JPH035282A - 農用作業車における操縦装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、コンバインや運搬車等の農用作業車において
使用されている操′＃１装置で、左右走行装置の内一方
の駆動を停止して旋回させる信地旋回と、左右走行装置
を互いに逆回転させてその場で旋回する超信地旋回とを
適宜に変更出来るようにした操縦装置に関する。

（従来技術） 信地旋回と超信地旋回とを行う農作業車の操縦装置は、
例えば、実開昭５５−１６１６６０号公報に記載されて
いる。

この構成では、左右一対の操向レバーのガイド溝に信地
旋回用溝と超信地旋回用溝とを設け、方の操向レバーを
どちらかのガイド溝内へ移動することによって、旋回方
法を借地旋回あるいは超信地旋回に変更するようにして
いる。

（発明が解決しようとする課題） 高速走行を行いながら超信地旋回を行うと、機体が急激
に旋回して不安定となって危険である。

このため、前記の操縦装置では、変速レバーを高速走行
位置にすると超信地旋回用溝内へ操向レバーを移動でき
ないように超信地旋回用溝内にストッパーが介入する構
成となっている。

この構成では、高速走行時に失念により操向レバーを超
（ε地旋回用溝内へ移動させようとする場合があり、強
い力で操向レバーを操作するとストッパーが押し除けら
れて超信地旋回状態となることがあり危険である、又、
低速走行時において、超信地走行のつもりで誤って信地
旋回用溝へ操向レバーを移動して思わぬ大回りをする場
合がある。

そこで、本発明では、信地旋回と超信地旋回とで操向レ
バーの回動操作方向を変えることなく、旋回方法切換レ
バーを超信地旋回側に切り換えた低速走行時には必ず超
信地旋回となるようにすることで安全な操縦が行えるよ
うにするものである。

（課題を解決するための手段） そこで、本発明では次の如く構成した。

信地旋回と超信地旋回とを適宜選択可能な農用作業車の
操縦装置において、変速レバー１の低速域での変速操作
を行う低速ガイド清２と高速域での変速操作を行う高速
ガイド溝３とを別個に設けると共に両溝２．３との間を
連通ずる高低速切換ガイド溝４を設け、操向レバー５．
６による信地旋回と超信地旋回とを切り換える旋回方法
切換レバー７の切換操作に連動して超信地旋回時に変速
レバー１の高速ガイド溝３への移動を阻止する阻止具８
を設けて構成した。

（発明の作用及び効果） 旋回方法切換レバー７を信地旋回側にしておけば阻止具
８は変速レバー１の高速側への回動変速操作を妨げるこ
となく、変速レバー１を高低速切換ガイド溝４内を移動
して高速走行に変速でき、低速走行あるいは高速走行状
態で操向レバー５゜６を操作して信地旋回が可能で、旋
回方法切換レバー７を超信地旋回側にすれば変速レバー
１を高低速切換ガイド溝４内を移動して高速ガイド／ａ
３内での変速操作を行うことを阻止具８が妨げて、低速
ガイド溝２内でのみの変速を可能とし必ず低速走行で超
信地旋回を行うことになる。この信地旋回と超信地旋回
時の切換えは、操向レバー５゜６の操作方法を変更する
ものではないので、同一の旋回操作で行え、作業者がと
まどうことが無い。

（実施例） 次に、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
。

変速用ギヤボックス１０の内部構造は、第７図に示す如
く、従来構造と路間−である。

一端をギヤボックス１０から突出させた入力軸１１の突
出側軸端には原動ａ（図示省略）からベルトで動力を入
力するプーリ１２を固着し、この入力軸１１のギヤケー
ス１０内には、シフトギヤ１３．１４をスプライン嵌合
によって軸方向へスライド可能に設け、シフトロッド１
５の回動と軸方向スライドによって２つのシフター１６
．１７の一方を介してシフトギヤ１３．１４の一方を中
間軸１８．１９のギヤ２１，２２．２３．２４へ適宜に
噛み合わせて、前進１速（Ｆｌ）、前進２速（Ｆ２）あ
るいは後進１速（Ｒ１）、後進２速（Ｒ２）に走行速度
を変更するようにする。２つの中間軸１８．１９は、ギ
ヤ８０．８１の噛み合わせで動力の伝動を行っている。

中間軸１９のギヤ２５はサイドクラッチ軸２６に外嵌し
た中央ギヤ２７と噛み合って動力を伝達し、この中央ギ
ヤの両側でサイドクラッチ軸２６に外嵌したサイドクラ
ッチギヤ２８，２９は、ギヤケース１０から左右に突出
させた出力軸３０３１の軸端に固着したホイルギヤ３２
．３３に噛み合わせ、軸方向への摺動によって中央ギヤ
２７と噛み合った動力伝動状態と、噛み合いが外れた中
立状態と、外側の固定爪３４．３５と噛み合って回転停
止状態とになるようにしている。

このサイドクラッチギヤ２Ｂ、２９は常時中央ギヤ２９
と噛み合っており、操向レバー５．６と連動する作動軸
４５．４６を回動操作することで上記３状態に切り換え
られる。一方の出力軸３゜にはギヤ３６を固着し、この
ギヤ３６と順次噛み合うギヤ３７．３８で反転用軸３９
へ動力を伝動し、他方の出力３１にはギヤ４ｏを固着し
、このギヤ４０と噛み合ったギヤ４１と反転用クラッチ
４２を介して反転用軸３９へ動力を伝達するようにして
いる。

反転用クラッチ４２は常時クラッチ切の状態に保持され
、反転クラッチ作動軸４７の回動でクラッチ人の状態と
なる。

出力軸３０．３１の突出端側には、接地走行するクロー
ラに係合するホイルスプコケソト４３４４を固着してい
る。

４８はブレーキドラムで、左右の出力軸３０゜３１の回
転を同時に停止させる。

通常の信地旋回を行う操向時には、反転用クラッチ４２
を切にして一方の出力軸３０と他方の出力軸３１の回転
が無関係となる状態にしておいて、サイドクラッチギヤ
２８．２９の一方を大切して出力軸３０．３１の一方を
停止させて旋回を行うのである。

超信地旋回を行う場合には、例えば、一方のサイドクラ
ッチ２９のみを中立状態として反転用クラッチ４２を人
にすれば、出力軸３０の回転が反転用軸３９を介して出
力軸３１に伝達され出力軸３１が反対方向に回転するこ
とになって、その場で旋回する超信地旋回となる。

次に、ギヤボックス１０内のサイドクラッチギヤ２８．
２９と反転用クラッチ４２の操作系統にについて説明す
る。

まず、変速操作部は、第１図と第２図に示す如く、シフ
トロッド１５にピン５１で変速操作レバー１を取り付け
ている。

この変速操作レバー１はその稈身の中間部をガイドロフ
ト５２．５２で挟み込み、上端側をガイド板５３から突
出させている。ガイド板５３には低速前進（Ｆｌ）と低
速後進（Ｒ１）を切り換える低速ガイド溝２と高速前進
（Ｆ２）と高速後進（Ｒ２）を切り換える高速ガイド溝
３が高低速ガイド溝４で連通したＨ型のガイド溝５４を
設け、変速操作レバー１のガイトロ７ド５２に沿うシフ
トロッド１５の回動で低速側と高速側に切換り、ガイド
ロッド５２を支点としてシフトロッド１５を軸方向にス
ライドすることで低速側あるいは高速側で前進と後進に
切り換わる。

尚、低速ガイド４２と高速ガイド溝３内での変速は、前
後進のみでなく、前進を２段あるいは３段にすることも
可能であるが、低速ガイド溝２内での変速は、超信地旋
回を行うため、走行速度が乗用型で２ｋｌＩハ、歩行型
で１．６ｋＩｌハまでの速度とするのが適当である。

シフトロッド１５の近傍には、該シフトロッド１５と平
行に支軸５５を回動可能に横架している。

この支軸５５には、変速操作レバー】に突設した係止ピ
ン５６に当接して変速操作レバー１の高速ガイド溝３内
への回動を阻止するＬ字状捧からなる阻止具８と旋回方
法切換レバー７に連結するブラケット５７及び、操向レ
バー５．６の旋回方法変更機構６０に連結する連結杆５
８を枢支するブラケット５９を突設している。ブラケッ
ト５７は、連結具６１とワイヤー５０とで旋回方法切換
レバー７に連結し、該旋回方法切換レバー７を超信地旋
回側（ＱＴ）に回動すれば、阻止具８が変速レバー１の
係止部５６に係合して高速ガイド溝３への変速を不能と
する位置となり、借地旋回側（ＮＴ）に回動ずれば、阻
止具８が変速操作レバー１の係止部５６から離れて変速
操作レバー１の高速ガイド溝３内への回動に支障のない
位置となるようにしている。

操向レバー５．６の旋回方法変更機構６０は、第３図乃
至第６図に示す如く、サイドクラッチギヤ２８．２９と
逆転クラッチ４２との作動を操向レバー５．６に適宜に
連動状態を変更して連動連結するａ構である。

サイドクラッチギヤ２Ｂ、２９を作動させるサイドクラ
ッチ作動軸４５．４６の軸端には先端にローラ６２を枢
着したアーム８４をｌ１ｆｆｉｆＦＬ、ローラ６２を信
地旋回用カム６３あるいは超信地旋回用カム６４が押圧
することでギヤケース１０内のサイドクラッチ２８．２
９を作動させて伝動状態、中立状態、回転停止状態とな
る。

信地旋回用カム６３と超信地旋回用カム６４とは、サイ
ドクラッチ作動軸４５．４６の近傍に立設したカム軸６
５．６６に遊嵌している。このカム軸６５．６６には、
操向レバー５．６に連結したカム作動具６７とカム切換
板６８も共に遊嵌し、圧縮ばね６９で信地旋回用カム６
３と超信地旋回用カム６４とを下方に押し下げ、最下位
置で超信地旋回用カム６４がカム作動具６７とサイドク
ラッチ作動軸４５．４６のローラ６２と当接して作動し
、切換板６８の上方への移動で信地旋回用カムロ３がカ
ム作動具６７とローラ６２と当接して作動する。

カム作動具６７は、２つの操向レバー５．６にそれぞれ
ワイヤー７５で連結している。

切換板６８の上下移動は、前記の旋回方法切換レバー７
の動きと連動した支軸５５に連結した連結杆５８をギヤ
ボックス１０上へ固定したブラケット７０へ回動自在に
横架した連動軸７１に連結し、この連動軸７１から延設
したアーム７２の先端に固着したビン７３をさらに切換
板６８に固着して、旋回方法切換レバー７の動きで上下
するようにしている。

超信地旋回用カム６４のローラ６２と当接する端面ば、
ローラ６２側への突出量が少なく、サイドクラッチギヤ
２Ｂ、２９を伝動状態から中立状態まで移動させる。又
、信地旋回用カム６３のローラ６２と当接する端面ば突
出量が多く、サイドクラッチギヤ２Ｂ、２９を伝動状態
から中立状態、さらに回転停止状態まで移動させる。

８２．８３は、信地旋回用カム６３あるいは超信地旋回
用カム６４が作動状態すなわちローラ６２と当接して押
している位置となっている場合に、作動中に切り換わる
のを防ぐ切換阻止板である。

超信地旋回用カム６４には、ビン７４を突設し、このビ
ン７４を逆転クラッチ作動軸４７と連結した連結杆８５
の長穴８６に嵌合させている。

従って、第４図に示す如く、例えば、一方の操向レバー
５を操作してカム作動具６７で超信地旋回用カム６４を
回動すると、まず、サイドクラッチ作動具４５が回動し
てサイドクラッチギヤ２８が中立状態となりさらにカム
６４を回動させることでサイドクラッチギヤ２８が中立
状態のままで反転用クラッチ作動軸４７が回動して反転
用クラッチ４２を入り状態として一方の出力軸３１の回
転が反転軸３９を介して他方の出力軸３０を逆回転させ
て超信地旋回となるのである。

又、カム作動具６７が信地旋回用カム６３と当接する状
態では、第５図に示す如く、サイドクラッチ作動軸４５
のみを大きく回動してサイドクラッチギヤ２８を停止状
態にして信地旋回となるのである。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の一実施例を示すもので、第１図は一部の
側断面図、第２図は一部の平面図、第３図は平面図、第
４図は一部の平断面図、第５図は一部の平断面図、第６
図は一部の側面図、第７図はギヤボックスの動力伝動系
統を示す簡略展開図である。 １・・・変速レバー　　　　２・・・低速ガイド溝３・
・・高速ガイド溝　　　４・・・高低速切換ガイド溝５
．６・・・操向レバー　　７・・・旋回方法切換レバー
８・・・阻止具 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 信地旋回と超信地旋回とを適宜選択可能な農用作業車の
   操縦装置において、変速レバー１の低速域での変速操作
   を行う低速ガイド溝２と高速域での変速操作を行う高速
   ガイド溝３とを別個に設けると共に両溝２、３との間を
   連通する高低速切換ガイド溝４を設け、操向レバー５、
   ６による信地旋回と超信地旋回とを切り換える旋回方法
   切換レバー７の切換操作に連動して超信地旋回時に変速
   レバー１の高速ガイド溝３への移動を阻止する阻止具８
   を設けてなる農用作業車における操縦装置。