JP4923317B2 - 駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピニオンギヤとギヤとから成る駆動装置に関するものであり、特にギヤの回転作動範囲を規制するストッパ機構を備えた駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の駆動装置としては、特開平10−014692号公報に示されるものが知られている。これは、少ない歯数のピニオンギヤから歯数の多いギヤに回転駆動力を伝達する装置で、ギヤ側を歯数の僅か異なる2つのギヤで構成し、さらにこれら2つのギヤ間の当接側面に突起と長穴を形成し組み合わせている。1つピニオンギヤに噛合した2つのギヤはその回転に伴い、2つのギヤ同士間でも回転を生じる。このギヤ同士の間に生じる回転を利用して突起と長穴によってギヤの回転できる範囲を規制するようにストッパ機構を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記に示した特開平10−014692号公報に示される駆動装置では、ギヤがストッパ位置に到達したときのピニオンギヤの停止力を、2つのギヤの歯の間隔が狭くすることでピニオンギヤとの噛合いの抵抗力を増加させることによって得ている。このため、ストッパ作動位置では狭い歯の間にピニオンギヤの歯が押し込まれるように作用し、歯部に大きな負荷が作用する。このため、特に噛合い作動の静粛性、軽量化をねらいとしてギヤを樹脂材質で構成した場合は歯の厚さを大幅に厚く構成する必要があるなど、駆動装置の小型化、低価格化に支障があった。
【0004】
そこで、本発明はピニオンギヤとギヤとからなる駆動装置において、歯部に大きな負荷が作用することなく回動を規制することができるストッパ機構を有する駆動装置を実現することをその技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、ピニオンギヤと、該ピニオンギヤからの回転駆動力が伝達されるギヤと、該ギヤの回転作動範囲を規定するストッパ機構とを備える駆動装置において、該ストッパ機構は前記ギヤを停止するように作用する荷重を前記ピニオンギヤの駆動軸側に伝える伝達部材を備え、前記伝達部材は、前記ギヤと一体的に回転するストッパプレートと、前記ピニオンギヤと一体的に回転するストッパカラーより成り、前記ギヤと前記ピニオンギヤが相互に所定の位置に回転をしたときに当接するとともに、その当接部位に加わる荷重が該ピニオンギヤ及び該ギヤの回転方向とは異なる方向を向くように配置された突起を、前記ストッパプレート及び前記ストッパカラーにおける前記ピニオンギヤ及び前記ギヤの各歯部とは別部位であり且つ軸方向に異なる部位にそれぞれ設け、両突起の当接により前記ピニオンギヤ及び前記ギヤの各歯部の噛合部位に対する前記回転作動範囲外となる回転方向への荷重入力を規制することである。
【0006】
この技術手段によれば、ストッパ作動時にギヤの歯部への大きな負荷の発生を無くすることができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明するが、この駆動装置を車両に適用したシートリクライニング装置について先ず説明する。
【0008】
図1は本発明を示すシートリクライニング装置10の平面図であり、図2は図1の減速装置50の平面図、図3は図2のB−B断面図であり、図4は図1のA−A断面図であり、図5は減速装置50の分解斜視図であり、更に図6はシートクッション30とシートバック31からなるシートにシートリクライニング装置10を取り付けた状態を示すものである。まず最初に、リクライニング装置の構造について説明する。リクライニング装置10とは、図6に示すようにシートクッション30に対してシートバック31の傾斜角を調整するものであり、以下にこの構造を示す。
【0009】
図1と図4において、シートクッション30(図6)に固定されたロアアーム1(固定部材)には、偏心部2a、正心部2b,2c及びスプライン20を有する回動シャフト2が正心部2b,2cにて回転自在に支持され、この回動シャフト2の偏心部2aにはシートバック31に固定されたアッパアーム3(可動部材)が支持されており、正心部2cにはブッシュ4aを介してギヤプレート5が回転自在に支持されている。この正心部2b,2cとブッシュ4,4aとの間には回動動作を容易にするために、摺動部材(板状ブッシュ)4g、4hが介在している。尚、この摺動部材4g、4hは回動シャフト2側にテフロンコーティングが施されている。アッパアーム3には偏心部2aを中心とした内歯ギヤ3aが形成されており、ギヤプレート5には内歯ギヤ3aよりも少なくとも一歯以上少ない正心部2cを中心とした外歯ギヤ5aが形成されている。この内歯ギヤ3aと外歯ギヤ5aとは噛合し、回動シャフト2が回転動作することによってアッパアーム3がギヤプレート5に対して回動される。また、ギヤプレート5の外周部分には複数の係合歯5bが所定の間隔をもって形成されている。
【0010】
ロアアーム1にはギヤプレート5の係合歯5bと係合する歯部6aを有するポール6が回動自在に支持されている。回動シャフト2の正心部2cにはブッシュ4aを介して操作部材であるレリーズレバー8が回動シャフト2を中心として回動自在に支持されている。このレリーズレバー8には回動操作によりポール6のカム面6bを押圧し、係合片6cと係合するピン9が設けられており、このピン9の外周にはローラ91が設けられている。
【0011】
このローラ91でポール6のカム面6bを押圧してポール6の歯部6aとギヤプレート5の係合歯5bとを係合させることによりロアアーム1とギヤプレート5とをロック状態とする。また、ポール6の係合片6cと係合してポール6の歯部6aとギヤプレート5の係合歯5bとの噛合を解除させることにより、ロアアーム1とギヤプレート5とをロック解除状態とする。更に、レリーズレバー8とロアアーム1との間にはスプリング(図示せず)が配設されており、このスプリングの付勢力によりレリーズレバー8は歯部6aと係合歯5bとが係合するようにカム面6bがローラ91により押圧される方向に常時付勢されている。
【0012】
ピン9はロアアーム1に形成された長穴1a内を移動可能に配置され、ロアアーム1の内周で回動シャフト2を支持するためのブッシュ4の外周に回動自在に支持された連結プレート11で支持されている。また、アッパアーム3にはスプリングフック3bが固着される。
【0013】
ポール6、ギヤプレート5、アッパアーム3はサブプレート14により被覆され、リクライニング装置10を構成する。
【0014】
ブッシュ4,4aは共に、回動シャフト2が回転自在に挿通される貫通穴を有しており、ブッシュ4とロアアーム1は、互いの当接部4fで溶接等により固着され、また、ブッシュ4aはフランジ部4dを有し、このフランジ部4dの両側面にはギヤプレート5及びサブプレート14が支持されている。ブッシュ4aとサブプレート14は、互いの当接部4iで溶接等により固着されていても良い。
【0015】
尚、ブッシュ4の外周4cにはスパイラルスプリング15が巻かれ、このスパイラルリング15の一端はブッシュ4に形成された係止溝4eに支持され、他端はアッパアーム3のスプリングフック3bに係止されている。これにより、ギヤプレート5とアッパアーム3はスパイラルスプリング15の付勢力によって図1に示される反時計方向に回転するように常時付勢されている。
【0016】
上記した構成のリクライニング装置10は、シートクッション30の両側に配設され、図示しない連結パイプにより回動動作が連係され、反対側に動きが伝達される構成となっている。
【0017】
次に、本発明の主要部となる減速装置50の構成を図2〜図5を参照して説明する。この減速装置50の減速機構は、ウオームギヤ32、ウオームホイールギヤ33、ピニオンギヤ35から成り立っており、ストッパ機構50aはギヤ34とストッパプレート36、さらにカラー37から成り立っている。ギヤ34に動力を付与するモータ52(図1)の出力軸には抜けを防止するプラグ30aを介してウオームギヤ32を有するウオーム軸32aがハウジング39の軸受部39cとベアリング39dにより軸支されている。このウオームギヤ32にはウオームホイールギヤ33が噛合しており、モータ52の駆動力はウオームホイールギヤ33で減速されるようになっている。ウオームホイールギヤ33の回転中心にはセレーション51が設けられ、このセレーション51にピニオンギヤ35のセレーション35aの部分が挿入される。ハウジング39の有する軸受39bでピニオンギヤ35の軸が軸支されウオームホイールギヤ33とウオームギヤ32は噛合状態となっている。つまり、ピニオンギヤ35はギヤ34と噛合すると共に、ウオームホイールギヤ33と一体的に回転するように係合されている。
【0018】
このピニオンギヤ35に噛合するギヤ34は、回転中心にボス部34aが設けられ、回動シャフト2のセレーション20に噛合するセレーション34bが中心部に形成されていると共に、側面には凸部41が形成されている。
【0019】
また、ストッパプレート36がギヤ34のボス部34aにその中心穴40aで取り付けられていて、ストッパプレート36の側面には周方向に長く長穴40が設けられている。この長穴40とギヤ34の側面に設けられた凸部41とは隙間なく係合され、ストッパプレート36はギヤ34は一体的に回転するようになっている。この場合、凸部41と長穴40の設けられる関係はギヤ34、ストッパプレート36のどちらであってもよいし、また両者をネジ手段等で一体的になるよう組み付けても良い。尚、ギヤの噛合状態が維持される場所には回動動作を円滑にするためにグリスを塗布しておくとよい。
【0020】
上記に示したストッパプレート36はその円周外形上に径方向に突出する2個所の凸部36a、36bを有している。
【0021】
一方、ピニオンギヤ35の軸35b上でピニオンギヤ35のウオームホイールギヤ33が取り付けられている部分とは反対側にストッパカラー37が配置されている。ストッパカラー37の中心穴37a(図5)は円形内径の一部に径方向で中心側に接近するように成形された平面部37bを有している。また、ピニオンギヤ35の両端の軸受け支持される部分より大径に成形された軸部分35bを有し、軸部分35bの外形の一部はストッパカラー37の平面部37bと隙間無く当接係合できるように平面部35c(図2)が形成され、ピニオンギヤ35とストッパカラー37は一体的に回転するように組み付けられている。ストッパカラー37は、その円周外周上に径方向に突出する1個の凸部37cを有している。当然、ピニオンギヤ35とストッパカラー37は鍛造工法等で1体的作製されたものであっても良い。
【0022】
ギヤ34に対するピニオンギヤ35の回転がある所定の位置になったとき、ストッパプレート36の2個所の凸部36a、36bのいずれかとストッパカラー37の1個所の凸部37cはお互い当接しギヤ34に対するピニオンギヤ35の回転を止めるストッパとして作用し、ストッパプレート36の2個所の凸部36a、36bで規定される範囲内でギヤ34とピニオンギヤ35相互の回転は許容されている。
【0023】
このようにハウジング39にウオームホイール33、ピニオンギヤ35、ギヤ34、ストッパプレート36、ストッパカラー37が組付けられた状態で軸受48,49を対応するギヤの中心に一致させた状態で、カバー47を取付ビス38により内包することにより減速装置50とストッパ機構50aを同一ハウジング39に収めることができる。
【0024】
この構成において、本発明の減速装置50のストッパ機構については後述するものとして、まず最初にリクライニング装置10の作動について説明する。
【0025】
図1はリクライニング装置10の通常使用状態を示しており、この状態では、ギヤプレート5はポール6の歯部6aとギヤプレート5の噛合歯5bとの係合によってロアアーム1にロックされた状態となっている。
【0026】
そこで、モータ52を作動させて減速装置50を介し回動シャフト2を回転させることにより、内歯ギヤ3aと外歯ギヤ5aとの噛合でアッパアーム3がギヤプレート5に対して揺動しながら回動するので、アッパアーム3に固定されたシートバック31(図6)のロアアーム1に固定されたシートクッション30(図6)に対する傾斜角微調整がなされる。
【0027】
一方、レリーズレバー8をスプリング(図示せず)の付勢力に抗して回動操作することにより、レリーズレバー8のローラ91がポール6のカム面6bより外れると共に係合片6cと係合してポール6が回動する。これによりポール6の歯部6aとギヤプレート5の係合歯5bとの係合が外れ、ギヤプレート5とロアアーム1とのロックが解除される。この結果、アッパアーム3がギヤプレート5と共にスプリング15の付勢力を受けてロアアーム1に対して回動する。スパイラルリング15は、アッパアーム3及びギヤプレート5の回動中心に位置するため、付勢力が有効に引き出されて利用される。これにより、図6に示すシートバック31のシートクッション30に対する前倒しがなされると共に、レリーズレバー8の回動操作を解除してポール6の歯部6aとギヤプレート5の係合歯5bとを再び係合させてギヤプレート5とロアアーム1とをロックすることによりシートバック31のシートクッション30に対する傾斜角粗調整がなされる。
【0028】
次に、図5を参照してストッパ機構50aをもつ減速装置50の作動について説明する。
【0029】
モータ52が駆動された場合、モータ52の回転はウオーム軸32aに入力され、ウオームホイールギヤ33に伝達してモータ回転は減速される。この場合、ウオームホイールギヤ33の回転は同軸に配設されたピニオンギヤ35とセレーション51の噛合によりピニオンギヤ35とウオームホイールギヤ33は一体的な回転となる。ピニオンギヤ35の回転はまず、ギヤ34で減速され、セレーション34bで噛合している回動シャフト2に伝達されると同時に、ギヤ34とストッパプレート36はそれぞれ側面上に形成された突起41と長穴の勘合で一体的に回転する。
【0030】
ここで、ストッパ機構50aが規定するギヤ34の回転範囲を、ピニオンギヤ35の歯数が9枚でギヤ34の歯数が34枚の具体な組み合わせの例で説明する。最初に理解し易いように、仮にストッパプレート36とストッパカラー37上に突起が各一つずつ設けられている場合を考える。最初に突起が相互に当接し、相互の回転が停止している位置からピニオンギヤ35とギヤ34が停止側とは反対方向に回転し、再び突起が相互に当接するまでには、相互の歯数の最小公倍数でで計算され、ピニオンギヤ35が34回転、ギヤ34が9回転する位置であることが分かる。このことから、ストッパプレート36上に第1の突起36aと、更に別のところに第2の突起36bを設けることによって、ギヤ34の9回転以下の任意の回転数範囲を設定することが可能となることが推定できる。次に、規定のギヤ34の回転数を得るために第2の突起をどの位置に設定すると良いのかを図8に示してある。即ち、ストッパカラー37上の突起37cが第一の突起36aに当接する位置を図示位置として、そこから矢印aの方向にピニオンギヤ35が1回転すると、突起36aはこの図でギヤ34の上に「1」と表示される位置に来る。従って簡単な例として、例えばこの位置に第2の突起36bを配置すると、ピニオンギヤ35が1回転しギヤ34は約95度回転してそれぞれの突起が当接し回転が止められる。図7の例では「21」の番号が付いた位置に第2の突起36bを設けている。これは、ピニオンギヤ35が21回転して突起同士が当接し回転が止められることを示し、この場合はギヤ34の回転作動範囲は5回転と約200度となる。
【0031】
以上のことから明らかなように、減速装置50はモータ52の回転をウオーム軸31aとウオームホイールギヤ33及びピニオンギヤ35とギヤ34で減速して回動シャフト2へ出力するのと同時に、ストッパプレート36とストッパカラー37によって、その回動を規制することができる。この際、停止に伴なう荷重はピニオンギヤ35とギヤ34の歯に作用せずに2つのストッパカラー37とストッパプレート36の相互の当接によってピニオンギヤ35の軸側に伝達される。
【0032】
また、本発明のストッパ機構の他の実施例についても以下に説明する。図9にストッパ機構60aを含む減速装置60を示す。前述第1の実施例の減速機構50と同様に減速機構60は、ギヤ84、ウオームギヤ32、ウオームホイールギヤ33、ピニオンギヤ35から成り立っており、ストッパ機構60aは第1のストッパプレート85、第2のストッパプレート88、さらにストッパワッシャ91から成り立っている。減速機構60の構成と作動は第1の実施例の減速機構50と同様なので説明を割愛し、ストッパ機構60aの作動について説明する。第1ストッパプレート85は鋼材で作製された平面の概略リング形状を呈し、その外形の1部が径方向外側に突起85bが形成され、さらにその突起85bの先端部にはピン状突起86が平面部の片側に直角に立設されている。第1ストッパプレート85の中心部の穴に、ギヤ84のボス部84aが貫通している。ギヤ84の第1ストッパプレート85と接する方の側面には概略円形の窪み84cが形成され、第1ストッパプレート85は前記ピン状突起86がこの窪み84cの外方向に向くようにして窪み84c内に収納され、且つボス部84a上で回転可能になっている。窪み84cの内周の一部にはその中心方向に突出する突起84bが形成され、第1ストッパプレート85の突起85bの端面と当接可能となっている。更に第1ストッパプレート85のギヤ84と接する面とは反対側に、第1ストッパプレート85と類似のリング形状を有し、その外形の1部に突起88bを有する第2ストッパプレート88がボス部84a上に回転自在に取り付けられている。突起88bは突起85bより長く形成されており、その先端の板厚部端面でピニオンギヤ35の軸35上に取り付けられた円形平面形状のストッパワッシャ91の外周端面に当接できる構成となっている。
【0033】
以上の構成を有するストッパ機構の第2実施例の作動を説明する。図10の左側の図はストッパ機構60aの一方側で停止した状態を示し、第1ストッパプレート85の突起85bはギヤ84の突起84bと当接し、突起85b上のピン状突起86は突起88bに当接し、さらに突起88bはストッパワッシャ91に当接し、図10の左側の図におけるc矢印と逆方向のピニオンギヤ35の回転は阻止されている。
【0034】
一方、ピニオンギヤ35が図10の左側の図で矢印cで示される方向に回転すると、ギヤ84は矢印dの方向に回転する。ギヤ84が1回転以上すると図10の中央の図で示される状態になり、ギヤ84の突起84bは上記最初の停止状態のときとは第1ストッパプレート85の突起85bの反対側の端面と当接し、1体となって回転する。ギヤ84がさらに1回転すると、今度はピン状突起86が第2ストッパプレート88の突起88bの上記最初の停止状態のときとは反対側に当接し一体となって回転するようになる。このようにギヤ84が3回転すると初めて第2ストッパプレート88の突起88bが、図10の左側の図に示されるように、ストッパワッシャ91に当接して、これ以上のギヤ84の矢印d方向の回転は阻止される。上記では2つのストッパプレートの実施例で説明したが、ストッパプレートを追加することによって同じ作動様式でギヤ84の回転できる範囲を増加できる。
【0035】
以上の説明からで明らかなように、第2の実施例においてもストッパ作動時の荷重は、第1、第2のストッパプレート85、88とストッパワッシャ91を介してピニオンギヤ35の軸側に伝達され、ギヤ84の歯部にピニオンギヤ35の駆動力による荷重は作用するが、大きな負荷が発生されることはない。
【0036】
【発明の効果】
ストッパ作動時にギヤの歯部への大きな負荷の発生を無くすることができるようになり、小型で軽量でしかも静粛な作動をする駆動装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートリクライニング装置の平面図である。
【図2】本発明に係る駆動装置の減速装置の平面図である。
【図3】図2におけるB-B断面図である。
【図4】図1におけるA-A断面図である。
【図5】本発明に係る駆動装置の減速装置の分解斜視図である。
【図6】本発明に係るシートリクライニング装置のシートへの取り付け状態を示す。
【図7】本発明に係るストッパ機構の作動説明図である。
【図8】本発明に係るストッパ機構の作動説明図である。
【図9】本発明に係る駆動装置の減速装置の第2実施例の分解斜視図である。
【図10】本発明に係るストッパ機構の第2実施例の作動説明図である。
【符号の説明】
34 ギヤ
35 ピニオンギヤ
36 ストッパプレート(伝達部材)
36a 凸部(突起)
36b 凸部(突起)
37 ストッパカラー(伝達部材)
37a 凸部(突起)
50a ストッパ機構
50 駆動装置
85 第1ストッパプレート
88 第2ストッパプレート
91 ストッパワッシャ(ピニオンギヤ側部材)

Claims (3)

  1. ピニオンギヤと、該ピニオンギヤからの回転駆動力が伝達されるギヤと、該ギヤの回転作動範囲を規定するストッパ機構とを備える駆動装置において、
    該ストッパ機構は前記ギヤを停止するように作用する荷重を前記ピニオンギヤの駆動軸側に伝える伝達部材を備え、
    前記伝達部材は、前記ギヤと一体的に回転するストッパプレートと、前記ピニオンギヤと一体的に回転するストッパカラーより成り、
    前記ギヤと前記ピニオンギヤが相互に所定の位置に回転をしたときに当接するとともに、その当接部位に加わる荷重が該ピニオンギヤ及び該ギヤの回転方向とは異なる方向を向くように配置された突起を、前記ストッパプレート及び前記ストッパカラーにおける前記ピニオンギヤ及び前記ギヤの各歯部とは別部位であり且つ軸方向に異なる部位にそれぞれ設け、両突起の当接により前記ピニオンギヤ及び前記ギヤの各歯部の噛合部位に対する前記回転作動範囲外となる回転方向への荷重入力を規制することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記突起は、前記ストッパプレート及び前記ストッパカラーの径方向にそれぞれ突出して設けられ、前記ギヤ及び前記ピニオンギヤが複数回転した際に当接することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. ピニオンギヤと、該ピニオンギヤからの回転駆動力が伝達されるギヤと、該ギヤの回転作動範囲を規定するストッパ機構とを備える駆動装置において、
    該ストッパ機構は前記ギヤを停止するように作用する荷重を前記ピニオンギヤの駆動軸側に伝える伝達部材を備え、
    前記伝達部材は、前記ギヤと当接したとき前記ギヤと一体的に回転する第1ストッパプレートと、前記第1ストッパプレートと当接したとき前記第1ストッパプレートと一体的に回転する第2ストッパプレートとから少なくともなり、前記ギヤの回転に応じて段階的に夫々一体的に回転する複数のストッパプレートを有し、最後に前記ギヤと一体的に回転する前記ストッパプレートは前記ギヤが所定の回転位置に達したとき、前記ピニオンギヤ側部材と当接するように構成されていることを特徴とする駆動装置。
JP2000163094A 2000-05-31 2000-05-31 駆動装置 Expired - Lifetime JP4923317B2 (ja)

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