JP5887904B2 - 車両用リザーブタンク - Google Patents
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Description
従来、この問題の対策には、1)タンクの注水パイプの延長、2)仕切り板の追加などの対策が取られている(例えば特許文献1乃至4参照)。例えば、特許文献4に開示の技術では、冷却水の貯留部の上方に内側に突出して対向する一対の凸部を設けている。
また、他部品となるシールパッキンやキャップによって冷却水の漏れ対策を行うことも考えられるが、それら他部品の形状が複雑となったり部品点数も増加したりするなど、リザーブタンク全体の低コスト化が困難となってしまう。
そこで、本発明の目的は、部品点数を増加させることなく簡易な構成によって注水口から冷却水が漏れるのを防止しつつ冷却水の注水作業を低下させてしまうのを防止することである。
また、(1)の態様の発明によれば、本体部の側壁は、凸部を設けたことによる凹部によって面剛性が高まるため、例えば、振動騒音の発生を抑制できる。
また、(2)の態様の発明によれば、ラジエタとの間で冷却水を受け渡す冷却水送流管を本体部の外側に配置させることができるため、本体部内に冷却水送流管を配置することなくラジエタとの間で冷却水を受け渡すことができる。これによって、(2)の態様の発明では、一対の凸部の間の隙間をより狭くでき、一対の凸部の隙間を介して冷却水が上方に飛散してしまうのをより確実に防止できる。
本実施形態は、本発明を適用した車両用リザーブタンクである。この車両用リザーブタンクは、車両のエンジンルームに配置される。
図1及び図2には、本実施形態の車両用リザーブタンク1の構成例を示す。ここで、図1は斜視図であり、図2は側面図である。
図1及び図2に示すように、車両用リザーブタンク1は、概略として、冷却水を貯留するタンク本体10と、冷却水をタンク本体10に注入するための注水パイプ20と、不図示のラジエタとの間で冷却水を受け渡しする冷却水送流管であるパイプ30とを有している。
以下の説明では、横断面で長辺となる側壁10a,10bを第1及び第2側壁10a,10bといい、前述の湾曲形状の側壁10cを第3側壁10cといい、横断面で短辺となる他方の側壁10dを第4側壁10dということにする。
図3乃至図5に示すように、絞り部11は、タンク本体10の上端部側において該タンク本体10に貯留される冷却水Wの貯留最高規定水位hよりも上方でかつ連通口10gの下方に位置するように形成されている。この絞り部11は、タンク本体10の第1及び第2側壁10a,10bに互いに対向する第1及び第2凸部12,13をそれぞれ設けて形成されている。この絞り部11を構成する凸部12,13は水平方向に延びている。そして、凸部12,13は、その水平方向の幅L1が連通口10gの幅(直径)L2よりも広くなっており、上方からみて第1凸部12の水平方向の幅L1の範囲内に連通口10gが収まるようになっている。
このような絞り部11によって第1及び第2側壁10a,10bの一部を絞ることで、タンク本体10内には、第1凸部12と第2凸部13との間の隙間からなる空間部(以下、第1空間部という。)14と、第1及び第2凸部12,13の両側に第1空間部14よりも面積が広い空間部(以下、第2及び第3空間部という。)15,16とが形成される。ここで、図4に示すように、第1空間部14は、矢印vで示す上方からの平面視でその上方に形成されている連通口10gに重ならないように該連通口10gの中心に対してオフセットされている。すなわち、連通口10gが形成されている側の第1側壁10aに形成した第1凸部12は、対向する第2側壁10b側に連通口10gよりも深く突出している。
図6に示すように、注水パイプ20の注水口21の周壁の周囲、すなわち、注水パイプ20の上端の周囲には、径方向に突出するリップ部23が形成されている。そして、注水パイプ20の注水口21の周壁には、リップ部23を含めて一部を切り欠く切り欠き部24が形成されている。
注水パイプ20の注水口21及びキャップ22がこのような形状であるため、注水パイプ20の注水口21にキャップ22を取り付けた状態で、注水パイプ20の注水口21は、切り欠き部24によって矢印Gに示す経路のように形成されるいわゆるラビリンス構造の連通口(以下、大気開放連通路という。)を介して大気圧の外部と連通する。
次に、本実施形態の車両用リザーブタンク1における作用等を説明する。
車両用リザーブタンク1は、注水パイプ20の注水口21をキャップ22で被うことで注水パイプ20とキャップ22との間にラビリンス構造の大気開放連通路を形成している。
そして、車両用リザーブタンク1は、車両の加減速、左右旋回、及び荒地走行等によってタンク本体10内の冷却水が揺動し跳ね上がった場合でも、図4及び図5に示す矢印Dのように、その跳ね上がった冷却水を絞り部11(凸部12,13)によって下方に撥ね返すため、絞り部11の上方への冷却水の飛散を防止でき、大気開放連通路から冷却水が漏れるのを防止できる。
図7に示すように、従来の車両用リザーブタンク100では、車両の加減速、左右旋回、及び荒地走行等によって冷却水が揺動すると、上部に設けた大気開放連通路101から冷却水が漏れてしまう。これに対して、本実施形態の車両用リザーブタンク1では、このような冷却水の漏れを防止できる。
ここで、特許文献4に開示の技術では、一対の凸部の間の隙間の真上に注水口が位置しているため、一対の凸部の間の隙間を介して上方に飛散した冷却水が注水口に達して漏れてしまう可能性がある。これに対して、本実施形態では、たとえ一対の凸部の間の隙間を介して冷却水が上方に飛散するようなことがあっても、その冷却水が注水パイプ20内に入り込むのを防止し、大気開放連通路から冷却水が漏れるのを防止できる。
また、車両用リザーブタンク1は、パイプ30をタンク本体10の外側に配置してタンク本体10の下端でタンク本体10内と連通させており、タンク本体内ホースを注水パイプ20からタンク本体10内に挿入しタンク本体10内で位置決めするようなことを要しない構造となっている。
また、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
Claims (2)
- 車体に取り付けられ内燃機関の冷却水を貯留する立方形状の本体部と、前記本体部の注水連通口で一端が連結され他端に注水口が形成されている筒形状の注水部と、前記注水部に着脱自在に装着されるキャップと、前記注水部と前記キャップとの間に形成され前記注水部内を大気圧の外部に連通させる大気開放連通路と、を有する車両用リザーブタンクにおいて、
前記本体部の上下方向に延びかつ互いに対向する一対の側壁において前記本体部内に貯留可能最高規定水位よりも上方でかつ前記注水部連通口の下方に前記本体部の内側に突出して互いに対向する一対の凸部を有し、
前記一対の凸部の水平方向の幅が前記注水部連通口の幅よりも広くなっており、上方からみて前記一対の凸部の幅の範囲内であって前記注水部連通口が形成されている側の前記側壁に形成された凸部の上方に前記注水部連通口が配置され、
前記本体部内における前記一対の凸部の両側には、上方からの平面視で前記一対の凸部の間の隙間の面積よりも大きい面積を有する空間部が形成されることを特徴とする車両用リザーブタンク。 - 前記本体部は、前記側壁における前記一対の凸部より下方にて該本体部内に連通し、ラジエタとの間で冷却水を受け渡しする連通口をその外側に有することを特徴とする請求項1に記載の車両用リザーブタンク。
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