JP2004314738A - エアバッグ装置 - Google Patents

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JP2004314738A
JP2004314738A JP2003109913A JP2003109913A JP2004314738A JP 2004314738 A JP2004314738 A JP 2004314738A JP 2003109913 A JP2003109913 A JP 2003109913A JP 2003109913 A JP2003109913 A JP 2003109913A JP 2004314738 A JP2004314738 A JP 2004314738A
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sewn
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JP2003109913A
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Kanichi Fukuda
完一 福田
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】エアバッグの展開形状を的確に制御できるようにする。
【解決手段】エアバッグ32は乗員に対向する円形の第1基布36と、その前面に重ね合わされた円形の第2基布37とを周縁の縫製部38で縫製してなり、第2基布37の一部に襞37dを付けて縫製部39で縫製する。第2基布37の縫製部39が破断しながらエアバッグ32が展開することで、展開過程におけるエアバッグ32の形状を任意に調整して乗員の拘束性能を高めることができる。特に、前記縫製部39は重ね合わされた第1、第2基布36,37を一体に縫製するものではないため、縫製部が均一に破断しない場合でもエアバッグ32の展開形状が大きく崩れることはない。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳まれたエアバッグおよびインフレータをリテーナに支持し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスでエアバッグを膨張させて車室内に展開させるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の衝突時にインフレータから供給されるガスでエアバッグが車室内に展開して乗員を拘束する際に、エアバッグの展開形状を制御して最適の乗員拘束性能を発揮させるべく、乗員に対向する上側基布とステアリングホイールに対向する下側基布とを径方向内側から外側に向かってV字状の縫製部で縫製し、その縫製部を径方向内側から外側に順次破断させるものが、下記特許文献により公知である。
【0003】
【特許文献】
特開平7−125588号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のものは、乗員に対向する上側基布とステアリングホイールに対向する下側基布とを一体に縫製するものであるため、複数の縫製部を均一に破断させるのが困難であり、そのためにエアバッグの展開形状が大きく崩れて乗員拘束性能を充分に発揮できなくなる可能性があった。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エアバッグの展開形状を的確に制御できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、折り畳まれたエアバッグおよびインフレータをリテーナに支持し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスでエアバッグを膨張させて車室内に展開させるエアバッグ装置において、エアバッグを構成する基布の一部に襞を付けて縫製部で縫製し、エアバッグが展開する過程で前記縫製部が破断することを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
【0007】
上記構成によれば、エアバッグを構成する基布の一部に襞を付けて縫製部で縫製したので、基布の縫製部が破断しながらエアバッグが展開することで、展開過程におけるエアバッグの形状を任意に調整して乗員の拘束性能を高めることができる。特に、前記縫製部は重ね合わされた2枚の基布を一体に縫製するものではないため、縫製部が均一に破断しない場合でもエアバッグの展開形状が大きく崩れることはない。
【0008】
尚、実施例の第2基布37は本発明の基布に対応する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】
図1〜図8は本発明の一実施例を示すもので、図1は自動車の車室前部の斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3はエアバッグモジュールの分解斜視図、図4は−アバッグの分解斜視図、図5は第2基布の縫製部を示す図、図6は図5の6−6線断面図、図7はエアバッグの展開前期の作用説明図、図8はエアバッグの展開後期の作用説明図である。
【0011】
図1に示すように、運転席シート11の前方に配置されたステアリングホイール12の内部に運転席用のエアバッグモジュール13が収納される。
【0012】
図2および図3に示すように、ステアリングホイール12は、ステアリングシャフト14の後端にナット15で固定されたボス部16と、ボス部16に固定されたフロントカバー17と、フロントカバー17の後面にボルト18…で固定されたリヤカバー19と、フロントカバー17から放射状に延びる複数のスポーク部20…と、スポーク部20…の外周に連なるステアリングホイール本体部21とを備える。リヤカバー19の内周面にリテーナ22がボルト18…で共締めされており、このリテーナ22にエアバッグモジュール13が支持される。リヤカバー19の内面には、エアバッグ32の膨張時に破断する薄肉のティアライン19a(図2参照)が形成される。
【0013】
エアバッグモジュール13は、燃焼により高圧ガスを発生する推薬を充填したインフレータ31と、基布を縫製して構成したエアバッグ32と、エアバッグ32の基部を固定する固定リング33とを備える。リテーナ22の前面および後面に、インフレータ31の外周に形成したフランジ31aと固定リング33とが重ね合わされ、固定リング33に設けたボルト34…およびナット35…で固定される。このとき、リテーナ22の後面と固定リング33との間にエアバッグ32の基部が挟まれて固定される。
【0014】
図4に示すように、円形のエアバッグ32は後ろ側(乗員に対向する側)の第1基布36と、その前面に重ね合わされる第2基布37とを備え、第1、第2基布36,37は外周の縫製部38で一体に縫製される。エアバッグ32の基部となる第2基布37の中央にはインフレータ31を囲む円形の開口37aと、エアバッグ32の展開後期にガスの一部を逃がす2個のベントホール37b,37bと、リテーナ22に固定した4本のボルト34…が貫通する4個のボルト孔37c…とが形成される。その後、エアバッグ32の第2基布37は、図5および図6に示すように縫製される。
【0015】
即ち、エアバッグ32の前面部分を構成する第2基布37の上下左右の4か所において、その第2基布37に形成したジグザグ状の襞37d…を縫製部39…により縫製する。この縫製は第2基布37だけに対して行われ、第1基布36および第2基布37を結合するものではない。このように構成されたエアバッグ32は、適宜の形状に折り畳まれてリヤカバー19の内部に収納される。
【0016】
しかして、車両の衝突時に所定値以上の加速度が検出されるとインフレータ31が点火し、折り畳まれたエアバッグ32がインフレータ31が発生するガスで膨張を開始する。エアバッグ32が膨張する圧力を受けたリヤカバー19はティアライン19aにおいて破断し、そこに形成された開口からエアバッグ32が車室内に展開する。
【0017】
図7に示すように、エアバッグ32の展開前期には、乗員と反対側の第2基布37の襞37d…が縫製部39…で縫製されていて展開が抑制されるため、エアバッグ32の厚さTはほぼ通常どおりに確保されるのに対し、その直径D1は最終直径D2(図8参照)よりも小さくなる。
【0018】
図8に示すように、エアバッグ32の展開後期には、エアバッグ32の内圧の増加により第2基布37の縫製部39…が破断して襞37d…が伸び切ることで、エアバッグ32の直径は最終直径D2まで増加する。エアバッグ32が乗員を効果的に拘束するには最小限の厚さTが必用であるが、本実施例によれば、エアバッグの直径方向の展開に対して厚さ方向の展開を優先させ、早期にエアバッグ32の最小限の厚さを確保することができる。
【0019】
このように、エアバッグ32の第2基布37の一部に形成した襞37d…を縫製部39…で縫製して展開を規制することで、エアバッグ32が最終形状に展開する過程の形状変化を任意に調整することができる。仮に、第1、第2基布36,37を一体に縫製すると、その縫製が均一に破断しないためにエアバッグ32の展開形状は大きく崩れてしまい、乗員を効果的に拘束するための安定した展開が困難になる。
【0020】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0021】
例えば、実施例では運転席用のエアバッグモジュール13を例示したが、本発明は助手席用あるいはその他の用途のエアバッグモジュールに対しても適用することができる。
【0022】
また実施例では第1、第2基布36,37のうちの第2基布37に縫製部39…を設けているが、第1基布36に縫製部を向けても良い。更に、エアバッグ32を構成する基布の数、形状、組み合わせ等も任意である。
【0023】
また本実施例のエアバッグ32に釣り紐を併用すれば、その展開形状を更に精密に調整することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、エアバッグを構成する基布の一部に襞を付けて縫製部で縫製したので、基布の縫製部が破断しながらエアバッグが展開することで、展開過程におけるエアバッグの形状を任意に調整して乗員の拘束性能を高めることができる。特に、前記縫製部は重ね合わされた2枚の基布を一体に縫製するものではないため、縫製部が均一に破断しない場合でもエアバッグの展開形状が大きく崩れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車室前部の斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】エアバッグモジュールの分解斜視図
【図4】エアバッグの分解斜視図
【図5】第2基布の縫製部を示す図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】エアバッグの展開前期の作用説明図
【図8】エアバッグの展開後期の作用説明図
【符号の説明】
22 リテーナ
31 インフレータ
32 エアバッグ
37 第2基布(基布)
37d 襞
39 縫製部

Claims (1)

  1. 折り畳まれたエアバッグ(32)およびインフレータ(31)をリテーナ(22)に支持し、車両の衝突時にインフレータ(31)が発生するガスでエアバッグ(32)を膨張させて車室内に展開させるエアバッグ装置において、
    エアバッグ(32)を構成する基布(37)の一部に襞(37d)を付けて縫製部(39)で縫製し、エアバッグ(32)が展開する過程で前記縫製部(39)が破断することを特徴とするエアバッグ装置。
JP2003109913A 2003-04-15 2003-04-15 エアバッグ装置 Pending JP2004314738A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7377548B2 (en) 2005-05-06 2008-05-27 Tk Holdings Inc. Adaptive depth airbag
US7845680B2 (en) 2006-06-14 2010-12-07 Takata Corporation Airbag and airbag apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7377548B2 (en) 2005-05-06 2008-05-27 Tk Holdings Inc. Adaptive depth airbag
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