JP6331530B2 - リザーバタンク - Google Patents

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Description

本発明は、液体を貯留するリザーバタンクに関するものである。
作動油等の液体が貯留されるリザーバタンクは、その注液口から液体が漏出しないように、キャップが注液口に取り付けられている。リザーバタンク内が大気圧となるように、キャップには通気口が形成されている。特許文献1には、リザーバと外気との空気の流通が許容されつつ、リザーバ内に貯留された液体が通気口から外部に漏出しないように、キャップの裏面側にスリットが形成されたシール部材が取り付けられたリザーバタンクが提案されている。
具体的には、キャップの裏面側には、リバーザタンク内に突出する凹部が形成され、この凹部の下面にシール部材が取り付けられている。そして、このシール部材は、注液口の内周面と密接している。そして、キャップの凹部の外周側と注液口の内周側の間には、通気口と連通する通気路が形成され、スリットが通気口の反対側に位置するようにシール部材が凹部の下面に取り付けられている。
このような構成によって、リザーバタンク内の気圧が大気圧に対して変化した場合には、通気路及びスリットを介して、リザーバタンクと通気口間において空気が流通して、リザーバタンクと外気との空気の流通が許容されるようになっている。そして、振動時にリザーバタンク内の液体が跳ね上がったとしても、この液体がシール部材に衝突してリザーバタンク内に戻る。そして、スリットは通気口の対角に配置されて、スリットと通気口の間の通気路の距離が確保されているため、液体がスリットを通過したとしても、容易に液体が通気口から漏出しないようになっている。
特許4820399号公報
車両の生産ラインにおいて、液体注入装置の注出口をリザーバタンクの注液口に接続した状態で、液体注入装置からリザーバタンク内に液体が注入される。そして、液体注入装置の注出口は、リザーバタンクの注液口に対応した形状となっているため、注液口が大きいと注出口もまた大きくなってしまう。近年、エンジンルーム内に様々な補機類が搭載されていることから、注出口が大きいと補機類に注出口が干渉してしまうため、注出口を小型化するために、リザーバタンクの注液口の小型化が望まれている。
しかしながら、注液口が小型化されると、通気口とスリットの間の通気路の距離が短くなってしまうため、スリットを通過した液体が通気口から外部に漏出するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、注液口を小型化しつつ、貯留されている液体の漏出を防止することができるリザーバタンクを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するためになされた、請求項1に係るリザーバタンクの発明は、液体を貯留する貯留室と、当該貯留室に接続した筒状の注液部とを備えたタンク本体と、裏面に下方に突出する突出部が形成された蓋部と、前記突出部の外周側において前記蓋部の裏面から下方に形成された筒状の筒部とを備え、前記突出部と前記筒部の間に形成された環状の通気路と外気とを連通させる通気口が形成され、前記筒部が前記注液部に挿通されて、前記蓋部が前記注液部の開口部を閉塞するように、前記注液部に取り付けられるキャップと、表裏で前記貯留室と前記通気路を連通させるスリットが形成され、前記突出部の下端に取り付けられ、外縁が前記筒部の内周面と密接するシール部材と、を有し、前記筒部と前記突出部の間には、前記通気路を遮断する隔壁が形成され、前記隔壁の下端は、前記シール部材の上面と密接し、前記通気口は、前記隔壁に対し一方の側であって前記隔壁に近接している位置に形成されるとともに、前記スリットは、前記隔壁に対し他方の側であって前記隔壁に近接している位置に形成されている。
このように、筒部と突出部の間には、環状に形成された通気路を遮断する隔壁が形成されている。通気口は、隔壁に対し一方の側であって隔壁に近接している位置に形成されるとともに、スリットは、隔壁に対し他方の側であって隔壁に近接している位置に形成されている。これにより、通気路において、通気口とスリット間の距離が確保される。このため、仮に、貯留室内の液体が、スリットを通過して通気路内に侵入したとしても、通気口に到達するには、通気口とスリット間の距離が確保されている通気路内を流通する必要が有るので、液体の通気口から外部への漏出が防止される。このように、注液口を小型化したとしても、貯留されている液体の漏出を防止することができるリザーバタンクを提供することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記シール部材の外縁には、位置決め凹部が形成され、前記筒部の内周面には、前記位置決め凹部と係合する位置決め突起が形成されている。これにより、スリットが隔壁に対して確実に位置決めされる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記スリットは、前記位置決め凹部に隣接する位置に形成されている。これにより、表裏関係無くシール部材をキャップに取り付けたとしても、スリットが隔壁に近接する位置に配置される。このため、スリットが隔壁に近接する位置に配置されない取付ミスを防止することができ、シール部材のキャップへの取付時の作業性が向上する。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3に記載の発明において、前記シール部材には、表裏を連通する取付穴が形成され、前記突出部の下端には、下方に突出する取付突起が形成され、前記取付突起の下端は、前記筒部の下端よりも下方に位置し、前記取付穴に前記取付突起が挿通して、前記シール部材が前記キャップに取り付けられている。このように、取付突起の下端が、筒部の下端よりも下方に位置しているので、シール部材の取付穴への取付突起の挿入が容易となり、シール部材のキャップへの取付時の作業性が向上する。
請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項4に記載の発明において、リザーバタンクは、車両のトランスミッションに取り付けられ、前記車両のクラッチを作動させる作動油を貯留する。トランスミッションは、下部が開口したエンジンルームに搭載されている。このため、トランスミッションに取り付けられたリザーバタンクには、エンジンルーム下部の開口部から侵入した水が付着しやすい。しかし、仮に、通気口から通気路内に水が侵入したとしても、当該水がスリットに到達するには、通気口とスリット間の距離が確保されている通気路内を流通する必要が有るので、貯留室内への水の侵入が防止される。
本実施形態のリザーバタンクの分解斜視図である。 図1及び図4のA−A断面図であり、リザーバタンクの断面図である。 キャップの裏面側斜視図である。 キャップの裏面図であり、シール部材に形成されたスリットを一点鎖線で表した図である。 シール部材の表面図である。 本実施形態のリザーバタンクが搭載される車両の説明図である。
(リザーバタンクの構造)
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図2に示すように、本実施形態のリザーバタンク10は、タンク本体1、キャップ2、シール部材3、固定部材4、キャッチタンク5(図2示)、接続パイプ6、シールリング7、通気パイプ8とから構成されている。タンク本体1、キャップ2、及びキャッチタンク5は合成樹脂等の硬質材料で構成されている。シール部材3、接続パイプ6、シールリング7、及び通気パイプ8は、ゴムやエラストマー等の軟質材料で構成されている。
タンク本体1は、貯留室1aと、注液部1bとから構成されている。貯留室1aは、箱形形状であり、内部に作動液等の液体が貯留される。図2に示すように、貯留室1aの上部には、貯留室1a内部に連通する接続口1fが形成されている。この接続口1fに、液体流通パイプ21に一端が接続されている。図6に示すように、液体流通パイプ21の他端は、クラッチ92を作動させるマスタシリンダ95に接続さている。マスタシリンダ95と貯留室1aとの間において、液体流通パイプ21を介して液体が流通する。
図2に示すように、貯留室1aの天井壁1cには、円形状の開口部1dが形成されている。注液部1bは、円筒形状であり、その下端が貯留室1aの開口部1dに接続している。図2に示すように、注液部1bの内周面には係合突部1gが形成されている。図1に示すように、注液部1b上部の開口部が注液口1eとなっている。
図2に示すように、キャッチタンク5は、タンク本体1の下部に取り付けられている。キャッチタンク5は、箱形である。キャッチタンク5には、その内部に連通する第一接続口5a及び第二接続口5bが形成されている。第一接続口5aには、通気パイプ8が接続されている。通気パイプ8の第一接続口5aとの接続部分との反対側は、外気に開口している。キャッチタンク5内には、隔壁5cが形成され、第一接続口5aと第二接続口5bの間において空気が流通する流路の距離が確保されている。
次に、図2〜図4を用いて、キャップ2について説明する。キャップ2は、蓋部2aと筒部2bとから構成されている。蓋部2aは、略円板形状である。蓋部2a裏面の中心には、有底筒状の突出部2hが下方に突出形成されている。なお、突出部2hの底部2pは下方に配置されている。また、突出部2hは円柱形状であっても差し支え無い。
筒部2bは、略円筒形状である。筒部2bは、突出部2hの外周側において、蓋部2aの裏面から下方に形成されている。筒部2bの外径は、タンク本体1の注液部1bの内径(注液口1e)よりも小さくなっている。このため、筒部2bが注液部1b内に挿入可能となっている。
筒部2bが注液部1bに挿通されて、蓋部2aが注液口1eを閉塞するように、キャップ2が注液部1bに取り付けられる。筒部2bの外周面の下端には、係合突起2cが形成されている。係合突起2cが注液部1bの内周面に形成された係合突部1gと係合して、キャップ2の注液部1bからの脱落が防止される。
図2に示すように、筒部2bの外周面には、全周に渡って取付凹部2gが形成されている。取付凹部2gには、シールリング7が取り付けられている。キャップ2がタンク本体1に取り付けられている状態では、シールリング7が注液部1bの内周面に全周に渡って密着し、タンク本体1内の液体の外部への漏出が防止される。
図2に示すように、筒部2b上部2iの内径は、筒部2b下部2jの内径よりも小さくなっている。図2や図3に示すように、筒部2b上部2iと筒部2b下部2jとの間には、段差面2kが形成されている。
突出部2hの底部2pの中心には、円筒形状又は円柱形状の取付突起2rが下方に突出形成されている。図2に示すように、取付突起2rの下端は、筒部2bの下端よりも下方に位置している。
突出部2hの外周面と、筒部2b上部2iの内周面の間は、通気路2mとなっている。図2〜図4に示すように、蓋部2aには、円筒形状のニップル2fが形成されている。ニップル2fの基端は、通気口2nとなっていて、通気路2m内に開口している。接続パイプ6の一端がニップル2fに接続し、接続パイプ6の他端がキャッチタンク5の第二接続口5bに接続している。このように、ニップル2f(通気口2n)、接続パイプ6、キャッチタンク5、通気パイプ8によって、通気路2mと外気が連通している。
図2〜図4に示すように、筒部2b上部2iの内周面と突出部2h外周面の間には、通気路2mを横断するように隔壁2qが形成されている。つまり、隔壁2qは、通気路2mの途中部分を遮断している。図4に示すように、通気口2nは隔壁2qに近接(隣接)する位置に形成されている。筒部2b上部2iの内周面には、位置決め突起2sが形成されている。本実施形態では、位置決め突起2sは、通気口2nの反対側の隔壁2qに近接する位置に形成されている。
図5に示すように、シール部材3は、略円板形状である。シール部材3の中心には、シール部材3の表裏を連通する取付穴3aが形成されている。シール部材3の外縁には、位置決め凹部3bが凹陥形成されている。この位置決め凹部3bは、キャップ2に形成された位置決め突起2sと係合する。シール部材3の位置決め凹部3bに近接(隣接)する位置には、シール部材3の表裏を連通するスリット3cが形成されている。
位置決め凹部3bが位置決め突起2sと係合して、シール部材3の取付穴3aにキャップ2の取付突起2rが挿通して、シール部材3が突出部2hの下端に取り付けられている。取付穴3a周囲のシール部材3上面は、突出部2hの底部2pと密接している。シール部材3上面の外縁は、筒部2bの内周面に形成された段差面2kと密接している。このため、タンク本体1の貯留室1a内に貯留されている液体の外部への漏出が防止される。
図2に示すように、隔壁2qの下端は、シール部材3の上面と密接している。位置決め凹部3bと位置決め突起2sと係合して、シール部材3のキャップ2の回転方向の位置が位置決めされる。これにより、図4に示すように、スリット3cが隔壁2qに近接する位置に位置決めされる。このように、隔壁2qを挟んで、隔壁2qに近接する位置に、通気口2nとスリット3cが配置されているので、通気路2mにおいて、通気口2nとスリット3c間の距離aが確保される。
このような構成によって、タンク本体1の貯留室1aは、シール部材3のスリット3c、通気路2m、通気口2n、接続パイプ6、キャッチタンク5、及び通気パイプ8を介して、外気に連通している。
図1に示すように、固定部材4は、その中心に挿通穴4cが形成されたリング部4aと、挿通穴4cに複数形成された固定片4bとから構成されている。固定部材4は弾性を有する金属で構成されているので、固定片4bはリング部4aに対して弾性変形可能となっている。図2に示すように、固定部材4の挿通穴4cにキャップ2の取付突起2rが挿通して、リング部4aがシール部材3の下面と当接するように、固定部材4が取付突起2rに取り付けられている。複数の固定片4bの先端が、取付突起2rの外周面に当接し、固定部材4の取付突起2rからの脱落が防止されるようになっている。固定部材4によって、シール部材3のキャップ2からの脱落が防止される。
通常時は、スリット3cは閉塞していて、貯留室1aと通気路2mの間を閉塞している。このため、シール部材3によって、貯留室1a内に貯留された液体の外部への漏出が防止される。一方で、マスタシリンダ95(図6示)と貯留室1aとの間において、液体流通パイプ21を介して液体が流通して、貯留室1a内の気圧が大気圧と異なった場合には、スリット3cが僅かに開口し、スリット3cを介して、貯留室1aと通気路2mが連通し、外気が貯留室1a内に吸気され、又は、貯留室1aの空気が外部に排気される。この場合には、スリット3cは、僅かにしか開口しないので、貯留室1a内の液体のスリット3cから通気路2mへの漏出が防止される。
(リザーバタンクが搭載される車両)
以下に、図6を用いて、本実施形態のリザーバタンク10が搭載される車両100について説明する。車両100のエンジンルームには、エンジン91、クラッチ92、トランスミッション93が、直列に設けられている。リザーバタンク10は、トランスミッション93の側部に設けられている。本実施形態では、トランスミッション93及びクラッチ92は、オートマチック式である。リザーバタンク10は、クラッチアクチュエータ94によって作動するマスタシリンダ95に作動液を供給するとともに、マスタシリンダ95からの作動液を吸液するものである。つまり、リザーバタンク10は、クラッチ92を作動させる作動液を貯留するものである。なお、マスタシリンダ95とクラッチ92は、配管96によって接続されている。
(本実施形態の効果)
以上の説明から明らかなように、図4に示すように、筒部2bと突出部2hの間には、通気路2mを遮断する隔壁2qが形成されている。そして、通気口2n及びスリット3cは、隔壁2qの両側において、隔壁2qに近接している。これにより、通気路2mにおいて、通気口2nとスリット3c間の距離aが確保される。このため、仮に、貯留室1a内の液体が、スリット3cを通過して通気路2m内に侵入したとしても、通気口2nに到達するには、通気口2nとスリット3c間の距離aが確保されている通気路2m内を流通する必要が有るので、液体の通気口2nから外部への漏出が防止される。このように、注液口1eを小型化したとしても、貯留されている液体の漏出を防止することができるリザーバタンク10を提供することができる。
また、図5に示すように、シール部材3の外縁には、位置決め凹部3bが形成されている。そして、図4に示すように、筒部2bの内周面には、位置決め凹部3bと係合する位置決め突起2sが形成されている。これにより、図4に示すように、スリット3cが隔壁2qに対して確実に位置決めされる。
シール部材3の取付穴3aと取付突起2rを偏心させて、スリット3cが隔壁2qに位置決めされる構造では、注液口1eが小型化されると、取付穴3aと取付突起2rの偏心量を確保することが困難となる。しかし、本実施形態では、位置決め凹部3bと位置決め突起2sが係合することにより、スリット3cが隔壁2qに位置決めされる構造であるので、注液口1eを小型化しつつ、確実にスリット3cを隔壁2qに位置決めさせることができる。
また、図5に示すように、スリット3cは、位置決め凹部3bに隣接する位置に形成されている。これにより、表裏関係無くシール部材3をキャップ2に取り付けたとしても、スリット3cが隔壁2qに近接する位置に配置される。このため、スリット3cが隔壁2qに近接する位置に配置されない取付ミスを防止することができ、シール部材3のキャップ2への取付時の作業性が向上する。
また、図2に示すように、取付突起2rの下端が、筒部2bの下端よりも下方に位置している。これにより、シール部材3の取付穴3aへの取付突起2rの挿入が容易となり、シール部材3のキャップ2への取付時の作業性が向上する。
図6に示すように、本実施形態のリザーバタンク10は、車両100のトランスミッション93に取り付けられ、車両100のクラッチ92を作動させる作動油を貯留する。トランスミッション93は、下部が開口したエンジンルームに搭載されている。このため、トランスミッション93に取り付けられたリザーバタンク10には、エンジンルーム下部の開口部から侵入した水が付着しやすい。しかし、仮に、通気口2nから通気路2m内に水が侵入したとしても、当該水がスリット3cに到達するには、通気口2nとスリット3c間の距離aが確保されている通気路2m内を流通する必要が有るので、貯留室1a内への水の侵入が防止される。
また、通気口2nは、接続パイプ6、キャッチタンク5、及び通気パイプ8を介して外気に連通している。このため、仮に、通気パイプ8内に水が侵入したとしても、当該水はキャッチタンク5に滞留し、接続パイプ6側には侵入しない。このため、貯留室1a内への水の侵入が確実に防止される。
(別の実施形態)
以上説明した実施形態では、リザーバタンク10は、クラッチ92を作動させる作動液を貯留している。しかし、リザーバタンク10は、ブレーキフルードや冷却水等の液体を貯留するためにも用いることができる。
1…タンク本体、1a…貯留室、1b…注液部、2…キャップ、2a…蓋部、2b…筒部、2h…突出部、2m…通気路、2n…通気口、2q…隔壁、2r…取付突起、2s…位置決め突起、3…シール部材、3a…取付穴、3b…位置決め凹部、3c…スリット、10…リザーバタンク、91…クラッチ、93…トランスミッション、100…車両

Claims (5)

  1. 液体を貯留する貯留室と、当該貯留室に接続した筒状の注液部とを備えたタンク本体と、
    裏面に下方に突出する突出部が形成された蓋部と、前記突出部の外周側において前記蓋部の裏面から下方に形成された筒状の筒部とを備え、前記突出部と前記筒部の間に形成された環状の通気路と外気とを連通させる通気口が形成され、前記筒部が前記注液部に挿通されて、前記蓋部が前記注液部の開口部を閉塞するように、前記注液部に取り付けられるキャップと、
    表裏で前記貯留室と前記通気路を連通させるスリットが形成され、前記突出部の下端に取り付けられ、外縁が前記筒部の内周面と密接するシール部材と、を有し、
    前記筒部と前記突出部の間には、前記通気路を遮断する隔壁が形成され、
    前記隔壁の下端は、前記シール部材の上面と密接し、
    前記通気口は、前記隔壁に対し一方の側であって前記隔壁に近接している位置に形成されるとともに、前記スリットは、前記隔壁に対し他方の側であって前記隔壁に近接している位置に形成されているリザーバタンク。
  2. 前記シール部材の外縁には、位置決め凹部が形成され、
    前記筒部の内周面には、前記位置決め凹部と係合する位置決め突起が形成されている請求項1に記載のリザーバタンク。
  3. 前記スリットは、前記位置決め凹部に隣接する位置に形成されている請求項2に記載のリザーバタンク。
  4. 前記シール部材には、表裏を連通する取付穴が形成され、
    前記突出部の下端には、下方に突出する取付突起が形成され、
    前記取付突起の下端は、前記筒部の下端よりも下方に位置し、
    前記取付穴に前記取付突起が挿通して、前記シール部材が前記キャップに取り付けられている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
  5. 車両のトランスミッションに取り付けられ、
    前記車両のクラッチを作動させる作動油を貯留する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のリザーバタンク。
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