JP2020026864A - フリータイプ双方向クラッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】応答性に優れたフリータイプ双方向クラッチを提供する。【解決手段】ハウジング4内で、入力軸6に円弧状周縁35a、35bを有する一対の貫通開口34a、34bが形成されたディスク体32が固着され、出力軸8に太陽歯車42が固着される。貫通開口34a、34bに配置された遊星歯車体44a、44bは、太陽歯車42と噛み合う遊星歯車48a、48bと、一方向クラッチ54a、54bを介して遊星歯車48a、48bに取り付けられた円筒状の作動子58a、58bを有する。入力軸6が回転したときは、貫通開口34a又は34bの一方の円弧状周縁35a又は35bとその貫通開口34a又は34bの内部に配置された作動子58a又は58bの外周面とが当接し、遊星歯車48a又は48bの空転が阻止され出力軸8へ回転が伝達されるが、出力軸8が回転したときは遊星歯車48a、48bの自転が許容されて入力軸6への回転の伝達が遮断される。【選択図】図1
Description
本発明は、入力軸と出力軸との間の回転伝達状態を変更するクラッチ装置、特に、入力軸からの正・逆回転の回転を出力軸に伝達し、出力軸からの回転の伝達は、出力軸を空転させて遮断するフリータイプ双方向クラッチに関するものである。
モーターなどの駆動源から機械装置あるいは作業機器等を駆動する動力伝達系では、駆動する機器の特性に対応するよう各種の伝達装置が使用される。このような伝達装置の中でフリータイプ双方向クラッチと呼ばれるものは、入力軸(駆動側)から出力軸(従動側)への動力伝達では、入力軸の正方向及び逆方向の回転をともに出力軸に伝達し、反対向きの、出力軸から入力軸への伝達は、出力軸を空転させて遮断する機能を備えている。
フリータイプ双方向クラッチは、一例として、巻き上げ式の電動カーテン等を手動でも操作できるようにした開閉駆動装置に適用することができる。この場合、フリータイプ双方向クラッチは、駆動モーターとカーテンの巻き上げ機構との間に介在され、入力軸に駆動モーターが連結され、出力軸に巻き上げ機構が連結される。駆動モーターを正・逆回転させるとカーテンの昇降が可能であるとともに、駆動モーターの停止位置においては、手動による巻き上げ機構の操作が可能であって、このときには、出力軸が空転するので駆動モーターに悪影響を及ぼすことがない。こうした機能は、駆動モーターと巻き上げ機構との間に電磁クラッチを設置し、これを断・接しても達成できるが、電磁クラッチを作動させるには電力を必要とし、電力制御のための複雑な制御装置等も必要となる。
フリータイプ双方向クラッチとして、特許文献1に記載されたフリータイプ双方向クラッチが知られている。この双方向クラッチは、遊星歯車機構における遊星歯車体の空転を利用して、太陽歯車に連結された出力軸からの回転を遮断するものである。入力軸が回転したときは、入力軸のカム体の直線部と遊星歯車体の突出部の直線部とが当接し、両方の直線部が重なり合って遊星歯車体の自転を阻止し、出力軸が入力軸と同一回転数で同一方向に回転する。
また、本出願人は、特許文献2に記載されたフリータイプ双方向クラッチを提案している。この双方向クラッチは、遊星歯車体に一方向クラッチを取り付け、入力軸が停止した位置を保持したまま、出力軸を双方向に空転させることができるようにして、特許文献1のフリータイプ双方向クラッチの問題点を解消したものであり、特許文献2に記載のフリータイプ双方向クラッチについて、図12により説明する。
このフリータイプ双方向クラッチ100は、回転不能のハウジング102、ハウジング102内で共通の中心軸Oの回りに回転可能な入力軸104及び出力軸106を備える。ハウジング102の内部には、入力軸104に固着されたカム体108と、出力軸106に固着された太陽歯車110と、太陽歯車110と噛み合う遊星歯車112a及び112bを有する一対の遊星歯車体114a及び114bと、遊星歯車体114a及び114bを回転可能に軸支し共通の中心軸Oの回りに回転可能なキャリア116とが配置されている。一対の遊星歯車体114a及び114bは、一方向クラッチ118a及び118bを介して遊星歯車112a及び112bの回転軸120a及び120bに嵌め合わされた作動子122a及び122bを有するとともに、一対の遊星歯車体114a及び114bのそれぞれの一方向クラッチ118a及び118bは、異なる回転方向の空転を許容するよう設定されている。また、一対の遊星歯車体114a及び114bのそれぞれは、カム体108の一方側及び他方側に配置され、かつ、作動子122a及び122b及びカム体108の断面には、それぞれ直線部が形成されている。
そして、特許文献2に記載の双方向クラッチ100によれば、入力軸104が回転したときは、一対の遊星歯車体114a及び114bのうち、回転方向で近距離にある遊星歯車体114a又は114bにおける作動子122a又は122bの外周面が、入力軸104のカム体108の外周面と直線部が重なる状態で当接する。この状態となると、入力軸104のカム体108は、当接した遊星歯車体114a又は114bの遊星歯車112a又は112bを介してキャリア116を同一方向に回転させ、作動子122a又は122bが当接していない他方の遊星歯車体114a又は114bを同様にその回転方向に移動させる。ここで、遊星歯車体114a及び114bの遊星歯車112a及び112bは出力軸106の太陽歯車110と噛み合っているが、一方向クラッチ118a及び118bによりその回転(自転)が拘束されているため、太陽歯車110が遊星歯車112a及び112bの移動(公転)に連れ回ることとなり、出力軸106は、入力軸104と一体化されて同一方向に回転する。また、一対の遊星歯車体114a及び114bは対称的に配置されているので、入力軸104から出力軸106への回転伝達は入力軸104の回転方向を問わず行われる。
これに対し、出力軸106が回転すると、太陽歯車110と噛み合う遊星歯車112a及び112bはキャリア116の支持軸の周りに自転しようとする。しかし、入力軸104が停止した位置においては、一方の遊星歯車体114a又は114bの作動子122a又は122bの直線部とカム体108の直線部とが重なっており、その作動子122a又は122bは自転することができない。
この状態において、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前に回転していたのと同一方向であれば、遊星歯車112a又は112bは、一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと一体化され、キャリア116を伴いながら出力軸106(太陽歯車110)の回転方向にわずかに移動する。これにより、作動子122a又は122bが遊星歯車112a又は112bとともに移動してカム体108から離れ、図12の断面A−Aの状態に至るため、出力軸106は空転する。
一方、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前の回転方向と逆であれば、遊星歯車112a又は112bは一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと切り離される。そのため、作動子122a又は122bの直線部とカム体108の直線部とが重なっていても、遊星歯車112a又は112bは自転が可能であって、入力軸104に回転を伝達することなく、出力軸106は空転する。
この状態において、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前に回転していたのと同一方向であれば、遊星歯車112a又は112bは、一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと一体化され、キャリア116を伴いながら出力軸106(太陽歯車110)の回転方向にわずかに移動する。これにより、作動子122a又は122bが遊星歯車112a又は112bとともに移動してカム体108から離れ、図12の断面A−Aの状態に至るため、出力軸106は空転する。
一方、出力軸106の回転方向が、入力軸104が停止する以前の回転方向と逆であれば、遊星歯車112a又は112bは一方向クラッチ118a又は118bにより作動子122a又は122bと切り離される。そのため、作動子122a又は122bの直線部とカム体108の直線部とが重なっていても、遊星歯車112a又は112bは自転が可能であって、入力軸104に回転を伝達することなく、出力軸106は空転する。
特許文献2に記載のフリータイプ双方向クラッチでは、出力軸106を空転(回転方向は入力軸104が停止する以前に回転していたのと同一方向)させるときは、正多角形断面の作動子122a又は122bをカム体108から離隔して作動子122a又は122bの自転を許容する。これを達成するには、作動子122a及び122bは、その正多角形断面の外接円がカム体108と干渉しない位置に配置されなければならない。
一方、入力軸104から出力軸106への回転伝達時には、作動子122a又は122bの正多角形断面の直線部とカム体108の直線部とを重ね合わせなければならず、入力軸104のカム体108と遊星歯車体114a又は114bの作動子122a又は122bとが離間している場合には、入力軸104の回転が開始しても、カム体108の直線部と作動子122a又は122の直線部とが重なる状態で当接するまでは、入力軸104から出力軸106に回転が伝達されない。入力軸104の回転の開始から出力軸106に回転が伝達されるまでに若干の時間差が生じることとなり、特許文献2に記載のフリータイプ双方向クラッチ100には、入力軸104から出力軸106への回転伝達の応答性の面で改善の余地がある。
一方、入力軸104から出力軸106への回転伝達時には、作動子122a又は122bの正多角形断面の直線部とカム体108の直線部とを重ね合わせなければならず、入力軸104のカム体108と遊星歯車体114a又は114bの作動子122a又は122bとが離間している場合には、入力軸104の回転が開始しても、カム体108の直線部と作動子122a又は122の直線部とが重なる状態で当接するまでは、入力軸104から出力軸106に回転が伝達されない。入力軸104の回転の開始から出力軸106に回転が伝達されるまでに若干の時間差が生じることとなり、特許文献2に記載のフリータイプ双方向クラッチ100には、入力軸104から出力軸106への回転伝達の応答性の面で改善の余地がある。
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、入力軸から出力軸への回転伝達の応答性に優れたフリータイプ双方向クラッチを提供することである。
上記課題を解決するために本発明が提供するのは以下のフリータイプ双方向クラッチである。すなわち、「回転不能のハウジング、前記ハウジング内で共通の中心軸の回りに回転可能な入力軸及び出力軸を備え、前記入力軸からの正・逆方向の回転は前記出力軸に伝達されるとともに、前記出力軸から前記入力軸への回転の伝達は、前記出力軸が空転して遮断されるフリータイプ双方向クラッチであって、前記ハウジングの内部には、前記入力軸に固着されたディスク体と、前記出力軸に固着された太陽歯車と、前記太陽歯車と噛み合う遊星歯車を有する一対の遊星歯車体と、前記遊星歯車体を回転可能に軸支し前記共通の中心軸の回りに回転可能なキャリアとが配置され、前記一対の遊星歯車体は、一方向クラッチを介して前記遊星歯車の回転軸に嵌め合わされた円筒状の作動子を有するとともに、前記一対の遊星歯車体のそれぞれの前記一方向クラッチは、異なる回転方向の空転を許容するよう設定され、前記ディスク体には円弧状周縁を有する一対の貫通開口が形成され、前記円弧状周縁のそれぞれは互いに、前記ディスク体の径方向中心を通る直線を対称軸として線対称に形成され、前記一対の遊星歯車体のそれぞれの作動子は、前記一対の貫通開口の内部に配置されており、前記入力軸が回転したときは、前記貫通開口の一方の前記円弧状周縁とその前記貫通開口の内部に配置された前記作動子の外周面とが当接し、その前記作動子に嵌め合わされた前記遊星歯車の空転が阻止されて、前記太陽歯車が前記ディスク体及び前記キャリアと一体的に回転するとともに、前記出力軸が回転したときは、前記一対の遊星歯車体の双方における遊星歯車の自転が許容されて、前記入力軸への回転の伝達が遮断されることを特徴とするフリータイプ双方向クラッチ」である。
前記入力軸が回転したときに前記円弧状周縁と前記作動子の外周面とが当接した当接点から前記共通の中心軸までを結ぶ線分と、前記当接点から前記作動子の径方向中心までを結ぶ線分とのなす角度は15度±3度であり、前記円弧状周縁の半径と前記作動子の直径とが同一であるのが好ましい。前記一対の遊星歯車体の間には、前記キャリアに軸支されて前記太陽歯車と噛み合うアイドル歯車が配置されているのが好適である。
本発明が提供するフリータイプ双方向クラッチによれば、入力軸が回転するとディスク体も同一方向に回転して、一方の貫通開口の円弧状周縁とその貫通開口の内部に配置された作動子の外周面とが当接し、円弧状周縁に当接した作動子を有する遊星歯車体の遊星歯車を介して、キャリアを同一方向に回転させ、円弧状周縁に当接していない作動子を有する他方の遊星歯車体を同様にその回転方向に移動させる。ここで、遊星歯車体の遊星歯車は出力軸の太陽歯車と噛み合っているが、一方向クラッチによりその回転(自転)が拘束されているため、太陽歯車が遊星歯車の移動(公転)に連れ回ることとなり、出力軸は、入力軸と一体化されて同一方向に回転する。
本発明のフリータイプ双方向クラッチでは、円弧状周縁は互いに線対称に形成されているので、入力軸から出力軸への回転伝達は入力軸の回転方向を問わず行われる。
本発明のフリータイプ双方向クラッチでは、円弧状周縁は互いに線対称に形成されているので、入力軸から出力軸への回転伝達は入力軸の回転方向を問わず行われる。
そして、一方の作動子の外周面がディスク体の円弧状周縁と当接した状態で、入力軸が停止し出力軸が回転する場合、出力軸の回転方向が、入力軸が停止する以前に回転していたのと同一方向であれば、円弧状周縁に当接していた作動子と遊星歯車とが一方向クラッチにより一体化されて、その遊星歯車体が太陽歯車の回転方向にわずかに移動(公転)する。これによって、円弧状周縁に当接していた作動子の外周面が円弧状周縁から離間するので、一対の遊星歯車体の双方における遊星歯車の自転が許容されて、出力軸から入力軸への回転の伝達が遮断される。
出力軸の回転方向が、入力軸が停止する以前の回転方向と逆であれば、円弧状周縁に当接していた作動子は一方向クラッチにより遊星歯車と切り離される。そのため、作動子と円弧状周縁とが当接していても、遊星歯車は自転が可能であって、入力軸に回転を伝達することなく、出力軸は空転する。
出力軸の回転方向が、入力軸が停止する以前の回転方向と逆であれば、円弧状周縁に当接していた作動子は一方向クラッチにより遊星歯車と切り離される。そのため、作動子と円弧状周縁とが当接していても、遊星歯車は自転が可能であって、入力軸に回転を伝達することなく、出力軸は空転する。
このように、本発明のフリータイプ双方向クラッチでは、入力軸が停止する以前に回転していたのと同一方向に出力軸が回転したときは、円弧状周縁に当接していた作動子の外周面が円弧状周縁から離れて、遊星歯車の自転を許容する。本発明においては、作動子の断面が円形でありその外周面がディスク体の円弧状周縁に当接するので、当接する位置から作動子がわずかに移動すると遊星歯車の自転が可能となる。つまり、直線部を重ね合わせて当接する特許文献2のフリータイプ双方向クラッチと比較すると、作動子をディスク体の円弧状周縁に近接して配置することが可能であって、入力軸から出力軸への回転伝達が迅速に行われることとなり、本発明のフリータイプ双方向クラッチは、入力軸から出力軸への回転伝達の応答性に優れたものとなっている。
本発明のフリータイプ双方向クラッチでは、入力軸から出力軸への回転伝達時には作動子の外周面をディスク体の円弧状周縁に当接させ、当接点に働く摩擦力により作動子の自転を拘束する。摩擦力を増大させるには当接点の法線方向の分力を増加させる必要があるが、摩擦力が過大になると、出力軸を空転させるときに作動子の外周面を円弧状周縁から離間させるのが困難となる。このような点を考慮すると、当接点から入力軸及び出力軸の共通の中心軸までを結ぶ線分と、当接点から作動子の径方向中心までを結ぶ線分とのなす角度が15±3度であり、円弧状周縁の半径と作動子の直径とが同一であるように設定するのが好ましい。
一対の遊星歯車体の間に、キャリアに軸支されて太陽歯車と噛み合うアイドル歯車を配置したときは、入力軸及び出力軸の周りに構成部品の重量が均等に配分されるため、回転バランスが良好となり、作動中における入力軸や出力軸の傾きや振動等が防止される。また、アイドル歯車によって、出力軸の太陽歯車とキャリアとの相対的な位置関係がより正確に保持される。
以下、本発明に従って構成されたフリータイプ双方向クラッチの好適実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すとおり、全体を符号2で示すフリータイプ双方向クラッチは、回転不能のハウジング4、ハウジング4内で共通の中心軸Oの回りに回転可能な入力軸6及び出力軸8を備える。
図2を参照してハウジング4について説明する。ハウジング4は、回転不能に固定される有底円筒状のハウジング本体10と、ハウジング本体10の開放端に装着されるシールド体12とを備える。ハウジング本体10は、矩形状の端面壁14と、この端面壁14の周縁から軸方向片側に延出する側壁16とを有する。端面壁14の中心部分には円形の通過開口18が形成され、この通過開口18の周縁から突出する円筒状の軸受部20が端面壁14の内面に形成されている。側壁16の内周面は円筒状に形成されており、ハウジング本体10においては、端面壁14の内面と側壁16の内面とで円形断面の内部空間22が規定されている。また、側壁16の延出端の四隅には、シールド体12をハウジング本体10に固定するためのねじ(図示していない。)が締結される雌ねじ24が形成されている。
図2に示すとおり、矩形板状のシールド体12の中心部分には円形の通過開口26が形成され、この通過開口26の周縁から突出する円筒状の軸受部28がシールド体12の片面に形成されている。また、シールド体12の四隅には、シールド体12をハウジング本体10に固定するための上記ねじを通すための穴30が形成されている。
図3を参照して入力軸6について説明する。入力軸6の片側端部には円盤状のディスク体32が固着されている。このディスク体32には、径方向において互いに対向する位置に一対の貫通開口34a及び34bが形成されている。各貫通開口34a及び34bは円弧状周縁35a及び35bを有する。円弧状周縁35a及び35bは互いに、ディスク体32の径方向中心を通る直線Lを対称軸として線対称に形成されている。なお、各貫通開口34a及び34bの形状については、図示の実施形態では全体として弧状であるが、後述する一対の作動子のいずれか一方が円弧状周縁のいずれか一方に当接した際に、一対の作動子のいずれか他方が貫通開口の周縁に当接しないような形状であれば全体として弧状でなくてもよい。
図3に示すとおり、入力軸6には、モーター等の駆動源の回転軸(図示していない。)が連結される連結孔36が形成されている。この連結孔36には平坦部が設けられており、この平坦部を介して駆動源の回転軸と入力軸6とが一体となって回転するようになっている。また、ディスク体32の中心部分には、出力軸8の片側部分を回転自在に支持する円形の支持孔38が形成されている。この支持孔38は、連結孔36に連なっており、連結孔36よりも小径に形成されている。さらに、ディスク体32には、支持孔38を挟んで径方向において互いに対向する位置に一対の弧状開口40が形成されている。そして入力軸6は、図1に示すとおり、シールド体12の軸受部28の内周面に回転自在に支持される。
図1及び図4を参照して出力軸8について説明する。被駆動機器(図示していない。)に連結される円柱状の出力軸8の外周面には太陽歯車42が固着されている。図4の断面A−Aにおいて太陽歯車42よりも右側に位置する出力軸8の片側部分は、図1に示すとおり、ディスク体32の支持孔38に回転自在に支持される。一方、図4の断面A−Aにおいて太陽歯車42よりも左側に位置する出力軸8の他側部分は、図1に示すとおり、ハウジング本体10の軸受部20の内周面に回転自在に支持される。また、ハウジング本体10から突出する出力軸8の他側部分には平坦部が設けられており、この平坦部を介して出力軸8から被駆動機器に回転が伝達されるようになっている。
図1に示すとおり、ハウジング4の内部には、ディスク体32及び太陽歯車42のほか、一対の遊星歯車体44a及び44bと、一対の遊星歯車体44a及び44bを回転可能に軸支し共通の中心軸Oの回りに回転可能なキャリア46とが配置されている。
図1、図5及び図6を参照して一対の遊星歯車体44a及び44bについて説明する。図1に示すとおり、一対の遊星歯車体44a及び44bは太陽歯車42と噛み合う遊星歯車48a及び48bを有し、遊星歯車48a及び48bは太陽歯車42を挟んで径方向において互いに対向する位置に配置されている。
図5及び図6に示すとおり、円盤状の遊星歯車48a及び48bの片面の中心部分には円形凹所50a及び50bが形成されている。遊星歯車48a及び48bの他面の中心部分には円柱状の回転軸52a及び52bが固着されている。回転軸52a及び52bには、一方向クラッチ54a及び54bを介して、端面に円形の通過開口56a及び56bが形成された有底円筒状の作動子58a及び58bが嵌め合わされている。図1中央の断面図に示すとおり、一対の作動子58a及び58bは、ディスク体32の一対の貫通開口34a及び34bの内部に配置されている。また、図示の実施形態では、円弧状周縁35a及び35bの半径と作動子58a及び58bの直径とが同一である。なお、図5及び図6に示す遊星歯車体44a及び44bは、便宜上、図1に示す遊星歯車体44a及び44bよりも拡大している。
図5の断面C−C及び図6の断面C−Cを参照して説明を続けると、一方向クラッチ54a及び54bは、作動子58a及び58bの内周面に固定された円筒状の主部60a及び60bと、主部60a及び60bの内周面に周方向に間隔をおいて形成された複数の楔型凹所62a及び62bに配置された複数の円柱状のローラー64a及び64bとを有する。図5の断面C−Cに示すとおり、各楔型凹所62aの径方向寸法は、紙面上方から見て時計方向に向かって次第に狭くなっている。また、各楔型凹所62aには、時計方向に向かってローラー64aを押し付けるばね(図示していない。)が配置されている。図6の断面C−Cに示すとおり、各楔型凹所62bの径方向寸法は、紙面上方から見て反時計方向に向かって次第に狭くなっている。また、各楔型凹所62bには、反時計方向に向かってローラー64bを押し付けるばね(図示していない。)が配置されている。
一方の遊星歯車体44aにおいては、図1中央の断面図の右方から見て、作動子58aが遊星歯車48aに対して反時計方向に回転する場合(あるいは遊星歯車48aが作動子58aに対して時計方向に回転する場合)には、回転軸52aと楔型凹所62aとの間にローラー64aが噛み込まれるため、遊星歯車48aと作動子58aとの相対的な空転が一方向クラッチ54aによって阻止され、遊星歯車48aと作動子58aとが一方向クラッチ54aを介して一体的に回転する。
また、一方の遊星歯車体44aにおいては、図1中央の断面図の右方から見て、作動子58aが遊星歯車48aに対して時計方向に回転する場合(あるいは遊星歯車48aが作動子58aに対して反時計方向に回転する場合)には、回転軸52aと楔型凹所62aとの間にローラー64aが噛み込まれず、遊星歯車48aと作動子58aとの相対的な空転が許容される。
他方の遊星歯車体44bにおいては、図1中央の断面図の右方から見て、作動子58bが遊星歯車48bに対して時計方向に回転する場合(あるいは遊星歯車48bが作動子58bに対して反時計方向に回転する場合)には、回転軸52bと楔型凹所62bとの間にローラー64bが噛み込まれるため、遊星歯車48bと作動子58bとの相対的な空転が一方向クラッチ54bによって阻止され、遊星歯車48bと作動子58bとが一方向クラッチ54bを介して一体的に回転する。
また、他方の遊星歯車体44bにおいては、図1中央の断面図の右方から見て、作動子58bが遊星歯車48bに対して反時計方向に回転する場合(あるいは遊星歯車48bが作動子58bに対して時計方向に回転する場合)には、回転軸52bと楔型凹所62bとの間にローラー64bが噛み込まれず、遊星歯車48bと作動子58bとの相対的な空転が許容される。このように、一方向クラッチ54a及び54bにおいては、それぞれ異なる回転方向の空転を許容するよう設定されている。
図1及び図7を参照してキャリア46について説明する。図7に示すとおり、キャリア46は、有底円筒状のキャリア本体66と、キャリア本体66の開放端に装着される補助プレート68とを備える。キャリア本体66は、円形端面壁70と、この端面壁70の周縁から軸方向片側に延出する円筒状の側壁72とを有する。端面壁70の中心部分には円形の装着開口74が形成されている。端面壁70の内面には、装着開口74を中心とする円周上に周方向に間隔をおいて4個の円形突起76が設けられている。また、側壁72の延出端には、周方向に間隔をおいて4個の切り欠き78が形成されている。そしてキャリア本体66は、図1に示すとおり、ハウジング本体10の軸受部20の外周面に回転自在に装着される。
図7に示すとおり、円形板状の補助プレート68の中心部分には円形の装着開口80が形成されている。また、補助プレート68には、装着開口80を中心とする円周上に周方向に間隔をおいて4個の円形の支持孔82が設けられている。補助プレート68の外周縁には、周方向に間隔をおいて径方向外方に突出する弧状突出片84が形成されている。そして、補助プレート68においては、各突出片84がキャリア本体66の各切り欠き78に位置づけられてキャリア本体66に連結される。そうすると、キャリア本体66の各円形突起76と補助プレート68の各支持孔82とが軸方向において互いに対面することになる。また、図1に示すとおり、補助プレート68は、シールド体12の軸受部28の外周面に回転自在に装着され、キャリア本体66が回転した際にキャリア本体66と一体的に回転する。
図1に示すとおり、フリータイプ双方向クラッチ2が組み立てられた際には、キャリア本体66の円形突起76に遊星歯車48a及び48bの円形凹所50a及び50bが回転自在に支持されると共に、補助プレート68の支持孔82に遊星歯車48a及び48bの回転軸52a及び52bが回転自在に支持される。
図示の実施形態では図1に示すとおり、ハウジング4の内部には、太陽歯車42と噛み合う一対のアイドル歯車86が設けられている。周方向において遊星歯車体44a及び44b間に配置されているアイドル歯車86は、遊星歯車48a及び48bと実質上同一の形状及び寸法に形成されている。そして、フリータイプ双方向クラッチ2が組み立てられた際には、アイドル歯車86の円形凹所(符号省略)がキャリア本体66の円形突起76に回転自在に支持されると共に、アイドル歯車86の回転軸88(図1の断面A−A参照。)はディスク体32の弧状開口40を通って補助プレート68の支持孔82に回転自在に支持される。
次に、上述したとおりのフリータイプ双方向クラッチ2の作動について図8ないし図11を参照して説明する。
まず、図8を参照して入力軸6から出力軸8への回転伝達について説明する。図8中央の断面図の右方から見て時計方向に入力軸6が中心軸Oの回りに回転すると、入力軸6に固着されたディスク体32も時計方向に回転する。そうすると、図8の断面A−Aに示すとおり、貫通開口34bの円弧状周縁35bと、その貫通開口34bの内部に配置された作動子58bの外周面とが当接する。この状態となると、作動子58bの外周面と円弧状周縁35bとの当接点に働く摩擦力によって作動子58bが自転できなくなり、作動子58bは、一方向クラッチ54bを及び遊星歯車48bを介して、ディスク体32と共にキャリア46を時計方向に回転させる。
したがって、入力軸6が中心軸Oの回りに時計方向に回転すると、ディスク体32、遊星歯車体44b、キャリア46及び太陽歯車42を介して出力軸8が中心軸Oの回りに時計方向に回転して、出力軸8に連結された被駆動機器に回転が伝達される。フリータイプ双方向クラッチ2では、円弧状周縁35a及び35bは互いに線対称に形成されているので、入力軸6が中心軸Oの回りに反時計方向に回転すると、円弧状周縁35aと作動子58aとが当接し、上述したとおりの回転伝達と同様な回転伝達が行われ、出力軸8が中心軸Oの回りに反時計方向に回転する。
次に、図9及び図10を参照して出力軸8が回転した場合の入力軸6への回転伝達の遮断について説明する。
図9に示すとおり、入力軸6の時計方向の回転が停止して、作動子58bの外周面が円弧状周縁35bに当接した状態(図9の断面A−A参照。)で、図9中央の断面図の右方から見て時計方向に出力軸8が回転した場合には、太陽歯車42から遊星歯車48a及び48bに反時計方向の自転の回転トルクが付与される。このとき、遊星歯車48bは、一方向クラッチ54bにより作動子58bに対する空転が阻止されて作動子58bと一体的に回転することになるが、太陽歯車42の時計方向の回転によって遊星歯車体44b全体がキャリア46と共に時計方向にわずかに移動する。この結果、作動子58bの外周面が円弧状周縁35bから離間するので、遊星歯車48bの自転が可能となる。また、遊星歯車48aにおいては、反時計方向の自転の回転トルクが付与されると、一方向クラッチ54aにより作動子58aに対する空転が許容されるので自転が可能である。したがって、出力軸8が中心軸Oの回りに時計方向に回転したときは、双方の遊星歯車48a及び48bの自転が許容されて出力軸8が空転し、出力軸8から入力軸6への回転の伝達が遮断される。
図10に示すとおり、入力軸6の時計方向の回転が停止して、作動子58bの外周面が円弧状周縁35bに当接した状態(図10の断面A−A参照。)で、図10中央の断面図の右方から見て時計方向に出力軸8が回転した場合には、太陽歯車42から遊星歯車48a及び48bに時計方向の自転の回転トルクが付与される。このときは、一方向クラッチ58bにより作動子58bに対する遊星歯車48bの時計方向の空転が許容されるので、作動子58bの外周面が円弧状周縁35bに当接していても(図10の断面A−A参照。)、遊星歯車48bの自転が可能である。また、遊星歯車体44aにおいては、この状態において作動子58aが円弧状周縁35aに当接していないため、一方向クラッチ54aにより作動子58aに対する遊星歯車48aの時計方向の空転が阻止されていても、遊星歯車体44a全体としての自転が可能である。したがって、出力軸8が中心軸Oの回りに反時計方向に回転したときも、双方の遊星歯車48a及び48bの自転が許容されて出力軸8が空転し、出力軸8から入力軸6への回転の伝達が遮断される。
このように、フリータイプ双方向クラッチ2では、入力軸6が停止する以前に回転していたのと同一方向に出力軸8が回転したときは、円弧状周縁35a又は35bに当接していた作動子58a又は58bの外周面が円弧状周縁35a又は35bから離れて、遊星歯車48a又は48bの自転を許容する。フリータイプ双方向クラッチ2においては、作動子58a又は58bの断面が円形でありその外周面がディスク体32の円弧状周縁35a又は35bに当接するので、当接する位置から作動子58a又は58bがわずかに移動すると遊星歯車48a又は48bの自転が可能となる。つまり、直線部を重ね合わせて当接する特許文献2のフリータイプ双方向クラッチと比較すると、作動子58a又は58bをディスク体32の円弧状周縁35a又は35bに近接して配置することが可能であって、入力軸6から出力軸8への回転伝達が迅速に行われることとなり、フリータイプ双方向クラッチ2は、入力軸6から出力軸8への回転伝達の応答性に優れたものとなっている。
フリータイプ双方向クラッチ2では、出力軸8がどちらの方向に回転した場合でも、入力軸6の回転が停止した状態の停止位置を保持したまま、双方の遊星歯車48a及び48bを自転させて、入力軸6への回転伝達を遮断することができる。また、フリータイプ双方向クラッチ2では、遊星歯車体44a及び44bが線対称に配置されているので、入力軸6の反時計方向の回転が停止したときも、同様な作動で出力軸8から入力軸6への回転伝達を遮断できるのは明らかである。
ところで、本発明のフリータイプ双方向クラッチ2では、図11に示すように、入力軸6から出力軸8への回転伝達時には作動子58bの外周面をディスク体32の円弧状周縁35bに当接させ、当接点Pに働く摩擦力により作動子58bの自転を拘束する。摩擦力を増大させるには当接点Pの法線方向の分力を増加させる必要があるが、摩擦力が過大になると、出力軸8を空転させるときに作動子58bの外周面を円弧状周縁35bから離間させるのが困難となる。このような点を考慮すると、当接点Pから入力軸6及び出力軸8の共通の中心軸Oまでを結ぶ線分L1と、当接点Pから作動子58bの径方向中心Cまでを結ぶ線分L2とのなす角度が15±3度であり、円弧状周縁35bの半径と作動子58bの直径とが同一であるように設定するのが好ましい。なお、作動子58aと円弧状周縁35aとの関係についても同様である。
図示の実施形態のように、一対の遊星歯車体44a及び44bの間に、キャリア46に軸支されて太陽歯車42と噛み合うアイドル歯車86を配置したときは、入力軸6及び出力軸8の周りに構成部品の重量が均等に配分されるため、回転バランスが良好となり、作動中における入力軸6や出力軸8の傾きや振動等が防止される。また、アイドル歯車86によって、出力軸8の太陽歯車42とキャリア46との相対的な位置関係がより正確に保持される。
2:フリータイプ双方向クラッチ
4:ハウジング
6:入力軸
8:出力軸
32:ディスク体
34a、34b:貫通開口
35a、35b:円弧状周縁
42:太陽歯車
44a、44b:遊星歯車体
46:キャリア
48a、48b:遊星歯車
52a、52b:回転軸
54a、54b:一方向クラッチ
58a、58b:作動子
4:ハウジング
6:入力軸
8:出力軸
32:ディスク体
34a、34b:貫通開口
35a、35b:円弧状周縁
42:太陽歯車
44a、44b:遊星歯車体
46:キャリア
48a、48b:遊星歯車
52a、52b:回転軸
54a、54b:一方向クラッチ
58a、58b:作動子
Claims (3)
- 回転不能のハウジング、前記ハウジング内で共通の中心軸の回りに回転可能な入力軸及び出力軸を備え、前記入力軸からの正・逆方向の回転は前記出力軸に伝達されるとともに、前記出力軸から前記入力軸への回転の伝達は、前記出力軸が空転して遮断されるフリータイプ双方向クラッチであって、
前記ハウジングの内部には、前記入力軸に固着されたディスク体と、前記出力軸に固着された太陽歯車と、前記太陽歯車と噛み合う遊星歯車を有する一対の遊星歯車体と、前記遊星歯車体を回転可能に軸支し前記共通の中心軸の回りに回転可能なキャリアとが配置され、
前記一対の遊星歯車体は、一方向クラッチを介して前記遊星歯車の回転軸に嵌め合わされた円筒状の作動子を有するとともに、前記一対の遊星歯車体のそれぞれの前記一方向クラッチは、異なる回転方向の空転を許容するよう設定され、
前記ディスク体には円弧状周縁を有する一対の貫通開口が形成され、前記円弧状周縁のそれぞれは互いに、前記ディスク体の径方向中心を通る直線を対称軸として線対称に形成され、
前記一対の遊星歯車体のそれぞれの作動子は、前記一対の貫通開口の内部に配置されており、
前記入力軸が回転したときは、前記貫通開口の一方の前記円弧状周縁とその前記貫通開口の内部に配置された前記作動子の外周面とが当接し、その前記作動子に嵌め合わされた前記遊星歯車の空転が阻止されて、前記太陽歯車が前記ディスク体及び前記キャリアと一体的に回転するとともに、前記出力軸が回転したときは、前記一対の遊星歯車体の双方における遊星歯車の自転が許容されて、前記入力軸への回転の伝達が遮断されることを特徴とするフリータイプ双方向クラッチ。 - 前記入力軸が回転したときに前記円弧状周縁と前記作動子の外周面とが当接した当接点から前記共通の中心軸までを結ぶ線分と、前記当接点から前記作動子の径方向中心までを結ぶ線分とのなす角度は15度±3度であり、
前記円弧状周縁の半径と前記作動子の直径とが同一である、請求項1に記載のフリータイプ双方向クラッチ。 - 前記一対の遊星歯車体の間には、前記キャリアに軸支されて前記太陽歯車と噛み合うアイドル歯車が配置されている、請求項1又は2に記載のフリータイプ双方向クラッチ。
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JP2018153072A JP2020026864A (ja) | 2018-08-16 | 2018-08-16 | フリータイプ双方向クラッチ |
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Citations (3)
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JP2016186322A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | オリジン電気株式会社 | 遊星歯車及び偏心機構を備えたロックタイプ双方向クラッチ |
JP2018009641A (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | オリジン電気株式会社 | 空転歯車及び一方向クラッチを備えたフリータイプ双方向クラッチ |
JP2019143752A (ja) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | 株式会社オリジン | 歯車の空転を利用するフリータイプ双方向クラッチ |
-
2018
- 2018-08-16 JP JP2018153072A patent/JP2020026864A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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