JP2020056480A - フリータイプ双方向クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】応答性に優れたフリータイプ双方向クラッチを提供する。【解決手段】回転不能のハウジング4内には、共通の中心軸Oの回りに回転可能な入力軸6及び出力軸8が設置されている。入力軸6には、一対の円弧状周縁32a及び32bを有する貫通開口が形成された回転体28が固着され、出力軸8には太陽歯車34が固着されている。貫通開口には遊星歯車体38が配置され、遊星歯車体38は、遊星歯車36と、一方向クラッチ46a及び46bを介して回転軸44に嵌め合わされ、軸方向に並置された一対の円筒状の作動子50a及び50bとを有する。入力軸6が回転したときは、一方の円弧状周縁32a又は32bが作動子50a又は50bの外周面に当接することにより、遊星歯車36の空転が阻止されて出力軸8へ回転が伝達されるが、出力軸8が回転したときは遊星歯車36の自転が許容されて入力軸6への回転の伝達が遮断される。【選択図】図1

Description

本発明は、入力軸と出力軸との間の回転伝達状態を変更するクラッチ装置、特に、入力軸からの正・逆回転の回転を出力軸に伝達し、出力軸からの回転の伝達は、出力軸を空転させて遮断するフリータイプ双方向クラッチに関するものである。
モーターなどの駆動源から機械装置あるいは作業機器等を駆動する動力伝達系では、駆動する機器の特性に対応するよう各種の伝達装置が使用される。このような伝達装置の中でフリータイプ双方向クラッチと呼ばれるものは、入力軸(駆動側)から出力軸(従動側)への動力伝達では、入力軸の正方向及び逆方向の回転をともに出力軸に伝達し、反対向きの、出力軸から入力軸への伝達は、出力軸を空転させて遮断する機能を備えている。
フリータイプ双方向クラッチは、一例として、巻き上げ式の電動カーテン等を手動でも操作できるようにした開閉駆動装置に適用することができる。この場合、フリータイプ双方向クラッチは、駆動モーターとカーテンの巻き上げ機構との間に介在され、入力軸に駆動モーターが連結され、出力軸に巻き上げ機構が連結される。駆動モーターを正・逆回転させるとカーテンの昇降が可能であるとともに、駆動モーターの停止位置においては、手動による巻き上げ機構の操作が可能であって、このときには、出力軸が空転するので駆動モーターに悪影響を及ぼすことがない。こうした機能は、駆動モーターと巻き上げ機構との間に電磁クラッチを設置し、これを断・接しても達成できるが、電磁クラッチを作動させるには電力を必要とし、電力制御のための複雑な制御装置等も必要となる。
フリータイプ双方向クラッチとして、特許文献1に記載されたフリータイプ双方向クラッチが知られている。この双方向クラッチは、遊星歯車機構における遊星歯車体の空転を利用して、太陽歯車に連結された出力軸からの回転を遮断するものである。入力軸が回転したときは、入力軸のカム体の直線部と遊星歯車体の突出部の直線部とが当接し、両方の直線部が重なり合って遊星歯車体の自転を阻止し、出力軸が入力軸と同一回転数で同一方向に回転する。
また、本出願人は、特許文献2に記載されたフリータイプ双方向クラッチを提案している。この双方向クラッチは、遊星歯車体に一方向クラッチを取り付け、入力軸が停止した位置を保持したまま、出力軸を双方向に空転させることができるようにして、特許文献1のフリータイプ双方向クラッチの問題点を解消したものであり、特許文献2に記載のフリータイプ双方向クラッチについて、図11により説明する。
このフリータイプ双方向クラッチ100は、回転不能のハウジング102、ハウジング102内で共通の中心軸Oの回りに回転可能な入力軸104及び出力軸106を備える。ハウジング102の内部には、入力軸104に固着されたカム体108と、出力軸106に固着された太陽歯車110と、太陽歯車110と噛み合う遊星歯車112a及び112bを有する一対の遊星歯車体114a及び114bと、遊星歯車体114a及び114bを回転可能に軸支し共通の中心軸Oの回りに回転可能なキャリア116とが配置されている。一対の遊星歯車体114a及び114bは、一方向クラッチ118a及び118bを介して遊星歯車112a及び112bの回転軸120a及び120bに嵌め合わされた作動子122a及び122bを有するとともに、一対の遊星歯車体114a及び114bのそれぞれの一方向クラッチ118a及び118bは、異なる回転方向の空転を許容するよう設定されている。また、一対の遊星歯車体114a及び114bのそれぞれは、カム体108の一方側及び他方側に配置され、かつ、作動子122a及び122b及びカム体108の断面には、それぞれ直線部が形成されている。
そして、特許文献2に記載の双方向クラッチ100によれば、入力軸104が回転したときは、一対の遊星歯車体114a及び114bのうち、回転方向で近距離にある遊星歯車体114a又は114bにおける作動子122a又は122bの外周面が、入力軸104のカム体108の外周面と直線部が重なる状態で当接する。この状態となると、入力軸104のカム体108は、当接した遊星歯車体114a又は114bの遊星歯車112a又は112bを介してキャリア116を同一方向に回転させ、作動子122a又は122bが当接していない他方の遊星歯車体114a又は114bを同様にその回転方向に移動させる。ここで、遊星歯車体114a及び114bの遊星歯車112a及び112bは出力軸106の太陽歯車110と噛み合っているが、一方向クラッチ118a及び118bによりその回転(自転)が拘束されているため、太陽歯車110が遊星歯車112a及び112bの移動(公転)に連れ回ることとなり、出力軸106は、入力軸104と一体化されて同一方向に回転する。また、一対の遊星歯車体114a及び114bは対称的に配置されているので、入力軸104から出力軸106への回転伝達は入力軸104の回転方向を問わず行われる。
これに対し、出力軸106が回転すると、太陽歯車110と噛み合う遊星歯車112a及び112bはキャリア116の支持軸の周りに自転しようとする。しかし、入力軸104が停止した位置においては、一方の遊星歯車体114a又は114bの作動子122a又は122bの直線部とカム体108の直線部とが重なっており、その作動子122a又は122bは自転することができない。
この状態において、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前に回転していたのと同一方向であれば、遊星歯車112a又は112bは、一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと一体化され、キャリア116を伴いながら出力軸106(太陽歯車110)の回転方向にわずかに移動する。これにより、作動子122a又は122bが遊星歯車112a又は112bとともに移動してカム体108から離れ、図11の断面A−Aの状態に至るため、出力軸106は空転する。
一方、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前の回転方向と逆であれば、遊星歯車112a又は112bは一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと切り離される。そのため、作動子122a又は122bの直線部とカム体108の直線部とが重なっていても、遊星歯車112a又は112bは自転が可能であって、入力軸104に回転を伝達することなく、出力軸106は空転する。
特許第5926843号公報 特許第6027702号公報
特許文献2に記載のフリータイプ双方向クラッチ100では、出力軸106を空転(回転方向は入力軸104が停止する以前に回転していたのと同一方向)させるときは、正多角形断面の作動子122a又は122bをカム体108から離隔して作動子122a又は122bの自転を許容する。これを達成するには、作動子122a及び122bは、その正多角形断面の外接円がカム体108と干渉しない位置に配置されなければならない。
一方、入力軸104から出力軸106への回転伝達時には、作動子122a又は122bの正多角形断面の直線部とカム体108の直線部とを重ね合わせなければならず、入力軸104のカム体108と遊星歯車体114a又は114bの作動子122a又は122bとが離間している場合には、入力軸104の回転が開始しても、カム体108の直線部と作動子122a又は122の直線部とが重なる状態で当接するまでは、入力軸104から出力軸106に回転が伝達されない。入力軸104の回転の開始から出力軸106に回転が伝達されるまでに若干の時間差が生じることとなり、特許文献2に記載のフリータイプ双方向クラッチ100には、入力軸104から出力軸106への回転伝達の応答性の面で改善の余地がある。
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、入力軸から出力軸への回転伝達の応答性に優れたフリータイプ双方向クラッチを提供することである。
上記課題を解決するために本発明が提供するのは以下のフリータイプ双方向クラッチである。すなわち、「回転不能のハウジング、前記ハウジング内で共通の中心軸の回りに回転可能な入力軸及び出力軸を備え、前記入力軸からの正・逆方向の回転は前記出力軸に伝達されるとともに、前記出力軸から前記入力軸への回転の伝達は、前記出力軸が空転して遮断されるフリータイプ双方向クラッチであって、前記ハウジングの内部には、前記入力軸に固着された回転体と、前記出力軸に固着された太陽歯車と、前記太陽歯車と噛み合う遊星歯車を有する遊星歯車体と、前記遊星歯車体を回転可能に軸支し前記共通の中心軸の回りに回転可能なキャリアとが配置され、前記遊星歯車体は、一対の一方向クラッチを介して前記遊星歯車の回転軸に嵌め合わされ、軸方向に並置された一対の円筒状の作動子を有するとともに、前記一対の一方向クラッチのそれぞれは、異なる回転方向の空転を許容するよう設定され、前記回転体には貫通開口が形成され、前記貫通開口は、前記回転体の径方向中心を通る直線を対称軸として線対称に形成された一対の円弧状周縁を有し、前記一対の円弧状周縁の一方は前記一対の作動子の一方の軸方向位置に配置され、前記一対の円弧状周縁の他方は前記一対の作動子の他方の軸方向位置に配置されており、前記入力軸が回転したときは、その回転方向に応じて、前記一対の円弧状周縁の一方又は他方が前記作動子の外周面に当接することにより、前記遊星歯車の空転が阻止されて前記太陽歯車が前記回転体及び前記キャリアと一体的に回転するとともに、前記出力軸が回転したときは、前記遊星歯車の自転が許容されて、前記入力軸への回転の伝達が遮断されることを特徴とするフリータイプ双方向クラッチ」である。
前記入力軸が回転したときに前記円弧状周縁と前記作動子の外周面とが当接した当接点から前記共通の中心軸までを結ぶ線分と、前記当接点から前記作動子の径方向中心までを結ぶ線分とのなす角度は15度±3度であり、前記円弧状周縁の半径と前記作動子の直径とが同一であるのが好ましい。前記キャリアには、前記太陽歯車と噛み合うアイドル歯車が軸支されているのが好適である。
本発明が提供するフリータイプ双方向クラッチによれば、入力軸が回転すると回転体も同一方向に回転して、一対の円弧状周縁の一方又は他方が作動子の外周面に当接し、円弧状周縁に当接した作動子を介して、遊星歯車及びキャリアを同一方向に回転させる。ここで、遊星歯車体の遊星歯車は出力軸の太陽歯車と噛み合っているが、円弧状周縁に当接した作動子に装着されている一方向クラッチによりその回転(自転)が拘束されているため、太陽歯車が遊星歯車の移動(公転)に連れ回ることとなり、出力軸は、入力軸と一体化されて同一方向に回転する。
本発明のフリータイプ双方向クラッチでは、円弧状周縁は互いに線対称に形成されているので、入力軸から出力軸への回転伝達は入力軸の回転方向を問わず行われる。
そして、一方の作動子の外周面が回転体の円弧状周縁と当接した状態で、入力軸が停止し出力軸が回転する場合、出力軸の回転方向が、入力軸が停止する以前に回転していたのと同一方向であれば、円弧状周縁に当接していた作動子と遊星歯車とが一方向クラッチにより一体化されて、遊星歯車体が太陽歯車の回転方向にわずかに移動(公転)する。これによって、円弧状周縁に当接していた作動子の外周面が円弧状周縁から離間するので、遊星歯車の自転が許容されて、出力軸から入力軸への回転の伝達が遮断される。
出力軸の回転方向が、入力軸が停止する以前の回転方向と逆であれば、円弧状周縁に当接していた作動子は一方向クラッチにより遊星歯車と切り離される。そのため、作動子と円弧状周縁とが当接していても、遊星歯車は自転が可能であって、入力軸に回転を伝達することなく、出力軸は空転する。
このように、本発明のフリータイプ双方向クラッチでは、入力軸が停止する以前に回転していたのと同一方向に出力軸が回転したときは、円弧状周縁に当接していた作動子の外周面が円弧状周縁から離れて、遊星歯車の自転を許容する。本発明においては、作動子の断面が円形でありその外周面が回転体の円弧状周縁に当接するので、当接する位置から作動子がわずかに移動すると遊星歯車の自転が可能となる。つまり、直線部を重ね合わせて当接する特許文献2のフリータイプ双方向クラッチと比較すると、作動子を回転体の円弧状周縁に近接して配置することが可能であって、入力軸から出力軸への回転伝達が迅速に行われることとなり、本発明のフリータイプ双方向クラッチは、入力軸から出力軸への回転伝達の応答性に優れたものとなっている。また、本発明のフリータイプ双方向クラッチにおいては、一方向クラッチ及び作動子を有する単一の遊星歯車体が配置されているだけなので、複数の遊星歯車体が配置されている場合と比べ、簡単でコンパクトな構造となっている。
本発明のフリータイプ双方向クラッチでは、入力軸から出力軸への回転伝達時には作動子の外周面を回転体の円弧状周縁に当接させ、当接点に働く摩擦力により作動子の自転を拘束する。摩擦力を増大させるには当接点の法線方向の分力を増加させる必要があるが、摩擦力が過大になると、出力軸を空転させるときに作動子の外周面を円弧状周縁から離間させるのが困難となる。このような点を考慮すると、当接点から入力軸及び出力軸の共通の中心軸までを結ぶ線分と、当接点から作動子の径方向中心までを結ぶ線分とのなす角度が15±3度であり、円弧状周縁の半径と作動子の直径とが同一であるように設定するのが好ましい。
キャリアに太陽歯車と噛み合うアイドル歯車が軸支されているときは、入力軸及び出力軸の周りに構成部品の重量が均等に配分されるため、回転バランスが良好となり、作動中における入力軸や出力軸の傾きや振動等が防止される。また、アイドル歯車によって、出力軸の太陽歯車とキャリアとの相対的な位置関係がより正確に保持される。
本発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチの断面図。 図1に示すハウジングの正面図及び断面図。 図1に示す入力軸の正面図及び断面図。 図1に示す遊星歯車体の構成図。 図1に示すキャリア及びキャリア補助部材の正面図及び断面図。 図1に示すアイドル歯車の正面図及び断面図。 図1に示すフリータイプ双方向クラッチの入力軸回転時の作動を示す断面図。 図1に示すフリータイプ双方向クラッチの出力軸回転時の作動を示す断面図。 図8に示す出力軸の回転方向の逆方向に出力軸が回転するときの作動を示す断面図。 貫通開口の円弧状周縁と作動子の外周面とが当接した際の当接角度を示す模式図。 従来のフリータイプ双方向クラッチの断面図。
以下、本発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチの好適実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すとおり、全体を符号2で示すフリータイプ双方向クラッチは、回転不能のハウジング4、ハウジング4内で共通の中心軸Oの回りに回転可能な入力軸6及び出力軸8を備える。
図2を参照してハウジング4について説明する。ハウジング4は、回転不能に固定されるハウジング本体10と、ハウジング本体10の開放端に装着されるシールド体12とを備える。ハウジング本体10は、矩形状の端面壁14と、この端面壁14の周縁から軸方向片側に延出する側壁16とを有する。端面壁14の中心部分には、出力軸8が通過する円形の通過開口18が形成されている。側壁16の内周面は円筒状に形成されており、ハウジング本体10においては、端面壁14の内面と側壁16の内面とで円形断面の内部空間20が規定されている。また、側壁16の延出端の四隅には、シールド体12をハウジング本体10に固定するためのねじ(図示していない。)が締結される雌ねじ22が形成されている。
図2に示すとおり、矩形板状のシールド体12の中心部分には、入力軸6が通過する円形の通過開口24が形成されている。また、シールド体12の四隅には、シールド体12をハウジング本体10に固定するための上記ねじを通すための穴26が形成されている。
図1及び図3を参照して入力軸6について説明する。入力軸6の一端部には円柱状の回転体28が固着されている。この回転体28には貫通開口30が形成され、この貫通開口30は、回転体28の径方向中心を通る直線Lを対称軸として線対称に形成された一対の円弧状周縁32a及び32bを有する。図3を参照することによって理解されるとおり、一方の円弧状周縁32aは貫通開口30の軸方向一端側部分30a(入力軸6に近い方の部分)に形成され、他方の円弧状周縁32bは貫通開口30の軸方向他端側部分30bに形成されている。
なお、貫通開口30の軸方向一端側部分30a及び軸方向他端側部分30bの形状については、図示の実施形態では全体として扇形状であるが、後述する一対の作動子50a又は50bのいずれか一方が円弧状周縁32a又は32bのいずれか一方に当接した際に、一対の作動子50a又は50bのいずれか他方が貫通開口30の一端側部分30a及び他端側部分30bの周縁に当接しないような形状であれば全体として扇形状でなくてもよい。そして、モータ等の駆動源(図示していない。)に連結される入力軸6の他端部は、図1に示すとおり、シールド体12の通過開口24を通過してハウジング4の外部に突出している。
図1に示すとおり。出力軸8の一端部の外周面には太陽歯車34が固着されている。また、被駆動機器(図示していない。)に連結される出力軸8の他端部は、ハウジング本体10の通過開口18を通過してハウジング4の外部に突出している。
図1に示すとおり、ハウジング4の内部には、回転体28及び太陽歯車34のほか、太陽歯車34と噛み合う遊星歯車36を有する遊星歯車体38と、遊星歯車体38を回転可能に軸支し共通の中心軸Oの回りに回転可能なキャリア40とが配置されている。
図1及び図4を参照して遊星歯車体38について説明する。図4に示すとおり、円盤状の遊星歯車36の片面の中心部分には円形凹所42が形成され、遊星歯車36の他面の中心部分には円柱状の回転軸44が固着されている。回転軸44には、一対の一方向クラッチ46a及び46bを介して、端面に円形の通過開口48a及び48bが形成された有底円筒状の作動子50a及び50bが嵌め合わされ、軸方向に並置されている。一方の作動子50aは、貫通開口30の第一の部分30a(入力軸6側)に配置され、他方の作動子50bは、貫通開口30の第二の部分30b(出力軸8側)に配置されている。換言すると、一方の円弧状周縁32aが一方の作動子50aの軸方向位置に配置され、他方の円弧状周縁32bが他方の作動子50bの軸方向位置に配置されている。また、図示の実施形態では、円弧状周縁32a及び32bの半径と作動子50a及び50bの直径とが同一である。なお、図4に示す遊星歯車体38は、便宜上、図1に示す遊星歯車体38よりも拡大している。
図4を参照して説明を続けると、一方向クラッチ46a及び46bは、作動子50a及び50bの内周面に固定された円筒状の主部52a及び52bと、主部52a及び52bの内周面に周方向に間隔をおいて形成された複数の楔型凹所54a及び54bに配置された複数の円柱状のローラー56a及び56bとを有する。図4の断面A−Aに示すとおり、各楔型凹所54aの径方向寸法は、紙面上方から見て時計方向に向かって次第に狭くなっており、各楔型凹所54aには時計方向に向かってローラー56aを押し付けるばね(図示していない。)が配置されている。また、図4の断面B−Bに示すとおり、各楔型凹所54bの径方向寸法は、紙面上方から見て反時計方向に向かって次第に狭くなっており、各楔型凹所54bには反時計方向に向かってローラー56bを押し付けるばね(図示していない。)が配置されている。
遊星歯車体38においては、図1の右側上段の断面図の右方から見て、遊星歯車36が一対の作動子50a及び50bに対して時計方向に回転する場合(あるいは作動子50a及び50bが遊星歯車36に対して反時計方向に回転する場合)には、回転軸44と楔型凹所54aとの間にローラー56aが噛み込まれるため、遊星歯車36と作動子50aとの相対的な空転が一方向クラッチ46aによって阻止され、遊星歯車36と作動子50aとが一方向クラッチ46aを介して一体的に回転する一方、回転軸44と楔形凹所54bとの間にはローラー56bが噛み込まれず、遊星歯車36と作動子50bとの相対的な空転が許容される。
また、遊星歯車体38においては、図1の右側上段の断面図の右方から見て、遊星歯車36が一対の作動子50a及び50bに対して反時計方向に回転する場合(あるいは作動子50a及び50bが遊星歯車36に対して時計方向に回転する場合)には、回転軸44と楔型凹所54bとの間にローラー56bが噛み込まれるため、遊星歯車36と作動子50bとの相対的な空転が一方向クラッチ46bによって阻止され、遊星歯車36と作動子50bとが一方向クラッチ46bを介して一体的に回転する一方、回転軸44と楔形凹所54aとの間にはローラー56aが噛み込まれず、遊星歯車36と作動子50aとの相対的な空転が許容される。このように、一方向クラッチ46a及び46bにおいては、それぞれ異なる回転方向の空転を許容するよう設定されている。
図5を参照してキャリア40について説明する。キャリア40は、有底円筒状のキャリア本体58と、キャリア本体58の開放端に装着される補助プレート60とを備える。キャリア本体58は、円形端面壁62と、この端面壁62の周縁から軸方向片側に延出する円筒状の側壁64とを有する。端面壁62の中心部分には、出力軸8が通過する円形の通過開口66が形成されている。端面壁62の内面には、通過開口66を中心とする円周上に周方向に等間隔をおいて3個の円形突起68が設けられている。また、側壁64の延出端には、周方向に間隔をおいて3個の切り欠き70が形成されている。
図5に示すとおり、円形板状の補助プレート60の中心部分には入力軸6が通過する円形の通過開口72が形成され、通過開口72を中心とする円周上には周方向に等間隔をおいて3個の円形の支持孔74が設けられている。また、補助プレート60の外周縁には、周方向に間隔をおいて径方向外方に突出する弧状突出片76が形成されている。そして、補助プレート60においては、各突出片76がキャリア本体58の各切り欠き70に位置づけられてキャリア本体58に連結される。そうすると、キャリア本体58の各円形突起68と補助プレート60の各支持孔74とが軸方向において互いに対面することになる。
図1に示すとおり、フリータイプ双方向クラッチ2が組み立てられた際には、キャリア本体58の円形突起68に遊星歯車36の円形凹所42が回転自在に支持されると共に、補助プレート60の支持孔74に遊星歯車36の回転軸44が回転自在に支持される。
図示の実施形態では図1に示すとおり、ハウジング4の内部には、太陽歯車34と噛み合う一対のアイドル歯車78が設けられている。図6に示すとおり、アイドル歯車78の中心部分には円形開口80が形成されている。そして、フリータイプ双方向クラッチ2が組み立てられた際には、アイドル歯車78の円形開口80がキャリア本体58の円形突起68に回転自在に支持される。
次に、上述したとおりのフリータイプ双方向クラッチ2の作動について図7ないし図10を参照して説明する。
まず、図7を参照して入力軸6から出力軸8への回転伝達について説明する。図7の右側上段の断面図の右方から見て反時計方向に入力軸6が中心軸Oの回りに回転すると、入力軸6に固着された回転体28も反時計方向に回転する。そうすると、図7の断面A−Aに示すとおり、貫通開口30の一方の円弧状周縁32aが作動子50aの外周面に当接する。この状態となると、一方の円弧状周縁32aと作動子50aの外周面との当接点に働く摩擦力によって作動子50aが自転できなくなり、作動子50aは、一方向クラッチ46a及び遊星歯車36を介して、回転体28と共にキャリア40を反時計方向に回転させる。
したがって、入力軸6が中心軸Oの回りに反時計方向に回転すると、回転体28、遊星歯車体38、キャリア40及び太陽歯車34を介して出力軸8が中心軸Oの回りに時計方向に回転して、出力軸8に連結された被駆動機器に回転が伝達される。フリータイプ双方向クラッチ2では、円弧状周縁32a及び32bは互いに線対称に形成されているので、入力軸6が中心軸Oの回りに時計方向に回転すると、円弧状周縁32bと作動子50bとが当接し、上述したとおりの回転伝達と同様な回転伝達が行われ、出力軸8が中心軸Oの回りに時計方向に回転する。
次に、図8及び図9を参照して出力軸8が回転した場合の入力軸6への回転伝達の遮断について説明する。
図8に示すとおり、入力軸6の反時計方向の回転が停止して、作動子50aの外周面が円弧状周縁32aに当接した状態(図8の断面A−A参照。)で、図8の右側上段の断面図の右方から見て反時計方向に出力軸8が回転した場合には、太陽歯車34から遊星歯車36に時計方向の自転の回転トルクが付与される。このとき、遊星歯車36は、一方向クラッチ46aにより作動子50aに対する空転が阻止されて作動子50aと一体的に回転することになるが、太陽歯車34の反時計方向の回転によって遊星歯車体38全体がキャリア40と共に反時計方向にわずかに移動して、作動子50aの外周面が円弧状周縁32aから離間する。また、遊星歯車36は、時計方向の自転の回転トルクが付与されたときには、一方向クラッチ46bにより作動子50bに対する空転が許容される。したがって、出力軸8が中心軸Oの回りに時計方向に回転したときは、遊星歯車36の自転が許容されて出力軸8が空転し、出力軸8から入力軸6への回転の伝達が遮断される。
図9に示すとおり、入力軸6の反時計方向の回転が停止して、作動子50aの外周面が円弧状周縁32aに当接した状態(図9の断面A−A参照。)で、図9の右側上段の断面図の右方から見て時計方向に出力軸8が回転した場合には、太陽歯車34から遊星歯車36に反時計方向の自転の回転トルクが付与される。このときは、一方向クラッチ46aにより作動子50aに対する遊星歯車36の時計方向の空転が許容されるので、作動子50aの外周面が円弧状周縁32aに当接していても(図9の断面A−A参照。)、遊星歯車36の自転が可能である。また、この状態において作動子50bは円弧状周縁32bに当接していないため、一方向クラッチ46bにより作動子50bに対する遊星歯車36の時計方向の空転が阻止されていても、遊星歯車体38全体としての自転が可能である。したがって、出力軸8が中心軸Oの回りに反時計方向に回転したときも、遊星歯車36の自転が許容されて出力軸8が空転し、出力軸8から入力軸6への回転の伝達が遮断される。
このように、フリータイプ双方向クラッチ2では、入力軸6が停止する以前に回転していたのと同一方向に出力軸8が回転したときは、円弧状周縁32a又は32bに当接していた作動子50a又は50bの外周面が円弧状周縁32a又は32bから離れて、遊星歯車36の自転を許容する。フリータイプ双方向クラッチ2においては、作動子50a又は50bの断面が円形でありその外周面が回転体28の円弧状周縁32a又は32bに当接するので、当接する位置から作動子50a又は50bがわずかに移動すると遊星歯車36の自転が可能となる。つまり、直線部を重ね合わせて当接する特許文献2のフリータイプ双方向クラッチと比較すると、作動子50a又は50bを回転体28の円弧状周縁32a又は32bに近接して配置することが可能であって、入力軸6から出力軸8への回転伝達が迅速に行われることとなり、フリータイプ双方向クラッチ2は、入力軸6から出力軸8への回転伝達の応答性に優れたものとなっている。
フリータイプ双方向クラッチ2では、出力軸8がどちらの方向に回転した場合でも、入力軸6の回転が停止した状態の停止位置を保持したまま、遊星歯車36を自転させて、入力軸6への回転伝達を遮断することができる。また、フリータイプ双方向クラッチ2では、回転体28の円弧状周縁32a及び32bが線対称に配置されているので、入力軸6の反時計方向の回転が停止したときも、同様な作動で出力軸8から入力軸6への回転伝達を遮断できるのは明らかである。
ところで、本発明のフリータイプ双方向クラッチ2では、図10に示すように、入力軸6から出力軸8への回転伝達時には作動子50aの外周面を回転体28の円弧状周縁32aに当接させ、当接点Pに働く摩擦力により作動子50aの自転を拘束する。摩擦力を増大させるには当接点Pの法線方向の分力を増加させる必要があるが、摩擦力が過大になると、出力軸8を空転させるときに作動子50aの外周面を円弧状周縁32aから離間させるのが困難となる。このような点を考慮すると、当接点Pから入力軸6及び出力軸8の共通の中心軸Oまでを結ぶ線分L1と、当接点Pから作動子50aの径方向中心Cまでを結ぶ線分L2とのなす角度θが15±3度であり、円弧状周縁32aの半径と作動子50aの直径とが同一であるように設定するのが好ましい。なお、作動子50bと円弧状周縁32bとの関係についても同様である。
図示の実施形態のように、太陽歯車34と噛み合う一対のアイドル歯車78がキャリア40に軸支され、遊星歯車36と一対のアイドル歯車78とが等間隔に配置されている場合は、入力軸6及び出力軸8の周りに構成部品の重量が均等に配分されるため、回転バランスが良好となり、作動中における入力軸6や出力軸8の傾きや振動等が防止される。また、アイドル歯車78によって、出力軸8の太陽歯車34とキャリア40との相対的な位置関係がより正確に保持される。
2:フリータイプ双方向クラッチ
4:ハウジング
6:入力軸
8:出力軸
28:回転体
30:貫通開口
32a:円弧状周縁
32b:円弧状周縁
34:太陽歯車
36:遊星歯車
38:遊星歯車体
40:キャリア
44:回転軸
46a:一方向クラッチ
46b:一方向クラッチ
50a:作動子
50b:作動子
78:アイドル歯車

Claims (3)

  1. 回転不能のハウジング、前記ハウジング内で共通の中心軸の回りに回転可能な入力軸及び出力軸を備え、前記入力軸からの正・逆方向の回転は前記出力軸に伝達されるとともに、前記出力軸から前記入力軸への回転の伝達は、前記出力軸が空転して遮断されるフリータイプ双方向クラッチであって、
    前記ハウジングの内部には、前記入力軸に固着された回転体と、前記出力軸に固着された太陽歯車と、前記太陽歯車と噛み合う遊星歯車を有する遊星歯車体と、前記遊星歯車体を回転可能に軸支し前記共通の中心軸の回りに回転可能なキャリアとが配置され、
    前記遊星歯車体は、一対の一方向クラッチを介して前記遊星歯車の回転軸に嵌め合わされ、軸方向に並置された一対の円筒状の作動子を有するとともに、前記一対の一方向クラッチのそれぞれは、異なる回転方向の空転を許容するよう設定され、
    前記回転体には貫通開口が形成され、前記貫通開口は、前記回転体の径方向中心を通る直線を対称軸として線対称に形成された一対の円弧状周縁を有し、
    前記一対の円弧状周縁の一方は前記一対の作動子の一方の軸方向位置に配置され、前記一対の円弧状周縁の他方は前記一対の作動子の他方の軸方向位置に配置されており、
    前記入力軸が回転したときは、その回転方向に応じて、前記一対の円弧状周縁の一方又は他方が前記作動子の外周面に当接することにより、前記遊星歯車の空転が阻止されて前記太陽歯車が前記回転体及び前記キャリアと一体的に回転するとともに、前記出力軸が回転したときは、前記遊星歯車の自転が許容されて、前記入力軸への回転の伝達が遮断されることを特徴とするフリータイプ双方向クラッチ。
  2. 前記入力軸が回転したときに前記円弧状周縁と前記作動子の外周面とが当接した当接点から前記共通の中心軸までを結ぶ線分と、前記当接点から前記作動子の径方向中心までを結ぶ線分とのなす角度は15度±3度であり、
    前記円弧状周縁の半径と前記作動子の直径とが同一である、請求項1に記載のフリータイプ双方向クラッチ。
  3. 前記キャリアには、前記太陽歯車と噛み合うアイドル歯車が軸支されている、請求項1又は2に記載のフリータイプ双方向クラッチ。
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