JP3118073U - 鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造 - Google Patents

鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造の提供。
【解決手段】濾過装置の導水管31内に取り付けることにより、停電時に濾過装置から水が逆流する現象を防止する機構である。濾過装置の導水管の底部に内管32を挿入し、この内管を導水管内に差込むが、当該導水管内部における内管の管口の箇所には逆止弁33が設置されている。逆止弁は数個の凹型溝331から成る構造であり先端には止水部332を具備しているので、抽水モーター停止に当たり水が濾過装置から導水管に向かって流れるが、水は逆止弁の止水部分により内管の管口部分で遮断され、濾過装置中において一定の水位が保たれることから、抽水モーターの運転再開に当たり水位不足を原因とする空転による故障を回避して、濾過装置における恒常的な正常運転を確保せしめるものである。
【選択図】図2

Description

本考案は鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造に関するものであり、濾過装置の導水管内に取り付けることにより、停電時に濾過装置から水が逆流する現象を防止する結構である。
図1において従来型の水槽濾過装置の構造図が示されている。濾過装置1が水槽2の側面に取り付けられ、その導水管11の一端が送水孔を兼ね水槽2の上部まで伸びており、もう一方は濾過装置1内部の抽水モーター12に連結されている。抽水モーター12運転時において、水槽2内の水は抽水モーター12の作用により導水管11を経て濾過装置1の内部容器10に流入、内部容器10が満たされると同時に水は吐水口13から水槽2に流入するという、いわゆるサイフォンの原理で循環作用を発生させたものである。
しかし抽水モーター12が停電またはその他の原因により運転停止された場合には、内部容器10の水位が水槽2の最高水位を上回ることにより逆サイフォンの原理が発生し、内部容器10の水が導水管11を経て水槽2まで逆流し、内部容器10の水位は抽水モーター12の出水位置を下回ることになることから、停電から回復して抽水モーター12が再び運転を開始するに当たり、空転により容易に抽水モーター12の故障をまねき、これが使用者にとってネックと認められている。
上述した従来の構造は、停電後の回復に当たり抽水モーターが空転する欠点があり、濾過装置の機能喪失をまねく。本考案の目的は、従来型の欠点に鑑みて、濾過装置内の抽水モーターの空転、故障による逆流を有効に防止することにある。主な構造としては、濾過装置の導水管の底部に内管を挿入し、この内管を導水管内に差込むが、当該導水管内部における内管の管口の箇所には逆止弁が設置されている。逆止弁は数個の凹型溝から成る構造であり下端には止水部を具備しているので、抽水モーターが起動され水が内管の管口および導水管を流れるに当たり、その水撃作用で逆止弁を上方に押し上げ、水は凹型溝から導水管を経て濾過装置内へと流れる。これとは逆に、抽水モーター停止に当たり水は導水管から内管に向かって流れるが、この場合、逆止弁には止水部が内管の管口部分に取り付けられているため水は逆流せず濾過装置内に保たれ、抽水モーターの運転再開に当たり水位不足を原因とする空転による故障を回避できる。
これによって本考案は従来型の欠点を有効に解決したことになり、濾過装置内の水を水槽に逆流させず一定の水位を維持して濾過装置における恒常的な正常運転を確保せしめるものである。
請求項1の考案は、鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造において、抽水モーター付き濾過装置の導水管内に内管が設けられ、この内管が導水管内に差込まれ、当該導水管内部と内管の管口の箇所に逆止弁が設置され、
逆止弁は導水管内にあり、その一端は数個の凹型溝から成り、下端には止水部を具備し、水を止水部により内管の管口部分で遮断するよう形成されたことを特徴とする、鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造において、当該逆止弁は導水管内において上下に移動可能であることを特徴とする、鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造としている。
請求項3の考案は、請求項1記載の鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造において、当該内管近くの管口において止水リングが設けられたことを特徴とする、鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造としている。
本考案の構造は従来型濾過装置の逆流という欠点を克服するものであり、濾過装置における恒常的な正常運転を確保し、良好な濾過機能を発揮させることを可能とする。
図2〜図4に示すとおり、本考案は濾過装置3の導水管31底部に内管32が設けられ、導水管31の内側と内管32の管口321の箇所には逆止弁33が設置されている。
そのうち、濾過装置3は水槽2の側面に取り付けられており、内部構造として内部容器30、吐水口301を具備しており、内部容器30内には抽水モーター34があり、その側面には出水口341が設けられている。
導水管31の形状は" かすがい型" で、その一端は濾過装置3内の内部容器30内に至り、抽水モーター34と連結されている。もう一端は水槽4内に伸びている。
内管32は導水管31内に挿入されており、その一端で管口321に近い箇所には止水リング322が設けられ、漏洩防止機能および内管32の上下における長さ調節機能を有し、もう一端には若干の透過槽323が設けられている。
逆止弁33は導水管31内部に設置され、水撃作用により上下移動が可能である。上端部は数個の凹型溝331、下端部には止水リング332が設けられており、この止水部332 が内管32の管口321の箇所において逆流水を遮断する。
上記の構造は図4、図5に示されるとおりである。抽水モーター34の運転時において水槽内の水は内管32の透過槽323を経て管口321の方向に流れ、水撃作用で管口321に取り付けられた逆止弁33を上方に押し上げ、水は凹型溝331を通過して導水管31までスムーズに流れ、抽水モーター34の出水口341を経て内部容器30に至り、循環濾過機能を発揮する。
これとは逆に、抽水モーター34が停電により停止した場合には、内部容器30の水位は水槽4の水位よりも高いため逆サイフォン効果が発生することから、内部容器30の水は抽水モーター34の出水口341から導水管31へと逆流するが、水が逆止弁33の箇所を流れるに当たり、水撃作用が下方に向かって働き、内管32の管口321における止水部332に遮断作用を発生させて水槽4に逆流するのを阻止する(図6に示すとおり)。
このように、内部容器30の水位は最高レベルが維持され、抽水モーター34の出水口341の高度を超える部分に関しては、電力の回復に当たり抽水モーター34の正常運転により濾過操作を行うことが可能であり、これによって従来型濾過装置の逆流による抽水モーター空転・故障を有効に解決するものである。
従来の水槽濾過装置断面図。 本考案の立体分解図。 本考案の立体外観図。 本考案の外観断面図。 本考案におけるI-I 断面図。 本考案の操作表示図。
符号の説明
1 濾過装置 10 内部容器
11 導水管 12 抽水モーター
13 吐水口 2 水槽
3 濾過装置 30 内部容器
301 吐水口 31 導水管
32 内管 321 管口
322 止水リング 323 透過槽
33 逆止弁 331 凹型溝
332 止水部 34 抽水モーター
341 出水口 4 水槽

Claims (3)

  1. 鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造において、抽水モーター付き濾過装置の導水管内に内管が設けられ、この内管が導水管内に差込まれ、当該導水管内部と内管の管口の箇所に逆止弁が設置され、
    逆止弁は導水管内にあり、その一端は数個の凹型溝から成り、下端には止水部を具備し、水を止水部により内管の管口部分で遮断するよう形成されたことを特徴とする、鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造。
  2. 請求項1記載の鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造において、当該逆止弁は導水管内において上下に移動可能であることを特徴とする、鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造。
  3. 請求項1記載の鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造において、当該内管近くの管口において止水リングが設けられたことを特徴とする、鑑賞魚用水槽用濾過装置の逆流防止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008023512A1 (fr) * 2006-08-25 2008-02-28 Kabushiki Kaisha Tominaga Jyushi Kogyosho Dispositif de trop-plein pour un réservoir d'eau

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