JP2002195310A - 楔ローラー型双方向回転クラッチ及びその応用装置 - Google Patents

楔ローラー型双方向回転クラッチ及びその応用装置

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JP2002195310A
JP2002195310A JP2000398262A JP2000398262A JP2002195310A JP 2002195310 A JP2002195310 A JP 2002195310A JP 2000398262 A JP2000398262 A JP 2000398262A JP 2000398262 A JP2000398262 A JP 2000398262A JP 2002195310 A JP2002195310 A JP 2002195310A
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Koichi Kayano
好一 茅野
Koichi Watanabe
功一 渡辺
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電動スライドドアの開閉装置や走行駆動用伝動
装置等に好適で、構造が簡単でコストを低減し得る楔ロ
ーラー型双方向回転クラッチを提供する。 【解決手段】 回転自在に支承されモータに連結された
駆動軸25と、駆動軸25に一体的に結合され外周面に
複数の楔状カム面を形成した駆動カム体34と、各楔状
カム面35に転動可能に配置されホルダー37により等
間隔に配置された複数のローラー36と、ローラー36
の外周囲に対向配置された回転従動部材31と、ホルダ
ー37とブラケット部21との間に介装されてローラー
36と駆動カム体34との間に相対回転変位を生じさせ
る程度の回転拘束力を付与する弾性バネ手段39とから
なり、駆動軸25の正、逆転方向の回転駆動によりロー
ラー36が楔状カム面と回転従動部材31間に喰い込む
楔作用によって、回転従動部材31の双方向の回転伝動
を可能に構成し、モータの停止時には、回転従動部材3
1側の正転逆転方向の回転運動を許容する様構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータに結合され
た駆動軸からの正転方向と逆転方向の回転力を従動部側
に伝達し、モータが停止し駆動側の回転がないときに従
動側が正転方向又は逆転方向に回転した場合には、この
回転運動が駆動側のモータ等の負荷に影響されることな
く従動側において自由回転できるようにした楔ローラー
型双方向回転クラッチとその応用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータに結合された駆動軸と回転
力を受ける回転従動部材との間には、両者の必要な時の
駆動伝達と非伝達とを制御するクラッチ手段が設けられ
ているのが一般的である。例えば、自動車用の電動スラ
イドドアの開閉装置において使用されている伝動クラッ
チは、モータの回転を減速機により減速し、この動力を
電磁クラッチを介して巻取りドラムに伝達している。そ
して、巻取りドラムの正回転時にスライドドアを開作動
し、逆回転時に閉作動している。
【0003】また、走行車両体等における走行駆動輪を
モータによる回転従動部材とする場合にも、モータとの
間にクラッチ手段が設けられ、この電磁クラッチ等を制
御してモータによる走行駆動と走行駆動輪の自由走行と
を許容するようにされているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の何れの構成にお
いても、電磁クラッチ等を必要とするので、コストが掛
かるという問題点がある。また、自動車用のスライドド
アにおいて、従動側のスライドドアを手動で開閉する場
合には、電磁クラッチを解放しなければならないという
問題点がある。
【0005】さらに、電動スライドドアの自動開閉作動
中、または、走行車両体等の走行駆動中には、常に電磁
クラッチを通電していなければならないので、エネルギ
の消費量が大きく、エネルギ効率が悪いという問題があ
る。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、自動車用の電動スライドドアの開閉
装置に使用された場合や、走行車両体等の走行駆動用伝
動装置等に使用された場合に好適であって、電気的制御
の付随する電磁クラッチを必要とせず、構造が簡単でコ
ストを低減することができ、しかも、エネルギ効率を向
上させ得る楔ローラー型双方向回転クラッチ及びその応
用装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明が採った手段は、実施例で使用する符号を付し
て説明すると、請求項1の発明は、モータ12に連結さ
れた駆動軸25を回転自在に支承する取付ブラケット2
1と、駆動軸25に一体的に結合され外周面に複数の楔
状カム面35を形成した駆動カム体34と、この駆動カ
ム体34の各楔状カム面35に転動可能に配置されホル
ダー37により等間隔に配置された複数のローラー36
と、これらローラー36の外周囲に対向配置され前記取
付ブラケット21に回転自在に支承された回転従動部材
31と、前記ホルダー37と前記ブラケット部21との
間に介装されて前記ローラー36と駆動カム体34との
間に相対回転変位を生じさせる程度の回転拘束力を付与
する弾性バネ手段39とからなり、上記駆動軸25の正
転方向と逆転方向の回転駆動により前記ローラー36が
駆動カム体34の楔状カム面35と回転従動部材31間
に喰い込む楔作用によって、回転従動部材31の双方向
の回転伝動を可能に構成すると共に、モータ12の停止
時には、回転従動部材31側の正転逆転方向の回転運動
を許容する様構成したところに特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、駆動カム体34は、中
央部35aが凹状をなしこれから両端に向けて順次上昇
する傾斜面35b、35cからなる楔状カム面が複数個
形成されているところに特徴を有する。
【0009】請求項3の発明は、駆動カム体52は、右
回転伝動用カム体53と左回転伝動用カム体54とから
構成されているところに特徴を有する。
【0010】請求項4の発明は、駆動軸25に軸受3
2,33を介して直接回転従動部材31を支承すると共
に、ローラー36と駆動カム体34との間に相対回転変
位を生じさせる為の弾性バネ手段39がホルダー37と
回転従動部材31との間に介装されているところに特徴
を有する。
【0011】請求項5の発明は、自動車の側面に設けた
スライドドア2と、電動モータ12により正転逆転駆動
される巻取ドラム体31と、このドラム体31とスライ
ドドア2とに夫々端部が結着されたベルト又はワイヤー
等の索引手段6a,6bとからなり、電動モータ12の
正逆転制御による上記索引手段6a,6bの巻取り巻戻
しによりスライドドア2を開閉動作可能にした電動スラ
イドドアにおいて、請求項1〜請求項4に記載の楔ロー
ラー型双方向回転クラッチ20、50における回転従動
部材31を上記巻取ドラム体31とすると共に、上記索
引手段6a,6bの各々の一端を回転従動部材31に結
着し、スライドドア2側からの開閉操作による回転従動
部材31の正逆双方向への回転力が上記回転クラッチの
駆動軸25に伝達されることなく、スライドドア2を手
動にて自由に開閉操作可能に構成したところに特徴を有
する。
【0012】請求項6の発明は、回転従動部材31が自
動車用スライドドアの巻取ドラム体31であるところに
特徴を有する。
【0013】請求項7の発明は、車両の走行駆動軸を電
動モータ12にて正逆転駆動するようにした電動走行車
両体において、請求項1〜請求項4に記載の楔ローラー
型双方向回転クラッチ20,50における回転従動部材
31を上記走行駆動軸とすると共に、電動モータ12の
停止時には、回転従動部材31の正逆双方向への回転力
が上記回転クラッチ20,50の駆動軸に伝達されるこ
となしに上記走行駆動輪が自由走行可能に構成したとこ
ろに特徴を有する。
【0014】請求項8の発明は、回転従動部材31が、
電動走行車両体の走行駆動軸であるところに特徴を有す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の請求項1,2に係
る第1の実施例の楔ローラー型双方向回転クラッチ20
につき図1〜図4を参照して説明する。図示してないモ
ータに結合された駆動軸25を回転自在に支承する取付
ブラケット21は、一方の支持板を挟んでリングナット
22aを螺合することにより中空な固定軸22が固着さ
れている。固定軸22には小判形の係止部22bが形成
されており、これを取付ブラケット21に嵌合すること
により回転不能に取着されている。
【0016】この固定軸22の内面部にはボールベアリ
ング24が取付けられ、他方の支持板にボールベアリン
グ23が取着されており、これらボールベアリング2
3,24間に駆動軸25が固定軸22の中空部を貫通し
て回転可能に支承されている。
【0017】回転従動部材31は、両端面に鍔部を有す
るドラム体であって、固定軸22の外周部に取着された
ボールベアリング32と、取付ブラケット21の他方の
支持板に取着されたボールベアリング33に嵌合して、
取付ブラケット21に対して回転可能に支承されてい
る。
【0018】駆動軸25には一体に駆動カム体34が設
けられている。この駆動カム体34は外周が回転従動部
材31の内周に対向配置されており、外周面に複数個例
えば6個の楔状カム面35が形成されている。この楔状
カム面35は、図3に示すように中央部35aが凹状に
形成され、この中央部35aから両端に向けて順次上昇
する傾斜面35b、35cが形成されている。
【0019】ローラー36は各楔状カム面35に転動可
能に配置されている。このローラー36は、ホルダー3
7により等間隔に配置され、常時は中央部35aに位置
している。この状態にあるときは、回転従動部材31と
の間に隙間αが存在する。なお、ホルダー37の端部3
7aは、折り曲げられて駆動カム体34の溝部38に係
合しており、これにより駆動カム体34に対する相対的
な回転角度が規制されているのが好ましい。
【0020】このホルダー37の側端面と取付ブラケッ
ト21及び固定軸22との間には、それぞれローラー3
6と駆動カム体34との間の相対回転変位を生起させる
ばね39及びワシヤ40が介装されている。
【0021】図5〜図8は、請求項1,3に係る第2の
実施例の楔ローラー型双方向回転クラッチ50で、第1
の実施例との相違点についてのみ説明し、共通部分に関
しては説明を省略する。
【0022】取付ブラケット21は、一方の支持板に駆
動軸25が貫通する孔21aが形成され、ボールベアリ
ング23が取着されている。また、他方の支持板を挟ん
でリングナット22aを螺合することにより固定軸51
が固着されている。
【0023】固定軸51には固定軸22と同様に小判形
の係止部が形成されており、これを取付ブラケット21
に嵌合することにより回転不能に取着されている。
【0024】駆動カム体52は、右回転伝動用の第1の
カム53体と左回転伝動用の第2のカム体54とから構
成されている。これらのカム体53,54は何れも小判
形の係合孔55が形成されており、これを駆動軸25の
係合部25aに嵌合することにより、駆動軸25と一体
に回転する。
【0025】右回転伝動用のカム体53には外周部に複
数個例えば6個のカム面53aが形成されている。この
カム面53aは、図6、図7に示す右端53bが凹状に
形成され、これから左端に向けて順次上昇する傾斜面5
3cが形成されている。
【0026】また、左回転伝動用のカム体54には外周
部に複数個例えば6個のカム面54aが形成されてい
る。このカム面54aは、図6、図7に示す左端54b
が凹状に形成され、これから右端に向けて順次上昇する
傾斜面54cが形成されている。
【0027】そして、ローラー36は、カム体53,5
4の夫々のカム面53a及びカム面54aに転動可能に
配置されている。このローラー36は、常時はカム面5
3aの右端53b又はカム面54aの左端54bに位置
しており、回転従動部材31との間に隙間αが存在す
る。カム体53,54上に配置されたローラー36はホ
ルダー37により等間隔に配置されている。
【0028】このホルダー37の端面と取付ブラケット
21及び固定軸22との間には、ローラー36と駆動カ
ム体34の楔状カム面35間の相対回転変位を生起させ
るばね39及びワシヤ40が介装されている。
【0029】これら第1及び第2の実施例においては、
駆動軸25が正転(右)すると、ローラー36及びホル
ダー37はばね39により付勢されて取付ブラケット2
1との間の摩擦力を受けているので、ホルダー37と駆
動カム体34又はカム体53との間に相対回転運動が発
生する。
【0030】即ち、図3及び図7に示すように駆動カム
体34又はカム体53が矢印A方向に移動する。従っ
て、ローラー36は傾斜面35b又は53cにより外方
へ押し出されて、回転従動部材31と駆動カム体34又
はカム体53との間に喰い込み、回転従動部材31が駆
動軸25と一体となって正転(右)し、動力を伝達す
る。
【0031】カム体54のローラー36は、左端54b
に位置しており、回転従動部材31との間に隙間αを介
して非接触状態にあるので、動力伝達には関係しない。
【0032】駆動軸25が停止すると、ローラー36
は、楔状カム面35の中央部35a又はカム面53aの
右端53bに復帰し、回転従動部材31との間に隙間α
が形成される。
【0033】また、駆動軸25が逆転(左)すると、駆
動カム体34又はカム体54が矢印B方向に移動する。
従って、ローラー36は傾斜面35c又は54cにより
外方へ押し出されて、回転従動部材31と駆動カム体3
4又はカム体54との間に喰い込み、回転従動部材31
が駆動軸25と一体となって逆転(左)し、動力を伝達
する。
【0034】カム体53のローラー36は、右端53b
に位置しており、回転従動部材31との間に隙間αを介
して非接触状態にあるので、動力伝達には関係しない。
【0035】駆動軸25が停止すると、ローラー36
は、楔状カム面35の中央部35a又はカム面54aの
左端54bに復帰し、回転従動部材31との間に隙間α
が形成される。
【0036】この回転クラッチ20及び50において
は、駆動軸25が停止状態において回転従動部材31が
回転しても、回転従動部材31と駆動カム体34、ロー
ラー36及び第1のカム体53、第2のカム体54、ロ
ーラー36との間には隙間が形成されているので、回転
従動部材31の回転が駆動軸25側に伝達されることは
なく、回転従動部材31は空転する。
【0037】なお、上記した楔ローラー型双方向回転ク
ラッチ20、50の何れの実施例の場合も、駆動カム体
34、53及び54が一体化された駆動軸25を取付ブ
ラケット21、21間にボールベアリング23、24を
介して支承させると共に、ローラー36と駆動カム体3
4、53及び54との間に相対回転変位を生じさせる為
の弾性ばね手段39、スラスト板40が、ローラーホル
ダー37端面と取付ブラケット21の固定軸22部との
間に介装させて、適度な保持フリクションを得ているの
で、回転従動部材31は、その回転運動に関し、これ等
の弾性ばね手段39、スラスト板40の影響を全く受け
ることなく、ボールベアリング32、33の介在の下で
抵抗なく自由回転可能な状態にあるため、その応用事例
としては、後述する様な車両体における走行駆動輪装置
等に使用して便利であるが、上記の弾性ばね手段39、
スラスト板40の支持形態は図1及び図5に示す構造に
限られるものではなく、例えば、図9及び図10に示す
ように、回転従動部材31に支持させることもできる。
【0038】即ち、図9の示す楔ローラー型双方向回転
クラッチ60の様に、回転従動部材31aの支承用ボー
ルベアリング32、33を直接的に駆動軸25に取着し
て回転自在に支持すると共に、ホルダー37の端面と、
上記回転従動部材31aの内端面との間に弾性ばね手段
39とスラスト板40、40とを介在させてなるもので
ある。
【0039】そして、この場合も、駆動軸25の回転駆
動に対し、その回転初期においてはローラー36と駆動
軸25との間に、回転従動部材31aに負荷が掛かって
いる限り、ローラー36が回転従動部材31aにばね支
持されて相対回転変位を生じ、ローラー36と駆動カム
体34とは前述と同様なカム面35の働きによる楔作用
を生じて駆動軸25の回転駆動力を従動体31aに伝達
することができるのであり、上記ローラー36と駆動軸
25との間に相対回転変位を生起させる為の弾性ばね手
段39等による保持フリクションは、回転従動部材31
aが、自由回転をしない様に適度な制限作用を必要とす
る場合に好都合であり、その応用事例としての適用事例
としては後述することとする。また、上記ホルダー37
に対する弾性ばね手段39の介在のさせ方についても、
以上の図1、図5、図9等の実施例の様に、駆動軸25
の軸線と平行に弾性ばね手段39のばね力を作用させる
ことができる他、例えば図10に示す楔ローラー型双方
向回転クラッチ60aの様に、回転従動部材31bの内
端に、ホルダー37aを受容する環状の凹所31cを設け
ると共に、ホルダー37aに対する弾性ばね手段39aの
ばね力が、軸線と直角に、即ち、半径方向に作用するよ
うに、上記ホルダー37aの円筒状部分に対し、同芯状
に配した円筒状のばね受44aと44bの間に弾性ばね手
段39aを介装して、ローラー36と駆動カム体34と
の間の回転初期における相対回転変位を生起させる様構
成することもできる。
【0040】この場の回転保持フリクション作用も前述
の図1、図5及び図9の実施例の場合と同じであるので
説明を省略するが、その適度な制限作用を大きく設定す
るのに有利な構造である。
【0041】つぎに、本発明の楔ローラー型双方向回転
クラッチ20、50,60,60aを自動車用スライド
ドアの開閉装置に利用した請求項5に係る実施例につい
て説明する。
【0042】先ず図11において、車両の側面には、ス
ライドドア2が取着されている。車体3には、レール4
が取付けられており、これの両端部にリターンプーリ5
が取着されている。これらリターンプーリ5間にレール
4に沿って、開ドア用と閉ドア用のベルト又はワイヤ等
の牽引手段(本実施例の場合はワイヤ6a,6bの事例
を示す)が配設されている。スライドドア2の連結具7
には牽引手段としてのワイヤ6a,6bの一端が連結さ
れ、スライドドア2はレール4用のガイドローラー付き
連結具7及び前方のレール4b用のガイドローラー付き
連結具7b等により支持され、レール4,4bに沿って
開閉される。
【0043】巻取ドラム体として使用する本発明に係る
楔ローラー型双方向回転クラッチ20、50の回転従動
部材31には、上記ワイヤ6a,6bの他端が固着され
ており、モータ12により楔ローラー型双方向回転クラ
ッチ20,50又は60,60aの駆動軸25を介して
正逆回転される。この従動部材31は、例えばモータ1
2が一方向の正転回転(右回転)したときに開ドア用ワ
イヤ6aを巻き取ってスライドドア2を開動作し、モー
タ12が他方向の逆転回転(左回転)したときに閉ドア
用ワイヤ6bを巻き取ってスライドドア2を閉動作す
る。
【0044】つぎに、楔ローラー型双方向回転クラッチ
20,50又は60,60aの作用について図1,図3
を参照して詳細に説明する。
【0045】1)スライドドア2の自動開作動時 スライドドア2を自動開作動するときはモータ12を右
回転させる。モータ12及び駆動軸25を右回転させる
と、ローラー36及びホルダー37はばね39により付
勢されて取付ブラケット21との間の摩擦力を受けてい
るので、駆動カム体34又はカム体53との間に相対運
動が発生する。
【0046】即ち、図3及び図7に示すように駆動カム
体34又はカム体53が矢印A方向に移動する。従っ
て、ローラー36は傾斜面35b又は53cにより外方
へ押し出されて、回転従動部材31と駆動カム体34又
はカム体53との間に喰い込み、回転従動部材31が駆
動軸25と一体となって正転(右)し、動力を伝達す
る。
【0047】駆動軸25が停止すると、ローラー36
は、楔状カム面35の中央部35a又はカム面53aの
右端53bに復帰し、回転従動部材31との間に隙間α
が形成される。
【0048】2)スライドドア2の自動閉作動時 スライドドア2を自動閉作動するときはモータ12を左
回転させる。モータ12及び駆動軸25を左回転させる
と、図3及び図7に示すように駆動カム体34又はカム
体54が矢印B方向に移動する。従って、ローラー36
は傾斜面35c又は54cにより外方へ押し出されて、
回転従動部材31と駆動カム体34又はカム体54との
間に喰い込み、回転従動部材31が駆動軸25と一体と
なって逆転(左)し、動力を伝達する。
【0049】駆動軸25が停止すると、ローラー36
は、楔状カム面35の中央部35a又はカム面54aの
左端54bに復帰し、回転従動部材31との間に隙間α
が形成される。
【0050】3)スライドドア2を手動で開作動すると
き スライドドア2を手動で開作動するときは、モータ12
及び駆動軸25は停止している。スライドドア2を手動
で開作動すると、ワイヤ6a,6bを介して回転従動部
材31(ドラム)がドアの開動作につれて右回転駆動さ
れる。
【0051】然しながら、この回転クラッチ20及び5
0又は60,60aにおいては、回転従動部材31と駆
動カム体34、ローラー36及び第1のカム体53、第
2のカム体54、ローラー36との間には隙間αが形成
されているので、回転従動部材31の回転が駆動軸25
側に伝達されることはなく、回転従動部材31が空転す
る。
【0052】4)スライドドア2を手動で閉作動すると
き スライドドア2を手動で閉作動するときは、モータ12
及び駆動軸25は停止している。スライドドア2を手動
で閉作動すると、ワイヤ6a,6bを介して回転従動部
材31(ドラム)がドアの閉動作につれて左回転駆動さ
れる。すると、開放のときと同様の作用により、駆動軸
25は従動部材31(ドラム)から離されて接触してい
ないので、手動による閉作動が容易に実施できる。
【0053】上述のように、本発明の楔ローラー型双方
向回転クラッチ20、50、60,60aを自動車用の
スライドドアの開閉装置に利用した場合は、電磁クラッ
チを必要としないので、構造を著しく簡単にすることが
できる。また、楔ローラー型双方向回転クラッチ20,
50又は60,60a自体の構造も簡単であり、部品点
数も少なく、コストダウンを達成することができると共
に、エネルギ効率を向上させ得るという効果を奏するも
のである。
【0054】なお、上記第1〜第3の楔ローラー型双方
向回転クラッチ20、50、60、60aの実施例にお
ける弾性ばね手段39とスラスト板40、又は円筒状の
ばね受44a、44b等によって構成されるローラー36
の相対回転拘束力を得る保持機構のフリクションは、駆
動カム体34とローラー36とに相対回転変位を生起さ
せて、ローラー36を楔カム面35又は53a、54aの
楔状隙間に向けて移動させるに十分なフリクションとす
る必要があり、この回転フリクションは双方向回転クラ
ッチ20、50、60、60aにおける回転従動部材3
1に自由回転運動を要求される場合や、回転従動部材3
1にかかる負荷が小さい場合には、上記弾性ばね手段3
9の固定支持構造を設ける必要がある。一方、上記回転
従動部材31の自由回転運動をある程度規制したり、或
いは回転従動部材31にかかる負荷が大きい場合には、
前者の様に、上記弾性ばね手段39の固定支持構造を設
ける必要はない。
【0055】前記図1、図5に示す第1、第2の楔ロー
ラー型双方向回転クラッチ20、50の場合は、弾性ば
ね手段39が固定側である取付ブラケット21に支持を
得ているので、保持機構のフリクション支持形態として
は前者の場合に該当し、その応用装置の事例としては、
前記スライドドア装置よりも例えば、図示しない走行車
両体における走行駆動輪を電動モータにて正逆転駆動す
るような、請求項第7、8項に記載の如き走行駆動装置
に好適である。
【0056】つまり、回転クラッチ20、50における
回転従動部材31は、上記弾性ばね手段39とスラスト
板40による回転フリクションの影響を全く受けずにボ
ールベアリング32、33によって自由回転可能な支承
状態に構成されているので、モータを停止して駆動軸2
5を回転駆動しない時に、抵抗なく自由回転することが
できる。
【0057】従って、この楔ローラー型双方向回転クラ
ッチ20、50を例えば電動走行車両体における走行駆
動輪装置とする場合に、回転従動部材31をそのままレ
ール上又は路上走行用の走行駆動輪として使用すれば良
く、回転従動部材31(走行駆動輪)を図示してないモ
ータにより回転駆動するときは、駆動カム体34とロー
ラー36との楔係合作用により、各ローラー36の外周
が回転従動部材31(走行駆動輪)内周面に駆動カム体
34の楔作用により圧接されて回転駆動力が伝達され、
正逆何れの方向にも走行駆動することができる。
【0058】一方、図9、10に示す第3の楔ローラー
型双方向回転クラッチ60、60aの場合は、弾性ばね
手段39が回転側である回転従動部材31に支持を得て
いるので、保持機構のフリクション支持形態としては後
者の場合に該当し、その応用装置の事例として先の図1
1で説明した様な請求項第5、6項に記載の如きスライ
ドドアの開閉駆動装置に応用して好適である。
【0059】即ち、回転クラッチ60、60aにおける
回転従動部材31(ドラム体)には、スライドドア2の
開閉操作に必要な負荷が作用している関係上、上記弾性
ばね手段39の固定支持構造を別に設ける必要がなく、
この弾性ばね手段39、及び円筒状のばね受44a、4
4bによる回転フリクションを逆に適当な規制力として
利用するものである。例えば自動車が傾斜地に停車して
いる際に、駆動モータ12の駆動回転が中止された時或
いは電気系の故障時等のように、回転駆動力が付与され
ていない時には、スライドドア2が傾斜地の為に自走運
動を起こす虞れがあるが、この自走運動を生じない程度
の適度な規制力として上記回転フリクションを利用でき
るものである。
【0060】つまり図9、10に示す回転クラッチ6
0、60aの場合、駆動モータ12を正逆転駆動力を付
与しつづけている間は、駆動カム体34とローラー36
との間の相対回転変位を生ずるので、ローラー36と楔
カム面35との楔作用が発揮されて駆動軸25の回転駆
動力が回転従動部材31(ドラム体)に伝動されて、当
該従動部材31(ドラム体)が正逆回転し、ワイヤー6
a、6bによりスライドドア2を電動開閉操作すること
ができることは先の図1、図5の実施例と同様である。
【0061】そして、駆動モータ12の駆動を停止し
て、スライドドア2を手動にて開閉操作する時には、ス
ライドドア2の開閉移動につれて、ドラム体(回転従動
部材31)が正逆回転させられるが、しかし、ローラー
36は、駆動カム体34の楔カム面35との関係におい
て、隙間αを保持した状態にあるので、ドラム体31は
手動で回転操作可能な状態にある。即ち、駆動軸25
は、モータ負荷及び減速機負荷等により大きな負荷がか
かっている為に、ドラム体31の回転につれて弾性ばね
部材39と円筒ばね受44a、44bとが回転フリクシ
ョンによる回転力を受けても、この回転フリクションで
は上記モータ負荷等を駆動するには不十分な大きさであ
るので、上記弾性ばね部材39、及び円筒ばね受44
a、44bとドラム体31との間で滑りを生じて駆動軸
25を回転させる事はできない。換言すれば、上記回転
フリクションによりスライドドア2の自走運動を防止す
ることができると共に、他方では、電磁クラッチを別途
設けることなく、スライドドア2を手動にて自由に開閉
操作することができ、この時の弾性ばね部材39は、回
転従動部材であるドラム体31側からの逆回転力を受け
ても回転リミッターとして滑りを生じるので、ドラム体
31と駆動軸25との相対回転運動を許容して捩られる
ことはない。
【0062】
【発明の効果】本発明は、モータに連結された駆動軸を
回転自在に支承する取付ブラケットと、駆動軸に一体的
に結合され外周面に複数の楔状カム面を形成した駆動カ
ム体と、この駆動カム体の各楔状カム面に転動可能に配
置されホルダーにより等間隔に配置された複数のローラ
ーと、これらローラーの外周囲に対向配置され前記取付
ブラケットに回転自在に支承された回転従動部材と、前
記ホルダーと前記ブラケット部との間に介装されて前記
ローラーと駆動カム体との間に相対回転変位を生じさせ
る程度の回転拘束力を付与する弾性バネ手段とからな
り、上記駆動軸の正転方向と逆転方向の回転駆動により
前記ローラーが駆動カム体の楔状カム面と回転従動部材
間に喰い込む楔作用によって、回転従動部材の双方向の
回転伝動を可能に構成すると共に、モータの停止時に
は、回転従動部材側の正転逆転方向の回転運動を許容す
る様構成してあるので、楔ローラー型双方向回転クラッ
チとして必要な機能、即ち、正逆双方向への駆動力の伝
達と従動側の正逆双方向への自由回転運動とを共に発揮
することができ、殊に後者の駆動軸を停止状態に保持し
たまま従動側の回転従動部材を正逆回転操作することが
できる楔ローラー型双方向回転クラッチの構造は、自動
車用の電動スライドドアの開閉装置に利用した場合或い
は電動駆動車両体の走行駆動輪の駆動装置に利用した場
合に、電磁クラッチを必要としないので、構造を著しく
簡単にすることができる。また、楔ローラー型双方向回
転クラッチ自体の構造も簡単であり、部品点数も少な
く、コストダウンを達成することができると共に、応用
装置のエネルギ効率を向上させ得るという効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の楔ローラー型双方向回転クラッチに
関する第1の実施例の縦断正面図である。
【図2】 駆動カム体の分解斜視図である。
【図3】 駆動カム体とローラーの関係を示す断面図で
ある。
【図4】 固定軸の分解斜視図である。
【図5】 本発明の楔ローラー型双方向回転クラッチに
関する第2の実施例の縦断正面図である。
【図6】 駆動カム体の分解斜視図である。
【図7】 駆動カム体とローラーの関係を示す断面図
で、(a)は右回転伝動用カム体、(b)は左回転伝動
用カム体である。
【図8】 駆動軸の斜視図である。
【図9】 本発明の楔ローラー型双方向回転クラッチに
関する第3の実施例の縦断正面図である。
【図10】 同上、弾性ばね部材の支持構造に関する別
の実施例の説明図である。
【図11】 自動車用のスライドドアの開閉駆動装置に
利用した状態を示す図である。
【符号の説明】
2 スライドドア 12 モータ 20,50,60,60a 楔ローラー型双方向回転ク
ラッチ 21 取付ブラケット 25 駆動軸 31 回転従動部材(ドラム体、又は走
行駆動輪) 34 駆動カム体 35 楔状カム面 35a 中央部(凹状部) 35b 傾斜面 36 ローラー 37,37a ホルダー 39 ばね 52 駆動カム体 53 右回転伝動用カム体 53a カム面 53b 右端 53c 傾斜面 54 左回転伝動用カム体 54a カム面 54b 左端 54c 傾斜面
フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 CA06 DA03 DA04 DB03 DB04 EA12 EA16 EB01 EC01 KA15 KA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに連結された駆動軸を回転自在に
    支承する取付ブラケットと、駆動軸に一体的に結合され
    外周面に複数の楔状カム面を形成した駆動カム体と、こ
    の駆動カム体の各楔状カム面に転動可能に配置されホル
    ダーにより等間隔に配置された複数のローラーと、これ
    らローラーの外周囲に対向配置され前記取付ブラケット
    に回転自在に支承された回転従動部材と、前記ホルダー
    と前記ブラケット部との間に介装されて前記ローラーと
    駆動カム体との間に相対回転変位を生じさせる程度の回
    転拘束力を付与する弾性バネ手段とからなり、上記駆動
    軸の正転方向と逆転方向の回転駆動により前記ローラー
    が駆動カム体の楔状カム面と回転従動部材間に喰い込む
    楔作用によって、回転従動部材の双方向の回転伝動を可
    能に構成すると共に、モータの停止時には、回転従動部
    材側の正転逆転方向の回転運動を許容する様構成したこ
    とを特徴とする楔ローラー型双方向回転クラッチ。
  2. 【請求項2】 駆動カム体は、中央部が凹状をなしこれ
    から両端に向けて順次上昇する傾斜面からなる楔状カム
    面が複数個形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の回転クラッチ。
  3. 【請求項3】 駆動カム体は、右回転伝動用カム体と左
    回転伝動用カム体とから構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の回転クラッチ。
  4. 【請求項4】 駆動軸に軸受を介して直接回転従動部材
    を支承すると共に、ローラーと駆動カム体との間に相対
    回転変位を生じさせる為の弾性バネ手段がホルダーと回
    転従動部材との間に介装されていることを特徴とする請
    求項1〜3記載の回転クラッチ。
  5. 【請求項5】自動車の側面に設けたスライドドアと、電
    動モータにより正転逆転駆動される巻取ドラム体と、こ
    のドラム体とスライドドアとに夫々端部が結着されたベ
    ルト又はワイヤー等の索引手段とからなり、電動モータ
    の正逆転制御による上記索引手段の巻取り巻戻しにより
    スライドドアを開閉動作可能にした電動スライドドアに
    おいて、請求項1〜請求項4に記載の楔ローラー型双方
    向回転クラッチにおける回転従動部材を上記巻取ドラム
    体とすると共に、上記索引手段の各々の一端を回転従動
    部材に結着し、スライドドア側からの開閉操作による回
    転従動部材の正逆双方向への回転力が上記回転クラッチ
    の駆動軸に伝達されることなく、スライドドアを手動に
    て自由に開閉操作可能に構成したことを特徴とする電動
    スライドドアの開閉装置。
  6. 【請求項6】 回転従動部材が自動車用スライドドアの
    巻取ドラム体であることを特徴とする請求項1〜請求項
    4に記載の回転クラッチ。
  7. 【請求項7】 車両の走行駆動輪を電動モータにて正逆
    転駆動するようにした電動走行車両体において、請求項
    1〜請求項4に記載の楔ローラー型双方向回転クラッチ
    における回転従動部材を上記走行駆動輪とすると共に、
    電動モータの停止時には、回転従動部材の正逆双方向へ
    の回転力が上記回転クラッチの駆動軸に伝達されること
    なしに上記走行駆動輪が自由走行可能に構成したことを
    特徴とする電動走行駆動装置。
  8. 【請求項8】回転従動部材が、電動走行車両体の走行駆
    動輪であることを特徴とする請求項1〜請求項4記載の
    回転クラッチ。
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