JP6717910B2 - フリータイプ双方向クラッチ - Google Patents
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Description
この状態において、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前に回転していたのと同一方向であれば、遊星歯車112a又は112bは、一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと一体化され、キャリア116を伴いながら出力軸106(太陽歯車110)の回転方向にわずかに移動する。これにより、作動子122a又は122bが遊星歯車112a又は112bとともに移動してカム体108から離れ、図11の断面A−Aの状態に至るため、出力軸106は空転する。
一方、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前の回転方向と逆であれば、遊星歯車112a又は112bは一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと切り離される。そのため、作動子122a又は122bの直線部とカム体108の直線部とが重なっていても、遊星歯車112a又は112bは自転が可能であって、入力軸104に回転を伝達することなく、出力軸106は空転する。
一方、入力軸104から出力軸106への回転伝達時には、作動子122a又は122bの正多角形断面の直線部とカム体108の直線部とを重ね合わせなければならず、入力軸104のカム体108と遊星歯車体114a又は114bの作動子122a又は122bとが離間している場合には、入力軸104の回転が開始しても、カム体108の直線部と作動子122a又は122の直線部とが重なる状態で当接するまでは、入力軸104から出力軸106に回転が伝達されない。入力軸104の回転の開始から出力軸106に回転が伝達されるまでに若干の時間差が生じることとなり、特許文献2に記載のフリータイプ双方向クラッチ100には、入力軸104から出力軸106への回転伝達の応答性の面で改善の余地がある。
本発明のフリータイプ双方向クラッチでは、円弧状周縁は互いに線対称に形成されているので、入力軸から出力軸への回転伝達は入力軸の回転方向を問わず行われる。
出力軸の回転方向が、入力軸が停止する以前の回転方向と逆であれば、円弧状周縁に当接していた作動子は一方向クラッチにより遊星歯車と切り離される。そのため、作動子と円弧状周縁とが当接していても、遊星歯車は自転が可能であって、入力軸に回転を伝達することなく、出力軸は空転する。
4:ハウジング
6:入力軸
8:出力軸
28:回転体
30:貫通開口
32a:円弧状周縁
32b:円弧状周縁
34:太陽歯車
36:遊星歯車
38:遊星歯車体
40:キャリア
44:回転軸
46a:一方向クラッチ
46b:一方向クラッチ
50a:作動子
50b:作動子
78:アイドル歯車
Claims (3)
- 回転不能のハウジング、前記ハウジング内で共通の中心軸の回りに回転可能な入力軸及び出力軸を備え、前記入力軸からの正・逆方向の回転は前記出力軸に伝達されるとともに、前記出力軸から前記入力軸への回転の伝達は、前記出力軸が空転して遮断されるフリータイプ双方向クラッチであって、
前記ハウジングの内部には、前記入力軸に固着された回転体と、前記出力軸に固着された太陽歯車と、前記太陽歯車と噛み合う遊星歯車を有する遊星歯車体と、前記遊星歯車体を回転可能に軸支し前記共通の中心軸の回りに回転可能なキャリアとが配置され、
前記遊星歯車体は、一対の一方向クラッチを介して前記遊星歯車の回転軸に嵌め合わされ、軸方向に並置された一対の円筒状の作動子を有するとともに、前記一対の一方向クラッチのそれぞれは、異なる回転方向の空転を許容するよう設定され、
前記回転体には貫通開口が形成され、前記貫通開口は、前記回転体の径方向中心を通る直線を対称軸として線対称に形成された一対の円弧状周縁を有し、
前記一対の円弧状周縁の一方は前記一対の作動子の一方の軸方向位置に配置され、前記一対の円弧状周縁の他方は前記一対の作動子の他方の軸方向位置に配置されており、
前記入力軸が回転したときは、その回転方向に応じて、前記一対の円弧状周縁の一方又は他方が前記作動子の外周面に当接することにより、前記遊星歯車の空転が阻止されて前記太陽歯車が前記回転体及び前記キャリアと一体的に回転するとともに、前記出力軸が回転したときは、前記遊星歯車の自転が許容されて、前記入力軸への回転の伝達が遮断されることを特徴とするフリータイプ双方向クラッチ。 - 前記入力軸が回転したときに前記円弧状周縁と前記作動子の外周面とが当接した当接点から前記共通の中心軸までを結ぶ線分と、前記当接点から前記作動子の径方向中心までを結ぶ線分とのなす角度は15度±3度であり、
前記円弧状周縁の半径と前記作動子の直径とが同一である、請求項1に記載のフリータイプ双方向クラッチ。 - 前記キャリアには、前記太陽歯車と噛み合うアイドル歯車が軸支されている、請求項1又は2に記載のフリータイプ双方向クラッチ。
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