JP5246505B2 - リザーブタンク - Google Patents
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Description
従来のリザーブタンクとしては、図11に示すものがある。図11に示すリザーブタンク101は、平面視で略細長四角形状かつ正面視で両端を切除した略逆台形状のタンク本体102を有し、タンク本体102の長手方向を車両左右方向に指向させて車両に搭載している。タンク本体102には、内部にラジエータとの間で受け渡す冷却水を貯える貯水空間103を備え、底部104にラジエータからのオーバフローパイプを接続する接続管105を設け、略水平な上面部106の長手方向一端に貯水空間103に冷却水を入れるための注水口部107を設けている。注水口部107には、キャップ108を着脱可能に取り付けている。キャップ108には、大気開放管109により大気開放通路110を設けている。
大気開放通路110は、延長方向一端にタンク本体102の貯水空間103に連通する連通口を設け、延長方向他端に大気に開放する開放口111を設けている。リザーブタンク101は、オーバーフローパイプによりラジエータとの間で冷却水を受け渡すことで冷却水の量や内圧を調整し、大気開放管110の大気開放通路110により余剰の冷却水を排出する。
しかし、タンク本体102の長手方向を車両幅方向に指向させてリザーブタンク101を車両に搭載した場合には、タンク本体102の上面部106の長手方向一端に大気開放通路110を設けると、車両の横揺れによって長手方向一端に動いた冷却水が開放口111から溢れ出易くなってしまうため、タンク本体102の上面部106の中央付近の高い位置にキャップ108を設置する必要がある。
また、大気開放通路110は、タンク本体102に取り付けられるキャップ108に設けられることが多い。キャップ108は、注水口部107への着脱による開閉と冷却水の補充がし易い場所に設置する必要がある。キャップ108に大気開放通路110を設ける場合には、タンク本体102の上方にサクションパイプなどの他部品が配置されていると、理想的な位置に大気開放通路110を設置できない問題がある。
理想的な位置に大気開放通路110を設置できない場合には、キャップ108をラビリンス構造にする、あるいは、遮蔽板を付けるなどの対策をとっている。しかし、キャップ108に大気開放通路110を設ける場合には、それでも対策が十分でない場合がある。
また、この発明のリザーブタンクは、車両の悪路走行などによる縦揺れで跳ね上がった冷却水が連通口から大気開放通路に入った場合に、冷却水が開放口まで移動して外部に溢れ出にくい構造となっている。
このため、この発明のリザーブタンクは、車両走行時の振動などで移動した冷却水が溢れ出ることを防止することができる。
さらに、この発明のリザーブタンクは、タンク本体に大気開放通路の大気開放管を一体で形成することができる構造なので、コストアップを最小限に抑えて製造することができる。
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
前記リザーブタンク1は、図2に示すように、タンク本体2の略水平な上面部6の長手方向中央付近に大気開放管9を設けている。大気開放管9は、上面部6の長手方向に平行に延びる延長部10を設け、この延長部10の延長方向両端からそれぞれ下方に延びて上面部6に接続する接続部11・12を設け、延長部10及び接続部11・12によって幅広な逆U字形状に形成している。延長部10の延長方向中央には、車両前方向に対して水平方向に突出する開放口部13を設けている。延長部10及び接続部11・12とタンク本体2の上面部6との間には、支持壁14を設けて接続している。
リザーブタンク1は、図3・図4に示すように、大気開放管9によりタンク本体2の貯水空間3を大気に開放する大気開放通路15を設けている。大気開放通路15は、延長部10内部に延長通路部16を設け、延長部10の延長方向両端に接続した接続部11・12内部に接続通路部17・18を設け、延長通路部16及び接続通路部17・18によって幅広な逆U字形状に形成されている。接続通路部17・18は、上端を延長通路部16の延長方向両端に連通し、下端を貯水空間3に連通させて連通口19・20を設けてる。延長通路部16の延長方向中央には、前記延長部10の開放口部13内において、車両前方向に対して水平方向に向かい大気に開放する開放口21を設けている。
リザーブタンク1は、オーバーフローパイプによりラジエータとの間で冷却水を受け渡すことで冷却水の量や内圧を調整し、大気開放管9の大気開放通路15によりタンク本体2内の余剰の冷却水を排出する。
また、このリザーブタンク1は、車両の悪路走行などによる縦揺れで跳ね上がった冷却水が連通口19・20から大気開放通路15に入った場合に、大気開放通路15の延長方向両端に設けた連通口19・20に対して延長方向中央に設けた開放口21が離れているので、冷却水が開放口21まで移動して外部に溢れ出にくい構造となっている。
このため、このリザーブタンク1は、車両走行時の振動などで移動した冷却水が溢れ出ることを防止することができる。
さらに、このリザーブタンク1は、タンク本体2に大気開放通路15の大気開放管9を一体で形成することができる構造なので、コストアップを最小限に抑えて製造することができる。
例えば、図5・図6は、この発明の変形例を示すものである。図5・図6に示すリザーブタンク1は、大気開放管9の延長部10の延長方向中央に、車両前方向に対して斜め上方向に向かい突出する開放口部22を設けている。大気開放通路15の延長通路部16の延長方向中央には、前記延長部10の開放口部22内において、車両前方向に対して斜め上方向に向かい大気に開放する開放口23を設けている。
このリザーブタンク1は、大気開放通路15に冷却水が入り込んだ場合に、開放口23を斜め上方向に向かい大気に開放させているので、開放口23から冷却水が溢れ出にくい構造となっている。このため、このリザーブタンク1は、車両走行時の振動などで移動した冷却水が溢れ出ることを防止することができる。
このリザーブタンク1は、大気開放通路15に冷却水が入り込んだ場合に、開放口27を延長通路26により延長通路部16よりも上方に開口させているので、開放口27から冷却水が溢れ出にくい構造となっている。このため、このリザーブタンク1は、車両走行時の振動などで移動した冷却水が溢れ出ることを防止することができる。
前記大気開放通路15は、延長部28内部に延長方向中央から延長方向両端に向かい斜め下向きに傾斜する略ヘ字形状の延長通路部30を設け、延長部28の延長方向両端の接続部11・12内部に前記接続通路部17・18を設け、延長通路部30の延長方向中央に前記延長部28の開放口部29内部において車両前方向に対して水平方向に向かい大気に開放する開放口31を設けている。
このリザーブタンク1は、大気開放通路15に冷却水が入り込んだ場合に、大気開放管9の延長部28を延長方向中央が延長方向両端よりも高くなるように略へ字形状に形成し、大気開放通路15の延長通路部30を延長方向中央から延長方向両端に向かい斜め下向きに傾斜させているので、冷却水が開放口31に向かって上りにくく、冷却水が溢れ出にくい構造となっている。このため、このリザーブタンク1は、車両走行時の振動などで移動した冷却水が溢れ出ることを防止することができる。
2 タンク本体
3 貯水空間
6 上面部
9 大気開放管
10 延長部
11・12 接続部
13 開放口部
14 支持壁
15 大気開放通路
16 延長通路部
17・18 接続通路部
19・20 連通口
21 開放口
Claims (2)
- 冷却水を貯えるタンク本体に大気開放管によりタンク本体の貯水空間を大気に開放する大気開放通路を設けたリザーブタンクにおいて、
前記タンク本体の上面部中央付近に前記大気開放管により逆U字形状の大気開放通路を設け、
前記大気開放通路の延長方向両端にそれぞれ前記タンク本体の貯水空間に連通する連通口を設けるとともに、前記大気開放通路の延長方向中央に斜め上方向に向かい大気に開放する開放口を設けたことを特徴とするリザーブタンク。 - 前記大気開放管を延長方向中央が延長方向両端よりも高くなるように幅広逆V字形状に形成し、
前記大気開放通路を延長方向中央の開放口から延長方向両端の各連通口に向かい斜め下向きに傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載のリザーブタンク。
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