JP2769607B2 - 駆動力伝達機構 - Google Patents
駆動力伝達機構Info
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Description
逆転が困難なエンジンの出力軸と、模型自動車の車輪等
の負荷との間に接続し、該負荷を正方向および逆方向に
回転させるための駆動力伝達機構に関する。
エンジン出力を正回転および逆回転させて車輪等の負荷
に伝達する機構としては、アイドラギアを介して配置さ
れた軸に、ギアをソレノイド等によってスライドさせて
噛合させ、ギアを1つ介在させることにより負荷を逆転
させるものがあった。
来の機構にあっては、正回転中においてギアを1つ噛合
させ逆回転動作を行わせると、ギアの破損等の原因とな
って故障の発生が多くなり、かつ、構造が複雑になるた
めコストが高くなると共に小型化の設計が非常に困難で
あるといった問題があった。
もので、その目的とするところは、正転から逆転、逆転
から正転への切換え時におけるギアの破損がなく、か
つ、構造が簡単でコストの低下および小型化が図れ、ま
た、正転から逆転への切換えも機構の一部を停止させる
ことで行える駆動力伝達機構を提供せんとするにある。
は前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、
駆動源の駆動力によって回転する入力軸の先端に固定さ
れた太陽ギアと、該太陽ギアと噛合される複数個の遊星
ギアと、前記入力軸が挿通されると共に前記遊星ギアの
回転軸の一端を軸支する軸支板と、前記各遊星ギアの他
の軸が軸支されると共に高速回転することにより係止部
材が遠心力により外側に向かって突出される遠心クラッ
チと、前記遊星ギアが噛合されるリングギアおよび前記
遠心クラッチの係止部材が当接する突起が形成され、か
つ、出力軸が突出されたクラッチハウジングと、前記軸
支板の回転を外力によって阻止するストッパ手段とを具
備したものである。
は、出力軸に加わる負荷が小さく、かつ、入力軸の回転
速度が小さい場合には、該入力軸によって太陽ギアが回
転しても遊星ギアは回転せずにクラッチハウジングが太
陽ギアと同速度で回転し、出力軸に加わる負荷が大きい
場合には、太陽ギアに対して遊星ギアがクラッチハウジ
ング内を円周方向に回転して出力軸は回転しない。
ッチの係止部材が外側に向かって突出して、クラッチハ
ウジングと係合されると、出力軸の負荷が大きくともク
ラッチハウジングを入力軸の回転方向と同じ方向に回転
し、出力軸は入力軸と同じ方向に回転するものである。
って強制的に停止させると、クラッチの回転が停止し、
同時にクラッチの係止部材が戻り、クラッチの係止部材
とクラッチハウジングとの係合が解かれ、遊星ギアは固
定状態の軸支板上において入力軸とは逆回転するので、
クラッチハウジングは入力軸の回転方向とは逆方向に回
転し、出力軸は入力軸とは逆方向に回転するものであ
る。
例を図1、図2と共に説明する。1は内燃機関等の逆転
回転が困難な駆動源に接続される入力軸、2は該入力軸
1の先端に固定された太陽ギア、3は前記入力軸1が挿
通される孔3aが形成されると共に外周の1箇所に係止
突起3bが形成された軸支板、4は前記太陽ギアと噛合
する複数個(図示のものは3個)の遊星ギアにして、各
遊星ギア4の回転軸の一端は前記軸支板3に軸支されて
いる。
において軸支され、回転数が小さい時には内部に収納さ
れたスプリングによって外周面から係止部材5aが突出
せず、回転数が大きくなると遠心力によってスプリング
のバネ力に抗して係止部材5aが外周面により突出する
遠心クラッチにして、リング状の一面に前記遊星ギアの
回転軸の他端が軸支されている。
と、前記クラッチ5とが収納されるクラッチハウジング
にして、開口部側の内周面には遊星ギア4と噛合するリ
ングギア6aが形成されると共に、前記クラッチ5が収
納される空間6bが形成されている。そして、前記空間
6bには、前記クラッチ5の係止部材5aが突出した状
態において係合する突起6cが内周面に形成され、ま
た、背面の閉塞部6dには出力軸7が突出している。
ば、エンジン模型自動車の車体に取付けられ、外部から
の指令によって揺動動作をするストッパ手段にして、例
えばソレノイドに通電することにより先端部分が軸支板
3の周面に接触し、また、ソレノイドへの通電を遮断す
ると軸支板3の周面より離開するように構成されてい
る。
機構は、太陽ギア2と遊星ギア4とを噛合させ、かつ、
入力軸1を軸支板3の孔3aに挿通した状態で、該遊星
ギア4の回転軸を軸支板3とクラッチ5とに軸支させて
一体化する。次いで、この組立た状態でクラッチ5をク
ラッチハウジング6の空間6b内に収納すると共に、遊
星ギア4をリングギア6aに噛合させる。この状態にお
いて、軸支板3はクラッチハウジング6の開口部にフリ
ーな状態で位置している。
に遅い速度で回転させ、かつ、出力軸に加わる負荷が小
さい場合についての動作を図3と共に説明する。入力軸
1が回転すると、この入力軸1に固定された太陽ギア2
も同方向に回転するので、遊星ギア4は太陽ギア2とは
反対方向に回転する。
ングギア6aとの摩擦抵抗よりも出力軸7に加わる負荷
が非常に小さい場合には、遊星ギア4は固定状態とな
る。従って、太陽ギア2の回転力は遊星ギア4を介して
クラッチハウジング6に直接伝達され、出力軸7は入力
軸1と同一方向に同一速度で回転する。
抗よりも大きい場合について図4と共に説明する。負荷
が大きい場合には、太陽ギア2によって回転する遊星ギ
ア4はリングギア6a内において、該太陽ギア2の周囲
を回転方向と同一方向に転動する。この状態において、
クラッチハウジング6に対しては無理な回転力を与える
ことはないので、走行玩具は停止状態にある。なお、何
れの状態にあっても、クラッチ5および軸支板3は入力
軸1と同一方向に回転する。
り、クラッチ5の係止部材5aが遠心力によって突出し
た状態について図5と共に説明する。クラッチ5の係止
部材5aが周面により突出すると、該係止部材5aがク
ラッチハウジング6の空間6bに形成された突起6cと
係合する。これにより、クラッチハウジング6は入力軸
1の回転方向と同一方向で、かつ、同一速度で回転する
ので、入力軸1の回転数で出力軸7は回転する。従っ
て、走行玩具は高速で走行することとなる。
力軸7を回転させる動作を図6と共に説明する。この場
合には、外部指令によって、例えば、ソレノイドに通電
してストッパ手段8を図2の仮想線のように揺動させ
て、先端を軸支板3の外周面に摺接させる。
すると、回転している該軸支板3の係合突起3bがスト
ッパ手段8の先端に当接して、該軸支板3の回転を阻止
する。軸支板3の回転が停止すると、クラッチ5の回転
が停止し、同時にクラッチ5の係止部材5aが戻り、該
係止部材5aとクラッチハウジング6内の突起6cとの
係合が解かれる。一方、遊星ギア4に噛合しているリン
グギア6aが遊星ギア4によって太陽ギア2とは逆方向
に太陽ギア2と遊星ギア4との歯数比に応じた速度で回
転する。従って、出力軸7を介して走行玩具は逆走行状
態となる。
5の係止部材5aの突出をスプリングのバネ力によって
制御するものを示したが、これは、摩擦力を利用した摩
擦型遠心クラッチを用いてもよい。
速度が大きくなりクラッチの係止部材が外側に向かって
突出して、クラッチハウジング内の突起と係合されて出
力軸は入力軸と同じ方向に回転するので、入力軸の回転
速度を制御することにより出力軸の回転速度を制御で
き、従って、速度制御が容易に行えるものである。
て強制的に停止させると、遊星ギアは固定状態の軸支板
上において入力軸とは逆回転するので、クラッチハウジ
ングは入力軸の回転方向とは逆方向に回転し、従って、
出力軸は入力軸とは逆方向に回転することから、逆転動
作を簡単な構造によって行えると共に部品点数が少ない
ことから故障の恐れが少なく、かつ、小型化が容易であ
る等の効果を有するものである。
分解斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動源の駆動力によって回転する人力軸
の先端に固定された太陽ギアと、該太陽ギアと噛合され
る複数個の遊星ギアと、前記入力軸が挿通されると共に
前記遊星ギアの回転軸の一端を軸支する軸支板と、前記
各遊星ギアの他の軸が軸支されると共に高速回転するこ
とにより係止部材が遠心力により外側に向かって突出さ
れる遠心クラッチと、前記遊星ギアが噛合されるリング
ギアおよび前記遠心クラッチの係止部材が当接する突起
が形成され、かつ、出力軸が突出されたクラッチハウジ
ングと、前記軸支板の回転を外力によって阻止するスト
ッパ手段とを具備したことを特徴とする駆動力伝達機
構。 - 【請求項2】 前記遠心クラッチと前記クラッチハウジ
ングとは、遠心クラッチの係合部材とクラッチハウジン
グの突起との当接によって連結されることを特徴とする
請求項1記載の駆動力伝達機構。 - 【請求項3】 前記ストッパ手段は、前記軸支板の外周
面に突出した係止突起に外部操作によって当接されるス
トッパ手段であることを特徴とする請求項1記載の駆動
力伝達機構。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4783195A JP2769607B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 駆動力伝達機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4783195A JP2769607B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 駆動力伝達機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08219251A JPH08219251A (ja) | 1996-08-27 |
JP2769607B2 true JP2769607B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=12786309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4783195A Expired - Fee Related JP2769607B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 駆動力伝達機構 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2769607B2 (ja) |
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1995
- 1995-02-13 JP JP4783195A patent/JP2769607B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08219251A (ja) | 1996-08-27 |
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