JP4950080B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、燃料タンクに燃料を補給するための燃料ポンプ、吸込ホース、吸込フィルタ等を備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。また、上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの左前側に設けられオペレータが搭乗するキャブと、前記旋回フレームの後側に搭載されたエンジン、油圧ポンプと、前記旋回フレームの右側に搭載された作動油タンク、燃料タンクとにより大略構成されている。
ここで、油圧ショベルに燃料を補給する場合には、自動車が走行可能な場合には給油車を使用し、その給油ホースを燃料タンクに接続して燃料を補給する。しかし、給油車が走行できるような作業現場は少なく、多くの場合、燃料が貯えられているドラム缶等の容器と可搬式の燃料ポンプを作業現場に搬送し、容器にセットした燃料ポンプの給油ホースから燃料タンクに給油している。この場合、補給用の容器と一緒に燃料ポンプも運ばなくてはならず面倒である。
そこで、油圧ショベルには、容器から燃料タンクに燃料を注入する燃料ポンプと、基端側が該燃料ポンプの吸込口に接続して設けられ前記容器内の燃料を前記燃料ポンプに向けて吸込む長尺な吸込ホースと、該吸込ホースの先端側に設けられ吸込む燃料から塵埃を除去する吸込フィルタ(ストレーナ)とを予め搭載したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−266377号公報
この油圧ショベルでは、吸込ホースを伸ばして先端の吸込フィルタを補給用の容器内に挿入し、この状態で燃料ポンプを駆動することにより、前記容器内の燃料を燃料タンクに供給することができる。また、燃料の補給を行っていない通常時には、吸込ホースを小さく丸めて旋回フレーム上に設けたケース内に収容し、このケースの底部側に設けた専用のスペースに吸込フィルタを収める構成となっている。
ここで、上述した特許文献1による油圧ショベルでは、吸込ホースをケース内に収容するときに、先端側の吸込フィルタを専用のスペースに収めている。しかし、吸込フィルタを格納するためのスペースは、ケース内の底部側、即ち、狭く奥まった位置に設けられているから、このスペースに吸込フィルタを正確に収めたり取出したりするのが難しく、作業時に吸込フィルタが周囲に衝突してしまう。これにより、給油時の吸込ホース、吸込フィルタの取出し作業、格納作業に手間を要する上に、このときの衝突等によって吸込フィルタが損傷するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、吸込フィルタを容易に取出したり、収容したりできるようにし、また出し入れするときに吸込フィルタが損傷するのを防止できるようにした建設機械を提供することにある。
本発明による建設機械は、油圧ポンプを駆動するためのエンジンを搭載した自走可能な車体と、該車体に設けられ前記油圧ポンプに供給するための作動油を貯える作動油タンクと、該作動油タンクと隣接して前記車体に設けられ前記エンジンに供給するための燃料を貯える燃料タンクと、前記作動油タンクおよび/または該燃料タンクの近傍に設けられ補給用の燃料が貯えられている容器から前記燃料タンクに燃料を注入する燃料ポンプと、基端側が該燃料ポンプの吸込口に接続して設けられ前記容器内の燃料を前記燃料ポンプに向けて吸込む長尺な吸込ホースと、該吸込ホースの先端側に設けられ吸込む燃料から塵埃を除去する吸込フィルタとにより構成している。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記作動油タンクおよび/または燃料タンクには、前記吸込ホースの先端側に設けた前記吸込フィルタを収容する筒状ケースを設ける構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記タンクは、前側部位が下向きに傾斜する傾斜面となり、前記筒状ケースは、前記吸込フィルタから漏れ出た燃料を溜める底部を有する有底筒状体により形成し、前記筒状ケースは、前記傾斜面に沿って設ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記筒状ケースには、その内周面の途中位置に前記吸込フィルタの挿入寸法を規制するストッパ部を設ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記吸込フィルタは、基端側に前記吸込ホースが接続されるホース接続部と、該ホース接続部の先端側に設けられたフィルタ部とを有して構成し、前記筒状ケースは、前記ホース接続部を収容する部位の内径寸法を、前記ホース接続部の外径寸法よりも僅かに大きな寸法に形成したことにある。
請求項5の発明は、前記筒状ケースは、前記フィルタ部を収容する部位の内径寸法を、前記フィルタ部と接触しないように前記フィルタ部の外径寸法よりも大きな寸法に形成したことにある。
請求項1の発明によれば、作動油タンクおよび/または燃料タンクには、吸込ホースの先端側に設けた吸込フィルタを収容する筒状ケースを設けている。従って、燃料の給油作業を行う場合には、筒状ケースから吸込フィルタを取外し、吸込ホースを引張って伸ばす。そして、吸込ホースの先端側の吸込フィルタを建設機械の周囲に配置されたドラム缶等の容器に挿入し、この状態で燃料ポンプを駆動することにより、容器内の燃料を吸込フィルタから吸込み、吸込ホースを介して燃料タンクに注入することができる。
一方、燃料の補給が終了したら、吸込フィルタ、吸込ホースの先端側を容器から引き抜き、タンクに設けた筒状ケース内に吸込フィルタを収容することにより、吸込ホースと吸込フィルタを、所定の位置に格納することができる。
ここで、筒状ケースはタンクに設けているから、車体の周囲から筒状ケース、該筒状ケースに収容された吸込フィルタ等に容易に手を伸ばすことができる。これにより、吸込フィルタは、周囲に構造物等に衝突させることなく、筒状ケースに対し容易に取出したり、収容したりすることができる。
この結果、タンクに吸込フィルタを収容する筒状ケースを設けたことにより、給油作業時の吸込フィルタの取扱い性を向上することができる上に、作業時に吸込フィルタが衝突して損傷するのを防止でき、該吸込フィルタの寿命を延ばすことができる。
請求項2の発明によれば、タンクの前側部位を下向きに傾斜する傾斜面とし、この傾斜面に沿って有底筒状の筒状ケースを設けているから、該筒状ケースの底部側を下側に配置することにより、吸込フィルタから燃料が漏れ出たとしても、この燃料を筒状ケース内に溜めることができる。これにより、燃料の垂れ落ちを防止して、周囲を清浄に保つことができる。
請求項3の発明によれば、筒状ケースには、その内周面の途中位置に吸込フィルタの挿入寸法を規制するストッパ部を設けている。これにより、筒状ケースに吸込フィルタを挿入したときには、吸込フィルタが筒状ケースの底部に達する前にストッパ部が吸込フィルタの挿入を規制する。この結果、底部への衝突によって吸込フィルタが損傷するのを防止でき、信頼性や寿命を向上することができる。
請求項4の発明によれば、筒状ケースは、吸込フィルタのホース接続部を収容する部位の内径寸法を、ホース接続部の外径寸法よりも僅かに大きな寸法に形成しているから、例えば走行時、作業時に振動が生じた場合でも、筒状ケースは、吸込フィルタのホース接続部を安定的に保持することができ、がたつきによる吸込フィルタの損傷を防止して信頼性を向上することができる。
請求項5の発明によれば、筒状ケースは、吸込フィルタのフィルタ部を収容する部位の内径寸法を、フィルタ部と接触しないようにフィルタ部の外径寸法よりも大きな寸法に形成している。ここで、吸込フィルタのフィルタ部は、例えばメッシュ状(網目状)をなしているから、外部からの負荷によって変形等を生じ易い。しかし、筒状ケースは、フィルタ部を収容する部位を大きな内径寸法で形成しているから、フィルタ部が筒状ケースに衝突するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械の代表例として油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図16に従って詳細に説明する。
図1において、1は建設機械としての油圧ショベルを示している。この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され該下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行う作業装置4とにより大略構成されている。
また、下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3は、旋回動作したときに周囲の障害物に衝突しないように、図2に示すように上側からみてほぼ円形状に形成されている。そして、上部旋回体3は、支持構造体を構成すると共に前部に作業装置4が取付けられた旋回フレーム5と、該旋回フレーム5の左前側に設けられオペレータが搭乗するキャブ6と、前記旋回フレーム5の後側に横置き状態で搭載されたエンジン7と、該エンジン7の左側に取付けられた油圧ポンプ8と、前記エンジン7の右側に設けられたラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器9と、前記キャブ6の右側に位置して前記旋回フレーム5上に設けられた後述の作動油タンク11、燃料タンク15、燃料ポンプ18、吸込ホース19、吸込フィルタ20、筒状ケース29と、これらの機器を覆うように旋回フレーム5上に設けられた外装カバー10とにより大略構成されている。
また、外装カバー10は、図1ないし図3に示す如く、キャブ6の後側に位置してエンジン7等を覆うエンジンカバー10Aと、キャブ6の右側に設けられ、作動油タンク11、燃料タンク15、燃料ポンプ18等を覆うタンクカバー10Bとにより大略構成されている。また、タンクカバー10Bの上部前側は、前部を支持点として前,後方向に開閉可能なダストカバー10B1となり、該ダストカバー10B1を前側に開いたときには、図3に示すように作動油タンク11、燃料タンク15、燃料ポンプ18、吸込ホース19、筒状ケース29等を外部に露出することができ、燃料タンク15への燃料の補給を行うことができる。
11はキャブ6の右側近傍に位置して旋回フレーム5上に設けられた作動油タンクで、該作動油タンク11は、内部に油圧ポンプ8に供給する作動油を貯えるものである。そして、作動油タンク11は、後述のタンク本体12と蓋体13とにより大略構成されている。
12は作動油タンク11を構成するタンク本体で、該タンク本体12は、油圧ポンプに向け効率よく作動油を供給できるように内部に圧力を作用させているため、例えば鋼板、樹脂材料等を用いて前,後方向および上,下方向に長尺な直方体状のボックス構造体として高強度に形成されている。即ち、タンク本体12は、図4ないし図8に示す如く、前面板12A、後面板12B、左側面板12C、右側面板12D、上面板12E、下面板12Fによりほぼ直方体状の容器として形成されている。
また、作動油タンク11を構成するタンク本体12には、その前側部位に傾斜面12Gが設けられている。ここで、傾斜面12Gは、前面板12Aと上面板12Eとの間の角隅位置を面取りするように形成され、運転席(図示せず)からの右前方の視界を広げるために、前側に向けて下向きに傾斜している。さらに、傾斜面12Gには、後述の筒状ケース29を取付けるための取付座12Hが右寄りに位置して固着されている。
13はタンク本体12の上面板12E上に設けられた蓋体で、この蓋体13は、複数本、例えば6本のボルト14を用いて着脱可能に取付けられ、そのうちの2本は後述するホース巻回支持具25を上面13Aに固定する場合にも用いられている。また、蓋体13の中央には、作動油の点検を行うためのメンテナンスキャップ13Bが螺着されている。
ここで、作動油タンク11は、キャブ6と燃料タンク15との間の狭い範囲に配置されているため、十分な量の作動油を貯えられるように、図1に示す如く、燃料タンク15等に比較してタンク本体12が大きな高さ寸法をもって形成されている。これにより、タンク本体12の上面板12E、傾斜面12Gの上側は、外装カバー10を構成するタンクカバー10Bのダストカバー10B1を開いたときに、高い位置となり、その周囲は障害物の無い広いスペースとなっている。また、タンク本体12の上面板12E、傾斜面12Gは、周囲から目視し易く、容易に手を伸ばすことができる場所となっている。
15は作動油タンク11の右側に隣接して旋回フレーム5上に搭載された燃料タンクで、該燃料タンク15は、内部にエンジン7に供給する燃料を貯えるものであり、例えば樹脂材料を用いた成型加工、鋼板を用いた溶接等により直方体状の密閉容器として形成されている。また、燃料タンク15の前側は、上側に突出して突出部15Aとなり、該突出部15Aの上面側には、図3に示すようにキャップ16が着脱可能に螺着されている。また、突出部15Aの前側にはレベルセンサ17が設けられ、該レベルセンサ17は、給油時に満タンに近いことを知らせるもので、例えば透明なチューブにより形成されている。
ここで、作動油タンク11と燃料タンク15との配置関係について述べると、作動油タンク11と燃料タンク15とは隣接した状態で、上部旋回体3の車体幅方向(左,右方向)に並べて配設されている。この場合、作動油タンク11はキャブ6に近付けて設けられ、燃料タンク15は上部旋回体3の外周側に設けられている。
18は燃料タンク15の近傍となる作動油タンク11の前側に配設された燃料ポンプを示し、この燃料ポンプ18は、作動油タンク11と燃料タンク15のいずれからみても近接した位置に配置されている。また、燃料ポンプ18は、後述する補給用の容器34から燃料タンク15に燃料を注入するもので、例えばプランジャポンプ、ギヤポンプ、トロコイドポンプ、ベーンポンプ等により構成されている。また、燃料ポンプ18は、取付ブラケット18Aを介して旋回フレーム5に固定され、スイッチ18Bにより運転、停止することができる。そして、燃料ポンプ18の吸込口には後述の吸込ホース19が接続され、吐出口(いずれも図示せず)には吐出ホース24が接続されている。
19は燃料ポンプ18に接続された吸込ホースで、該吸込ホース19は、容器34内の燃料を燃料ポンプ18に向けて吸込むものである。また、吸込ホース19は、例えば長尺なゴム製、樹脂製等の可撓性のホースからなり、基端側が燃料ポンプ18の吸込口に接続され、自由端となった先端側には後述の吸込フィルタ20が取付けられている。
また、吸込ホース19は、図16に示すように、油圧ショベル1の周囲に配置された燃料の容器34まで届くように、十分に長尺に形成されている。このように吸込ホース19は長尺に形成されているが、図4等に示す如く、吸込ホース19の長さ方向の途中部位を環状に巻回してホース巻回部19Aを形成し、このホース巻回部19Aを燃料ポンプ18から後側に離れた作動油タンク11上のホース巻回支持具25に支持することにより、当該吸込ホース19はタンクカバー10B内に格納することができる。
ここで、吸込ホース19のホース巻回部19Aは、大きな円環状(直径寸法)をもって例えば1周半巻回するものであるから、巻き癖が付き難く、容易に丸めたり、真直ぐに伸ばしたりすることができる。なお、吸込ホース19のホース巻回部19Aの巻き数は、吸込ホース19の長さに応じて、また後述するホース巻回支持具25の係止腕27の大きさによって変わるものである。
20は吸込ホース19の先端側に設けられた吸込フィルタを示している(図9ないし図11参照)。この吸込フィルタ20は、燃料の容器34から燃料を吸込むときに塵埃を除去するものである。また、吸込フィルタ20は、図11に示す如く、複数個の筒状体を組合わせて形成されたホース接続部21と、該ホース接続部21の先端側に設けられたフィルタ部22と、前記ホース接続部21内に収容された逆止弁23とにより大略構成されている。そして、ホース接続部21の基端側には、吸込ホース19の先端側が液密に取付けられている。
ここで、ホース接続部21の先端寄りには、径方向外向きに突出して拡径部21Aが設けられ、該拡径部21Aの外径寸法D1は、吸込フィルタ20で、最も大きな寸法となっている。これにより、拡径部21Aは、後述する収容筒体30のストッパ部30Bに当接することができる。
また、フィルタ部22は、外径寸法D2をもって先端側が閉塞された有底円筒状をなし、その外周側は、塵埃を捕らえるためのメッシュ部22Aとなっている。このメッシュ部22Aは、例えば網目状に形成されており、外部からの負荷によって容易に変形してしまうから、後述する収容筒体30の大径筒部30Cと十分に離間している。
さらに、逆止弁23は、常時は弁ばね23Aによってホース接続部21内を閉塞し、吸込ホース19から燃料が逆流(流出)するのを防止している。一方、後述の容器34から燃料を吸込むときには、図11中に二点鎖線で示す如く、弁ばね23Aに抗して開弁するものである。
24は燃料ポンプ18に接続された吐出ホースで、該吐出ホース24は、その基端側がが燃料ポンプ18の吐出口に接続されている。また、吐出ホース24は、上側に延びた先端側が燃料タンク15の突出部15A上に接続されている。
次に、燃料ポンプ18の吸込ホース19を支持するのに用いるホース巻回支持具25の構成について述べる。
25は作動油タンク11の上面側に設けられたホース巻回支持具を示している。このホース巻回支持具25は、図4等に示す如く、作動油タンク11を構成するタンク本体12の上面板12Eの後側に位置する蓋体13の上面13Aに取付けられている。そして、ホース巻回支持具25は、図5ないし図8に示す如く、後述の取付部材26、係止腕27等により構成されている。
26はホース巻回支持具25の取付部材で、該取付部材26は、ホース巻回支持具25を作動油タンク11に取付けるものである。また、取付部材26は、例えば短冊状の金属板を折曲げることにより中央の腕取付部26Aが上側に突出した山形状に形成されている。これにより、取付部材26は、蓋体13の上面13Aに取付けたときにホース巻回支持具25の各係止腕27を高い位置に配置でき、各係止腕27が支持した吸込ホース19のホース巻回部19Aを蓋体13の上面13Aから上方に離間した位置に保持することができる。
また、取付部材26は、メンテナンスキャップ13Bの後側に位置する2本のボルト14を利用して蓋体13の上面13Aに固定されている。さらに、取付部材26は、腕取付部26Aの前側に円弧状の切欠凹部26Bを有している。この切欠凹部26Bは、蓋体13のメンテナンスキャップ13Bを回して脱着するときに、邪魔にならないように形成されたものである。
27は取付部材26の腕取付部26Aに対し、前,後方向と左,右方向の4方向に延びて取付けられた4本の係止腕で、これら4本の係止腕27は、吸込ホース19のホース巻回部19Aに外周側から係止するものである。また、4本の係止腕27は、互いに直交するように腕取付部26A上に溶接等の固着手段を用いて固着されている。このときに各係止腕27は、支持したホース巻回部19Aが蓋体13のメンテナンスキャップ13Bを覆い隠さないように配置されている。また、4本の係止腕27のうち、蓋体13のメンテナンスキャップ13B側に延びる前側の係止腕27は、該メンテナンスキャップ13Bを避けるように左側にずらして配置されている。
ここで、各係止腕27は、例えば金属製の丸棒を略J字状に折曲げることにより、取付部材26の腕取付部26Aに水平方向に延びて取付けられた水平部27Aと、該水平部27Aの先端から屈曲して上向きに延びた垂直部27Bと、該垂直部27Bの先端から水平部27A側に傾斜して延びた傾斜部27Cとにより構成されている。
そして、各係止腕27は、水平部27Aが吸込ホース19のホース巻回部19Aを下側から支持し、垂直部27Bが曲げ力に反発して広がろうとするホース巻回部19Aを把持し、外周側から挟持している。また、ホース巻回部19Aが垂直部27Bに当接した状態では、傾斜部27Cがホース巻回部19Aの上方への移動を規制して抜止めすることができる。
28は各係止腕27の傾斜部27Cに覆うように取付けられた保護キャップで、この保護キャップ28は、吸込ホース19のホース巻回部19Aを取付けたり、取外したりするときに、金属製の係止腕27の先端によって吸込ホース19を傷付けないように保護するものである。
次に、吸込ホース19の先端側に設けられた吸込フィルタ20を収容する筒状ケース29の構成について、図9、図12〜図15等を参照しつつ説明する。
図9において、29は作動油タンク11に設けられた筒状ケースを示している。この筒状ケース29は、吸込ホース19の先端側に設けられた吸込フィルタ20を、走行時や作業時の振動によってがたつかないように収容するものである。また、筒状ケース29は、図4に示すように、ホース巻回支持具25に吸込ホース19を支持した状態で吸込フィルタ20が不用意に抜けないように、ホース巻回支持具25から近い位置となる作動油タンク11の傾斜面12Gに取付けられている。そして、筒状ケース29は、図12ないし図14に示す如く、後述の収容筒体30と取付ブラケット31とにより構成されている。
30は筒状ケース29の本体部分を形成する収容筒体で、この収容筒体30は、図9等に示すように、吸込フィルタ20のホース接続部21を収容する小径筒部30Aと、該小径筒部30Aの軸方向の一端に設けられた円環状のストッパ部30Bと、該ストッパ部30Bの外周側から一側に延び吸込フィルタ20のフィルタ部22を収容する大径筒部30Cと、該大径筒部30Cの軸方向の一端を閉塞した底面をなす底部30Dとにより大略構成されている。また、ストッパ部30Bには、図13、図14に示す如く、小径筒部30Aと大径筒部30Cとの間に位置して空気排出口30Eと電解液排出口30Fとが設けられている。
ここで、小径筒部30Aは、その内径寸法d1(図15参照)が吸込フィルタ20の最大外径となるホース接続部21の拡径部21Aの外径寸法D1(図11参照)よりも僅かに大きな寸法に形成されている。これにより、小径筒部30Aは、図9に示すように、ホース接続部21が挿入されたときに、該ホース接続部21の拡径部21Aをがたつきを生じないように支持することができる。
また、ストッパ部30Bの内周側は、小径筒部30Aよりも径方向内側に突出し、その内径寸法d2は、ホース接続部21の拡径部21Aの外径寸法D1より小さな寸法に形成されている。従って、ストッパ部30Bは、ホース接続部21が小径筒部30Aに挿入されたときに、このホース接続部21の拡径部21Aに当接することができる。これにより、ストッパ部30Bは、収容筒体30に対する吸込フィルタ20の挿入寸法を規制することにより、フィルタ部22が底部30Dに突き当たるのを防止することができる。
一方、大径筒部30Cは、収容筒体30に吸込フィルタ20が挿入されたときに、フィルタ部22のメッシュ部22Aに対面するものであり、その内径寸法d3は、フィルタ部22の外径寸法D2よりも十分に大きな寸法に形成されている。これにより、大径筒部30Cは、その内部に収容したフィルタ部22が衝突(接触)して損傷しないようにしている。また、大径筒部30Cの一端を底部30Dによって閉塞(密閉)することにより、その内部には、吸込フィルタ20から漏れ出た燃料を溜めることができる。
さらに、収容筒体30の空気排出口30Eと電解液排出口30Fについて述べる。まず、筒状ケース29に塗装を施した場合、吸込フィルタ20の出し入れ時の接触、各種作業時の振動等によって塗装面が剥げてしまう。一方、筒状ケース29に塗装面よりも硬いメッキ皮膜を形成しようとした場合、上述した段付筒状の収容筒体30では、メッキ処理用の電解浴槽(図示せず)に浸したときに内部に空気が残ったり、電解浴槽から引き上げたときに電解液が内部に残ったりして、良好なメッキ皮膜を形成することができない。
そこで、ストッパ部30Bに形成した空気排出口30Eは、後述する取付ブラケット31のメッキ用吊るし孔31Bで筒状ケース29を吊下げたときに、収容筒体30の上側に配置されている。これにより、空気排出口30Eは、筒状ケース29を電解浴槽に浸したときに、大径筒部30C内の空気を円滑に排出することができる。
また、電解液排出口30Fは、メッキ用吊るし孔31Bで筒状ケース29を吊下げたときに、収容筒体30の下側に配置されている。これにより、電解液排出口30Fは、電解浴槽から筒状ケース29を引き上げたときに、大径筒部30C内の電解液を円滑に排出することができる。このように、空気排出口30Eと電解液排出口30Fとにより、筒状ケース29に良好なメッキ皮膜を形成することができる。
31は収容筒体30に設けられた取付ブラケットで、該取付ブラケット31は、図7等に示す如く、収容筒体30を作動油タンク11を構成するタンク本体12の傾斜面12Gに設けられた取付座12Hにボルト32を用いて取付けるものである。また、取付ブラケット31は、図12ないし図14に示すように、略長方形状の板体からなり、その1辺が収容筒体30に固着されている。
また、取付ブラケット31には、収容筒体30と反対側位置に所定の間隔を持って2個の切欠き溝31Aが設けられている。この取付ブラケット31は、2個の切欠き溝31Aにボルト32を挿通して取付座12Hに取付ける構成となっている。この場合、切欠き溝31Aを、貫通孔ではなく、U字形状に形成したことにより、ボルト32を少し緩めただけで、取付ブラケット31を横方向に引抜いて取外すことができ、収容筒体30内に溜まった燃料の排出作業、清掃作業を容易に行うことができる。
さらに、取付ブラケット31には、各切欠き溝31A間に位置してメッキ用吊るし孔31Bが設けられている。このメッキ用吊るし孔31Bは、筒状ケース29にメッキ処理を施すときに、引っ掛けて吊下げるための孔である。
なお、図2中で、33は燃料タンク15の後部上側に位置して作動油タンク11の右側に設けられたバッテリを示し、このバッテリ33は、作動油タンク11に取付けられた支持台33Aに搭載されている。なお、バッテリ33は、燃料タンク15の上側に限らず、作動油タンク11の下側、エンジン7の前側等、適宜の空所を利用して配置することができる。
また、図16に示す如く、34は補給用の燃料が貯えられているドラム缶等の容器を示している。この容器34の上部には、吸込ホース19、吸込フィルタ20を挿入するホース挿入口34Aを有している。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
まず、オペレータは、キャブ6に搭乗して走行用の操作レバーを操作することにより、下部走行体2によって油圧ショベル1を前進または後退させることができる。また、作業用の操作レバー(いずれも図示せず)を操作することにより、作業装置4を俯仰動させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
次に、燃料タンク15に燃料を補給する場合の作業について説明する。この場合には、図16に示すように、補給用の燃料が貯えられている容器34を運搬し、例えば上部旋回体3の前側に配置する。また、油圧ショベル1では、外装カバー10を構成するタンクカバー10Bのダストカバー10B1を開いて作動油タンク11、燃料タンク15、燃料ポンプ18、吸込ホース19、筒状ケース29等を露出させる。このときに、吸込ホース19は、長さ方向の途中部位のホース巻回部19Aが作動油タンク11上のホース巻回支持具25に支持されている。また、吸込ホース19の先端側の吸込フィルタ20は、筒状ケース29の収容筒体30内に収容されている。
そこで、作業者は、筒状ケース29から吸込ホース19の先端側の吸込フィルタ20を引抜き、ホース巻回部19Aをホース巻回支持具25の各係止腕27から取外す。このように、吸込フィルタ20、吸込ホース19は、別途工具等を用いることなく、筒状ケース29、ホース巻回支持具25から簡単に取出すことができる。
また、取出した吸込ホース19は、容器34に向けて前側に引張ることによりホース巻回部19Aを簡単に伸ばすことができる。そして、吸込フィルタ20と吸込ホース19の先端側を補給用の容器34のホース挿入口34Aに挿入する。この吸込ホース19の取り扱いでは、ホース巻回部19Aを大きな円環状(直径寸法)をもって巻回しているから、巻き癖が付き難く、容易に取扱うことができる。
次に、吸込ホース19、吸込フィルタ20を容器34内に挿入したら、スイッチ18Bを操作して燃料ポンプ18を駆動することにより、容器34内の燃料を吸込フィルタ20で濾過しつつ吸込ホース19から吸込み、吐出ホース24を介して燃料タンク15に注入することができる。
一方、燃料タンク15への燃料の補給が終了したら、吸込ホース19を作動油タンク11の上側に移動し、ホース巻回支持具25を巻回してホース巻回部19Aを形成する。このホース巻回部19Aには、吸込ホース19が真直ぐに延びようとする力が拡径方向に作用しているから、ホース巻回部19Aを走行時や作業時の振動に対しても安定して固定することができる。
さらに、ホース巻回部19Aを形成することにより、自由端となった吸込ホース19の先端側の吸込フィルタ20は、この吸込ホース19が延びようとする力によって筒状ケース29内に押付けるようにして保持することができる。
次に、給油作業が終わった吸込フィルタ20を、筒状ケース29内に収容するときの動作について説明する。
まず、吸込フィルタ20のフィルタ部22、ホース接続部21を筒状ケース29の収容筒体30内に順次挿入する。このときに、収容筒体30の小径筒部30Aには、吸込フィルタ20のホース接続部21の拡径部21Aが僅かな(微小な)隙間をもって挿入されるから、この小径筒部30Aは、図9に示すように、ホース接続部21の拡径部21Aをがたつきを生じないように支持することができる。
しかも、小径筒部30Aにホース接続部21を挿入したときには、その拡径部21Aがストッパ部30Bに当接する。これにより、収容筒体30に対する吸込フィルタ20の挿入寸法をストッパ部30Bで規制することにより、フィルタ部22が底部30Dに突き当たるのを防止することができる。
また、フィルタ部22を大径筒部30C内に収容した状態では、フィルタ部22のメッシュ部22Aに対面する大径筒部30Cの内面が拡径して離間しているから、走行時、作業時の振動等によってフィルタ部22が衝突(接触)して損傷するのを防止することができる。また、底部30Dによって有底筒状に形成された大径筒部30C内には、吸込フィルタ20から漏れ出た燃料を溜めることができる。
さらに、収容筒体30内に溜まった燃料を排出したり、筒状ケース29を洗浄したりする場合には、作動油タンク11から筒状ケース29を取外す。このときには、2本のボルト32を少し緩める。この状態で筒状ケース29を右横に引っ張ることにより、取付ブラケット31の各切欠き溝31Aに沿って容易に取外すことができ、燃料の排出作業、清掃作業等を容易に行うことができる。また、容易に取付けることもできる。
このように、本実施の形態によれば、作動油タンク11には、吸込ホース19の先端側に設けた吸込フィルタ20を収容する筒状ケース29を設ける構成としている。従って、吸込フィルタ20は、筒状ケース29内に収容することにより、所定の位置となる作動油タンク11上に格納することができる。この作動油タンク11上は、油圧ショベル1の周囲から容易に手を伸ばすことができる場所であり、作業者は、周囲に衝突させることなく、吸込フィルタ20を筒状ケース29に対し容易に取出したり、収容したりすることができる。
この結果、作動油タンク11に吸込フィルタ20を収容する筒状ケース29を設けたことにより、給油作業時に吸込フィルタ20、吸込ホース19を容易に取扱うことができ、作業性を向上することができる。しかも、作業時に吸込フィルタ20が周囲の部材に衝突して損傷するのを防止でき、該吸込フィルタ20の寿命を延ばすことができる。
また、作動油タンク11を構成するタンク本体12の前側に下向きに傾斜する傾斜面12Gを設け、この傾斜面12Gに有底筒状の筒状ケース29を取付ける構成としている。これにより、吸込フィルタ20から残留した燃料が漏れ出たとしても、この燃料を筒状ケース29の収容筒体30内に溜めることができる。これにより、燃料の垂れ落ちを防止して、周囲の旋回フレーム5、燃料タンク15等を清浄に保つことができる。
一方、筒状ケース29を構成する収容筒体30の小径筒部30Aの内径寸法d1は、吸込フィルタ20の最大外径となるホース接続部21の拡径部21Aの外径寸法D1よりも極僅かに大きいだけの寸法、即ち、小径筒部30A内でホース接続部21ががたつかない寸法に設定している。これにより、例えば下部走行体2の走行時、作業装置4等による作業時に振動が生じた場合でも、吸込フィルタ20は筒状ケース29内に安定的に保持することができ、該吸込フィルタ20の損傷を防止して信頼性を向上することができる。
また、筒状ケース29には、吸込フィルタ20の挿入寸法を規制し、収容筒体30の底部30Dに吸込フィルタ20のフィルタ部22が突き当たるのを防止するストッパ部30Bを設けている。これにより、筒状ケース29に吸込フィルタ20を挿入したときに、収容筒体30の底部30Dに突き当たって吸込フィルタ20のフィルタ部22が損傷するのを防止でき、信頼性や寿命を向上することができる。
さらに、収容筒体30の大径筒部30Cは、その内径寸法d3を、フィルタ部22の外径寸法D2よりも十分に大きな寸法に設定することにより、大径筒部30Cにフィルタ部22が衝突(接触)して損傷しないようにしている。これにより、網目状をなした脆弱なメッシュ部22Aを保護することができ、吸込フィルタ20の濾過機能を長期に亘って良好に維持することができる。
また、筒状ケース29の一部をなす取付ブラケット31には、作動油タンク11に取付けるのに用いるボルト32が挿通する2個の切欠き溝31Aを設ける構成としている。この2個の切欠き溝31Aは、貫通孔ではなく、横向きに開口したU字形状に形成しているから、ボルト32を少し緩めただけで、取付ブラケット31を横方向に引抜いて取外したり、取付けたりすことができ、収容筒体30内に溜まった燃料の排出作業、清掃作業を容易に行うことができる。
さらにまた、収容筒体30のストッパ部30Bには、空気排出口30Eと電解液排出口30Fを設けている。この空気排出口30Eは、筒状ケース29を電解浴槽に浸したときに、大径筒部30C内の空気を円滑に排出することができる。また、電解液排出口30Fは、電解浴槽から筒状ケース29を引き上げたときに、大径筒部30C内の電解液を円滑に排出することができる。このように、空気排出口30Eと電解液排出口30Fとを設けたことにより、筒状ケース29に良好なメッキ皮膜を形成することができる。
なお、実施の形態では、吸込フィルタ20を収容する筒状ケース29を作動油タンク11に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図17に示す変形例のように、燃料タンク41の上面側に筒状ケース42を設け、この筒状ケース42に吸込フィルタ20を収容する構成としてもよい。この変形例では、燃料タンク41上にホース巻回支持具43を設けた場合を例示している。また、バッテリ(図示せず)は、例えば燃料タンク41の下側等の空所に設ける構成とすればよい。また、筒状ケースは、作動油タンクと燃料タンクの両方に亘って設ける構成としてもよい。
また、実施の形態では、作動油タンク11の前側に燃料ポンプ18を配設した場合を例に挙げて説明したが、燃料ポンプ18は、上部旋回体3に搭載される機器類の配置条件に応じ、例えば燃料タンク15の前側位置、側方位置等の他の場所に配置する構成としてもよい。
また、実施の形態では、燃料ポンプ18は、吐出ホース24を介して燃料タンク15に接続するものとして説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば吐出ホース24を廃止し、燃料ポンプ18の吐出口を直接的に燃料タンク15に接続する構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、建設機械としてクローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。さらに、油圧ショベル以外にも、例えば油圧クレーン、ホイールローダ、トラクタ等の他の建設機械にも広く適用することができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルを作業装置と外装カバーの一部を破断した状態で拡大して示す平面図である。 上部旋回体の右側部分をタンクカバーのダストカバーを開いた状態で示す要部拡大の平面図である。 作動油タンク、燃料ポンプ、吸込ホース、吸込フィルタ、筒状ケース等を拡大して示す外観斜視図である。 作動油タンクとホース巻回支持具と筒状ケースを拡大して示す外観斜視図である。 作動油タンクとホース巻回支持具と筒状ケースを拡大して示す正面図である。 作動油タンクとホース巻回支持具と筒状ケースを拡大して示す右側面図である。 作動油タンクとホース巻回支持具と筒状ケースを拡大して示す平面図である。 筒状ケースに吸込フィルタを収容した状態を図8中の矢示IX−IX方向からみた要部拡大の断面図である。 吸込フィルタを単体で示す外観斜視図である。 吸込フィルタの内部構造を示す縦断面図である。 図9中の筒状ケースを単体で示す平面図である。 図9中の筒状ケースを単体で示す左側面図である。 筒状ケースを単体で示す外観斜視図である。 筒状ケースの収容筒体を図12中の矢示XV−XV方向からみた縦断面図である。 筒状ケースから吸込フィルタを取外して容器内の燃料を補給している状態を示す動作説明図である。 本発明の変形例を図3と同様位置からみた要部拡大の平面図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
5 旋回フレーム
6 キャブ
7 エンジン
8 油圧ポンプ
11 作動油タンク
12 タンク本体
12G 傾斜面
15,41 燃料タンク
18 燃料ポンプ
19 吸込ホース
20 吸込フィルタ
21 ホース接続部
21A 拡径部
22 フィルタ部
22A メッシュ部
29,42 筒状ケース
30 収容筒体
30A 小径筒部
30B ストッパ部
30C 大径筒部
30D 底部
30E 空気排出口
30F 電解液排出口
31 取付ブラケット
31A 切欠き溝
34 容器
d1 小径筒部の内径寸法
d2 ストッパ部の内径寸法
d3 大径筒部の内径寸法
D1 拡径部の外径寸法
D2 フィルタ部の外径寸法

Claims (5)

  1. 油圧ポンプを駆動するためのエンジンを搭載した自走可能な車体と、該車体に設けられ前記油圧ポンプに供給するための作動油を貯える作動油タンクと、該作動油タンクと隣接して前記車体に設けられ前記エンジンに供給するための燃料を貯える燃料タンクと、前記作動油タンクおよび/または該燃料タンクの近傍に設けられ補給用の燃料が貯えられている容器から前記燃料タンクに燃料を注入する燃料ポンプと、基端側が該燃料ポンプの吸込口に接続して設けられ前記容器内の燃料を前記燃料ポンプに向けて吸込む長尺な吸込ホースと、該吸込ホースの先端側に設けられ吸込む燃料から塵埃を除去する吸込フィルタとにより構成してなる建設機械において、
    前記作動油タンクおよび/または燃料タンクには、前記吸込ホースの先端側に設けた前記吸込フィルタを収容する筒状ケースを設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記タンクは、前側部位が下向きに傾斜する傾斜面となり、前記筒状ケースは、前記吸込フィルタから漏れ出た燃料を溜める底部を有する有底筒状体により形成し、前記筒状ケースは、前記傾斜面に沿って設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記筒状ケースには、その内周面の途中位置に前記吸込フィルタの挿入寸法を規制するストッパ部を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記吸込フィルタは、基端側に前記吸込ホースが接続されるホース接続部と、該ホース接続部の先端側に設けられたフィルタ部とを有して構成し、
    前記筒状ケースは、前記ホース接続部を収容する部位の内径寸法を、前記ホース接続部の外径寸法よりも僅かに大きな寸法に形成してなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  5. 前記筒状ケースは、前記フィルタ部を収容する部位の内径寸法を、前記フィルタ部と接触しないように前記フィルタ部の外径寸法よりも大きな寸法に形成してなる請求項4に記載の建設機械。
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