JP2011236876A - 排水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水装置において、サイフォン排水を行い、その排水中に排水を停止させ、しかも、その排水停止後に、貯水槽の水位が上昇したとしても、自動排水により水位を一定に保つ。
【解決手段】排水装置1は、貯水槽2から排水槽6に向けて順に連接された第1サイフォン管3、トラップ管4及び第2サイフォン管5と、第1サイフォン管に溜まった空気を吸引する吸上げポンプ72と、第2サイフォン管を大気開放する大気開放バルブ92とを備える。吸上げポンプ72の動作により、第1サイフォン管、トラップ管及び第2サイフォン管は貯水槽からの水で満たさ、サイフォン排水が開始される。その排水中に大気開放バルブ92が開かれることにより、サイフォン切れが発生するので、サイフォン排水が停止する。貯水位は第2サイフォン管の管内頂部と等しくなり、その後、貯水位が上昇したとしても、第2サイフォン管は上昇分の水を自動排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯水槽に貯留された水を排出する排水装置に関する。
従来から、貯水槽内に、逆U字状のサイフォン管の一端を吸込口として配置し、このサ
イフォン管のサイフォン作用により、貯水槽の水を吸込口から吸い上げて、その水を排水
路等に排出する排水装置が知られている。上記排水装置においては、サイフォン作用を生
じさせるためにサイフォン管内を満水状態にする必要があり、そのため、サイフォン管の
頂部に吸気孔が形成されており、その吸気孔から管内の空気が真空ポンプ等により強制的
に排出される(例えば、特許文献1参照)。
上記排水装置においては、貯水槽の水位(以下、貯水位という)がサイフォン管の頂部
の位置よりも低く、その頂部管内に空気が溜まっていたとしても、上記真空ポンプ等によ
る強制排気により、貯水槽の水が頂部管内に吸い上げられてサイフォン管内が水で満たさ
れるので、サイフォン作用による排水(以下、サイフォン排水という)を開始することが
できる。しかも、任意の貯水位で上記排水を始めることができる。
しかしながら、上記排水装置においては、サイフォン排水が開始されると、貯水位が排
水路等の水位と同じになるまで排水が続いてしまう。そのため、サイフォン排水中に排水
を停止することが難しかった。
特開平5−231397号公報
本発明は、上記の従来の問題を解決するためになされたものであり、貯水槽に貯留され
た水を排水する排水装置において、サイフォン作用によって排水することができ、その排
水中に排水を停止することができ、しかも、その排水停止後に、貯水槽の水位が上昇した
としても、自動排水により水位を一定に保つことができる排水装置を提供することを目的
とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯水槽に貯留された水を排水する排水装置におい
て、前記貯水槽内に下端が開口する立管の上端部を逆U字状に折曲し垂下させて成る第1
のサイフォン管と、前記第1のサイフォン管の垂下させた端部に一端が連接されたU字型
のトラップ管と、前記トラップ管の他端に一端が連接された立管を逆U字状に折曲し垂下
させて排水立管として成る第2のサイフォン管と、前記第1のサイフォン管の頂部に設け
た吸気孔から該第1のサイフォン管内の空気を吸引する空気吸引手段と、前記空気吸引手
段の吸引動作をオン/オフするためのスイッチ手段と、前記第2のサイフォン管の頂部に
接続され、開閉動作により該頂部管内を大気開放状態と密閉状態とに切り換える大気開放
バルブと、を備え、前記貯水槽は、前記第2のサイフォン管の頂部よりも高い位置まで水
を溜めることが可能に構成され、前記貯水槽の水位が前記第2のサイフォン管の頂部より
も高く、前記第1のサイフォン管内に空気が溜まり、前記トラップ管が水封され、かつ前
記大気開放バルブが閉じられた状態で、前記スイッチ手段が前記空気吸引手段による吸引
動作をオンし、該空気吸引手段が第1のサイフォン管内に溜まっている空気を吸引したと
き、貯水槽内の水は吸い上げられ、これにより、第1のサイフォン管及びトラップ管は、
管内が水で満たされ、貯水槽からの水圧により第2のサイフォン管に送水し、第2のサイ
フォン管は、第1のサイフォン管から送られた水を落下させることによりサイフォン作用
を生じさせて貯水槽から排水し、前記排水状態において、前記大気開放バルブが開かれる
ことにより、前記第2のサイフォン管は、サイフォン作用による排水を停止して、前記貯
水槽の水位を該サイフォン管の管内頂部と等しい高さとし、かつ、貯水槽の水位が上昇し
たときは、その上昇した量の水を自動排出することを特徴とする。
上記排水装置において、前記第2のサイフォン管の頂部は、前記第1のサイフォン管の
頂部よりも低いことが好ましい。
上記排水装置において、前記第2のサイフォン管は、該サイフォン管の垂下部の管内に
、前記トラップ管とは反対側の管内壁に沿うように設けられた空気排出ガイドパイプを有
し、該垂下部及び空気排出ガイドパイプの各々の下端は、該サイフォン管からの排水を溜
める排水槽内の水中に浸されており、前記空気排出ガイドパイプは、前記第2のサイフォ
ン管による排水中、該サイフォン管内に溜まっている空気を、該空気排出ガイドパイプに
入り込む水の落下により吸い込み、前記排水槽内に排出することが好ましい。
本発明によれば、第1のサイフォン管に溜まった空気が空気吸引手段により吸引される
ことにより、第1のサイフォン管と、これに順に連接されるトラップ管及び第2のサイフ
ォン管とが、貯水槽からの水で満たされるので、サイフォン作用により排水することがで
きる。また、その排水中に大気開放バルブが開かれることにより、第2のサイフォン管の
管内が大気開放され、サイフォン切れが発生するので、サイフォン作用による排水を停止
することができる。また、その排水停止後、貯水槽の水位は、第2のサイフォン管の管内
頂部と等しい高さになるが、その後、貯水槽の水位が上昇したとしても、上昇した量の水
が第2のサイフォン管から自動的に排出されるので、貯水槽の水位を一定に保つことがで
きる。
本発明の第1の実施形態に係る排水装置の構成図。 (a)〜(c)は上記排水装置のトラップ管の水封動作前、水封動作中、水封完了時の様子を示す図。 (a)〜(d)は上記排水装置の排水開始時の様子を時系列で示す図。 上記排水装置における排水処理の調整例を示す図。 上記とは別の調整例を示す図。 上記排水装置のトラップバランス止水状態における貯水位維持の様子を示す図。 上記実施形態の変形例に係る排水装置の構成図。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る排水装置の構成図、(b)は上記排水装置の空気排出ガイドパイプの横断面図。 上記空気排出ガイドパイプの変形例を示す横断面図。 上記空気排出ガイドパイプの作用について説明するための図。
以下、本発明の各種実施形態に係るサイフォン式排水装置(以下、排水装置と略記)に
ついて図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る排水装置の構成を示す。本実施形態の排水装置
1は、貯水槽2に貯留された水をサイフォン作用により排水槽6へ排水するものであり、
第1サイフォン管3と、トラップ管4と、第2サイフォン管5とを備え、これらは、この
順に連接された管路を形成する。本実施形態は、管路両端を水中に浸けたトラップサイフ
ォンとしている。
第1サイフォン管3は、貯水槽2内に設けられた吸水立管31の上端部を逆U字状に折
曲し垂下させて成り、吸水立管31の下端31aは貯水槽2内の底面近傍に開口しており
、貯水槽2内の水中に浸されている。トラップ管4は、U字型状であり、第1サイフォン
管3の垂下させた端部32に一端4aが連接され、水封されている。第2サイフォン管5
は、トラップ管4の他端4bに一端が連接された立管51を逆U字状に折曲し垂下させて
排水立管52として成る。排水立管52から排出される水は排水槽6に溜まる。
排水立管52の下端52aは、排水槽6内の水中に浸されており、吸水立管31の下端
31a以下の高さである。下端52aの位置は、水面近くが望ましい。下端52aは、装
置の外側へ向けて略L字状に折り曲げられており、この折曲形状により排水が促進される
。下端52aの形状は上記に限定されない。両サイフォン管3、5及びトラップ管4は、
略同径の円筒形状とし、水流抵抗が小さくなるように滑らかに折り曲げられていることが
望ましい。両サイフォン管3、5及びトラップ管4は、一体に形成されていても、又は管
内の継ぎ目部分に段差が生じてそれが水流抵抗とならないように継ぎ合わされていてもよ
い。
第1サイフォン管3、第2サイフォン管5の折曲部分にそれぞれ対応する頂部3a、5
aは、高さが異なっており、頂部5aは頂部3aよりも低い。頂部3aには吸気孔33が
設けられている。第1サイフォン管3は、貯水槽2の槽壁を跨ぐように配置されている。
貯水槽2は、第1サイフォン管3の頂部3aよりも低く、かつ、第2サイフォン管5の頂
部5aよりも高い位置まで水を溜めることが可能な構成とされている。貯水槽2は、頂部
3aよりも高い水位まで貯水可能な構成であってもよい。
また、排水装置1は、頂部3aの管内に溜まった空気を吸気孔33から吸い出す空気吸
引機構7と、大気開放機構8、9とをさらに備える。空気吸引機構7は、上記の空気吸出
し動作により、吸水立管31内の水を吸い上げ、第1サイフォン管3内を満水にし、両サ
イフォン管3、5のサイフォン作用による排水(以下、サイフォン排水という)を生じさ
せる。大気開放機構8、9は、それぞれ、頂部3aの管内と頂部5aの管内とを、大気開
放状態と密閉状態とに切り換える。大気開放機構8、9は、サイフォン排水中に、頂部3
a、5aを大気開放することにより、サイフォン切れを生じさせて、排水状態を変更する
空気吸引機構7は、吸気孔33と連接した吸気管71と、吸気管71により第1サイフ
ォン管3と連通した吸上げポンプ72(空気吸引手段)と、吸上げポンプ72の動作をオ
ン/オフするための操作器73(スイッチ手段を構成)と、フローセンサ74(スイッチ
手段を構成)と、吸気管71内に挿入された逆止弁75とを有する。吸上げポンプ72は
、吸気管71を通して吸気孔33から第1サイフォン管3内の空気を吸引する。フローセ
ンサ74は、吸上げポンプ72が第1サイフォン管3の管内空気の吸出し完了後も吸引動
作を継続したときに、その吸引力により吸気管71に吸い上げられる第1サイフォン管3
内の水を検出する。
吸上げポンプ72は、ユーザによる操作器73への操作に基づいて始動/停止し、フロ
ーセンサ74による検知結果に基づいて動作を自動停止する。操作器73は、操作釦、操
作スイッチ、タッチパネル等のいずれでもよい。吸上げポンプ72と操作器73とは、一
体であってもよいし、別体であってもよい。
フローセンサ74は、吸気管71内の水流、すなわち、吸気管71への水の浸入を検出
する水流センサにより構成され、その検出結果を吸上げポンプ72に送出する。吸上げポ
ンプ72はこの検出結果を受けて吸引動作を自動的にオフする。
逆止弁75は、吸気管71内の空気の流通可能な方向を、吸気孔33から吸上げポンプ
72に向かう方向だけに制限する。この方向制限により、逆止弁75は、吸上げポンプ7
2の動作停止時に、第1サイフォン管3に空気が逆流することを防止し、サイフォン排水
中の上記逆流に起因するサイフォン切れを抑制する。
大気開放機構8は、一端が吸気管71に連接され他端が大気開放された大気開放管81
と、この大気開放管81を開閉する大気開放バルブ82とを有する。大気開放管81は、
頂部3aに連接されていてもよい。大気開放バルブ82は、バルブの開閉動作により、大
気開放管81を開閉し、これにより、頂部3aの管内を大気開放状態と密閉状態とに切り
換える。大気開放バルブ82は、サイフォン排水中に、頂部3aを大気開放することによ
り、両サイフォン管3、5においてサイフォン切れを生じさせ、排水を停止する。
大気開放機構9は、一端が第2サイフォン管5の頂部5aに接続され他端が大気開放さ
れた大気開放管91と、この大気開放管91を開閉する大気開放バルブ92とを有する。
大気開放バルブ92は、バルブの開閉動作により、大気開放管91を開閉し、これにより
、頂部5aの管内を大気開放状態と密閉状態とに切り換える。大気開放バルブ92は、サ
イフォン排水中に、頂部5aを大気開放することにより、第2サイフォン管5のみにおい
てはサイフォン切れを生じさせ、第1サイフォン管3におけるサイフォン作用は維持され
る。これにより、排水の形態は、サイフォン排水から、貯水槽2の水位(以下、貯水位と
いう)とサイフォン管5の管内頂部5bとの高低差に応じた排水に変更され、その高低差
がなくなるまで排水が継続する。
両サイフォン管3、5、トラップ管4、及び大気開放管81、91の材料は特に限定さ
れず、塩化ビニル又はFRP(Fiber Reinforced Plastics)等の樹脂、金属、又はコ
ンクリート等のいずれであってもよい。大気開放管81、91の管径は両サイフォン管3
、5の管径よりも小さい。
次に、排水装置1において排水前に必要なトラップ管4の水封処理について図2を参照
して説明する。図2(a)〜(c)は、トラップ管4の水封動作前、水封動作中、水封完
了時の様子を示す。水封前の準備状態においては、貯水槽2及び排水槽6には水が溜まり
、吸水立管31の下端31aと排水立管52の下端52aとは水没し、大気開放バルブ8
2、92は閉じられている(図2(a)参照)。
上記の準備状態で、操作器73が操作されて、吸上げポンプ72の動作がオンされると
、吸上げポンプ72は、第1サイフォン管3内の空気を吸い出し、これにより、第1サイ
フォン管3、トラップ管4、及び第2サイフォン管5の管内に負圧を生じさせる。この負
圧に基づき、吸水立管31及び排水立管52は、貯水槽2及び排水槽6から吸水する。こ
の吸水が続くと、吸水立管31又は排水立管52から水が溢れ、その水がトラップ管4に
溜まり(図2(b)参照)、トラップ管4は水封される(図2(c)参照)。水封後、吸
上げポンプ72は、操作器73の操作により吸引動作がオフされてもよいし、吸引動作を
継続してもよい。吸引動作が継続される場合、排水装置1は自動的に排水動作に移行する
次に、排水装置1における排水動作を説明する。排水装置1の排水開始時の様子を時系
列で図3(a)〜(d)に示す。ここで、第2サイフォン管5の管内頂部5bの高さ、す
なわち、立管51の水が管内頂部5bを乗り越えて排水立管52に流れ込む水位を排水ラ
インL1という。排水に際して、貯水位は排水ラインL1よりも高く、第1サイフォン管
3内に空気が溜まり、トラップ管4は水封され、大気開放バルブ82、92は閉状態であ
るとする。
図3(a)は、第1サイフォン管3内の空気が吸い出される様子を示す。吸上げポンプ
72は、トラップ管4の水封後にオフされて、その後、再びオンされるか、又は、水封時
から連続してオン状態にあるとき、第1サイフォン管3内に溜まっている空気を水封時よ
りもさらに吸い出す。この吸引力に起因する負圧により、貯水槽2内の水は吸い上げられ
、吸水立管31の水位が上昇すると共に、トラップ管4の第1サイフォン管3側の立管4
1の水位が上昇する。立管41内の水位上昇により、トラップ管4の第2サイフォン管5
側の立管42の水位が下降し、排水立管52内に溜まっている水に負圧が掛かり、その水
位が上昇する。
図3(b)は、第1サイフォン管3内が満水になった状態を示す。貯水槽2内の水の吸
上げにより、第1サイフォン管3及びトラップ管4は、管内が水で満たされ、貯水位と排
水ラインL1との高低差に応じた、貯水槽2からの水圧により、第2サイフォン管5に送
水する。これにより、第2サイフォン管5からの排水が始まり、第1サイフォン管3にお
いてサイフォン作用が引き起こされる。第1サイフォン管3内の水が吸上げポンプ72の
吸引力により吸気管71に吸上げられると、フローセンサ74はそれを検知し、吸上げポ
ンプ72は吸引動作を自動停止する。
図3(c)は、サイフォン排水開始時の様子を示す。第2サイフォン管5は、第1サイ
フォン管からトラップ管4経由で送られた水で満たされ、第1サイフォン管3、トラップ
管4、及び第2サイフォン管5は満水状態になり、水封された閉管路を形成する。第2サ
イフォン管5は、第1サイフォン管3からの水を排水立管52により落下させて、第2サ
イフォン管5の管内空気を排出し、これにより、両サイフォン管3、5においてサイフォ
ン作用を生じさせ、サイフォン排水を開始する。ここで、排水槽6の水位を放流ラインL
2という。上記サイフォン排水は、貯水位と放流ラインL2との水位差の水圧に基づいて
排水される。
図3(d)は、サイフォン排水完了時の様子を示す。サイフォン排水により、貯水槽2
の水位は下降し、排水槽6の水位と略同じ高さの低水位になり、サイフォン排水は自動的
に停止する。
次に、サイフォン排水中(上記図3(c)参照)の排水制御の様子を図4及び図5に示
す。図4は、サイフォン排水中に大気開放バルブ82が開かれたときの様子を示す。この
とき、第1サイフォン管3は管内が大気開放され、これにより、両サイフォン管3、5に
おいてサイフォン切れが発生し、排水が停止する。トラップ管4は、水封されたままであ
り、次回の排水時には、上記図2(a)〜(c)に図示の水封処理が省略される。
図5は、サイフォン排水中に大気開放バルブ92が開かれたときの様子を示す。このと
き、第2サイフォン管5は管内が大気開放され、これにより、サイフォン作用が切れ、第
2サイフォン管5はサイフォン排水を停止する。第1サイフォン管3は満水状態を維持す
る。大気開放バルブ92が開かれたとき、貯水位が排水ラインL1よりも高ければ、第2
サイフォン管5は、サイフォン排水を停止するが、貯水位と排水ラインL1との水位差の
水圧による排水を続ける。この排水における単位時間あたりの排水量は、上記水圧に応じ
た値であり、サイフォン排水時よりも少ない。上記排水の継続により、第2サイフォン管
5は、貯水位を排水ラインL1と略等しい高さとし、その後、排水を停止する。この止水
状態の立管42、51においては、貯水槽2からの水圧により水面を上昇させる力と、水
面に加わる大気圧とがバランスしている。以下、この止水状態を、トラップバランス止水
状態という。大気開放バルブ92が開かれたとき、貯水位が、排水ラインL1以下で、か
つトラップ管4の管内の上底部4c以上の高さ(以下、この高さ範囲をトラップバランス
止水可能範囲という)であれば、第2サイフォン管5は、その貯水位で排水を停止し、立
管42、51内は上記貯水位と同じ水位になり、トラップバランス止水状態になる。
次に、トラップバランス止水状態における排水調整を説明する。図6は、トラップバラ
ンス止水状態において貯水位が上昇したときの様子を示す。貯水位が上昇したとき、第2
サイフォン管5は、貯水位と排水ラインL1との水位差の水圧により自動排水し、すなわ
ち、上昇した量の水を自動排出する。
本実施形態においては、貯水位が第1サイフォン管3の頂部3aの位置よりも低く、そ
の頂部3aの管内に空気が溜まっていたとしても、吸上げポンプ72による強制排気によ
り、貯水槽2の水が頂部3a管内に吸い上げられて第1サイフォン管3の管内が水で満た
される。そして、第1サイフォン管3からの送水により、トラップ管4及び第2サイフォ
ン管5が充水状態になり、従って、サイフォン排水を開始することができる。しかも、任
意の貯水位からサイフォン排水を始めることができる。また、サイフォン排水により、貯
水槽2の底層水を汲み上げ、排水することができる。
また、サイフォン排水中に大気開放バルブ92が開かれることにより、第2サイフォン
管5の管内が大気開放され、サイフォン切れが発生するので、サイフォン排水を停止する
ことができる。
また、上記排水停止後、貯水位は、第2サイフォン管5の管内頂部5bと等しい高さに
なるが、その後、貯水位が上昇したとしても、上昇した量の水が第2サイフォン管5から
自動的に排出されるので、貯水位を一定に保つことができる。
また、第2サイフォン管5の管内頂部5bの高さを任意に設定することにより、トラッ
プバランス止水可能範囲を調整することができる。
また、第2サイフォン管5の頂部5aは、第1サイフォン管3の頂部3aよりも低いの
で、サイフォン排水中には、貯水槽2からの水流が頂部3aから落下して再び上昇する高
さが低くなり、従って、水流が頂部5aを乗り越え易くなる。そのため、サイフォン切れ
を防ぐことができる。また、単位時間あたりの排水量を増加させることができる。
また、サイフォン排水中に大気開放バルブ82を開けば、任意のときに排水を停止する
ことができるので、任意の貯水位で排水を停止することができる。
また、下端52aが排水槽6の水中の水面近くに配置された場合、排水中に下端52a
から水中に排出される空気は、下端52aを潜って大気に開放され易くなり、空気排出速
度が速くなる。そのため、第2サイフォン管5において、排水開始時から、管内が充水状
態になる時までの期間を短縮することができる。従って、サイフォン排水を開始するため
の操作から実際にサイフォン排水が開始するまでの待ち時間を短くすることができ、操作
に対する即応性の向上を図ることができる。
また、第1サイフォン管3、トラップ管4及び第2サイフォン管5から成る排水管路の
途中に、排水停止機構として、機械的な閉止機構を設ける必要がないので、上記排水管路
は、既成配管の組み合わせで済み、構成を簡単化することができ、製造コストを抑えるこ
とができる。
本実施形態の排水装置1は、ダム湖(貯水槽2に相当)から排水するためのダム排水設
備に適用することができる。排水装置1はダムの堤体を跨いで設置される。吸水立管31
及び排水立管52は、フレキシブル配管で構成することができ、堤体に沿って配置される
。本適用例においては、上記ダム排水設備を既設の堤体に取り付ける際、両サイフォン管
3、5又はトラップ管4を堤体に埋め込む工事等が不要になり、工事期間の短縮及び工事
費用の低減を図ることができる。
(第1の実施形態の変形例)
図7は、上記第1実施形態の一変形例に係る排水装置の構成を示す。この排水装置1は
、上記第1実施形態と比べ、第1サイフォン管3の端部32に連接された給水管34と、
この給水管34を開閉する給水バルブ35とをさらに備える。
給水管34は、トラップ管4に給水し、トラップ管4を水封する。給水管34の連接対
象は端部32に限定されず、トラップ管4に給水可能な位置に設置されていればよい。給
水バルブ35は、バルブの開閉動作により給水管34を開閉し、これにより、給水管34
による給水とその停止とを切り換える。また、給水バルブ35は、開度調整可能に構成さ
れており、その開度調整により、給水管34による給水量を変更可能である。
本変形例においては、給水バルブ35を開ければ、給水管34からトラップ管4に給水
されるので、上記第1の実施形態と比べて、トラップ管4の水封処理に要する時間を短縮
することができる。また、給水バルブ35の開度調整による給水管34の給水量制御が可
能なので、トラップ管4の水位を調整し易くなる。従って、トラップ管4の水封のし損な
い、及び、給水過多によるトラップ管4のオーバーフローを防ぐことができる。
(第2の実施形態)
図8(a)(b)は、第2の実施形態に係る排水装置の構成と、その排水装置の空気排
出ガイドパイプ(以下、ガイドパイプという)の構成とを示す。同図において、上記第1
の実施形態と同じ構成(上記図1参照)には、同一の符号を付す。第2の実施形態の第2
サイフォン管5は、排水立管52(垂下部)の管内に、ガイドパイプ53を有する。
ガイドパイプ53は、第2サイフォン管5においてトラップ管4とは反対側の管内壁に
沿うように設けられた円筒形状の立管であり、ガイドパイプ53の上端53aは、第2サ
イフォン管5の管内頂部5bよりも低く、下端53bは、排水槽6内の水中に浸されてい
る。下端53bは、排水立管52の下端52aの形状に沿っており、装置の外側に向って
略L字状に折曲形成されている。ガイドパイプ53の管径は、第2サイフォン管5の管内
の水流を妨げない程度が望ましい。下端53bの形状は上記に限定されない。ガイドパイ
プ53は、図9に示されるように、第2サイフォン管5を仕切って成る管であってもよい
次に、ガイドパイプ53の作用について図10を参照して説明する。図10は、第2サ
イフォン管5による排水を開始した状態を示す。この状態では、貯水槽2からの送水によ
り第1サイフォン管3の管内は満水状態であり、第2サイフォン管5の管内は満水状態で
はなく空気が溜まっており、サイフォン排水前の状態であるとする。
上記の状態において、貯水槽2からの水圧を受けた、勢いの有る水流は、第2サイフォ
ン管5の管内頂部5bを乗り越えて、トラップ管4とは反対側の管内壁に飛び散り、ガイ
ドパイプ53に入り込んで落下する。ガイドパイプ53は、第2サイフォン管5の頂部5
a内に溜まっている空気を、ガイドパイプ53に入り込む水の落下により吸い込み、排水
槽6内に泡として排出する。
本実施形態においては、ガイドパイプ53により、第2サイフォン管5の管内の空気が
排出されるので、空気排出速度が速くなる。従って、第2サイフォン管5において、排水
開始時から、管内が充水状態になる時までの期間をさらに短くすることができる。
また、第2サイフォン管5の管内空気を確実に排出することができ、空気溜まりに起因
したサイフォン切れを防ぐと共に、水流の妨げをなくすことができる。その結果、サイフ
ォン作用をさらに安定化することができる。
なお、ガイドパイプ53を第2サイフォン管5のトラップ管4側の管内壁に沿って設置
することも考えられるが、この場合は、管内頂部5bを乗り越えた水が上記管内壁を伝っ
てガイドパイプに連続的に入り込むか、又は、ガイドパイプを勢いよく飛び越えてしまう
ので、水が入り込み難く、空気を取り込み難い。これに対して、本実施形態では、ガイド
パイプ53がトラップ管4とは反対側の管内壁に沿って設けられているので、上記に比べ
、適度に水が入り込み、従って、空気を吸い込み易い。
本発明は、上記第1の実施形態とその変形例、及び第2の実施形態の構成に限定される
ものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。例えば、吸気管71に開閉バル
ブを設け、この開閉バルブが開状態のときに吸上げポンプ72が第1サイフォン管3の管
内空気を吸引してもよい。上記開閉バルブは吸上げポンプ72に連動し、吸上げポンプ7
2がオン/オフのときに自動的に開/閉状態になるように構成されていてもよい。また、
吸上げポンプ72が第1サイフォン管3の管内空気を吸い出し終えて水を吸引し始めたと
き、吸上げポンプ72による吸引負荷が増大するので、吸上げポンプ72は、この吸引負
荷の増大を検知して自動的に吸引動作を停止しても構わない。また、第2サイフォン管5
の代わりに、排水口が大気開放された排水管が設けられていてもよい。この排水管を設け
た排水装置1においては、吸上げポンプ72の吸引動作により貯水槽2及び排水槽6から
水を吸い上げてトラップ管4を水封することは難しいので、上記変形例の給水管34及び
給水バルブ35が設けられる。また、第1の実施形態の変形例と第2の実施形態とを組み
合わせても構わない。
1 排水装置
2 貯水槽
3 第1サイフォン管
3a 頂部
31 吸水立管(立管)
33 吸気孔
4 トラップ管
5 第2サイフォン管
5a 頂部
5b 管内頂部
51 立管
52 排水立管(垂下部)
53 空気排出ガイドパイプ
6 排水槽
72 吸上げポンプ(空気吸引手段)
73 操作器(スイッチ手段を構成)
74 フローセンサ(スイッチ手段を構成)
92 大気開放バルブ

Claims (3)

  1. 貯水槽に貯留された水を排水する排水装置において、
    前記貯水槽内に下端が開口する立管の上端部を逆U字状に折曲し垂下させて成る第1の
    サイフォン管と、
    前記第1のサイフォン管の垂下させた端部に一端が連接されたU字型のトラップ管と、
    前記トラップ管の他端に一端が連接された立管を逆U字状に折曲し垂下させて排水立管
    として成る第2のサイフォン管と、
    前記第1のサイフォン管の頂部に設けた吸気孔から該第1のサイフォン管内の空気を吸
    引する空気吸引手段と、
    前記空気吸引手段の吸引動作をオン/オフするためのスイッチ手段と、
    前記第2のサイフォン管の頂部に接続され、開閉動作により該頂部管内を大気開放状態
    と密閉状態とに切り換える大気開放バルブと、を備え、
    前記貯水槽は、前記第2のサイフォン管の頂部よりも高い位置まで水を溜めることが可
    能に構成され、
    前記貯水槽の水位が前記第2のサイフォン管の頂部よりも高く、前記第1のサイフォン
    管内に空気が溜まり、前記トラップ管が水封され、かつ前記大気開放バルブが閉じられた
    状態で、前記スイッチ手段が前記空気吸引手段による吸引動作をオンし、該空気吸引手段
    が第1のサイフォン管内に溜まっている空気を吸引したとき、貯水槽内の水は吸い上げら
    れ、これにより、第1のサイフォン管及びトラップ管は、管内が水で満たされ、貯水槽か
    らの水圧により第2のサイフォン管に送水し、第2のサイフォン管は、第1のサイフォン
    管から送られた水を落下させることによりサイフォン作用を生じさせて貯水槽から排水し

    前記排水状態において、前記大気開放バルブが開かれることにより、前記第2のサイフ
    ォン管は、サイフォン作用による排水を停止して、前記貯水槽の水位を該サイフォン管の
    管内頂部と等しい高さとし、かつ、貯水槽の水位が上昇したときは、その上昇した量の水
    を自動排出することを特徴とする排水装置。
  2. 前記第2のサイフォン管の頂部は、前記第1のサイフォン管の頂部よりも低いことを特
    徴とする請求項1に記載の排水装置。
  3. 前記第2のサイフォン管は、該サイフォン管の垂下部の管内に、前記トラップ管とは反
    対側の管内壁に沿うように設けられた空気排出ガイドパイプを有し、該垂下部及び空気排
    出ガイドパイプの各々の下端は、該サイフォン管からの排水を溜める排水槽内の水中に浸
    されており、
    前記空気排出ガイドパイプは、前記第2のサイフォン管による排水中、該サイフォン管
    内に溜まっている空気を、該空気排出ガイドパイプに入り込む水の落下により吸い込み、
    前記排水槽内に排出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水装置。
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