JP4995743B2 - 感熱記録材料およびその感熱記録材料を用いた記録方法 - Google Patents
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Description
一般に医療用の感熱記録材料には、記録材料全体の透光性が非常に低いかあるいは全くなく、形成した画像を光の反射で観る反射型と、記録材料全体の透光性があってその透光性を利用する透過型があるが、本発明は形成した画像を光の反射で観る反射型に関するものである。
感熱紙画像が反射型の医療画像として参照用、もしくは目視診断用として使用される為に要求される特性としては、記録画像の均一性、高解像度、細線記録、高光沢性、耐水性、低カール性、寸法安定性、引張強度であるため、複層構造を有する合成紙を支持体として使用されている。
(i). JIS P−8138で測定した不透明度が、45%以下
(ii). 感熱発色層が塗布される紙状層のベック平滑度が、100〜300秒で、かつ、中心線平均粗さ(Ra)が1.5μm以下
(iii). JIS P−8118で測定した支持体の密度が、1.1g/cm3以下
(i). JIS P−8138で測定した不透明度が45%以下
(ii). 感熱発色層が塗布される紙状層のベック平滑度が1,000〜3,500秒で、かつ、中心線平均粗さ(Ra)が0.5μm以下
(iii).裏面層のベック平滑度が100〜900秒で、かつ、中心線平均粗さ(Ra)が0.6〜1μm
(iv). JIS P−8118で測定した支持体の密度が0.91〜1.1g/cm3
本発明で支持体と使用する複層構造を有する合成紙を詳しく説明する。
(1)基材層
基材層は、(a)ポリプロピレン50‐95重量%と,(b)高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体より選ばれた1又は2以上の熱可塑性樹脂0〜30重量%と、(c)無機質微細粉末50〜5重量%とから成る組成物を二軸延伸したフィルムを使用する。二軸延伸したフィルムから成ることにより縦横に対する変形の偏りが少なくなりカールを低減させるためには好ましい。
無機質微細粉末としては、平均粒径が20μm以下の炭酸カルシウム、焼成クレー、ケイ藻土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸アルミニウム、シリカ等が使用される。
表面層は(a)ポリプロピレン40〜100重量%、(b)高密度ポリエチレン60〜0重量%から成る組成物であり、表面の光沢、平滑度を高くするには表面層はポリプロピレン単独の0.5〜10μmと薄い膜であることが好ましく、更には、2層積層されることが好ましい。また、二軸延伸したフィルムから成ることにより光沢が更に高くなり好ましい。
また、基材層の表裏に同構成で形成させることが、カールを低減させるためには好ましい。
複層構造の合成紙の肉厚は40〜800μm、好ましくは60〜300μmとするのが適当である。基材層は、合成紙の肉厚の40%以上を占める。
表面層、裏面層の各々の肉厚は0.5〜10μmとする。
合成紙に存在する空孔は、次式で定義される空隙率で15〜65%の値となる程度とする。延伸倍率は縦方向4〜10倍、横方向4〜12倍であり、延伸温度は縦延伸が140〜158℃であり、横延伸がポリプロピレンの融点(163〜168℃)より高い温度である。
空隙率=(p0‐p1)/p0×100(%)
p0:延伸前のフィルム密度
p1:延伸後のフィルム密度
また、二軸延伸する延伸倍率を調節し、支持体の剛度のMD(縦)/CD(横)比率が0.6〜1.4になるようにすることが、カールを低減させるためには好ましい。
また、支持体の剛度がMD(縦)CD(横)共に500±150mgになるようにすることが、カールを低減させるためには更に好ましい。
本発明の感熱記録層において用いるロイコ染料は、単独又は2種以上混合して適用されるが、このようなロイコ染料としては、この種の感熱材料に使用されているものが任意に使用される。例えば、トリフェニルメタン系、フルオラン系、フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン系、インドリノフタリド系等の染料のロイコ化合物が好ましく用いられる。このようなロイコ染料の具体例としては、例えば、以下に示すようなものが挙げられる。
没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−シクロへキシルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、4,4′−イソプロピリデンジフェノール、1,1'−イノプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2,6−ジブロモフェノール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2,6−ジクロロフェノール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2,6−ジメチルフェノール)、4,4−イソプロピリデンビス(2−tert−ブチルフェノール)、4,4′−sec−ブチリデンジフェノール、4,4′−シクロへキシリデンビスフェノール、4,4′−シクロへキシリデンビス(2−メチルフェノール)、4−tert−ブチルフェノール、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、α−ナフトール、β−ナフトール、3,5−キシレノール、チモール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエート、4−ヒドロキシアセトフェノン、ノボラック型フェノール樹脂、2,2′−チオビス(4,6−ジクロロフェノール)、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログリシン、フロログリシンカルボン酸、4−tert−オクチルカテコール、2,2′−メチルンビス(4−クロロフェノール)、2,2′−メチルンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2,−ジヒドロキシジフェニル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−p−クロロベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−o−クロロベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−p−メチルベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−n−オクチル、安息香酸、サリチル酸亜鉛、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸亜鉛、4−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−クロロジフェニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、2−ヒドロキシ−p−トルイル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸亜鉛、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸スズ、酒石酸、シュウ酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、ステアリン酸、4−ヒドロキシフタル酸、ホウ酸、チオ尿素誘導体、4−ヒドロキシチオフェノール誘導体、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸エチル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸n−プロピル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸m−ブチル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸フェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸フェネチル、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)酢酸、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)酢酸n−プロピル、1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)3,5−ジオキサへプタン、1,5−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)3−オキサヘプタン、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−エトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−プロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−ブトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−イソブトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4−ブトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−tert−ブトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−ベンジロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−フェノキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−(m−メチルベンジロキシ)ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−(p−メチルベンジロキシ)ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−(O−メチルベンジロキシ)ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−(p−クロロベンジロキシ)ジフェニルスルホンなど。
この場合、フィラーとしては、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理されたカリウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末を挙げることができ、また熱可融性物質としては、例えば、高級脂肪酸又はそのエステル、アミドもしくは金属塩の他、各種ワックス類、芳香族カルボン酸とアミンとの縮合物、安息香酸フェニルエステル、高級直鎖グリコール、3,4−エポキシ−ヘキサヒドロフタル酸ジアルキル、高級ケトン、p−ベンジルビフェニル、その他の熱可融性有機化合物の50〜200℃程度の融点を持つものが挙げられる。
前記保護層には、上記の樹脂の他に、従来用いられている補助添加成分、例えばフィラー、界面活性剤、熱可融性物質(又は滑剤)、圧力発色防止剤等を併用することができ、更には耐水化剤を含有させることもできる。この場合、フィラー及び熱可融性物質の具体例としては、前記感熱保護層の開示において例示されたものと同様のものが挙げられる。
中間層の塗工方式は、特に制限はなく、従来公知の方法で塗工することができる。好ましい中間層厚は1〜5μm、より好ましくは2〜3μmである。バリア層厚が薄すぎると、耐水性、耐薬品性等の中間層としての機能が不充分であり、厚すぎると記録媒体の熱感度が低下し、コスト的にも不利である。
樹脂微粒子の添加量は、バック層の樹脂に対して0.5〜10重量%で、10重量%より多くなると透明性が損なわれてしまう、また0.5重量%より少ないと密着の改善の効果が少ない。好ましくは1〜5重量%程度である。
また医療用用途を考慮すると、画像に階調性を持たせることが必要であり、階調性を持たせる手段としてはパルス制御方式でも電圧制御方式でもよい。
実施例1
(1)ベースフィルムA
使用するベースフィルムは以下(i)(ii)で構成された5層構成の合成紙であり、厚み188±5μm、表面光沢度95%、平滑度11000秒 剛度MD=400mg CD=600mgである。
(i)基材層
ポリプロピレン95重量%と平均粒径1μmの炭酸カルシウム5重量%とから成る組成物を二軸延伸し178μmとしたものを基材層とする。
(ii) 表面層
基材層上にポリプロピレンを二軸延伸した2μmの膜と更にポリプロピレンを2軸延伸した3μmの膜を表面層として2層積層させる。また、裏面にも表面層と同構成を形成させる。
〔A液〕染料分散液の調整
・2−アリニノ−3−メチル−6−ジブチルアミノフルオラン :20部
・ポリビニルアルコールの10%水溶液 :20部
・水 :60部
・4−ヒドロキシ 4′−イソプロポキシジフェニルスルホン :12部
・シリカ : 4部
・ステアリン酸アミド : 4部
・ポリビニルアルコールの10%水溶液 :20部
・水 :60部
・A液 :12.5部
・B液 :62.5部
・ポリビニルアルコールの10%水溶液 :25部
記録層塗布液[C1液]を、ベースフィルムA上にワイヤーバーを用いて塗工し、70℃の温度に保持したドライヤーを3分間通して乾燥して厚さ8.5g/m2の感熱記録層A(表面光沢度38%)を形成した。
〔D液〕フィラー分散液
・炭酸カルシウム(Brt15) :20部
・ポリビニルアルコールの10%水溶液 :20部
・水 :60部
〔E液〕最上層液
・コア/シェル樹脂(三井化学製 バリアスターB 20%液) :30部
・ステアリン酸亜鉛エマルション液(体積平均粒子系0.2μm 中京油脂製K−994 固形分20%) : 7部
・フィラー分散液(D液)(体積平均粒子系0.2μm) :30部
・水 :66部
・アジリジン化合物(ケミタイトPZ−332本触媒製) : 2部
実施例1の最上層表面光沢度は68%であった。
平均粒径を1.0μmに調整したA液・B液を用い感熱記録層液〔C2液〕を用いた以外は実施例1と同じで実施例2サンプルを作成した。このときの感熱記録層Bの表面光沢度は43%、実施例2の最上層表面光沢度は78%であった。
実施例3
(5)バック層塗布液の調整
・〔G液〕バック層液水 :45部
・ポリビニルアルコールの10%水溶液 :40部
・シリカ(水沢化学製 P527) : 1部
・帯電防止剤(ケミタットKM−7005) :10部
・ポリアミドエピクロルヒドリン(紙力剤WS−525 25%) : 4部
実施例2サンプルの裏面側にG液を塗工、乾燥し、4g/m2バック層として、実施例3のサンプルを作成した。
(1)ベースフィルムB
使用するベースフィルムは以下(i)(ii)で構成された3層構成の合成紙であり、厚み180±5μm、表面光沢度60±10%、平滑度は2800秒 剛度MD=240mg CD=320mgである。
(i)基材層
ポリプロピレン80重量%と平均粒径1μm炭酸カルシウム20重量%とから成る組成物を二軸延伸し120μmとしたものを基材層とする。
(ii) 紙状層
基材層上にポリプロピレン55重量%に平均粒径1μm炭酸カルシウム45重量%を混合した紙状層を一軸延伸した30μmの膜を形成させる。また、裏面にも同構成を形成させる。
実施例2と同じ記録層塗布液を、ベースフィルムB上にワイヤーバーを用いて塗工し、70℃の温度に保持したドライヤーを3分間通して乾燥して厚さ8.5g/m2の感熱記録層C(表面光沢度32%)を形成した。
更に記録層Cの上に最上層E液をワイヤーバーを用いて塗工し、70℃の温度に保持したドライヤーを3分間通して乾燥して3g/m2の最上層を形成し、比較例1のサンプルを作成した。比較例1の最上層表面光沢度は52%であった。
(1)ベースフィルムC
使用するベースフィルムは以下(i)(ii)で構成された3層構成の合成紙であり、厚み195±5μm、表面光沢度10±5% 平滑度は600秒 剛度MD=340mg CD=760mgである。
(i)基材層
ポリプロピレン80重量%と平均粒径1μm炭酸カルシウム20重量%とから成る組成物を二軸延伸し120μmとしたものを基材層とする。
(ii) 紙状層
基材層上にポリプロピレン35重量%に平均粒径1μm炭酸カルシウム65重量%を混合した紙状層を一軸延伸した30μmの膜を形成させる。また、裏面にも同構成を形成させる。
記録層塗布液[C液]を、ベースフィルムC上にワイヤーバーを用いて塗工し、70℃の温度に保持したドライヤーを3分間通して乾燥して厚さ8.5g/m2の感熱記録層D(表面光沢度18%)を形成した。
更に記録層Dの上に最上層E液をワイヤーバーを用いて塗工し、70℃の温度に保持したドライヤーを3分間通して乾燥して3g/m2の最上層を形成し、比較例2のサンプルを作成した。比較例2の最上層表面光沢度は42%であった。
1.粒径
堀場製作所社製レーザー回折式粒径測定装置LA−920(屈折率 170a001)にて測定
2.光沢度
日本電色工業製 光沢度計 Model 1001DP 75°で測定
値が高いほど光沢性が高い。
3.平滑度
王研式平滑度計にて測定
4.剛度
ガーレ式スティフネステスター(サンプル寸法1インチ 軸心からの距離2インチ 荷重200g)にて測定
1.画像均一性
解像度300dpiの階調ヘッドを搭載したエネルギー可変、horizon(コドニクス社製)にて、反射濃度=1.0のベタ画像を印画し、画像の均一性を目視で判定。
◎:非常に均一である
○:均一である
△:やや不均一である
×: 画像が著しくボソついている
2.カール
サンプルをA4サイズにカットし、22℃50%RH環境下に平置きし4隅のカールを測定し最大値を表記した。数字が大きいほど、カールが大きく悪い。
記録層表面光沢度 剛度(MD) 剛度(CD) 剛度(MD/CD比)
実施例1 38% 400mg 600mg 0.7
実施例2 43% 400mg 600mg 0.7
実施例3 43% 400mg 600mg 0.7
比較例1 32% 240mg 320mg 0.8
比較例2 18% 340mg 760mg 0.4
評価結果
画像均一性 カール
実施例1 ○ +5
実施例2 ◎ +5
実施例3 ◎ 0
比較例1 △ +6
比較例2 × +12
Claims (10)
- 支持体上にロイコ染料と顕色剤を含む感熱記録層を設けた感熱記録材料において、該支持体が熱可塑性樹脂を主とする複層構造を有する合成紙であり、無機顔料が含まれる基層の上に、無機顔料が含まれないポリプロピレン単独層が2層積層されていることを特徴とする感熱記録材料。
- 支持体上にロイコ染料と顕色剤を含む感熱記録層を設けた感熱記録材料において、該支持体が複層構造を有する合成紙であり、全ての層が二軸延伸で製造されていることを特徴とする請求項1に記載の感熱記録材料。
- 支持体上に設けられる感熱記録層の構成材料の粒子径が平均粒径2.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 支持体上にロイコ染料と顕色剤を含む感熱記録層を設けた感熱記録材料のJIS−P−8142に基く表面光沢度が{GS(75゜)}が40%以上であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 支持体上にロイコ染料と顕色剤を含む感熱記録層を設けた感熱記録材料において、該支持体が複層構造を有する合成紙であり、無機顔料が含まれる基層の両面に、無機顔料が含まれない層が同じ構成で積層されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 支持体上にロイコ染料と顕色剤を含む感熱記録層を設けた感熱記録材料において、該支持体の剛度のMD/CD比が0.6〜1.4であることを特徴とする請求項5に記載の感熱記録材料。
- 支持体上の裏面にマット剤を有するバック層を設けたことを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 感熱記録材料をサーマルヘッドを搭載したプリンターで加熱発色させることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の感熱記録材料の記録方法。
- 感熱記録材料をパルス制御方式にて階調発色させることを特徴とする請求項8に記載の感熱記録材料の記録方法。
- 感熱記録材料を電圧制御方式にて階調発色させることを特徴とする請求項8に記載の感熱記録材料の記録方法。
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