JP4941531B2 - シート搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明はシート搬送装置に関するものである。
特許文献1に従来のシート搬送装置の例が開示されている。このシート搬送装置は、シートを搬送経路に沿って搬送するものであり、ベース部材と、搬送経路の途中に配設された第1搬送ローラ対と、搬送経路の途中で第1搬送ローラ対よりも下流側に配設された第2搬送ローラ対とを有する。
第2搬送ローラ対は、それぞれベース部材に自己の両端が回転可能に支持された回転軸と、回転軸に固定されたローラ本体とを有する。そして、第2搬送ローラ対は、シートを挟んだ状態で回転することにより、シートに搬送力を付与する。
第2搬送ローラ対の各回転軸と、ベース部材との間には、第1アーム部材及び第2アーム部材が設けられている。第1、2アーム部材の一端側はそれぞれベース部材に固定され、第1、2アーム部材の他端側はそれぞれ各回転軸と交差する方向に延びている。そして、第1、2アーム部材の他端はそれぞれフック状とされて各回転軸に係合している。
上記構成である従来のシート搬送装置は、プリンタや複写機等の画像形成装置に適用される。そして、画像形成装置内において、搬送経路の途中に設けられた処理部にシート搬送装置がシートを搬送すると、処理部がそのシートの表面に画像形成処理を行うようになっている。
ここで、第2搬送ローラ対がシートに搬送力を付与する際、第2搬送ローラ対の各回転軸の両端に駆動源等からの加圧力が作用していると、その加圧力により各回転軸が撓もうとする。この点、このシート搬送装置は、第2搬送ローラ対の各回転軸に係合する第1、2アーム部材により各回転軸の撓みを抑制して、搬送されるシートの斜め滑りを発生難くし、その結果、処理部の画像形成処理に不具合が生じることを抑制している。
特開2000−233849号公報
しかし、上記従来のシート搬送装置では、各回転軸とベース部材との間にそれぞれアーム部材を設ける必要があるので、装置構成の複雑化や部品点数の増加を招き易い。さらに、上記従来のシート搬送装置では、第1搬送ローラ対を構成する各回転軸も、第2搬送ローラ対の各回転軸と同様に撓む場合がある。この場合に、第1搬送ローラ対の各回転軸の撓みを抑制するアーム部材を設けると、装置構成の複雑化や部品点数の増加を一層招き易くなってしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成により、処理部のシートに対する処理に不具合が生じ難くすることができるシート搬送装置を提供することを目的とする。
本発明のシート搬送装置は、シートを搬送経路に沿って搬送するシート搬送機構と、前記搬送経路の途中で前記シートの第1面及び/又はその裏面である第2面に対して所定の処理を行う処理部とを備えるシート搬送装置であって、
前記シート搬送機構は、ベース部材と、前記搬送経路の途中に配設された第1ローラと、前記搬送経路の途中で前記第1ローラよりも下流側に配設された第2ローラとを有し、前記第1ローラは、前記ベース部材に自己の両端が回転可能に支持された第1回転軸と、前記第1回転軸に固定された第1ローラ本体とを有し、前記第2ローラは、前記ベース部材に自己の両端が回転可能に支持された第2回転軸と、前記第2回転軸に固定された第2ローラ本体とを有し、前記第1ローラ及び前記第2ローラは、それぞれ前記搬送経路に沿って搬送される前記シートの前記第1面に前記第1ローラ本体及び前記第2ローラ本体を当接させつつ回転することにより、前記シートに搬送力を付与するものであり、前記第1回転軸と前記第2回転軸とには、双方の回動を許容しつつ、双方を連結する連結部材が前記ベース部材から離間した状態で設けられていることを特徴とする(請求項1)。
本発明のシート搬送装置では、第1ローラ及び第2ローラがシートに搬送力を付与する際、両端が支持された第1回転軸及び第2回転軸に、シート側から第1ローラ本体及び第2ローラ本体を介して搬送力の反力が作用する。そうすると、第1回転軸及び第2回転軸の少なくとも一方は、シートの搬送方向又はその逆方向に撓みもうとする。
ここで、仮に連結部材が設けられていない場合、第1回転軸及び第2回転軸に上記撓みが生じることを抑制できない。そうすると、シートの斜め滑りが生じ易くなる。また、シートが搬送経路に沿って搬送されることにより、第1ローラ及び第2ローラと、シートとの相対位置関係が変化すると、上記撓みの程度も変動するので、シートの搬送速度が変動し易くなる。それらの結果として、搬送経路の途中で処理部がシートに対して行う所定の処理に不具合が生じ得る。例えば、処理部がシートの第1面及び/又は第2面に画像を形成する画像形成部であれば、シート上に形成された画像にゆがみ等の不具合が生じ得る。
この点、本発明のシート搬送装置では、上記連結部材により、剛体である第1回転軸と第2回転軸とが連結されている。このため、第1回転軸が撓もうとすると、第2回転軸が連結部材を介して第1回転軸を補強するので、第1回転軸の撓みが抑制される。第2回転軸が撓もうとする場合も同様である。このため、シートの斜め滑りが生じ難く、シートの搬送速度が変動し難い。
また、このシート搬送装置は、上記従来技術のアーム部材を第1回転軸及び第2回転軸とベース部材との間に設けたり、第1回転軸及び第2回転軸の中間を支持する中間軸受をベース部材に追加したりすることによって第1回転軸及び第2回転軸の撓みを抑制する場合と比較して、装置構成の簡略化や部品点数の削減を図れる。
したがって、本発明のシート搬送装置は、簡易な構成により、処理部のシートに対する処理に不具合が生じ難くすることができる。また、装置構成の簡略化や部品点数の削減により、装置内部の省スペース化や、装置全体の小型化も実現できる。
本発明のシート搬送装置において、処理部は、搬送経路の途中で第2ローラよりも下流側に配設されていることが望ましい(請求項2)。
仮に上記連結部材が設けられていなければ、第2ローラよりも下流側に配設された処理部に上記撓みによる不具合が生じ易くなる。この点、本発明のシート搬送装置は、上記連結部材が設けられていることにより上記撓みを抑制できるので、処理部が第2ローラよりも下流側に配設されても、処理部のシートに対する処理に不具合が生じ難い。
本発明のシート搬送装置において、処理部は、シートの第1面及び/又は第2面に形成された画像を読み取る画像読取部であることが望ましい(請求項3)。
この構成によれば、画像読取部である処理部が読み取った画像にゆがみ等の不具合が生じ難い。
本発明のシート搬送装置は、搬送経路の最上流側に、複数枚のシートが積層された状態で載置される供給トレイを備えることが望ましい。そして、第1ローラは、シート搬送機構が供給トレイ上のシートを搬送経路に沿って搬送する際、供給トレイ上の積層された複数枚のシートを1枚毎に分離する分離ローラであり、第2ローラは、第1ローラにより分離された1枚のシートに搬送力を付与して、搬送経路の下流側に搬送する搬送ローラであり、搬送経路を挟んで第1ローラと反対側には、シートの第2面に摺接してシートに摩擦力を付与する分離パッドが設けられていることが望ましい(請求項4)。
一般のシート搬送装置には、供給トレイに載置された複数枚のシートを1枚毎に搬送経路の下流側に送り出すため、第1ローラが分離ローラであり、かつ第2ローラが搬送ローラである構成が採用される場合が多い。そして、この場合、両端が支持された第1回転軸及び第2回転軸に、シート側から第1ローラ本体及び第2ローラ本体を介して、分離パッドによる摩擦力が作用する。このため、仮に上記連結部材が設けられていなければ、第1回転軸及び第2回転軸の少なくとも一方は、分離パッドの摩擦力により、シートの搬送方向又はその逆方向に撓みもうとする。この点、本発明のシート搬送装置は、上記連結部材が設けられていることにより、上記撓みを抑制できるので、第1ローラが分離ローラであり、かつ第2ローラが搬送ローラである構成であっても、処理部のシートに対する処理に不具合が生じ難い。
本発明のシート搬送装置において、シート搬送機構は、搬送経路の途中で第2ローラよりも下流側に配設された第3ローラを有することが望ましい。そして。第3ローラは、ベース部材に回転可能に支持された第3回転軸と、第3回転軸に固定された第3ローラ本体とを有し、シートの第1面又は第2面に第3ローラ本体を当接させつつ回転することにより、シートに搬送力を付与するものであり、第2ローラ本体の周速に対して、第3ローラ本体の周速が速くされていることが望ましい(請求項5)。
第2ローラ本体の周速に対して、第3ローラ本体の周速が速くされるのは、搬送されるシートの弛みを抑制するためである。この場合において、仮に上記連結部材が設けられていなければ、この第2、3ローラ本体の周速差に起因する引張力により、第1回転軸及び第2回転軸が撓もうとする。この点、本発明のシート搬送装置は、上記連結部材が設けられていることにより、上記撓みを抑制できるので、周速の異なる第3ローラが設けられた構成であっても、処理部のシートに対する処理に不具合が生じ難い。
本発明のシート搬送装置において、処理部は、搬送経路の途中で第2ローラよりも下流側、かつ第3ローラよりも上流側に配設され、シートの第1面及び第2面の一方に対して処理を行う第1処理部と、搬送経路の途中で第3ローラよりも下流側に配設され、シートの第1面及び第2面の他方に対して処理を行う第2処理部とからなることが望ましい(請求項6)。
上記構成の場合、搬送経路が長くならないように、第1処理部をできる限り搬送経路の上流側(第2ローラ寄り)に設けることが多い。ここで、仮に上記連結部材が設けられていなければ、特に第1処理部において上記撓みによる不具合がより生じ易くなる。この点、本発明のシート搬送装置は、上記連結部材が設けられていることにより、上記撓みを抑制できるので、第1処理部をできる限り搬送経路の上流側に設けても、第1処理部のシートに対する処理に不具合が生じ難い。
本発明のシート搬送装置において、シート搬送機構は、ベース部材に対して開閉可能に設けられ、閉鎖時に第1ローラ及び第2ローラを覆うカバーを有することが望ましい。そして、第1回転軸及び第2回転軸の軸心方向から見た場合、連結部材における搬送経路に隣接する部位には、搬送経路に沿って延在し、シートの第1面に当接可能とされた案内面が形成されていることが望ましい(請求項7)。
シート搬送装置に上記カバーが設けられる場合、そのカバーの内側には、第1、2ローラとの干渉を避けるために凹凸が設けられることが多い。そして、その凹凸にシートが引っかかって、シート詰まりが発生する場合があり得る。この点、連結部材の案内面により、シートの搬送経路が平滑化されるので、カバーの内側の凹凸にシートが引っかかり難くなり、シート詰まりの発生を抑制できる。
上記の場合(請求項7)において、第1回転軸及び第2回転軸の軸心方向から見た場合、カバーの内側には、第1回転軸及び第2回転軸に向かう方向に突出するリブが設けられ、連結部材における搬送経路の下流側に位置する端部には、一端縁側が案内面に連続し、他端縁側が搬送経路から離れる方向に湾曲してリブと重なる下流側曲面が形成されていることが望ましい(請求項8)。
この構成によれば、稀にシート詰まりが発生して、シートが搬送方向とは逆方向に引っ張られたとしても、連結部材の下流側曲面が上記形状であることにより、連結部材がシートの引っ張りの邪魔になることがない。また、搬送方向に搬送されるシートの後端縁が下流側曲面に当接しても、上記形状により、搬送方向にスムーズに案内される。
また、上記の場合(請求項7又は8)において、第1回転軸及び第2回転軸の軸心方向から見た場合、連結部材における搬送経路の上流側に位置する端部には、一端縁側が案内面に連続し、他端縁側が搬送経路から離れる方向に湾曲して第1ローラ本体と重なる上流側曲面が形成されていることが望ましい(請求項9)。
この構成によれば、上流側曲面が上記形状であることにより、第1ローラにニップされるシートの搬送方向前端縁が連結部材の上流側端部に引っかかることを防止できる。
本発明のシート搬送装置において、第1ローラ及び第2ローラの近傍を通過するシートの第1面に対面する方向から見た場合、連結部材は、シートの搬送方向に平行、かつ第1回転軸及び第2回転軸の中央を通過する直線を基準として対称となる位置に1個又は複数個設けられていることが望ましい(請求項10)。
この構成によれば、第1回転軸及び第2回転軸に対して、連結部材による上記撓みの抑制作用が均等に与えられるので、シートの斜め滑りを確実に生じ難くできる。
本発明のシート搬送装置において、第1ローラ及び第2ローラの近傍を通過するシートの第1面に対面する方向から見た場合、連結部材は、シートの搬送方向に平行、かつ第1回転軸及び第2回転軸の中央を通過する直線を基準として対称となる位置、かつ、第1回転軸及び第2回転軸の中央に位置する第1ローラ本体及び第2ローラ本体の幅方向両端に隣接する位置に少なくとも1対設けられていることが望ましい(請求項11)。
この構成によれば、撓みが大きくなり易い第1回転軸及び第2回転軸の中央に可及的に連結部材を接近させることができるので、上記撓みを確実に抑制できる。
本発明のシート搬送装置において、シート搬送機構は、搬送経路における第1ローラ及び第2ローラの近傍に設けられたシート検出部材を有し、シート検出部材は、搬送されるシートに当接しない場合、搬送経路に対して交差する状態となっている一方、搬送されるシートに当接する場合、シートに押されてシートの第2面側に変位し、搬送経路に対して交差しない状態となるものであることが望ましい。そして、第1ローラ及び第2ローラの近傍を通過するシートの第1面に対面する方向から見た場合、連結部材は、シート検出部材におけるシートの幅方向外側又は内側を向く側面と隣接する位置に少なくとも1個設けられていることが望ましい(請求項12)。
この構成によれば、連結部材をシート検出部材に隣接させることにより、シートにシート検出部材の反力が作用してシートが持ち上げられることを抑制できる。このため、シート検出部材がシートの第2面側に確実に変位して搬送経路に対して交差しない状態となるので、シートの検出ミスを抑制できる。
本発明のシート搬送装置において、第1ローラ及び第2ローラの近傍を通過するシートの第1面に対面する方向から見た場合、連結部材は、シートの搬送方向に平行、かつ第1回転軸及び第2回転軸の中央を通過する直線を基準として対称となる位置、かつ、それぞれ第1面の幅方向両端部に案内面を当接させることが可能な位置に少なくとも1対設けられていることが望ましい(請求項13)。
この構成によれば、連結部材の案内面をシートの幅方向両端部に当接させることにより、シートの幅方向の反りを矯正できるので、シート詰まりを抑制できる。
実施例のシート搬送装置が適用される画像処理装置の斜視図である(「閉じ姿勢」のシート搬送装置を示す。)。 実施例のシート搬送装置が適用される画像処理装置の上面図である。 実施例のシート搬送装置が適用される画像処理装置の斜視図である(「開き姿勢」のシート搬送装置を示す。)。 図2のA−A断面を示す断面図である。 図4の要部拡大断面図である。 図4の要部拡大断面図から、搬送経路と、シート搬送機構と、第1、2処理部とを抜き出して示す模式図である。 図2のA−A断面を示す断面図である(開放状態の上部カバーを示す。)。 シート搬送装置の第1ローラ(分離ローラ)、第2ローラ(分離ローラ)及び連結部材等を示す斜視図である(上部カバーを取り除いた状態を示す。)。 シート搬送装置の第1ローラ(分離ローラ)、第2ローラ(分離ローラ)及び連結部材等を示す斜視図である(上部カバー及びアッパーガイドを取り除いた状態を示す。)。 開放状態の上部カバーの内側を示す斜視図である。 図2のB−B断面を示す要部拡大断面図である。 第1回転軸、第2回転軸及び連結部材を拡大して示す斜視図である。 (a)は、連結部材により連結されていない第1回転軸及び第2回転軸の撓み挙動を示す模式図であり、(b)は、連結部材に連結されることにより第1回転軸及び第2回転軸の撓みが抑制された状態を示す模式図である。 図2のB−B断面を示す要部拡大断面図である(搬送されるシートの挙動を示す)。 連結部材がない場合における図2のB−B断面を示す要部拡大断面図である(搬送されるシートの挙動を示す)。 連結部材のレイアウトを説明するためのシート搬送装置の要部拡大上面図である(上部カバーを取り除いた状態を示す。)。 連結部材のレイアウトを説明するためのシート搬送装置の要部拡大上面図である(上部カバーを取り除いた状態を示す。)。 図17のC−C断面を示す要部拡大断面図である(搬送されるシートの挙動を示す)。 連結部材がない場合における図17のC−C断面を示す要部拡大断面図である(搬送されるシートの挙動を示す)。 連結部材の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明のシート搬送装置を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例)
図1に示すように、本発明のシート搬送装置の一例としての自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder。以下、単に「ADF」と呼ぶ。)11は、画像処理装置10に適用されるものである。図1では、画像処理装置10の操作パネル3側を装置の前側と規定し、操作パネル3の反対側を装置の後側と規定する。また、装置を前側から見た場合に左手に来る側(操作パネル3に向かって左側)を左側と規定し、その反対側を右側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2〜図20に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1に基づいて、画像処理装置10が備える各構成要素について説明する。
1.画像処理装置の概略構成
図1〜図3に示すように、画像処理装置10は、シート上の画像を読み取って電子データ化する機能や、その読み取った電子データを外部に送信するデータ送信機能(例えば、FAX機能。)等の周知の画像処理機能を備えるものであり、画像処理装置本体20と、ADF11とにより構成されている。ADF11は、画像処理装置本体20の上面を覆うように配設されている。図示は省略するが、ADF11の後部下端縁は、画像処理装置本体20の後部上端縁に対して左右方向を向く揺動軸周りで揺動可能に支持されている。そして、ADF11の前部を上方に持ち上げる操作、又はその逆の操作を行うことにより、ADF11の姿勢を、図1に示す「閉じ姿勢」と、図3に示す「開き姿勢」との間で変化させることが可能となっている。ADF11が「開き姿勢」となっている状態では、画像処理装置本体20の上面が開放される。
2.画像処理装置本体
画像処理装置本体20の前面側には操作パネル3が設けられている。操作パネル3は、ユーザからの入力を受け付けたり、画像処理装置10の処理状況等を表示する。また、画像処理装置本体20の内部には、図示は省略するが、ADF11や操作パネル3等を制御する制御部や電源部が設けられている。
図3〜図5に示すように、画像処理装置本体20の上面側には、コンタクトガラス22が設けられている。コンタクトガラス22は、左側の固定読取用ガラス79と、右側の移動読取用ガラス80とに二分割されており、双方の間に後述する原稿離反部材81が設けられている。
図4及び図5に示すように、画像処理装置本体20の内部において、コンタクトガラス22の下方には、イメージセンサ25が設けられている。イメージセンサ25としては、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等の周知の画像読取センサが採用される。画像処理装置本体20の筐体の内側側面には、左右方向に延在するスライド軸78が固定されている。イメージセンサ25は、スライド軸78にスライド自在に支持されており、図示しない駆動機構(例えば、プーリー・ベルト機構。)に駆動されることにより、スライド軸78に沿って左右方向にスライドする。
ADF11が「開き姿勢」の状態で、ユーザが移動読取用ガラス80上に1枚のシートや書籍を載置して、それらの表面の画像読取を行おうとする場合、すなわち、ADF11が使用されない場合、イメージセンサ25は、移動読取用ガラス80の下方左側から下方右側に移動しつつ、上記シートや書籍の表面に形成された画像を読み取る。そして、イメージセンサ25が読み取った画像は、制御部に伝達されて電子データ化される。
なお、イメージセンサ25は、固定読取用ガラス79の下方の画像読取位置18に移動して停止した状態において、後述する通り、ADF11の第2処理部として機能する。
3.ADF
図1〜図5に示すように、ADF11は、複数枚のシート(例えば、用紙やOHPシート等の原稿。)が積層された状態で載置される供給トレイ12と、シートが排出される排出トレイ14とを備えている。供給トレイ12及び排出トレイ14は、上下方向に二段に配設されている。
図4〜図6に示すように、ADF11は、供給トレイ12に載置された複数枚のシートを1枚ずつ連続して取り出して搬送経路16(図6に、搬送経路16を二点鎖線で示す。)に沿って自動的に搬送し、排出トレイ14へ排出するシート搬送機構を備える。また、ADF11は、搬送経路16の途中でシート9の第2面9B(シート9が供給トレイ12に載置された状態において、下方を向く面)に対して画像読取処理を行う第1処理部としてのイメージセンサ24を備える。さらに、ADF11は、搬送経路16の途中でシート9の第2面9Bの裏面である第1面9A(シート9が供給トレイ12に載置された状態において、上方を向く面)に対して画像読取処理を行う第2処理部としてのイメージセンサ25を備える。
3.1.シート搬送機構
図4〜図6に示すように、シート搬送機構において、搬送経路16は、供給トレイ12から左方向へ延びる第1搬送路26と、第1搬送路26に連続し、円弧状に下方へ向かって湾曲する湾曲搬送路27と、湾曲搬送路27に連続し、排出トレイ14へ向けて右上方向に延びる第2搬送路28とにより構成されている。
シート搬送機構は、本体フレーム30と、アッパーガイド34と、アンダーガイド36とにより構成されるベース部材と、アッパーガイド34の左側部分を上方から覆う上部カバー32とを備えている。本体フレーム30は、ADF11の底面及び側面を構成する箱状体である。アッパーガイド34は、第1搬送路26を下方から区画しつつ、供給トレイ12から、後述する主ローラ64の上方まで延在する板状体である。アンダーガイド36は、第2搬送路28を上方から区画しつつ、後述する主ローラ64の下方から、後述する排出ユニット70近傍まで延在する板状体である。
上部カバー32の左端部は、本体フレーム30の左端部に揺動可能に支持されている。そして、上部カバー32の右端部を上方に持ち上げることにより、図4に示す閉鎖状態から、図7に示す開放状態へ変化させることが可能となっている。
図5及び図8(上部カバー32を取り外した状態)に示すように、アッパーガイド34の左側部分は、本体フレーム30の左側上方に固定されている。また、図9(上部カバー32及びアッパーガイド34を取り外した状態)に示すように、アンダーガイド36は、アッパーガイド34の左側部分よりも下方において、本体フレーム30の左側上方に取り付けられている。すなわち、アッパーガイド34の左側部分及びアンダーガイド36は、図4等に示すように、上下方向に二段に配置されている。
一方、アッパーガイド34の右側部分は、図4に示すように、右側上方に傾斜しつつ平板状に延びており、この平板状の部分が供給トレイ12とされている。本体フレーム30におけるアンダーガイド36より右側の上面には凹部が形成されており、この凹部が排出トレイ14とされている。
図7に示すように、上部カバー32が開放状態である場合、アッパーガイド34の左側部分や、後述する供給ユニット50及び搬送ユニット60等が露出する。これにより、ADF11でシート詰まりが発生した場合におけるシート除去作業を簡単に行える。
図7及び図10に示すように、上部カバー32の内側には、複数本の補強リブ131、132が設けられている。各補強リブ131、132は、上部カバー32を閉じた状態において、下方に向かって突出しているとともに、右側端部から左側端部まで、すなわち、第1搬送路26及び湾曲搬送路27に沿って延在している。
図10に示すように、上部カバー32の幅方向(各図における前後方向)の中央に位置する各補強リブ131には、上部カバー32を閉じた状態において、後述する吸入ローラ52、分離ローラ54及び搬送ローラ61等との干渉を避けるために大きく切り欠きが設けられている。また、上部カバー32の幅方向(各図における前後方向)両端側に位置する各補強リブ132には、後述する第1回転軸56及び第2回転軸66との干渉を避けるための凹部132A、132Bが設けられている。
図4及び図5に示すように、上部カバー32が閉じた状態では、上部カバー32によってアッパーガイド34の左側部分が覆われて、上部カバー32の各補強リブ131、132と、アッパーガイド34との間に第1搬送路26が形成される。すなわち、上部カバー32の各補強リブ131、132は、第1搬送路26のガイド面を構成している。
本体フレーム30の左端部及び上部カバー32の各補強リブ131、132の左端部と、アッパーガイド34の左端部及びアンダーガイド36の左端部との間には、後述する主ローラ64が配設されている。本体フレーム30の左端部及び上部カバー32の各補強リブ131、132の左端部と、主ローラ64との間に湾曲搬送路27が形成されている。すなわち、本体フレーム30の左端部及び上部カバー32の各補強リブ131、132の左端部と、主ローラ64の外周面とは、湾曲搬送路27のガイド面を構成している。
本体フレーム30とアンダーガイド36との間には、第2搬送路28が形成されている。すなわち、アンダーガイド36は、第2搬送路28のガイド面を構成している。図3〜図5に示すように、ADF11の下面31には、開口84が設けられている。開口84は、第2搬送路28のうち湾曲搬送路27との境界部分に位置している。この開口84を介して、第2搬送路28のうち湾曲搬送路27との境界部分は、ADF11の下面31(図3に示す。)に露出している。
湾曲搬送路27から第2搬送路28へと搬送されるシートは、開口84を介して、固定読取用ガラス79上を通過する。この際、固定読取用ガラス79と移動読取用ガラス80との間に設けられた原稿離反部材81は、固定読取用ガラス79に接しつつ搬送されるシートを固定読取用ガラス79からすくい上げて、第2搬送路28に確実に案内するようになっている。
また、シート搬送機構は、以下に詳述する供給ユニット50と、搬送ユニット60と,排出ユニット70とを備えている。
3.1.1.供給ユニット
図4〜図6に示すように、供給ユニット50は、第1搬送路26の上流側(供給トレイ12側)に設けられ、供給トレイ12に載置された複数枚のシートを上から順番に1枚つづ取り出して、第1搬送路26の下流側に搬送するものである。供給ユニット50は、
アッパーガイド34の上方(第1搬送路26の上流側)に設けられた吸入ローラ52と、分離ローラ54(本発明の「第1ローラ」の一例。)と、分離パッド57を有している。
図9に示すように、分離ローラ54は、本体フレーム30に自己の前端56A及び後端56Bが回転可能に支持された第1回転軸56と、第1回転軸56の中央に固定された分離ローラ本体54A(本発明の「第1ローラ本体」の一例。)とを有している。第1回転軸56の後端56Bは、多数のギヤからなる駆動力伝達機構99を介して図示しないモータに連結されており、モータに駆動されて所定の回転方向(図4において時計まわり)に回転する。それに伴って、分離ローラ本体54Aも第1回転軸56と一体回転する。第1回転軸56は、丸棒形状の鋼材からなり、その外径は数mm〜10数mm程度である。
第1回転軸56には、ホルダ58が揺動可能に支持されている。ホルダ58は、分離ローラ本体54Aを囲いつつ第1搬送路26の上流側(供給トレイ12側)に延在しており、その延在する部位において、吸入ローラ52を回動可能に支持している。吸入ローラ52は、ホルダ58内部に配設された図示しないギヤ群を介して第1回転軸56と連結されている。これにより、第1回転軸56が回転すると、分離ローラ本体54Aのみならず、吸入ローラ52も時計回りに回転する。それに伴って、ホルダ58は、吸入ローラ52を下方のアッパーガイド34に向かって押し下げるように揺動する。なお、吸入ローラ52及び分離ローラ本体54Aの周速は、同じになるように設定されている。
図4〜図6に示すように、第1搬送路26を挟んで分離ローラ本体54Aと反対側には、分離パッド57が配設されている。分離パッド57は、分離ローラ本体54Aの外周面に対して、下方から圧接されるようになっている。分離パッド57は、典型的にはコルク片からなり、分離パッド57の上方を通過するシートの第2面9Bと摺接して、シートに対して大きな摩擦力を発揮する。
吸入ローラ52は、供給トレイ12に載置された複数枚のシートの第1面9Aに当接しつつ回転して、シートに搬送力を付与する。分離ローラ54は、吸入ローラ52により搬送されるシートの第1面9Aに分離ローラ本体54Aを当接させつつ回転することにより、シートに搬送力を付与する。この際、分離ローラ本体54Aと分離パッド57との間を複数枚のシートが通過しようとすると、分離パッド57の摩擦力により、分離ローラ本体54Aと接している最上方のシートのみが分離されて第1搬送路26の下流側に搬送される。
3.1.2.搬送ユニット
図4〜図6に示すように、搬送ユニット60は、供給ユニット50により供給トレイ12から1枚ずつ取り出されるシートを第1搬送路26、湾曲搬送路27及び第2搬送路28に沿って搬送するものである。搬送ユニット60は、アッパーガイド34の上方において分離ローラ54より左側(第1搬送路26の途中において分離ローラ54よりも下流側)に設けられた搬送ローラ61(本発明の「第2ローラ」の一例。)と、湾曲搬送路27に設けられた主ローラ64(本発明の「第3ローラ」の一例。)と、ピンチローラ62、63、65とを有している。
図9に示すように、搬送ローラ61は、本体フレーム30に自己の前端66A及び後端66Bが回転可能に支持された第2回転軸66と、第2回転軸66の中央に固定された搬送ローラ本体61A(本発明の「第2ローラ本体」の一例。)とを有している。第2回転軸66の後端66Bは、第1回転軸56の後端56Bと同様に、駆動力伝達機構99を介して図示しないモータに連結されており、モータに駆動されて所定の回転方向(図4において時計まわり)に回転する。それに伴って、搬送ローラ本体61Aも第2回転軸66と一体回転する。第2回転軸66も、第1回転軸56と同様、丸棒形状の鋼材からなり、その外径は数mm〜10数mm程度であるなお、コスト低減のためには、第1回転軸56及び第2回転軸66は細径化される傾向にある。
なお、搬送ローラ本体61Aの周速は、分離ローラ本体54Aの周速に対して速くなるように設定されている。これは、分離ローラ本体54Aと分離パッド57とにより分離される各シート同士の紙間距離を確保するためである。そして、第1回転軸56と分離ローラ本体54Aとの間には、搬送ローラ本体61Aと分離ローラ本体54Aとの周速差を吸収可能な緩衝機構(図示しない。)が設けられている。第1搬送路26に沿って搬送されるシートの第1面9Aに搬送ローラ本体61Aと分離ローラ本体54Aとが当接して搬送力を付与する場合、この緩衝機構が作用して周速差を吸収する。すなわち、分離ローラ本体54Aは、通常はモータに駆動されて回転するが、シートの第1面9Aに搬送ローラ本体61Aと分離ローラ本体54Aとが当接している場合のみ、シートを介して搬送ローラ本体61Aに従動する。
図4〜図6に示すように、第1搬送路26を挟んで搬送ローラ本体61Aと反対側には、ピンチローラ65が配設されている。分離ローラ54により搬送されるシートは、搬送ローラ本体61A及びピンチローラ65によりニップされる。そして、搬送ローラ61は、第1搬送路26に沿って搬送されるシートの第1面9Aに搬送ローラ本体61Aを当接させつつ回転することにより、シートに搬送力を付与する。
図9に示すように、主ローラ64は、本体フレーム30に自己の前端67A及び後端67Bが回転可能に支持された第3回転軸67と、第3回転軸67の中間の3箇所に固定された3個の主ローラ本体64A(本発明の「第3ローラ本体」の一例。)とを有している。第3回転軸67の中間には、3個の主ローラ本体64Aを幅方向両側から挟むように一対の中間軸受が設けられている。第3回転軸67の後端67Bは、第1、2回転軸56、66の後端56B、66Bと同様に、駆動力伝達機構99を介して図示しないモータに連結されており、モータに駆動されて所定の回転方向(図4において反時計まわり)に回転する。それに伴って、主ローラ本体64Aも第3回転軸67と一体回転する。なお、主ローラ本体64Aの周速は、搬送ローラ本体61Aの周速に対して速くなるように設定されている。これは、搬送されるシートの弛みを抑制するためである。
図4〜図6に示すように、湾曲搬送路27を挟んで主ローラ本体64Aと反対側には、ピンチローラ62、63が配設されている。搬送ローラ61により搬送されるシートは、湾曲搬送路27の上流側で、主ローラ本体64A及びピンチローラ62によりニップされ、さらに、湾曲搬送路27の下流側で、主ローラ本体64A及びピンチローラ63によりニップされる。そして、主ローラ64は、湾曲搬送路27に沿って搬送されるシートの第2面9Bに主ローラ本体64Aを当接させつつ回転することにより、シートに搬送力を付与して、第2搬送路28の下流側に送り出す。
3.1.3.排出ユニット
図4〜図6に示すように、排出ユニット70は、搬送ユニット60により第2搬送路28に沿って搬送されるシートを排出トレイ14に排出するものである。排出ユニット70は、アンダーガイド36の右側端部(第2搬送路28の最下流側)に設けられた排出ローラ72及びピンチローラ74を備えている。図9に示すように、排出ローラ72は第4回転軸71を有する。第4回転軸71の後端71Bは、第1、2、3回転軸56、66、67の後端56B、66B、67Bと同様に、駆動力伝達機構99を介して図示しないモータに連結されており、モータに駆動されて所定の回転方向(図4において反時計まわり)に回転する。それに伴って、排出ローラ72も第4回転軸71と一体回転する。
図4〜図6に示すように、第2搬送路28に沿って送られたシートは、排出ローラ72及びピンチローラ74によりニップされ、排出トレイ14に排出される。
3.2.第1処理部
図4〜図6に示すように、第1処理部としてのイメージセンサ24は、上述のイメージセンサ25の同様に、CISやCCD等の周知の画像読取センサが採用される。イメージセンサ24は、アッパーガイド34の左側部に上面を露出させた状態で埋設されている。すなわち、イメージセンサ24は、第1搬送路26の途中において、搬送ローラ61よりも下流側、かつ、主ローラ64よりも上流側に配設されており、第1搬送路26を搬送されるシートの第2面9Bがイメージセンサ24の上面側を通過するようになっている。
第1搬送路26を挟んで、イメージセンサ24と反対側には、第1白部材76が設けられている。第1白部材76は、コイルバネ77(図5に示す。)により、イメージセンサ24側へ弾性的に付勢されている。第1搬送路26に沿って搬送されるシートは、第1白部材76により、イメージセンサ24側に押し付けられながら、イメージセンサ24の上面側を通過する。これにより、イメージセンサ24は、シートの第2面9Bに形成された画像を読み取る。そして、イメージセンサ24が読み取った画像は、制御部に伝達されて電子データ化される。
3.3.第2処理部
図4〜図6に示すように、イメージセンサ25は、ADF11が使用される際に所定の画像読取位置18に移動して停止し、第2処理部として機能する。イメージセンサ25が画像読取位置18に停止する状態では、イメージセンサ25の上面側は、開口84を介して第2搬送路28に臨む。搬送ユニット60により搬送されるシートは、開口84を介して固定読取用ガラス79の記画像読取位置18に到達し、この際、シートの第1面9Aがイメージセンサ25の上面側を通過するようになっている。その後、そのシートは原稿離反部材81により固定読取用ガラス79からすくい上げられる。
第2搬送路28を挟んで、画像読取位置18で待機するイメージセンサ25と反対側には、第2白部材82が設けられている。第2白部材82は、コイルバネ83(図5に示す。)により、画像読取位置18で待機するイメージセンサ25側へ弾性的に付勢されている。第2搬送路28に沿って搬送されるシートは、第2白部材82により、イメージセンサ25側に押し付けられながら、イメージセンサ25の上面側を通過する。これにより、イメージセンサ25は、シートの第1面9Aに形成された画像を読み取る。そして、イメージセンサ25が読み取った画像は、制御部に伝達されて電子データ化される。
3.4.シート検出部材
図8に示すように、シート搬送機構は、4個のシート検出部材151、152、153、154を有している。シート検出部材151〜153は、給紙ユニット50にシートの先端部が挿入されたことを検出するためのものであり、第1回転軸56の下方に位置している。一方、シート検出部材154は、給紙ユニット50により1枚毎に搬送されるシートの先端部が第2回転軸66の近傍に到達したことを検出するためのものであり、第2回転軸66の下方に位置している。各シート検出部材151〜154の構成はほぼ同じである。このため、シート検出部材151について、図8及び図11を示して説明し、シート検出部材152〜154の説明は省略する。
図8及び図11に示すように、シート検出部材151は、アッパーガイド34の下面側で揺動可能に支持されており、通常は図示しない付勢手段により付勢されて、アッパーガイド34に貫設された小穴を介して、アッパーガイド34の上面側に突出している。すなわち、図11に示すように、給紙ユニット50にシート9が挿入されていない状態では、シート検出部材151は、第1搬送路26に対して交差する状態となっている。
そして、供給トレイ12上にシート9が載置され、シート9の先端部が給紙ユニット50に挿入されると、シート検出部材151は、シート9の先端部に押されて、アッパーガイド34の下面側(シートの第2面9B側)に変位し、第1搬送路26に対して交差しない状態となる。アッパーガイド34の下面側において、シート検出部材151の近傍には、変位センサ(例えば、フォトインタラプタ)151Aが配設されており、シート検出部材151が第1搬送路26に対して交差しない状態になったことを検出する。そうすると、変位センサ151Aは、制御部に対して、給紙ユニット50にシート9が挿入されたことを通知するようになっている。
3.5.ADFの自動原稿読み取り動作
図4〜図6に示すように、ユーザが1枚又は複数枚のシートを供給トレイ12上に載置し、シートの先端部を供給ユニット50に挿入する。そうすると、シート検出部材151〜153及び変位センサ151Aは、給紙ユニット50にシートが挿入されたことを制御部に通知する。そして、ユーザが操作パネル3を操作して、ADF11による自動原稿読み取り処理の開始を入力すると、制御部は、ADF11を制御して自動原稿読み取り処理を開始する。そうすると、供給トレイ12上のシートは、1枚ずつ取り出されて、搬送経路16に沿って搬送される。この際、シート検出部材154は、給紙ユニット50により分離されたシートが第2回転軸66近傍まで到達したことを制御部に通知し、制御部はそれに対応して自動原稿読み取り動作を継続する。その途中の第1搬送路26で、第2面9Bに形成された画像がイメージセンサ24により読み取られる。このシートは、さらに搬送経路16に沿って送られ、湾曲搬送路27を通過する際に表裏反転される。そして、シートの第1面9Aに形成された画像がイメージセンサ25によって読み取られる。その後、このシートは、第2搬送路28で第1面9Aを下にして排出トレイ14上に排出される。この一連の動作は、供給トレイ12上のシートがなくなるまで、自動的に繰り返される。
4.連結部材
図8及び図12に示すように、シート搬送機構において、第1回転軸56と第2回転軸66とには、以下に詳述する連結部材100が設けられている。
ここで、本実施例のシート搬送機構に連結部材100が設けられていないと仮定した場合における第1回転軸56及び第2回転軸66の撓み挙動について、先に説明しておく。
図6に示すように、分離ローラ54及び搬送ローラ61がシートに搬送力を付与する際、両端支持された第1回転軸56及び第2回転軸66には、シート側から分離ローラ本体54A及び搬送ローラ本体61Aを介して搬送力の反力が作用する。
また、分離ローラ54及び分離パッド57がシートを1枚ずつに分離する際、両端支持された第1回転軸56及び第2回転軸66には、シート側から分離ローラ本体54A及び搬送ローラ本体61Aを介して分離パッド57の摩擦力が作用する。
さらに、主ローラ64がシートに搬送力を付与する際、両端支持された第1回転軸56及び第2回転軸66には、シート側から分離ローラ本体54A及び搬送ローラ本体61Aを介して、分離ローラ本体54A及び搬送ローラ本体61Aと、主ローラ本体64Aとの周速差に起因する引張力が作用する。
ここで、仮に連結部材100が設けられていない場合、上述した搬送力の反力、分離パッド57の摩擦力又は周速差に起因する引張力が第1回転軸56及び第2回転軸66に作用すると、図13(a)に示すように、第1回転軸56及び第2回転軸66の少なくとも一方は、シートの搬送方向(図13において、右側から左側に向かう方向)又はその逆方向に撓む。図13(a)は、第1回転軸56及び第2回転軸66の撓み挙動の一例を示している。
第1回転軸56及び第2回転軸66は、上述した通り、外径が数mm〜10数mm程度である丸棒形状の鋼材であり、低コスト化のために細径化される傾向にある。このため、第1回転軸56及び第2回転軸66は、例えば、1〜2mm程度撓み得る。
そうすると、第1搬送路26上のシートと、分離ローラ本体54A及び搬送ローラ本体61Aとの相対位置関係がずれたり、ねじれたりしてしまう。その結果、シートの斜め滑りが生じ易くなる。
また、図4〜図6に示すように、シートが第1搬送路26〜湾曲搬送路27〜第2搬送路28に沿って搬送されることにより、分離ローラ54、搬送ローラ62及び主ローラ64と、シートとの相対位置関係が変化すると、上記撓みの程度も変動する。具体的には、「シートが分離ローラ54と分離パッド57とにニップされた状態」と、「シートが搬送ローラ62とピンチローラ65とにニップされた状態」と、「シートが主ローラ64とピンチローラ62、3とにニップされた状態」とでは、第1回転軸56及び第2回転軸66に作用する搬送力の反力、分離パッド57の摩擦力又は周速差に起因する引張力のそれぞれその大きさが変化したり、ゼロになったりする。このため、上記各状態において、第1回転軸56及び第2回転軸66の撓み挙動が変化するので、シートの搬送速度が変動し易くなる。
そして、シートの斜め滑りや、シートの搬送速度の変動が発生すると、搬送経路16の途中でイメージセンサ24、25がシートの第1、2面9A、9Bに対して行う画像読取処理に不具合(例えば、読取画像のゆがみやずれ。)が生じ易くなる。なお、上記各状態の境界となるポイントは、画像読取処理に不具合を生じ易い箇所であり、「読取特異点」と呼ばれる。
この点、実施例のADF11では、図12に示すように、連結部材100により第1回転軸56と第2回転軸66とを連結して、上記撓みを抑制している。連結部材100は、第1回転軸56を挿通させる第1円筒部101と、第2回転軸66を挿通させる第2円筒部102と、第1円筒部101と第2円筒部102とを連結する連結部103と、連結部103の下面側に形成された案内面104とを有している。本実施例では、連結部材100は、摺動性の高い熱可塑性樹脂(例えば、PP樹脂。)の射出成形一体成形品であるが、その他の材料、構成を採用してもかまわない。例えば、複数部材の組立品であってもよい。また、連結部材100は、ボールベアリング等の軸受を有していてもよい。
第1円筒部101及び第2円筒部102は、軸方向の長さが短く、半径方向の肉厚が厚い円筒形状とされている。第1円筒部101及び第2円筒部102の内径は、それぞれ第1回転軸56及び第2回転軸66の外径に対して僅かに大きくされている(例えば、0.05〜0.2mm程度。)。これにより、第1円筒部101及び第2円筒部102は、第1回転軸56及び第2回転軸66の回動を許容しつつ、ガタつきを抑制できる。
連結部103は、第1回転軸56及び第2回転軸66の回転軸心に直交する平面に沿って細長い平板状に延在し、第1円筒部101及び第2円筒部102とを最短距離で連結している。
図14に示すように、第1回転軸56及び第2回転軸66の軸心方向から見た場合、連結部材100におけるアッパーガイド34に対向する部位(第1搬送路26に隣接する部位)には、案内面104が形成されている。より詳しくは、案内面104は、連結部103の下面側が逆「T」字断面形状とされることにより形成される平坦面である。案内面104は、アッパーガイド34の上方において、右側から左側に向けて略水平に延びている。また、上部カバー32が閉じた状態において、案内面104は、上部カバー32の補強リブ132に設けられた凹部132A、132Bよりも下方に位置している。すなわち、案内面104は、第1搬送路26に沿って延在し、シートの第1面9Aに当接可能とされている。
図15に示すように、仮に連結部材100が設けられていないと、分離ローラ54付近を通過するシート9の先端部が上方にそれて、凹部132A、132Bに引っかかり、シート詰まりが生じる場合がある。この点、本実施例では、図14に示すように、連結部材100の案内面104により、第1搬送路26が平滑化されている。このため、シート9の先端部が確実に第1搬送路26の下流側に案内されるので、シート詰まりの発生を抑制できる。
図14に示すように、第1回転軸56及び第2回転軸66の軸心方向から見た場合、連結部材100における第1搬送路26の下流側(紙面左側)に位置する端部には、下流側曲面104Bが形成されている。下流側曲面104Bの一端縁側は案内面104に連続し、その他端縁側は第1搬送路26から離れる方向(紙面上側)に湾曲して補強リブ131、132と重っている。また、連結部材100における第1搬送路26の上流側(紙面右側)に位置する端部には、上流側曲面104Aが形成されている。上流側曲面104Aの一端縁側は案内面104に連続し、その他端縁側は第1搬送路26から離れる方向(紙面方側)に湾曲して分離ローラ本体54A(図14において、二点鎖線で示す。分離ローラ本体54Aは紙面手前側に位置する。)と重なっている。すなわち、上流側曲面104Aの他端縁側は分離ローラ本体54Aに対して搬送方向の上流側に突出しない。
稀に搬送ローラ61よりも下流側でシート詰まりが発生すると、シート9の弛んだ部分が搬送ローラ61に巻き付き、シート9が搬送方向とは逆方向に引っ張られる場合がある。この場合であっても、連結部材100の下流側曲面104Bの上記曲面形状により、連結部材100がシート9の引っ張りの邪魔になることがない。また、正常な搬送方向に搬送されるシート9の後端縁が下流側曲面104Bに当接しても、その上記曲面形状により、搬送方向にスムーズに案内される。また、上流側曲面104Aが上記曲面形状であることにより、分離ローラ54にニップされるシート9の搬送方向前端縁が連結部材100の上流側端部に引っかかることを防止できる。また、上流側曲面104Aの他端縁側が分離ローラ本体54Aに対して搬送方向の上流側に突出しないので、分離ローラ54の分離動作の邪魔にもなり難い。
図16に示すように、分離ローラ54及び搬送ローラ61の近傍を通過するシート9の第1面9Aに対面する方向から見た場合(上方からアッパーガイド34等を見下ろした場合)、連結部材100は、シート9の搬送方向に平行、かつ第1回転軸56及び第2回転軸66の中央を通過する直線Sを基準として対称となる位置P1、P2に2個設けられている。
<作用効果>
実施例のADF11では、上記連結部材100により、剛体である第1回転軸56と第2回転軸66とが連結されている。このため、搬送力の反力、分離パッド57の摩擦力又は周速差に起因する引張力が第1回転軸56及び第2回転軸66に作用しても、連結部材100が第1回転軸56及び第2回転軸66の撓みを抑制する。すなわち、第1回転軸56が撓もうとすると、第2回転軸66が連結部材100を介して第1回転軸56を補強するので、第1回転軸56の撓みが抑制される。第2回転軸66が撓もうとする場合も同様である。より詳しくは、仮に連結部材100がなければ、図13(a)に一例を示すように、第1回転軸56及び第2回転軸66が撓み得るが、連結部材100が設けられた本実施例のADF11では、図13(b)に示すように、第1回転軸56及び第2回転軸66が相互に補強し合うことにより撓みが抑制される。このため、連結部材100が設けられていない場合と比較して、シートの斜め滑りが生じ難く、シートの搬送速度が変動し難い。
また、このADF11は、上記従来技術のアーム部材を第1回転軸56及び第2回転軸66と本体フレーム30との間に設けたり、第1回転軸56及び第2回転軸66の中間を支持する中間軸受を本体フレーム30に追加したりすることによって第1回転軸56及び第2回転軸66の撓みを抑制する場合と比較して、装置構成の簡略化や部品点数の削減を図れる。
したがって、実施例のADF11は、連結部材100という簡易な構成により、イメージセンサ24、25による画像読取処理に不具合(例えば、画像等のゆがみやずれ。)が生じ難くすることができる。また、装置構成の簡略化や部品点数の削減により、装置内部の省スペース化や、装置全体の小型化も実現できる。
また、ADF11は、2個のイメージセンサ24、25を有する構成である。このため、搬送経路16が長くならないように、イメージセンサ24を、第1搬送路26の途中において、搬送ローラ61よりも下流側、かつ主ローラ64よりも上流側に位置させている。このため、イメージセンサ24は、上記読取特異点の影響を受け易くなっているが、連結部材100による上記撓み抑制作用により、読み取り不具合が生じ難い。
さらに、図16に示すように、連結部材100は、直線Sを基準として対称となる位置P1、P2に2個設けられている。これにより、第1回転軸56及び第2回転軸66に対して、連結部材100による上記撓みの抑制作用を均等に与えることができるので、シートの斜め滑りを確実に生じ難くできる。
なお、図示は省略するが、連結部材100が1個の場合、その連結部材100を直線S上に設けることで、第1回転軸56及び第2回転軸66に対して、連結部材100による上記撓みの抑制作用を均等に与えることができる。
また、図16に示すように、連結部材100は、直線Sを基準として対称、かつ、第1回転軸56及び第2回転軸66の中央に位置する分離ローラ本体54A及び搬送ローラ本体61Aの幅方向両端に隣接する位置P3、P4に少なくとも1対設けられていてもよい。この構成によれば、撓みが大きくなり易い第1回転軸56及び第2回転軸66の中央に可及的に連結部材100を接近させることができるので、上記撓みを確実に抑制できる。
さらに、図16に示すように、連結部材100は、直線Sを基準として対称、かつシートの第1面9Aの幅方向両端部に案内面104を当接させることが可能な位置P5、P6に、少なくとも1対個設けられていてもよい。この構成によれば、連結部材100の案内面104によりシートの幅方向の反りを矯正できるので、シート詰まりを抑制できる。
また、図17に示すように、分離ローラ54及び搬送ローラ61の近傍を通過するシートの第1面9Aに対面する方向から見た場合(上方からアッパーガイド34等を見下ろした場合)、連結部材100は、シート検出部材154におけるシートの幅方向外側又は内側を向く側面と隣接する位置P7に少なくとも1個設けられていてもよい。この構成によれば、図18に示すように、シート9にシート検出部材154の反力が作用してシート9が持ち上げられそうになっても、シート検出部材154に隣接する連結部材100がシート9を抑え込んで、第1搬送路26からシート9が離反することを抑制する。このため、シート検出部材154がアッパーガイド34の下面側(シートの第2面9B側)に確実に変位して第1搬送路26に対して交差しない状態となる。その結果として、シート検出部材154は、給紙ユニット50により1枚毎に搬送されるシート9の先端部が第2回転軸66の近傍に到達したことを確実に検出できるので、シート9の検出ミスを抑制できる。なお、図19に示すように、シート検出部材154に連結部材100が隣接していない場合、シート9にシート検出部材154の反力が作用してシート9が持ち上げられてしまうと、シート検出部材154が第1搬送路26に対して交差する状態のままとなり、シート9の検出ミスが発生する。説明は省略するが、シート検出部材151〜153におけるシート9の幅方向外側又は内側を向く側面と隣接する位置に連結部材100が設けられる場合も同様である。
さらに、図20に示すように、連結部材100の第1円筒部101に切り欠き105を設け、その切り欠き105に第1回転軸56を押し付けて、切り欠き105の開口幅を押し広げながら、第1回転軸56を第1円筒部101内に装着してもよい。この構成によれば、組立作業の簡略化を実現できる。また、第2円筒部102に切り欠き105を設けてもよい。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できる。
例えば、第1ローラと第2ローラとが隣接していない構成(双方の間に別のローラが設けられる構成)もあり得る。この場合、例えば、連結部材に別のローラの回転軸を挿通させるバカ穴を設けたり、連結部材の形状を別のローラを避けるように屈曲する形状とすればよい。
本発明はシート搬送装置に利用可能である。
11…シート搬送装置(ADF)、16…搬送経路、12…供給トレイ
9…シート、9A…シートの第1面、9B…シートの第2面
50、60、70…シート搬送機構(50…供給ユニット、60…搬送ユニット、70…排出ユニット)
24、25…処理部(24…第1処理部(イメージセンサ)、25…第2処理部(イメージセンサ))
30、34、36…ベース部材(30…本体フレーム、34…アッパーガイド、36…アンダーガイド36)
54…第1ローラ(分離ローラ)、56…第1回転軸、56A、56B…第1回転軸の両端、54A…第1ローラ本体(分離ローラ本体)、57…分離パッド
61…第2ローラ(搬送ローラ)、66…第2回転軸、66A、66B…第2回転軸の両端、61A…第2ローラ本体(搬送ローラ本体)
64…第3ローラ(主ローラ)、67…第3回転軸、64A…第3ローラ本体(主ローラ本体)
32…カバー(上部カバー)、151、152、153、154…シート検出部材
100…連結部材、101…案内面、101B…下流側曲面、101A…上流側曲面
S…シートの搬送方向に平行、かつ第1、2回転軸の中央を通過する直線(基準線)

Claims (13)

  1. シートを搬送経路に沿って搬送するシート搬送機構と、
    前記搬送経路の途中で前記シートの第1面及び/又はその裏面である第2面に対して所定の処理を行う処理部とを備えるシート搬送装置であって、
    前記シート搬送機構は、ベース部材と、前記搬送経路の途中に配設された第1ローラと、前記搬送経路の途中で前記第1ローラよりも下流側に配設された第2ローラとを有し、
    前記第1ローラは、前記ベース部材に自己の両端が回転可能に支持された第1回転軸と、前記第1回転軸に固定された第1ローラ本体とを有し、
    前記第2ローラは、前記ベース部材に自己の両端が回転可能に支持された第2回転軸と、前記第2回転軸に固定された第2ローラ本体とを有し、
    前記第1ローラ及び前記第2ローラは、それぞれ前記搬送経路に沿って搬送される前記シートの前記第1面に前記第1ローラ本体及び前記第2ローラ本体を当接させつつ回転することにより、前記シートに搬送力を付与するものであり、
    前記第1回転軸と前記第2回転軸とには、双方の回動を許容しつつ、双方を連結する連結部材が前記ベース部材から離間した状態で設けられていることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記処理部は、前記搬送経路の途中で前記第2ローラよりも下流側に配設されている請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記処理部は、前記シートの前記第1面及び/又は前記第2面に形成された画像を読み取る画像読取部である請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  4. 前記搬送経路の最上流側に、複数枚の前記シートが積層された状態で載置される供給トレイを備え、
    前記第1ローラは、前記シート搬送機構が前記供給トレイ上の前記シートを前記搬送経路に沿って搬送する際、前記供給トレイ上の積層された複数枚の前記シートを1枚毎に分離する分離ローラであり、
    前記第2ローラは、前記第1ローラにより分離された1枚の前記シートに搬送力を付与して、前記搬送経路の下流側に搬送する搬送ローラであり、
    前記搬送経路を挟んで前記第1ローラと反対側には、前記シートの前記第2面に摺接して前記シートに摩擦力を付与する分離パッドが設けられている請求項1乃至3のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  5. 前記シート搬送機構は、前記搬送経路の途中で前記第2ローラよりも下流側に配設された第3ローラを有し、
    前記第3ローラは、前記ベース部材に回転可能に支持された第3回転軸と、前記第3回転軸に固定された第3ローラ本体とを有し、前記シートの前記第1面又は前記第2面に前記第3ローラ本体を当接させつつ回転することにより、前記シートに搬送力を付与するものであり、
    前記第2ローラ本体の周速に対して、前記第3ローラ本体の周速が速くされている請求項4記載のシート搬送装置。
  6. 前記処理部は、前記搬送経路の途中で前記第2ローラよりも下流側、かつ前記第3ローラよりも上流側に配設され、前記シートの前記第1面及び前記第2面の一方に対して前記処理を行う第1処理部と、前記搬送経路の途中で前記第3ローラよりも下流側に配設され、前記シートの前記第1面及び前記第2面の他方に対して前記処理を行う第2処理部とからなる請求項5記載のシート搬送装置。
  7. 前記シート搬送機構は、前記ベース部材に対して開閉可能に設けられ、閉鎖時に前記第1ローラ及び前記第2ローラを覆うカバーを有し、
    前記第1回転軸及び前記第2回転軸の軸心方向から見た場合、前記連結部材における前記搬送経路に隣接する部位には、前記搬送経路に沿って延在し、前記シートの前記第1面に当接可能とされた案内面が形成されている請求項1乃至6のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  8. 前記第1回転軸及び前記第2回転軸の軸心方向から見た場合、
    前記カバーの内側には、前記第1回転軸及び前記第2回転軸に向かう方向に突出するリブが設けられ、
    前記連結部材における前記搬送経路の下流側に位置する端部には、一端縁側が前記案内面に連続し、他端縁側が前記搬送経路から離れる方向に湾曲して前記リブと重なる下流側曲面が形成されている請求項7記載のシート搬送装置。
  9. 前記第1回転軸及び前記第2回転軸の軸心方向から見た場合、
    前記連結部材における前記搬送経路の上流側に位置する端部には、一端縁側が前記案内面に連続し、他端縁側が前記搬送経路から離れる方向に湾曲して前記第1ローラ本体と重なる上流側曲面が形成されている請求項7又は8記載のシート搬送装置。
  10. 前記第1ローラ及び前記第2ローラの近傍を通過する前記シートの前記第1面に対面する方向から見た場合、前記連結部材は、前記シートの搬送方向に平行、かつ前記第1回転軸及び前記第2回転軸の中央を通過する直線を基準として対称となる位置に1個又は複数個設けられている請求項1乃至9のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  11. 前記第1ローラ及び前記第2ローラの近傍を通過する前記シートの前記第1面に対面する方向から見た場合、前記連結部材は、前記シートの搬送方向に平行、かつ前記第1回転軸及び前記第2回転軸の中央を通過する直線を基準として対称となる位置、かつ、前記第1回転軸及び前記第2回転軸の中央に位置する前記第1ローラ本体及び前記第2ローラ本体の幅方向両端に隣接する位置に少なくとも1対設けられている請求項1乃至10のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  12. 前記シート搬送機構は、前記搬送経路における前記第1ローラ及び前記第2ローラの近傍に設けられたシート検出部材を有し、
    前記シート検出部材は、搬送される前記シートに当接しない場合、前記搬送経路に対して交差する状態となっている一方、搬送される前記シートに当接する場合、前記シートに押されて前記シートの前記第2面側に変位し、前記搬送経路に対して交差しない状態となるものであり、
    前記第1ローラ及び前記第2ローラの近傍を通過する前記シートの前記第1面に対面する方向から見た場合、前記連結部材は、前記シート検出部材における前記シートの幅方向外側又は内側を向く側面と隣接する位置に少なくとも1個設けられている請求項1乃至11のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  13. 前記第1ローラ及び前記第2ローラの近傍を通過する前記シートの前記第1面に対面する方向から見た場合、前記連結部材は、前記シートの搬送方向に平行、かつ前記第1回転軸及び前記第2回転軸の中央を通過する直線を基準として対称となる位置、かつ、それぞれ前記第1面の幅方向両端部に前記案内面を当接させることが可能な位置に少なくとも1対設けられている請求項7乃至12のいずれか1項記載のシート搬送装置。
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