JP6966516B2 - フリータイプ双方向クラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、入力軸から出力軸には正方向および逆方向の双方の回転が伝達される一方、出力軸が回転した際には出力軸が空転して出力軸から入力軸には回転が伝達されないフリータイプ双方向クラッチに関する。
下記特許文献1には、入力軸から出力軸には正方向および逆方向の双方の回転が伝達される一方、出力軸が回転した際には出力軸が空転して出力軸から入力軸には回転が伝達されないフリータイプ双方向クラッチが開示されている。
下記特許文献1に開示されているフリータイプ双方向クラッチについて図12を参照して説明する。図12に示すフリータイプ双方向クラッチ100は、回転不能に固定されるハウジング102と、いずれも共通の中心軸線Oを中心として回転自在にハウジング102に支持された入力軸104および出力軸106とを備える。
ハウジング102の内部には、入力軸104に固着されたカム体108と、出力軸106に固着された太陽歯車110と、太陽歯車110と噛み合う遊星歯車112を有する一対の遊星歯車体114と、遊星歯車体114を回転自在に支持し共通の中心軸線Oを中心として回転可能なキャリア116とが配置されている。
一対の遊星歯車体114のそれぞれは、一方向クラッチ118を介して遊星歯車112の回転軸120に嵌め合わされた作動子122を有する。一対の遊星歯車体114のそれぞれの一方向クラッチ118は、互いに異なる回転方向の空転を許容するようになっている。一対の遊星歯車体114は、カム体108の一方側および他方側に配置されている。作動子122およびカム体108の断面には、それぞれ直線部が形成されている。
そして、入力軸104が回転すると、一対の遊星歯車体114のうち回転方向で近距離にある遊星歯車体114における作動子122の外周面が、入力軸104のカム体108の外周面と直線部が重なる状態で接触する。そうすると、入力軸104のカム体108は、接触した遊星歯車体114の遊星歯車112を介してキャリア116を同一方向に回転させ、作動子122が接触していない他方の遊星歯車体114を同様にその回転方向に移動させる。遊星歯車体114の遊星歯車112は出力軸106の太陽歯車110と噛み合っているが、一方向クラッチ118によりその回転(自転)が拘束されているため、太陽歯車110が遊星歯車112の移動(公転)に連れ回ることとなり、出力軸106は入力軸104と一体化して同一方向に回転する。
他方、出力軸106が回転すると、太陽歯車110と噛み合う遊星歯車112はキャリア116の支持軸を中心として自転しようとする。しかし、入力軸104が停止した位置においては、一方の遊星歯車体114の作動子122の直線部とカム体108の直線部とが重なっており、その作動子122は自転することができない。
この状態において、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前に回転していた方向と同一であれば、遊星歯車112は、一方向クラッチ118により作動子122と一体化され、キャリア116を伴いながら出力軸106の回転方向にわずかに移動する。これにより、作動子122が遊星歯車112とともに移動してカム体108から離れ、図12の断面A−Aの状態に至るため、出力軸106は空転する。
また、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前に回転していた方向と逆であれば、遊星歯車112は一方向クラッチ118により作動子122と切り離され、遊星歯車112と作動子122との相対回転が許容される。そのため、作動子122の直線部とカム体108の直線部とが重なっていても、遊星歯車112は自転が可能であり、出力軸106が空転して出力軸106から入力軸104には回転が伝達されない。
特許第6027702号公報
上記特許文献1に開示されたフリータイプ双方向クラッチ100においては、入力軸104が停止する以前に回転していた方向と同一の方向に出力軸106を空転させるときは、正多角形断面の作動子122をカム体108から離して作動子122の自転を許容する。これを達成するには、作動子122は、その正多角形断面の外接円がカム体108と干渉しない位置に配置されなければならない。
一方、入力軸104から出力軸106への回転伝達時には、作動子122の正多角形断面の直線部とカム体108の直線部とを重ね合わせなければならず、入力軸104のカム体108と遊星歯車体114の作動子122とが離れている場合には、入力軸104の回転が開始しても、カム体108の直線部と作動子122の直線部とが重なる状態で接触するまでは、入力軸104から出力軸106に回転が伝達されない。入力軸104の回転の開始から出力軸106に回転が伝達されるまでに若干の時間差が生じることとなり、上記特許文献1に開示されたフリータイプ双方向クラッチ100においては、入力軸104から出力軸106への回転伝達の応答性の面で改善の余地がある。
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、入力軸から出力軸への回転伝達の応答性に優れたフリータイプ双方向クラッチを提供することである。
本発明は上記課題を解決するために以下のフリータイプ双方向クラッチを提供する。すなわち、回転不能に固定されるハウジングと、いずれも共通の中心軸線を中心として回転自在に前記ハウジングに支持された入力軸および出力軸とを備え、前記入力軸から前記出力軸には正方向および逆方向の双方の回転が伝達される一方、前記出力軸が回転した際には前記出力軸が空転して前記出力軸から前記入力軸には回転が伝達されないフリータイプ双方向クラッチであって、前記ハウジングの内部には、前記入力軸に固着された舌状片と、前記出力軸に固着された出力歯車と、前記出力歯車と噛み合う少なくとも一対の中間歯車と、前記一対の中間歯車の各々と噛み合う少なくとも一対の作動歯車と、前記一対の中間歯車および前記一対の作動歯車を回転自在に支持し前記中心軸線を中心として回転可能なキャリアとが配置され、前記舌状片は前記入力軸の軸方向片側端部から軸方向に突出し、かつ少なくとも一対の円弧状凹面を有しており、前記一対の作動歯車の各々の回転軸には互いに異なる回転方向の空転を許容する円筒状の一方向クラッチが嵌め合わされており、前記一方向クラッチの一方は前記一対の円弧状凹面の一方側に配置され、前記一方向クラッチの他方は前記一対の円弧状凹面の他方側に配置され、前記入力軸が周方向片側に回転すると、前記一対の円弧状凹面の一方が前記一方向クラッチの一方の外周面に接触し、前記一方向クラッチの一方に嵌め合わされている前記一対の作動歯車の一方を介して前記舌状片が前記キャリアを周方向片側に回転させると共に、前記中心軸線を中心として前記一対の中間歯車および前記一対の作動歯車を周方向片側に公転させ、そして前記一方向クラッチの一方には前記一対の円弧状凹面の一方から周方向他側の回転トルクが付与されることにより、前記一対の作動歯車の一方の自転が前記一方向クラッチの一方により阻止されると共に、前記一対の作動歯車の一方と噛み合っている前記一対の中間歯車の一方の自転も阻止され、前記中心軸線を中心とする前記一対の作動歯車の一方の公転に伴い、前記一対の中間歯車の一方と噛み合っている前記出力歯車が周方向片側に回転し、前記出力軸が回転すると、前記一対の作動歯車の双方の自転が許容され前記出力軸が空転して前記出力軸から前記入力軸には回転が伝達されないフリータイプ双方向クラッチを本発明は提供する。
前記入力軸が回転したときに前記円弧状凹面と前記一方向クラッチの外周面とが接触した接触点から前記一方向クラッチの径方向中心までを結ぶ線分と、前記一方向クラッチの径方向中心から前記中心軸線までを結ぶ線分とのなす角度は10度±5度であり、前記一方向クラッチの外径と前記円弧状凹面の半径とが同一であるのが好適である。
本発明のフリータイプ双方向クラッチにおいては、入力軸が周方向片側に回転すると、舌状片の一方の円弧状凹面が一方の一方向クラッチの外周面に接触し、一方の一方向クラッチに嵌め合わされている作動歯車を介して舌状片がキャリアを周方向片側に回転させる。また、一方の一方向クラッチには、一方の円弧状凹面から周方向他側の回転トルクがわずかに付与されることにより、一方の作動歯車の自転が一方の一方向クラッチにより阻止される。これによって、中心軸線を中心とする一方の作動歯車の公転に伴い出力歯車が周方向片側に回転する。このようにして入力軸から出力軸に回転が伝達される。
舌状片の一方の円弧状凹面と一方の一方向クラッチの外周面とが接触した状態で、入力軸の回転が停止し出力軸が周方向片側(入力軸が停止する以前に回転していた方向と同一の方向)に回転すると、双方の中間歯車が周方向他側に回転すると共に双方の作動歯車が周方向片側に回転する。そうすると、一方の円弧状凹面に接触していた一方の一方向クラッチと一方の作動歯車との相対回転が阻止され、一方の一方向クラッチおよび一方の作動歯車が周方向片側にわずかに公転する。これによって、一方の一方向クラッチの外周面が一方の円弧状凹面から離れ、一方の作動歯車の周方向片側の自転が許容される。また、他方の作動歯車の周方向片側の自転は他方の一方向クラッチによって阻止されず許容される。したがって、一対の作動歯車の双方の自転が許容される。
他方、舌状片の一方の円弧状凹面と一方の一方向クラッチの外周面とが接触した状態で、入力軸の回転が停止し出力軸が周方向他側(入力軸が停止する以前に回転していた方向とは逆の方向)に回転すると、双方の中間歯車が周方向片側に回転すると共に双方の作動歯車が周方向他側に回転する。一方の作動歯車の周方向他側への自転は一方の一方向クラッチによって阻止されず許容されるので、一方の円弧状凹面と一方の一方向クラッチが接触していても一方の作動歯車は自転が可能である。また、他方の一方向クラッチの外周面は他方の円弧状凹面から離れているので、他方の作動歯車は他方の一方向クラッチと共に周方向他側の自転が可能である。したがって、出力軸が周方向片側または他側のいずれに回転しても、出力軸が空転して出力軸から入力軸には回転が伝達されない。
本発明のフリータイプ双方向クラッチにおいては、円筒状の一方向クラッチの外周面が舌状片の円弧状凹面からわずかでも離れれば作動歯車の自転が可能となるので、作動子の直線部とカム体の直線部とを重ね合わせる上記特許文献1に開示されたフリータイプ双方向クラッチと比較すると、一方向クラッチを舌状片の円弧状凹面に近接して配置することができる。すなわち、本発明のフリータイプ双方向クラッチにおいては、入力軸を回転させた際に舌状片の円弧状凹面を一方向クラッチに迅速に接触させることができ、入力軸から出力軸への回転伝達の応答性に優れたものとなっている。
本発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチの断面図。 図1に示すフリータイプ双方向クラッチの分解斜視図。 図1に示すハウジングの正面図および断面図。 図1に示す入力軸の正面図、断面図、背面図および斜視図。 図1に示す作動歯車の正面図、断面図および背面図。 図1に示すキャリアの正面図および断面図。 図1に示す入力軸が反時計方向に回転した時のフリータイプ双方向クラッチの作動を示す断面図。 図1に示す出力軸が反時計方向に回転した時のフリータイプ双方向クラッチの作動を示す断面図。 図1に示す出力軸が時計方向に回転した時のフリータイプ双方向クラッチの作動を示す断面図。 一方向クラッチの外周面と舌状片の円弧状凹面とが接触した際の接触角度を示す模式図。 本発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチの変形例を示す断面図。 従来のフリータイプ双方向クラッチの断面図。
以下、本発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチの好適実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1および図2に示すとおり、全体を符号2で示すフリータイプ双方向クラッチは、回転不能に固定されるハウジング4と、いずれも共通の中心軸線Oを中心として回転自在にハウジング4に支持された入力軸6および出力軸8とを備える。
図3を参照してハウジング4について説明する。ハウジング4は、回転不能に固定される有底筒状のハウジング本体10と、ハウジング本体10の開放側端部を覆う矩形板状のシールド部材12とを含む。ハウジング本体10は、矩形状の端面壁14と、端面壁14の周縁から軸方向片側に延びる筒状の側壁16とを有する。端面壁14の中心部分には円形の通過開口18が形成されている。端面壁14の内面には、通過開口18の周縁から軸方向に突出する円筒状の軸受部20が形成されている。端面壁14の内面の外周縁側には環状凹所22が形成されている。
図示の実施形態のハウジング本体10の側壁16の外周面は角筒状であり、側壁16の内周面は円筒状である。ハウジング本体10においては、端面壁14の内面と側壁16の内周面とで円形断面の内部空間24が規定されている。側壁16の四隅には、シールド部材12をハウジング本体10に固定するためのねじ(図示していない。)が通るねじ穴26が軸方向に沿って形成されている。シールド部材12の中心部分には円形の支持開口28が形成されている。シールド部材12の四隅には、シールド部材12をハウジング本体10に固定するための上記ねじが通るねじ穴30が形成されている。
図1に示すとおり、入力軸6は、シールド部材12の支持開口28に挿入され、中心軸線Oを中心として回転自在にシールド部材12に支持されている。図2および図4に示すとおり、入力軸6の軸方向片側端部には、軸方向に突出する舌状片32が固着されており、舌状片32はハウジング4の内部に配置されている。図4に示すとおり、舌状片32は、互いに対向する位置に形成された一対の円弧状凹面32a、32bを有している。図4の斜視図を参照することによって理解されるとおり、舌状片32の厚さは、幅方向両端から幅方向中間部に向かって次第に減少している。図1の断面A−Aに示すとおり、舌状片32の円弧状凹面32a、32bは、フリータイプ双方向クラッチ2の径方向に延びる直線Lを対称軸として線対称に配置されている。
舌状片32の軸方向片側端面(先端面)には、軸方向に突出する円形突起34が形成されている。また、入力軸6の軸方向他側端部には、モータ等の駆動源の回転軸(図示していない。)が連結される矩形の連結穴36が形成されており、連結穴36はハウジング4の外側を向いている。
図1および図2を参照して出力軸8について説明する。出力軸8は、ハウジング本体10の通過開口18に挿入され、中心軸線Oを中心として回転自在に軸受部20に支持されている。出力軸8の軸方向片側端部の外周面には出力歯車38が固着されており、出力歯車38はハウジング4の内部に配置されている。出力軸8の軸方向片側端面(出力歯車38側の端面)には、入力軸6の円形突起34が回転自在に挿入される円形凹所40が形成されている。円形突起34が円形凹所40に挿入されることによって、入力軸6と出力軸8とが回転する際の芯ぶれが防止される。なお、出力軸8の端面に中心軸線Oを中心として軸方向に突出する円形突起が形成され、出力軸8の円形突起が回転自在に挿入される円形凹所が入力軸6の舌状片32の端面に形成されていてもよい。図1に示すとおり、出力軸8の軸方向他側は、ハウジング本体10の通過開口18を通過してハウジング4の外側に突出しており、被駆動機器(図示していない。)に連結される。
ハウジング4の内部には、舌状片32および出力歯車38のほか、出力歯車38と噛み合う一対の中間歯車42(図1の断面C−Cおよび図1の断面D−D参照。)と、一対の中間歯車42の各々と噛み合う一対の作動歯車44(図1の断面B−B参照。)と、一対の中間歯車42および一対の作動歯車44を回転自在に支持し中心軸線Oを中心として回転可能なキャリア46(図2参照。)とが配置されている。
図1を参照することによって理解されるとおり、一対の中間歯車42は、中心軸線Oを対称中心として点対称にハウジング4の内部に配置されている。図1の断面D−Dに示すとおり、中間歯車42の歯幅は出力歯車38の歯幅よりも長く、一対の中間歯車42の双方の軸方向片側部分が出力歯車38に噛み合っている。図1と共に図2を参照して説明すると、中間歯車42の軸方向片側端面の中心部分には軸方向片側に突出する円形突起48が固着され、中間歯車42の軸方向他側端面の中心部分には軸方向他側に延びる円柱状の回転軸50が固着されている。回転軸50の先端には、回転軸50の他の部分よりも直径が小さい小径部52が設けられている。
一対の作動歯車44は、一対の中間歯車42と同様に、中心軸線Oを対称中心として点対称にハウジング4の内部に配置されている。図1および図2を参照することによって理解されるとおり、作動歯車44の歯幅は中間歯車42の歯幅よりも短く、一方の作動歯車44が一方の中間歯車42の軸方向他側部分に噛み合い、他方の作動歯車44が他方の中間歯車42の軸方向他側部分に噛み合っている。図1上段左側の断面図に示すとおり、各作動歯車44と出力歯車38とは噛み合っておらず、軸方向において各作動歯車44と出力歯車38とは重なっていない。
図5を参照して説明すると、作動歯車44の軸方向片側端面の中心部分には円形凹所54が形成されている。作動歯車44の軸方向他側端面の中心部分には軸方向他側に延びる円柱状の回転軸56が固着されている。回転軸56の先端には、回転軸56の他の部分よりも直径が小さい小径部58が設けられている。
図1に示すとおり、作動歯車44の回転軸56のそれぞれには、互いに異なる回転方向の空転を許容する円筒状の一方向クラッチ60が嵌め合わされている。図1の断面A−Aにおいて上側に位置する一方の一方向クラッチ60は円弧状凹面32a側に配置され、図1の断面A−Aにおいて下側に位置する他方の一方向クラッチ60は円弧状凹面32b側に配置されている。図1に示す状態においては、双方の一方向クラッチ60は、舌状片32の円弧状凹面32a、32bに接触していない。
一方向クラッチ60は、円筒状の主部62と、主部62の内周面に周方向に間隔をおいて形成された複数の楔形凹所64に軸方向に沿って配置された複数の円柱状のローラ66とを有する。一方の一方向クラッチ60においては、各楔形凹所64の径方向寸法が紙面上方から見て反時計方向に向かって次第に狭くなっており、反時計方向に向かってローラ66を押し付けるばね(図示していない。)が各楔形凹所64に配置されている。他方の一方向クラッチ60においては、各楔形凹所64の径方向寸法が紙面上方から見て時計方向に向かって次第に狭くなっており、時計方向に向かってローラ66を押し付けるばね(図示していない。)が各楔形凹所64に配置されている。
図1の断面A−Aを紙面上方から見て、断面A−Aの上側に位置する一方の一方向クラッチ60に対して回転軸56が反時計方向に回転する場合(あるいは回転軸56に対して一方向クラッチ60が時計方向に回転する場合)には、回転軸56と各楔形凹所64との間にローラ66が噛みこまれるため、一方の一方向クラッチ60と作動歯車44との相対回転が阻止され、一方の一方向クラッチ60と作動歯車44とが一体的に回転する。
図1の断面A−Aを紙面上方から見て、一方の一方向クラッチ60に対して回転軸56が時計方向に回転する場合(あるいは回転軸56に対して一方の一方向クラッチ60が反時計方向に回転する場合)には、回転軸56と各楔形凹所64との間にローラ66が噛みこまれず、一方の一方向クラッチ60と作動歯車44との相対回転が許容される。
図1の断面A−Aを紙面上方から見て、断面A−Aの下側に位置する他方の一方向クラッチ60に対して回転軸56が時計方向に回転する場合(あるいは回転軸56に対して他方の一方向クラッチ60が反時計方向に回転する場合)には、回転軸56と各楔形凹所64との間にローラ66が噛みこまれるため、他方の一方向クラッチ60と作動歯車44との相対回転が阻止され、他方の一方向クラッチ60と作動歯車44とが一体的に回転する。
図1の断面A−Aを紙面上方から見て、他方の一方向クラッチ60に対して回転軸56が反時計方向に回転する場合(あるいは回転軸56に対して他方の一方向クラッチ60が時計方向に回転する場合)には、回転軸56と各楔形凹所64との間にローラ66が噛みこまれず、他方の一方向クラッチ60と作動歯車44との相対回転が許容される。このように、一方の一方向クラッチ60と他方の一方向クラッチ60は、互いに異なる回転方向の空転を許容するようになっている。
図1、図2および図6を参照してキャリア46について説明すると、キャリア46は、第1のキャリア部材68および第2のキャリア部材70を備える。第1のキャリア部材68は円形の基板72を含み、基板72の中心部分には円形の装着開口74が形成されている。基板72の片面には、装着開口74を挟んで径方向において互いに対向する位置から軸方向に突出する円筒状の一対の連結用支柱76が固着されている。各連結用支柱76には連結穴78が形成されている。
基板72の片面には、各連結用支柱76の周方向片側(図6の正面図の紙面上方から見て反時計方向側)から軸方向に突出する円柱状の一対の支持突起80が固着されている。一対の支持突起80は、装着開口74を挟んで径方向において互いに対向する位置に配置されている。各支持突起80の先端には、支持突起80の他の部分よりも直径が小さい小径部82が設けられている。また、各支持突起80の周方向片側には、基板72を貫通する円形の一対の支持開口84が形成されている。一対の支持開口84は、装着開口74を挟んで径方向において互いに対向する位置に設けられている。
第2のキャリア部材70は円形の基板86を含み、基板86の中心部分には円形の装着開口88が形成されている。基板86の片面には、装着開口88を挟んで径方向において互いに対向する位置から軸方向に突出する円柱状の一対の連結用支柱90が固着されている。各連結用支柱90の先端には、各連結用支柱90の他の部分よりも直径が小さい小径部92が設けられている。各連結用支柱90の周方向片側には、基板86を貫通する円形の一対の第1の支持開口94が形成されている。一対の第1の支持開口94は装着開口88を挟んで径方向において互いに対向する位置に設けられている。各第1の支持開口94の周方向片側には、基板86を貫通する円形の一対の第2の支持開口96が形成されている。一対の第2の支持開口96は装着開口88を挟んで径方向において互いに対向する位置に設けられている。
第1のキャリア部材68の各連結用支柱76の連結穴78に第2のキャリア部材70の各連結用支柱90の小径部92が挿入され、第1のキャリア部材68と第2のキャリア部材70とが連結された状態で、キャリア46はハウジング4の内部に収容されている。図1上段左側の断面図に示すとおり、第1のキャリア部材68の装着開口74はハウジング本体10の軸受部20に回転自在に挿入され、第2のキャリア部材70の装着開口88は入力軸6に回転自在に挿入されており、キャリア46は中心軸線Oを中心として回転可能になっている。
図1の断面D−Dに示すとおり、第1のキャリア部材68の各支持開口84には各中間歯車42の円形突起48が回転自在に挿入され、第2のキャリア部材70の第1の支持開口94のそれぞれには各中間歯車42の回転軸50の小径部52が回転自在に挿入されている。図1上段左側の断面図に示すとおり、第1のキャリア部材68の各支持突起80の小径部82は各作動歯車44の円形凹所54に回転自在に挿入され、第2のキャリア部材70の第2の支持開口96のそれぞれには各作動歯車44の回転軸56の小径部58が回転自在に挿入されている。このようにキャリア46は、一対の中間歯車42および一対の作動歯車44を回転自在に支持している。
図1上段左側の断面図、図1の断面D−Dおよび図2に示すとおり、ハウジング4の内部には、キャリア46の回転に対して一定の抵抗力を付与する波形ばね98が収容されている。波形ばね98は、ハウジング本体10の環状凹所22に配置されており、端面壁14と第1のキャリア部材68の基板72との間に位置づけられている。
次に、上述したとおりのフリータイプ双方向クラッチ2の作動について図7ないし図9を参照して説明する。
図7を参照して入力軸6から出力軸8への回転伝達について説明する。図7上段左側の断面図の右側から見て反時計方向に中心軸線Oを中心として入力軸6が回転すると、入力軸6に固着された舌状片32も反時計方向に回転し、図7の断面A−Aにおいて上側に位置する一方の一方向クラッチ60の外周面に舌状片32の円弧状凹面32aが接触する。円弧状凹面32aが一方向クラッチ60の外周面に接触した状態で入力軸6が反時計方向にさらに回転すると、一方の一方向クラッチ60に嵌め合わされている作動歯車44を介して舌状片32がキャリア46を反時計方向に回転させると共に、中心軸線Oを中心として各中間歯車42および各作動歯車44を反時計方向に公転させる。
一方の一方向クラッチ60には、円弧状凹面32aから時計方向の回転トルクがわずかに付与されることにより、一方の作動歯車44の自転が一方の一方向クラッチ60により阻止される。また、一方の作動歯車44と噛み合っている一方の中間歯車42の自転も阻止される。これによって、中心軸線Oを中心とする一方の作動歯車44の公転に伴い、一方の中間歯車42と噛み合っている出力歯車38が反時計方向に回転する。このようにして、出力歯車38が固着された出力軸8に入力軸6から回転が伝達される。
フリータイプ双方向クラッチ2においては、舌状片32の円弧状凹面32a、32bが線対称に形成され、一対の中間歯車42および一対の作動歯車44が点対称に配置されているので、図7上段左側の断面図の右側から見て時計方向に中心軸線Oを中心として入力軸6が回転すると、図7の断面A−Aにおいて下側に位置する一方の一方向クラッチ60の外周面に舌状片32の円弧状凹面32bが接触し、上述と同様にして、入力軸6から出力軸8に回転が伝達され、出力軸8が時計方向に回転する。
なお、舌状片32の円弧状凹面32aが一方の一方向クラッチ60に接触した際には、円弧状凹面32bは他方の一方向クラッチ60には接触しない。また、円弧状凹面32bが他方の一方向クラッチ60に接触した際には、円弧状凹面32aは一方の一方向クラッチ60には接触しない。
次に、舌状片32の円弧状凹面32aと一方の一方向クラッチ60の外周面とが接触した状態で、入力軸6の回転が停止して、図8上段左側の断面図の右側から見て反時計方向(入力軸6が停止する以前に回転していた方向と同一の方向)に出力軸8が回転した場合について図8を参照して説明する。
出力軸8が反時計方向に回転すると、出力軸8に固着された出力歯車38も反時計方向に回転し、双方の中間歯車42が時計方向に回転すると共に、双方の作動歯車44が反時計方向に回転する。そうすると、舌状片32の円弧状凹面32aに接触していた一方の一方向クラッチ60と一方の作動歯車44(図8の断面B−Bにおいて上側に位置する作動歯車44)との相対回転が阻止され、一方の一方向クラッチ60および一方の作動歯車44が反時計方向にわずかに公転する。これによって、一方の一方向クラッチ60の外周面が円弧状凹面32aから離れ、一方の作動歯車44の自転が許容される。また、他方の作動歯車44の反時計方向の自転は他方の一方向クラッチ60によって阻止されず許容される。したがって、双方の作動歯車44の自転が許容されるので、出力軸8が空転して出力軸8から入力軸6には回転が伝達されない。
次に、舌状片32の円弧状凹面32aと一方の一方向クラッチ60の外周面とが接触した状態で、入力軸6の回転が停止して、図9上段左側の断面図の右側から見て時計方向(入力軸6が停止する以前に回転していた方向とは逆の方向)に出力軸8が回転した場合について図9を参照して説明する。
出力軸8が時計方向に回転すると、出力軸8に固着された出力歯車38も時計方向に回転し、双方の中間歯車42が反時計方向に回転すると共に、双方の作動歯車44が時計方向に回転する。一方の作動歯車44(図8の断面B−Bにおいて上側に位置する作動歯車44)の時計方向の自転は一方の一方向クラッチ60によって阻止されず許容されるので、円弧状凹面32aと一方の一方向クラッチ60が接触していても一方の作動歯車44は自転が可能である。また、他方の一方向クラッチ60の外周面は円弧状凹面32bから離れているので、他方の作動歯車44は他方の一方向クラッチ60と共に時計方向の自転が可能である。したがって、双方の作動歯車44の自転が許容されるので、出力軸8が空転して出力軸8から入力軸6には回転が伝達されない。
フリータイプ双方向クラッチ2においては、舌状片32の円弧状凹面32a、32bが線対称に形成され、一対の中間歯車42および一対の作動歯車44が点対称に配置されているので、入力軸6の時計方向の回転が停止した場合にも、上述と同様にして、出力軸8が空転して出力軸8から入力軸6には回転が伝達されない。
図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ2においては、円筒状の一方向クラッチ60の外周面が舌状片32の円弧状凹面32a、32bからわずかでも離れれば作動歯車44の自転が可能となるので、作動子の直線部とカム体の直線部とを重ね合わせる上記特許文献1に開示されたフリータイプ双方向クラッチ100と比較すると、一方向クラッチ60を舌状片32の円弧状凹面32a、32bに近接して配置することができる。すなわち、図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ2においては、入力軸6を回転させた際に舌状片32の円弧状凹面32a、32bを一方向クラッチ60に迅速に接触させることができ、入力軸6から出力軸8への回転伝達の応答性に優れたものとなっている。
図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ2では、出力歯車38に噛み合う一対の中間歯車42の回転軸50には一方向クラッチ60が嵌め合わされておらず、出力歯車38とは噛み合っていない一対の作動歯車44の回転軸56に一方向クラッチ60が嵌め合わされている。一方、従来のフリータイプ双方向クラッチ100では、図12に示すとおり、太陽歯車110に噛み合う一対の遊星歯車112の回転軸120に一方向クラッチ118が嵌め合わされている。したがって、図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ2は、従来のフリータイプ双方向クラッチ100と比較して、径方向内側に一方向クラッチ60を配置することができるので、径方向寸法を低減することができる。
一方、従来のフリータイプ双方向クラッチ100の径方向寸法よりも、図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ2の径方向寸法を低減しない場合には、一方向クラッチ60のサイズを従来の一方向クラッチ118のサイズよりも大きくすることができる。したがって、図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ2においては、全体的な寸法を大きくすることなく、入力軸6から出力軸8に伝達可能なトルクを大きくすることができる。
図示の実施形態のフリータイプ双方向クラッチ2では、図10に示すように、入力軸6から出力軸8への回転伝達時(反時計方向の回転時)には一方向クラッチ60の外周面に舌状片32の円弧状凹面32aが接触し、一方向クラッチ60の外周面と円弧状凹面32aとの接触点Pに働く摩擦力によって一方向クラッチ60の自転が拘束される。摩擦力を増大させるには接触点Pの法線方向の分力を増加させる必要があるが、摩擦力が過大になると、出力軸8が回転した際に一方向クラッチ60の外周面が円弧状凹面32aから離れるのが困難となる。このような点を考慮すると、接触点Pから一方向クラッチ60の径方向中心Cまでを結ぶ線分と、径方向中心Cから中心軸線Oまでを結ぶ線分とのなす角度θが10±5度であり、一方向クラッチ60の外径と舌状片32の円弧状凹面32aまたは32bの半径とが同一であるのが好ましい。
図示の実施形態では、中間歯車42、作動歯車44、一方向クラッチ60および舌状片32の円弧状凹面32a、32bがそれぞれ一対設けられている例を説明したが、中間歯車42、作動歯車44、一方向クラッチ60および舌状片32の円弧状凹面32a、32bはそれぞれ二対以上設けられていてもよい。たとえば、図11に示すフリータイプ双方向クラッチ2’においては、中間歯車42’、作動歯車44’、一方向クラッチ60’および舌状片32’の円弧状凹面32a’、32b’がそれぞれ二対設けられている。円弧状凹面32a’同士および円弧状凹面32b’同士は、中心軸線Oを対称中心として点対称に形成されている。中心軸線Oを挟んで径方向において対向する位置に配置されている一方向クラッチ60’同士は、同一の回転方向の空転を許容するようになっている。なお、図11に示すフリータイプ双方向クラッチ2’では、図1に示すフリータイプ双方向クラッチ2に対応する符号に「’」を付加している。
小型化の観点からは、中間歯車42、作動歯車44、一方向クラッチ60および円弧状凹面32a、32bの数量は少ない方が好ましいが、動作の安定性の観点からは、中間歯車42、作動歯車44、一方向クラッチ60および円弧状凹面32a、32bの数量は多い方(たとえば二対ずつ)が好ましい。
2:フリータイプ双方向クラッチ
4:ハウジング
6:入力軸
8:出力軸
32:舌状片
32a、32b:円弧状凹面
38:出力歯車
42:中間歯車
44:作動歯車
46:キャリア
60:一方向クラッチ
O:中心軸線
P:接触点
C:一方向クラッチの中心
θ:角度

Claims (2)

  1. 回転不能に固定されるハウジングと、いずれも共通の中心軸線を中心として回転自在に前記ハウジングに支持された入力軸および出力軸とを備え、前記入力軸から前記出力軸には正方向および逆方向の双方の回転が伝達される一方、前記出力軸が回転した際には前記出力軸が空転して前記出力軸から前記入力軸には回転が伝達されないフリータイプ双方向クラッチであって、
    前記ハウジングの内部には、前記入力軸に固着された舌状片と、前記出力軸に固着された出力歯車と、前記出力歯車と噛み合う少なくとも一対の中間歯車と、前記一対の中間歯車の各々と噛み合う少なくとも一対の作動歯車と、前記一対の中間歯車および前記一対の作動歯車を回転自在に支持し前記中心軸線を中心として回転可能なキャリアとが配置され、
    前記舌状片は前記入力軸の軸方向片側端部から軸方向に突出し、かつ少なくとも一対の円弧状凹面を有しており、
    前記一対の作動歯車の各々の回転軸には互いに異なる回転方向の空転を許容する円筒状の一方向クラッチが嵌め合わされており、前記一方向クラッチの一方は前記一対の円弧状凹面の一方側に配置され、前記一方向クラッチの他方は前記一対の円弧状凹面の他方側に配置され、
    前記入力軸が周方向片側に回転すると、前記一対の円弧状凹面の一方が前記一方向クラッチの一方の外周面に接触し、前記一方向クラッチの一方に嵌め合わされている前記一対の作動歯車の一方を介して前記舌状片が前記キャリアを周方向片側に回転させると共に、前記中心軸線を中心として前記一対の中間歯車および前記一対の作動歯車を周方向片側に公転させ、そして前記一方向クラッチの一方には前記一対の円弧状凹面の一方から周方向他側の回転トルクが付与されることにより、前記一対の作動歯車の一方の自転が前記一方向クラッチの一方により阻止されると共に、前記一対の作動歯車の一方と噛み合っている前記一対の中間歯車の一方の自転も阻止され、前記中心軸線を中心とする前記一対の作動歯車の一方の公転に伴い、前記一対の中間歯車の一方と噛み合っている前記出力歯車が周方向片側に回転し、
    前記出力軸が回転すると、前記一対の作動歯車の双方の自転が許容され前記出力軸が空転して前記出力軸から前記入力軸には回転が伝達されないフリータイプ双方向クラッチ。
  2. 前記入力軸が回転したときに前記円弧状凹面と前記一方向クラッチの外周面とが接触した接触点から前記一方向クラッチの径方向中心までを結ぶ線分と、前記一方向クラッチの径方向中心から前記中心軸線までを結ぶ線分とのなす角度は10度±5度であり、
    前記一方向クラッチの外径と前記円弧状凹面の半径とが同一である、請求項1に記載のフリータイプ双方向クラッチ。
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