JPH0715857U - 建設機械の上部旋回体 - Google Patents

建設機械の上部旋回体

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JPH0715857U
JPH0715857U JP4927993U JP4927993U JPH0715857U JP H0715857 U JPH0715857 U JP H0715857U JP 4927993 U JP4927993 U JP 4927993U JP 4927993 U JP4927993 U JP 4927993U JP H0715857 U JPH0715857 U JP H0715857U
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JP
Japan
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engine
upper revolving
revolving structure
swing body
counterweight
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JP4927993U
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Inventor
精一 田中
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 油圧ショベルの従来技術の上部旋回体では、
カウンタウエイトの上部の後部カバーを上側へ開放して
エンジン、油圧ポンプ、ラジエータなどのメンテナンス
作業を行うようにしている。そのためにカウンタウエイ
トが邪魔になって、点検や修理などを十分に行うことが
できなかった。この問題点を解決する。 [構成] 本考案では、上部旋回体の左右両側部のうち
一方の側部に配置されているキャブの下部に燃料タンク
及び作動油タンクを配置し、また上部旋回体の他方の側
部にエンジンを配置し、そのエンジンのクランク軸線
を、上部旋回体の前後方向中心線とほぼ平行に設定し、
そのエンジン搭載部の上部旋回体のカバーを左右の上下
方向に向けて開閉可能に取付けて構成した。また、カウ
ンタウエイトの形状を左右対称形にしないで、エンジン
塔載側の側端部を切欠いで形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設機械,作業車両などのうち主として車幅内旋回式油圧ショベル の上部旋回体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来技術の車幅内旋回式油圧ショベルの平面図である。図において、 1は油圧ショベルの上部旋回体、2は下部走行体、3は上部旋回体1に搭載した エンジン、4は燃料タンク、5は作動油タンク、6は上部旋回体1に装備してい る運転室用のキャブ、7はエンジンボンネットである後部カバー、8は上部旋回 体1のフロント部に装着している作業アタッチメントである。図8は、図7にお ける後部カバー7を開放した状態を示す要部斜視図である。図において、9は上 部旋回体1の後面部に装着しているカウンタウエイト、10はエンジン3に直結 した油圧ポンプ、11はラジエータである。なおカウンタウエイト9の形状は、 ほぼ左右対称形に湾曲して形成されている。図7及び図8に示す油圧ショベルは 車幅内旋回式油圧ショベルと呼ばれ、上部旋回体1の外周面部の旋回円(図7に 示す旋回中心Oを中心とした半径Rの円)が、下部走行体2の車幅(図7に示す 寸法W)内に納まるように構成されている。それにより油圧ショベルは、狭隘な 現場で作業を行うことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
車幅内旋回式油圧ショベルでは、図8に示すようにカウンタウエイトの上部の 後部カバーを上側へ開放してエンジン、油圧ポンプ、ラジエータなどのメンテナ ンス作業を行うようにしている。そのためにカウンタウエイトが邪魔になって、 点検や修理などを十分に行うことができなかった。カウンタウエイトを分割形に 形成してヒンジ開閉する手段(図示しない)も勘案されているが、カウンタウエ イトが重いので、ヒンジによる支持と開閉操作が困難であった。本考案は、上記 の問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案では、下部走行体の上部に上部旋回体を架装し、その上部旋回体にエン ジン及び油圧ポンプ、燃料タンク及び作動油タンクなどからなる動力装置が搭載 され、また上部旋回体の外周面部の旋回円が下部走行体の車幅内に納まるように 構成している建設機械において、上部旋回体の左右両側部のうち一方の側部に配 置されているキャブの下部に燃料タンク及び作動油タンクを配置し、また上部旋 回体の他方の側部にエンジンを配置し、そのエンジンのクランク軸線を、上部旋 回体の前後方向中心線とほぼ平行に設定し、そのエンジン搭載部の上部旋回体の カバーを左右の上下方向に向けて開閉可能に取付けて構成した。また、カウンタ ウエイトの形状を左右対称形にしないで、エンジン塔載側の側端部を切欠いで形 成した。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。図1は、本考案請求項 1の油圧ショベルの一部を省略した平面図である。図において、12は上部旋回 体、13は下部走行体、14はカウンタウエイト、15は運転席、16は燃料タ ンク、17は作動油タンク、18はエンジン、19は油圧ポンプ、20はラジエ ータ、21は上部旋回体12のフロント部に装着されている作業アタッチメント である。図2は、図1のA−Aより見た要部側面図である。図において、22( 仮想線で示す)は上部旋回体12に装備した運転室用のキャブである。図3は、 図1のBより見た図であるが、エンジン搭載部側のサイドカバー23を開放した 状態を示す側面図である。図において、24はサイドカバー23を車体側に取付 けているヒンジ部材(連結用リンクなどを含む)である。図4は、図3のCより 見た後面図である。
【0006】 次に、本考案請求項1の上部旋回体12の構成を図1〜図4について述べる。 本考案では、上部旋回体(12)の左側部に配置されているキャブ22の下部に 燃料タンク16及び作動油タンク17を配置し、また上部旋回体(12)の右側 部にエンジン18を配置し、そのエンジン18のクランク軸線K−K(図1に示 す)を、上部旋回体(12)の前後方向中心線P−Pとほぼ平行に設定し、その エンジン搭載部の上部旋回体(12)のサイドカバー23を左右の上下方向に向 けて開閉可能に取付けて構成した。
【0007】 次に、本考案請求項1の上部旋回体12の構成の作用について述べる。本考案 では、形状を自由に製作できてしかも比較的大容量の燃料タンク16と作動油タ ンク17をキャブ22の下部に配置している。したがって図1に示すように、燃 料タンク16の一部は運転席(15)シートの下側の位置にある。そして上部旋 回体12の後部にはエンジン18を配置していないので、キャブ22の前後方向 長さL(図2に示す)をかなり大寸に設定することができる。それによりキャブ (22)内部の運転席15の前後のスペースをかなり大きく確保できるので、そ のスペースを有効に活用することができる。またエンジン18を上部旋回体12 の右側部に前後方向に配置し、そのエンジン搭載部にサイドカバー23を左右の 上下方向(図4に示す矢印イの方向)に開閉可能に取付けている。したがってサ イドカバー23を開放したときには、図3に示すようにエンジン18の全長及び 全高をあらわにむき出し状態にすることができる。それにより、エンジン(18 )周りの油圧ポンプ19などの油圧、電気機器や、ラジエータ20などのメンテ ナンス作業を、妨げなしに十分に行うことができる。なお本実施例ではサイドカ バー23を一体形に形成しているが、一体形に限らず、分割形(図示していない )に形成してもよい。
【0008】 次に図5は、本考案請求項2の上部旋回体12’を示す一部を省略した平面図 である。図において、請求項1の上部旋回体12と同一構成要素を使用するもの に対しては同符号を付す。25は、カウンタウエイトである。図6は、図5のD より見た図であるが、エンジン搭載部側のサイドカバー26を開放した状態を示 す側面図である。本考案請求項2の上部旋回体12’の構成及び作用を、図5及 び図6について述べる。上部旋回体12’では、カウンタウエイト25の形状を 左右対称形にしないで、エンジン塔載側の側端部を寸法l(図5に示す)だけ切 欠いで形成した。それによりサイドカバー26を図6のように開放したとき、ラ ジエータ20の後方側のメンテナンス作業がより十分にできるとともに、エンジ ン冷却用空気の取入れも効果的になる。なお図5に示すようにカウンタウエイト 25は前後方向中心線P−Pを中心として、右側の長さTRが左側の長さTLよ り短小であるが、上部旋回体12’の左右のバランスとしては右側にエンジン1 8を配置しているので、バランス的には都合がよい。
【0009】
【考案の効果】
従来技術の油圧ショベルでは、上部旋回体の後面部に装着したカウンタウエイ トの上部の後部カバーを上側へ開放してエンジン、油圧ポンプ、ラジエータなど のメンテナンス作業を行うようにしている。そのためにカウンタウエイトが邪魔 になって、点検や修理などを十分に行うことができなかった。しかし本考案では 、上部旋回体の左右両側部のうち一方の側部に配置されているキャブの下部に燃 料タンク及び作動油タンクを配置し、また上部旋回体の他方の側部にエンジンを 配置し、そのエンジンのクランク軸線を、上部旋回体の前後方向中心線とほぼ平 行に設定し、そのエンジン搭載部の上部旋回体のカバーを左右の上下方向に向け て開閉可能に取付けて構成した。すなわち本考案では、形状を自由に製作できて しかも比較的大容量の燃料タンクと作動油タンクをキャブの下部に配置した。そ して上部旋回体の後部にはエンジンを配置していないので、キャブの前後方向長 さをかなり大寸に設定することができる。それによりキャブ内部の運転席の前後 のスペースをかなり大きく確保できるので、そのスペースを有効に活用すること ができる。またエンジン搭載部のサイドカバーを左右の上下方向に開閉可能に取 付けたので、そのサイドカバーを開放したときには、エンジンの全長及び全高を あらわにむき出し状態にすることができる。それによりエンジン周りの油圧、電 気機器や、ラジエータなどのメンテナンス作業を妨げなしに十分に行うことがで きる。また、カウンタウエイトの形状を左右対称形にしないで、エンジン塔載側 の側端部を切欠いだカウンタウエイトを装着した上部旋回体では、ラジエータの 後方側のメンテンナス作業がより十分にできるとともに、エンジン冷却用空気の 取入れも効果的になる。したがって本考案の上部旋回体では、各種油圧・電気機 器などのメンテナンス性及びレイアウト性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案請求項1の上部旋回体を示す一部を省略
した平面図である。
【図2】図1のA−Aより見た要部側面図である。
【図3】図1のBより見た側面図である。
【図4】図3のCより見た後面図である。
【図5】本考案請求項2の上部旋回体を示す一部を省略
した平面図である。
【図6】図5のDより見た側面図である。
【図7】従来技術の油圧ショベルの平面図である。
【図8】図7における後部カバーを開放した状態を示す
要部斜視図である。
【符号の説明】
1,12,12’ 上部旋回体 2,13 下部走行体 3,18 エンジン 4,16 燃料タンク 5,17 作動油タンク 6,22 キャブ 7 後部カバー 9,14,25 カウンタウエイト 10,19 油圧ポンプ 11,20 ラジエータ 15 運転席 23,26 サイドカバー 24 ヒンジ部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の上部に上部旋回体を架装
    し、その上部旋回体にエンジン及び油圧ポンプ、燃料タ
    ンク及び作動油タンクなどからなる動力装置が搭載さ
    れ、また上部旋回体の外周面部の旋回円が下部走行体の
    車幅内に納まるように構成している建設機械において、
    上部旋回体の左右両側部のうち一方の側部に配置されて
    いるキャブの下部に燃料タンク及び作動油タンクを配置
    し、また上部旋回体の他方の側部にエンジンを配置し、
    そのエンジンのクランク軸線を、上部旋回体の前後方向
    中心線とほぼ平行に設定し、そのエンジン搭載部の上部
    旋回体のカバーを左右の上下方向に向けて開閉可能に取
    付けたことを特徴とする建設機械の上部旋回体。
  2. 【請求項2】 実用新案登録請求の範囲請求項1記載の
    建設機械の上部旋回体において、上部旋回体の後面部に
    装着しているカウンタウエイトの形状を左右対称形に形
    成しないで、エンジン搭載側の側端部を切欠いだことを
    特徴とする建設機械の上部旋回体。
JP4927993U 1993-08-17 1993-08-17 建設機械の上部旋回体 Pending JPH0715857U (ja)

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Cited By (8)

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