JP3944195B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、第1、第2基布の外周部を縫製してエアバッグを構成し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスを一方の基布の中央部からエアバッグの内部に供給して膨張させるエアバッグ装置に関する。
一般に、ステアリングホイールの中央部から車室内に展開する運転席用のエアバッグは、2枚の円形の基布の外周部を縫製して構成されている。エアバッグが前後方向に一気に膨張するのを防止し、全体として前後方向に偏平な形状に展開させて乗員を柔らかく拘束できるように、2枚の基布を径方向内側から外側に拡開する複数のV字状の縫製部で縫製し、これらの縫製部をエアバッグの膨張時の荷重で破断させるものが、下記特許文献1により公知である。
また2枚の基布を破断可能な環状の縫製部で縫製し、その縫製部の径方向内側および径方向外側にそれぞれガス流入口および排気口を形成することで、展開初期にエアバッグが前後方向に一気に膨張するのを防止し、かつ縫製部の破断後はガス流入口および排気口を連通させてエアバッグの内圧の過度の上昇を防止するものが、下記特許文献2により公知である。
特開平7−125586号公報 特開平8−119052号公報
ところで、上記特許文献1および上記特許文献2に記載されたものは、縫製部の破断開始点が何れもV字状に縫製されているため、2枚の基布を押し広げようとするガスの圧力による荷重がV字の頂点の両側の縫製糸に分散されてしまい、縫製部のスムーズな破断が妨げられる問題があった。
しかも上記特許文献2に記載されたものは、縫製部が概ね環状に形成されているため、縫製部が破断する前と後とでエアバッグが2段階に膨張してしまい、エアバッグの内圧が急変するためにスムーズに展開させることが困難であった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エアバッグの第1、第2基布を接合する分離可能な接合部をガスの圧力による荷重で確実に分離させるとともに、展開過程でのエアバッグの内圧を任意に制御して乗員拘束性能を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、第1、第2基布の外周部を縫製してエアバッグを構成し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスを一方の基布の中央部からエアバッグの内部に供給して膨張させるエアバッグ装置において、第1、第2基布を中央部から外周部に向けて概ね円周方向に連続的に延びる複数の渦巻き状の接合部で接合するとともに、前記複数の接合部の破断が開始される先端部の位置を異ならせ、エアバッグが膨張する際の荷重で前記複数の接合部を中央部から外周部に向けて分離させることを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記複数の接合部は、径方向外側の接合部が径方向内側の接合部を取り囲むように異なる径を有して配置されていること特徴とする、請求項1に記載のエアバッグ装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記接合部は少なくとも1か所に接合が途切れた非接合部を有しており、その非接合部は接合部の径方向内端に対して円周方向にずれた位置に配置されていること特徴とするエアバッグ装置が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、第1、第2基布の外周部を縫製してエアバッグを構成し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスを一方の基布の中央部からエアバッグの内部に供給して膨張させるエアバッグ装置において、第1、第2基布を円周方向に分割して配置された複数の葛折り状の接合部で接合し、前記葛折り状の接合部は円周方向に延びる部分の長さが中央部から外周部に向けて次第に長くなるように構成され、エアバッグが膨張する際の荷重で前記接合部を中央部から外周部に向けて分離させることを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記接合部の径方向内端、あるいは前記接合部が前記非接合部に連なる端部がエアバッグの中央部を指向することを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項1〜請求項5の何れか1項の構成に加えて、前記接合部の径方向内端は他の部分よりも分離強度が高く設定されていることを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記第1、第2基布の少なくとも一方に形成したベントホールの周囲の少なくとも一部を前記接合部に連なる補助接合部で囲み、前記接合部の分離に伴って前記補助接合部を分離することにより前記ベントホールを開放することを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項1〜請求項7の何れか1項の構成に加えて、前記第1、第2基布の少なくとも一方に形成したベントホールが機能せずにエアバッグの内圧が所定値以上になったときに、その所定値以上の内圧により開放してガスを排出するガス排出部を有することを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
尚、実施例の縫製部39は本発明の接合部に対応し、実施例の非縫製部39a,39bは本発明の非接合部に対応し、実施例の補助縫製部40は本発明の補助接合部に対応し、実施例の脆弱部38a,41は本発明のガス排出部に対応する。
請求項1の構成によれば、エアバッグを構成する第1、第2基布を中央部から外周部に向けて概ね円周方向に連続的に延びる渦巻き状の接合部で接合し、エアバッグが膨張する際の荷重で前記接合部を中央部から外周部に向けて順次分離させるので、展開初期にエアバッグが前後方向に一気に展開するのを防止し、エアバッグの容積を漸増させて内圧の変化を適切に制御することで乗員を柔らかく拘束することができるだけでなく、接合部の分離が完了したときにエアバッグを前後方向に偏平な最終形状に展開させて充分な拘束力を発揮することができる。また接合部は線状であるため、その端部に大きな応力を集中させて確実に分離させることができ、しかも接合部が円周方向に延びているので基布の折り畳みの妨げにならず、折り畳み後のエアバッグの寸法を小型化することができる。特に、接合部を渦巻き状としたので分離方向が急激に変化することがなくなり、接合部のスムーズな分離を可能にしてエアバッグの内圧や展開速度を容易に制御することができる。更に、複数の接合部毎に分離強度のセッティングやチューニングを別個に行えるので、エアバッグの展開過程における内圧、展開速度、形状等の制御を一層きめ細かく行うことができる。
請求項2の構成によれば、複数の接合部が、径方向外側の接合部が径方向内側の接合部を取り囲むように異なる径を有して配置されているので、それぞれの接合部の分離強度を異ならせたり、隣接する接合部間の距離を異ならせたりすることで、エアバッグの内圧や展開速度の制御が容易になる。
請求項3の構成によれば、渦巻き状の接合部の少なくとも1か所に接合が途切れた非接合部を設けたので、接合部の一部が押さえつけられて分離がそこで止められても、接合部が非接合部に連なる端部から新たに分離を開始してエアバッグを支障なく展開させることができる。しかも非接合部は接合部の径方向内端に対して円周方向にずれた位置に配置されているので、接合部の径方向内端および非接合部の両方が同時に押さえつけられる確率を低くし、エアバッグの一層確実な展開を可能にすることができる。
また請求項4の構成によれば、エアバッグを構成する第1、第2基布を円周方向に分割して配置された複数の葛折り状の接合部で接合するとともに、その葛折り状の接合部を円周方向に延びる部分の長さが中央部から外周部に向けて次第に長くなるように構成し、エアバッグが膨張する際の荷重で前記接合部を中央部から外周部に向けて順次分離させるので、展開初期にエアバッグが前後方向に一気に展開するのを防止し、エアバッグの容積を漸増させて内圧の変化を適切に制御することで乗員を柔らかく拘束することができるだけでなく、接合部の分離が完了したときにエアバッグを前後方向に偏平な最終形状に展開させて充分な拘束力を発揮することができる。また接合部は線状であるため、その端部に大きな応力を集中させて確実に分離させることができ、しかも接合部が円周方向に延びているので基布の折り畳みの妨げにならず、折り畳み後のエアバッグの寸法を小型化することができる。
請求項5の構成によれば、接合部の径方向内端、あるいは接合部が非接合部に連なる端部がエアバッグの中央部を指向するので、エアバッグの中央部に設けたインフレータが発生するガスの圧力による荷重を、接合部の径方向内端、あるいは前記接合部が前記非接合部に連なる端部に効果的に集中させて確実に分離させることができる。
請求項6の構成によれば、接合部の径方向内端の分離強度を他の部分よりも高く設定したので、展開初期におけるエアバッグの内圧を速やかに立ち上げて適切な乗員拘束性能を発揮させることができる。
請求項7の構成によれば、第1、第2基布の少なくとも一方に形成したベントホールの周囲の少なくとも一部を接合部に連なる補助接合部で囲み、接合部の分離に伴って補助接合部を分離することによりベントホールを開放するので、エアバッグが展開する過程の任意の時期にベントホールを開放して内圧を一層精密に制御することができる。
請求項8の構成によれば、第1、第2基布の少なくとも一方に形成したベントホールが何らかの理由で機能せずにエアバッグの内圧が所定値以上になると、その内圧によりガス排出部が開放してエアバッグ内のガスを排出するので、ガス排出部にベントホールの機能を発揮させてエアバッグの内圧が過剰に増加するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の参考例および実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の参考例を示すもので、図1は自動車の車室前部の斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3はエアバッグの分解斜視図、図4はエアバッグの背面図、図5はエアバッグの正面図、図6は図4の6−6線断面図である。
図1に示すように、運転席シート11の前方に配置されたステアリングホイール12の内部に運転席用のエアバッグモジュール13が収納される。
図2に示すように、ステアリングホイール12は、ステアリングシャフト14の後端にナット15で固定されたボス部16と、ボス部16に固定されたフロントカバー17と、フロントカバー17の後面にボルト18…で固定されたリヤカバー19と、フロントカバー17から放射状に延びる複数のスポーク部20…と、スポーク部20…の外周に連なるステアリングホイール本体部21とを備える。リヤカバー19の内周面にリテーナ22がボルト18…で共締めされており、このリテーナ22にエアバッグモジュール13が支持される。リヤカバー19の内面には、エアバッグ32の膨張時に破断する薄肉のティアライン19aが形成される。
エアバッグモジュール13は、燃焼により高圧ガスを発生する推薬を充填したインフレータ31と、基布を縫製して構成したエアバッグ32と、エアバッグ32の基部を固定する固定リング33とを備える。リテーナ22の前面および後面に、インフレータ31のフランジ31aと固定リング33とが重ね合わされ、ボルト34…およびナット35…で締結される。このとき、リテーナ22の後面と固定リング33の前面との間にエアバッグ32の基部が挟まれて固定される。
図3に示すように、円形のエアバッグ32は後側(乗員に対向する側)の第1基布36と、その前面に重ね合わされる前側の第2基布37とを備え、第1、第2基布36,37は外周の縫製部38で一体に縫製される。エアバッグ32の第2基布37にはインフレータ31を囲む円形の開口37aと、エアバッグ32の膨張時にガスの一部を逃がす2個のベントホール37b,37bと、ボルト34…が貫通する4個のボルト孔37c…とが形成される。従って、エアバッグ32は第2基布37の中央部においてリテーナ22に支持され、インフレータ31が発生するガスは第2基布37の中央の開口37aからエアバッグ32の内部に供給される。
図4および図5に示すように、重ね合わされた第1、第2基布36,37は、その中心寄りのa点から外周部のb点まで、1条の渦巻き状の縫製部39で縫製される。外周の縫製部38はエアバッグ32の膨張時に破断しないように太めの糸で強固に縫製されているが、渦巻き状の縫製部39はエアバッグ32の膨張時に破断し得るように細めの糸で脆弱に縫製されている。渦巻き状の縫製部39の径方向内端のa点は、エアバッグ32の中心部、つまりインフレータ31を指向している。
しかして、車両の衝突時に所定値以上の加速度が検出されるとインフレータ31が点火し、折り畳まれたエアバッグ32がインフレータ31が発生するガスで膨張を開始する。エアバッグ32が膨張する圧力を受けたリヤカバー19はティアライン19aが破断し、そこに形成された開口からエアバッグ32が車室内に展開する。
図4〜図6に示すように、エアバッグ32が膨張する過程で渦巻き状の縫製部39が第1、第2基布36,37を一体に接合しているので、エアバッグ32が前後方向に一気に膨張するのを防止して乗員を柔らかく拘束することができる。このとき、渦巻き状の縫製部39の内端のa点には強い応力が集中するため、a点から渦巻き状の縫製部39の破断が開始し、その破断はb点に向けて順次進行する。この破断の進行に伴って第1、第2基布36,37の接合が解除されるため、図6に鎖線で示すように、エアバッグ32は前後方向に偏平な最終形状に展開して最大限の拘束力を発揮することができる。
また縫製部39はV字状ではなく1条の線状であるため、その内端のa点に強い応力を集中させて確実な破断を可能にすることができる。特に、縫製部39の内端がエアバッグ32の中央のインフレータ31を指向しているので、インフレータ31が発生するガスの圧力による荷重を前記a点に効果的に集中させ、縫製部39の破断を一層確実なものにすることができる。更に、縫製部39が円周方向に延びているので第1、第2基布36,37の折り畳みの妨げにならず、折り畳み後のエアバッグ32の寸法を小型化することができる。更にまた、縫製部39が渦巻き状であって方向変換部が存在しないため、該縫製部39をスムーズに破断させてエアバッグ32の内圧や展開速度を的確に制御することができる。
以上のように、エアバッグ32の第1、第2基布36,37を渦巻き状の縫製部39で縫製し、膨張時の荷重で渦巻き状の縫製部39を径方向内側から外側に向けて順次破断させることで、エアバッグ32の展開過程における内圧、展開速度、形状等を任意に制御して乗員を効果的に拘束することができる。特に、渦巻き状の縫製部39は概ね等しい曲率を有していて曲率が急激に変化する部分がないため、その破断がスムーズに行われるだけでなく、エアバッグ32の展開過程における内圧、展開速度、形状等の制御が一層容易になる。
次に、図7および図8に基づいて本発明の第1実施例および第2実施例を説明する。
図7に示す第1実施例は、2条の渦巻き状の縫製部39,39を位相を180°ずらして設けており、また図8に示す第2実施例は、4条の渦巻き状の縫製部39…を位相を90°ずらして設けている。これらの第1、第2実施例の渦巻き状の縫製部39…も、その径方向内端のa点がエアバッグ32の中心部を指向しており、そこに強い応力を集中させて破断の開始点とすることができる。
この第1、第2実施例によっても、前述した参考例と同様の作用効果を達成することができ、しかも各々の縫製部39…毎に破断強度のセッティングやチューニングを別個に行えるので、エアバッグ32の展開過程における内圧、展開速度、形状等の制御を一層きめ細かく行うことができる。
次に、図9に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
第3実施例は参考例の変形であって、参考例では渦巻き状の縫製部39が1条の縫製で構成されているのに対し、第3実施例では1条が360°を僅かに越える渦巻き状の縫製部39…が径方向に条配置されている。各々の縫製部39の機能は参考例の縫製部39と同じであるが、条の縫製部39…の縫製強度をそれぞれ異ならせたり、条の縫製部39…の径方向の間隔を変化させたりすることで、参考例の作用効果に加えて、エアバッグ32の展開過程における内圧、展開速度、形状等の制御の自由度を増加させるという更なる作用効果を達成することができる。
次に、図10〜図12に基づいて本発明の第4実施例〜第6実施例を説明する。
参考例および第1実施例〜第3実施例では縫製部39が渦巻き状に形成されているが、第4実施例〜第6実施例では第1、第2基布36,37が複数個(実施例では3個あるいは4個)の扇形の領域に分割されており、各々の領域に径方向内側から外側に延びる葛折り状の縫製部39…が配置される。図10に示す第4実施例の3条の縫製部39…は円周方向に延びる円弧部と径方向に延びる直線部とが交互に配置され、図11に示す第5実施例の4条の縫製部39…は円周方向に延びる円弧部と隣接する円弧部間を接続する半円部とが交互に配置され、図12に示す第6実施例の4条の縫製部39…はジグザグに連続する複数の直線部から構成される。
これらの第4実施例〜第6実施例によっても、前述した参考例と同様の作用効果を達成することができ、しかも各々の縫製部39…毎に破断強度のセッティングやチューニングを別個に行えるので、エアバッグ32の展開過程における内圧、展開速度、形状等の制御を一層きめ細かく行うことができる。それに加えて、縫製部39…が円周方向に3条あるいは4条に分割されているため、その一つが何かに押しつけられて破断不能になった場合でも、残りの縫製部39…が破断することでエアバッグ32の展開を可能にすることができる。
次に、図13および図14に基づいて本発明の第7実施例および第8実施例を説明する。
第7実施例および第8実施例は、第1実施例あるいは第2実施例の変形であって、エアバッグ32の前側に位置する第2基布37の外周近傍に3個のベントホール37d…が形成される。これらのベントホール37d…は、第1、第2基布36,37の外周の縫製部38と、3条の渦巻き状の縫製部39…と、両縫製部38,39…を接続する脆弱な補助縫製部40…とによって囲まれた位置に配置される。第7実施例および第8実施例はベントホール37d…を囲むために追加された補助縫製部40…の形状が異なるのみで、その作用効果は同一である。
これらの第7実施例および第8実施例は、第1実施例あるいは第2実施例の作用効果に加えて次のような更なる作用効果を達成することができる。即ち、縫製部39…を径方向内側から外側に破断しながらエアバッグ32が展開する初期および中期にはベントホール37d…は閉じられており、展開の末期に縫製部39…の破断に伴って補助縫製部40…が破断するとベントホール37d…が開放し、そこからガスが排出されることでエアバッグ32の内圧が過剰に増加するのを防止することができ、しかもベントホール37d…を縫製部39…の径方向内側に設けるか外側に設けるかで該ベントホール37d…が開放するタイミングを任意に設定することができるため、エアバッグ32の内圧を一層きめ細かく制御することができる。
尚、上述した第7実施例および第8実施例において、インフレータ31が2段階に点火する場合には、縫製部39…の強度を径方向内側のA部分で弱くして径方向外側のB部分で強くしておき、インフレータ31の1段目の点火でベントホール27d…の手前側にある縫製部39…のA部分を破断し、インフレータ31の2段目の点火でベントホール27d…を含む縫製部39…のB部分を破断することで、エアバッグ32の内圧を更に精度良く制御することができる。
例えば、インフレータ31の1段目の点火で縫製部39…のA部分が破断する時間に誤差があっても、その誤差を補償するタイミングでインフレータ31の2段目を点火して縫製部39…のB部分を破断することで、ベントホール27d…が開放するタイミングの誤差を無くすことができる。勿論、インフレータ31は3段階以上に点火するものであっても良い。
次に、図15に基づいて本発明の第9実施例を説明する。
第9実施例は、図4に示す参考例の変形であって、重ね合わされた第1、第2基布36,37を渦巻き状に縫製する3条の縫製部39…を備えている。各々の縫製部39…は複数か所(実施例では2か所)に、縫製が途切れた非縫製部39a,39bを有しており、これらの非縫製部39a,39bに連なる縫製部39…の端部のc点はエアバッグ32の中心部を指向している。2か所の非縫製部39a,39bのうちの少なくとも一方、実施例では径方向内側の非縫製部39aの円周方向の位置は、縫製部39…の径方向内端部のa点に対して円周方向にずれて配置されている。
従って、エアバッグ32の展開時に鎖線で囲った破断不能部が何かに押しつけられたため、渦巻き状の縫製部39…の径方向内端のa点から始まった破断が破断不能部で止まった場合でも、先ず縫製部39…の2か所の非縫製部39a,39bに臨むc点から時計方向および反時計方向に新たに破断が開始され、最終的に破断不能部を除く全ての縫製部39…が破断することで、エアバッグ32の大部分を展開させて乗員拘束性能を発揮させることができる。このとき、縫製部39…の2か所の非縫製部39a,39bに臨むc点は、縫製部39…の径方向内端のa点と同様にエアバッグ32の中心を指向しているので、そこに応力を集中させて確実に破断を開始させることができる。
また各非縫製部39a,39bのうちの少なくとも一方(実施例では非縫製部39a)の円周方向の位置は、縫製部39…の対応する径方向内端のa点に対して円周方向にずれているため、a点および複数のc点が全て破断不能部に含まれて縫製部39…の破断が不能になる事態を未然に回避することができる。
次に、図16に基づいて本発明の第10実施例を説明する。
第10実施例は、図7に示す第1実施例の変形であって、重ね合わされた第1、第2基36,37のうちの第2基布37に2個のベントホール37b,37bが形成されるととともに、第1、第2基布36,37の外周の縫製部38に所定数(実施例では2個)の脆弱部38a,38aが形成される。脆弱部38a,38aは縫製部38の他の部分に比べて細い糸で縫製されており、その分だけ破断し易くなっている。
しかして、エアバッグ32の展開末期に、何らかの理由で2個のベントホール37b,37bが塞がれたままの状態になって機能を発揮できないとき、エアバッグ32の内圧が所定値以上になると縫製部38の脆弱部38a,38aが破断し、そこに形成された開口がベントホールとして機能してガスを排出することで、エアバッグ32の内圧が過剰に高まるのを防止することができる。
次に、図17に基づいて本発明の第11実施例を説明する。
第11実施例は、図16に示す第10実施例の更なる変形であって、第10実施例では縫製部38に脆弱部38a,38aが形成されていたが、第11実施例は第2基布37を線状に切断したスリットを閉じるように縫製した脆弱部41が形成される。この脆弱部41の破断強度は、縫製部39,39の破断強度より高く、かつ縫製部38の破断強度よりも低くなるように設定される。
しかして、エアバッグ32の展開末期に、何らかの理由で2個のベントホール37b,37bが塞がれたままの状態になって機能を発揮できないとき、エアバッグ32の内圧が所定値以上になると脆弱部41が破断し、そこに形成された開口がベントホールとして機能してガスを排出することで、エアバッグ32の内圧が過剰に高まるのを防止することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では第1、第2基布36,37を縫製部39…で縫製しているが、縫製の代わりに接着等の任意の接合手段を採用することができる。
また縫製部39…の縫製強度(接合部の接合強度)を、縫製糸の太さ、縫製糸の材質、縫目の密度、縫製部39…の長さ、重ねて縫製する回数等によって変化させることでエアバッグ32の内圧を制御することができる。一般に縫製部39…の破断強度を高くしたり、縫製部39…の長さを長くしたりすると、エアバッグ32の容積が増加し難くなるために内圧は高くなり、その逆の場合はエアバッグ32の容積が増加し易くなるために内圧は低くなる。
また複数の渦巻き状の縫製部39…を持つものや、葛折り状の縫製部39…を持つものでは、縫製部39…が隣接する間隔が狭まると、つまり高圧ガスが流入する通路の断面積が小さくなると、エアバッグ32の容積が増加し難くなるために内圧は高くなり、その逆の場合はエアバッグ32の容積が増加し易くなるために内圧は低くなる。参考例や第2実施例を例にとると、渦巻き状の縫製部39…を部分的に蛇行させることで縫製部39…が隣接する間隔を拡大したり縮小したりすることで、高圧ガスが流入する通路の断面積を任意に調整することができる。
また1条の縫製部39のうちで破断強度の高い部分と低い部分とを組み合わせると、エアバッグ32の内圧を更に緻密に制御することができる。具体的には、縫製部39の始点となるa点の破断強度を高めると、展開の初期に縫製部39が破断し難くなるため、展開初期にエアバッグ32の内圧を素早く立ち上げて必要な乗員拘束力を確保し、その後に縫製部39を破断させることでエアバッグ32の内圧を略一定に保持して最適の乗員拘束性能を発揮させることができる。
また第3実施例〜第8実施例において、縫製部39…の始点となるa点を、エアバッグ32の中心部を指向させても良い。
自動車の車室前部の斜視図 図1の2−2線拡大断面図 エアバッグの分解斜視図 エアバッグの背面図 エアバッグの正面図 図4の6−6線断面図 本発明の第1実施例に係るエアバッグの背面図 本発明の第2実施例に係るエアバッグの背面図 本発明の第3実施例に係るエアバッグの背面図 本発明の第4実施例に係るエアバッグの背面図 本発明の第5実施例に係るエアバッグの背面図 本発明の第6実施例に係るエアバッグの背面図 本発明の第7実施例に係るエアバッグの正面図 本発明の第8実施例に係るエアバッグの正面図 本発明の第9実施例に係るエアバッグの背面図 本発明の第10実施例に係るエアバッグの正面図 本発明の第11実施例に係るエアバッグの正面図
符号の説明
31 インフレータ
32 エアバッグ
36 第1基布
37 第2基布
37d ベントホール
38a 脆弱部(ガス排出部)
39 縫製部(接合部)
39a 非縫製部(非接合部)
39b 非縫製部(非接合部)
40 補助縫製部(補助接合部)
41 脆弱部(ガス排出部)

Claims (8)

  1. 第1、第2基布(36,37)の外周部を縫製してエアバッグ(32)を構成し、車両の衝突時にインフレータ(31)が発生するガスを一方の基布(37)の中央部からエアバッグ(32)の内部に供給して膨張させるエアバッグ装置において、
    第1、第2基布(36,37)を中央部から外周部に向けて概ね円周方向に連続的に延びる複数の渦巻き状の接合部(39)で接合するとともに、前記複数の接合部(39)の破断が開始される先端部の位置を異ならせ、エアバッグ(32)が膨張する際の荷重で前記複数の接合部(39)を中央部から外周部に向けて分離させることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記複数の接合部(39)は、径方向外側の接合部(39)が径方向内側の接合部(39)を取り囲むように異なる径を有して配置されていること特徴とする、請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記接合部(39)は少なくとも1か所に接合が途切れた非接合部(39a,39b)を有しており、その非接合部(39a,39b)は接合部(39)の径方向内端に対して円周方向にずれた位置に配置されていること特徴とする、請求項1に記載のエアバッグ装置。
  4. 第1、第2基布(36,37)の外周部を縫製してエアバッグ(32)を構成し、車両の衝突時にインフレータ(31)が発生するガスを一方の基布(37)の中央部からエアバッグ(32)の内部に供給して膨張させるエアバッグ装置において、
    第1、第2基布(36,37)を円周方向に分割して配置された複数の葛折り状の接合部(39)で接合し、前記葛折り状の接合部(39)は円周方向に延びる部分の長さが中央部から外周部に向けて次第に長くなるように構成され、エアバッグ(32)が膨張する際の荷重で前記接合部(39)を中央部から外周部に向けて分離させることを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 前記接合部(39)の径方向内端、あるいは前記接合部(39)が前記非接合部(39a,39b)に連なる端部がエアバッグ(32)の中央部を指向することを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のエアバッグ装置。
  6. 前記接合部(39)の径方向内端は他の部分よりも分離強度が高く設定されていることを特徴とする、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のエアバッグ装置。
  7. 前記第1、第2基布(36,37)の少なくとも一方に形成したベントホール(37d)の周囲の少なくとも一部を前記接合部(39)に連なる補助接合部(40)で囲み、前記接合部(39)の分離に伴って前記補助接合部(40)を分離することにより前記ベントホール(37d)を開放することを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のエアバッグ装置。
  8. 前記第1、第2基布(36,37)の少なくとも一方に形成したベントホール(37d)が機能せずにエアバッグ(32)の内圧が所定値以上になったときに、その所定値以上の内圧により開放してガスを排出するガス排出部(38a,41)を有することを特徴とする、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のエアバッグ装置。
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