JP2006316485A - 作業機械における作動油タンク - Google Patents
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Abstract
【課題】 下部走行体2に旋回自在に設けられた上部旋回体3に作動油タンク4を設けるにあたり、作動油タンク4の底面板でなく、側面板4aに吸引口6を設けるようにしてタンク側面板を配管に邪魔されることなく低位にしてタンク容量を増量できながら、吸引口6に設けられるサクションフィルター8から空気が入り込まないようにする。
【解決手段】 サクションフィルター8を、フィルター吸引部8bが、機体本体1が前後左右に最大限傾斜したときの油液面Lよりも下方に位置するようにして側面板4aに配して、傾斜地作業を実施していても吸引部8bが油液面Lから露出しないようにして作動油への空気の入り込みを防止した。
【選択図】 図2
【解決手段】 サクションフィルター8を、フィルター吸引部8bが、機体本体1が前後左右に最大限傾斜したときの油液面Lよりも下方に位置するようにして側面板4aに配して、傾斜地作業を実施していても吸引部8bが油液面Lから露出しないようにして作動油への空気の入り込みを防止した。
【選択図】 図2
Description
本発明は、油圧ショベル等の作業機械の作動油タンクの技術分野に属するものである。
一般に、作業機械の一例である油圧ショベルは、下部走行体に上部旋回体を縦軸回りに旋回自在に設けているが、このような作業機械は、アタッチメントの作動や走行、上部旋回体の旋回を圧油の供給で行うものが多く、このため作動油タンクが設けられている。ところで作動油タンクの中には、油圧ポンプに供給される作動油を濾過するためサクションフィルターが設けられ、タンク下面に設けた配管を介して作動油を油圧ポンプ側に供給するようになっている(例えば特許文献1)。
特開2000−309945号公報
ところで前記タンク下面に配管を設けたものでは、タンクの縦寸法(上下間の寸法)を上部旋回体の縦寸法内に収めようとすると、配管がある分、縦寸法が短くなるが、タンクの上面位置は上部旋回体の上面位置に対応させる必要があることからタンク底面が上側に位置することになってタンク容量が少なくなるという問題がある。そこで作動油タンクの側面板に配管を接続し、該配管から作動油を供給するようにし、これによって、タンクの縦寸法を下方に長く確保できてタンク底面を低くできるようにしてタンク容量を多くすることが提唱され、この場合にはサクションフィルターはタンク側面に取付けられることになる。ところが油圧ショベルのような作業機械は、平地作業だけでなく、きつい傾斜地作業も行われることが有り、このような傾斜作業時に、上部旋回体がタンクと共に傾斜してサクションフィルターの作動油吸引部が油液面から露出して空気が混入してしまうという惧れがあり、ここに本発明が解決せんとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、機体本体に作動油タンクを搭載してなる作業機械において、該作動油タンクの側面板に作動油を吸引するための吸引口を設け、該吸引口にサクションフィルターの基端部を取付けるにあたり、サクションフィルターに設けられる吸引部は、機体本体が最大限前後左右に傾斜した場合に想定される油液面よりも下方に位置するように配したことを特徴とする建設機械における作動油タンクである。
請求項2の発明は、請求項1において、吸引部は、筒状となった否吸引部の先端に設けられて作動油タンクの中央寄りに位置していることを特徴とする作業機械における作動油タンクである。
請求項3の発明は、請求項1において、吸引部は、開口先端から吸引部先端部位が突出するようにして筒状部材に遊嵌状に被覆され、該筒状部材は、機体本体が最大限前後左右に傾斜した場合に開口先端が油液面内に埋没していることを特徴とする作業機械における作動油タンクである。
請求項4の発明は、請求項1または2において、サクションフィルターは、先端部が吸引口を形成した側面板と対向する側面板に先端が支持される両持ち構造とし、吸引部は両持ち支持間の中央部に形成されていることを特徴とする建設機械の作動油タンクである。
請求項2の発明は、請求項1において、吸引部は、筒状となった否吸引部の先端に設けられて作動油タンクの中央寄りに位置していることを特徴とする作業機械における作動油タンクである。
請求項3の発明は、請求項1において、吸引部は、開口先端から吸引部先端部位が突出するようにして筒状部材に遊嵌状に被覆され、該筒状部材は、機体本体が最大限前後左右に傾斜した場合に開口先端が油液面内に埋没していることを特徴とする作業機械における作動油タンクである。
請求項4の発明は、請求項1または2において、サクションフィルターは、先端部が吸引口を形成した側面板と対向する側面板に先端が支持される両持ち構造とし、吸引部は両持ち支持間の中央部に形成されていることを特徴とする建設機械の作動油タンクである。
請求項1の発明とすることにより、吸引口をタンク側面板に設けることでタンク底面を低くして作動油タンクの容量を増量できながら、吸引口に設けられるサクションフィルターが油液面から露出してしまうことがなく、空気混入を防止することができる。
請求項2または3の発明とすることにより、吸引部への空気流入をより確実に防止することができる。
請求項4の発明とすることにより、サクションフィルターをタンク側面板に設けながら両持ち支持構造として安定化が図れることになる。
請求項2または3の発明とすることにより、吸引部への空気流入をより確実に防止することができる。
請求項4の発明とすることにより、サクションフィルターをタンク側面板に設けながら両持ち支持構造として安定化が図れることになる。
次ぎに、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図中、1は油圧ショベルの機体本体であって、該機体本体1は、下部走行体2と、該下部走行体2に旋回自在に設けた上部旋回体3を用いて構成されているが、該上部旋回体3には後述する作動油タンク4が搭載されている。
前記作動油タンク4は、戻り油用のフィルタ装置5が外付けされているが、作動油タンク4の側面板(前後または左右側面板の何れか)4aには、図示しない油圧ポンプに作動油を吸引供給するための吸引口6が下部に開設され、該吸引口6に接続される配管7を介して作動油が供給されるようになっている。
8は作動油タンク4に内装される状態で基端部が前記吸引口6に取付けられるサクションフィルターであって、該サクションフィルター8は、円筒状となっていて作動油の吸引がなされない否吸引部8aと該否吸引部8aの先端に設けられていて作動油を濾過しつつ吸引をする吸引部8bとを備えて構成されているが、吸引部8bは、機体本体1が前後左右方向に最大に傾斜した場合に想定される油液面Lよりも下側に位置するようタンク中央部位に配されている。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、作動油タンク4は、吸引口6が側面板4aに設けられている結果、従来の底面に設けた場合のように配管に邪魔されることがない。このため、作動油タンク4の底面を低いものにして作動油タンク4の縦寸法を大きく取ることができ、これによって作動油タンク4のタンク容量を増量できながら、吸引口6に設けられるサクションフィルター8の吸引部8bは、機体本体1が最大限傾斜したときの油液面Lよりも下位に位置しているため、油液面Lから露出してしまうことがなく、空気混入を防止することができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものでないことは勿論であって、図6、7に示す第二の形態のもののようにすることができる。つまりこのサクションフィルター9は、否吸引部9aが短く吸引部9bが長いものになっていて大量の吸引量を確保できるものであるが、この長い吸引部9bを、開口10a先端から吸引部9bの先端部位が突出するようにして筒状部材10を介して遊嵌状に被覆して構成されている。そして筒状部材10は、機体本体1が最大限前後左右に傾斜した場合に開口10a先端が油液面L内に埋没するように設定されており、この結果、サクションフィルター9の吸引部9b、否吸引部9cの寸法(割合)を意識せず、つまり作動油タンク4に合わせてサクションフィルター9の吸引部分を調整する必要がなくなって、機体本体1が最大限傾斜しても筒状部材10の開口10a先端が油液面りよりも埋没しているため、吸引部9bは油液内となって空気混入を防止することができる。
さらに本発明は、図8、9に示す第三の実施の形態のようにしても実施することができる。このものは第一の実施の形態の変形であって、サクションフィルター11の先端が吸引口6が設けられた側面板4aと対向する側面板4bに支持された両持ち支持構造となっており、そして否吸引部11aが両側に吸引部11bが中央部に設けられていて、機体本体1が最大限傾斜した場合にやはり吸引部11bが液油面L以下になるように設定されており、このもののように両持ち支持構造にすることで、サクションフィルター11の安定化が図れることになる。
1 機体本体
4 作動油タンク
4a 側面板
6 吸引口
8 サクションフィルター
8a 否吸引部
8b 吸引部
9 第二の実施の形態のサクションフィルター
10 筒状部材
11 第三の実施の形態のサクションフィルター
4 作動油タンク
4a 側面板
6 吸引口
8 サクションフィルター
8a 否吸引部
8b 吸引部
9 第二の実施の形態のサクションフィルター
10 筒状部材
11 第三の実施の形態のサクションフィルター
Claims (4)
- 機体本体に作動油タンクを搭載してなる作業機械において、該作動油タンクの側面板に作動油を吸引するための吸引口を設け、該吸引口にサクションフィルターの基端部を取付けるにあたり、サクションフィルターに設けられる吸引部は、機体本体が最大限前後左右に傾斜した場合に想定される油液面よりも下方に位置するように配したことを特徴とする作業機械における作動油タンク。
- 請求項1において、吸引部は、筒状となった否吸引部の先端に設けられて作動油タンクの中央寄りに位置していることを特徴とする作業機械における作動油タンク。
- 請求項1において、吸引部は、開口先端から吸引部先端部位が突出するようにして筒状部材に遊嵌状に被覆され、該筒状部材は、機体本体が最大限前後左右に傾斜した場合に開口先端が油液面内に埋没していることを特徴とする作業機械における作動油タンク。
- 請求項1または2において、サクションフィルターは、先端部が吸引口を形成した側面板と対向する側面板に先端が支持される両持ち構造とし、吸引部は両持ち支持間の中央部に形成されていることを特徴とする作業機械における作動油タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005139379A JP2006316485A (ja) | 2005-05-12 | 2005-05-12 | 作業機械における作動油タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005139379A JP2006316485A (ja) | 2005-05-12 | 2005-05-12 | 作業機械における作動油タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006316485A true JP2006316485A (ja) | 2006-11-24 |
Family
ID=37537401
Family Applications (1)
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JP2005139379A Pending JP2006316485A (ja) | 2005-05-12 | 2005-05-12 | 作業機械における作動油タンク |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006316485A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011038562A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 作動油タンク装置 |
CN102650302A (zh) * | 2011-02-23 | 2012-08-29 | 淮南矿业(集团)有限责任公司 | 用于掘进机的液压系统及掘进机 |
CN103561985A (zh) * | 2011-05-30 | 2014-02-05 | 沃尔沃建造设备有限公司 | 用于重型施工设备的燃料箱 |
CN103742457A (zh) * | 2013-12-04 | 2014-04-23 | 苏州先锋物流装备科技有限公司 | 一种油箱 |
CN104295546A (zh) * | 2014-09-19 | 2015-01-21 | 南通天蓝环保能源成套设备有限公司 | 垃圾焚烧炉液压系统 |
CN104343756A (zh) * | 2014-09-10 | 2015-02-11 | 浙江金鸟压滤机有限公司 | 一种便于回收液压油的液压站 |
-
2005
- 2005-05-12 JP JP2005139379A patent/JP2006316485A/ja active Pending
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