JPH10246304A - 出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置 - Google Patents

出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置

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JPH10246304A
JPH10246304A JP9051759A JP5175997A JPH10246304A JP H10246304 A JPH10246304 A JP H10246304A JP 9051759 A JP9051759 A JP 9051759A JP 5175997 A JP5175997 A JP 5175997A JP H10246304 A JPH10246304 A JP H10246304A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力軸を入力軸によってのみ回転可能な回転
伝達装置を提供する。 【解決手段】 出力軸と入力軸は中心線が共通する配置
とし、ケーシング内で軸方向に一連に突き合わされてい
る。被回転体の端面に伝動ピンが合計4本設けられ、2
箇所に凹部が形成されている。開放端近傍に伝動ピンへ
当接するロックカム面を備えた摩擦板が、前記二つのロ
ックカム面が2本の伝動ピンに外接する配置とされる。
他の一つの摩擦板のロックカム面が残り2本の伝動ピン
に外接するように前記一つの摩擦板とは回転角を約18
0°隔てた対称な配置とされ、前記被回転体と回転体と
の間に2枚重ねて設置されている。回転体に前記伝動ピ
ンを通す駆動孔が設けられ、この駆動孔へ伝動ピンが通
されている。入力軸の回転体には、前記摩擦板の凹部内
に位置し同凹部の縁を押す2個の制動解除用凸部が設け
られている。前記ケーシングは固定系に回転が止められ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばビニール
ハウスの被覆シートをシート巻軸に巻き込んで開閉する
通風換気装置のシート巻軸を回転駆動する手段として、
あるいは前記シート巻軸と同様に出力軸が負荷などによ
って正逆いずれの方向にも回転しては困るような用途に
広く使用される、出力軸を入力軸によってのみ回転可能
な回転伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、出力軸を入力軸によっての
み回転可能な回転伝達装置を種々提案してきた。その中
でも、直近の先行技術として特開平8−61457号公
報に開示された回転伝達装置は、その代表的な構成を図
7に示したように、出力軸22と入力軸21は各々の中
心線が一致する一連的な配置とし、出力軸22の内端部
の被回転体23と入力軸21の内端部の回転体34と
を、ケーシング29内で軸方向に一連に突き合わてい
る。出力軸の被回転体23の端面には、その軸と同心の
円周を約4等分した4位置に一端を被回転体23に固定
して軸方向に突き出された伝動ピン24を合計4本設け
ている。一方、内周縁の少なくとも2箇所(略180゜
対称な2位置)に凹部27,27が形成され、二つの開
放端近傍の内周縁に前記伝動ピン24が当接するロック
カム面28を備え、半径方向の内外方向に復元力を有す
る略C字形状の摩擦板26が、その外周縁をケーシング
29の内周面に対して回転可能な半ブレーキ状態に内接
されている。前記二つのロックカム面28、28は、隣
接する2本の伝達ピン24、24に外接する配置で設置
され、4本の伝達ピン24、24は当該摩擦板26の内
周側に配置されている。
【0003】一方、入力軸の回転体34には、出力軸の
被回転体23の前記伝達ピン24を通す駆動孔30が、
伝達ピン24との間に円周方向に若干の間隙を許容する
大きさで必要数設けられ、この駆動孔30へ各伝動ピン
が通されている。入力軸の回転体34の内端面には、前
記摩擦板26の凹部27内に位置して同凹部27の縁を
押すことが可能な2個の制動解除用凸部32,32を設
けている。特に摩擦板26の凹部27と制動解除用凸部
32とが形成する間隙の円周方向の大きさと、前記駆動
孔30と伝達ピン24とが円周方向に形成する間隙の大
きさは、略同等ないし後者を若干大きめに形成してい
る。そして、前記ケーシング29は固定系によって回転
を止められていることを特徴としている。
【0004】よって入力軸21を正・逆いずれかの方向
に回転させると、その回転体34と共に制動解除用凸部
32が前進回転して摩擦板26の凹部27を形成する前
方の縁へ突き当り、同摩擦板26を押し回す。これと相
前後して、同回転体34に設けた駆動孔30の孔壁が伝
達ピン24へ突き当り、被回転体23へ回転力を伝達す
る。従って、出力軸22は入力軸21によって、正、逆
いずれの方向へも、同一方向に同一速度で回転される。
逆に、出力軸22を正、逆方向へ回転させようとして
も、出力軸22の被回転体34と共に回転する伝動ピン
25が、その前進回転方向の直近位置に静止しているロ
ックカム面28へ突き当り、同カムの迫り効果により同
摩擦板26の外周縁26bをケーシング29の内周面へ
圧接させて大きな制動力を発生し、出力軸22の回転を
確実に絶対的に阻止する。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】上記の特開平8−6
1457号公報に記載された回転伝達装置は、本来の開
発計画で意図した通り、長い期間使用しても性能上の信
頼性を良く発揮するが、なお実用面で改善するべき点も
幾つか認められた。その第1は、入力軸を回転操作する
当初の負荷が大きく、それより大きな力でハンドルを回
すと、ガクンとする衝動的な初動で回転が始まり、所謂
ハンドル操作がガクガクする不快感を伴う動作を生み、
円滑さに欠け、使い勝手が悪いことである。その原因を
解明するべく種々な改良、工夫を試みた。その結果、出
力軸の回転を止める制動機構が、いずれか一方のロック
カム面をのみ圧接して発生する摩擦力を制動力として働
かせる、所謂制動力の片効き状態に問題があると推考さ
れ、片効きを解消して両効きの構成とする改良が有効的
であることが実験的に確認された。
【0006】第2に、回転伝達装置の性能、能力は、出
力軸が何Kgの負荷トルク(回転阻止トルク)大きさ)に
耐えて同出力軸の回転を即効的に絶対的に止められるか
が検討される。その性能とは結局、摩擦板が発生する摩
擦力の大きさが要求トルクに対し必要十分な大きさで発
生するかどうかにかかっている。従って、摩擦板が発生
し得る摩擦力の大きさを設計的手法で定量的に増大ない
し調整出来る構成の開発が強く要望されるのである。
【0007】そこで本発明の目的は、前記問題点を一挙
に解決することであり、出力軸の回転を止める機構とし
て少なくとも両効き制動の構成を実現し、また、摩擦板
が発生し得る摩擦力の大きさを設計的手法で定量的に増
大ないし調整出来る構成に改良した回転伝達装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1記載の発明に係る出
力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置は、出力
軸と入力軸は各々の中心線が共通する配置とされ、出力
軸の内端部の被回転体と入力軸の内端部の回転体とはケ
ーシング内で軸方向に一連に突き合わされていること、
前記出力軸の被回転体の端面には、軸と同心の円周を略
4等分した4位置に、基端を被回転体に固定して軸方向
に突き出された伝動ピンが合計4本設けられているこ
と、内周縁の少なくとも2箇所に凹部が形成され、二つ
の開放端近傍の内周縁には各々隣接する2本の伝動ピン
へ当接するロックカム面を備え、半径方向の内外方向に
弾性的な復元力を有する略C字形状の一つの摩擦板が、
その外周縁をケーシングの内周面に対して回転可能な状
態に内接され、前記二つのロックカム面が2本の伝動ピ
ンに外接する配置とされ、また、他の少なくとも一つの
摩擦板はその二つのロックカム面が残り2本の伝動ピン
に外接するように前記一つの摩擦板とは回転角を約18
0°隔てた対称な配置とされ、それぞれ前記出力軸の被
回転体と入力軸の回転体との間に少なくとも2枚重ねて
設置されており、各伝動ピンは摩擦板の内周側に配置さ
れていること、入力軸の回転体には、出力軸の被回転体
の前記伝動ピンを通す駆動孔が、伝動ピンとの間に円周
方向に若干の間隙を許容する大きさで必要数設けられ、
この駆動孔へ伝動ピンが通されていること、入力軸の回
転体の内端面には、前記摩擦板の凹部内に位置して同凹
部の縁を押すことが可能な2個の制動解除用凸部が設け
られており、摩擦板の凹部と制動解除用凸部との円周方
向の間隙の大きさと、前記駆動孔と伝達ピンとの円周方
向の間隙の大きさとは略同等ないし後者が若干大きめに
形成されていること、前記ケーシングは固定系に回転が
止められていること、をそれぞれ特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明に係る回転伝達装置
は、出力軸と入力軸は各々の中心線が共通する配置とさ
れ、出力軸の内端部の被回転体と入力軸の内端部の回転
体とはケーシング内で軸方向に一連に突き合わされてい
ること、前記出力軸の被回転体の端面には、軸と同心の
円周を略4等分した4位置に、基端を被回転体に固定し
て軸方向に突き出された伝動ピンが合計4本設けられて
いること、内周縁の少なくとも2箇所に凹部が形成さ
れ、二つの開放端近傍の内周縁には隣接する2本の伝動
ピンへ当接するロックカム面を備え、半径方向の内外方
向に弾性的な復元力を有する略C字形状の一つの摩擦板
が、その外周縁をケーシングの内周面に対して回転可能
な状態に内接され、前記二つのロックカム面は隣接する
2本の伝動ピンに外接する配置とされ、また、他の少な
くとも一つの摩擦板はその二つのロックカム面が残り2
本の伝動ピンに外接するように前記摩擦板とは回転角を
約180°隔てた対称な配置とされ、更にもう1枚の摩
擦板がその二つのロックカム面が隣接する2本の伝動ピ
ンに外接する配置とされ、それぞれ前記出力軸の被回転
体と入力軸の回転体との間に少なくとも3枚重ねて設置
されており、前記の各伝動ピンは各摩擦板の内周側に配
置されていること、入力軸の回転体には、出力軸の被回
転体の前記伝動ピンを通す駆動孔が、伝動ピンとの間に
円周方向に若干の間隙を許容する大きさで必要数設けら
れ、この駆動孔へ伝動ピンが通されていること、入力軸
の回転体の内端面には、前記摩擦板の凹部内に位置して
同凹部の縁を押すことが可能な2個の制動解除用凸部が
設けられており、摩擦板の凹部と制動解除用凸部との円
周方向の間隙の大きさと、前記駆動孔と伝達ピンとの円
周方向の間隙の大きさとは略同等ないし後者が若干大き
めに形成されていること、前記ケーシングは固定系に回
転が止められていること、をそれぞれ特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明に係る回転伝達装置
は、出力軸と入力軸は各々の中心線が共通する配置とさ
れ、出力軸の内端部の被回転体と入力軸の内端部の回転
体とはケーシング内で軸方向に一連に突き合わされてい
ること、前記出力軸の被回転体の端面には、軸と同心の
円周を略4等分した4位置に、基端を被回転体に固定し
て軸方向に突き出された伝動ピンが合計4本設けられて
いること、内周縁の少なくとも2箇所に凹部が形成さ
れ、二つの開放端近傍の内周縁には隣接する2本の伝動
ピンへ当接するロックカム面を備え、半径方向の内外方
向に弾性的な復元力を有する略C字形状の一つの摩擦板
が、その外周縁をケーシングの内周面に対して回転可能
な状態に内接され、前記二つのロックカム面は隣接する
2本の伝動ピンに外接する配置とされ、また、他の少な
くとも一つの摩擦板はその二つのロックカム面が他の2
本の伝動ピンに外接するように前記摩擦板とは回転角を
約90°隔てた配置とされ、それぞれ前記出力軸の被回
転体と入力軸の回転体との間に少なくとも2枚重ねて設
置されており、前記の各伝動ピンは各摩擦板の内周側に
配置されていること、入力軸の回転体には、出力軸の被
回転体の前記伝動ピンを通す駆動孔が、伝動ピンとの間
に円周方向に若干の間隙を許容する大きさで必要数設け
られ、この駆動孔へ伝動ピンが通されていること、入力
軸の回転体の内端面には、前記摩擦板の凹部内に位置し
て同凹部の縁を押すことが可能な2個の制動解除用凸部
が設けられており、摩擦板の凹部と制動解除用凸部との
円周方向の間隙の大きさと、前記駆動孔と伝達ピンとの
円周方向の間隙の大きさとは略同等ないし後者が若干大
きめに形成されていること、前記ケーシングは固定系に
回転が止められていること、をそれぞれ特徴とする。
【0011】請求項4に記載した発明は、請求項1〜3
のいずれか一に記載した摩擦板の内周縁に、開放端近傍
の二つのロックカム面が外接する伝動ピン以外の2本の
伝動ピンに外接する第二のロックカム面が二つ設けられ
ていることを特徴とする。請求項5に記載した発明は、
請求項1〜3に記載した4本の伝動ピンのうち隣接する
2本づつの伝動ピンを円弧で包絡した1個の突起として
形成されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施形態、実施例】以下に、図1〜図6に示し
た本発明の実施例を説明する。図1〜図3に示した回転
伝達装置において、符号21が入力軸で、22は出力軸
である。出力軸22の内端部に被回転体23が一体的に
設けられ、入力軸21の内端部に回転体34が一体的に
設けられており、両者はケーシング29内の共通な中心
線上で一連に突き合わされている。一例としてケーシン
グ29の内径は48mm位、回転体34の厚さは8mm位の
大きさである。前記した被回転体23の端面の中心位置
から中心軸23aが軸方向に突き出され、該中心軸23
aは回転体34の中心部分に設けた軸孔34a中に嵌め
込まれ、もって入力軸21と出力軸22との中心線の共
通するように一連に突き合わせた状態を機械的に拘束し
回転をスムーズに伝達する構成とされている。
【0013】前記出力軸22の被回転体23には基端を
固定された複数の伝動ピン24が軸方向に突き出されて
いる。伝動ピン24の外径は5mm位、突き出し長さは約
13mmである。伝動ピン24は、図3に示した実施例
では、被回転体23の端面にその軸と同心の円周を略4
等分した位置に4本設けられている。但し、伝動ピン2
4の本数は4本に限らず、被回転体23の直径が大きく
て余裕があれば、例えば円周を6分割して6本設けた構
成で同様に実施することも出来る。
【0014】入力軸21の回転体34には、前記被回転
体23の伝動ピン24を通す駆動孔30が、前記伝動ピ
ン24と対応する配置に4個設けられている。駆動孔3
0は円周方向へ少し長い長円形状とされ、軸方向に貫通
されている。駆動孔30の長円形としての長さは、これ
に通した伝動ピン24の外径との間隙の円周方向大きさ
を、後述する凹部27と制動解除用凸部32との円周方
向の間隙の大きさと同等ないし前者が若干大きい関係に
形成されている。
【0015】前記入力軸21の回転体34と出力軸22
の被回転体23との間に、略C字形状の摩擦板26が本
実施例では2枚設置されている。前記の各伝動ピン24
は、摩擦板26の内周側に配置されている。摩擦板26
は、ばね鋼板を打ち抜きプレス加工等によって略C字形
のスナップリング形状に製作したもので、その内周縁2
6aの少なくとも2箇所、好ましくは図2Bに示したよ
うに略180゜対称な左右の位置に2つの凹部27,2
7が設けられている。開放端近傍の内周縁側には、隣接
する2本の伝動ピン24、24が各々当接するロックカ
ム面28が左右対称形状に設けられている。図示したロ
ックカム面28は、半径が直線的に変化する形状に設け
られている。もっともロックカム面28の形状は、伝動
ピン24が回転し圧接することにより摩擦板26の外周
縁とケーシング29の内周面との間に相当大きさの摩擦
力が発生すればよく、前記の直線的形状に限らない。摩
擦板26の外周縁26bは、円筒形のケーシング29の
内周面29aに対し軽い半ブレーキ状態の摩擦を生じつ
つ回転する大きさの外径とされている。略C字形のスナ
ップリング形状に形成された摩擦板26は、半径方向の
内外方向へ拡開可能であり弾性的に復元力を発生する。
【0016】本実施例の場合、2枚の摩擦板26、26
のうちの一つは、その二つのロックカム面28、28が
隣接する2本の伝動ピン24、24に外接する配置で設
置され、他の一つの摩擦板26はその二つのロックカム
面28、28が残り2本の伝動ピン24、24に外接す
るように前記一つの摩擦板とは回転角を約180°隔て
た略対称な関係に重ねて設置されている。出力軸22が
負荷トルクなどによって回転されるのを阻止する制動機
構が180°隔てた2箇所になる、所謂両効き状態の構
成にするためである。その作用効果の説明は便宜上後述
する。
【0017】次に、入力軸21の回転体34の内端面
に、前記2枚の摩擦板26、26の位置が共通する凹部
27内に共通に位置させる2個の制動解除用凸部32,
32が軸方向に突出されている。制動解除用凸部32の
端部は、前記2枚の摩擦板26の凹部27の縁27aに
共通に当接して各摩擦板26を押し回しケーシング29
内で自由に回転させる構成とされている。
【0018】したがって、入力軸21を図3の矢印A又
はB方向に回転させると、まず回転体34の制動解除用
凸部32が前進回転し2枚の摩擦板26、26の凹部2
7を形成する前方の縁27aへ突き当り、同摩擦板2
6、26を等しく押し回す状態となる。これと相前後し
て、入力軸21の回転体34に設けた駆動孔30の孔壁
が伝動ピン24へ突き当り、被回転体23へ回転力を伝
達する。よって、出力軸22は、入力軸21により正、
逆いずれの方向へも同一方向に同一速度で自在に回転さ
れる。このとき被回転体23から突設された中心軸23
aは回転体34の軸孔34aへ嵌まっているので芯ぶれ
は起こらず、入力軸21及び出力軸22の回転は安定で
ある(図2)。
【0019】逆に、負荷トルク等によって出力軸22が
正、逆方向へ回転しようとすると、同出力軸22の被回
転体23と一体に回転する伝動ピン24が直ちに、その
前進回転の直近位置に静止しているロックカム面28へ
突き当り、同カム面の迫り効果により摩擦板26の外周
縁をケーシング29の内周面29aへ強く圧接して大き
な摩擦力を発生し、これを制動力として出力軸22の回
転が確実に絶対的に阻止される。
【0020】とりわけ、請求項1記載の発明の場合は2
枚の摩擦板26、26を約180°対称な配置に設置し
ているので、出力軸22の被回転体23と一体に回転す
る4本の制動ピン24、24のうち約180°隔てた対
称位置の2本が同時にロックカム面28、28へ突き当
り、もって2枚の摩擦板26、26の外周縁とケーシン
グ29の内周面29aとの間に摩擦力を発生させて回転
が阻止される。要するに出力軸22を回す負荷トルク
は、180°隔てた2箇所に発生する摩擦力に二分して
制動処理され、所謂両効きの制動になるから、従前の1
枚の摩擦板による1箇所の制動機構の場合に比すと約2
倍の負荷トルクに耐えて回転を阻止する能力を備える。
逆に言えば、前記2箇所に二分して発生する摩擦力の大
きさ自体は1/2で足りることになる。よって前記の制
動状態から入力軸21を通じて出力軸22を回転する操
作の当初には、約180°隔てた対称位置の2箇所に発
生した両効きの摩擦力を解消して動きだす(回転を始め
る)ことになるので、抵抗トルクのバランスが良く、同
入力軸21を回す初動の手応えとしては比較的軽く円滑
にスーと回転が始まる使用感となり、従来の片効き状態
のようにガクンと衝動的に動き始めるギクシャク感、不
快感はない。
【0021】図1に示したケーシング29の開放端面
は、図2に示した通り、サイドカバー31で密閉され
る。前記サイドカバー31のボス部に入力軸21の軸受
31aが設けられている。ケーシング29のボス部にも
出力軸22の軸受29bが設けら、各軸受け部には潤滑
用のグリースが充填される。出力軸の被回転体23と摩
擦板26及び入力軸の回転体34はケーシング29内で
軸方向に一連の関係で組立てられている。ケーシング2
9は、図示を省略した固定系、例えば建屋のフレーム、
地面に固定した支柱などへ取り付けて回転を止めた状態
で使用される。
【0022】上述した両効きの制動機構の特長は、次の
様な実施態様によっても実現することが出来る。 請求項1記載の発明において、摩擦板26を3枚以
上使用する場合は、2枚の摩擦板は同一の向きに設置
し、他の1枚の摩擦板は回転角にして180°対称な向
きに設置する態様で実施する。4枚の摩擦板を使用する
ときは、摩擦板を2枚づつ同一の向きとし、他の2枚の
摩擦板とは180°対称な向きに設置した態様で実施さ
れる。そのいずれの場合にも、摩擦板は1枚ずつ互い違
いの向きに設置する態様と、2枚と1枚、或いは2枚ず
つの組み合わせに分けて設置する態様を実施できる。 請求項3に記載した発明のように、1枚の摩擦板の
向きに対して、他の1枚の摩擦板を回転角にして90°
(270°の場合を含む。以下、同じ)隔てた向きに設
置する場合も、摩擦板26を3枚以上使用して実施する
ことが出来る。この場合も、2枚の摩擦板は同一の向き
に設置し、他の1枚の摩擦板は回転角にして90°直角
な向きに設置する態様で実施する。4枚の摩擦板を使用
するときは、摩擦板を2枚づつ同一の向きとし、他の2
枚の摩擦板を90°直角な向きに設置した態様で実施さ
れる。その場合に、摩擦板は1枚ずつ互い違いの向きに
設置する態様と、2枚と1枚、或いは2枚ずつの組み合
わせに分けて設置する態様を実施できる。 請求項2記載の発明のように、3枚の摩擦板を使用
する他の実施態様としては、2枚の摩擦板は回転角にし
て180°対称な配置に設置し、残る1枚の摩擦板は前
記の2枚の摩擦板に対し回転角にして90°(又は27
0°)隔てた向きに設置して実施することもできる。こ
の場合に、3枚以上の摩擦板を使用するときの考え方
は、前記、に倣う。 図4は請求項4記載の発明の実施例を示したもので
ある。これは1枚の摩擦板26には、本発明の回転伝達
機構に必須の要素である二つの凹部27、27が180
°対称に配置される構成を前提として、残余の内周縁の
一部であって、開放端近傍の二つのロックカム面28、
28へ当たる2本の伝動ピン24以外の2本の伝動ピン
24′、24′が前進回転して当たる位置にも、第二ロ
ックカム面28′、28′を二つ形成した例を示してい
る。この場合には、1枚の摩擦板26を使用する場合で
も、出力軸の被回転体23と共に黒塗りで表した180
°対称な配置の2本の伝動ピン24、24′がB矢印方
向へ回転すると、各々が対応するロックカム面28、2
8′へ当たって約180°対称な2箇所に制動力を発生
し、両効きの制動機構となる。逆に白抜きで表した他の
2本の伝動ピン24、24′がA矢印方向へ回転すると
きも、全く同様に両効きの制動作用を奏する。図4の摩
擦板26は、1枚で使用する時に両効きの作用効果を奏
するものとして有効であるが、上記のように複数枚使
用する場合にも勿論適用可能である。
【0023】なお、上述したいずれの摩擦板であるかを
問わず、図6Aのように、1枚の所要の幅寸を持つ鋼板
を曲げ加工して、その両縁部にロックカム面28、凹部
27を形成した構成の摩擦板26を実施することが出来
る。あるいは図6Bのように平鋼板を円形に湾曲成形
し、その内面にロックカム面を形成するチップ37を固
着した構成、又は図6Cに示したように平鋼板の先端部
を折り返してロックカム面28を成形した構成の摩擦板
を実施することも出来る。
【0024】上述したいずれの摩擦板を適用するとして
も、その本来の制動作用を長期間確実に働かせるための
保守手段として、及び摩擦板26とケーシング29との
間で起こるかじり、かじり音或いはきしみ、きしみ音の
発生を防ぐ滑り止め材として、言うなれば、松脂のよう
な粘稠体で半永久的に粘りを失わないワックス(商品
名:シールエンドV100=液体パッキン)をケーシン
グ29の内周面にたっぷり塗布しておくのが好ましい。
【0025】次に、上記した伝動ピン24の主たる役目
は、出力軸22に負荷トルクが作用したときは直ちに回
転前進方向のロックカム面28へ当接し、同カムの迫り
効果によって摩擦板26とケーシング29との間に相当
な摩擦力を発生させ、被回転体34ひいては出力軸22
の回転を絶対的に止めることにある。従って、前記のよ
うな作用効果が奏される限り、上述の独立したピン構造
には限らない。例えば図5に示したように、隣合う2本
づつのピンを、被回転体23の軸を中心とする同心円弧
で一連につないだワンピース構造の突起36で実施して
も同一の作用効果を期待できる(請求項5記載の発
明)。
【0026】また、上述した入力軸21と回転体34と
を別体として構成し、両者の中間部に公知の加速又は減
速機構、例えば遊星歯車式減速機構を組入れ、入力軸2
1の回転負荷を数分の一に減らす等々の構成で実施する
ことも行なわれる。逆に出力軸22と被回転体23とを
別体として構成し、両者の中間に加速又は減速機構を組
み入れて実施することも出来る。
【0027】更に、人の背丈では手が届かない高位置の
谷用換気窓の開閉等に適用する場合には、地上の作業員
が回転操作できる長さの伝動軸を、ウオーム方式又は傘
歯車方式の伝動機構を介して入力軸21に直角な配置で
連結した構成で実施することも出来る。以上要するに、
出力軸22は、これに作用する外力や負荷トルク等によ
って回転することは正、逆双方向ともに絶対的に不可能
に阻止される。この出力軸22は入力軸21によっての
み正、逆双方向へ自由に回転させることができる。従っ
て、この回転伝達装置は、出力軸22が負荷トルク等に
よって勝手に又は不用意に回転しては困るような用途、
又は出力軸22の回転位置の確実な位置決めが必要な各
種の用途に好適に使用できる。
【0028】
【本発明の奏する効果】本発明に係る出力軸を入力軸に
よって回転可能な回転伝達装置は、出力軸22が、これ
に作用する外力や負荷トルク等によって回転することを
正、逆双方向ともに絶対的に阻止され、出力軸22は入
力軸21によってのみ正、逆双方向へ自在に回転させる
ことができることは勿論のこと、その機能にに無理がな
く長期間の使用に十分耐え、強度、耐久性の向上を図れ
る。
【0029】しかも、入力軸を回すハンドル操作の当初
にガクンと衝動的に初動する不快感がなく、鋭敏に円滑
な初動で操作できるので、使用感、使い勝手が良い。ま
た、出力軸が負担可能な負荷トルクの大きさに応じて摩
擦板の枚数を増減する等々の設計上の調整と自由度が高
まる効果が得られる。よって、温室の天窓や側窓の開
閉、あるいは連棟式ビニールハウスの谷部の通風換気装
置の開閉その他の回転駆動手段として、更にはホイスト
やチェーンブロック等の荷役機械の回転駆動手段として
様々な用途に有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転伝達装置を分解して示した斜視図である。
【図2】図3に示した回転伝達措置のII−II矢視断面図
である。
【図3】図2のI−I矢視断面図である。
【図4】摩擦板の異なる構成の例を示した正面図であ
る。
【図5】回転体の伝動ピンの異なる構成の例を示した正
面図である。
【図6】A,B,Cは摩擦板の構成の異なる例を示した
斜視図である。
【図7】従来例の回転伝達装置を分解して示した斜視図
である。
【符号の説明】
21 入力軸 22 出力軸 23 被回転体 34 回転体 29 ケーシング 24 伝動ピン 26 摩擦板 27 凹部 28 ロックカム面 30 駆動孔 32 制動解除用凸部 25 延長部 36 突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力軸と入力軸は各々の中心線が共通する
    配置とされ、出力軸の内端部の被回転体と入力軸の内端
    部の回転体とはケーシング内で軸方向に一連に突き合わ
    されていること、 前記出力軸の被回転体の端面には、軸と同心の円周を略
    4等分した4位置に、基端を被回転体に固定して軸方向
    に突き出された伝動ピンが合計4本設けられているこ
    と、 内周縁の少なくとも2箇所に凹部が形成され、二つの開
    放端近傍の内周縁には各々隣接する2本の伝動ピンへ当
    接するロックカム面を備え、半径方向の内外方向に弾性
    的な復元力を有する略C字形状の一つの摩擦板が、その
    外周縁をケーシングの内周面に対して回転可能な状態に
    内接され、前記二つのロックカム面が2本の伝動ピンに
    外接する配置とされ、また、他の少なくとも一つの摩擦
    板はその二つのロックカム面が残り2本の伝動ピンに外
    接するように前記一つの摩擦板とは回転角を約180°
    隔てた対称な配置とされ、それぞれ前記出力軸の被回転
    体と入力軸の回転体との間に少なくとも2枚重ねて設置
    されており、前記の各伝動ピンは摩擦板の内周側に配置
    されていること、 入力軸の回転体には、出力軸の被回転体の前記伝動ピン
    を通す駆動孔が、伝動ピンとの間に円周方向に若干の間
    隙を許容する大きさで必要数設けられ、この駆動孔へ伝
    動ピンが通されていること、 入力軸の回転体の内端面には、前記摩擦板の凹部内に位
    置して同凹部の縁を押すことが可能な2個の制動解除用
    凸部が設けられており、摩擦板の凹部と制動解除用凸部
    との円周方向の間隙の大きさと、前記駆動孔と伝達ピン
    との円周方向の間隙の大きさとは略同等ないし後者が若
    干大きめに形成されていること、 前記ケーシングは固定系に回転が止められていること、
    をそれぞれ特徴とする、出力軸を入力軸によって回転可
    能な回転伝達装置。
  2. 【請求項2】出力軸と入力軸は各々の中心線が共通する
    配置とされ、出力軸の内端部の被回転体と入力軸の内端
    部の回転体とはケーシング内で軸方向に一連に突き合わ
    されていること、 前記出力軸の被回転体の端面には、軸と同心の円周を略
    4等分した4位置に、基端を被回転体に固定して軸方向
    に突き出された伝動ピンが合計4本設けられているこ
    と、 内周縁の少なくとも2箇所に凹部が形成され、二つの開
    放端近傍の内周縁には隣接する2本の伝動ピンへ当接す
    るロックカム面を備え、半径方向の内外方向に弾性的な
    復元力を有する略C字形状の一つの摩擦板が、その外周
    縁をケーシングの内周面に対して回転可能な状態に内接
    され、前記二つのロックカム面は隣接する2本の伝動ピ
    ンに外接する配置とされ、また、他の少なくとも一つの
    摩擦板はその二つのロックカム面が残り2本の伝動ピン
    に外接するように前記摩擦板とは回転角を約180°隔
    てた対称な配置とされ、更にもう1枚の摩擦板が前記2
    枚の摩擦板とは回転角にして90°隔てた向きに、その
    二つのロックカム面が隣接する2本の伝動ピンに外接す
    る配置とされ、それぞれ前記出力軸の被回転体と入力軸
    の回転体との間に少なくとも3枚重ねて設置されてお
    り、前記の各伝動ピンは各摩擦板の内周側に配置されて
    いること、 入力軸の回転体には、出力軸の被回転体の前記伝動ピン
    を通す駆動孔が、伝動ピンとの間に円周方向に若干の間
    隙を許容する大きさで必要数設けられ、この駆動孔へ伝
    動ピンが通されていること、 入力軸の回転体の内端面には、前記摩擦板の凹部内に位
    置して同凹部の縁を押すことが可能な2個の制動解除用
    凸部が設けられており、摩擦板の凹部と制動解除用凸部
    との円周方向の間隙の大きさと、前記駆動孔と伝達ピン
    との円周方向の間隙の大きさとは略同等ないし後者が若
    干大きめに形成されていること、 前記ケーシングは固定系に回転が止められていること、
    をそれぞれ特徴とする、出力軸を入力軸によって回転可
    能な回転伝達装置。
  3. 【請求項3】出力軸と入力軸は各々の中心線が共通する
    配置とされ、出力軸の内端部の被回転体と入力軸の内端
    部の回転体とはケーシング内で軸方向に一連に突き合わ
    されていること、 前記出力軸の被回転体の端面には、軸と同心の円周を略
    4等分した4位置に、基端を被回転体に固定して軸方向
    に突き出された伝動ピンが合計4本設けられているこ
    と、 内周縁の少なくとも2箇所に凹部が形成され、二つの開
    放端近傍の内周縁には隣接する2本の伝動ピンへ当接す
    るロックカム面を備え、半径方向の内外方向に弾性的な
    復元力を有する略C字形状の一つの摩擦板が、その外周
    縁をケーシングの内周面に対して回転可能な状態に内接
    され、前記二つのロックカム面は隣接する2本の伝動ピ
    ンに外接する配置とされ、また、他の少なくとも一つの
    摩擦板はその二つのロックカム面が他の2本の伝動ピン
    に外接するように前記摩擦板とは回転角を約90°隔て
    た配置とされ、それぞれ前記出力軸の被回転体と入力軸
    の回転体との間に少なくとも2枚重ねて設置されてお
    り、前記の各伝動ピンは各摩擦板の内周側に配置されて
    いること、 入力軸の回転体には、出力軸の被回転体の前記伝動ピン
    を通す駆動孔が、伝動ピンとの間に円周方向に若干の間
    隙を許容する大きさで必要数設けられ、この駆動孔へ伝
    動ピンが通されていること、 入力軸の回転体の内端面には、前記摩擦板の凹部内に位
    置して同凹部の縁を押すことが可能な2個の制動解除用
    凸部が設けられており、摩擦板の凹部と制動解除用凸部
    との円周方向の間隙の大きさと、前記駆動孔と伝達ピン
    との円周方向の間隙の大きさとは略同等ないし後者が若
    干大きめに形成されていること、 前記ケーシングは固定系に回転が止められていること、
    をそれぞれ特徴とする、出力軸を入力軸によって回転可
    能な回転伝達装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか一に記載した摩擦
    板の内周縁には、開放端近傍の二つのロックカム面が外
    接する伝動ピンとは別異の2本の伝動ピンに外接する第
    二のロックカム面が二つ設けられていることを特徴とす
    る、出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか一に記載した4本
    の伝動ピンのうちの隣接する2本ずつの伝動ピンを円弧
    で包絡した1個の突起として形成されていることを特徴
    とする、出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装
    置。
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