JPH04111523U - リザーブタンク - Google Patents

リザーブタンク

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Publication number
JPH04111523U
JPH04111523U JP1543191U JP1543191U JPH04111523U JP H04111523 U JPH04111523 U JP H04111523U JP 1543191 U JP1543191 U JP 1543191U JP 1543191 U JP1543191 U JP 1543191U JP H04111523 U JPH04111523 U JP H04111523U
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JP
Japan
Prior art keywords
reserve tank
cooling water
tank body
overflow passage
overflow
Prior art date
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Pending
Application number
JP1543191U
Other languages
English (en)
Inventor
信之 江崎
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、自動車等の水冷エンジン用ラジエ
ータに付設されているリザーブタンクに関し、詳しく
は、貯蔵される冷却水のオーバーフロー防止のための構
造に関し、冷却水をオーバーフロー通路から排出する冷
却水の量を少なくすることを目的とする。 【構成】 オーバーフロー通路3を、その入口5を下方
に向けてリザーブタンク本体2の内部空間2Aに連通さ
せるとともにその出口9を大気と連通させるようにリザ
ーブタンク本体2の頂部4の上面側4Aに形成し、頂部
4におけるオーバーフロー通路3側の下面側に、オーバ
ーフロー通路3の入口5付近に向かう冷却水をリザーブ
タンク本体2の底部6の方向に戻す冷却水案内部10を
形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等の水冷エンジン用ラジエータに付設されているリザーブタ ンクに関し、詳しくは、貯蔵される冷却水のオーバーフロー防止のための構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ラジエータ等の熱交換器では、冷却水の量及び内圧調整を行うため、 冷却水を一時貯蔵するリザーブタンクが、例えば実開昭60−170028号公 報に示すように用いられている。 この種のリザーブタンクとして、図3に示すものが知られている。図において 、101は従来におけるリザーブタンクで、このリザーブタンク101は冷却水 を貯蔵するリザーブタンク本体102と、このリザーブタンク本体102の頂部 102Aに一体のオーバーフロー通路103とを有している。このオーバーフロ ー通路103の入口104は、リザーブタンク本体102の内部空間102B内 に開口した状態で、リザーブタンク102の側壁102Cに設けられている。オ ーバーフロー通路103の出口105は下方に向けられている。このようにして 、オーバーフロー通路103はリザーブタンク本体102の内部空間102Bと 大気側を連通している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のリザーブタンク101にあっては、当該リザーブタンク10 1を搭載した車両の悪路等における振動により当該リザーブタンク101が振動 し、リザーブタンク本体102に貯えられた冷却水は跳ね上がって頂部104に 達したり、また、当該リザーブタンク101を搭載した車両が曲がる時や該車両 を車載車に傾斜して搭載すると、当該リザーブタンク101に対して冷却水が傾 斜状態になり、冷却水の水面が入口104に達する。
【0004】 このような状態では、このオーバーフロー通路103の入口104が、リザー ブタンク本体102の内部空間102B内に開口した状態で、リザーブタンク1 02の側壁102Cに設けられているので、リザーブタンク本体102内の冷却 水は、入口104に入り込み、オーバーフロー通路103を介してリザーブタン ク101の外部に排出され易く、冷却水の量が減り、冷却水の量の減少によるラ ジエータのオーバーヒート等の不具合の発生の虞がある。
【0005】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、冷却 水をオーバーフロー通路から排出する冷却水の量を少なくすることがきるリザー ブタンクを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、冷却水を貯えるリザーブタンク本体の頂部に、その内部空間と大気 とを連通するオーバーフロー通路を設けてなるリザーブタンクにおいて、オーバ ーフロー通路を、その入口を下方に向けてリザーブタンク本体の内部空間に連通 させるとともにその出口を大気と連通させるようにリザーブタンク本体の頂部の 上面側に形成し、頂部におけるオーバーフロー通路側の下面側に、オーバーフロ ー通路の入口付近に向かう冷却水をリザーブタンク本体の底部の方向に戻す冷却 水案内部を形成したことを特徴とする。
【0007】 なお、頂部におけるオーバーフロー通路のない側の下面側に、オーバーフロー 通路の入口付近に向かう冷却水をリザーブタンク本体の底部方向に戻す冷却水案 内部を形成することができる。
【0008】
【作用】
本考案においては、当該リザーブタンクが傾斜状態になったり、振動すると、 リザーブタンク本体に貯えられた冷却水は、リザーブタンク本体に対して傾斜し たり、跳ね上がって頂部に達し、オーバーフロー通路の入口内に流れ込もうとす るが、頂部におけるオーバーフロー通路側の下面側に形成された冷却水案内部に より、その流れの方向が変えられ、リザーブタンク本体の底部の方向に戻される 。
【0009】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。図1,図2は本考案の実 施例に係わるリザーブタンクを示す。 図1において、1は本考案の実施例に係わるリザーブタンクで、このリザーブ タンク1は冷却水を貯蔵するリザーブタンク本体2と、このリザーブタンク本体 2に一体のオーバーフロー通路3とを有している。このオーバーフロー通路3に ついて詳しく述べる。
【0010】 リザーブタンク本体2の頂部4の右側部分4Bの上面側4A上には、一体にオ ーバーフロー通路3が形成されている。このオーバーフロー通路3の入口5は所 定の長さの垂直の短管に構成され、入口5の先端は頂部4から下方に向けて突出 し、リザーブタンク本体2の内部空間2A内に開口している。オーバーフロー通 路3は、その入口5に連続して底部6の面に対して入口5から側壁4Cの方向に 行くに従って上方に持ち上がるように傾斜した排出管部8を有し、この排出管部 8に出口9が連続しており、この出口9は所定の長さの垂直の短管に構成されて 下方に向けられている。このようにして、オーバーフロー通路3の入口5は内部 空間2Aに連通し、出口9は大気側に連通している。
【0011】 リザーブタンク本体2の頂部4の右側部分4Bの下側面には、オーバーフロー 通路3の入口5付近に向かう冷却水をリザーブタンク本体2の底部6の方向に戻 す第1冷却水案内部からなる冷却水案内部10が形成されている。この冷却水案 内部10は、側壁4Cから入口5の先端にかけて位置し、上方に向かって凹んで 湾曲面となっている。
【0012】 また、オーバーフロー通路3のない頂部4の左側部分4Eに形成された開口部 4Dにはキャップ11が取り付けられており、このオーバーフロー通路3のない 頂部4の左側部分4Eからオーバーフロー通路3の入口5の先端にかけて、曲が り面角度が略直角の第2冷却水案内部からなる冷却水案内部12が形成されてお り、冷却水案内部12は、冷却水を頂部4の左側部分4Eから入口5の突出した 外周壁に当たって下流して底部6の方向に戻す。
【0013】 そして、当該リザーブタンク本体2とオーバーフロー通路3は、樹脂製に構成 され、ブロー成形によって成形される。その成形の際、図2に示すように、一対 の成形金型内にセットされた一対の縦半分のパリソン13,13のパリソン接合 部13A,13Aが接合して上述した頂部4の右側部分4Bが壁状に形成される 。
【0014】 次に、本実施例の作用,効果について説明する。 当該リザーブタンク1を搭載した車両の振動により当該リザーブタンク1が振 動し、リザーブタンク本体2に貯えられた冷却水は跳ね上がって頂部4に達し、 また、当該リザーブタンク1を搭載した車両が曲がる時や該車両を車載車に傾斜 して搭載すると、当該リザーブタンク1に対して冷却水が傾斜状態になる。
【0015】 このような状態では、例えば、冷却水は、リザーブタンク本体2の側壁4Cか らオーバーフロー通路3の入口5付近に向かって流れ込み、オーバーフロー通路 3の入口5に入って外部に排出されようとするが、頂部4におけるオーバーフロ ー通路側3の下面側に形成された各冷却水案内部10,12により、その流れの 向きが冷却水案内部10,12に沿って流れるように規制され、リザーブタンク 本体2の底部6の方向に戻される。
【0016】 従って、当該リザーブタンク1が傾斜状態になったり、振動しても、オーバー フロー通路3から当該リザーブタンク1の外に流出する冷却水の量を少なくする ことができ、その結果、冷却水の量を減らさずに済み、冷却水の量の減少による ラジエータのオーバーヒート等の不具合を事前に防ぐことができる。 また、オーバーフロー通路3は、底部6の面に対して入口5から側壁4Cの方 向に行くに従って上方に持ち上がるように傾斜した排出管部8を有しており、車 両が傾斜してもそれだけ排出管部8が垂直方向に傾斜し難いので、冷却水の排出 量を少なくすることができる。
【0017】 なお、本実施例においては、リザーブタンク本体2の頂部4に形成された冷却 水案内部10は、上方に向かって凹んで湾曲面となっているが、かかる形状に限 定されることなく、例えば、冷却水案内部12と同様に曲がり面角度が略直角の 面に形成することもできる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、当該リザーブタンクが傾斜状態になった り、振動すると、リザーブタンク本体に貯えられた冷却水は、頂部に達して、オ ーバーフロー通路の入口内に流れ込もうとするが、頂部における冷却水案内部に より、その流れの方向が変えられ、リザーブタンク本体の底部に戻される。従っ て、当該リザーブタンクが傾斜状態になったり、振動しても、オーバーフロー通 路からリザーブタンクの外に流出する冷却水の量を少なくすることができる効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わるリザーブタンクの一部
断面図である。
【図2】図1のC−C線に沿って切断した断面図であ
る。
【図3】従来におけるリザーブタンクの一部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 リザーブタンク 2 リザーブタンク本体 2A 内部空間 3 オーバーフロー通路 4 頂部 4A 上面側 5 入口 6 底部 9 出口 10,12 冷却水案内部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水を貯えるリザーブタンク本体
    (2)の頂部(4)に、その内部空間(2A)と大気と
    を連通するオーバーフロー通路(3)を設けてなるリザ
    ーブタンクにおいて、オーバーフロー通路(3)を、そ
    の入口(5)を下方に向けてリザーブタンク本体(2)
    の内部空間(2A)に連通させるとともにその出口
    (9)を大気と連通させるようにリザーブタンク本体
    (2)の頂部(4)の上面側(4A)に形成し、頂部
    (4)におけるオーバーフロー通路(3)側の下面側
    に、オーバーフロー通路(3)の入口(5)付近に向か
    う冷却水をリザーブタンク本体(2)の底部(6)の方
    向に戻す冷却水案内部(10)を形成したことを特徴と
    するリザーブタンク。
  2. 【請求項2】 頂部(4)におけるオーバーフロー通路
    (3)のない側の下面側に、オーバーフロー通路(3)
    の入口(5)付近に向かう冷却水をリザーブタンク本体
    (2)の底部(6)方向に戻す冷却水案内部(12)を
    形成したことを特徴とする請求項1記載のリザーブタン
    ク。
JP1543191U 1991-03-15 1991-03-15 リザーブタンク Pending JPH04111523U (ja)

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JP1543191U JPH04111523U (ja) 1991-03-15 1991-03-15 リザーブタンク

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JP1543191U JPH04111523U (ja) 1991-03-15 1991-03-15 リザーブタンク

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JPH04111523U true JPH04111523U (ja) 1992-09-28

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ID=31902638

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JP1543191U Pending JPH04111523U (ja) 1991-03-15 1991-03-15 リザーブタンク

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JP (1) JPH04111523U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223044A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Suzuki Motor Corp リザーブタンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223044A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Suzuki Motor Corp リザーブタンク

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