JP2005170119A - 建設機械のタンクストレーナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ストレーナの取り外しを防止してタンク内へ不純物が混入しないようにするとともに、給油時に燃料や作動油が給油口から溢出するのを防止する。
【解決手段】筒状のストレーナ23の上面開口部を燃料タンク19の給油口22の内側に固設し、該ストレーナ23の下面を燃料タンク19の底部24に固設する。該ストレーナ23の下面が固設されている燃料タンクの底部24に排出口25を設け、この排出口25にコック26を取り付けて閉塞する。給油された燃料に混入した不純物27はストレーナ23を通過できずに下方へ落下し、燃料タンクの底部24に堆積する。前記コック26を回転して排出口25を開放すれば、堆積した不純物27を外部に排出できる。
【選択図】図2
【解決手段】筒状のストレーナ23の上面開口部を燃料タンク19の給油口22の内側に固設し、該ストレーナ23の下面を燃料タンク19の底部24に固設する。該ストレーナ23の下面が固設されている燃料タンクの底部24に排出口25を設け、この排出口25にコック26を取り付けて閉塞する。給油された燃料に混入した不純物27はストレーナ23を通過できずに下方へ落下し、燃料タンクの底部24に堆積する。前記コック26を回転して排出口25を開放すれば、堆積した不純物27を外部に排出できる。
【選択図】図2
Description
本発明は建設機械のタンクストレーナ装置に関するものであり、特に、建設機械の燃料タンクや作動油タンク等へ給油する際に、タンク内に不純物が侵入しないようにするためのタンクストレーナ装置に関するものである。
従来、此種建設機械のタンクストレーナ装置は、タンクの上部に設けられた給油口にストレーナ本体が嵌め込み固定され、給油中の不純物を捕集してタンク内に侵入しないようにしている。しかし、タンク内に燃料や作動油が充満したのを気づかずに給油を続行すると、前記給油口から燃料や作動油が溢出することがある。
これを防止するために、ストレーナ本体にガイドを設け、このガイドによって昇降可能な棒状部と浮き子兼抜け止め用ストッパとを有するレベルゲージ用フロートを具備し、タンク内に給油する際に上記給油口に於ける液面が所定高さに達したときに、前記浮き子が浮上して棒状部の一部分がストレーナ本体から上方に突出し、作業者がタンク内に燃料や作動油が充満してきたことを確認できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記レベルゲージ用フロートの浮き子をストレーナ本体の装着位置より下方部に設け、液面がストレーナ本体より下方にある状態でも浮き子が浮上開始して、タンク内に燃料や作動油が充満してきたことを早めに作業者へ知らせるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
実用新案登録第2508286号公報
特許第3147688号公報
特許文献1及び2記載の発明は、何れも給油口にストレーナ本体が装着され、給油の際に、レベルゲージ用フロートによってタンク内に燃料や作動油が充満してきたことを知らせることにより、給油を停止させて給油口から燃料や作動油が溢出するのを防止している。
しかし、ストレーナの表面積が少ないためにストレーナを通過できる油量が限定され、図4に示すように、給油時にストレーナ1を通過できない燃料や作動油が逆流して、給油口2から溢出することが多い。このため、図5に示すように、作業者がストレーナ1を取り外して給油することがあり、然るときは、タンク3内の燃料や作動油4に不純物5が混入し易くなり、この不純物5によってエンジントラブルを誘発する原因となっている。
そこで、ストレーナの取り外しを防止してタンク内へ不純物が混入しないようにするとともに、給油時に燃料や作動油が給油口から溢出するのを防止するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、筒状のストレーナであって、該ストレーナの上面開口部をタンクの給油口に固設し、該ストレーナの下面を前記タンクの底部に固設したことを特徴とする建設機械のタンクストレーナ装置を提供する。
前記ストレーナはタンクの給油口からタンクの底部に至る筒状に形成され、給油口から給油された燃料や作動油は前記筒状のストレーナを通過してタンクに充填される。燃料や作動油に不純物が混入している場合、不純物はストレーナを通過できないため、ストレーナの下方へ落下し、ストレーナ下部のタンク底部に沈殿する。
請求項2記載の発明は、上記ストレーナの下面が固設されているタンクの底部に排出口を設け、該排出口をプラグ若しくはコックにて閉塞した建設機械のタンクストレーナ装置を提供する。
通常時は前記プラグ若しくはコックにてタンク底部の排出口を閉塞し、燃料や作動油がタンク内に充填されるようにする。前記プラグ若しくはコックの閉塞を解除することにより、タンク底部の排出口が開放され、ストレーナ下部のタンク底部に堆積した不純物が排出口から外部へ排出される。
請求項1記載の発明は、筒状のストレーナの上面開口部をタンクの給油口に固設し、ストレーナの下面をタンクの底部に固設してあるので、作業者がストレーナを簡単に取り外すことができない。従って、給油に際して、燃料や作動油が必ずストレーナを通過するため、不純物がタンク内へ侵入するのを確実に阻止し、エンジントラブルの発生を未然に防止できる。
また、ストレーナはタンクの給油口からタンクの底部に至る筒状に形成されているので、従来型のストレーナよりも表面積が大きくなり、ストレーナを通過できる油量が増大して、給油時に燃料や作動油が逆流して給油口から溢出することを防止できる。
請求項2記載の発明は、上記タンクの底部に排出口を設けてプラグ若しくはコックにて閉塞することにより、給油された燃料や作動油がタンク内に充填される。また、前記プラグ若しくはコックの閉塞を解除することにより、ストレーナ下部のタンク底部に沈殿した不純物をタンクの外部へ排出することができ、不純物の除去作業を極めて容易に行うことができる。
以下、本発明に係る建設機械のタンクストレーナ装置について、好適な実施例をあげて説明する。ストレーナの取り外しを防止してタンク内へ不純物が混入しないようにするとともに、給油時に燃料や作動油が給油口から溢出するのを防止するという目的を、筒状のストレーナの上面開口部をタンクの給油口に固設し、該ストレーナの下面を前記タンクの底部に固設したことにより実現した。
図1は建設機械の一例として油圧ショベル10を示し、下部走行体11の上に旋回機構12を介して上部旋回体13が旋回自在に載置されている。上部旋回体13にはその前方一側部にキャブ14が設けられ、且つ、前方中央部にブーム15が俯仰可能に取り付けられている。更に、ブーム15の先端にアーム16が上下回動自在に取り付けられ、該アーム16の先端にバケット17が取り付けられている。
また、上部旋回体13の後部にはエンジン18を横向きに搭載してあり、該エンジン18の前方部に油圧ポンプをはじめとする各種機器(図示せず)が設けられ、更に、燃料タンク19及び作動油タンク20が取り付けられている。これらエンジン18や各種機器並びに燃料タンク19等はハウスカバー21にて被蔽されている。
図2は燃料タンク19の内部を示し、該燃料タンク19の上面に給油口22が設けられ、この給油口22の内側にストレーナ23が設置されている。該ストレーナ23は給油口22と略同じ開口部を有する筒状に形成され、該ストレーナ23の上面開口部を前記給油口22の内側に固設し、該ストレーナ23の下面を前記燃料タンク19の底部24に固設してある。
このように、該ストレーナ23が燃料タンクの給油口22から底部24に至る筒状に形成されているので、該ストレーナ23の表面積が従来型よりも極めて大きくなり、該ストレーナ23を通過できる油量が増大する。また、該ストレーナ23の下面が固設されている燃料タンクの底部24に排出口25を設け、該排出口25にコック26を取り付ける。通常時は、前記コック26を閉じて排出口25を閉塞しておく。
而して、前記コック26を閉じて排出口25を閉塞した状態で、前記給油口22から燃料を給油すれば、給油された燃料はストレーナ23を通過して燃料タンク19内に充填される。前述したように、ストレーナ23の表面積が極めて大きいため、給油された燃料はストレーナ23を極めて円滑に通過し、燃料がストレーナ23の内部で逆流して給油口22から溢出することはない。
また、該ストレーナ23はその上面開口部と下面が、夫々前記給油口22と燃料タンクの底部24に固設されているので、作業者が該ストレーナ23を簡単に取り外すことは不可能であり、該ストレーナ23を取り外して給油する不具合を防止できる。
前記給油口22から給油された燃料に不純物27が混入している場合は、不純物27はストレーナ23を通過できないため、図示したように、ストレーナ23の下方へ落下し、ストレーナ23下部のタンク底部24に沈殿する。従って、不純物27が燃料タンク19内へ侵入するのを確実に阻止し、エンジントラブルの発生を未然に防止できる。
前記不純物27がある程度の量まで堆積したときは、図3に示すように、前記コック26を回転して排出口25を開放する。然るときは、前記ストレーナ23下部のタンク底部24に堆積した不純物が、排出口25から燃料タンク19の外部へ排出される。
このように、前記コック26の回転操作にて、不純物の排出を極めて容易に行うことができる。尚、図示は省略するが、前記排出口25にプラグを挿入して閉塞してもよい。また、本実施例では、燃料タンク19についてのみ説明したが、前記作動油タンク20に於いても、同様の構成のストレーナを設けることにより、給油時に作動油が溢出することを防止でき、作動油に混入した不純物を該ストレーナにて確実に除去できる。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
10 油圧ショベル
19 燃料タンク
22 給油口
23 ストレーナ
24 底部
25 排出口
26 コック
27 不純物
19 燃料タンク
22 給油口
23 ストレーナ
24 底部
25 排出口
26 コック
27 不純物
Claims (2)
- 筒状のストレーナであって、該ストレーナの上面開口部をタンクの給油口に固設し、該ストレーナの下面を前記タンクの底部に固設したことを特徴とする建設機械のタンクストレーナ装置。
- 上記ストレーナの下面が固設されているタンクの底部に排出口を設け、該排出口をプラグ若しくはコックにて閉塞した請求項1記載の建設機械のタンクストレーナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003409904A JP2005170119A (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | 建設機械のタンクストレーナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003409904A JP2005170119A (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | 建設機械のタンクストレーナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005170119A true JP2005170119A (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=34731116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003409904A Pending JP2005170119A (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | 建設機械のタンクストレーナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005170119A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012077048A1 (en) | 2010-12-07 | 2012-06-14 | John Edgar Scragg | Barrier system for removing water and solid contaminents from fuel |
JP2020022385A (ja) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | 株式会社丸山製作所 | 液体タンク装置 |
JP2021122793A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 株式会社やまびこ | タンクフィルタ |
-
2003
- 2003-12-09 JP JP2003409904A patent/JP2005170119A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012077048A1 (en) | 2010-12-07 | 2012-06-14 | John Edgar Scragg | Barrier system for removing water and solid contaminents from fuel |
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JP2021122793A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 株式会社やまびこ | タンクフィルタ |
JP7405634B2 (ja) | 2020-02-06 | 2023-12-26 | 株式会社やまびこ | タンクフィルタ |
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