JP6303091B2 - 排水配管構造 - Google Patents
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Description
浴槽は、上方が開口した直方体形状の槽体であって、底面に浴槽排水栓が取り付けられ、この浴槽排水栓内部に、浴槽内部に生じた排水を排出する浴槽排水口を備えてなる。
浴槽パンは、上記浴槽を載置する防水パンであって、底面に開口を備えると共に、該開口の裏側(下側)に、浴槽パン排水器を備えてなる。
浴槽パン排水器は、浴槽パンの裏側に備えられる排水装置であって、側面には後述する洗い場パントラップと接続するための接続部を備えると共に、浴槽パン排水器の上方に開口を備え、該開口に以下に記載するカバー部材が水密的に接続される。
カバー部材は、浴槽パン排水器の開口を覆うように配置される部材であって、浴槽パン上の排水を浴槽パン排水器に流入させる第一の排水口としての浴槽パン排水口と、浴槽配管を接続するための浴槽配管接続口と、浴槽パン排水口に備えられる逆流防止弁と、を備えてなる。
該逆流防止弁は、浴槽パン排水口において、浴槽パン上から浴槽パン排水器内に排水が流入する際には排水を通過させ、浴槽パン排水器内から浴槽パン上に排水が逆流しようとする際には浴槽パン排水口を閉塞して排水の逆流を防止する。
尚、逆流防止弁には、通常時開口して逆流時にのみ閉塞を行うものや、通常時閉塞して排水時にのみ開口を行うものがあり、その構造もフロート式、スイング式、リフト式、自己閉鎖膜式等、様々な構造があるが、いずれも逆流の際には、弁が、何らかの部材に接して流路を閉塞した状態とすることで、逆流を防止する。以下、逆流防止弁において、流路を閉塞する際に、弁に当接される部材を「弁座等」と記載する。本従来例では、逆流防止弁として、通常時浴槽パン排水口を開口して逆流時にのみ閉塞を行うフロート式逆流防止弁が使用されている。
洗い場パンは、上記浴槽パンに隣接して設けられる、浴室の使用者が身体を洗う等する防水パンであって、底面に洗い場パン上に生じた排水を排出する洗い場パン排水口を備えてなる。
洗い場パントラップは、洗い場パンの下方に取り付けられる排水トラップである。
排水トラップとは、下水など下流側から、臭気や害虫類が屋内など上流側に逆流することを防ぐ機能を備えた排水装置であって、この下流側から臭気や害虫類が上流側に逆流することを防ぐ機能を「トラップ機能」と呼ぶ。
本従来例の洗い場パントラップは、洗い場パン排水口からの排水が流入すると共に、接続部を介して浴槽パン排水器からの排水が流入するように構成されてなり、この排水を配管途中の一部で必ず満水状態になるように溜めることで、下流側から臭気や害虫類が上流側に逆流することを防ぐ、トラップ機能を生じさせている。
この配管の途中部分を満水状態にする排水の溜まり水を「封水」と呼ぶ。また、このように、排水配管の流路中に満水状態が形成され、上流側に臭気等の通気や害虫類が逆流しない状態を、以下「水封されている」と記載する。
また、封水がどの高さまで溜まるかは、排水配管の封水部の構造によって決まる。この封水が溜まる上限の高さを、以下「封水部上縁」と記載する。
また、該封水は、接続部を介して浴槽パン排水器内にも溜まるように構成されている。
本従来例では、接続部内に封水が溜まり、接続部を水封することで、洗い場パントラップが、浴槽パン排水器にもトラップ機能を付加するように構成されている。
また、上記洗い場パントラップには、内部の排水を下水側に排出する排出口を備えてなる。
浴槽配管は、浴槽排水栓と浴槽配管接続口とを接続する配管(管体)である。
更に本従来例では、浴槽配管から、カバー部材を介し、浴槽パン排水器の封水内に排水を直接流入させるL字状に屈曲した管体であるガイド管を備えてなる。
まず、浴槽パン排水器の接続部を洗い場パントラップに接続する。
次に、洗い場パントラップの排出口に下水側の排水配管を接続した上で、浴槽パンの開口に連通するようにして浴槽パン排水器を浴槽パンに、また洗い場パン排水口に連通するようにして洗い場パントラップを洗い場パンに、それぞれ接続する。
次に、カバー部材にガイド管を接続した上で、ガイド管の下端が浴槽パン排水器の封水水面よりも下方の位置に収納されるように、カバー部材を浴槽パン排水器の上方の開口に水密的に取り付ける。
更に、浴槽に浴槽排水栓を取り付け固定した後、浴槽を浴槽パン上に載置しつつ、浴槽配管を介して、浴槽排水栓と浴槽配管接続口とを接続して、従来例の排水配管の接続が完了する。
この施工完了時において、浴槽配管とガイド管とを組み合わせた配管が、泡止め配管として機能する。
また、浴槽パン上に排水が生じると、排水は、浴槽パン排水口から、浴槽パン排水器、接続部、洗い場パントラップ、を介し、最終的に洗い場パントラップの排出口から排水配管を通じて下水側に排出される。この時、浴槽パン排水口の逆流防止弁は浴槽パン排水口を閉塞させること無く、排水を通過させる。尚、通常の使用において、浴槽パン上に生じる排水は、結露水か、配管の接続箇所や浴槽と浴室の接続箇所の継ぎ目から漏れた若干の漏水等であって、浴槽パン上に大量の排水が生じることはまず無い。
また、洗い場パン上に排水が生じると、排水は、洗い場パン排水口から、洗い場パントラップ内を通じ、洗い場パントラップの排出口から排水配管を通じて下水側に排出される。
また、これら排水を行う際、浴槽パン排水器内から、接続部を介し洗い場パントラップ内にかけて、排水の溜まり部分である封水が生じる。この封水によって、浴槽パン排水器や洗い場パントラップに、トラップ機能が生じ、浴槽排水口、浴槽パン排水口、洗い場パン排水口が水封され、下水側から屋内側への害虫類また臭気の屋内側への逆流が防止される。
しかしながら、本従来例では、下端が封水内に配置されるガイド管を備えてなるため、浴槽パン排水器内に泡が充満しても、封水水面以下にあるガイド管の下端内部に泡が入り込むことが無く、浴槽配管内や浴槽排水口内を泡が逆流し、浴槽内に溢れ、浴槽内を汚してしまう、ということが無い。このように、浴槽からの排水を直接封水部内まで排出する浴槽配管及びガイド管によって、浴槽内への泡の逆流が防がれることから、浴槽配管及びガイド管を組み合わせた配管を、「泡止め配管」と呼ぶ。
浴槽パン排水器において、浴槽パン上への排水の漏水や逆流を防止するため、カバー部材と浴槽パン排水器との接続部分や、カバー部材と浴槽配管との接続部分は、全て水密的に接続が行われる。そして、浴槽パンからの排水口が流れ込む浴槽パン排水口にも、浴槽パン上からの排水の流入は可能としつつ、浴槽パン排水器内から浴槽パン上への排水の逆流を防止する逆流防止弁が備えられている。
逆流防止弁は、常時閉塞して浴槽パンからの排水が流れ込む排水時のみ開口するものや、常時開口して浴槽パン排水器からの排水が溢れる逆流時のみ閉塞するものなど、種類は様々であるが、いずれの場合でも浴槽パン排水器内の圧力(水圧または気圧)が、浴槽パン上の圧力(水圧または気圧)よりも高くなった時には、浴槽パン排水口を閉塞して液体また気体の通過を不可能にする。
浴槽から大量の排水が行われると、浴槽パン排水器内には大量の排水が流れ込み、浴槽パン排水器内の水面が、封水部上縁を超えて上昇する。この時の排水の流入が速く、封水の水面上昇の勢いが早いと、浴槽パン排水器内の空気が逆流防止弁から抜けきるより先に、空気の圧力により逆流防止弁が機能し、浴槽パン排水口を閉塞する(もちろん水面の上昇によってフロート弁が浮遊して押し上げられ、逆流防止弁が閉塞する場合もある)。
その後、浴槽からの排水の終了により、浴槽パン排水器内の排水の量は減ってゆくが、
・カバー部材と浴槽パン排水器との接続部分や、カバー部材と浴槽配管との接続部分は、全て水密的に接続が行われている。このため、これらの接続箇所から、浴槽パン排水器内の空気が抜け出ることは無い。
・浴槽排水口から浴槽パン排水器内へ至る流路は、ガイド管の下端が封水部内に配置されることによって水封されている。このため、浴槽排水口から、浴槽パン排水器内の空気が抜け出ることは無い。
・浴槽パン排水器と下流側の洗い場パントラップの間の接続部には封水が形成され、水封されている。このため、下流側(洗い場パントラップ側)から、浴槽パン排水器内の空気が抜け出ることは無い。
というように、浴槽パン排水口以外の箇所は、通水は可能でも、通気は不可能な状態に密閉または水封されている。
このため、排水終了時に、逆流防止弁が浴槽パン排水口を閉塞し、且つ浴槽パン排水器内の気圧が浴槽パン上よりも高い、という状態であると、排水の逆流が無いにも関わらず逆流防止弁が浴槽パン排水口を閉塞したまま、という状態となってしまう。
尚、ここでいう「排水の逆流が無いにも関わらず逆流防止弁が浴槽排水口を閉塞したまま」という表現は、以下のような意味である。
「常時開口して浴槽パン排水器からの排水が溢れる逆流時のみ閉塞する逆流防止弁」においては、「逆流時以外開口している逆流防止弁が、逆流が無いにも関わらず浴槽パン排水口を閉塞したまま」という意味である。
「常時閉塞して浴槽パンからの排水が流れ込む排水時のみ開口する逆流防止弁」においては、「内外の気圧差が無い状態であれば逆流防止弁が開口する水圧の内、下限に近い水圧を浴槽パン排水口の外側(上流側)から加えても、気圧の作用により逆流防止弁が浴槽パン排水口を閉塞したまま」という意味である。
以下、後述する実施例においても、「排水の逆流が無いにも関わらず逆流防止弁が浴槽排水口を閉塞したまま」とは同様の意味である。
浴槽パン上に排水が大量にあれば、この空気の圧力よりも水圧が勝り、浴槽パン排水口の逆流防止弁を高い水圧で開口させて排水を行うことが可能となるが、通常の使用では、浴槽パン上の排水は、結露水や接続箇所からの若干の漏水など極めて少量で、浴槽パン排水器内の正圧によって閉塞されている浴槽パン排水口の逆流防止弁を、開放させる程のものではない。
このように、排水終了時に気圧差の作用により、排水の逆流が無いにも関わらず逆流防止弁が浴槽パン排水口を閉塞したままとなってしまう、という問題があった。
この時の弁と弁座等の付着は、浴槽パン排水器の内側と外側との間の気圧差によるものではないが、弁と弁座が離間するためには、弁が浴槽パン排水器の内側に移動しなければならないため、浴槽パン排水器の内部が通気できない状態は、逆流防止弁が開口し難くなる要因として作用する。
結果、浴槽パン排水器内が通気していれば、開口時、自重や弾性で弁と弁座等が離間し、逆流防止弁が開口していたものが、通気していなかったため、弁と弁座等が離間しない、または離間はするものの離間するまでに時間が余計にかかるようになり、逆流防止弁としての信頼性が悪化する場合があった。
しかしながら、例えば浴槽パン上の空気部分と通気する貫通孔等をカバー部材等に設けることは、浴槽パン排水器内の排水が浴槽パン上に逆流する、といった問題等から実施できなかった(例えば、カバー部材に通気用の逆流防止弁の無い貫通孔を設けることは、浴槽パン排水口から逆流防止弁を取り除くことと同意である)。
該排水装置は、内部に封水を溜める封水部を有すると共に、封水部から水封された状態にて排水を下流側に排出する排出部を備えてなり、第一の排水機器からの排水を、封水部の上流の封水部上端よりも高い空間に排出する、逆流防止弁を備えた第一の排水口と、第二の排水機器からの排水を、封水部内に直接排水する泡止め配管と、第一の排水口から封水部上縁までの空間と、泡止め配管内であって封水部上縁の空間と、との間に通気を行う通気部と、からなることを特徴とする排水配管構造である。
尚、上記のような構成から、「排出部」は事実上封水部の下流側の端部、または封水部の下流側の上縁となる。本発明や実施例では、排水装置の本体部分の下流側の端部に「排出口」の名称を使用しているが、排出口は単にそれぞれの排水装置内部の排水が流出する部分、というだけであって、必ずしも封水部の下流側の端部、または封水部の下流側の上縁とは限らず、「排出部」と「排出口」は明確に相違するものである。
この通気部からの通気により、排水装置内が正圧状態であったとしても、排水装置内内の正圧状態を通常の内外の気圧差が無い状態に戻し、逆流防止弁の誤作動を防止することができる。
請求項2に記載の本発明においては、本発明を、第二の排水機器としての浴槽と、第一の排水機器としての浴槽パンと、からの複数の排水機器からの排水を処理する排水配管構造に採用する場合の構成を明確にすることができる。
請求項3に記載の本発明においては、本発明を浴槽及び浴槽パンの排水配管構造に採用した場合に、部材単価を下げると共に、施工時に浴槽配管によって通気部が閉塞される可能性を減じることができる。
請求項4に記載の本発明では、本発明を浴槽及び浴槽パンの排水配管構造に採用した場合に、施工を容易とするとともに、施工時に浴槽配管によって通気部が閉塞される可能性を減じることができる。
請求項5に記載の本発明においては、本発明を、第二の排水機器としての洗濯機と、第一の排水機器としての洗濯機パンと、からの複数の排水機器からの排水を処理する排水配管構造に採用する場合の構成を明確にすることができる。
請求項6に記載の本発明では、上記通気部を、泡止め配管よりも開口面積が小さい貫通穴である通気穴部より構成したことによって、通気穴部を介して泡の逆流などがあっても、その量は泡止め配管内に留まり、泡が第一の排水機器に逆流するほどの量にはならないものとすることができる。
請求項7に記載の本発明では、施工時に通気部が閉塞される可能性を減じることができる。
請求項8に記載の本発明では、通気部内に、排水の水滴や洗剤などの泡が表面張力等で張り付き、通気部を水封する、という状態を防ぐことができる。
図1及び図2に図示した第一実施例の排水配管構造は、以下に記載した第二の排水機器としての浴槽3a、第一の排水機器としての浴槽パン1a、その他の排水機器としての洗い場パン15、トラップ機能を有する排水装置としての浴槽パン排水器8、洗い場パントラップT1、内部に浴槽排水口3cを形成する浴槽排水栓11、泡止め配管6、その他部材より構成されてなる。
浴槽3aは、上方が開口した直方体形状の槽体であって、底面に浴槽排水栓11を取り付けるための開口が設けられてなる。
浴槽排水栓11は、上記浴槽3aの底面に設けられた開口に取り付けられる部材であって、略円筒形状にして、上端にはフランジを、側面には雄ネジを、内部には浴槽3a内部に生じた排水を排出する浴槽排水口3cを備えてなる。
また、本実施例では、浴槽排水口3cに、レリースワイヤ12aを用いた遠隔操作式排水栓装置を備えてなる。
具体的には、浴槽3aの上端周縁に遠隔操作式排水栓装置の操作部(図示せず)を、浴槽排水口3cに浴槽排水口3cの開閉を行う栓体機構部12bを、また操作部の操作を栓体機構部12bに伝達するレリースワイヤ12aをそれぞれ備えてなる。
また、該レリースワイヤ12aを曲がった形状に規制する、硬質樹脂からなる曲がり管12cをレリースワイヤ12aの周囲に備えてなる。
浴槽パン1aは、上記浴槽3aを載置する防水パンであって、底面に開口を備えると共に、該開口の裏側(下側)に、封水部Sを備える排水装置としての浴槽パン排水器8を備えてなる。
浴槽パン排水器8は、浴槽パン1aの下方に備えられる排水装置であって、側面には後述する洗い場パントラップT1と接続するための接続部13を備えると共に、浴槽パン排水器8の上方に開口を備え、該開口に以下に記載するカバー部材14が水密的に接続される。また開口の周縁の一か所に、遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ12aを配置する窪み部(図示せず)を備える。
カバー部材14は、浴槽パン排水器8の開口を覆うように配置される部材であって、浴槽パン1a上の排水を浴槽パン排水器8に流入させる、第一の排水口としての浴槽パン排水口2aと、浴槽3aからの排水を浴槽パン排水器8に流入させる浴槽配管接続口14aと、第一の排水口である浴槽パン排水口2aに備えられる逆流防止弁4と、を備えてなる。
逆流防止弁4は、排水を通過させる、カバー部材14上に設けられた浴槽パン排水口2aの裏面(下面)周囲に設けた弁座4aと、逆流時に該弁座4aに当接して浴槽パン排水口2aを閉塞する、比重が1よりも軽い素材からなる弁体4bと、該弁体4bを上下動するように昇降させるための弁軸4cとからなる、フロート弁式の逆流防止弁4である。
該逆流防止弁4は、上記のように構成したため、通常時においてはフロート弁は降下して浴槽パン排水口2aを開口させており、浴槽パン1a上から浴槽パン排水器8内に排水が流入する際には排水を通過させ、浴槽パン排水器8内から浴槽パン1a上に排水が逆流しようとする際には浴槽パン排水口2aを閉塞して排水の逆流を防止する。
洗い場パン15は、上記浴槽パン1aに隣接して設けられる、浴室の使用者が身体を洗う等する防水パンであって、底面に洗い場パン15上に生じた排水を排出する洗い場パン排水口15aを備えてなる。
洗い場パントラップT1は、洗い場パン15の下方に取り付けられる排水トラップT2である。
本実施例の洗い場パントラップT1は、
上方が洗濯機パン排水口2bに接続されると共に、側面に排出口20を備えたトラップ本体9aと、
上記トラップ本体9a内に一体に備えられ、接続部13と連通して封水部Sを形成する封水椀部9bと、
略円筒形状にして上方は洗い場パン排水口15aに水密的に接続され、下端は封水椀部9b内に配置される防臭筒9c、から構成される。
上記のように、接続部13を介して浴槽パン排水器8と洗い場パントラップT1は接続され、浴槽パン排水器8の封水部Sから、洗い場パントラップT1の封水椀部9bまでが連通されると共に、接続部13内が満水状態となって水封されるため、浴槽パン排水器8はトラップ機能を備える。またこの時、洗い場パントラップT1の封水椀部9bの上縁が、浴槽パン排水器8の封水部Sの排出部5となる。
泡止め配管6は、ゴムなどの弾性素材からなる部材であって、浴槽排水栓11と浴槽配管接続口14aとを接続する配管(管体)部分である、ジャバラ形状を成す浴槽配管部6aと、該浴槽配管部6aの下方に設けた、内側に向かって若干の下り勾配を備えた傾斜面部6c、更に傾斜面部6cから下方に向かって延出したガイド管部6b、から構成される。更に、通気部7として、該傾斜面部6c上(すなわち泡止め配管6上)に、上面から下面に向かって貫通する貫通穴である通気穴部10を備えてなる。尚、通気穴部10の下端は、図2より明らかなように、ガイド管部6b下端や、封水部S上縁よりも充分に上方に構成されており、施工完了時、浴槽パン排水器8の、封水上の空気部分に連通するように構成されている。
更に、該通気穴部10の軸方向視の形状は、図4のように内周側に凹凸を設けた形状、具体的には略星形形状である。
尚、本実施例では、浴槽排水口3cの内径及びガイド管部6b内径を、直径約36ミリメートルとし、これに対して通気穴部10の内径を、直径約6ミリメートルとしている(通気穴部10は上述のように軸方向視正円ではないが、中心から内周面までは平均して約6ミリメートルであり、直径約6ミリメートルの正円とほぼ同じ開口面積を成す)。このように、直径比で1:6、開口面積比では1:36であり、泡止め配管6の内径に比べ、通気穴部10の内径は充分に小さい。
また、浴槽配管部6aの上端部分の内径側には、上記浴槽排水栓11の側面の雄ネジと螺合する雌ネジを備えたナット部材16を備えてなる。該ナット部材16は、図3に示したように、浴槽配管部6aの内部に、嵌合するように配置されている。
また、浴槽配管部6aの下端部分の外側側面には、カバー部材14の浴槽配管接続部13に嵌合する嵌合溝6dが設けられている。
上記本実施例の泡止め配管6のガイド管部6bは、施工完了時、浴槽パン排水器8内部の封水部S内であって封水部Sの上縁よりも充分に下方に、具体的には封水部S内の封水の水量が、2/3乃至半分程度まで減少したとしても、ガイド管部6b下端が封水水面以下に位置し、泡止め配管6が浴槽パン排水器8の封水部Sによって水封される程度に下方となる位置に、配置される。
まず、浴槽パン排水器8の接続部13をトラップ本体9aに接続する。
次に、トラップ本体9aの排出口20に下水側の排水配管を接続した上で、浴槽パン1aの開口に連通するようにして浴槽パン排水器8を浴槽パン1aに、また洗い場パン排水口15aに連通するようにしてトラップ本体9aを洗い場パン15に、それぞれ接続する。
次に、遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ12aを浴槽パン排水器8の開口の周縁にある窪み部に配置する。この時点でレリースワイヤ12aの位置を調整しておき、レリースワイヤ12aの曲がり管12cの部分が、ガイド管の下方となるように配置しておく。
次に、カバー部材14に泡止め配管6を接続する。
具体的には、まず浴槽パン排水口2aのカバー部材14に設けられた浴槽配管接続口14aに、泡止め配管6の嵌合溝6dを嵌合させる。嵌合溝6dは溝の上方及び下方のそれぞれに段状の部分を構成しており、浴槽配管接続口14aに嵌合溝6dを嵌合させると、通常の施工や使用では段状部分を超えて泡止め配管6が外れることが無いため、施工者等が意図して溝部を変形させ、嵌合を解除しない限り抜脱することが無い。
このように、カバー部材14に泡止め配管6を接続した上で、泡止め配管6の下端が浴槽パン排水器8の封水水面よりも下方の位置に収納されるように、カバー部材14を浴槽パン排水器8の上方の開口に水密的に取り付ける。
この時レリースワイヤ12aも、窪み部において、カバー部材14及び浴槽パン排水器8と同様、水密的に取り付けられる。
次に、浴槽3aを浴槽パン1a上に載置した後、浴槽3a底面の開口に浴槽排水栓11を挿入し、浴槽排水栓11の雄ネジ部を、ナット部材16の雌ネジ部に螺合させる。この時はナット部材16を回転させることが不可能なため、浴槽3aの内面側から、浴槽排水栓11を回転させて螺合させる。このように、浴槽排水口3cと浴槽配管部6aとはネジによる螺合によって、浴槽配管接続口14aと浴槽配管部6aとの接続は嵌合によって、それぞれ施工者等が意図しない限り、接続が解除されることが無い接続構造となっている。また泡止め配管6がゴムなどの弾性素材からなるため、泡止め配管6と浴槽3aやカバー部材14との接続部分との接続部分が水密的な接続となっている。
次に、洗い場パン排水口15aに防臭筒9cを接続する。
次に、遠隔操作式排水栓装置の、レリースワイヤ12aの一端を遠隔操作式排水栓装置の操作部に、他端を栓体機構部12bにそれぞれ接続する。
更に、エプロン部材等、浴槽3aと洗い場パン15との間を目隠しの部材により覆い、また必要に応じコーキング材などで浴槽3aと浴室壁面の間を塞ぐなどして、浴室への排水配管が完了する。
また、浴槽パン1a上に排水が生じると、排水は、浴槽パン排水口2aから、浴槽パン排水器8、接続部13、洗い場パントラップT1の封水椀部9b(即ち浴槽パン排水器8の封水部Sの排出部5)、を介し、最終的に洗い場パントラップT1の排出口20から排水配管を通じて下水側に排出される。この時、浴槽パン排水口2aの逆流防止弁4は浴槽パン排水口2aを閉塞させること無く、排水を通過させる。尚、通常の使用において、浴槽パン1a上に生じる排水は、結露水か、配管の接続箇所や浴槽3aと浴室の接続箇所の継ぎ目から漏れた若干の漏水等であって、浴槽パン1a上に大量の排水が生じることはまず無い。
また、洗い場パン15上に排水が生じると、排水は、洗い場パン排水口15aから、防臭筒9c、封水椀部9bを通じ、洗い場パントラップT1の排出口20から排水配管を通じて下水側に排出される。
また、これら排水を行う際、洗い場パントラップT1の封水椀部9bから、接続部13を介し、洗い場パン15排水器の封水部Sにかけて、排水の溜まり部分である封水が生じる。浴槽排水口3c及び浴槽パン排水口2aについては、接続部13が満水状態となって水封されることで、下水側からの臭気や害虫類を防ぐトラップ機能を生じることができる。
洗い場パン排水口15aについては、防臭筒9c内部から、防臭筒9c外周と封水椀部9b内周との間に至る流路が満水状態となって水封されることで、下水側からの臭気や害虫類を防ぐトラップ機能を生じることができる。
尚、本実施例のように、浴槽排水口3cにレリースワイヤ12aを用いた遠隔操作式排水栓装置を使用する場合において、レリースワイヤ12aには直線状態に戻ろうとする張力が作用しており、ガイド管部6bの下方でレリースワイヤ12aを屈曲させると、レリースワイヤ12aがガイド管部6bに触れ、弾性素材からなるガイド管部6bを張力による応力で変形させてしまう恐れがある。しかしながら、本実施例では、ガイド管部6bの下方位置で、レリースワイヤ12aを曲がり形状に規制する、硬質樹脂からなる曲がり管12cをレリースワイヤ12aに取り付けてなる。このため、レリースワイヤ12aはガイド管部6bに張力などによる干渉をすることなく屈曲し、ガイド管部6b乃至泡止め配管6が変形してその機能を損ねる、ということは無い。
また、同様に、排水の初期に強い圧力で逆流防止弁4の弁が弁座4a等に押し当てられ、そのまま弁と弁座4a等の間に付着した水滴の表面張力や摩擦などにより張り付いた状態が継続した場合においても、浴槽パン排水器8内外の気圧差が無くなったことで、気圧差が原因によって弁が浴槽パン排水器8の内側に移動する際に、逆流防止弁4が開口し難くなる、という問題も解消する。
また、浴室の使用時等で、通気穴部10から通気先の浴槽排水口3cに排水の逆流が生じることについても何ら問題は無い。なぜならば、通気穴部10から浴槽排水口3c内を介して浴槽3a内へ排水の逆流が生じる場合には、通気穴部10よりも大径で、しかも封水面下に下端が配置されているガイド管部6bから先に浴槽排水口3c内に逆流が生じており、通気穴部10の有無に関係なく浴槽3a内への逆流が生じるからである。実際には、以下の理由からガイド管部6b及び通気穴部10から浴槽3a内に逆流が起きる恐れはない。
1.浴槽3aから浴槽パン排水器8内への排水を行ったために、浴槽パン排水器8が満水になった場合には、当然ながら排水の流れは浴槽3aから浴槽パン排水器8へ向かう流れであり、浴槽パン排水器8から浴槽3aへ逆流が生じる余地は無い。
2.浴槽パン1aから浴槽パン排水器8内への排水の流れについては、前述のとおり、浴槽パン1a上の排水は、結露水や若干の漏水など極めて少量であり、そもそも逆流を生じるほど大量の排水が生じることが無い。
3.洗い場パン15上に大量に排水が生じた場合、排水の通常の流れは洗い場パン排水口15aから防臭筒9cと封水椀部9bを通過し、排出口20を介して下水側に流れる流れであり、浴槽パン排水器8側に向かう流れはほとんどない。更に、洗い場パン15上に大量の排水が生じる場合とは、浴室を使用者が入浴に使用している場合、つまり浴槽排水口3cを閉塞し、更に浴槽3a内に浴湯が溜まって浴槽排水口3cの栓を高い圧力で閉塞している場合であり、通気穴部10を介して排水が逆流しても、浴槽排水口3cの閉塞により、浴槽3a内への逆流は生じない。
また、浴槽3aや浴室の清掃時、通気穴部10から浴槽パン排水器8内の、封水水面よりも上方に溜まった泡等が、通気穴部10を介して浴槽排水口3cや浴槽3a内に逆流する場合も考えられるが、この場合も、通気穴部10の内径が、泡止め配管6(浴槽排水栓11の浴槽排水口3cやガイド管部6b)よりも充分に小さいため、通気穴部10から逆流した泡が浴槽排水口3c内に充満して浴槽3a内に逆流することはほとんどない。
また、本実施例の通気穴部10は、軸方向視略星形形状となるように、内部に凹凸を設けてなるため、通気穴部10内に排水時の排水等が流れ込んでも、円形になろうとする水滴の表面張力のバランスが乱れて水滴がとどまらず流下するため、通気穴部10が水滴により水封される、ということが無い。
図5及び図6に示した本発明の第二実施例の排水配管構造は、以下に記載した、第二の排水機器である洗濯機3b、第一の排水機器である洗濯機パン1b、トラップ機能を有する排水装置としての排水トラップT2、その他の部材から構成されてなる。
洗濯機3bは衣類等を洗濯するために使用される排水機器であって、使用時に洗剤等が混入した排水を大量に排出するホース管17を備えてなる。
洗濯機パン1bは、上記洗濯機3bを載置する防水パンであって、底面に取付口18を備えると共に、該取付口18の裏側(下側)に、封水部Sを備える排水装置としての排水トラップT2を備えてなる。
排水トラップT2は、洗濯機3b及び洗濯機パン1b上の排水を下水側に排水処理するための排水装置であって、以下に記載する、トラップ本体9a、封水椀部9b、防臭筒9c、カバー部材14、T字管9d、から構成されてなる。
トラップ本体9aは、上方が洗濯機パン1bの取付口18に接続される開口部19を備えると共に、側面に排出口20を備えてなる。
封水椀部9bは有底略円筒形状にして、上方側面に開口である排出部5を備え、上端部分はトラップ本体9aの開口部19に係止される。
防臭筒9cは略筒形状にして上方はトラップ本体9aの開口部19に水密的に接続され、下端は封水椀部9b内に配置される。
カバー部材14は、トラップ本体9aの開口部19を覆うように配置される部材であって、洗濯機パン1b上の排水を防臭筒9c内に流入させる、第一の排水口としての洗濯機パン排水口2bと、後述するT字管9dを接続するT字管接続口14bと、第一の排水口である浴槽パン排水口2aに備えられる逆流防止弁4と、を備えてなる。
T字管9dは、Tの字を天地逆転させたような形状を成す管体であって、施工完了時、上端は洗濯機3bからのホース管17に接続されて泡止め配管6を形成する。
更に、該T字管9dには、縦管部分の側面から上方に向かって湾曲する管体からなる通気部7を備えてなる。尚、通気部7の上端は、図6より明らかなように、封水部S上縁よりも充分に上方に位置するように構成されており、施工完了時、封水椀部9bの、封水上の空気部分に連通するように構成されている。更に、該通気部7の上端の軸方向視の形状は、内周側に凹凸を設けた形状、具体的には略星形形状である。また、図面より明らかなように、通気部7の管径は、下方側ほど拡径するように構成されている。
尚、本実施例では、ホース管17の内径及びT字管9dの縦管部分の内径を、直径約36ミリメートルとし、これに対して通気部7の管部分の端部内径を、直径約6ミリメートルとしている(通気穴部10は上述のように軸方向視正円ではないが、中心から内周面までは平均して約6ミリメートルであり、直径約6ミリメートルの正円とほぼ同じ開口面積を成す)。
このように、直径比で1:6、開口面積比では1:36であり、泡止め配管6の内径に比べ、通気部7の端部の内径は充分に小さい。
逆流防止弁4は、略筒体状にして弾性を有する素材からなる部材であって、筒体の一部において傾斜状に筒体が変形した状態に形成されて、筒体の内面同士が当接する形状に形成されてなる、いわゆる自己閉鎖膜式(またはメンブレン式)逆流防止弁4である。
該逆流防止弁4は、上記のように構成したため、通常時においては筒体は閉塞されて洗濯機パン排水口2bを閉塞させており、洗濯機パン1b上から排水トラップT2内に排水が流入する際には排水を通過させ、排水トラップT2内から洗濯機パン1b上に排水が逆流しようとする際には洗濯機パン排水口2bを閉塞して排水の逆流を防止する。
尚、これらの部材を備えた洗濯機パン1bは、床下配管に通じる開口を設けた屋内等の床面W上に設置される。
まず、トラップ本体9aの排出口20に下水側の排水配管を接続した上で、洗濯機パン1bの取付口18にトラップ本体9aの開口部19が連通するようにして、トラップ本体9aを洗濯機パン1bに接続する。
次に、洗濯機パン1bを設置個所の床面W上に配置する。この時には、床面Wの開口を介してトラップ本体9aの部分が床下空間に配置されるように配置を行う。
次に、トラップ本体9aの開口部19から、防臭椀部を挿通して、その上端をトラップ本体9aの開口部19に係止する。
次に、防臭椀部内部にT字管9dを配置した上で、防臭椀部内周側であってT字管9dの縦管を覆うように、防臭筒9cを配置し、防臭筒9cの上端をトラップ本体9aの開口部19に水密的に接続し、固定する。
次に、第一の排水口である洗濯機パン排水口2bを備えると共に、該洗濯機パン排水口2bに逆流防止弁4を備えたカバー部材14を、トラップ本体9aの開口部19に水密的に接続する。この時、カバー部材14のT字管接続口14bから、T字管9dの縦管部分が貫通した状態で水密的に接続するようにする。
更に、洗濯機3bを洗濯機パン1b上に載置し、洗濯機3bのホース管17をT字管9dの上端に接続して、洗濯機3bと洗濯機3b用防水パンの排水配管構造の施工が完了する。
尚、この時に、洗濯機3bのホース管17がT字管9dに接続されたことで、排水機器である洗濯機3bからの排水が、排水トラップT2の封水部S内に直接排水される構造となる。すなわち、ホース管17にT字管9dを接続した配管が、泡止め配管6として機能する。
また、洗濯機パン1b上に排水が生じると、排水は、洗濯機パン排水口2bから、防臭筒9c内部、封水椀部9b、封水椀部9b側面の開口である排出部5、トラップ本体9a内部、を介し、最終的にトラップ本体9aの排出口20から排水配管を通じて下水側に排出される。この時、洗濯機パン排水口2bの逆流防止弁4は水圧によって開口し、洗濯機パン排水口2bを閉塞させること無く、排水を通過させる。尚、通常の使用において、洗濯機パン1b上に生じる排水は、結露水か、洗濯作業の際に洗濯している衣類から垂れた洗い水、配管の接続箇所から漏れた若干の漏水等であって、洗濯機パン1b上に大量の排水が生じることはまず無い。
また、これら排水を行う際、封水椀部9b内の封水部Sに、排水の溜まり部分である封水が生じる。洗濯機3bのホース管17上流や、洗濯機パン排水口2bについては、防臭筒9c内部またはT字管9dから、排出部5までの流路が満水状態となって水封されることで、下水側からの臭気や害虫類を防ぐトラップ機能を生じることができる。
本実施例の逆流防止弁4は、常時閉塞して洗濯機パン1bからの排水が流れ込む排水時のみ開口する逆流防止弁4であるが、逆流防止弁4下方の空間が、通水は可能でも、通気は不可能な状態に密閉または水封されて、排水終了時に逆流防止弁4下方の空間の気圧が洗濯機パン1b上よりも高い状態であると、内外の気圧差が無い状態であれば逆流防止弁4が開口する水圧の内、下限に近い水圧が洗濯機パン排水口2bの外側(上流側)から作用しても、逆流防止弁4が閉塞したまま、となる場合がある(常時閉塞している場合を超えて、開口しなければならない状態でも閉塞を維持してしまう場合がある)。
しかし、本実施例では、上記のように、通気部7を利用して逆流防止弁4下方の空間と洗濯機パン1b上との内外の気圧差を無くすことができるため、逆流防止弁4は本来の性能の通り、逆流防止弁4が開口する水圧の内、下限または下限に近い水圧が洗濯機パン排水口2bの外側(上流側)から作用すれば、支障なく逆流防止弁4は開口し、排水を通過させることができる。
また、同様に、排水の初期に強い圧力で逆流防止弁4の弁が弁座4a等に押し当てられ、そのまま弁と弁座4a等の間に付着した水滴の表面張力や摩擦などにより張り付いた状態が継続した場合においても、気圧差が原因によって逆流防止弁4が開口し難くなる、という問題も解消する。
尚、本実施例の通気部7は、軸方向視略星形形状となるように、内部に凹凸を設けてなるため、通気部7内に排水時の排水等が流れ込んでも、円形になろうとする水滴の表面張力のバランスが乱れて水滴がとどまらず流下するため、通気部7が水滴により水封される、ということが無い。更に、通気部7の管径は、下方側ほど拡径するように構成されている。このため、通気部7の端部から水滴が流入しても、下方に向かって水滴が降下する内、表面張力では通気部7の管を塞ぐことができない程度の大径となり、やはり水滴による通気部7の水封を防ぐことができる。
例えば、上記第一実施例では、従来例における浴槽配管とガイド管とを、泡止め配管6として弾性素材からなる一体の部材として構成し、泡止め配管6の浴槽配管部6aの上端と下端をそれぞれ嵌合などの方法により意図しない限り抜脱しない構成とし、更に該泡止め配管6上に通気部7を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、従来例のように、泡止め配管6を浴槽配管とガイド管とから構成される別部材として構成しても良い。また、この際に、浴槽3aと浴槽パン1aの微細な位置ずれによる配管の位置調整を可能となるように、浴槽配管を弾性素材からなるジャバラ管とし、カバー部材14の浴槽配管接続口14aに覆いかぶさるようにして接続する構成としても良い。
但し、この構成では、浴槽3aと浴槽パン1aの位置ずれの結果、通気穴部10に浴槽配管が覆いかぶさって閉塞してしまう場合があり、本発明の効果が失われる場合がある(浴槽配管接続口14aの周囲に通気部7を設けた場合)。
このため、第一実施例のように、浴槽配管とガイド管を泡止め配管6として一体化したり、浴槽配管部6aの上端と下端を嵌合による接続にて位置決めすることで、通気部7が閉塞されることを確実に防止する方が好適である。尚、第一実施例の場合は、浴槽配管部6aが弾性により変形して、上端部分と下端部分での水平方向の位置ずれを吸収している。
また、カバー部材14から浴槽配管に連通するチューブ管を設けて泡止め配管6上に通気部7が無い構成としても良いが、この場合も浴槽3aを載置した際に浴槽3aや浴槽配管等でチューブ管が押しつぶされたり、浴槽3aと浴槽パン1aとの位置調整の際にチューブ管が捻じれる等して閉塞して通気できなくなる場合がある。
このため、本発明の各実施例のように、泡止め配管6上に通気部7を設けた方が好適である。
また、本実施例では通気部7は管体または貫通孔等の穴によって構成されているが、ガイド管の下端から封水部S上縁より若干上方の位置に達する切欠き等で構成しても構わない。
2a 浴槽パン排水口 2b 洗濯機パン排水口
3a 浴槽 3b 洗濯機
3c 浴槽排水口 4 逆流防止弁
4a 弁座 4b 弁体
4c 弁軸 5 排出部
6 泡止め配管 6a 浴槽配管部
6b ガイド管部 6c 傾斜面部
6d 嵌合溝 7 通気部
8 浴槽パン排水器 9a トラップ本体
9b 封水椀部 9c 防臭筒
9d T字管 10 通気穴部
11 浴槽排水栓 12a レリースワイヤ
12b 栓体機構部 12c 曲がり管
13 接続部 14 カバー部材
14a 浴槽配管接続口 14b T字管接続口
15 洗い場パン 15a 洗い場パン排水口
16 ナット部材 17 ホース管
18 取付口 19 開口部
20 排出口 S 封水部
S1 封水部上縁の高さ位置 T1 洗い場パントラップ
T2 排水トラップ W 床面
Claims (8)
- 複数の排水機器の排水を処理する、トラップ機能を備えた排水装置を有する排水配管構造であって、
該排水装置は、
内部に封水を溜める封水部を有すると共に、封水部から水封された状態にて排水を下流側に排出する排出部を備えてなり、
第一の排水機器からの排水を、封水部の上流の封水部上端よりも高い空間に排出する、逆流防止弁を備えた第一の排水口と、
第二の排水機器からの排水を、封水部内に直接排水する泡止め配管と、
第一の排水口から封水部上縁までの空間と泡止め配管内であって封水部上縁の空間との間に通気を行う通気部と、
からなることを特徴とする排水配管構造。 - 浴槽排水口を設けた第二の排水機器としての浴槽と、
該浴槽を載置する第一の排水機器としての浴槽パンと、
浴槽パンに備えられ、浴槽及び浴槽パン上の排水が流入する、内部に封水部を備えた排水装置としての浴槽パン排水器と、
浴槽パン排水器の開口を覆うように配置されるカバー部材と、
からなる排水配管構造において、
浴槽パン上の排水を浴槽パン排水器内の封水部上縁より高い位置に流入させる、第一の排水口としての浴槽パン排水口と、
浴槽パン排水口に備えられる逆流防止弁と、
浴槽底面に取り付けられた浴槽排水栓からカバー部材に形成された浴槽配管接続口までを接続する浴槽配管部、及び浴槽配管部からの排水を封水部内へ直接排水するガイド管部、からなる泡止め配管と
封水部上縁よりも高い位置に設けた、封水部上縁よりも上方の空間から泡止め配管内に通気を行う通気部と、
からなることを特徴とする請求項1に記載の排水配管構造。 - 浴槽配管部とガイド管部とを一体に構成したことを特徴とする、請求項2に記載の排水配管構造。
- 上記排水配管構造であって、
浴槽配管部を弾性を備えた部材より構成すると共に、
浴槽排水口と浴槽配管部、及びカバー部材と浴槽配管部との接続が水密的かつ嵌合等の方法により意図しない限り抜脱しない構成としたことを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の排水配管構造。 - 第二の排水機器としての洗濯機と、
洗濯機を載置する第一の排水機器としての洗濯機パンと、
洗濯機パンに備えられ、洗濯機及び洗濯機パン上の排水が流入する、内部に封水部を備えた排水装置と、
からなる排水配管構造であって、
洗濯機パンの底面に配置され、洗濯機パン上の排水を流入させる第一の排水口としての洗濯機パン排水口と、
洗濯機パン排水口に備えられる逆流防止弁と、
上方が洗濯機パンに接続されると共に、側面に排出口を備えたトラップ本体、
上記トラップ本体内に収納される、封水部を形成すると共に封水部上縁にて排出部を形成する封水椀部、
略筒形状にして上方はトラップ本体の開口部に水密的に接続され、下端は封水椀部内に配置される防臭筒、から構成される排水装置と、
洗濯機からの排水を、封水椀部の封水部内に直接排水する泡止め配管と、封水部上縁よりも高い位置に設けた、防臭筒内部から泡止め配管内に通気を行う通気部と、
からなることを特徴とする請求項1に記載の排水配管構造。 - 上記通気部を、泡止め配管よりも開口面積が小さい貫通穴である通気穴部より構成したことを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の排水配管構造。
- 該泡止め配管上に通気部を備えたことを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の排水配管構造。
- 該通気部の内周側に、排水水滴などの表面張力によって通気部が閉塞されないように、凹凸を設けたことを特徴とする、請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の排水配管構造。
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