JP6918035B2 - フリータイプ双方向クラッチ - Google Patents

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本発明は、入力部材と出力部材との間の回転伝達状態を変更するクラッチ装置、特に、入力部材からの正・逆回転の回転を出力部材に伝達し、出力部材からの回転の伝達は、出力部材を空転させて遮断するフリータイプ双方向クラッチに関するものである。
モーター等の駆動源によって機械装置あるいは作業機器等を駆動する動力伝達系では、駆動する機器の特性に対応するよう各種の伝達装置が使用される。このような伝達装置の中でフリータイプ双方向クラッチと呼ばれるものは、入力部材(駆動側部材)から出力部材(従動側部材)への動力伝達では、入力部材の正方向及び逆方向の回転を共に出力部材に伝達し、反対向きの、出力部材から入力部材への回転の伝達は、出力部材を空転させて遮断する機能を備えている。
フリータイプ双方向クラッチは、一例として、巻き上げ式の電動カーテン等を手動でも操作できるようにした開閉駆動装置に適用することができる。この場合、フリータイプ双方向クラッチは、駆動モーターとカーテンの巻き上げ機構との間に介在され、入力部材に駆動モーターが連結され、出力部材に巻き上げ機構が連結される。駆動モーターを正・逆回転させるとカーテンの昇降が可能であると共に、駆動モーターの停止位置においては、手動による巻き上げ機構の操作が可能であって、このときには、出力部材が空転するので駆動モーターに悪影響を及ぼすことがない。こうした機能は、駆動モーターと巻き上げ機構との間に電磁クラッチを設置し、これを断・接しても達成できるが、電磁クラッチを作動させるには電力を必要とし、電力制御のための複雑な制御装置等も必要となる。
フリータイプ双方向クラッチとして、特許文献1に記載されたフリータイプ双方向クラッチが知られており、このフリータイプ双方向クラッチについて、図8を参照して説明する。
このフリータイプ双方向クラッチ100は、回転不能のハウジング102、ハウジング102内で共通の中心軸Oの回りに回転可能な入力軸104及び出力軸106を備える。ハウジング102の内部には、入力軸104に固着されたカム体108と、出力軸106に固着された太陽歯車110と、太陽歯車110と噛み合う遊星歯車112a及び112bを有する一対の遊星歯車体114a及び114bと、遊星歯車体114a及び114bを回転可能に支持し共通の中心軸Oの回りに回転可能なキャリア116とが配置されている。一対の遊星歯車体114a及び114bは、一方向クラッチ118a及び118bを介して遊星歯車112a及び112bの回転軸120a及び120bに嵌め合わされた作動子122a及び122bを有すると共に、一対の遊星歯車体114a及び114bのそれぞれの一方向クラッチ118a及び118bは、異なる回転方向の空転を許容するよう設定されている。また、一対の遊星歯車体114a及び114bのそれぞれは、カム体108の一方側及び他方側に配置され、かつ、作動子122a及び122b及びカム体108には、それぞれ直線部が形成されている。
そして、特許文献1に記載の双方向クラッチ100によれば、入力軸104が回転したときは、一対の遊星歯車体114a及び114bのうち、回転方向で近距離にある遊星歯車体114a又は114bにおける作動子122a又は122bの外周面が、入力軸104のカム体108の外周面と直線部が重なる状態で当接する。この状態となると、入力軸104のカム体108は、当接した遊星歯車体114a又は114bの遊星歯車112a又は112bを介してキャリア116を同一方向に回転させ、作動子122a又は122bが当接していない他方の遊星歯車体114a又は114bを同様にその回転方向に移動させる。ここで、遊星歯車体114a及び114bの遊星歯車112a及び112bは出力軸106の太陽歯車110と噛み合っているが、一方向クラッチ118a及び118bによりその回転(自転)が拘束されているため、太陽歯車110が遊星歯車112a及び112bの移動(公転)に連れ回ることとなり、出力軸106は、入力軸104と一体化されて同一方向に回転する。また、一対の遊星歯車体114a及び114bは対称的に配置されているので、入力軸104から出力軸106への回転伝達は入力軸104の回転方向を問わず行われる。
これに対し、出力軸106が回転すると、太陽歯車110と噛み合う遊星歯車112a及び112bはキャリア116の支持軸の周りに自転しようとする。しかし、入力軸104が停止した位置においては、一方の遊星歯車体114a又は114bの作動子122a又は122bの直線部とカム体108の直線部とが重なっており、その作動子122a又は122bは自転することができない。
この状態において、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前に回転していたのと同一方向であれば、遊星歯車112a又は112bは、一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと一体化され、キャリア116を伴いながら出力軸106(太陽歯車110)の回転方向にわずかに移動する。これにより、作動子122a又は122bが遊星歯車112a又は112bとともに移動してカム体108から離れ、図8の断面A−Aの状態に至るため、出力軸106は空転する。
一方、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前の回転方向と逆であれば、遊星歯車112a又は112bは一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと切り離される。そのため、作動子122a又は122bの直線部とカム体108の直線部とが重なっていても、遊星歯車112a又は112bは自転が可能であって、入力軸104に回転を伝達することなく、出力軸106は空転する。
特許第6027702号公報
フリータイプ双方向クラッチには種々の用途があるが、用途によってはコンパクトなフリータイプ双方向クラッチが強く望まれる場合がある。しかし、特許文献1に記載のフリータイプ双方向クラッチでは、一対の遊星歯車体114a、114bのそれぞれの遊星歯車112a、112bと、一方向クラッチ118a、118bと、作動子122a、122bとが軸方向に沿って配置されていることから、軸方向におけるコンパクト化には限界がある。
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、コンパクト化が可能であるフリータイプ双方向クラッチを提供することである。
上記課題を解決するために本願の第一発明が提供するのは以下のフリータイプ双方向クラッチである。すなわち、「回転不能のハウジング、前記ハウジング内で共通の中心軸の回りに回転可能な入力部材及び出力部材を備え、前記入力部材からの正・逆方向の回転は前記出力部材に伝達されると共に、前記出力部材から前記入力部材への回転の伝達は、前記出力部材が空転して遮断されるフリータイプ双方向クラッチであって、前記入力部材は周方向において断続的に設けられた内歯歯車を有し、前記出力部材は太陽歯車を有しており、前記ハウジングの内部には、前記太陽歯車及び前記内歯歯車と噛み合う遊星歯車と、前記遊星歯車を回転可能に支持し且つ前記共通の中心軸の回りに回転可能なキャリアとが配置されており、前記入力部材と前記キャリアとの一方には係合手段が形成され、前記入力部材と前記キャリアとの他方には前記係合手段と解除自在に係合する被係合手段が形成されており、前記入力部材が回転したときは、前記内歯歯車が前記遊星歯車と噛み合い、前記キャリアが前記入力部材に対し相対的に回転して前記係合手段が前記被係合手段に係合することによって、前記入力部材、前記キャリア及び前記太陽歯車が一体的に回転して前記入力部材の回転が前記出力部材に伝達され、前記出力部材が回転したときは、前記遊星歯車が前記内歯歯車から離間して前記遊星歯車と前記内歯歯車との噛み合いが解除されることによって、前記太陽歯車及び前記遊星歯車が空転して前記出力部材からの前記入力部材への回転の伝達が遮断されるフリータイプ双方向クラッチ」である。
この場合には、前記入力部材は、円形状の主部と前記主部の周縁から軸方向に突出する複数の円弧状の突出片とを有し、前記内歯歯車が前記突出片の内周面に形成されているのが好ましい。前記被係合手段は円弧状開口から構成され、前記係合手段は前記円弧状開口に周方向に摺動自在に挿入された係合片から構成されているのが好適である。前記キャリアは円形状のプレートを有し、前記プレートの前記入力部材側の面には、前記遊星歯車を回転可能に支持する支持軸と前記係合片とが軸方向に突出して設けられているのが好都合である。
上記課題は、本願の第二発明によって提供される以下のフリータイプ双方向クラッチによっても解決される。すなわち、「回転不能のハウジング、前記ハウジング内で共通の中心軸の回りに回転可能な入力部材及び出力部材を備え、前記入力部材からの正・逆方向の回転は前記出力部材に伝達されると共に、前記出力部材から前記入力部材への回転の伝達は、前記出力部材が空転して遮断されるフリータイプ双方向クラッチであって、前記入力部材は、複数の外歯が周方向において断続的に設けられた太陽歯車を有し、前記出力部材は内歯歯車を有しており、前記ハウジングの内部には、前記太陽歯車及び前記内歯歯車と噛み合う遊星歯車と、前記遊星歯車を回転可能に支持し且つ前記共通の中心軸の回りに回転可能なキャリアとが配置されており、前記入力部材と前記キャリアとの一方には係合手段が形成され、前記入力部材と前記キャリアとの他方には前記係合手段と解除自在に係合する被係合手段が形成されており、前記入力部材が回転したときは、前記太陽歯車が前記遊星歯車と噛み合い、前記キャリアが前記入力部材に対し相対的に回転して前記係合手段が前記被係合手段に係合することによって、前記入力部材、前記キャリア及び前記内歯歯車が一体的に回転して前記入力部材の回転が前記出力部材に伝達され、前記出力部材が回転したときは、前記遊星歯車が前記太陽歯車から離間して前記遊星歯車と前記太陽歯車との噛み合いが解除されることによって、前記内歯歯車及び前記遊星歯車が空転して前記出力部材からの前記入力部材への回転の伝達が遮断されるフリータイプ双方向クラッチ」である。
この場合には、前記被係合手段及び前記係合手段は、径方向において相互に反対側に突出する突起から構成されているのが好ましい。
本願の第一発明が提供するフリータイプ双方向クラッチ及び本願の第二発明が提供するフリータイプ双方向クラッチのいずれであっても、前記ハウジングの内部には、前記キャリアに抵抗トルクを付与する抵抗トルク付与手段が配置されているのが好ましい。
本願の第一発明が提供するフリータイプ双方向クラッチでは、入力部材が回転したときは、その回転により、断続的な内歯歯車が遊星歯車と噛み合って遊星歯車を回転させる。一方、本願の第二発明が提供するフリータイプ双方向クラッチでは、複数の外歯が断続的に設けられた太陽歯車が遊星歯車と噛み合って遊星歯車を回転させる。出力部材の太陽歯車が停止状態にあると、遊星歯車機構の原理に従ってキャリアが入力部材の回転速度よりも小さい回転速度で回転し、キャリアと入力部材との間には相対的な回転が生じて係合手段と被係合手段とが係合する。これによって、入力部材、キャリア及び遊星歯車が一体的に回転し、遊星歯車と噛み合う太陽歯車も一体的に回転して、入力部材の回転が出力部材に伝達される。ところが、出力部材が回転したときは、本願の第一発明にあっては、遊星歯車が内歯歯車から離間して遊星歯車が内歯歯車の存在しない部分に位置し、遊星歯車と内歯歯車との噛み合いが解除される。そのため、太陽歯車及び遊星歯車が空転して出力部材からの入力部材への回転の伝達が遮断される。一方、本願の第二発明にあっては、遊星歯車が太陽歯車から離間して遊星歯車が太陽歯車の存在しない部分に位置し、遊星歯車と太陽歯車との噛み合いが解除される。そのため、内歯歯車及び遊星歯車が空転して出力部材からの入力部材への回転の伝達が遮断される。
本願の第一発明のフリータイプ双方向クラッチでは、入力部材に断続的な内歯歯車が形成され、入力部材が回転したときは、遊星歯車を支持するキャリアと入力部材とが一体化して回転伝達が行われると共に、出力部材が回転したときは、遊星歯車が内歯歯車から離間して回転伝達が遮断される。一方、本願の第二発明のフリータイプ双方向クラッチでは、複数の外歯が断続的に設けられた太陽歯車が入力部材に形成され、入力部材が回転したときは、遊星歯車を支持するキャリアと入力部材とが一体化して回転伝達が行われると共に、出力部材が回転したときは、遊星歯車が太陽歯車から離間して回転伝達が遮断される。したがって、本願の第一発明のフリータイプ双方向クラッチ及び第二発明のフリータイプイプ双方向クラッチのいずれであっても、上記特許文献1に記載のフリータイプ双方向クラッチのような一方向クラッチ及び作動子が不要であることから、軸方向寸法のコンパクト化が可能である。
本願の第一発明のフリータイプ双方向クラッチにおいて、被係合手段が円弧状開口から構成され、係合手段が円弧状開口に周方向に摺動自在に挿入された係合片から構成されている場合には、円弧状開口を摺動する係合片が、相互のいわば案内部材として作用することとなる。そのため、入力部材とキャリアとの芯ずれや中心軸の傾き等が防止され、フリータイプ双方向クラッチの回転作動が円滑となる。
本願の第一発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチの分解斜視図。 図1に示すフリータイプ双方向クラッチの断面図。 図1に示すフリータイプ双方向クラッチの入力部材回転時の作動を示す断面図。 図1に示すフリータイプ双方向クラッチの出力部材回転時の作動を示す断面図。 内歯歯車が周方向において連続的に設けられている場合の断面図。 本願の第二発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチの構成図。 図6に示すフリータイプ双方向クラッチの分解斜視図。 従来のフリータイプ双方向クラッチの断面図。
以下、本発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチの好適実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2を参照して説明すると、全体を符号2で示す本願の第一発明にかかるフリータイプ双方向クラッチは、回転不能のハウジング4、ハウジング4内で共通の中心軸Oの回りに回転可能な入力部材6及び出力部材8を備える。
ハウジング4は、円形状の端面壁10と、この端面壁10の周縁から軸方向に延びる円筒状の周面壁12とを有し、有底円筒状に形成されている。端面壁10の中心部分には円形の通過開口14が形成されている。このように構成されたハウジング4は、フリータイプ双方向クラッチ2が設置される機器に回転不能に固定される。
入力部材6は、円形状の主部16と、主部16の周縁から周方向に等間隔をおいて軸方向に突出する複数(図示の実施形態では4個)の円弧状の突出片18とを有する。図2の断面A−Aに示すとおり、主部16の中心部分には、モーター等の駆動軸(図示していない。)に連結される円形状の連結孔20が形成されている。この連結孔20には平坦部が設けられており、この平坦部を介して駆動軸と入力部材6とが一体となって回転するようになっている。
入力部材6には、後述の係合手段と解除自在に係合する被係合手段が形成されており、図示の実施形態の被係合手段は、主部16の連結孔20の径方向外方において、周方向に等間隔をおいて周方向に延びる複数(図示の実施形態では4個)の円弧状開口22から構成されている。各円弧状開口22の中心は主部16の中心と整合している。
図2の断面B−Bに示すとおり、各突出片18の内周面には内歯歯車24が形成されている。本発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチ2では、内歯歯車24が周方向において断続的に設けられているのが重要である。図示の実施形態では、内歯歯車24が形成された複数の突出片18が周方向に間隔をおいて設けられていることにより、内歯歯車24が周方向において断続的に設けられている。なお、主部16の周縁から突出する突出片の形状は環状でもよく、この場合には環状突出片の内周面に周方向に間隔をおいて内歯歯車が形成される。また、主部16の周縁から突出する突出片の形状が円弧状である場合でも、円弧状突出片の内周面に周方向に間隔をおいて内歯歯車が形成されていてもよい。
出力部材8は、ハウジング4の内部に配置された太陽歯車26と、太陽歯車26の中心部分から軸方向に延びる円柱状の連結部28とを有する。連結部28は、ハウジング4の通過開口14を通ってハウジング4の外部に突出しており、被駆動機器に連結される。
ハウジング4の内部には、入力部材6及び出力部材8の太陽歯車26に加え、さらに、太陽歯車26と噛み合うと共に入力部材6の内歯歯車24と選択的に噛み合う複数(図示の実施形態では4個)の遊星歯車30と、遊星歯車30を回転可能に支持し且つ共通の中心軸Oの回りに回転可能なキャリア32とが配置されている。図2及び図3を参照することによって理解されるとおり、各遊星歯車30は、内歯歯車24と噛み合う場合(図3参照。)と、内歯歯車24との噛み合いが解除される場合(図2参照。)とがあり、内歯歯車24と選択的に噛み合うようになっている。
キャリア32には、入力部材6の被係合手段と解除自在に係合する係合手段が形成されている。図示の実施形態のキャリア32は円形状のプレート34を有し、このプレート34の片面(入力部材6側の面)には、遊星歯車30を回転可能に支持する支持軸36と、入力部材6の円弧状開口22に周方向に摺動自在に挿入される複数の係合片38とが軸方向に突出して設けられている。図2の断面B−Bに示すとおり、支持軸36及び係合片38は周方向に間隔をおいて交互に配置されている。そして、図示の実施形態の係合手段は、複数の係合片38から構成されている。また、プレート34の中心部分には円形の通過開口39が形成されており、出力部材8の連結部28が通過開口39を通過している。
キャリア32には、抵抗トルク付与手段によって抵抗トルクが付与される。図示の実施形態においては、抵抗トルク付与手段は、ウェーブワッシャwである。ウェーブワッシャwは後述するシールド板との間の摩擦によってキャリア32に抵抗トルクを付与する。
ハウジング4の開放端には円形のシールド部材40が圧入され、このシールド部材40の中心部分には駆動軸が通過する円形の通過開口42が形成されている。シールド部材40の片面(入力部材6側の面)には上述したウェーブワッシャwが嵌り込む円環状の溝43が形成されている。
次に、上述したとおりのフリータイプ双方向クラッチ2の作動について図3及び図4を参照して説明する。
まず、図3を参照して入力部材6から出力部材8への回転伝達について説明する。図3の紙面上方から見て反時計方向に入力部材6が中心軸Oの回りに回転すると、その回転により、断続的な内歯歯車24が遊星歯車30と噛み合って遊星歯車30を回転させる。出力部材8の太陽歯車26が停止状態にあると、遊星歯車機構の原理に従ってキャリア32が入力部材6の回転速度よりも小さい回転速度で回転し、キャリア32と入力部材6との間には相対的な回転が生じる。そうすると、係合手段としてのキャリア32の各係合片38と、被係合手段としての入力部材6の各円弧状開口22の周方向端部とが当接し、すなわち、各係合片38と各円弧状開口22とが係合して、入力部材6とキャリア32とが一体的に回転することになる。したがって、入力部材6、キャリア32及び遊星歯車30が一体的に回転するので、遊星歯車30と噛み合う太陽歯車26も一体的に回転して、図3の紙面上方から見て反時計方向に出力部材8が中心軸Oの回りに回転する。
なお、フリータイプ双方向クラッチ2では、図2を参照することによって理解されるとおり、フリータイプ双方向クラッチ2の径方向中心を通って図2の上下方向に延びる直線及び図2の左右方向に延びる直線のそれぞれを対称軸として対照的に配置されているので、入力部材6が時計方向に回転した場合にも、同様な作動で入力部材6からの回転がキャリア32及び遊星歯車30を介して太陽歯車26に伝達される。
ここで、入力部材6の各円弧状開口22の周方向端部とキャリア32の各係合片38とが当接して一体的に回転することについて図5の作動説明図を参照して説明する。図5に示すとおり、入力部材6’の突出片18’が環状であり、突出片18’の内面に連続的に内歯歯車24’が形成されており、出力部材8は回転不能に固定され、かつキャリア32’には係合片38が形成されていないものとする。また、図示していないが、入力部材6’には円弧状開口が形成されていないものとする。なお、符号に「’」を付しているのは、上述の本発明の実施形態とは異なり、参考の構成であることを示している。一方、出力部材8については、上述の実施形態とは異なり回転不能に固定されてはいるものの、上述の実施形態と同様の形状であるので、符号に「’」は付していない。また、遊星歯車30は、上述の実施形態と同様である。
太陽歯車26の歯数をZa、内歯歯車24’の歯数をZbとすると、たとえば、Za=16、Zb=40の場合には、入力部材6’の回転速度とキャリア32’の回転速度の比は
Za/Zb+1=16/40+1
=1.4
となり、すなわち、入力部材6’の回転速度とキャリア32’の回転速度の比は
1:0.714
となる。このように、太陽歯車26の歯数が内歯歯車24’の歯数よりも少なく、入力部材6’の回転速度に比べてキャリア32’の回転速度が小さい場合には、入力部材6’が回転すると、入力部材6’の回転速度よりも小さい回転速度でキャリア32’が回転することになる。
そして、上述の本発明の実施形態においては、内歯歯車24が断続的に設けられているものの、入力部材6が回転し、内歯歯車24と遊星歯車30との噛み合いが生じてキャリア32が入力部材6と同じ方向に回転したとき、図5に示す参考例と同様に、入力部材6の回転速度よりも小さい回転速度でキャリア32が回転する。このため、キャリア32の各係合片38が入力部材6の各円弧状開口22の周方向端部に当接することになり、入力部材6とキャリア32とが一体的に回転する。また、各遊星歯車30と内歯歯車24とが噛み合っているので、上述したとおり、入力部材6からの回転がキャリア32及び遊星歯車30を介して太陽歯車26に伝達される。
次に、図3及び図4を参照して出力部材8が回転した場合の入力部材6への回転伝達の遮断について説明する。入力部材6の回転が停止して、図3に示す状態から、図3の紙面上方から見て反時計方向に出力部材8が回転した場合には、太陽歯車26と噛み合っている各遊星歯車30は、時計方向に自転しながらキャリア32と共に中心軸Oの回りに回転(公転)する。そうすると、図4に示すとおり、各遊星歯車30が内歯歯車24から離間して各遊星歯車30と内歯歯車24との噛み合いが解除される。これによって、太陽歯車26及び各遊星歯車30が空転して、出力部材8からの入力部材6への回転の伝達が遮断される。各遊星歯車30と内歯歯車24との噛み合いが解除された後は、キャリア32はウェーブワッシャwによって付与される抵抗トルクによって保持されるため、太陽歯車26の回転によってキャリア32が連れ回りすることはない。
一方、入力部材6の回転が停止して、図3に示す状態から、図3の紙面上方から見て時計方向に出力部材8が回転した場合には、キャリア32及び遊星歯車30を介して出力部材8からの回転が入力部材6に伝達されてしまう。このように、入力部材6の回転方向の逆方向に出力部材8を回転させる場合には、入力部材6が回転していた方向の逆方向に入力部材6をわずかに回転させ、図2ないし図4に示すように、内歯歯車24を各遊星歯車30から離間させ、各遊星歯車30と内歯歯車24との噛み合いを解除することによって、出力部材8から入力部材6への回転の伝達を遮断することができる。この場合も、各遊星歯車30と内歯歯車24との噛み合いが解除された後は、キャリア32はウェーブワッシャwによって付与される抵抗トルクによって保持されるため、太陽歯車26の回転によってキャリア32が連れ回りすることはない。
以上のとおりであり、図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ2では、入力部材6に断続的な内歯歯車24が形成され、入力部材6が回転したときは、遊星歯車30を支持するキャリア32と入力部材6とが一体化して回転伝達が行われると共に、出力部材8が回転したときは、遊星歯車30が内歯歯車24から離間して回転伝達が遮断される。したがって、図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ2では、一方向クラッチ及び作動子が不要であることから、軸方向寸法のコンパクト化が可能である。
なお、図示の実施形態では、係合手段としての係合片38がキャリア32に形成され、被係合手段としての円弧状開口22が入力部材6に形成されている例を説明したが、本発明のフリータイプ双方向クラッチにおいては、係合手段が入力部材6に形成され、被係合手段がキャリア32に形成されていてもよい。また、被係合手段は、円弧状開口でなくてもよく、円形凹所から構成されていてもよい。さらに、係合片38及び円弧状開口22のそれぞれは複数設けられていなくてもよく、それぞれ1個であってもよい。
また、図示の実施形態では、キャリア32のプレート34に支持軸36と係合片38とが設けられている例を説明したが、キャリア32の支持軸36が係合片を兼ねるようにしてもよい。
続いて、本願の第二発明にかかるフリータイプ双方向クラッチについて図6及び図7を参照して説明する。本願の第二発明にかかるフリータイプ双方向クラッチでは、複数の外歯が周方向において断続的に設けられた太陽歯車が入力部材に、内歯歯車が出力部材に夫々固着される。以下の説明においては、上述した本願の第一発明にかかるフリータイプ双方向クラッチとの差異点についてのみ説明をし、本願の第一発明にかかるフリータイプ双方向クラッチと同一の構成については番号に100を加算して示しその説明を省略する。
入力部材106は、軸方向に延びる断面円形の入力軸部120と、入力軸部120の先端においてこれと同軸上に固着された円柱形状の主部118とを備えている。そして、主部118の外周面には複数の外歯が周方向に断続的に設けられた太陽歯車124が形成されている。図示の実施形態においては、主部118の外周面における外歯存在領域124aは周方向に等角度間隔をおいて3つ設けられ、夫々の外歯存在領域124aの角度範囲は同一である。更に、主部118の外周面における外歯存在領域124aの各々の角度範囲と、周方向において隣接する2つの外歯存在領域124aの間に位置する外歯非存在領域124bの各々の角度範囲も同一である。入力部材106にはキャリア132の係合手段と係合する被係合手段が形成されている。図示の実施形態においては、被係合手段は、入力軸部120と主部118との接続部において、入力軸部120の外周面及び主部118の軸方向端面に共通して固着された突起122である。突起122は等角度間隔をおいて3つ配置されており、いずれの突起122も周方向に見て外歯存在領域124aと整合(更に詳しくは、両者の周方向中心位置とも整合)している。そして、突起122は何れも径方向外方に突出している。
出力部材108は、軸方向に延びる出力軸部128と、出力軸部128の先端に固着された内歯歯車126とを有する。
キャリア132には、入力部材106の被係合手段と解除自在に係合する係合手段が形成されている。図示の実施形態においては、係合手段は、プレート134の中心部に形成された円形の通過開口139の内周縁に固着された突起138である。突起138は周方向に3つ等角度間隔をおいて配置されており、いずれの突起138も径方向内方に突出している。
本願の第二発明にかかるフリータイプ双方向クラッチ102の作動と、上述した本願の第一発明にかかるフリータイプ双方向クラッチ2とは、本願の第一発明にかかるフリータイプ双方向クラッチ2における太陽歯車と内歯歯車との関係が入れ替わっただけで、基本的な作動は同一である。そのため、本願の第二発明にかかるフリータイプ双方向クラッチ102の作動についての詳細な説明は省略する。なお、本願の第二発明にかかるフリータイプ双方向クラッチ102にあっては、係合手段としての突起122と被係合手段としての突起138とが周方向に係合する。
以上のとおりであり、図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ102では、複数の外歯が周方向に断続的に設けられた太陽歯車124が入力部材106に形成され、入力部材106が回転したときは、遊星歯車130を支持するキャリア132と入力部材106とが一体化して回転伝達が行われると共に、出力部材108が回転したときは、遊星歯車130が太陽歯車124から離間して回転伝達が遮断される。したがって、図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ102であっても、一方向クラッチ及び作動子が不要であることから、軸方向寸法のコンパクト化が可能である。
なお、図示の実施形態では、被係合手段としての突起122及び係合手段としての突起138は何れも周方向に等角度間隔をおいて3つ形成されていたが、これらは1つずつ形成されていてもよい。さらに、本願の第二発明にかかるフリータイプ双方向クラッチでは、被係合手段及び係合手段は、径方向において相互に反対側に突出する突起から構成されていたが、これに替えて、本願の第一の発明にかかるフリータイプ双方向クラッチのように、被係合手段は円弧状開口から構成され、係合手段は円弧状開口に周方向に摺動自在に挿入される係合片から構成されるようにしてもよい。
2:フリータイプ双方向クラッチ
4:ハウジング
6:入力部材
8:出力部材
16:主部
18:突出片
22:円弧状開口(被係合手段)
24:内歯歯車
26:太陽歯車
30:遊星歯車
32:キャリア
34:プレート
36:支持軸
38:係合片(係合手段)
102:フリータイプ双方向クラッチ
104:ハウジング
106:入力部材
108:出力部材
122:突起(被係合手段)
124:太陽歯車
126:内歯歯車
130:遊星歯車
132:キャリア
138:突起(係合手段)
O:中心軸

Claims (7)

  1. 回転不能のハウジング、前記ハウジング内で共通の中心軸の回りに回転可能な入力部材及び出力部材を備え、前記入力部材からの正・逆方向の回転は前記出力部材に伝達されると共に、前記出力部材から前記入力部材への回転の伝達は、前記出力部材が空転して遮断されるフリータイプ双方向クラッチであって、
    前記入力部材は周方向において断続的に設けられた内歯歯車を有し、前記出力部材は太陽歯車を有しており、
    前記ハウジングの内部には、前記太陽歯車及び前記内歯歯車と噛み合う遊星歯車と、前記遊星歯車を回転可能に支持し且つ前記共通の中心軸の回りに回転可能なキャリアとが配置されており、
    前記入力部材と前記キャリアとの一方には係合手段が形成され、前記入力部材と前記キャリアとの他方には前記係合手段と解除自在に係合する被係合手段が形成されており、
    前記入力部材が回転したときは、前記内歯歯車が前記遊星歯車と噛み合い、前記キャリアが前記入力部材に対し相対的に回転して前記係合手段が前記被係合手段に係合することによって、前記入力部材、前記キャリア及び前記太陽歯車が一体的に回転して前記入力部材の回転が前記出力部材に伝達され、
    前記出力部材が回転したときは、前記遊星歯車が前記内歯歯車から離間して前記遊星歯車と前記内歯歯車との噛み合いが解除されることによって、前記太陽歯車及び前記遊星歯車が空転して前記出力部材からの前記入力部材への回転の伝達が遮断されるフリータイプ双方向クラッチ。
  2. 前記入力部材は、円形状の主部と前記主部の周縁から軸方向に突出する複数の円弧状の突出片とを有し、前記内歯歯車が前記突出片の内周面に形成されている、請求項1に記載のフリータイプ双方向クラッチ。
  3. 前記被係合手段は円弧状開口から構成され、前記係合手段は前記円弧状開口に周方向に摺動自在に挿入された係合片から構成されている、請求項1又は2に記載のフリータイプ双方向クラッチ。
  4. 前記キャリアは円形状のプレートを有し、前記プレートの前記入力部材側の面には、前記遊星歯車を回転可能に支持する支持軸と前記係合片とが軸方向に突出して設けられている、請求項3に記載のフリータイプ双方向クラッチ。
  5. 回転不能のハウジング、前記ハウジング内で共通の中心軸の回りに回転可能な入力部材及び出力部材を備え、前記入力部材からの正・逆方向の回転は前記出力部材に伝達されると共に、前記出力部材から前記入力部材への回転の伝達は、前記出力部材が空転して遮断されるフリータイプ双方向クラッチであって、
    前記入力部材は、複数の外歯が周方向において断続的に設けられた太陽歯車を有し、前記出力部材は内歯歯車を有しており、
    前記ハウジングの内部には、前記太陽歯車及び前記内歯歯車と噛み合う遊星歯車と、前記遊星歯車を回転可能に支持し且つ前記共通の中心軸の回りに回転可能なキャリアとが配置されており、
    前記入力部材と前記キャリアとの一方には係合手段が形成され、前記入力部材と前記キャリアとの他方には前記係合手段と解除自在に係合する被係合手段が形成されており、
    前記入力部材が回転したときは、前記太陽歯車が前記遊星歯車と噛み合い、前記キャリアが前記入力部材に対し相対的に回転して前記係合手段が前記被係合手段に係合することによって、前記入力部材、前記キャリア及び前記内歯歯車が一体的に回転して前記入力部材の回転が前記出力部材に伝達され、
    前記出力部材が回転したときは、前記遊星歯車が前記太陽歯車から離間して前記遊星歯車と前記太陽歯車との噛み合いが解除されることによって、前記内歯歯車及び前記遊星歯車が空転して前記出力部材からの前記入力部材への回転の伝達が遮断されるフリータイプ双方向クラッチ。
  6. 前記被係合手段及び前記係合手段は、径方向において相互に反対側に突出する突起から構成されている、請求項5に記載のフリータイプ双方向クラッチ。
  7. 前記ハウジングの内部には、前記キャリアに抵抗トルクを付与する抵抗トルク付与手段が配置されている、請求項1乃至6のいずれかに記載のフリータイプ双方向クラッチ。
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