JPH0614101Y2 - 遊星歯車式変速装置 - Google Patents

遊星歯車式変速装置

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JPH0614101Y2
JPH0614101Y2 JP1560388U JP1560388U JPH0614101Y2 JP H0614101 Y2 JPH0614101 Y2 JP H0614101Y2 JP 1560388 U JP1560388 U JP 1560388U JP 1560388 U JP1560388 U JP 1560388U JP H0614101 Y2 JPH0614101 Y2 JP H0614101Y2
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JP
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planetary gear
spline
ring gear
gear
casing
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JP1560388U
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修 亀田
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案の遊星歯車式変速装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、遊星歯車式変速装置としては、第4図に示すよう
に、入力軸1にサンギヤ2が固定され、出力軸3にキャ
リア4が軸方向に移動可能にスプライン結合され、該キ
ャリア4に、上記サンギヤ2とリングギヤ5とに噛み合
うプラネタリギヤ6が支承され、該リングギヤ5はラネ
タリギヤ6に支持されて、キャリア4,プラネタリギヤ
6,リングギヤ5とで遊星歯車ユニットUを構成してな
るものが提案されている(特公昭62−7419号公報
参照)。
そして、直接駆動時(高速モード)には、遊星歯車ユニ
ットUを図示のように右方向に移動させてリングギヤ5
をフリーとし、プラネタリギヤ6の過回転を防止する一
方、減速比駆動時(低速モード)には、第5図のように
遊星歯車ユニットUを左方向に移動させてリングギヤ5
をケーシング7に錠止し、プラネタリギヤ6を遊星回転
運動させるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、高速モードと低速モードの切換えは、遊星歯
車ユニットU全体を移動させるものであるから、大きな
操作力を必要とし、構造も複雑になるという問題があっ
た。
本考案は上記従来の問題を解決するためになされたもの
で、簡単な構造でプラネタリギヤの過回転を有効に防止
することを基本的な目的とするものでる。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、入力部材と出力部材との間に遊星歯
車ユニットが介設され、切換手段により、上記入・出力
部材間を上記遊星歯車ユニットのギヤ系路をバイパスし
て直接駆動するように切換えると共に、上記入・出力部
材間を遊星歯車ユニットのギヤ系路を介して減速比駆動
するように切換える遊星歯車式変速装置において、上記
遊星歯車ユニットのリングギヤがケーシングに対して回
転自在に支持され、該リングギヤの外周面に係合部が形
成され、上記ケーシングに、減速比駆動時、リングギヤ
の係合部に係合可能な係合部材が設けられていることを
特徴とするものである。
(考案の作用・効果) 本考案は、遊星歯車ユニットのリングギヤを、該リング
ギヤ外周方向のケーシングに設けた係合部材で係止また
は係止解除するようにしたものである。
したがって、係止部材を係止または係止解除操作するだ
けであるから、構造が簡単であり、リングギヤの係止解
除時(直接駆動時)は、リングギヤがフリーとなるの
で、プラネタリギヤの過回転が有効に防止される。
また、係合部材は、変速装置では比較的スペースに余裕
のあるリングギヤの外周位置に設けるものであるから、
この点からも構造が簡単になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細に説明す
る。
第1図に示すように、4輪駆動車の変速装置は、ケーシ
ング11の上部に入力部材として入力軸12と後輪駆動
用出力軸10Aとが配置され、該ケーシング11の下部
に前輪駆動用出力軸10bが配置され、上記入力軸12
と出力軸10A,10Bとの間に、遊星歯車式副変速装
置Aと出力部材としての遊星歯車式差動装置Bとが介設
されて基本構成されている。
第2図に示すように、ケーシング11の軸受(具体的に
図示せず。)で出力軸10Aが回転自在に支持され、該
出力軸10Aと同軸に、ケーシング11の軸受13で入
力軸12が回転自在に支持されている。
上記出力軸10Aの先端部は、入力軸12の軸孔との間
に介設されたニードルベアリング14で回転自在に支持
されている。
上記出力軸10Aには、上記入力軸12に近接して、遊
星歯車式副変速装置Aのサンギヤ15がニードルベアリ
ング16を介して回転自在に嵌合されている。
該出力軸10Aには、上記サンギヤ15に近接してキャ
リア17が回転自在に嵌合されている。
上記キャリア17の外周部にはスプライン17bが形成
され、該スプライン17bは、遊星歯車式差動装置Bの
リングギヤ32とスプライン結合されている。
該差動装置Bは、プラネタリギヤ33が複式(ダブルピ
ニオン式)であり、第1図に示すように、キャリヤ34
に対し、着脱制御(4輪駆動時のみ連結)されるギヤ5
0と上記前出力軸10Bのギヤ51とがチェーン52で
連結され、サンギヤ35が後出力軸10Aに固定されて
いる。
したがって、キャリア17が回転すると、リングギヤ3
2,プラネタリギヤ33,キャリヤ34等を介して前出
力軸10Bが回転されると同時に、リングギヤ32,プ
ラネタリギヤ33、サンギヤ35を介して後出力軸10
Aが回転される。
該キャリア17には、上記サンギヤ15とリングギヤ2
0とに噛み合う複数のプラネタリギヤ18が軸19でそ
れぞれ支承されている。
該リングギヤ20は、ケーシング11にスプライン結合
で固定されたリング部材41,41で回転自在に支持さ
れている。
上記入力軸12の外周にはスプライン12aが形成さ
れ、上記サンギヤ15のフランジ部15bには、該スプ
ライン12aに対峙するスプライン15aが形成され、
入力軸12には、該入力軸12のスプライン12aに常
に噛み合うスプライン21aを有する切換えスリーブ2
1が設けられている。
該切換えスリーブ21のフランジ部21bには、切換ス
プライン21cが形成され、該切換スプライン21c及
び上記スプライン21aは、スリーブ21が図示の直接
駆動位置では、スプライン21cは上記キャリア17の
スプライン17aに噛み合い、スプライン21aはサン
ギヤ15のスプライン15aとは噛み合わず、該スリー
ブ21が図中右方向へ軸方向移動した減速比駆動位置
(二点鎖線参照)では、スプライン21cはスプライン
17aとの噛み合いが外れ、スプライン21aはスプラ
イン15aと噛み合うようになっている。
該切換えスリーブ21には第1シフトフォーク23が係
合され、該第1シフトフォーク23は、上記入・出力軸
12,10A,10Bと平行にケーシング11で摺動自
在に支持されたシフトロッド22に支持されて、該第1
シフトフォーク23に係合する第2シフトフォーク40
の操作でシフトロッド22の切換え摺動により、シフト
フォーク23を介して切換えスリーブ21を、直接駆動
位置と減速比駆動位置とに切換え移動させるようになっ
ている。
一方、上記リングギヤ20の外周面には、第3図に詳細
に示すように所定のピッチで係合凹部20a,…,20
aが形成されている。
該リングギヤ20の外周方向のケーシング11内には、
ケーシング11にボルト42で固定されたブラケット4
3の軸44で係合レバー45が揺動自在に支持されてワ
イヤーバネ46で上揺動方向に付勢され、該係合レバー
45の係合部45aは、下揺動時にリングギヤ20の係
合凹部20aの1つに係合してリングギヤ20の回転を
停止させ、上揺動時に係合凹部20aから抜けてリング
ギヤ20のフリー回転を許容する。
上記シフトロッド22の先端部には、テーパ状のカムロ
ーラ47がコイルバネ48で突出方向に付勢して設けら
れ、該カムローラ47は、シフトロッド22の減速比駆
動位置への切換え摺動時、係合レバー45の操作部45
bに当接して、係合レバー45をワイヤーバネ46の付
勢力に抗して下揺動させる。
上記のような構成であれば、今、第2図の状態では切換
えスリーブ21が直接駆動位置にあり、切換スリーブ2
1のスプライン21cがキャリア17のスプライン17
aと噛み合い、スプライン21aとサンギヤ15のスプ
ライン15aとの噛み合いは外れている。
また、係合レバー45はワイヤーバネ46で上揺動さ
れ、係合部45aがリングギヤ20の係合凹部20aか
ら抜けている。
したがって、入力軸12の回転力は、切換スリーブ21
→キャリア17→リングギヤ32等→出力軸10A,1
0Bに直接伝達され、出力軸10A,10Bが高速モー
ドで回転される。
この直接駆動時、リングギヤ20はケーシング11に対
してフリーとなるので、プラネタリギヤ18の過回転が
有効に防止されるのである。
次に、第1,第2シフトフォーク23,40で切換えス
リーブ21を第2図の右方向へ軸方向移動させて減速比
駆動位置に切換えると、切換えスリーブ21のスプライ
ン21cとキャリア17のスプライン17aとの噛み合
いが外れ、第2図に二点鎖線で示すように、スプライン
21aがサンギヤ15のスプライン15aと噛み合う。
また、シフトロッド22のカムローラ47で係合レバー
45が下揺動され、第2図に二点鎖線で示すように、係
合部45aがリングギヤ20の係合凹部20aの1つに
係合する。なお、係合レバー45aがリングギヤ20の
外周に乗り上げてもキャリヤ17の回転に伴うプラネタ
リギヤ18の回転でリングギヤ20も回転され、その回
転の初期にリングギヤ20の係合凹部20aに係合する
ようになる。
したがって、リングギヤ20は係合レバー45でケーシ
ング11に対して固定されることになるから、入力軸1
2の回転力は、サンギヤ15→プラネタリギヤ18→キ
ャリア17→リングギヤ32等→出力軸10A,10B
に減速伝達され、出力軸10A,10Bが低速モードで
回転される。
この直接駆動と減速比駆動との切換えは、シフトフォー
ク23,40で切換えスリーブ21を往復移動させ、係
合レバー45を揺動させるだけであるから、操作力が軽
くスムースに切換え操作ができる。
また、リングギヤ20の係止手段である係合レバー45
は、リングギヤ20の外周方向の比較的スペースに余裕
のあるケーシング11内に組込まれるので、遊星歯車ユ
ニット周辺の構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る遊星歯車式変速装置の要部断面側
面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3図は第2
図の要部正面図、第4図は従来の遊星歯車式変速装置の
直接駆動時の断面図、第5図は第4図の減速比駆動時の
要部拡大断面図である。 10…出力軸、11…ケーシング、 12…入力軸、15…サンギヤ、 15a…スプライン、17…キャリア、 17a…スプライン、18…プラネタリギヤ、 20…リングギヤ、20a…係合凹部、 21…切換えスリーブ、 34…キャリヤ(出力部材)、 21a,21c…スプライン、 45…係合レバー、45a…係合部、 47…カムローラ、 A…遊星歯車式変速装置、 B…遊星歯車式差動装置(出力部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力部材と出力部材との間に遊星歯車ユニ
    ットが介設され、切換手段により、上記入・出力部材間
    を上記遊星歯車ユニットのギヤ系路をバイパスして直接
    駆動するように切換えると共に、上記入・出力部材間を
    遊星歯車ユニットのギヤ系路を介して減速比駆動するよ
    うに切換える遊星歯車式変速装置において、 上記遊星歯車ユニットのリングギヤがケーシングに対し
    て回転自在に支持され、該リングギヤの外周面に係合部
    が形成され、上記ケーシングに、減速比駆動時、リング
    ギヤの係合部に係合可能な係合部材が設けられているこ
    とを特徴とする遊星歯車式変速装置。
JP1560388U 1988-02-08 1988-02-08 遊星歯車式変速装置 Expired - Lifetime JPH0614101Y2 (ja)

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JP1560388U JPH0614101Y2 (ja) 1988-02-08 1988-02-08 遊星歯車式変速装置

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Publication Number Publication Date
JPH01119960U JPH01119960U (ja) 1989-08-14
JPH0614101Y2 true JPH0614101Y2 (ja) 1994-04-13

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