JP2005170206A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エアバッグの破断可能な縫製部の糸孔からのガスのリークや基布の損傷によるガスのリークを防止しながら、縫製部に必要な強度を持たせてエアバッグの内圧の立ち上がりの遅れを防止する。
【解決手段】 エアバッグ32を構成する基布36,37を重ね合わせて破断可能な縫製部39で縫製する際に、縫製部39に対応する基布36,37間を接着(網かけ部分参照)するので、縫製部39の糸孔を接着で埋めてガスのリークを防止できるだけでなく、縫製部39の破断強度を下げて破断時に基布36,37が受けるダメージを軽減しながら、縫製部39の破断を遅らせてエアバッグ32の内圧を高めることができる。しかも接着だけでは破断強度の設定や破断開始位置の設定が困難であるが、接着と縫製とを組み合わせることで破断強度の設定や破断開始位置の設定が容易になる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、エアバッグを構成する基布を重ね合わせて縫製部で縫製し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスをエアバッグの内部に供給して前記縫製部を破断させることで該エアバッグを膨張させるエアバッグ装置に関する。
下記特許文献1には、2枚の円形の基布の外周部を縫製してエアバッグを構成し、それらの基布の径方向中間部を破断可能な環状の縫製部で縫製したエアバッグ装置が記載されている。このエアバッグ装置によれば、ガスの供給を受けたエアバッグが先ず環状の縫製部の内側において膨張し、その内圧が所定値以上に高まると該縫製部が破断してエアバッグ全体が膨張するようになっている。
また下記特許文献2には、2枚の基布の外周部を縫製してエアバッグを構成する際に、その縫製部に接着を併用することで該縫製部の強度および機密性の向上を図ったエアバッグ装置が記載されている。
特開平11−20588号公報 特開2003−72503号公報
ところで、エアバッグの基布を破断可能な縫製部で縫製して展開時の内圧を制御しようとすると、エアバッグが展開する過程で縫製部の糸孔からガスがリークして内圧の上昇が遅れる可能性があり、また縫製部の破断時に基布が損傷して糸孔が広がってしまうとガスのリークが一層激しくなる問題がある。これを防止するため、糸孔が小さく、かつ容易に破断する細い糸で縫製部を構成すると、エアバッグが展開する際に縫製部が容易に破断し過ぎて内圧の立ち上がりが遅れる問題が発生してしまう。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エアバッグの破断可能な縫製部の糸孔からのガスのリークや基布の損傷によるガスのリークを防止しながら、縫製部に必要な強度を持たせてエアバッグの内圧の立ち上がりの遅れを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、エアバッグを構成する基布を重ね合わせて縫製部で縫製し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスをエアバッグの内部に供給して前記縫製部を破断させることで該エアバッグを膨張させるエアバッグ装置において、前記縫製部に対応する基布間を接着あるいは溶着したことを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
尚、実施例の第1、第2基布36,37は本発明の基布に対応する。
請求項1の構成によれば、エアバッグを構成する基布を重ね合わせて破断可能な縫製部で縫製する際に、縫製部に対応する基布間を接着あるいは溶着するので、縫製部の糸孔を接着あるいは溶着で埋めてガスのリークを防止できるだけでなく、縫製部の破断強度を下げて破断時に基布が受けるダメージを軽減しながら、縫製部の破断を遅らせてエアバッグの内圧を高めることができる。しかも接着や溶着だけでは破断強度の設定や破断開始位置の設定が困難であるが、接着や溶着と縫製とを組み合わせることで破断強度の設定や破断開始位置の設定が容易になる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の第1実施例を示すもので、図1は自動車の車室前部の斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3はエアバッグの分解斜視図、図4はエアバッグの正面図、図5はエアバッグの背面図、図6は図4の6−6線拡大断面図である。
図1に示すように、運転席シート11の前方に配置されたステアリングホイール12の内部に運転席用のエアバッグモジュール13が収納される。
図2に示すように、ステアリングホイール12は、ステアリングシャフト14の後端にナット15で固定されたボス部16と、ボス部16に固定されたフロントカバー17と、フロントカバー17の後面にボルト18…で固定されたリヤカバー19と、フロントカバー17から放射状に延びる複数のスポーク部20…と、スポーク部20…の外周に連なるステアリングホイール本体部21とを備える。リヤカバー19の内周面にリテーナ22がボルト18…で共締めされており、このリテーナ22にエアバッグモジュール13が支持される。リヤカバー19の内面には、エアバッグ32の膨張時に破断する薄肉のティアライン19aが形成される。
エアバッグモジュール13は、燃焼により高圧ガスを発生する推薬を充填したインフレータ31と、基布を縫製して構成したエアバッグ32と、エアバッグ32の基部を固定する固定リング33とを備える。リテーナ22の前面および後面に、インフレータ31のフランジ31aと固定リング33とが重ね合わされ、ボルト34…およびナット35…で締結される。このとき、リテーナ22の後面と固定リング33の前面との間にエアバッグ32の基部が挟まれて固定される。
図3に示すように、円形のエアバッグ32は後側(乗員に対向する側)の第1基布36と、その前面に重ね合わされる前側の第2基布37とを備え、第1、第2基布36,37は外周の縫製部38で一体に縫製される。エアバッグ32の第2基布37にはインフレータ31を囲む円形の開口37aと、エアバッグ32の膨張時にガスの一部を逃がす2個のベントホール37b,37bと、ボルト34…が貫通する4個のボルト孔37c…とが形成される。従って、エアバッグ32は第2基布37の中央部においてリテーナ22に支持され、インフレータ31が発生するガスは第2基布37の中央の開口37aからエアバッグ32の内部に供給される。
図4〜図6に示すように、重ね合わされた第1、第2基布36,37は、その中心寄りのa点から外周部のb点まで、位相が120°ずれた3条の渦巻き状の縫製部39…で縫製される。外周の縫製部38はエアバッグ32の膨張時に破断しないように太めの糸で強固に縫製されているが、渦巻き状の縫製部39…はエアバッグ32の膨張時に破断し得るように細めの糸で脆弱に縫製されている。そして第1、第2基布36,37が3条の縫製部39…で縫製されている領域、つまりエアバッグ32の外周の所定幅の環状領域において、第1、第2基布36,37は接着剤40(図6参照)で相互に接着される。第1、第2基布36,37が接着されている領域は、図3および図4に網かけして示される。
しかして、車両の衝突時に所定値以上の加速度が検出されるとインフレータ31が点火し、折り畳まれたエアバッグ32がインフレータ31が発生するガスで膨張を開始する。エアバッグ32が膨張する圧力を受けたリヤカバー19はティアライン19aが破断し、そこに形成された開口からエアバッグ32が車室内に展開する。
図4および図5に示すように、エアバッグ32が膨張する過程で渦巻き状の縫製部39…が第1、第2基布36,37を一体に接合しているので、エアバッグ32が前後方向に一気に膨張するのを防止して乗員を柔らかく拘束することができる。このとき、渦巻き状の縫製部39…の内端のa点には強い応力が集中するため、a点から渦巻き状の縫製部39…の破断が開始し、その破断はb点に向けて順次進行する。この破断の進行に伴って第1、第2基布36,37の接着が剥がれるため、最終的にエアバッグ32は前後方向に偏平な最終形状に展開して最大限の拘束力を発揮することができる。
さて、縫製部39…に対応する環状の領域において第1、第2基布36,37間を接着したので、縫製部39…の糸孔を接着剤40で埋めてガスのリークを防止できるだけでなく、縫製部39…の破断強度を下げて破断時に第1、第2基布36,37が受けるダメージを軽減しながら、接着剤40の接着力で縫製部39…の破断を遅らせてエアバッグ32の内圧を高めることができる。しかも接着剤40だけでは破断強度の設定や破断開始位置の設定が困難であるが、接着剤40と縫製部39…とを併用することで破断強度の設定や破断開始位置の設定が容易になり、エアバッグ32が展開する過程の内圧を精密に制御することが可能となる。
尚、第1実施例では第1、第2基布36,37の外周の縫製部38も前記環状の領域において同時に接着されており、これにより縫製部38の糸孔からのガスのリークを効果的に防止することができる。
次に、図7に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
第1実施例では3条の縫製部39…をカバーする環状領域において第1、第2基布36,37を接着しているが、第2実施例では3条の縫製部39…の周囲だけを接着している(網かけ部分参照)。
このように、3条の縫製部39…の周囲だけを接着することにより、これらの縫製部39…(つまり接着部)の隙間にガスが侵入して第1、第2基布36,37を押し開こうするため、縫製部39…の破断を一層確実なものとすることができる。
次に、図8に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
第1、第2実施例のエアバッグ32は第1、第2基布36,37で構成されているが、第3実施例のエアバッグ32は第1、第2基布36,37の外周部間に環状の第3、第4基布36′,37′が挟まれる。第3基布36′は第1基布36の内面に剥がれないように強く接着され、第4基布37′は第2基布37の内面に剥がれないように強く接着される。そして第1基布36、第3基布36′、第4基布37′および第2基布37が重ね合わされて縫製部38,39,39で縫製され、その際に第3基布36′および第4基布37′間が比較的に剥がれ易い接着剤で接着される。
この第3実施例によれば、第1実施例と同様の作用効果に加えて、第1基布36が第3基布36′で補強され、第2基布37が第4基布37′で補強されることで、第1、第2基布36,37の縫い目の損傷を一層確実に防止してガスのリーク防止効果を更に高めることができる。
尚、第3実施例では縫製部39,39が同心円状に形成されているが、第1、第2実施例と同様に渦巻き状であっても良い。
次に、図9に基づいて本発明の第4実施例を説明する。
第4実施例は第3実施例の変形であって、第3実施例では第1、第2基布36,37に第3、第4基布36′,37′を接着して補強しているが、第4実施例では第1、第2基布36,37の外周の環状の領域(拡大断面図でハッチングの幅を密にした領域)を予め強度が高まるように織り込んだものである。
この第4実施例によれば、部品点数の増加を招くことなく、第3実施例と同様の作用効果を達成することができる。また第4実施例でも縫製部39,39が同心円状に形成されているが、第1、第2実施例と同様に渦巻き状であっても良い。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では第1、第2基布36,37の縫製部39…を接着しているが、接着に代えて溶着を採用することができる。
また縫製部39…の形状は渦巻き状や環状に限定されず、葛折り状等の他の任意の形状であっても良い。
また第3実施例において第3、第4基布36′,37′を第1、第2基布36,37の内面に接着しているが、それらを第1、第2基布36,37の外面に接着しても良い。
自動車の車室前部の斜視図 図1の2−2線拡大断面図 エアバッグの分解斜視図 エアバッグの正面図 エアバッグの背面図 図4の6−6線拡大断面図 第2実施例に係るエアバッグの背面図 第3実施例に係るエアバッグの分解斜視図 第4実施例に係るエアバッグの分解斜視図
符号の説明
31 インフレータ
32 エアバッグ
36 第1基布(基布)
37 第2基布(基布)
39 縫製部

Claims (1)

  1. エアバッグ(32)を構成する基布(36,37)を重ね合わせて縫製部(39)で縫製し、車両の衝突時にインフレータ(31)が発生するガスをエアバッグ(32)の内部に供給して前記縫製部(39)を破断させることで該エアバッグ(32)を膨張させるエアバッグ装置において、
    前記縫製部(39)に対応する基布(36,37)間を接着あるいは溶着したことを特徴とするエアバッグ装置。
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