JP4258516B2 - 作業機械の上部体及びこれを備えた作業機械 - Google Patents

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本発明は、エンジンとこのエンジンに連結される油圧ポンプとが搭載される作業機械の上部体に関するものである。
一般に、作業機械は、自走式の走行体と、この走行体上に搭載され、各種作業用のアタッチメントを起伏自在に支持する上部体とを備えている。
具体的に、前記上部体の前部には、左右一対の縦板が立設されているとともに、これら縦板間に懸架された起伏軸回りに起伏自在に前記アタッチメントが支持されている。このアタッチメントは、前記起伏軸を各縦板から左右方向へ引き抜くことにより上部体から取り外し自在とされている。
また、前記上部体上には、走行体を駆動させるエンジンと、このエンジンから前方へ延びる出力軸に連結された油圧ポンプとが設けられている。
この種の上部体には、前記油圧ポンプが前記起伏軸の側方に臨んで設けられたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1のホイール式ショベルは、下部走行体(走行体)上に搭載された上部旋回体(上部体)上の右側位置にエンジンが設けられているとともに、このエンジンの前部に連結された油圧ポンプが前記アタッチメント(前記起伏軸の配設箇所)の右側に臨んで設けられている。
実開平2−54725号公報(特に、図5参照)
前記油圧ポンプとしては、エンジンの出力軸との傾斜角を調整することにより容易にポンプ容量を変更することができる斜軸式ポンプが用いられる場合がある。この斜軸式油圧ポンプの例を図5及び図6に示す。
この斜軸式の油圧ポンプは、エンジンの出力軸50に連結されるポンプ駆動軸51と、このポンプ駆動軸51の軸線51aに対し角度θ1だけその軸線52aが傾斜して配置されたポンプ本体52と、これらポンプ駆動軸51とポンプ本体52との間を連結する複数のピストン53と、前記ポンプ本体52に対する作動油の給排を行なう給排管54、給排管55、給排管56とを備えている。
ポンプ駆動軸51には、その軸線51aと直交する先端面に各ピストン53の基端部が自在継手状に支持されている。また、ポンプ駆動軸51は、保持ブロック57によって軸線51a回りに回転自在に保持されている。
ポンプ本体52は、各ピストン53の先端を前記軸線52aに沿って嵌入する嵌入孔58aが形成されたシリンダブロック58と、このシリンダブロック58を軸線58b回りに保持するベースブロック59と、このベースブロック59に固定された弁体60とを備えている。
この種の斜軸式油圧ポンプは、ポンプ駆動軸51と各ピストン53とが角度θ1だけ傾斜して配置されていることにより、ポンプ駆動軸51の回転位置に応じて各嵌入孔58aに対する各ピストン53の嵌入深さが異なるため、ポンプ駆動軸51の回転に応じて各ピストン53を介してシリンダブロック58を回転させることに伴い、各ピストン53が各嵌入孔58a内でピストン運動してシリンダブロック58内で油圧を発生させる。
そして、前記弁体60は、シリンダブロック58の先端面と摺接するようになっている。また、弁体60には、各嵌入孔58aに連通する一対の円弧溝60a、円弧溝60bが形成され、これら円弧溝60a、60bを通して嵌入孔58aに対し作動油が給排される。
すなわち、円弧溝60a、60bは、それぞれピストン53の上死点(図5の上方のピストン位置)に対応する位置と下死点(図5の下方のピストン位置)との間の範囲を、右範囲E1と左範囲E2とに分けてそれぞれ形成された円弧状の溝である。
そして、円弧溝60aは、側孔60cを介してベースブロック59に形成された側孔59aに連通し、この側孔59aは、途中で分岐して、それぞれの端部がベースブロック59の側方に設けられた給排管55、56にそれぞれ連結されている。
一方、円弧溝60bは、シリンダブロック58の底面からベースブロック59を先端側へ貫通する連通孔59bに連通し、この連通孔59bがベースブロック59の先端面に設けられた給排管54に連結されている。
したがって、例えば、出力軸50が図6の時計回りに回転した場合には、矢印Y1に示すように、給排管54、連通孔59bを通って作動油が嵌入孔58a内に供給される一方、矢印Y2に示すように、嵌入孔58a内の作動油が給排管55、56、側孔60c、59aを通って排出されることになる。
そして、前記角度θ1を大小調整することにより、各ピストン53のストロークを調整して、ポンプ容量を変えることができる。
換言すると、この種の斜軸式油圧ポンプは、エンジンの出力軸50に対し角度θ1だけ傾斜した姿勢で取り付けることが必要となる。
このような傾斜姿勢として、例えば、斜軸式油圧ポンプをエンジンに対し下方へ傾斜させることが考えられる。しかしながら、エンジンは、通常、安全性の向上を図るべく上部旋回体上のできるだけ低い位置、少なくともその出力軸50が前記起伏軸よりも低くなる位置に設けられているので、出力軸50とその載置面(上部旋回体の上面)との間のスペースが小さく、斜軸式油圧ポンプを下方へ傾斜させるためのスペースを充分に確保することができなかった。
そこで、斜軸式油圧ポンプを出力軸50に対し左右方向に傾斜させることも考えられるが、斜軸式油圧ポンプは、エンジンを覆うカバーと前記縦板との間の限られた左右範囲に配置する必要があるため、左右方向についても斜軸式油圧ポンプを取り付けるスペースを確保するのは困難だった。
したがって、エンジンの出力軸50に対し前方斜め上方へ傾斜した姿勢で斜軸式油圧ポンプを取り付けることが必要となる。
しかしながら、前記特許文献1のホイール式ショベルのようにアタッチメントの側方に配設される油圧ポンプに斜軸式ポンプを採用する場合、油圧ポンプから前方斜め上方に延びて配置される給排管54が前記起伏軸に近づくことに伴い、この起伏軸の挿抜操作(アタッチメントの着脱操作)のための領域が狭くなってその作業性が低下する。
また、油圧ポンプを上方へ傾斜させた状態を維持したまま、出力軸50に対する油圧ポンプの傾斜角(前記角度θ1)を小さくすることも考えられるが、この場合には要求されたポンプ容量を確保することができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、アタッチメントを支持する起伏軸の挿抜作業の作業性を維持しながら斜軸式油圧ポンプを採用することができる作業機械の上部体及びこれを備えた作業機械を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、作業機械の自走式の走行体上に搭載されたベースフレームと、このベースフレーム上に設けられ当該ベースフレームに立設された左右一対の縦板の外側に配設されたエンジンと、前記両縦板間に懸架され作業用のアタッチメントを回転自在に軸支する起伏軸と、前記エンジンから前方へ延びる出力軸に連結されることにより前記起伏軸の側方に配置される斜軸式油圧ポンプとを有する上部体であって、前記エンジンの出力軸は、前記起伏軸よりも低い位置に配置され、前記斜軸式油圧ポンプは、前記出力軸の軸線に対し前方へ向かうに従い上方に傾斜する方向に軸線を沿わせて配置されるとともに前記出力軸の回転に応じて油圧を発生させるポンプ本体と、このポンプ本体から前方へ延びて当該ポンプ本体に対する作動油の給排を行なう給排管とを有し、前記給排管は、その軸線が前記ポンプ本体の軸線よりも下方に配置されるように、当該ポンプ本体に傾斜して設けられていることを特徴とする作業機械の上部体を提供する。
本発明によれば、起伏軸よりも低い位置に配置されたエンジンの出力軸から前方斜め上方に傾斜して配置された斜軸式油圧ポンプについて、ポンプ本体から前方へ延びる給排管をポンプ本体に傾斜して設けることにより、給排管をポンプ本体の軸線に沿って前方斜め上方へ延ばして形成する場合よりも、給排管を下方に配置することができるので、その分、給排管上部のスペースを、起伏軸を挿抜するための領域として有効に利用することができる。
したがって、本発明によれば、起伏軸の挿抜作業の作業性を維持しながら斜軸式油圧ポンプを採用することができる。
前記給排管に下方へ屈曲する屈曲部を形成した場合には、当該給排管は、少なくとも前記屈曲部へ繋がる手前側の部分が、略水平に又は前側が下がるように形成されていることが好ましい。
すなわち、屈曲部を形成するのに際し、当該屈曲部へ繋がる手前側の部分を前方斜め上方へ延ばして形成した場合には、当該屈曲部の上流側、下流側の双方において給排管が下方に配置される、つまり、屈曲部が一番高い位置とされるため、作動油内に存在するエアが屈曲部を通過する際に上昇してその行き場を失い、当該屈曲部においてエア溜りが形成されてしまうのに対し、前記構成では、給排管の屈曲部に繋がる手前側の部分が当該屈曲部から略水平に又は前側が下がるように形成されているので、当該屈曲部においてエアが滞ることはない。
したがって、前記構成によれば、屈曲部におけるエア溜りの発生を抑制することができる。
さらに、前記作業機械の上部体において、前記ベースフレーム上に設けられ、前記エンジン及び斜軸式油圧ポンプを覆うカバーを備え、このカバーには、前記起伏軸及び斜軸式油圧ポンプをその側方へ開放する開口と、この開口を開閉自在な扉体とが形成されていることが好ましい。
この構成によれば、通常運転時には、扉体によって開口を閉鎖することによりエンジン及び斜軸式油圧ポンプを被覆することができる一方、メンテナンス時には、扉体を開放することにより前記開口を通して起伏軸を各縦板に対し挿抜することができる。
また、本発明は、前記上部体と、この上部体が搭載される自走式の走行体と、前記上部体に起伏自在に支持される作業用のアタッチメントとを備えた作業機械を提供する。
本発明に係る作業機械によれば、起伏軸よりも低い位置に配置されたエンジンの出力軸から前方斜め上方に傾斜して配置された斜軸式油圧ポンプについて、ポンプ本体から前方へ延びる給排管をポンプ本体に傾斜して設けることにより、給排管をポンプ本体の軸線に沿って前方斜め上方へ延ばして形成する場合よりも、給排管を下方に配置することができるので、その分、給排管上部のスペースを、起伏軸を挿抜するための領域として有効に利用することができる。
したがって、本発明に係る作業機械によれば、起伏軸の挿抜作業の作業性を維持しながら斜軸式油圧ポンプを採用することができる。
本発明によれば、アタッチメントを支持する起伏軸の挿抜作業の作業性を維持しながら斜軸式油圧ポンプを採用することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る油圧ショベルの全体構成を示す、(a)は右側面図、(b)は上部旋回体の平面図である。
図1を参照して、作業機械の一例としての油圧ショベル1は、クローラ2aを有する下部走行体(走行体)2と、この下部走行体2上に搭載される上部旋回体(上部体)3と、この上部旋回体3の前部に起伏自在に装備されたアタッチメント4とを備えている。
アタッチメント4は、ブーム5と、このブーム5の先端部に連結されるアーム6とから構成されており、そのアーム6の先端部にバケット7が揺動自在に取り付けられ、前記ブーム5の基端部が上部旋回体3に対し起伏軸8回りに起伏自在に支持されている。
図2は、図1の上部旋回体3の要部示す平面一部略図である。図3は、図1の上部旋回体3の要部を示す右側面一部略図である。
図1〜図3を参照して、上部旋回体3は、前記下部走行体2上に旋回自在に保持される旋回フレーム9と、この旋回フレーム9上に設けられたキャブ10と、エンジン11と、このエンジン11に連結された斜軸式油圧ポンプ12と、これらエンジン11及び斜軸式油圧ポンプ12を覆うカバー14とを含んでいる。なお、キャブ10内の運転席(図示せず)に着座したオペレータの視線における前後、左右方向を用いて以下説明する。
旋回フレーム9には、左右略中央位置で前後方向に延びる左右一対の縦板15、縦板16がそれぞれ立設されている。これら縦板15、16の前部には、前記起伏軸8が左右方向に挿抜自在に貫通している(懸架されている)。
エンジン11は、旋回フレーム9上に固定された台座17を介して縦板15の右側位置(両縦板15、16の外側位置)に設けられている。この状態において、エンジン11の出力軸50は、前記起伏軸8よりも下方、かつ、後方となる位置に配置されるとともに、その軸線を前後方向に沿わせるように配置されている。
図4の(a)は、図3の斜軸式油圧ポンプ12を拡大して示す右側面図であり、図4の(b)は、従来の斜軸式油圧ポンプの要部を示す右側面図である。
図2〜図4を参照して、斜軸式油圧ポンプ12は、図5及び図6に示す上述した斜軸式油圧ポンプと略同一の構成を有しているため、図2〜図4の各図についても対応する構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
斜軸式油圧ポンプ12は、そのポンプ駆動軸51がエンジン11の出力軸50に対し同軸に連結されているとともに、このポンプ駆動軸51の軸線51aに対しポンプ本体52の軸線52aが角度θ2だけ上方に傾斜して配置されている。
そして、本発明に係るポンプ本体52には、その前端面から前方へ延びる給排管18と、その外周面から左右両側へ延びる一対の給排管19、給排管20とが設けられ、これら給排管18〜20によって、ポンプ本体52に対する作動油の給排が行なわれる。
給排管18は、金属管であり、前記ベースブロック59に形成された連通孔59b(図5参照)に連通して設けられている。
また、給排管18は、その軸線18aがポンプ本体52の軸線52aよりも下方に配置されるように、当該ポンプ本体52に対し角度θ3だけ下方に傾斜し、その前端部が屈曲部21において下方へ屈曲されている。
具体的に、前記給排管18の軸線18aは、ポンプ本体52との付け根部分については当該ポンプ本体52の軸線52aに沿って前方へ延び、前記起伏軸8の下方位置において前記軸線52aから角度θ3だけ下方に傾斜して略水平に前方へ延び、さらに、旋回フレーム9に対し略垂直となるように前記屈曲部21で下方へ屈曲している。
すなわち、前記「給排管18の軸線18aがポンプ本体52の軸線52aよりも下方に配置される」とは、軸線18aのすべてが軸線52aよりも下方に配置されることに限定する趣旨ではなく、少なくとも、起伏軸8が配設される前後範囲内(本実施形態では起伏軸8の直径の範囲内)において、軸線18aが軸線52aに対し下方へ傾斜し、かつ、前記前後範囲より前方の領域において、軸線18aのすべてが軸線52aよりも下方に配置されていることを意味している。
このように構成することにより、単に軸線52aに軸線18aを沿わせた姿勢で給排管18を配設する図4の(b)に示す場合と比較して、起伏軸8の下方に、当該起伏軸8を縦板15、16から挿抜するためのスペースを広く確保することが可能となる。
すなわち、本実施形態では、起伏軸8よりも低い位置に配置されたエンジン11の出力軸50から前方斜め上方に傾斜して配置された斜軸式油圧ポンプ12について、ポンプ本体52から前方へ延びる給排管18をポンプ本体52に傾斜して設けることにより、図4の(b)に示すように給排管22をポンプ本体52の軸線52aに沿って前方斜め上方へ延ばして形成する場合よりも、給排管18を下方に配置することができるので、その分、図4の(a)に示すように、給排管18の上部のスペースを、起伏軸8を挿抜するための領域として有効に利用することができる。
さらに、本実施形態において、給排管18には下方へ屈曲する屈曲部21が形成されているとともに、当該給排管18は、屈曲部21へ繋がる手前側(後方)の部分が略水平に形成されているので、給排管18内にエア溜りが生じるのを抑制することができる。
すなわち、屈曲部を形成するのに際し、図4の(b)に示すように、屈曲部23へ繋がる手前側の部分を前方斜め上方へ延ばして形成した場合には、当該屈曲部23の上流側、下流側の双方において給排管18が下方に配置される、つまり、屈曲部23が一番高い位置とされるため、作動油内に存在するエアが屈曲部23を通過する際に上昇してその行き場を失い、当該屈曲部23においてエア溜りS1が形成されてしまうのに対し、本実施形態では、図4の(a)に示すように、給排管18の屈曲部21に繋がる手前側の部分が当該屈曲部21から略水平方向に向けて形成されているので、当該屈曲部21においてエアが滞ることを防止することができる結果、エア溜りS1が形成されるのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、給排管18の屈曲部21の手前側の部分を略水平に形成しているが、当該手前側の部分を前下がり(前側が下がるように)に形成しても、屈曲部21においてエアが滞ることなく当該エアを上方(ポンプ本体52側)へ逃がすことができるので、エア溜りS1の発生を抑制する上述の効果を得ることができる。
図1及び図4を参照して、カバー14は、前記エンジン11及び斜軸式油圧ポンプ12を上方及び右側方から覆うように前記アタッチメント4の右側位置に設けられている。また、カバー14の右側面には、開口24と、この開口24を開閉自在とする扉体25とが設けられている。
開口24は、前記斜軸式油圧ポンプ12に対応する前後位置に形成され、前記扉体25を開放することにより、図4の(a)に示すように、斜軸式油圧ポンプ12及び前記起伏軸8を右側へ開放するようになっている。
したがって、通常運転時には扉体25によって開口を閉鎖することによりエンジン11及び斜軸式油圧ポンプ12を被覆することができる一方、メンテナンス時には、扉体25を開放することにより開口24を通して起伏軸8を各縦板15、16に対し挿抜することができる。
なお、本実施形態では、ポンプ本体52との付け根部分においては給排管18の軸線18aとポンプ本体52の軸線52aとを沿わせるようにしているが、当該付け根部分についても軸線18aが軸線52aの下方に配置されるように給排管18を形成することもできる。例えば、給排管18をポンプ本体52から略水平に延びるように形成することもできる。
本発明の実施形態に係る油圧ショベルの全体構成を示す、(a)は右側面図、(b)は上部旋回体の平面図である。 図1の上部旋回体の要部示す平面一部略図である。 図1の上部旋回体の要部を示す右側面一部略図である。 (a)は、図3の斜軸式油圧ポンプ12を拡大して示す右側面図であり、(b)は、従来の斜軸式油圧ポンプの要部を示す右側面図である。 従来の斜軸式油圧ポンプの一部を省略して示す側面断面図である。 図5のVI−VI線断面図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(作業機械)
2 下部走行体(走行体)
2a クローラ
3 上部旋回体(上部体)
4 アタッチメント
8 起伏軸
9 旋回フレーム(ベースフレーム)
11 エンジン
12 斜軸式油圧ポンプ
14 カバー
15 縦板
16 縦板
18 給排管
18a 軸線
21 屈曲部
24 開口
25 扉体
50 出力軸
51 ポンプ駆動軸
51a 軸線
52 ポンプ本体
52a 軸線
53 ピストン
θ2 角度
θ3 角度

Claims (4)

  1. 作業機械の自走式の走行体上に搭載されたベースフレームと、このベースフレーム上に設けられ当該ベースフレームに立設された左右一対の縦板の外側に配設されたエンジンと、前記両縦板間に懸架され作業用のアタッチメントを回転自在に軸支する起伏軸と、前記エンジンから前方へ延びる出力軸に連結されることにより前記起伏軸の側方に配置される斜軸式油圧ポンプとを有する上部体であって、
    前記エンジンの出力軸は、前記起伏軸よりも低い位置に配置され、
    前記斜軸式油圧ポンプは、前記出力軸の軸線に対し前方へ向かうに従い上方に傾斜する方向に軸線を沿わせて配置されるとともに前記出力軸の回転に応じて油圧を発生させるポンプ本体と、このポンプ本体から前方へ延びて当該ポンプ本体に対する作動油の給排を行なう給排管とを有し、
    前記給排管は、その軸線が前記ポンプ本体の軸線よりも下方に配置されるように、当該ポンプ本体に傾斜して設けられていることを特徴とする作業機械の上部体。
  2. 前記給排管には、下方へ屈曲する屈曲部が形成されているとともに、当該給排管は、少なくとも前記屈曲部へ繋がる手前側の部分が、略水平に又は前側が下がるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の作業機械の上部体。
  3. 前記ベースフレーム上に設けられ、前記エンジン及び斜軸式油圧ポンプを覆うカバーをさらに備え、このカバーには、前記起伏軸及び斜軸式油圧ポンプをその側方へ開放する開口と、この開口を開閉自在な扉体とが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機械の上部体。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の上部体と、この上部体が搭載される自走式の走行体と、前記上部体に起伏自在に支持される作業用のアタッチメントとを備えた作業機械。
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