JP2005262981A - 建設機械の燃料給油口 - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の部品を使用しつつ、給油時における給油フィルタの有効濾過面積を増加させる。
【解決手段】燃料タンク1の上部に突設された筒状の給油口2であって、該給油口2の内壁部には、給油口2の上面開口部2aから給油口深さHの1/3以上の位置に支持部材3を取り付け、カップ型の給油フィルタ4の上面開口部に設けたフランジ5を前記支持部材3にて支持したときに、給油フィルタ4の底部4aが給油口2の下部から燃料タンク1内へ突出するように形成する。
【選択図】図2
【解決手段】燃料タンク1の上部に突設された筒状の給油口2であって、該給油口2の内壁部には、給油口2の上面開口部2aから給油口深さHの1/3以上の位置に支持部材3を取り付け、カップ型の給油フィルタ4の上面開口部に設けたフランジ5を前記支持部材3にて支持したときに、給油フィルタ4の底部4aが給油口2の下部から燃料タンク1内へ突出するように形成する。
【選択図】図2
Description
本発明は建設機械の燃料給油口に関するものであり、特に、内部にカップ型の給油フィルタを支持するように構成した建設機械の燃料給油口に関するものである。
従来、此種建設機械では、図3に示すように、燃料タンク1の上部に筒状の給油口2が突設され、該給油口2の内壁面に支持部材3を取り付けて、カップ型の給油フィルタ4の上面開口部に設けたフランジ5を前記支持部材3にて支持するように構成されている。そして、給油口2の上面開口部2aから給油ノズル6を差し込んでその先端部を前記給油フィルタ4の中へ挿入し、給油中の不純物を給油フィルタ4にて捕集することにより、燃料タンク1の内部に不純物が侵入しないようにしている。
図示したように、給油フィルタ4の全長をL1とし、給油ノズル6の先端部から給油フィルタ4の底部4aまでの距離をL2とすれば、給油フィルタ4の有効濾過部分はL2の長さである。従って、給油フィルタ4のフランジ5から給油ノズル6の先端部までの部分は濾過機能としては無駄となっている。
また、給油口部にエアーベスト通路を有し、周部にフィルタ部材が設けられた筒状の燃料濾過筒を前記給油口部に固定可能にし、且つ、小孔を介して燃料濾過筒の内部と前記エアーベスト通路を連通させ、前記フィルタ部材によって燃料タンク内に針状波の発生を防止するように構成された燃料タンクも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−268548号公報
図3に示した従来の燃料給油口は、給油フィルタの有効濾過部分はL2の長さであるので、(L1−L2)の部分が濾過機能として無駄となる。また、給油フィルタの有効濾過面積が少ないため、給油ノズルを差し込んで給油中に給油口から燃料が溢出することがある。燃料フィルタの形状を大きくすることにより(例えば全長を更に長くする)、有効濾過面積が増大するが、新たに燃料フィルタを製作しなくてはならず、設計の変更や新しい型の製作等、別途初期費用が発生することになる。
特許文献1記載の発明は、燃料濾過筒を固定することにより針状波の発生を阻止するように構成されているが、給油時に於ける燃料の溢出には対応していない。
そこで、既存の部品を使用しつつ、給油時における給油フィルタの有効濾過面積を増加させるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、燃料タンクの上部に突設された筒状の給油口であって、該給油口の内壁部に支持部材を取り付けて、カップ型の給油フィルタの上面開口部に設けたフランジを前記支持部材にて支持するように構成した建設機械に於いて、前記給油フィルタの底部が前記給油口下部から前記燃料タンク内へ突出するように前記支持部材を取り付けたことを特徴とする建設機械の燃料給油口を提供する。
この構成によれば、給油フィルタの底部が給油口下部から燃料タンク内へ突出するように取り付けられているので、従来と同一形状の給油フィルタを装着した場合に、該給油フィルタが給油口の深い位置に装着され、給油口の上面開口部から給油ノズルを差し込んでその先端部を前記給油フィルタの中へ挿入したとき、給油ノズルの先端部から給油フィルタの底部までの距離が長くなり、給油フィルタの有効濾過部分が増加する。
請求項2記載の発明は、上記給油口の上面開口部から燃料タンクの上部までの給油口深さに対して、給油口の上面開口部から上記支持部材の取付位置までの寸法を前記給油口深さの1/3以上とした建設機械の燃料給油口を提供する。
この構成によれば、給油口の上面開口部から上記支持部材の取付位置までの寸法が、給油口深さの1/3以上としたことにより、従来と同一形状の給油フィルタを装着した場合に、該給油フィルタが確実に給油口の深い位置に装着される。
請求項1記載の発明は、給油フィルタの底部が給油口下部から燃料タンク内へ突出するように取り付けられているので、該給油フィルタが給油口の深い位置に装着され、給油ノズルの先端部から給油フィルタの底部までの距離が長くなって給油フィルタの有効濾過部分が増加する。従って、従来と同一形状の給油フィルタを使用しつつ、安価な費用で給油フィルタの濾過面積を増加することができる。
請求項2記載の発明は、給油口の上面開口部から上記支持部材の取付位置までの寸法が、給油口深さの1/3以上としたことにより、従来と同一形状の給油フィルタを使用しつつ、濾過効率をより一層確実に向上できる。
以下、本発明に係る建設機械の燃料給油口について、好適な実施例をあげて説明する。既存の部品を使用しつつ、給油時における給油フィルタの有効濾過面積を増加させるという目的を、給油フィルタの支持部材の取付位置を、給油口の上面開口部から給油口深さの1/3以上としたことにより実現した。
図1は建設機械の一例として油圧ショベル10を示し、下部走行体11の上に旋回機構12を介して上部旋回体13が旋回自在に載置されている。上部旋回体13にはその前方一側部にキャブ14が設けられ、且つ、前方中央部にブーム15が俯仰可能に取り付けられている。更に、ブーム15の先端にアーム16が上下回動自在に取り付けられ、該アーム16の先端にバケット17が取り付けられている。
また、上部旋回体13の後部にはエンジン18を横向きに搭載してあり、該エンジン18の前方部に油圧ポンプをはじめとする各種機器(図示せず)が設けられ、更に、燃料タンク19及び作動油タンク20が取り付けられている。これらエンジン18や各種機器並びに燃料タンク19等はハウスカバー21にて被蔽されている。
図2は燃料タンク1の給油口2の内部を示し、説明の都合上、従来と同一の構成部分には同一符号を使用するものとする。図示したように、燃料タンク1の上部に筒状の給油口2が突設され、この給油口2の内壁面に支持部材3を取り付けて、カップ型の給油フィルタ4の上面開口部に設けたフランジ5を前記支持部材3にて支持するように構成されている。前記給油口2の上面開口部2aから燃料タンク1の上部までの給油口深さをHとすれば、給油口2の上面開口部2aから支持部材3の取付位置までの寸法を、前記給油口深さの1/3以上としている。
前記給油口2の上面開口部2aから、従来と同一寸法のカップ型の給油フィルタ4を挿入すれば、給油フィルタ4の上面開口部に設けたフランジ5が前記支持部材3にて支持されて、給油口2内に給油フィルタ4が装着される。図示したように、前記支持部材3が給油口深さの1/3以上に下がった位置に取り付けられているため、給油フィルタ4の底部4aが前記給油口2の下部から前記燃料タンク1内へ突出するように、従来よりも深い位置に前記給油フィルタ4が装着される。
而して、給油口2の上面開口部2aから給油ノズル6を差し込んでその先端部を前記給油フィルタ4の中へ挿入したとき、給油ノズル6の先端部から給油フィルタ4の底部4aまでの距離がL3となり、従来のL2よりも長くなって、給油フィルタ4の有効濾過部分が増加する。従って、従来と同一形状の給油フィルタ4を使用しつつ、給油フィルタ4の濾過面積を増加することができ、給油された燃料が極めて円滑に給油フィルタ4を通過して燃料タンク1内に貯留される。
斯くして、給油ノズル6を差し込んでの給油中に、燃料が給油フィルタ4から逆流して給油口2から溢出することを防止できる。また、従来の給油フィルタ4をそのまま使用するため、給油フィルタの設計変更や新しい型の製作等、別途初期費用が発生することがなく、安価な費用で給油フィルタの濾過効率を向上させることができる。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
1 燃料タンク
2 給油口
2a 上面開口部
3 支持部材
4 給油フィルタ
4a 底部
5 フランジ
6 給油ノズル
2 給油口
2a 上面開口部
3 支持部材
4 給油フィルタ
4a 底部
5 フランジ
6 給油ノズル
Claims (2)
- 燃料タンクの上部に突設された筒状の給油口であって、該給油口の内壁部に支持部材を取り付けて、カップ型の給油フィルタの上面開口部に設けたフランジを前記支持部材にて支持するように構成した建設機械に於いて、
前記給油フィルタの底部が前記給油口下部から前記燃料タンク内へ突出するように前記支持部材を取り付けたことを特徴とする建設機械の燃料給油口。 - 上記給油口の上面開口部から燃料タンクの上部までの給油口深さに対して、給油口の上面開口部から上記支持部材の取付位置までの寸法を前記給油口深さの1/3以上とした請求項1記載の建設機械の燃料給油口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004076785A JP2005262981A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 建設機械の燃料給油口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004076785A JP2005262981A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 建設機械の燃料給油口 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=35087989
Family Applications (1)
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JP2004076785A Pending JP2005262981A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 建設機械の燃料給油口 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005262981A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202006006201U1 (de) * | 2006-04-07 | 2007-09-13 | Reutter Metallwarenfabrik Gmbh | Vorrichtung zum Verhindern des Ausspritzens von Kraftstoff aus einem Kraftstofftank bei offenem Tankstutzen |
JP2009162000A (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械 |
CN101875303A (zh) * | 2009-05-01 | 2010-11-03 | 日立建机株式会社 | 工程机械的燃料箱 |
JP2012136051A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Komatsu Ltd | 建設機械の燃料タンク |
-
2004
- 2004-03-17 JP JP2004076785A patent/JP2005262981A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101875303A (zh) * | 2009-05-01 | 2010-11-03 | 日立建机株式会社 | 工程机械的燃料箱 |
JP2010260425A (ja) * | 2009-05-01 | 2010-11-18 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の燃料タンク |
JP2012136051A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Komatsu Ltd | 建設機械の燃料タンク |
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