003-11-18 2011-11-08 Honeywell International Inc. Antireflective coatings for via fill and photolithography applications and methods of preparation thereof
WO2005059050A1 (ja) * 2003-12-18 2005-06-30 Nissan Chemical Industries, Ltd. 低屈折率及び撥水性を有する被膜
TWI404776B (zh) * 2003-12-19 2013-08-11 Nissan Chemical Ind Ltd A film having a low refractive index and a large contact angle with respect to water
JP4449616B2 (ja) * 2004-07-21 2010-04-14 パナソニック株式会社 タッチパネル
JP2006257407A (ja) * 2005-02-16 2006-09-28 Fuji Photo Film Co Ltd 硬化性樹脂組成物、硬化膜、反射防止フィルム、偏光板、及び液晶表示装置
JP2007031696A (ja) * 2005-06-10 2007-02-08 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂組成物、シリカ系被膜及びその製造方法、積層体、並びに、電子部品
JP2007031697A (ja) * 2005-06-10 2007-02-08 Hitachi Chem Co Ltd 被アルカリ処理被膜形成用組成物、被アルカリ処理被膜及びその製造方法、積層体、反射防止膜、並びに電子部品
TWI391454B (zh) * 2005-06-17 2013-04-01 Nissan Chemical Ind Ltd 用於形成膜之塗覆流體及其膜與形成膜之方法
JP2007119635A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Ito Kogaku Kogyo Kk 塗料組成物
US8642246B2 (en) 2007-02-26 2014-02-04 Honeywell International Inc. Compositions, coatings and films for tri-layer patterning applications and methods of preparation thereof
US8557877B2 (en) 2009-06-10 2013-10-15 Honeywell International Inc. Anti-reflective coatings for optically transparent substrates
KR101021659B1 (ko) 2009-12-07 2011-03-17 주식회사 에이치와이티씨 태양전지 모듈용 글래스에 사용하기 위하여 광투과율을 증대시켜 주는 코팅액을 제조하는 방법과 이에 의하여 제조된 코팅액 조성물
US20110151222A1 (en) * 2009-12-22 2011-06-23 Agc Flat Glass North America, Inc. Anti-reflective coatings and methods of making the same
JP5654050B2 (ja) * 2010-02-04 2015-01-14 エルジー・ケム・リミテッド 新規のフッ素化化合物、これを含む組成物、これを利用した成形体、及び成形体の製造方法
JP6048148B2 (ja) * 2011-01-20 2016-12-21 日産化学工業株式会社 タッチパネル用コーティング組成物、コート膜およびタッチパネル
TW201300459A (zh) * 2011-03-10 2013-01-01 Dow Corning 用於抗反射塗層的聚矽烷矽氧烷(polysilanesiloxane)樹脂
US8864898B2 (en) 2011-05-31 2014-10-21 Honeywell International Inc. Coating formulations for optical elements
KR101526650B1 (ko) 2012-11-21 2015-06-05 (주)엘지하우시스 광학특성이 우수한 반사방지 필름
KR101526649B1 (ko) * 2012-11-21 2015-06-05 (주)엘지하우시스 하드코팅층을 포함하는 광특성이 우수한 반사방지 필름
CN103978746B (zh) * 2014-05-06 2016-06-08 上海天马有机发光显示技术有限公司 一种膜及其制备方法、显示面板及显示装置
WO2016167892A1 (en) 2015-04-13 2016-10-20 Honeywell International Inc. Polysiloxane formulations and coatings for optoelectronic applications
WO2018180983A1 (ja) 2017-03-31 2018-10-04 住友化学株式会社 組成物
JP6805966B2 (ja) * 2017-05-24 2020-12-23 Agc株式会社 カバー部材、カバー部材の製造方法および表示装置
CN108893054B (zh) * 2018-07-17 2020-10-23 中国南玻集团股份有限公司 玻璃易洁液及其制备方法、易洁玻璃及其制备方法与应用

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2230260B (en) 1989-01-17 1992-05-06 United Glass Ltd Strengthening of glass containers
JPH05105424A (ja) 1991-10-14 1993-04-27 Toshiba Corp 反射防止膜の製造方法
JP2716330B2 (ja) 1992-11-13 1998-02-18 セントラル硝子株式会社 低反射ガラスおよびその製法
JPH0688902A (ja) * 1993-02-03 1994-03-29 Seiko Epson Corp 無機コート膜を有する光学物品及びその表面改質方法
US5800925A (en) 1995-03-07 1998-09-01 Agency Of Industrial Science & Technology Nonlinear optical materials and process for producing the same
JP3433845B2 (ja) * 1994-08-02 2003-08-04 尾池工業株式会社 耐擦傷性と耐久性に優れた反射防止フィルム
JP3635692B2 (ja) * 1994-10-20 2005-04-06 日産化学工業株式会社 低屈折率反射防止膜
EP0816466B1 (en) * 1995-03-20 2006-05-17 Toto Ltd. Use of material having ultrahydrophilic and photocatalytic surface
JP2865065B2 (ja) * 1995-06-14 1999-03-08 東陶機器株式会社 親水性表面を備えた複合材
JP3424876B2 (ja) * 1995-07-04 2003-07-07 松下電器産業株式会社 画像表示装置及びその製造方法
TW376408B (en) 1995-12-01 1999-12-11 Nissan Chemical Ind Ltd Coating film having water repellency and low refractive index
JP4032185B2 (ja) 1995-12-01 2008-01-16 日産化学工業株式会社 低屈折率及び撥水性を有する被膜
JPH09231821A (ja) * 1995-12-22 1997-09-05 Toto Ltd 照明器具及び照度維持方法
TW397927B (en) 1996-02-16 2000-07-11 Nissan Chemical Ind Ltd Process for forming a liquid crystal alignment film
JPH09278431A (ja) * 1996-04-18 1997-10-28 Central Glass Co Ltd 親水性膜およびその製造方法
JPH10259037A (ja) 1997-03-19 1998-09-29 Central Glass Co Ltd 撥水性被膜およびその形成法
JPH11147277A (ja) * 1997-11-18 1999-06-02 Ichikoh Ind Ltd 親水性被膜形成基材及びその製造方法
US6271326B1 (en) 1998-04-30 2001-08-07 Jsr Corporation Olefin polymer, process for manufacturing the same, curable resin composition, and antireflection coating

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001235604A (ja) 2001-08-31
EP1108692B1 (en) 2004-08-11
US20010012565A1 (en) 2001-08-09
DE60012865T2 (de) 2005-08-25
US6472012B2 (en) 2002-10-29
KR20010070303A (ko) 2001-07-25
KR100653585B1 (ko) 2006-12-04
TW468053B (en) 2001-12-11
EP1108692A1 (en) 2001-06-20
DE60012865D1 (de) 2004-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5019014B2 (ja) 反射防止膜及び反射防止膜の形成方法並びに反射防止ガラス
JP4032185B2 (ja) 低屈折率及び撥水性を有する被膜
EP0776925B1 (en) Coating film having water repellency and low refractive index
US8329305B2 (en) Coating film having low refractive index and water repellency
US4814017A (en) Aqueous organoalkoxysilane/metal oxide sol-gel compositions
JP3635692B2 (ja) 低屈折率反射防止膜
KR101864458B1 (ko) 저굴절률막 형성용 조성물 및 이것을 사용한 저굴절률막의 형성 방법
KR102633247B1 (ko) 모바일 디스플레이 기기의 커버 유리 등에 바람직한 유리 기판
US20070155897A1 (en) Coating film having low refractive index and large water contact angle
KR20060132459A (ko) 막 형성용 코팅액, 및 이의 막 및 막 형성 방법
WO2002088267A1 (fr) Procede pour produire un film epais a base de silice
JP4893103B2 (ja) 被膜形成用塗布液及びその被膜並びに被膜形成方法
JP5293180B2 (ja) リン酸エステル化合物を含有する被膜形成用塗布液及び反射防止膜
KR20140134867A (ko) 저반사특성을 갖는 내오염성 코팅용액 조성물 및 그 제조방법
JP5910494B2 (ja) スプレー塗布用の反射防止被膜形成用塗布液
JP4055459B2 (ja) シリカ系被膜及びその形成方法、並びに、シリカ系被膜を形成するための塗布液及びその製造方法
WO2014203951A1 (ja) 金属酸化物膜形成用組成物及び金属酸化物膜
JP6347214B2 (ja) ガラス基板及びそれを用いたデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120516

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120529

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5019014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term