JP4952077B2 - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグの乗員側のフロントパネル及びこれと反対側のリヤパネルが、各々の中央部と周縁部との間の途中部において、該エアバッグの周方向に略同心状に延在する複数の環形の線状結合部によって結合解除可能に結合されたエアバッグに係り、特に、各線状結合部の延在方向の途中部に、部分的に該フロントパネルとリヤパネルとの結合を中断し、当該線状結合部よりも内周側と外周側とを連通する連通部が設けられたエアバッグに関する。また、本発明は、このエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
エアバッグの乗員側のフロントパネル及びこれと反対側のリヤパネルを、各々の中央部と周縁部との間の途中部において、該エアバッグの周方向に略同心状に延在する複数の環形の線状結合部により結合解除可能に結合することは周知である(例えば、特開平8−156730号公報等)。この結合解除可能な線状結合部は、エアバッグの内圧が所定以上となったときに破断してフロントパネルとリヤパネルとの結合を解除するよう構成されている。
このように構成されたエアバッグ内にガス発生器からガスが供給されて該エアバッグが膨張する場合、該エアバッグの内圧が所定以上となるまでは、線状結合部によるフロントパネルとリヤパネルとの結合が解除されないため、エアバッグのうち、該線状結合部よりも外周側の部分においては膨張が規制される。そのため、ガス発生器からのガスによりエアバッグ内の圧力が速やかに上昇する。
このエアバッグの内圧が所定以上になると、各線状結合部が破断してフロントパネルとリヤパネルとの結合を解除する。この結果、エアバッグがその最外周部まで膨張しうるようになる。この際、最内周側の線状結合部から最外周側の線状結合部まで順次に(段階的に)破断することにより、エアバッグの膨張の初期の段階から膨張が完了するまでの間、該エアバッグの内圧が高く維持される。
この線状結合部の破断を所定位置から開始させるために、上記特開平8−156730号公報の図2には、線状結合部(特開平8−156730号公報では縫合部と呼称されている。)の延在方向の途中部に、部分的に該フロントパネルとリヤパネルとの結合を中断し、当該線状結合部よりも内周側と外周側とを連通する連通部(特開平8−156730号公報では呼称なし。)を設けることが記載されている。このように構成した場合、エアバッグの内圧が所定以上になると、連通部に臨む線状結合部の端部に応力が集中し、この端部から線状結合部の破断が始まる。
特開平8−156730号公報
上記特開平8−156730号公報の図2においては、最内周側の線状結合部の連通部と、最外周側の線状結合部の連通部と、これらの間の線状結合部の連通部とが、いずれも、エアバッグの周方向において互いに重なり合う位置関係(等位相位)にて配置されている。
このように内周側の線状結合部の連通部と外周側の線状結合部の連通部とがエアバッグの周方向において互いに重なり合う位置、あるいは比較的近接した位置に配置されていると、内周側の線状結合部が破断を開始した後、すぐに外周側の線状結合部の連通部に対してエアバッグの内圧が作用するようになり、該内周側の線状結合部全体が破断し終わらないうちに、該外周側の線状結合部も破断を開始する可能性がある。
この場合、エアバッグの周方向において局所的に最外周側の線状結合部まで破断が進行したり、線状結合部のうち該連通部から離隔した箇所が部分的に破断しないまま残ったりして、エアバッグがその周方向において均等に膨張しにくくなる。
さらに、上記特開平8−156730号公報の図2においては、ベントホールが最外周側の線状結合部の連通部の近傍に設けられているため、最外周側の線状結合部まで破断し終わらないうちに、エアバッグ内のガスがこの連通部を通って短絡的にベントホールからエアバッグ外に流出する可能性がある。この場合、エアバッグの内圧上昇及びこれに伴う線状結合部の破断が遅延するおそれがある。
本発明は、内周側の線状結合部全体が破断してから外周側の線状結合部の破断を開始させることが可能なエアバッグと、このエアバッグを備えたエアバッグ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、その一態様において、最外周側の線状結合部全体が破断してからエアバッグ内のガスをベントホールからエアバッグ外に流出させることが可能なエアバッグと、このエアバッグを備えたエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1のエアバッグは、乗員側に配置されるフロントパネル及び乗員と反対側に配置されるリヤパネルを有し、該フロントパネル及びリヤパネルは、それらの周縁部同士が結合されており、該リヤパネルの中央には、ガス発生器用の開口が設けられたエアバッグであって、該フロントパネル及びリヤパネルは、各々の中央部と周縁部との間の途中部同士が、該エアバッグの周方向に延設された環形の線状結合部によって結合解除可能に結合されており、該線状結合部は、略同心状に複数設けられており、各線状結合部の延在方向の途中部に、部分的に該フロントパネルとリヤパネルとの結合を中断し、当該線状結合部よりも内周側と外周側とを連通した連通部が設けられているエアバッグにおいて、各線状結合部にそれぞれ1個の該連通部が設けられており、径方向に隣接する該線状結合部同士の間においては、各々の該連通部が該エアバッグの中心を挟んで互いに反対側に位置しており、該リヤパネルにベントホールが設けられ、該エアバッグの内部に該ベントホールを覆う蓋部材が設けられており、該蓋部材の一端側は、少なくとも最外周側の線状結合部によって該フロントパネル及びリヤパネルに結合されており、他端側は、該線状結合部とは別の、該線状結合部よりも高強度の結合手段により該リヤパネルに結合されており、該最外周側の線状結合部の前記連通部は、該蓋部材の該一端側に対し、該エアバッグの中心を挟んで反対側に位置していることを特徴とするものである。
請求項2のエアバッグは、請求項1において、前記ベントホールは、最内周側の前記線状結合部よりも前記リヤパネルの中央側に配置されており、前記蓋部材は、該ベントホールを覆う蓋部と、該蓋部に連なる、該蓋部よりも細幅の帯状ないし紐状の被結合部とを有しており、該蓋部のリヤパネル中央側の端部が前記結合手段により該リヤパネルに結合されており、該蓋部のリヤパネル外周側の端部に該被結合部が連なっており、該被結合部は、該蓋部から該リヤパネル外周側に向って延在しており、該被結合部が、少なくとも前記最外周側の線状結合部によって前記フロントパネル及びリヤパネルに結合されていることを特徴とするものである。
請求項3のエアバッグは、請求項において、前記蓋部の前記リヤパネル外周側の端部に、前記周方向に間隔をおいて2本の前記被結合部が連なっており、各被結合部の前記延在方向の先端側が前記最外周側の線状結合部によって前記フロントパネル及びリヤパネルに結合され、各被結合部の該延在方向の途中部が、該最外周側の線状結合部よりも内周側の線状結合部によって該フロントパネル及びリヤパネルに結合されており、該被結合部同士の間に、該最外周側の線状結合部の内周側に隣接した線状結合部の前記連通部が配置されおり、該被結合部同士の間隔は、この連通部の前記周方向の幅よりも大きいことを特徴とするものである。
請求項4のエアバッグは、乗員側に配置されるフロントパネル及び乗員と反対側に配置されるリヤパネルを有し、該フロントパネル及びリヤパネルは、それらの周縁部同士が結合されており、該リヤパネルの中央には、ガス発生器用の開口が設けられたエアバッグであって、該フロントパネル及びリヤパネルは、各々の中央部と周縁部との間の途中部同士が、該エアバッグの周方向に延設された環形の線状結合部によって結合解除可能に結合されており、該線状結合部は、略同心状に複数設けられており、各線状結合部の延在方向の途中部に、部分的に該フロントパネルとリヤパネルとの結合を中断し、当該線状結合部よりも内周側と外周側とを連通した連通部が設けられているエアバッグにおいて、径方向に隣接する該線状結合部同士の間においては、各々の該連通部が該エアバッグの中心を挟んで互いに反対側に位置しており、該リヤパネルのうち、最外周側の線状結合部よりも外周側となる領域にベントホールが設けられており、該最外周側の線状結合部の前記連通部と該ベントホールとは、該エアバッグの中心を挟んで反対側に位置していることを特徴とするものである。
請求項5のエアバッグは、請求項1ないし4のいずれか1項において、該連通部に臨む該線状結合部の両端側が、該エアバッグの中央側へ向って延在していることを特徴とするものである。
請求項のエアバッグ装置は、エアバッグと、該エアバッグを膨張させるガス発生器とを備えたエアバッグ装置において、該エアバッグは請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアバッグであることを特徴とするものである。
本発明のエアバッグ(請求項1,4)及びエアバッグ装置(請求項6)にあっては、各線状結合部の延在方向の途中部に、フロントパネルとリヤパネルとの結合を中断し、当該線状結合部よりも内周側と外周側とを連通する連通部が形成されており、エアバッグ内の圧力が所定以上になると、各線状結合部は、該連通部に臨む両端側から破断を開始する。この線状結合部の破断は、該両端側から当該線状結合部の延在方向の中間付近、即ちエアバッグの中心を挟んで該連通部と反対側に位置する部分に向って進行する。
本発明では、径方向に隣接する線状結合部同士の間においては、各々の連通部が、該エアバッグの中心を挟んで互いに反対側に位置している。言い換えると、径方向に隣接する線状結合部同士のうち、外周側の線状結合部の連通部、即ち該外周側の線状結合部の破断開始位置は、内周側の線状結合部の破断の終点付近に位置している。従って、内周側の線状結合部全体の破断が終わるまでは、外周側の線状結合部の連通部にエアバッグの内圧が作用しにくく、これにより、内周側の線状結合部全体が破断してから外周側の線状結合部の破断が開始するようになる。
請求項のように、連通部に臨む線状結合部の両端側をエアバッグ中央側に向って延在させることにより、エアバッグの内圧による応力が線状結合部の両端側に集中しやすくなり、線状結合部の破断を確実にその両端側から開始させることが可能となる。
請求項エアバッグにあっては、リヤパネルのうち、最外周側の線状結合部よりも外周側であって、この線状結合部の破断終点付近にベントホールが配置されているので、最外周側の線状結合部全体の破断が終了するまで、該ベントホールが開放状態となりにくい。従って、各線状結合部の破断が終わらないうちに、該ベントホールから徒にエアバッグ外にガスが流出することを防止することができる。
請求項エアバッグにあっては、エアバッグの内側からベントホールを覆う蓋部材が設けられている。この蓋部材は、一端側が少なくとも最外周側の線状結合部によってフロントパネル及びリヤパネルと結合され、他端側は、線状結合部とは別の結合手段によりリヤパネルに結合されている。この蓋部材の一端側は、最外周側の線状結合部の連通部に対しエアバッグの中心を挟んで反対側、即ち最外周側の線状結合部の破断の終点付近に位置している。
従って、最外周側の線状結合部の破断が終了するまでは、この線状結合部による該蓋部材の一端側とフロントパネル及びリヤパネルとの結合は解除されず、ベントホールはこの蓋部材によって閉鎖されたままとなっている。これにより、すべての線状結合部の破断が終了する前に、ベントホールからエアバッグ外にガスが流出することを防止することが可能である。
なお、この請求項エアバッグにおいては、最外周側の線状結合部全体が破断すると、蓋部材の一端側とフロントパネル及びリヤパネルとの結合が解除され、該蓋部材の一端側がフリーな状態となる。そのため、該蓋部材がエアバッグの内圧によってベントホールからエアバッグ外に押し出され、この結果、ベントホールが開放状態となる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1〜4図は、実施の形態に係るエアバッグの膨張の進行過程を示す、該エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図であり、第5図は、このエアバッグの線状結合部破断開始前の平面図であり、第6〜11図は、この線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。第5〜11図は、エアバッグをリヤパネル側から見た図である。
なお、第1図は1周目の線状結合部の破断前を示し、第2図は2周目の線状結合部の破断前を示し、第3図は3周目の線状結合部の破断前を示し、第4図は3周目の線状結合部の破断後を示している。また、第6図は1周目の線状結合部の破断開始直後を示し、第7図は1周目の線状結合部の破断終了直前を示し、第8図は2周目の線状結合部の破断開始直後を示し、第9図は2周目の線状結合部の破断終了直前を示し、第10図は3周目の線状結合部の破断開始直後を示し、第11図は3周目の線状結合部の破断終了直前を示している。
この実施の形態のエアバッグ10は、自動車の運転席用エアバッグである。
このエアバッグ10は、それぞれ円形の織布よりなるフロントパネル12とリヤパネル14の外周縁部同士を糸等よりなるシーム15で縫合して袋状としたものである。このシーム15は、エアバッグ10の内圧が所定以上となっても破断しない高強度シームである。
リヤパネル14には、インフレータ(ガス発生器)用開口16とベントホール18とが設けられている。このインフレータ用開口16はリヤパネル14の中央に配置されている。このインフレータ用開口16の周囲にはボルト挿通孔20が設けられている。この実施の形態では、該ベントホール18は、リヤパネル14の周縁部(シーム15)に比較的近接して設けられている。
リヤパネル14のうち、該インフレータ用開口16及びボルト挿通孔20よりも外周側であって、且つベントホール18よりも内周側である領域と、フロントパネル12のうちこれと対面する領域とが、エアバッグ10の周方向に延在する(該インフレータ用開口16の周囲を周回するように延在する)環形の線状結合部22,24,26によって結合解除可能に結合されている。
各線状結合部22,24,26は、エアバッグ10の内圧が所定以上になると破断してフロントパネル12とリヤパネル14との結合を解除するよう構成されている。各線状結合部22,24,26は、例えば、所定の張力が作用したときに切れる縫糸(テアシーム)等により構成することができるが、これに限定されない。
これらの線状結合部22,24,26は、第5図の通り、略同心状に延設されている。以下、各線状結合部22,24,26の位置を、最内周側から1周目(線状結合部22)、2周目(線状結合部24)及び3周目(線状結合部26)と形容することがある。
なお、本発明においては、1周目(最内周側)の線状結合部22は、エアバッグ10の中心から半径450〜550mmの間に配置されていることが好ましく、径方向に隣接する線状結合部22,24同士の間隔、及び線状結合部24,26同士の間隔は、それぞれ20〜40mmであることが好ましい。
この実施の形態では、計3周の線状結合部22,24,26が設けられているが、2周のみ、あるいは4周以上設けられてもよい。
各線状結合部22,24,26の延在方向の途中部には、それぞれ、部分的にフロントパネル12とリヤパネル14との結合を中断し、当該線状結合部22,24又は26よりも内周側と外周側とを連通した連通部23,25又は27が形成されている。
第5図に示すように、径方向に隣接する線状結合部22,24同士の間、及び線状結合部24,26同士の間においては、各々の連通部23,25同士、及び連通部25,27同士は、それぞれエアバッグ10の中心を挟んで互いに反対側に位置している。なお、この実施の形態では、1周目の線状結合部22の連通部はエアバッグ10の中心の真下側に配置され、2周目の線状結合部24の連通部はエアバッグ10の中心の真上側に配置され、3周目の線状結合部26の連通部はエアバッグ10の中心の真下側に配置されている。
前記ベントホール18は、最外周側の線状結合部26よりもエアバッグ10の外周側に位置しており、なおかつ、この線状結合部26の連通部27に対し、エアバッグ10の中心を挟んで反対側、即ちこの実施の形態では該エアバッグ10の中心の真上側に位置している。
ただし、各連通部23,25,27及びベントホール18の配置はこれに限定されるものではなく、例えば、エアバッグ10の中心を挟んで左側と右側とに、あるいは斜め上側と斜め下側とに、交互に配置されてもよい。
図示の通り、この実施の形態では、各連通部23,25,27に臨む各線状結合部22,24,26の両端側は、それぞれ、エアバッグ10の中心側へ向かって延在している。以下、各線状結合部22,24,26のうち、このようにエアバッグ10の中心側へ向って延在した両端側を径方向延在部22a,24a,26aと呼び、これ以外の、周方向に延在した部分を周方向延在部(符号略)と呼ぶことがある。
各径方向延在部22a,24a,26aは、緩やかに湾曲しつつ各線状結合部22,24又は26の周方向延在部の両端に連なっている。
なお、第1〜3図において、符号Lは、エアバッグ10の中心から線状結合部22の周方向延在部までと等半径となる位置を示し、符号Lは、エアバッグ10の中心から線状結合部24の周方向延在部までと等半径となる位置を示し、符号Lは、エアバッグ10の中心から線状結合部26の周方向延在部までと等半径となる位置を示している。
このエアバッグ10を取付けるためのリテーナ30には、中央に、リヤパネル14のインフレータ用開口16と重なるインフレータ取付口(符号略)が設けられ、その周囲に、該リヤパネル14のボルト挿通孔20と重なるボルト挿通孔(符号略)が設けられている。
インフレータ36は略円柱形状のものであり、その筒軸方向の先端側の側周面にガス噴出口36aが設けられている。このインフレータ36の筒軸方向の途中部分(該ガス噴出口36aよりも後端側)の側周面からは、インフレータ固定用のフランジ38が突設されている。該フランジ38には、リテーナ30のボルト挿通孔と重なるボルト挿通孔(符号略)が設けられている。このインフレータ36は、該先端側がリテーナ30のインフレータ取付口に嵌装される。
エアバッグ10をリテーナ30に取り付けるに当っては、リヤパネル14のインフレータ用開口16の周縁部を押えリング42により該リテーナ30のインフレータ取付口の周縁部に押え付ける。該インフレータ取付口に嵌装されたインフレータ36の先端側は、該インフレータ用開口16を介してエアバッグ10内に挿入される。
この際、押えリング42のスタッドボルト44をリヤパネル14、リテーナ30及びフランジ38の各ボルト挿通孔に挿通し、その先端にナット46を締め込むことにより、エアバッグ10及びインフレータ36をリテーナ30に固定する。
その後、エアバッグ10を折り畳み、このエアバッグ10の折り畳み体を覆うようにモジュールカバー48をリテーナ30に取り付けることにより、エアバッグ装置が構成される。ただし、エアバッグ10のリテーナ30への取り付けに先立ち、エアバッグ10を折り畳んでおいてもよい。
このエアバッグ装置は、自動車のステアリングホイール(図示略)に設置される。
このエアバッグ装置を搭載した車両の衝突時等には、インフレータ36が作動してエアバッグ10内にガスが噴出する。エアバッグ10は、このガスにより膨張してモジュールカバー48を押し開き、車両室内に展開して運転席乗員を拘束する。
この場合、エアバッグ10の内圧が所定以上となるまでは、第1図に示すように、各線状結合部22,24,26によるフロントパネル12とリヤパネル14との結合が解除されないため、エアバッグ10のうち、各線状結合部22,24,26よりも外周側の部分においては膨張が規制される。そのため、インフレータ36からのガスによりエアバッグ10の内圧が速やかに上昇する。
このエアバッグ10の内圧による応力は、連通部23に臨む、最内周側の線状結合部22の両端側の径方向延在部22aにそれぞれ集中する。そして、このエアバッグ10の内圧が所定以上になると、これらの径方向延在部22aから線状結合部22の破断が開始する。この線状結合部22の破断は、第6図〜第7図のように、各径方向延在部22aから線状結合部22の周方向延在部の左端側及び右端側にそれぞれ伝播し、左右から当該周方向延在部の延在方向中間付近に向って進行する。
この線状結合部22の破断により、フロントパネル12及びリヤパネル14のうち該線状結合部22と2周目の線状結合部24との間の領域が離反可能となり、第2図の如くエアバッグ10が外周側へ1段大きく膨張する。
線状結合部22の全体が破断すると、連通部25に臨む2周目の線状結合部24の両端側の径方向延在部24aに、それぞれエアバッグ10の内圧による応力が集中するようになり、第8図のように、これらの径方向延在部24aから線状結合部24の破断が開始する。この線状結合部24の破断も、第8図〜第9図のように、各径方向延在部24aから線状結合部24の周方向延在部の左端側及び右端側にそれぞれ伝播し、左右から当該周方向延在部の延在方向中間付近に向って進行する。
この線状結合部24の破断により、フロントパネル12及びリヤパネル14のうち該線状結合部24と3周目の線状結合部26との間の領域が離反可能となり、第3図の如くエアバッグ10が外周側へさらに1段大きく膨張する。
線状結合部24の全体が破断すると、連通部27に臨む3周目の線状結合部26の両端側の径方向延在部26aに、それぞれエアバッグ10の内圧による応力が集中するようになり、第10図のように、これらの径方向延在部26aから線状結合部26の破断が開始する。この線状結合部26の破断も、第10図〜第11図のように、各径方向延在部26aから線状結合部26の周方向延在部の左端側及び右端側にそれぞれ伝播し、左右から当該周方向延在部の延在方向中間付近に向って進行する。
この最外周側の線状結合部26の破断により、フロントパネル12及びリヤパネル14のうち該線状結合部26からエアバッグ10の最外周部までの領域が離反可能となり、第4図の如くエアバッグ10が最外周部まで膨張する。
また、線状結合部26の全体が破断することにより、この線状結合部26の破断の終点付近に位置するベントホール18が開放される。これにより、この膨張したエアバッグ10に乗員が突っ込んで来た場合には、該ベントホール18からエアバッグ10外にガスが流出し、乗員がこのエアバッグ10によってソフトに拘束されるようになる。
このようにエアバッグ10が各線状結合部22,24,26の破断に伴って段階的に大きくなるように膨張することにより、エアバッグ10の内圧がその膨張の初期の段階から高めに維持される。
このエアバッグ10にあっては、1周目の線状結合部22の破断の終点付近に、2周目の線状結合部24の破断の始点となる連通部25(該線状結合部24の両端側の径方向延在部24a)が配置され、この2周目の線状結合部24の破断の終点付近に、3周目の線状結合部26の破断の始点となる連通部27(該線状結合部26の両端側の径方向延在部26a)が配置されている。
このため、1周目の線状結合部22の全体の破断が終わるまでは、2周目の線状結合部24の各径方向延在部24aにエアバッグ10の内圧による応力が集中しにくく、1周目の線状結合部22の全体が破断してから2周目の線状結合部24の破断が開始するようになる。また、2周目の線状結合部24の全体の破断が終わるまでは3周目の線状結合部26の各径方向延在部26aにエアバッグ10の内圧による応力が集中しにくく、2周目の線状結合部24の全体が破断してから3周目の線状結合部26の破断が開始するようになる。
また、このエアバッグ10にあっては、ベントホール18は、最外周側の線状結合部26の破断の終点付近に配置されているので、この線状結合部26の全体の破断が終了するまで、該ベントホール18が開放状態となりにくい。従って、各線状結合部22,24,26の破断が終わらないうちに、該ベントホール18から徒にエアバッグ10外にガスが流出することが防止される。
この実施の形態では、各連通部23,25,27に臨む各線状結合部22,24,26の両端側が、それぞれ、エアバッグ10の中心側へ向って延在する径方向延在部22a,24a,26aとなっているので、エアバッグ10の内圧による応力がこの径方向延在部22a,24a,26aに集中しやすく、確実にこの径方向延在部22a,24a,26aから各線状結合部22,24,26の破断を開始させることが可能である。
第12〜14図は、別の実施の形態に係るエアバッグの膨張の進行過程を示す、該エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図であり、第15図は、このエアバッグの線状結合部破断開始前の平面図であり、第16〜18図は、この線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。第15〜18図も、エアバッグをリヤパネル側から見た図である。
なお、第12図は1周目の線状結合部の破断前を示し、第13図は3周目の線状結合部の破断前を示し、第14図は3周目の線状結合部の破断後を示している。即ち、この実施の形態では、2周目の線状結合部の破断前を示すエアバッグ及びエアバッグ装置の断面図は省略されている。また、第16図は2周目の線状結合部の破断終了直前を示し、第17図は3周目の線状結合部の破断開始直後を示し、第18図は3周目の線状結合部の破断終了直前を示している。即ち、この実施の形態では、1周目と2周目の線状結合部の破断の進行過程を示す平面図は省略されている。
この実施の形態のエアバッグ10Aは、前述の第1〜11図のエアバッグ10において、ベントホール18を最内周側の線状結合部22よりもリヤパネル14の中央側に設けると共に、エアバッグ内部側からこのベントホール18を覆う蓋部材50を設けた如き構成となっている。この実施の形態でも、ベントホール18はエアバッグ10の中心の真上側に設けられている。
該蓋部材50は、この実施の形態では帯状の織布よりなり、リヤパネル14のエアバッグ内側面に沿ってエアバッグ半径方向(上下方向)に延在するように配設されている。この蓋部材50の延在方向の途中部がベントホール18に重なっている。
この蓋部材50の延在方向の一端側(エアバッグ外周側の端部)は、最外周側の線状結合部26よりもエアバッグ外周側まで延在しており、第12図の通り、フロントパネル12とリヤパネル14との間に挟み込まれてこれらと一体に(3枚重ね状に)各線状結合部22,24,26によって結合されている。この蓋部材50の他端側は、ベントホール18よりもリヤパネル14の中央側において、各線状結合部22,24,26よりも高強度のシーム51により、該リヤパネル14に縫着されている。
なお、第15図の通り、線状結合部26による蓋部材50の該一端側のフロントパネル12及びリヤパネル14に対する結合位置は、該線状結合部26の連通部27に対し、エアバッグ10Aの中心を挟んで反対側に位置している。
このエアバッグ10Aのその他の構成は、第1〜11図のエアバッグ10と同様である。また、このエアバッグ10Aを備えたエアバッグ装置の構成も、第1〜11図のエアバッグ装置と同様である。第12〜18図において、第1〜11図と同一符号は同一部分を示している。
かかる構成のエアバッグ10Aにおいても、該エアバッグ10Aの膨張時の各線状結合部22,24,26の破断は、前述の実施の形態と同様の過程にて進行する。
この実施の形態では、ベントホール18を覆う蓋部材50の一端側が、最外周側の線状結合部26の破断の始点となる連通部27に対し、エアバッグ10Aの中心を挟んで反対側となる位置、即ち該線状結合部26の破断の終点付近において、該線状結合部26によりフロントパネル12及びリヤパネル14と結合されている。従って、この最外周側の線状結合部26の破断が終了すると、この線状結合部26による蓋部材50の一端側のフロントパネル12及びリヤパネル14との結合も解除される。
これにより、該蓋部材50は、一端側がフリーな状態となり、第14図のように、エアバッグ10Aの内圧によりベントホール18から該エアバッグ10A外に押し出される。この結果、ベントホール18が開放状態となり、膨張したエアバッグ10Aに乗員が突っ込んで来た場合には、該ベントホール18からエアバッグ10A外にガスが流出し、乗員がこのエアバッグ10Aによってソフトに受け止められて拘束される。
このエアバッグ10Aにあっては、上記のように、ベントホール18を覆う蓋部材50の一端側が、最外周側の線状結合部26の破断の終点付近において、該線状結合部26によりフロントパネル12及びリヤパネル14と結合されているため、この最外周側の線状結合部26の破断が終了するまで、蓋部材50はベントホール18を閉鎖したままとなっている。これにより、該最外周側の線状結合部26の破断が終了する前に、ベントホール18からエアバッグ10A外にガスが流出することを防止することが可能である。
第19図はさらに別の実施の形態に係るエアバッグの線状結合部破断前の平面図であり、第20図はこのエアバッグにおけるリヤパネルの蓋部材設置部付近の斜視図である。なお、第19図は、エアバッグをリヤパネルの外面側から見た図であり、第20図は、リヤパネルの内面側から見た図である。
この実施の形態のエアバッグ10Bにあっても、前述の第12〜18図のエアバッグ10Aと同様に、該エアバッグ10Bの内側からベントホール18を覆う蓋部材50Aが設けられている。なお、この実施の形態でも、ベントホール18は、最内周側の線状結合部22よりもリヤパネル14の中央側であって、エアバッグ10の中心の真上側となる位置に設けられている。
この蓋部材50Aも、帯状の織布よりなり、リヤパネル14のエアバッグ内側面に沿ってエアバッグ半径方向(上下方向)に延在するように配設されている。この蓋部材50Aの延在方向の途中部がベントホール18に重なり、この蓋部材50Aのリヤパネル14中央側の端部は、ベントホール18よりも該リヤパネル14中央側において、各線状結合部22,24,26よりも高強度のシーム51により、該リヤパネル14に縫着されている。
この実施の形態では、蓋部材50Aのリヤパネル14外周側の端部に、帯状ないし紐状の被結合部52が形成されている。この被結合部52は、該蓋部材50Aのうちベントホール18を覆っている部分よりも細幅(好ましくは、10〜30mm)となっている。図示の通り、この実施の形態では、該蓋部材50Aのリヤパネル14外周側の端部の左右の角部から、該リヤパネル14外周側へ向って2本の被結合部52が延出している。ただし、被結合部52の数及び配置はこれに限定されない。
第20図の通り、蓋部材50Aの全体をリヤパネル14のエアバッグ内側面に沿って重ね合わせた状態において、各被結合部52の基端は、最内周側の線状結合部22よりもリヤパネル14の中央側に位置し、各被結合部52の先端は、最外周側の線状結合部26よりもリヤパネル14外周側まで延在している。即ち、この実施の形態では、各被結合部52がフロントパネル12とリヤパネル14との間に挟み込まれてこれらと一体に(3枚重ね状に)各線状結合部22,24,26によって結合されており、蓋部材50Aのうち各被結合部52よりも太幅の部分は、該フロントパネル12及びリヤパネル14とは結合されていない。
なお、第1図に示すように、第12〜18図の実施の形態と同様、線状結合部26による各被結合部52のフロントパネル12及びリヤパネル14に対する結合位置は、該線状結合部26の連通部27に対し、エアバッグ10Bの中心を挟んで反対側に位置している。
このエアバッグ10Bのその他の構成は、第12〜18図のエアバッグ10Aと同様であり、第19,20図において第12〜18図と同一符号は同一部分を示している。
かかる構成のエアバッグ10Bにおいても、該エアバッグ10Bの膨張時の各線状結合部22,24,26の破断は、最内周側から最外周側へと順次に進行する。
この実施の形態でも、ベントホール18を覆う蓋部材50Aの一端側(該蓋部材50Aから延出した各被結合部52)が、最外周側の線状結合部26の破断の終点付近において、該線状結合部26によりフロントパネル12及びリヤパネル14と結合されているため、この最外周側の線状結合部26の破断が終了するまで、蓋部材50Aはベントホール18を閉鎖したままとなっている。これにより、該最外周側の線状結合部26の破断が終了する前に、ベントホール18からエアバッグ10B外にガスが流出することを防止することが可能である。
そして、最外周側の線状結合部26の破断が終了すると、この線状結合部26による各被結合部52とフロントパネル12及びリヤパネル14との結合が解除されて蓋部材50Aの一端側がフリーとなり、該蓋部材50Aがエアバッグ10Bの内圧によりベントホール18から該エアバッグ10B外に押し出される。これにより、ベントホール18が開放状態となり、膨張したエアバッグ10Bに乗員が突っ込んで来た場合には、該ベントホール18からエアバッグ10B外にガスが流出し、乗員がこのエアバッグ10Bによってソフトに受け止められて拘束される。
このエアバッグ10Bにあっては、蓋部材50Aの一端側に細幅の帯状ないし紐状の被結合部52が設けられ、この被結合部52が各線状結合部22,24,26によってフロントパネル12及びリヤパネル14と結合されている。このため、蓋部材50Aをその全幅にわたって各線状結合部22,24,26によりフロントパネル12及びリヤパネル14と結合した場合に比べ、各線状結合部22,24,26の破断に伴う該蓋部材50A、フロントパネル12及びリヤパネル14の結合解除がスムーズに行われる。
上記の各実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記の各実施の形態に限定されない。
例えば、上記の実施の形態では、エアバッグ及びエアバッグ装置は自動車の運転席用エアバッグ及びエアバッグ装置であるが、これ以外の種々の用途のエアバッグ及びエアバッグ装置にも本発明を適用可能である。
実施の形態に係るエアバッグの膨張の進行過程を示す、該エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図1のエアバッグの膨張の進行過程を示す、該エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図1のエアバッグの膨張の進行過程を示す、該エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図1のエアバッグの膨張の進行過程を示す、該エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図1のエアバッグの線状結合部破断開始前の平面図である。 図1のエアバッグの線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。 図1のエアバッグの線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。 図1のエアバッグの線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。 図1のエアバッグの線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。 図1のエアバッグの線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。 図1のエアバッグの線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。 別の実施の形態に係るエアバッグの膨張の進行過程を示す、該エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図12のエアバッグの膨張の進行過程を示す、該エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図12のエアバッグの膨張の進行過程を示す、該エアバッグ及びエアバッグ装置の断面図である。 図12のエアバッグの線状結合部破断開始前の平面図である。 図12のエアバッグの線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。 図12のエアバッグの線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。 図12のエアバッグの線状結合部の破断進行過程を示す平面図である。 さらに別の実施の形態に係るエアバッグの線状結合部破断前の平面図である。 図19のエアバッグにおけるリヤパネルの蓋部材設置部付近の斜視図である。
符号の説明
10,10A,10B エアバッグ
12 フロントパネル
14 リヤパネル
18 ベントホール
22,24,26 線状結合部
22a,24a,26a 径方向延在部
23,25,27 連通部
50,50A 蓋部材
52 被結合部

Claims (6)

  1. 乗員側に配置されるフロントパネル及び乗員と反対側に配置されるリヤパネルを有し、該フロントパネル及びリヤパネルは、それらの周縁部同士が結合されており、
    該リヤパネルの中央には、ガス発生器用の開口が設けられたエアバッグであって、
    該フロントパネル及びリヤパネルは、各々の中央部と周縁部との間の途中部同士が、該エアバッグの周方向に延設された環形の線状結合部によって結合解除可能に結合されており、
    該線状結合部は、略同心状に複数設けられており、
    各線状結合部の延在方向の途中部に、部分的に該フロントパネルとリヤパネルとの結合を中断し、当該線状結合部よりも内周側と外周側とを連通した連通部が設けられているエアバッグにおいて、
    各線状結合部にそれぞれ1個の該連通部が設けられており、
    径方向に隣接する該線状結合部同士の間においては、各々の該連通部が該エアバッグの中心を挟んで互いに反対側に位置しており、
    該リヤパネルにベントホールが設けられ、該エアバッグの内部に該ベントホールを覆う蓋部材が設けられており、
    該蓋部材の一端側は、少なくとも最外周側の線状結合部によって該フロントパネル及びリヤパネルに結合されており、他端側は、該線状結合部とは別の、該線状結合部よりも高強度の結合手段により該リヤパネルに結合されており、
    該最外周側の線状結合部の前記連通部は、該蓋部材の該一端側に対し、該エアバッグの中心を挟んで反対側に位置していることを特徴とするエアバッグ。
  2. 請求項1において、前記ベントホールは、最内周側の前記線状結合部よりも前記リヤパネルの中央側に配置されており、
    前記蓋部材は、該ベントホールを覆う蓋部と、該蓋部に連なる、該蓋部よりも細幅の帯状ないし紐状の被結合部とを有しており、
    該蓋部のリヤパネル中央側の端部が前記結合手段により該リヤパネルに結合されており、
    該蓋部のリヤパネル外周側の端部に該被結合部が連なっており、
    該被結合部は、該蓋部から該リヤパネル外周側に向って延在しており、
    該被結合部が、少なくとも前記最外周側の線状結合部によって前記フロントパネル及びリヤパネルに結合されていることを特徴とするエアバッグ。
  3. 請求項2において、前記蓋部の前記リヤパネル外周側の端部に、前記周方向に間隔をおいて2本の前記被結合部が連なっており、
    各被結合部の前記延在方向の先端側が前記最外周側の線状結合部によって前記フロントパネル及びリヤパネルに結合され、各被結合部の該延在方向の途中部が、該最外周側の線状結合部よりも内周側の線状結合部によって該フロントパネル及びリヤパネルに結合されており、
    該被結合部同士の間に、該最外周側の線状結合部の内周側に隣接した線状結合部の前記連通部が配置されおり、該被結合部同士の間隔は、この連通部の前記周方向の幅よりも大きいことを特徴とするエアバッグ。
  4. 乗員側に配置されるフロントパネル及び乗員と反対側に配置されるリヤパネルを有し、該フロントパネル及びリヤパネルは、それらの周縁部同士が結合されており、
    該リヤパネルの中央には、ガス発生器用の開口が設けられたエアバッグであって、
    該フロントパネル及びリヤパネルは、各々の中央部と周縁部との間の途中部同士が、該エアバッグの周方向に延設された環形の線状結合部によって結合解除可能に結合されており、
    該線状結合部は、略同心状に複数設けられており、
    各線状結合部の延在方向の途中部に、部分的に該フロントパネルとリヤパネルとの結合を中断し、当該線状結合部よりも内周側と外周側とを連通した連通部が設けられているエアバッグにおいて、
    径方向に隣接する該線状結合部同士の間においては、各々の該連通部が該エアバッグの中心を挟んで互いに反対側に位置しており、
    該リヤパネルのうち、最外周側の線状結合部よりも外周側となる領域にベントホールが設けられており、
    該最外周側の線状結合部の前記連通部と該ベントホールとは、該エアバッグの中心を挟んで互いに反対側に位置していることを特徴とするエアバッグ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、該連通部に臨む該線状結合部の両端側が、該エアバッグの中央側へ向って延在していることを特徴とするエアバッグ。
  6. エアバッグと、該エアバッグを膨張させるガス発生器とを備えたエアバッグ装置において、
    該エアバッグは請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアバッグであることを特徴とするエアバッグ装置。
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