JP4944745B2 - アンテナ及び当該アンテナを有する半導体装置 - Google Patents

アンテナ及び当該アンテナを有する半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、円偏波を受信可能なアンテナ及び当該アンテナを有する半導体装置に関する。
近年、RFID(Radio Frequency IDentification system)が研究され、実用化されている。
RFIDとは、無線で情報の送受信が可能な半導体装置(RFIDタグ、IDタグ、ICタグ、ICチップ、無線タグ、電子タグ、無線チップともよばれる)とリーダ/ライタ間で電磁波により通信を行い、データの記録や読み出しを行う技術のことである。このような半導体装置は、メモリ回路、信号処理回路等を有するIC(集積回路)とアンテナとによって構成される。半導体装置に用いられるアンテナとしては、構造が単純なことからダイポールアンテナや折り返しダイポールアンテナなどが多く用いられている。
一方で、半導体装置にダイポールアンテナ等の線状アンテナを設けた場合、当該アンテナとリーダ/ライタに設けられたアンテナとの偏波方向が異なる場合には大きな偏波損失が生じる事が知られている。そのため、半導体装置を物品に貼り付けて使用する状況を考える場合、貼り付ける向きが限定されるため実用上好ましくない。
この問題を解決するため、リーダ/ライタ側の送信アンテナとして円偏波の特性を持つものがしばしば用いられる。これによって、受信アンテナの偏波方向に関係なく通信を行うことが可能になる。ただし、円偏波の性質を持つ送信アンテナからの電磁波を線状アンテナで受信する場合、3dBの円偏波損失が発生する(例えば、非特許文献1)。このような円偏波損失がある場合には半導体装置が受信する電力が減少し、リーダ/ライタと半導体装置との通信距離が減少するため、円偏波損失を低減することが望ましい。
円偏波を受信するのに適したアンテナとして、特許文献1や特許文献2で提案されたアンテナが知られている。このアンテナは誘電体基板と、所定の間隔を介してグラウンドプレーンに対向配置されるよう前記誘電体基板上に形成された切断部を有するC型ループ素子からなる。
また、他にも円偏波を受信可能な薄型アンテナについては、ループアンテナとループアンテナの外側に配置された無給電素子を組み合わせたアンテナが提案されている(例えば、特許文献3)。
一般的なアンテナでは、アンテナの給電に50Ωの特性インピーダンスを持ったケーブルを用い、ケーブルとアンテナの間に整合回路を挿入することによってインピーダンス整合を行っている。インピーダンス整合が十分に行われない場合にはアンテナの入力部分でアンテナが受信した電力の反射が起こり、ケーブルから供給される電力がアンテナに入らないことになる。無線で情報の送受信が可能な半導体装置においては、ケーブル等による給電を行うのでは無く半導体装置を構成するアンテナとICとを直接接続し、給電が行われる。アンテナとICの間にインピーダンスの不整合が生じる場合、ICの動作に必要な電力がアンテナから供給されず半導体装置が動作しなくなる不具合が起こりうる。そのため半導体装置を構成するアンテナとIC間のインピーダンス整合が重要となる。
また、無線で情報を送受信する半導体装置においては低コスト化などの面から整合回路を用いず、インピーダンス整合を行うのが望ましい。(例えば、特許文献4を参照)
Klaus Finkenzeller 著、「RFIDハンドブック」、第2版、日刊工業新聞社刊、2004年5月、p.98−99 特開平8−195617号公報 特開2000−59241号公報 特開2005−102183号公報 特開2005−244283号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2に記載されている円偏波を受信するアンテナは、アンテナ導体部分とグラウンドプレーン間に所定の間隔を開ける必要がある。従って、半導体装置にこのようなアンテナを設ける場合、当該半導体装置の厚みが大きくなり、コストの増大や使用用途が限定されるという問題がある。また、特許文献3等に記載されている円偏波を受信可能な薄型アンテナを半導体装置に設ける場合、当該アンテナとIC間のインピーダンス整合を行う構造を備えていないため整合回路を別途用意する必要が生じる。
本発明は上記問題を鑑み、円偏波を受信可能であり、半導体装置のIC(集積回路)間とのインピーダンス整合を行うことが可能なアンテナ及び当該アンテナを備えた半導体装置を提供することを目的とする。
本発明は、円偏波損失を低減し、かつ半導体装置を構成するICとのインピーダンス整合を行う構造を有するアンテナを提供することによって、上記課題を解決する。
本発明のアンテナは、切断部により一部が切断されたループ状の第1の導体パターンと、当該ループ状の第1の導体パターンに接続された第2の導体パターン及び第3の導体パターンを有している。また、第2の導体パターンと第3の導体パターンは給電部に電気的に接続され、第2の導体パターンの全長は第3の導体パターンの全長より長く設けられ、第2の導体パターンが第3の導体パターンより切断部に近接して配置している。本発明において「給電部」とは、アンテナに給電を行う場所であり、送受信を行う際に、外部と電力や信号系の入出力を行う部分である。
また、本発明のアンテナは、第1の導体パターンの全長をLとした場合に、切断部から給電部までの長さがL/6以上L/4以下となる範囲に、給電部が設けられていることを特徴とする。なお、ここでいう給電部の設けられる位置は、当該給電部が電気的に接続される第2の導体パターンの端部と第3の導体パターンの端部の中間点から、最短距離に位置する導体パターン上に給電部を設けた場合を仮定する。
また、本発明のアンテナは、基板上に形成された第1の導体パターン、第2の導体パターン及び第3の導体パターンと、2つの端子を具備する給電部とを有し、第1の導体パターンの一方の端部は第2の導体パターンに接続され、他方の端部は第3の導体パターンに接続され、第2の導体パターンの一方の端部は給電部の一方の端子に電気的に接続され、第3の導体パターンの一方の端部は給電部の他方の端子に電気的に接続され、第2の導体パターンの他方の端部と第3の導体パターンの他方の端部は絶縁されており、給電部を介して電気的に接続された第2の導体パターンと第3の導体パターンから構成される導体パターンはループ状であり、第3の導体パターンの全長は第2の導体パターンの全長より長く設けられ、第1の導体パターンと第2の導体パターンの接続部から第2の導体パターンの一方の端部までの長さが、第1の導体パターンと第3の導体パターンの接続部から第3の導体パターンの一方の端部までの長さより長く設けられている。また、本発明のアンテナは、第2の導体パターンの全長をLとした場合に、第3の導体パターンの全長Lを3L以上5L以下とすることができる。
本発明の半導体装置は、2つの端子を具備する集積回路と、前記集積回路と電気的に接続されたアンテナとを有し、前記アンテナは、基板上に形成された第1の導体パターン、第2の導体パターン及び第3の導体パターンを有し、前記第1の導体パターンは、切断部により一部が分断されたループ状であり、前記第2の導体パターン及び前記第3の導体パターンの一方の端部は前記第1の導体パターンとそれぞれ接続され、前記第2の導体パターンの他方の端部は前記集積回路の一方の端子に電気的に接続され、前記第3の導体パターンの他方の端部は前記集積回路の他方の端子に電気的に接続され、前記第2の導体パターンの全長は、前記第3の導体パターンの全長より長く設けられ、前記第2の導体パターンが前記第3の導体パターンより前記切断部に近接して配置されている。また、本発明の半導体装置は、第1の導体パターンの全長をLとした場合に、切断部から集積回路までの長さがL/6以上L/4以下となる範囲に、集積回路が設けられた構成とすることができる。
また、本発明の半導体装置は、2つの端子を具備する集積回路と、前記集積回路と電気的に接続されたアンテナとを有し、前記アンテナは、基板上に形成された第1の導体パターン、第2の導体パターン及び第3の導体パターンを有し、前記第1の導体パターンの一方の端部は前記第2の導体パターンに接続され、他方の端部は前記第3の導体パターンに接続され、前記第2の導体パターンの一方の端部は前記集積回路の一方の端子に電気的に接続され、前記第3の導体パターンの一方の端部は前記集積回路の他方の端子に電気的に接続され、前記第2の導体パターンの他方の端部と前記第3の導体パターンの他方の端部は絶縁されており、前記集積回路を介して電気的に接続された第2の導体パターンと第3の導体パターンから構成される導体パターンはループ状であり、前記第3の導体パターンの全長は前記第2の導体パターンの全長より長く設けられ、前記第1の導体パターンと前記第2の導体パターンの接続部から前記第2の導体パターンの一方の端部までの長さが、前記第1の導体パターンと前記第3の導体パターンの接続部から前記第3の導体パターンの一方の端部までの長さより長く設けられている。また、本発明の半導体装置は、第2の導体パターンの全長をLとした場合に、第3の導体パターンの全長Lを3L以上5L以下とすることができる。
また、本発明の半導体装置は、集積回路に外部から無線で電力の充電を行うバッテリーを設けた構成とすることができる。
なお、本発明において、接続されているとは、電気的に接続されている場合と直接接続されている場合とを含むものとする。したがって、本発明が開示する構成において、所定の接続関係に加え、その間に電気的な接続を可能とする他の素子(例えば、スイッチやトランジスタや容量素子やインダクタや抵抗素子やダイオードなど)が配置されていてもよい。あるいは、間に他の素子を挟まずに、直接接続されて、配置されていてもよい。
本発明が提供する円偏波を受信可能なアンテナを使用することによって、リーダ/ライタから送信される円偏波の偏波状態をもった電磁波をRFタグで受信するときに発生する円偏波損失を低減する事が出来る。さらに、本発明が提供するアンテナはRFタグを構成するアンテナとIC(集積回路)の間でインピーダンス整合を行う構造を持っているため、通常アンテナと給電線の間に挿入される整合回路を必要とせず、小型化や低コスト化を図ることが出来る。また、単一平面で構成することが出来るアンテナであるため半導体装置の薄型化が容易であり、様々な物品に設けることが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
一般にアンテナは電磁波の送信と受信の両方に用いうる物であるが、以下に示す実施の形態では、説明を簡単にするために、アンテナが電磁波を受信する場合についてのみ説明し、送信する場合については省略する。アンテナからの電磁波の送信が本発明に含まれることは言うまでもない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明のアンテナの一例に関して図面を参照して説明する。
本実施の形態で示すアンテナは、基板100と、導体パターン101と、導体パターン102と、導体パターン103と、給電部104と、切断部105とを有している(図1(A)参照)。ここでは、導体パターン101は切断部105により一部が切断されたループ状となるように配置され、外部からの円偏波を効果的に受信する構成となっている。また、導体パターン102と導体パターン103は導体パターン101に接続され、当該導体パターン102と導体パターン103の端部が給電部104の端子に接続され、アンテナのインピーダンスを制御する構成となっている。以下に、具体的な構造に関して詳細に説明する。
導体パターン101、導体パターン102及び導体パターン103は、基板100上に設けられている。基板100としては、ガラス、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、セラミック、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)、アクリル、紙などの誘電体基板を用いることができる。導体パターン101〜導体パターン103は、例えば、線状に形成することができる。
導体パターン101は、切断部105により一部分が分断されたループ状となるように配置されており、2つの端部101a、101bを有している。ここでは、導体パターン101は切断部105により一つの頂点が欠けている正方形として示しているが、導体パターン101は一部が切断された正方形に限られず、一部が切断された円形状(C型ループ)であってもよいし(図6(A)参照)、一部が切断された多角形状であってもよい(図6(B)参照)。図6(B)では導体パターン101の一部が切断された八角形の場合を示したがこれに限られない。
導体パターン102は、2つの端部102a、102bを有しており、一方の端部102aは導体パターン101と電気的に接続されている。導体パターン103は、2つの端部103a、103bを有しており、一方の端部103aは導体パターン101と電気的に接続されている。また、導体パターン102、導体パターン103と電気的に接続するように給電部104が設けられている。給電部104は2つの端子を有し、導体パターン102の他方の端部102bと給電部104の一方の端子が電気的に接続され、導体パターン103の他方の端部103bと給電部104の他方の端子が電気的に接続されるように設けられる。例えば、導体パターン102の端部102b及び導体パターン103の端部103bと電気的に接続されるようにICチップを設けることによって、無線で情報の送受信が可能な半導体装置とすることができる。また、ここでは、導体パターン102、導体パターン103をL字状に設けた例を示しているが、これに限られない。
なお、導体パターン101、導体パターン102及び導体パターン103が同一の材料で同時に形成される場合には、ループ状の導体パターン101から突き出た部分が図1(A)における導体パターン102、導体パターン103に相当する。つまり、導体パターン101、導体パターン102及び導体パターン103が同一の材料で設けられた場合には、一つの導体パターンが、導体パターン101に相当する第1の部分と、導体パターン102に相当する第2の部分と、導体パターン103に相当する第3の部分を有する構成とみなすことができる。
また、導体パターン101、導体パターン102、導体パターン103は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)等の導電材料により設けることができる。
次に、導体パターン101と切断部105の関係を図1(B)に示す。導体パターン101を切断部105により一つの頂点が欠けている正方形として設ける場合、切断部105はいずれかの辺の一部に設ければよい。例えば、導体パターン101の向かい合う頂点を結んだ第一の対角線DL1と第二の対角線DL2の交点を原点Oとおく。次に原点Oから導体パターン101の各辺とそれぞれ直交するようにX軸及びY軸を定める。その時、X軸及びY軸によって決まる第一から第四までのどの象限にも、Y軸に平行な導体パターン101の辺と、X軸に平行な導体パターン101の辺が存在するように切断部105は配置される。
本実施の形態で示すアンテナにおいて、導体パターン102、導体パターン103は、アンテナの入力インピーダンスを制御するために設けられている。アンテナの入力インピーダンスの値は、導体パターン102の長さをD1、導体パターン103の長さをD2とすると、D1とD2の和(D0)に依存し、導体パターン102及び導体パターン103の長さを変えることにより、アンテナの入力インピーダンスを制御することが可能となる。本実施の形態で示すアンテナは、導体パターン102の長さD1と導体パターン103の長さD2が異なるように設ける。具体的には、導体パターン102と導体パターン103のうち、導体パターン101の端部から近い位置に設けられた導体パターンを長く設ける。ここでは、導体パターン101の端部101aと導体パターン102の端部102aとの間隔が、導体パターン101の端部101bと導体パターン103の端部103aとの間隔より小さいため、導体パターン102を導体パターン103より長く設けた構成を示している。なお、導体パターン102の長さD1とは、直線状に伸ばした導体パターン102の一方の端部102aから他方の端部102bまでの距離をいう。同様に、導体パターン103の長さD2とは、直線状に伸ばした導体パターン103の一方の端部103aから他方の端部103bまでの距離をいう。
このように、一部が分断されたループ状に設けられた導体パターンにアンテナのインピーダンスを制御する導体パターン102及び導体パターン103を設ける場合、導体パターン102と導体パターン103のうち、導体パターン101の端部から近い位置に設けられた導体パターンを長く設けることによって、アンテナとIC(集積回路)の間のインピーダンスが整合されるので、給電部104に供給される電力を大きくすることができる。
次に、給電部104を設ける位置について説明する。ここでは、一部が切断されたループ状の導体パターン101を一本の直線と仮定して、給電部104を設ける位置について説明する。
図1(A)において、切断部105によって一部分が分断された正方形として示された導体パターン101をまっすぐに伸ばすと、当該導体パターン101を一本の直線とみなせる。そして、導体パターン102の他方の端部102bと導体パターン103の他方の端部103bとの中間点から、最短距離に位置する導体パターン101上の点を点101cとする(図2(A)参照)。ここでは、給電部104の中心から導体パターン101に向かう垂線と、当該導体パターン101との交点である点101cを、給電部104を設ける位置の基準としている。この場合、導体パターン101は、点101cによって分割された導体パターン111aと導体パターン111bとに分けて考えることができる(図2(B)参照)。
このように仮定した場合に、導体パターン111aと導体パターン111bを合わせた長さ(導体パターン101の長さ)をLとおくと、本実施の形態で示すアンテナは、導体パターン111aと導体パターン111bのうち一方の導体パターンの長さがL/6〜L/4となるように給電部104が設けられる。図2(B)では、導体パターン111aが導体パターン111bより短く設けられており、導体パターン111aの長さがL/6〜L/4となるように給電部104を設ける。このような位置に給電部104を設けることによって、円偏波損失を低減しアンテナが受信することが出来る電力が大きくなるためである。なお、導体パターン111aの長さとは、直線状に伸ばした導体パターン101の一方の端部101aから点101cまでの距離をいう。同様に、導体パターン111bの長さとは、直線状に伸ばした導体パターン101の他方の端部101bから点101cまでの距離をいう(図2(B)参照)。
また、アンテナで使用する電磁波の波長をλと置くと、導体パターン101の長さLは、およそ0.8λ〜2λであることが望ましい。これは、この範囲で円偏波損失が低減し、かつアンテナ利得が高くなるためである。
次に、上述したアンテナの動作について説明する。円偏波では時間の経過と共に電界の向きが変化する。そのため円偏波を受信するアンテナでは、電界によってアンテナ上に発生する電流の向きが時間の経過とともに変化する。図3(A)は、アンテナの電磁波の周期をT[s]とするとき、アンテナ平面に垂直な方向から電磁波が入射したときの電界の向きと、前記アンテナの導体パターン101上に流れる電流の向きをT/4[s]ごとに示した図である。導体パターン101の一方の端部101aをa、他方の端部101bをeとおく。また、導体パターン101の直角に曲がった頂点をそれぞれb、c、dとおく。矢印141は指定した時間の電界の向きを示す矢印である。また、矢印142a、142bは指定した時間に大きい電流が発生する部位とその向きを示す矢印である。
図3(B)は、図2と同じく導体パターン101の直角に曲がっている部分等をまっすぐに伸ばしたと仮定した時に、そこに流れる電流を示した図であり、図3(A)で示した各時間に、大きい電流が発生する部位とその向きがどのように変化しているかが図示されている。右向きの矢印142aに注目すると、t=0[s]には右向きの矢印142aは導体パターンのeにあり、その後T/4[s]ごとにb、c、dと右の方向に移動していくのが分かる。同様に左向きの矢印142bに注目すると、c、d、e、bというように右側に移動している。このように、本実施の形態のアンテナでは、電流の向きがが時間の経過とともに変化することによって円偏波を受信することができる。
以上のように、本実施の形態で示すアンテナを用いることによって、リーダ/ライタから送信される電磁波を受信するときに円偏波損失を低減することができる。さらに、本実施の形態で示したアンテナを無線で情報の送受信を行う半導体装置に適用することによって、アンテナと給電部(例えば、ICチップ)との間でインピーダンスの整合を行う構造を有しているため、別途整合回路を設ける必要がなく、小型化や低コスト化を図ることが出来る。
(実施の形態2)
本実施の形態では、上記実施の形態と異なるアンテナに関して図面を参照して説明する。
本実施の形態で示すアンテナは、基板100と、導体パターン201と、導体パターン202と、導体パターン203と、給電部104と、切断部105とを有している(図5参照)。ここでは、導体パターン202と導体パターン203が給電部104の2つの端子にそれぞれ接続され、導体パターン202と導体パターン203から構成される導体パターンが切断部105により一部が切断されたループ状となるように配置されることにより、外部からの円偏波を効果的に受信する構成となっている。また、導体パターン201は、導体パターン202と導体パターン203に接続され、アンテナのインピーダンスを制御する構成となっている。以下に、具体的な構造に関して詳細に説明する。
導体パターン201は2つの端部201a、201bを有し、一方の端部201aは導体パターン202に接続され、他方の端部201bは導体パターン203に接続されている。また、導体パターン201は、導体パターン202の一方の端部202aと導体パターン203の一方の端部203aに接続される給電部104を迂回するように設けられている(図5参照)。
導体パターン202は2つの端部202a、202bを有し、一方の端部202aは給電部104の一方の端子と電気的に接続され、他方の端部202bは電気的に絶縁されている。また、導体パターン203は2つの端部203a、203bを有し、一方の端部203aは給電部104の他方の端子と電気的に接続され、他方の端部203bは電気的に絶縁されている。
また、導体パターン201の一方の端部201aと導体パターン202の接続点から導体パターン202の一方の端部202aまでの長さをd1、導体パターン201の他方の端部201bと導体パターン203の接続点から導体パターン203の一方の端部203aまでの長さをd2とした場合、d1>d2を満たすように設ける。d1>d2となるように設けることによって、アンテナとIC(集積回路)の間のインピーダンスが整合されるので、大きい電力を給電部104に供給することが可能となる。
また、導体パターン203の全長Lを導体パターン202の全長Lより長く設ける。具体的には、第3の導体パターンの全長Lを3L〜5Lとなるように設けることが好ましい。この関係を満たすように導体パターン202、導体パターン203を設け、当該導体パターン202、導体パターン203の端部に接続するように給電部104を設けることによって、円偏波損失を低減しアンテナが受信することが出来る電力が大きくなるためである。
以上のように、本実施の形態で示すアンテナを用いることによって、リーダ/ライタから送信される電磁波を受信するときに円偏波損失を低減することができる。さらに、本実施の形態で示したアンテナを無線で情報の送受信を行う半導体装置に適用することによって、アンテナと給電部(例えば、ICチップ)との間でインピーダンスの整合を行う構造を有しているため、別途整合回路を設ける必要がなく、小型化や低コスト化を図ることが出来る。
(実施の形態3)
本実施の形態では、上記実施の形態で示したアンテナを具備する半導体装置に関して図7を参照して説明する。具体的には、上記実施の形態で示したアンテナに、トランジスタ等の素子を有する素子層(ICチップともいう)を貼り合わせることによって、半導体装置を設ける場合に関して説明する。なお、図7において、図7(B)は図7(A)における領域120の拡大図であり、図7(C)は図7(B)におけるa−b間の断面図を示している。
まず、基板100上にアンテナとして機能する導体パターン101〜103を形成する。ここでは、導体パターン101〜103を同一の材料で同時に形成した場合を示している。一方、アンテナとは別に、トランジスタ等の素子を有する素子層126を形成する。アンテナとしては、本発明の構成のアンテナのいずれかを形成すればよい。また、素子層126は、トランジスタ等の素子が設けられた集積回路部131と、当該集積回路部131と電気的に接続された導電膜132a、132bを有している(図7(B))。
次に、基板100上に素子層126を貼り合わせて設ける(図7(A))。基板100上に素子層126を貼り合わせる際に、基板100に形成された導体パターン102、導体パターン103と素子層126に形成された導電膜132a、132bが電気的に接続されるように貼り合わせる。ここでは、基板100と素子層126との貼り合わせに、異方導電性フィルムを用いた場合を示しており(図7(C))、接着性を有する樹脂133を用いて基板100と素子層126とを接着する。また、樹脂133に含まれる導電性粒子134を用いて、導体パターン102、導体パターン103と導電膜132a、132bとをそれぞれ電気的に接続する。なお、基板100と素子層126との貼り合わせは、銀ペースト、銅ペーストまたはカーボンペースト等の導電性接着剤や半田接合等を用いて行うことも可能である。
素子層126の集積回路部131には、薄膜トランジスタ(TFT)を設けることができる。この場合、素子層126を構成する基板135としてガラス基板やプラスチック基板を用いることができる。また、基板135として、シリコン(Si)等の半導体基板を用い、当該半導体基板にチャネル領域を設けたトランジスタにより集積回路部131を設けてもよい。
本実施の形態の半導体装置は、本明細書の他の実施の形態で示したアンテナの構造や半導体装置の作製方法等を適用することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、上記実施の形態3で示した半導体装置の作製方法に関して図面を参照して説明する。ここでは、可撓性を有する基板上にトランジスタ等の素子を設けることによって素子層を形成する場合に関して説明する。
まず、基板701の一表面に剥離層702を形成し、続けて下地となる絶縁膜703および非晶質半導体膜704(例えば非晶質珪素を含む膜)を形成する(図8(A))。なお、剥離層702、絶縁膜703および非晶質半導体膜704は、連続して形成することができる。
基板701は、ガラス基板、石英基板、金属基板やステンレス基板の一表面に絶縁膜を形成したもの、本工程の処理温度に耐えうる耐熱性があるプラスチック基板等を用いるとよい。このような基板701であれば、その面積や形状に大きな制限はないため、基板701として、例えば、1辺が1メートル以上であって、矩形状のものを用いれば、生産性を格段に向上させることができる。このような利点は、円形のシリコン基板を用いる場合と比較すると、大きな優位点である。なお、本工程では、剥離層702は、基板701の全面に設けているが、必要に応じて、基板701の全面に剥離層を設けた後に、フォトリソグラフィ法により選択的に設けてもよい。また、基板701に接するように剥離層702を形成しているが、必要に応じて、基板701に接するように下地となる絶縁膜を形成し、当該絶縁膜に接するように剥離層702を形成してもよい。
剥離層702は、金属膜や金属膜と金属酸化膜の積層構造等を用いることができる。金属膜としては、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)から選択された元素または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる膜を単層又は積層して形成する。また、これらの材料は、スパッタ法やプラズマCVD法等の各種CVD法等を用いて形成することができる。金属膜と金属酸化膜の積層構造としては、上述した金属膜を形成した後に、酸素雰囲気下またはNO雰囲気下におけるプラズマ処理、酸素雰囲気下またはNO雰囲気下における加熱処理を行うことによって、金属膜表面に当該金属膜の酸化物または酸化窒化物を設けることができる。例えば、金属膜としてスパッタ法やCVD法等によりタングステン膜を設けた場合、タングステン膜にプラズマ処理を行うことによって、タングステン膜表面にタングステン酸化物からなる金属酸化膜を形成することができる。タングステンの酸化物を形成するにあたり、酸素の量に特に制約はなく、エッチングレート等を基に、どの酸化物を形成するかを決めるとよい。
絶縁膜703は、スパッタ法やプラズマCVD法等により、珪素の酸化物または珪素の窒化物を含む膜を、単層又は積層で形成する。下地となる絶縁膜が2層構造の場合、例えば、1層目として窒化酸化珪素膜を形成し、2層目として酸化窒化珪素膜を形成するとよい。下地となる絶縁膜が3層構造の場合、1層目の絶縁膜として酸化珪素膜を形成し、2層目の絶縁膜として窒化酸化珪素膜を形成し、3層目の絶縁膜として酸化窒化珪素膜を形成するとよい。または、1層目の絶縁膜として酸化窒化珪素膜を形成し、2層目の絶縁膜として窒化酸化珪素膜を形成し、3層目の絶縁膜として酸化窒化珪素膜を形成するとよい。下地となる絶縁膜は、基板701からの不純物の侵入を防止するブロッキング膜として機能する。
非晶質半導体膜704は、スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等により、25〜200nm(好ましくは30〜150nm)の厚さで形成する。
次に、非晶質半導体膜704をレーザ結晶化法、RTA又はファーネスアニール炉を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化法とレーザ結晶化法を組み合わせた方法等により結晶化して、結晶質半導体膜を形成する。その後、得られた結晶質半導体膜を所望の形状にエッチングして、結晶質半導体膜704a〜704dを形成し、当該半導体膜704a〜704dを覆うようにゲート絶縁膜705を形成する(図8(B))。
結晶質半導体膜704a〜704dの作製工程の一例を以下に簡単に説明すると、まず、プラズマCVD法を用いて、膜厚50〜60nmの非晶質半導体膜を形成する。次に、結晶化を助長する金属元素であるニッケルを含む溶液を非晶質半導体膜上に保持させた後、非晶質半導体膜に脱水素化の処理(500℃、1時間)と、熱結晶化の処理(550℃、4時間)を行って結晶質半導体膜を形成する。その後、必要に応じてフォトリソグラフィ法を用いてレーザ光を照射し、エッチングを行うことよって結晶質半導体膜704a〜704dを形成する。
レーザ結晶化法で結晶質半導体膜を形成する場合、連続発振型のレーザビーム(CWレーザビーム)やパルス発振型のレーザビーム(パルスレーザビーム)を用いることができる。ここで用いることができるレーザビームは、Arレーザ、Krレーザ、エキシマレーザなどの気体レーザ、単結晶のYAG、YVO、フォルステライト(MgSiO)、YAlO、GdVO、若しくは多結晶(セラミック)のYAG、Y、YVO、YAlO、GdVOに、ドーパントとしてNd、Yb、Cr、Ti、Ho、Er、Tm、Taのうち1種または複数種添加されているものを媒質とするレーザ、ガラスレーザ、ルビーレーザ、アレキサンドライトレーザ、Ti:サファイアレーザ、銅蒸気レーザまたは金蒸気レーザのうち一種または複数種から発振されるものを用いることができる。このようなレーザビームの基本波、及びこれらの基本波の第2高調波から第4高調波のレーザビームを照射することで、大粒径の結晶を得ることができる。例えば、Nd:YVOレーザ(基本波1064nm)の第2高調波(532nm)や第3高調波(355nm)を用いることができる。このときレーザのパワー密度は0.01〜100MW/cm程度(好ましくは0.1〜10MW/cm)が必要である。そして、走査速度を10〜2000cm/sec程度として照射する。なお、単結晶のYAG、YVO、フォルステライト(MgSiO)、YAlO、GdVO、若しくは多結晶(セラミック)のYAG、Y、YVO、YAlO、GdVOに、ドーパントとしてNd、Yb、Cr、Ti、Ho、Er、Tm、Taのうち1種または複数種添加されているものを媒質とするレーザ、Arイオンレーザ、またはTi:サファイアレーザは、連続発振をさせることが可能であり、Qスイッチ動作やモード同期などを行うことによって10MHz以上の発振周波数でパルス発振をさせることも可能である。10MHz以上の発振周波数又は連続でレーザビームを発振させると、半導体膜がレーザによって溶融してから固化するまでの間に、次のパルスが半導体膜に照射される。従って、発振周波数が低いパルスレーザを用いる場合と異なり、半導体膜中において固液界面を連続的に移動させることができるため、走査方向に向かって連続的に成長した結晶粒を得ることができる。その走査方向をチャネル長方向(チャネル形成領域が形成されたときにキャリアが流れる方向)に合わせてトランジスタを配置し、ゲート絶縁層を組み合わせることで、特性ばらつきが小さく、しかも電界効果移動度が高い薄膜トランジスタ(TFT)を得ることができる。
また、結晶化を助長する金属元素を用いて非晶質半導体膜の結晶化を行うと、低温で短時間の結晶化が可能となるうえ、結晶の方向が揃うという利点がある一方、金属元素が結晶質半導体膜に残存するためにオフ電流が上昇し、特性が安定しないという欠点がある。そこで、結晶質半導体膜上に、ゲッタリングサイトとして機能する非晶質半導体膜を形成するとよい。ゲッタリングサイトとなる非晶質半導体膜には、リンやアルゴンの不純物元素を含有させる必要があるため、好適には、アルゴンを高濃度に含有させることが可能なスパッタ法で形成するとよい。その後、加熱処理(RTA法やファーネスアニール炉を用いた熱アニール等)を行って、非晶質半導体膜中に金属元素を拡散させ、続いて、当該金属元素を含む非晶質半導体膜を除去する。そうすると、結晶質半導体膜中の金属元素の含有量を低減又は除去することができる。
次に、結晶質半導体膜704a〜704dを覆うゲート絶縁膜705を形成する。ゲート絶縁膜705は、CVD法やスパッタ法等により、珪素の酸化物又は珪素の窒化物を含む膜を、単層又は積層して形成する。具体的には、酸化珪素を含む膜、酸化窒化珪素を含む膜、窒化酸化珪素を含む膜を、単層又は積層して形成する。
また、ゲート絶縁膜705は、半導体膜704a〜704dに対し高密度プラズマ処理を行い、表面を酸化又は窒化することで形成しても良い。例えば、He、Ar、Kr、Xeなどの希ガスと、酸素、酸化窒素(NO)、アンモニア、窒素、水素などの混合ガスを導入したプラズマ処理で形成する。この場合のプラズマの励起は、マイクロ波の導入により行うと、低電子温度で高密度のプラズマを生成することができる。この高密度プラズマで生成された酸素ラジカル(OHラジカルを含む場合もある)や窒素ラジカル(NHラジカルを含む場合もある)によって、半導体膜の表面を酸化又は窒化することができる。
このような高密度プラズマを用いた処理により、1〜20nm、代表的には5〜10nmの絶縁膜が半導体膜に形成される。この場合の反応は、固相反応であるため、当該絶縁膜と半導体膜との界面準位密度はきわめて低くすることができる。このような、高密度プラズマ処理は、半導体膜(結晶性シリコン、或いは多結晶シリコン)を直接酸化(若しくは窒化)するため、形成される絶縁膜の厚さは理想的には、ばらつきをきわめて小さくすることができる。加えて、結晶性シリコンの結晶粒界でも酸化が強くされることがないため、非常に好ましい状態となる。すなわち、ここで示す高密度プラズマ処理で半導体膜の表面を固相酸化することにより、結晶粒界において異常に酸化反応をさせることなく、均一性が良く、界面準位密度が低い絶縁膜を形成することができる。
ゲート絶縁膜は、高密度プラズマ処理によって形成される絶縁膜のみを用いても良いし、それにプラズマや熱反応を利用したCVD法で酸化シリコン、酸窒化シリコン、窒化シリコンなどの絶縁膜を堆積し、積層させても良い。いずれにしても、高密度プラズマで形成した絶縁膜をゲート絶縁膜の一部又は全部に含んで形成されるトランジスタは、特性のばらつきを小さくすることができる。
次に、ゲート絶縁膜705上に、第1の導電膜と第2の導電膜とを積層して形成する。ここでは、第1の導電膜は、プラズマCVD法やスパッタ法等により、20〜100nmの厚さで形成する。第2の導電膜は、100〜400nmの厚さで形成する。第1の導電膜と第2の導電膜は、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニオブ(Nb)等から選択された元素又はこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成する。または、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶珪素に代表される半導体材料により形成する。第1の導電膜と第2の導電膜の組み合わせの例を挙げると、窒化タンタル膜とタングステン膜、窒化タングステン膜とタングステン膜、窒化モリブデン膜とモリブデン膜等が挙げられる。タングステンや窒化タンタルは、耐熱性が高いため、第1の導電膜と第2の導電膜を形成した後に、熱活性化を目的とした加熱処理を行うことができる。また、2層構造ではなく、3層構造の場合は、モリブデン膜とアルミニウム膜とモリブデン膜の積層構造を採用するとよい。
次に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスクを形成し、ゲート電極とゲート線を形成するためのエッチング処理を行って、半導体膜704a〜704dの上方にゲート電極707を形成する。
次に、ゲート電極707をマスクとして結晶質半導体膜704a〜704dに、イオンドープ法またはイオン注入法により、n型を付与する不純物元素を低濃度に添加する。n型を付与する不純物元素は、15族に属する元素を用いれば良く、例えばリン(P)、砒素(As)を用いる。
次に、ゲート絶縁膜705とゲート電極707を覆うように、絶縁膜を形成する。絶縁膜は、プラズマCVD法やスパッタ法等により、珪素、珪素の酸化物又は珪素の窒化物の無機材料を含む膜や、有機樹脂などの有機材料を含む膜を、単層又は積層して形成する。次に、絶縁膜を、垂直方向を主体とした異方性エッチングにより選択的にエッチングして、ゲート電極707の側面に接する絶縁膜708(サイドウォールともよばれる)を形成する。絶縁膜708は、後にLDD(Lightly Doped drain)領域を形成する際のドーピング用のマスクとして用いる。
次に、ゲート電極707および絶縁膜708をマスクとして用いて、結晶質半導体膜704a〜704dにn型を付与する不純物元素を添加して、第1のn型不純物領域706a(LDD領域ともよぶ)と、第2のn型不純物領域706bと、チャネル領域706cとを形成する(図8(C))。第1のn型不純物領域706aが含む不純物元素の濃度は、第2のn型不純物領域706bの不純物元素の濃度よりも低い。
続いて、ゲート電極707、絶縁膜708等を覆うように、絶縁膜を単層または積層して形成することによって、薄膜トランジスタ730a〜730dを形成する(図8(D))。絶縁膜は、CVD法、スパッタ法、SOG法、液滴吐出法、スクリーン印刷法等により、珪素の酸化物や珪素の窒化物等の無機材料、ポリイミド、ポリアミド、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ等の有機材料やシロキサン材料等により、単層または積層で形成する。例えば、絶縁膜が2層構造の場合、1層目の絶縁膜709として窒化酸化珪素膜で形成し、2層目の絶縁膜710として酸化窒化珪素膜で形成することができる。
なお、絶縁膜709、710を形成する前、または絶縁膜709、710のうちの1つまたは複数の薄膜を形成した後に、半導体膜の結晶性の回復や半導体膜に添加された不純物元素の活性化、半導体膜の水素化を目的とした加熱処理を行うとよい。加熱処理には、熱アニール、レーザアニール法またはRTA法などを適用するとよい。
次に、フォトリソグラフィ法及びエッチングにより絶縁膜709、710等をパターニングして、第2のn型不純物領域706bを露出させるコンタクトホールを形成する。続いて、コンタクトホールを充填するように、導電膜を形成し、当該導電膜を選択的にエッチングして導電膜731を形成する。なお、導電膜を形成する前に、コンタクトホールにおいて露出した半導体膜704a〜704dの表面にシリサイドを形成してもよい。
導電膜731は、CVD法やスパッタリング法等により、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、マンガン(Mn)、ネオジム(Nd)、炭素(C)、シリコン(Si)から選択された元素、又はこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で、単層又は積層で形成する。アルミニウムを主成分とする合金材料とは、例えば、アルミニウムを主成分としニッケルを含む材料、又は、アルミニウムを主成分とし、ニッケルと、炭素と珪素の一方又は両方とを含む合金材料に相当する。導電膜731は、例えば、バリア膜とアルミニウムシリコン(Al−Si)膜とバリア膜の積層構造を採用するとよい。なお、バリア膜とは、チタン、チタンの窒化物、モリブデン、又はモリブデンの窒化物からなる薄膜に相当する。アルミニウムやアルミニウムシリコンは抵抗値が低く、安価であるため、導電膜731を形成する材料として最適である。また、上層と下層のバリア層を設けると、アルミニウムやアルミニウムシリコンのヒロックの発生を防止することができる。また、還元性の高い元素であるチタンからなるバリア膜を形成すると、結晶質半導体膜上に薄い自然酸化膜ができていたとしても、この自然酸化膜を還元し、結晶質半導体膜と良好なコンタクトをとることができる。
次に、導電膜731を覆うように、絶縁膜711を形成し、当該絶縁膜711上に導電膜731と電気的に接続するように導電膜712を形成する(図9(A))。絶縁膜711は、CVD法、スパッタ法、SOG法、液滴吐出法またはスクリーン印刷法等を用いて、無機材料又は有機材料により、単層又は積層で形成する。また、絶縁膜711は、好適には、0.75μm〜3μmの厚さで形成する。また、導電膜712は上述した導電膜731で示したいずれかの材料を用いることができる。
次に、導電膜712上に導電膜713を形成する。導電膜713は、CVD法、スパッタ法、液滴吐出法、スクリーン印刷法等を用いて、導電性材料により形成する(図9(B))。好ましくは、導電膜713は、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銀(Ag)、銅(Cu)、金(Au)から選択された元素、又はこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で、単層又は積層で形成する。ここでは、スクリーン印刷法により、銀を含むペーストを導電膜712上に形成し、その後、50〜350度の加熱処理を行って導電膜713とする。また、導電膜712上に導電膜713を形成した後に、電気的な接続を向上させるために導電膜713および導電膜712の重なっている領域にレーザ光の照射を行ってもよい。なお、絶縁膜711および導電膜712を設けずに、導電膜731上に選択的に導電膜713を設けることも可能である。
次に、導電膜712、713を覆うように絶縁膜714を形成し、フォトリソグラフィ法及びエッチングにより絶縁膜714をパターニングして、導電膜713を露出させる開口部715を形成する(図9(C))。絶縁膜714は、CVD法、スパッタ法、SOG法、液滴吐出法またはスクリーン印刷法等を用いて、無機材料又は有機材料により、単層又は積層で形成する。
次に、薄膜トランジスタ730a〜730d等を含む層732(以下、「層732」とも記す。)を基板701から剥離する。ここでは、レーザ光(例えばUV光)を照射することによって開口部716を形成後(図10(A))、物理的な力を用いて基板701から層732を剥離することができる。また、基板701から層732を剥離する前に、開口部716にエッチング剤を導入して、剥離層702を除去してもよい。エッチング剤は、フッ化ハロゲンまたはハロゲン間化合物を含む気体又は液体を使用する。例えば、フッ化ハロゲンを含む気体として三フッ化塩素(ClF)を使用する。そうすると、層732は、基板701から剥離された状態となる。なお、剥離層702は、全て除去せず一部分を残存させてもよい。こうすることによって、エッチング剤の消費量を抑え剥離層の除去に要する処理時間を短縮することが可能となる。また、剥離層702の除去を行った後にも、基板701上に層732を保持しておくことが可能となる。また、層732が剥離された基板701は、コストの削減のために、再利用することが好ましい。
ここでは、レーザ光の照射により絶縁膜をエッチングして開口部716を形成した後に、層732の一方の面(絶縁膜714の露出した面)を、第1のシート材717に貼り合わせて基板701から完全に剥離する(図10(B))。第1のシート材717としては、例えば熱を加えることによって粘着力が弱まる熱剥離テープを用いることができる。
次に、層732の他方の面(剥離した面)に、第2のシート材718を設け、その後加熱処理と加圧処理の一方または両方を行って、第2のシート材718を貼り合わせる。また、第2のシート材718を設けると同時または設けた後に第1のシート材717を剥離する(図11(A))。第2のシート材718としては、ホットメルトフィルム等を用いることができる。また、第1のシート材717として熱剥離テープを用いた場合には、第2のシート材718を貼り合わせる際に加えた熱を利用して剥離することができる。
また、第2のシート材718として、静電気等を防止する帯電防止対策を施したフィルム(以下、帯電防止フィルムと記す)を用いることもできる。帯電防止フィルムとしては、帯電防止可能な材料を樹脂中に分散させたフィルム、及び帯電防止可能な材料が貼り付けられたフィルム等が挙げられる。帯電防止可能な材料が設けられたフィルムは、片面に帯電防止可能な材料を設けたフィルムであってもよいし、両面に帯電防止可能な材料を設けたフィルムであってもよい。さらに、片面に帯電防止可能な材料が設けられたフィルムは、帯電防止可能な材料が設けられた面をフィルムの内側になるように層に貼り付けてもよいし、フィルムの外側になるように貼り付けてもよい。なお、帯電防止可能な材料はフィルムの全面、あるいは一部に設けてあればよい。ここでの帯電防止可能な材料としては、金属、インジウムと錫の酸化物(ITO)、両性界面活性剤や陽イオン性界面活性剤や非イオン性界面活性剤等の界面活性剤用いることができる。また、他にも帯電防止材料として、側鎖にカルボキシル基および4級アンモニウム塩基をもつ架橋性共重合体高分子を含む樹脂材料等を用いることができる。これらの材料をフィルムに貼り付けたり、練り込んだり、塗布することによって帯電防止フィルムとすることができる。帯電防止フィルムで封止を行うことによって、商品として取り扱う際に、外部からの静電気等によって半導体素子に悪影響が及ぶことを抑制することができる。
次に、開口部715を覆うように導電膜719を形成する(図11(B))。なお、導電膜719の形成前または形成後に導電膜712および713にレーザ光を照射することによって、電気的な接続を向上させてもよい。
次に、レーザ光を選択的に照射することによって、複数の素子層に分断する(図12(A))。
以上の工程によって、素子層を作製することができる。
次に、アンテナとして機能する導体パターン101〜導体パターン103が形成された基板100に分断された素子層126を圧着させる(図12(B))。具体的には、上記実施の形態で示したように、基板100上に形成されたアンテナとして機能する導体パターン102と素子層126の導電膜719とが電気的に接続するように貼り合わせて設ける。ここでは、接着性を有する樹脂133を用いて基板100と素子層126とを接着する。また、樹脂133に含まれる導電性粒子134を用いて導電膜719と導体パターン102とを電気的に接続する。
なお、本実施の形態は、本明細書の他の実施の形態で示した半導体装置の作製に適用することが可能である。
(実施の形態5)
本実施の形態では、上記実施の形態と異なるアンテナ又は半導体装置に関して図面を参照して説明する。
本実施の形態で示す半導体装置は、素子層等を設ける給電部がループ状の導体パターンの外側に配置された構成となっている(図4参照)。この構成は、素子層が大きく、ループ状の導体パターンの内側に配置することが困難である場合に特に有効となる。なお、導体パターン102、導体パターン103、給電部104の位置は内側に設けた場合と、導体パターン101を軸に対称となるように設ければよい。
また、図4に示したように、給電部104を導体パターン101の外側に設けることによって、導体パターン101の内側部分を別の用途に使う事が出来る。例えば、本発明のアンテナをRFIDタグとして使用し、CD−ROM、DVD−ROMなどの記録メディアなどにRFIDタグを貼り付ける場合に、それら記録メディア中央部の穴が開いている部分にRFIDタグ付ける場合がある。この場合、一般的にはRFIDタグの中央部分にも丸い穴を開ける必要があるが、本実施の形態で示すアンテナの形状だと都合がよい。
(実施の形態6)
本実施の形態では、上記実施の形態と異なるアンテナ又は半導体装置に関して図13を参照して説明する。
本実施の形態で示すアンテナは、上記図1で示したアンテナにおいて、導体パターン101を2本の導体が平行に配置される構成としたものである。ここでは、導体パターン101が、外側の辺151aと内側の辺151bとが一定の間隔をおき、導体152により接続された例を示している。
この場合、給電部104は、第2の導体パターン102の他方の端部102b及び第3の導体パターン103の他方の端部103bに接続される。また、第2の導体パターン102の一方の端部102a及び第3の導体パターン103の一方の端部103aが導体パターン101の外側の辺151aに接続され、導体パターン101の内側の辺151bの端部は第2の導体パターン102と第3の導体パターン103に接続される。図13に示すように導体パターン101を設けることによって、アンテナの放射効率を向上させることができる。なお、図13では、切断部105に面した部分のみに導体152を設けた場合を示したが、導体152の数と位置はこれに限られない。
(実施の形態7)
本実施の形態では、上記実施の形態で示したアンテナを有する半導体装置をRFIDタグとして用いる場合の構成に関して図面を参照して説明する。
本実施の形態で示すRFIDタグのブロック図を図14に示す。
図14のRFIDタグ300は、アンテナ回路301及び信号処理回路302によって構成されている。また、信号処理回路302は、整流回路303、電源回路304、復調回路305、発振回路306、論理回路307、メモリコントロール回路308、メモリ回路309、論理回路310、アンプ311、変調回路312によって構成されている。
RFIDタグ300において、アンテナ回路301によって受信された通信信号は信号処理回路302における復調回路305に入力される。受信される通信信号、すなわちアンテナ回路301とリーダ/ライタ間で送受信される信号の周波数は極超短波帯においては915MHz、2.45GHzなどがあり、それぞれISO規格などで設定される。もちろん、アンテナ回路301とリーダ/ライタ間で送受信される信号の周波数はこれに限定されず、例えばサブミリ波である300GHz〜3THz、ミリ波である30GHz〜300GHz、マイクロ波である3GHz〜30GHz、極超短波である300MHz〜3GHz、超短波である30MHz〜300MHzのいずれの周波数も用いることができる。また、アンテナ回路301とリーダ/ライタ間で送受信される信号は、搬送波を変調した信号である。搬送波の変調方式は、アナログ変調であってもデジタル変調であってよく、振幅変調、位相変調、周波数変調、及びスペクトラム拡散のいずれであってもよい。好ましくは、振幅変調または周波数変調にするとよい。
発振回路306から出力された発振信号は、クロック信号として論理回路307に供給される。また、変調された搬送波は復調回路305で復調される。復調後の信号も論理回路307に送られ解析される。論理回路307で解析された信号はメモリコントロール回路308に送られ、それに基づき、メモリコントロール回路308はメモリ回路309を制御し、メモリ回路309に記憶されたデータを取り出し、論理回路310に送る。論理回路310に送られた信号は論理回路310でエンコード処理されたのちアンプ311で増幅され、その信号によって変調回路312は搬送波に変調をかける。この変調された搬送波によりリーダ/ライタがRFIDタグからの信号を認識する。一方、整流回路303に入った搬送波は整流された後、電源回路304に入力される。このようにして得られた電源電圧を電源回路304より復調回路305、発振回路306、論理回路307、メモリコントロール回路308、メモリ回路309、論理回路310、アンプ311、変調回路312などに供給する。なお、電源回路304は必ずしも必要ではないが、ここでは入力電圧を降圧、昇圧や正負反転させる機能を有している。以上のようにして、RFIDタグ300は動作する。
なお、アンテナ回路301におけるアンテナの形状については、上記実施の形態に示したいずれかの構成を適用すればよい。また、信号処理回路とアンテナ回路におけるアンテナとの接続については特に限定されない。例えばアンテナと信号処理回路をワイヤボンディング接続やバンプ接続を用いて接続する、あるいはチップ化した信号処理回路の一面を電極にしてアンテナに貼り付けるという方法を取ってもよい。また、信号処理回路とアンテナとの貼り付けにはACF(anisotropic conductive film;異方性導電性フィルム)を用いることができる。
なお、アンテナは、信号処理回路302と共に同じ基板上に積層して設ける構成としても良いし、外付けのアンテナを用いた構成であってもよい。もちろん、信号処理回路の上部もしくは下部にアンテナが設けられた構成であってもよい。
また、整流回路303は、アンテナ回路301が受信する搬送波により誘導される交流信号を直流信号に変換する回路であればよい。
RFIDタグはリーダ/ライタから送信される円偏波の受信状態により得られる電源電圧値が変化しやすいが、本発明のアンテナを用いることでリーダ/ライタから送信される円偏波を効果的に受信することができる。
なお、本実施の形態で示すRFIDタグは図14に示す構成に加え、図15に示すようにバッテリー361を設けた構成としてもよい。整流回路303から出力される電源電圧が、信号処理回路302を動作させるのに十分でないときには、バッテリー361からも信号処理回路302を構成する各回路、例えば復調回路305、発振回路306、論理回路307、メモリコントロール回路308、メモリ回路309、論理回路310、アンプ311、変調回路312などに電源電圧を供給することができる。なお、バッテリー361に蓄えられるエネルギーは、例えば整流回路303から出力される電源電圧が信号処理回路302を動作させるために必要な電源電圧より十分に大きいときに、整流回路303から出力される電源電圧のうちの余剰分をバッテリー361に充電すれば良い。また、RFIDタグにアンテナ回路301及び整流回路303とは別にさらにアンテナ回路及び整流回路を設けることにより、無作為に生じている電磁波等からバッテリー361に蓄えるエネルギーを得ても良い。
なお、バッテリーとは、充電することで連続使用時間を回復することができる電池のことをいう。なおバッテリーとしては、シート状に形成された電池を用いることが好ましく、例えばゲル状電解質を用いるリチウムポリマー電池や、リチウムイオン電池、リチウム2次電池等を用いることで、小型化が可能である。もちろん、充電可能な電池であれば何でもよく、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池などであってもよいし、また大容量のコンデンサーなどを用いても良い。
また、本実施形態は本明細書の他の実施の形態で示したアンテナや半導体装置の構成を適用することができる。
(実施の形態8)
本実施の形態では、本発明の半導体装置の利用形態の一例について説明する。本発明の半導体装置の用途は広範にわたり、非接触で対象物の履歴等の情報を明確にし、生産・管理等に役立てる商品であればどのようなものにも適用することができる。例えば、紙幣、硬貨、有価証券類、証書類、無記名債券類、包装用容器類、書籍類、記録媒体、身の回り品、乗物類、食品類、衣類、保健用品類、生活用品類、薬品類及び電子機器等に設けて使用することができる。これらの例に関して図16を用いて説明する。
紙幣、硬貨とは、市場に流通する金銭であり、特定の地域で貨幣と同じように通用するもの(金券)、記念コイン等を含む。有価証券類とは、小切手、証券、約束手形等を指す(図16(A))。証書類とは、運転免許証、住民票等を指す(図16(B))。無記名債券類とは、切手、おこめ券、各種ギフト券等を指す(図16(C))。包装用容器類とは、お弁当等の包装紙、ペットボトル等を指す(図16(D))。書籍類とは、書物、本等を指す(図16(E))。記録媒体とは、DVDソフト、ビデオテープ等を指す(図16(F))。乗物類とは、自転車等の車両、船舶等を指す(図16(G))。身の回り品とは、鞄、眼鏡等を指す(図16(H))。食品類とは、食料品、飲料等を指す。衣類とは、衣服、履物等を指す。保健用品類とは、医療器具、健康器具等を指す。生活用品類とは、家具、照明器具等を指す。薬品類とは、医薬品、農薬等を指す。電子機器とは、液晶表示装置、EL表示装置、テレビジョン装置(テレビ受像機、薄型テレビ受像機)、携帯電話機等を指す。
紙幣、硬貨、有価証券類、証書類、無記名債券類等に半導体装置80を設けることにより、偽造を防止することができる。また、包装用容器類、書籍類、記録媒体等、身の回り品、食品類、生活用品類、電子機器等に半導体装置80を設けることにより、検品システムやレンタル店のシステムなどの効率化を図ることができる。乗物類、保健用品類、薬品類等に半導体装置80を設けることにより、偽造や盗難の防止、薬品類ならば、薬の服用の間違いを防止することができる。半導体装置80の設け方としては、物品の表面に貼ったり、物品に埋め込んだりして設ける。例えば、本ならば紙に埋め込んだり、有機樹脂からなるパッケージなら当該有機樹脂に埋め込んだりするとよい。
このように、包装用容器類、記録媒体、身の回り品、食品類、衣類、生活用品類、電子機器等に半導体装置を設けることにより、検品システムやレンタル店のシステムなどの効率化を図ることができる。また乗物類に半導体装置を設けることにより、偽造や盗難を防止することができる。また、動物等の生き物に埋め込むことによって、個々の生き物の識別を容易に行うことができる。例えば、家畜等の生き物にセンサーを備えた半導体装置を埋め込むことによって、生まれた年や性別または種類等はもちろん体温等の健康状態を容易に管理することが可能となる。
また、本実施形態は本明細書の他の実施の形態で示したアンテナや半導体装置の構成を適用することができる。
本実施例では、上記実施の形態で示した構成(例えば、図1)において、導体パターン102の長さD1と導体パターン103の長さD2の関係を変化させた場合における、給電部104に供給される電力と、RFIDのアンテナとリーダライタのアンテナ間の距離との関係のシミュレーションによる計算結果について説明する。なお、ここでは、D1:D2=1:1、4:1、1:4、として計算を行った。また、図17において、D1:D2=1:1にしたときに給電部104に供給された電力がプロット401に相当し、D1:D2=4:1にしたときに給電部104に供給された電力がプロット402に相当し、D1:D2=1:4にしたときに給電部104に供給された電力がプロット403に相当する。
計算の結果より、D1:D2=4:1(プロット402)にしたときに給電部104に供給された電力は、D1:D2=1:1(プロット401)及びD1:D2=1:4(プロット403)にしたときに給電部104に供給された電力より大きくなっている。また、D1:D2=1:4(プロット403)にしたときに給電部104に供給された電力は、D1:D2=1:1(プロット401)にしたときに給電部104に供給された電力より小さくなっている。
以上の結果より、D1>D2にすることにより給電部104に供給される電力が大きくなることが確認された。
本実施例では、上記実施の形態で示した構成(例えば、図1)において、導体パターン101における給電部104の設ける位置を変化させた場合の利得(アンテナ利得及び円偏波損失特性)のシミュレーションによる計算結果について説明する。なお、図18において、X軸は給電部の設けた位置(導体パターン101の全長をLとした場合に、切断部から給電部までの長さ)、Y軸はアンテナ利得から円偏波損失を差し引いたものを示している。
計算の結果より、本発明のアンテナは、給電部104をどの位置に配置した場合であっても、ダイポールアンテナの利得から円偏波損失を差し引いたものと比較して高い利得が得られることが確認された。特に、給電部104をL/6(0.16L)〜L/4(0.25L)の範囲に設けた場合に、3dB程度の十分なアンテナ利得が得られる結果が得られた。従って、この範囲に給電部104を配置することによって、当該給電部104に大きい電力が供給されることが確認された。
本発明のアンテナの一例を示す図。 本発明のアンテナにおいて、給電部を設ける位置を説明する図。 本発明のアンテナで円偏波を受信する場合の各時間での動作を説明する図。 本発明のアンテナの一例を示す図。 本発明のアンテナの一例を示す図。 本発明のアンテナの一例を示す図。 本発明のアンテナが設けられた半導体装置を示す図。 本発明の半導体装置の作製方法を説明する図。 本発明の半導体装置の作製方法を説明する図。 本発明の半導体装置の作製方法を説明する図。 本発明の半導体装置の作製方法を説明する図。 本発明の半導体装置の作製方法を説明する図。 本発明のアンテナの一例を示す図。 本発明の半導体装置の構成を示す図。 本発明の半導体装置の構成を示す図。 本発明の半導体装置の使用形態を示す図。 実施例1を説明する図。 実施例2を説明する図。
符号の説明
100 基板
101 導体パターン
102 導体パターン
103 導体パターン
104 給電部
105 切断部
101a 端部
101b 端部
102a 端部
102b 端部
103a 端部
103b 端部

Claims (7)

  1. 基板上に形成された第1の導体パターン、第2の導体パターン及び第3の導体パターンと、2つの端子を具備する給電部とを有し、
    前記第1の導体パターンは、切断部により一部が分断されたループ状であり、
    前記第2の導体パターン及び前記第3の導体パターンの一方の端部は前記第1の導体パターンとそれぞれ電気的に接続され、
    前記第2の導体パターンの他方の端部は前記給電部の一方の端子に電気的に接続され、
    前記第3の導体パターンの他方の端部は前記給電部の他方の端子に電気的に接続され、
    前記第2の導体パターンの全長は、前記第3の導体パターンの全長より長く設けられ、
    前記第2の導体パターンが前記第3の導体パターンより前記切断部に近接して配置されていることを特徴とするアンテナ。
  2. 請求項1において、
    前記第1の導体パターンの全長をLとした場合に、前記切断部から前記給電部までの長さがL/6以上L/4以下となる範囲に、前記給電部が設けられていることを特徴とするアンテナ。
  3. 基板上に形成された第1の導体パターン、第2の導体パターン及び第3の導体パターンと、2つの端子を具備する給電部とを有し、
    前記第1の導体パターンの一方の端部は前記第2の導体パターンに電気的に接続され、
    前記第1の導体パターンの他方の端部は前記第3の導体パターンに電気的に接続され、
    前記第2の導体パターンの一方の端部は前記給電部の一方の端子に電気的に接続され、
    前記第3の導体パターンの一方の端部は前記給電部の他方の端子に電気的に接続され、
    前記第2の導体パターンの他方の端部と前記第3の導体パターンの他方の端部は絶縁されており、
    前記給電部を介して電気的に接続された前記第2の導体パターンと前記第3の導体パターンから構成される導体パターンはループ状であり、
    前記第3の導体パターンの全長は前記第2の導体パターンの全長より長く設けられ、
    前記第1の導体パターンと前記第2の導体パターンの接続部から前記第2の導体パターンの一方の端部までの長さが、前記第1の導体パターンと前記第3の導体パターンの接続部から前記第3の導体パターンの一方の端部までの長さより長いことを特徴とするアンテナ。
  4. 請求項3において、
    前記第2の導体パターンの全長をLとした場合に、前記第3の導体パターンの全長Lが3L以上5L以下であることを特徴とするアンテナ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、
    前記第1の導体パターン、前記第2の導体パターン及び前記第3の導体パターンが同一の材料で設けられていることを特徴とするアンテナ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のアンテナと、前記給電部の一方の端子及び前記給電部の他方の端子と電気的に接続された集積回路を有することを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6において、
    前記集積回路は、外部から無線で電力の充電を行うバッテリーを有することを特徴とする半導体装置。
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