JPH1059575A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1059575A
JPH1059575A JP21877996A JP21877996A JPH1059575A JP H1059575 A JPH1059575 A JP H1059575A JP 21877996 A JP21877996 A JP 21877996A JP 21877996 A JP21877996 A JP 21877996A JP H1059575 A JPH1059575 A JP H1059575A
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transfer
roll
image forming
belt
forming apparatus
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JP21877996A
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English (en)
Inventor
Katsumi Sakamaki
克己 坂巻
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化を図りつつ支持ロールの弾性変
形を抑え、画像形成用ベルトの撓みを防止して画質の低
下を防ぐこと。 【解決手段】 支持ロール19、20に当接して支持ロ
ール19、20の弾性変形を規制する変形規制部材22
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体ベルト、中
間転写ベルト、用紙搬送ベルト等の画像形成用ベルトを
備えた画像形成装置に関し、特に、装置の小型化を図り
つつ画像形成用ベルトを支持する支持ロールの弾性変形
を抑えて、画像形成用ベルトの撓みを防止することによ
り画質の低下を防いだ画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等の画像形成装置において、感光体ベルト、中
間転写ベルト、用紙搬送ベルト等の画像形成用ベルトを
備えたものがある。
【0003】図10は、この種の画像形成装置を示す。
この画像形成装置は、BK(ブラック)、Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のそれぞれのカラ
ーに対応する画像信号に応じて変調された光ビームを出
射する露光ユニット1A〜1Dと、図示しない帯電器に
よって帯電され、露光ユニット1A〜1Dから出射され
る光ビームの走査を受けることにより静電潜像が形成さ
れる感光体ドラム2A〜2Dと、感光体ドラム2A〜2
Dに形成される静電潜像をBK、Y、M、Cの対応した
カラートナーで現像する現像ユニット3A〜3Dと、用
紙6Aを搬送して感光体ドラム2A〜2Dの転写部に供
給する用紙搬送ベルト4と、用紙搬送ベルト4を駆動す
る駆動ロール5Aと、後述する剥離用帯電器15と共働
して用紙6Aを用紙搬送ベルト4から剥離させる剥離ロ
ール5Bと、用紙搬送ベルト4に所定の張力を付与する
テンションロール5Cと、駆動ロール5A、及びテンシ
ョンロール5Cと共に用紙搬送ベルト4を所定の張力で
張架するよう位置決めされた従動ロール5Dと、用紙6
Aを装填する給紙トレイ6と、給紙トレイ6から用紙搬
送ガイド8Aに用紙6Aを供給する給紙ロール7と、上
流側の用紙搬送ガイド8Aを介して供給される用紙6A
を下流側の用紙搬送ガイド8Bに供給するプリレジスト
ロール9と、用紙搬送ガイド8Bを介して供給される用
紙6Aを所定のタイミングで用紙搬送ガイド11に供給
するレジストロール部10と、用紙搬送ベルト4に所定
の電荷を与えて、レジストロール部10から供給された
用紙6Aを用紙搬送ベルト4に吸着させる用紙吸着用帯
電器12と、感光体ドラム2B〜2Dの各々の転写部の
前段において用紙6Aを除電する除電器13A〜13C
と、感光体ドラム2A〜2Dの直下においてトナー像の
転写に必要な所定の電荷を付与する転写用帯電器14A
〜14Dと、用紙搬送ベルト4から用紙6Aを剥離させ
るための電荷を用紙搬送ベルト4に付与する剥離用帯電
器15と、トナー像が転写された用紙6Aに熱、及び圧
力を加えてトナーを定着させる定着ユニット16と、定
着ユニット16でトナー像を定着された用紙6Aが排出
される排紙トレイ17と、用紙搬送ベルト4に付着した
トナーを除去するクリーニングユニット18を有して構
成されている。
【0004】以上の構成において、露光ユニット1A〜
1DからY、M、C、BKの画像データに基づいて変調
された光ビームが出射されると、感光体ドラム2A〜2
Dが露光を受け、これにより感光体ドラム2A〜2Dの
表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像機3
A〜3Dにより各色のトナーで現像される。一方、給紙
トレイ6から給紙された用紙6Aがレジストロール部1
0によって所定のタイミングで用紙搬送ベルト4に供給
され、予め駆動ロール5Aの回転によって用紙搬送ベル
ト4を駆動させておくことにより用紙6Aが感光体ドラ
ム2A〜2Dに搬送される。感光体ドラム2A〜2Dの
転写位置では、転写用帯電器14A〜14Dによって用
紙6Aが所定の極性の電荷の付与により帯電を受け、用
紙6A上に感光体ドラム2A〜2D上に現像された各色
のトナー像が転写される。転写が済んだ用紙6Aは定着
ユニット15に搬送され、転写像の定着がなされる。
【0005】一方、この種の他の画像形成装置として、
Y、M、C、BKに対応する感光体ドラム上の各色のト
ナー像を中間転写ベルトに順次転写し、これを用紙に一
括転写するものもある。
【0006】ところで、このような画像形成装置では、
各色のトナー像を用紙搬送ベルトによって搬送される用
紙、或いは中間転写ベルトに順次転写してフルカラー画
像を形成することから、各色のトナー像を忠実に色ずれ
なく重ね合わせることが重要になっている。
【0007】このような観点から、上記画像形成装置で
は、支持ロールの周長を感光体ドラムの軸間距離の整数
分の1に設定して支持ロールの偏心や角速度変動の位相
と各感光体ドラムの画像の同期を図り、これによって、
用紙搬送ベルト、或いは中間転写ベルトを支持張架する
支持ロールの偏心や角速度変動が色ずれ(以下、カラー
レジストレーションずれという)の原因とならないよう
にする提案が行われている。この結果、感光体ドラムの
間隔によって支持ロールの周長、更には直径が決定され
ることになる。
【0008】一方、タンデム型の画像形成装置は、サイ
ズが大きくその小型化が大きな課題になっている。その
ためには感光体ドラムの小型化と感光体ドラムの間隔を
狭めていくことが重要になる。しかし、感光体ドラムの
間隔を狭めていくと前述した理由によって用紙搬送ベル
ト、或いは中間転写ベルトを支持する支持ロールは小径
化し、その結果、ベルトの張力によって支持ロールが弾
性変形するという問題が生じてくる。支持ロールが弾性
変形すると、用紙搬送ベルト、或いは中間転写ベルトに
撓みが生じ、この上に形成する画像にもカラーレジスト
レーションずれとして影響を及ぼすことになる。
【0009】図11は、用紙搬送ベルト4の撓みによる
カラーレジストレーションずれへの影響を示し、まず、
用紙6Aが撓んだ用紙搬送ベルト4に静電的に吸着し、
第1の感光体ドラムの転写位置P1 まで搬送され、そこ
で直線ライン像L1 が転写されたとする。この時点で直
線ライン像L1 は直線であるが、用紙搬送ベルト4が進
み、用紙6Aが第2、第3の感光体ドラムの転写位置P
2 、P3 を経て第4の感光体ドラムの転写位置P4 まで
搬送されると、用紙6Aに撓みが生じ、直線ライン像L
1 が弓状に撓んでしまう。ここで直線ライン像L1 に重
ねる直線ライン像L2 を転写すると、直線ライン像L1
との間で駆動ロール5A、及び剥離ロール5B(ロール
径が同一)の弾性変形量に等しいカラーレジストレーシ
ョンずれdxが生じる。また、図12は、ベルト上にカ
ラートナー像が転写される中間転写ベルトの撓みによる
カラーレジストレーションずれへの影響を示すが、この
場合も同様である。
【0010】ここで、駆動ロール5A、及び剥離ロール
5Bの弾性変形量dxは(1) 式で表すことができる。 最大変形量dx=5PL3 /(384EI) ・・・(1) 但し、記号は以下の変数を示す。 P=p・L〔N〕:ロール荷重 p〔N/mm〕:単位幅当たりの分布荷重 L〔mm〕:ロール幅 I=πd4 /64〔mm4 〕:ロールの断面2次モーメ
ント d〔mm〕:ロール径 E〔N/mm2 〕:ロール縦弾性係数(ヤング率) 以上より、最大変形量dxがロール径dの4乗に反比例
することが分かり、ロール径を小さくしていくとロール
の弾性変形量dxが非常に大きくなる。
【0011】このような背景の中、従来、画像形成用ベ
ルトの張力による支持ロールの変形を防止する画像形成
装置として、例えば、特開平6−80268号公報に開
示されるものがある。この画像形成装置は、画像形成用
ベルトの支持ロールを、外径がロールの軸方向中央部に
対して両端部の径が小さい軸部材の外周に、外径が軸方
向に沿って一定な弾性体層を被覆して構成し、最も大き
な荷重を受け、撓み易い中央部の変形量が小さく、相対
的に小さい荷重を受ける両端部の変形量が相対的に大き
くなるようにし、全体として変形後の径が軸方向に沿っ
て均一となるようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像形
成装置によると、軸部材の径、及び弾性体層の厚さを軸
方向に変化させ、張力を受けた時の変形量を軸方向位置
で異ならせることにより、画像形成用ベルトの接触面の
撓みを無くすようにしているため、支持ロールの小径化
に限界がある。つまり、支持ロールを小径化すると、軸
部材の径、及び弾性体層の厚さの軸方向位置における変
化量が少なくなるため、画像形成用ベルトの張力による
変形が免れず、画質の低下、特に、カラー画像形成装置
の場合では前述したカラーレジストレーションずれを招
くことになる。従って、装置の小型化と高画質化の両立
が不可能である。
【0013】一方、スリップバッフルと呼ばれる固定式
の滑り部材を、画像形成用ベルトの支持体とした画像形
成装置もあるが、この場合、巻付け角が小さい場合(例
えば、90°以下)には使用できるが、大きい場合には
摩擦抵抗が大になって使用困難になるという問題があ
る。
【0014】従って、本発明の目的は装置の小型化を図
りつつ支持ロールの弾性変形を抑えることにより、画像
形成用ベルトの撓みを防止して画質の低下を防いだ画像
形成装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、装置の小型化を図りつつ支持ロールの弾性変形を抑
えることにより画像形成用ベルトの撓みを防止して画質
の低下を防ぐため、支持ロールに当接して支持ロールの
画像形成用ベルトの張力に基づく弾性変形を規制する変
形規制部材を設けた画像形成装置を提供するものであ
る。
【0016】上記変形規制部材は、支持ロールを摺動さ
せる摺動面を有する無潤滑軸受材から構成されることが
好ましい。
【0017】上記変形規制部材は、支持ロールとの当接
部にロール部材を有する構成が好ましい。
【0018】上記画像形成ベルトは、カラープロセス方
向に配置された複数の感光体ドラムの転写部間に張架さ
れた中間転写用、或いは用紙搬送用のベルトによって構
成され、上記支持ロールは、中間転写用、或いは用紙搬
送用のベルトの両端を支持する転写ロールによって構成
され、上記転写ロールは、その支持軸を結ぶ距離が複数
の感光体ドラムの両端の感光体ドラムの支持軸を結ぶ距
離と等しいか、或いはそれより小さくなるように配置さ
れている構成が好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置を添
付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施の形態の画像
形成装置を示す。この図において図10と同一の部分に
は同一の引用数字、符号を付したので重複する説明は省
略する。この画像形成装置は、感光体ドラム2Aの直下
に配置され、所定の極性の電荷を用紙6Aに与えて帯電
させることにより、感光体ドラム2A上に現像されたト
ナー像を用紙6Aに転写すると共に、用紙搬送ベルト4
を駆動する転写・駆動ロール19と、感光体ドラム2D
の直下に配置され、所定の極性の電荷を用紙6Aに与え
て帯電させることにより、感光体ドラム2Dに現像され
たトナー像を用紙6Aに転写すると共に、搬送ベルト4
に所定の張力を付与することにより転写・駆動ロール1
9と共働して搬送ベルト4を支持張架する転写・テンシ
ョンロール20と、感光体ドラム2B、2Cの直下に配
置され、所定の極性の電荷を用紙6Aに与えて帯電させ
ることにより、感光体ドラム2B、2C上に現像された
トナー像を用紙6Aに転写する転写ロール21A、21
Bと、転写・駆動ロール19、及び転写・テンションロ
ール20の用紙搬送ベルト4の張力を受けて変形する方
向にそれぞれ配置され、転写・駆動ロール19、及び転
写・テンションロール21に当接して、これらの弾性変
形を規制する変形規制部材22を備え、感光体ドラム2
A〜2Dの各々の軸間距離と転写・駆動ロール19と転
写ロール21Aの軸間距離、転写ロール21A、21B
の軸間距離、及び転写ロール21Bと転写・テンション
ロール20の軸間距離がそれぞれ等しくしなるように構
成されている。
【0021】用紙搬送ベルト4は、厚さ50〜125μ
mのPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂によっ
て構成され、80〜160mm/secのプロセス速度
で駆動される。
【0022】図2は、変形規制部材22を示す。変形規
制部材22は、転写・駆動ロール19、及び転写・テン
ションロール20と同じ曲率で円弧状に形成され、転写
・駆動ロール19、及び転写・テンションロール20に
当接してこれらを摺動させる摺動面22Aを有し、両側
に、例えば、ねじ孔等の締結部22Bを有し、装置本体
側からボルト等の固定部材を挿入されることにより、転
写・駆動ロール19、及び転写・テンションロール20
の回転モーメントなどによって移動しないように固定さ
れる。変形規制部材22の材質としては、転写・駆動ロ
ール19、及び転写・テンションロール20との摩擦を
低減するために、無潤滑軸受材が用いられ、本実施の形
態では、青銅系、或いは鉄系の金属母材中に固体潤滑材
である黒鉛を粉末冶金法によって含有させた自己潤滑材
が用いられる。
【0023】以上の構成において、露光ユニット1A〜
1DからY、M、C、BKの画像データに基づいて変調
された光ビームが出射されると、感光体ドラム2A〜2
Dが露光を受け、これにより感光体ドラム2A〜2Dの
表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像機3
A〜3Dにより各色のトナーで現像される。一方、給紙
トレイ6から給紙された用紙6Aがレジストロール部1
0によって所定のタイミングで用紙搬送ベルト4に供給
され、予め転写・駆動ロール19の回転によって用紙搬
送ベルト4を駆動させておくことにより用紙6Aが感光
体ドラム2A〜2Dに搬送される。感光体ドラム2A〜
2Dの転写位置では、転写・駆動ロール19、転写・テ
ンションロール20、及び転写ロール21A、21Bに
よって用紙6Aが所定の極性の電荷の付与により帯電を
受け、用紙6A上に感光体ドラム2A〜2D上に現像さ
れた各色のトナー像が転写される。転写が済んだ用紙6
Aは定着ユニット15に搬送され、転写像の定着がなさ
れる。
【0024】この実施の形態では、転写・駆動ロール1
9、及び転写・テンションロール20が用紙搬送ベルト
4の張力を受けて変形する方向に変形規制部材22が配
置されているため、感光体ドラム2A〜2Dの各々の間
隔を小さくして、装置の小型化を図る、つまり、用紙搬
送ベルト4を支持する転写・駆動ロール19、及び転写
・テンションロール20を小径化しても、転写・駆動ロ
ール19、及び転写・テンションロール20の弾性変形
を防止することができ、これにより用紙搬送ベルト4の
撓みを防ぐことができる。その結果、装置の小型化を維
持しつつ用紙6A上において高精度のカラーレジストレ
ーションを得ることができる。
【0025】ここで、感光体ドラム2A〜2Dの間隔を
20〜50mmで考えると、用紙搬送ベルト4を支持す
る転写・駆動ロール19、及び駆動・テンションロール
20の直径は、6.37mm〜15.9mmとなる。例
として、搬送ベルト4の張力を約60N、ロール縦弾性
係数を205800〔N/mm2 〕、ロール幅を330
mm、ロール径を8mm、10mm、12mmとして画
像形成を行った場合、変形規制部材22が存在しない場
合、カラーレジストレーションずれがそれぞれ1.3m
m、0.54mm、0.26mmとなった。ところが、
変形規制部材22を転写・駆動ロール19、及び駆動・
テンションロール20に対向配置させると、これらはほ
ぼ0mmに打ち消すことができた。
【0026】また、本実施の形態では、用紙搬送ベルト
4の用紙6Aが供給される位置に転写・駆動ロール19
があるため、これの静電的な力で用紙搬送ベルト4への
用紙6Aの吸着が行え、また、変形規制部材22の補強
により転写・テンションロール20を十分小径化できる
ため、用紙6Aのコシのみで用紙搬送ベルト4からの用
紙6Aの剥離が行える。このため、吸着用帯電器や剥離
用帯電器が不要になり、両端に配置された感光体ドラム
2A、2Dの軸間距離と転写・駆動ロール19と転写・
テンションロール20の軸間距離を等しくすることがで
きる。従って、感光体ドラム2A〜2Dの間隔の狭小化
による小型化に加えて更なる小型化を図ることができ
る。
【0027】なお、以上の実施の形態では、変形規制部
材22の無潤滑軸受材として、自己潤滑材を用いたが、
この他に焼結金属の気孔部分に油を含浸させたオイルレ
スベアリング、金属に固体潤滑材を埋め込んだものなど
を用いても良い。これらは形状加工性が良く、強度や信
頼性も高い。また、金属素材の他に樹脂系材質からも選
定することができる。例えば、四ふっ化エチレン樹脂
(PTFE)を主体とし、それに充填材を配合した材料
などが完全無給油で使用できる。また、ガラスファイバ
ー入りポリエチレンテレフタレート樹脂や、フェノー
ル、ナイロン、ポリイミド、ポリアミド、ポリアセター
ルなども使用でき、これはコスト面で有利となる。本実
施の形態の構成では、軸受で使われる許容値であるPV
値(Pは摺動面に作用する単位面積当たりの荷重、Vは
すべり速度で、Kgf/cm2 ・m/secの単位)で
考えるとその値が小さいため、上記の無潤滑軸受材で十
分である。即ち、一般にPV値が≦1〜10の場合、無
潤滑領域であり、上記実施の形態ではP=約0.15〜
1kgf/cm2 、V=約0.05〜0.3m/sec
で、PV値=約0.0075〜0.3で無潤滑領域と言
える。
【0028】図3は、本発明の第2の実施の形態の画像
形成装置を示す。この画像形成装置は第1の実施の形態
において、転写・駆動ロール19と転写ロール21Aの
間、転写ロール21A、21Bの間、及び転写ロール2
1Bと転写・テンションロール20の間に、それぞれ変
形規制部材22を挿入して構成されている。
【0029】図4は、第2の実施の形態の変形規制部材
22を示す。変形規制部材22は、転写・駆動ロール1
9、転写・テンションロール20、及び転写ロール21
A、21Bと同じ曲率で円弧状に形成され、転写・駆動
ロール19、転写・テンションロール20、及び転写ロ
ール21A、21Bに当接してこれらを摺動させる摺動
面22Aを前後に有している。なお、他の構成について
は図2と同一のため、説明を省略する。
【0030】この実施の形態でも、第1の実施の形態と
同様、転写・駆動ロール19、及び転写・テンションロ
ール20を小径化したときに生じる用紙搬送ベルト4の
張力に基づく転写・駆動ロール19、及び転写・テンシ
ョンロール20の弾性変形を防ぐことができ、装置の小
型化とカラーレジストレーションの高精度化の両立を図
ることができる。なお、変形規制部材22の転写ロール
21A、21B間への配置を省略しても良い。
【0031】図5は、本発明の第3の実施の形態の画像
形成装置を示す。この画像形成装置は、第2の実施の形
態において用紙搬送ベルトに代えて中間転写ベルト4A
を用いたものであり、転写・テンションロール21に対
向して配置された二次転写ロール24によって中間転写
ベルト4A上のトナー像が用紙6Aに一括転写されるよ
うに構成されている。このような構成では、装置の小型
化を図りつつ中間転写ベルト4A上において高精度のカ
ラーレジストレーションを得ることができる。
【0032】図6は、本発明の第4の実施の形態の画像
形成装置を示す。この画像形成装置は、第1の実施の形
態において、転写ロール21A、21Bを転写・駆動ロ
ール19、及び転写・テンションロール20よりも小径
化して、転写・駆動ロール19と転写・テンションロー
ル20の間を連通させ、ここに変形規制ロール24を両
端の軸受25で支持したベース部材26を挿入して、変
形規制ロール24を転写・駆動ロール19、及び転写・
テンションロール20にそれぞれ当接させた構成を有し
ている。
【0033】図7は、変形規制ロール24と転写・テン
ションロール20を示す。変形規制ロール24は転写・
テンションロール20の幅より小なる幅を有し、転写・
テンションロール20の中央部に当接している。また、
変形規制ロール24と転写・駆動ロール19の関係につ
いても同様になっている。このような構成でも、転写・
駆動ロール19、転写・テンションロール20に対する
変形抑制効果が得られ、第1の実施の形態と同様な効果
を得ることができる。なお、変形規制ロール24は、複
数個から構成されても良く、また、転写・駆動ロール1
9、転写・テンションロール20と同等な幅を有する構
成であっても良い。
【0034】図8は、本発明の第5の実施の形態の画像
形成装置を示す。この画像形成装置は、第3の実施の形
態において感光体ドラム2A〜2Dを中間転写ベルト4
Aの両側に分けて配置して構成され、感光体ドラム2
A、2B、及び2C、2Dの軸間距離と転写・駆動ロー
ル19と転写・テンションロール20の軸間距離が等し
くなっている。このような構成では、第3の実施の形態
より更に装置の小型化を図りながら高精度のカラーレジ
ストレーションを得ることができる。
【0035】図9は、本発明の第6の実施の形態の画像
形成装置を示す。この画像形成装置は、第3の実施の形
態において中間転写ベルト4Aを転写・駆動ロール1
9、転写・テンションロール20、及び転写ロール21
の3本で支持張架し、各ロール間に三角形状の変形規制
部材22の各辺を構成する部分を配置して構成されてい
る。また、最も外側に配置された感光体ドラム2A、2
Dの軸間距離より最も外側に配置された転写・テンショ
ンロール20と転写ロール21の軸間距離が小さくなっ
ている。このような構成でも、第3の実施の形態より更
に装置の小型化を図りながら高精度のカラーレジストレ
ーションを得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の画像形成装
置によると、支持ロールに当接して支持ロールの弾性変
形を規制する変形規制部材を設けたため、装置の小型化
を図りつつ支持ロールの弾性変形を抑えることができ、
その結果、画像形成用ベルトの撓みを防止して画質の低
下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す説明図。
【図2】第1の実施の形態における変形規制部材を示す
説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す説明図。
【図4】第2の実施の形態における変形規制部材を示す
説明図。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す説明図。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示す説明図。
【図7】第4の実施の形態における変形規制ロールを示
す説明図。
【図8】本発明の第5の実施の形態を示す説明図。
【図9】本発明の第6の実施の形態を示す説明図。
【図10】画像形成用ベルトを備えた画像形成装置を示
す説明図。
【図11】用紙搬送ベルトの撓みによるカラーレジスト
レーションずれへの影響を示す説明図。
【図12】中間転写ベルトの撓みによるカラーレジスト
レーションずれへの影響を示す説明図。
【符号の説明】
1A〜1D 露光ユニット 2A〜2D 感光体ベルト 3A〜3D 現像ユニット 4 用紙搬送ベルト 4A 中間転写ベルト 5A 駆動ロール 5B 剥離ロール 5C テンションロール 5D 従動ロール 6 給紙トレイ 6A 用紙 7 給紙ロール 8A、8B 用紙搬送ガイド 9 プリレジストロール 10 レジストロール部 11 用紙搬送ガイド 12 吸着用帯電器 13A〜13C 除電器 14A〜14D 転写用帯電器 15 剥離用帯電器 16 定着ユニット 17 排紙トレイ 18 クリーニングユニット 19 転写・駆動ロール 20 転写・テンションロール 21、21A、21B 転写ロール 22 変形規制部材 22A 摺動面 22B 締結部 23 二次転写ロール 24 変形規制ロール 25 軸受 26 ベース部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の露光によって形成された静電潜
    像をトナーで現像して画像を形成する画像形成装置にお
    いて、 感光体ベルト、中間転写ベルト、用紙搬送ベルト等の画
    像形成用ベルトと、 前記画像形成用ベルトを所定の張力で支持張架する支持
    ロールと、 前記支持ロールに当接して前記支持ロールの前記所定の
    張力に基づく弾性変形を規制する変形規制部材を備えて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記変形規制部材は、前記支持ロールを
    摺動させる摺動面を有する無潤滑軸受材から構成される
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記変形規制部材は、前記支持ロールと
    の当接部にロール部材を有する構成の請求項1記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成ベルトは、カラープロセス
    方向に配置された複数の感光体ドラムの転写部間に張架
    された中間転写用、或いは用紙搬送用のベルトによって
    構成され、 前記支持ロールは、前記中間転写用、或いは用紙搬送用
    のベルトの両端を支持する転写ロールによって構成さ
    れ、 前記転写ロールは、その支持軸を結ぶ距離が前記複数の
    感光体ドラムの両端の感光体ドラムの支持軸を結ぶ距離
    と等しいか、或いはそれより小さくなるように配置され
    ている構成の請求項1記載の画像形成装置。
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